AIサービス研究会

第28回 AIサービス研究会
生成AIにおける産業活用の可能性 実施報告

日時

2024年11月27日(水) 15:00〜16:30

会場

Webセミナー(Zoomウェビナー)

講演内容

タイトル

生成AIにおける産業活用の可能性

講師

日本電気株式会社 AIテクノロジーサービス事業部門/生成AI事業開発統括部
シニアエバンジェリスト
野口 圭 様
(NEC DX Missionary 野口圭氏)

講演概要

本講演では、生成AIがもたらす産業活用の可能性について解説されました。生成AIは計算コスト、情報伝達コスト、知的創造コストの削減を通じ、限界費用ゼロの実現を目指す革新技術として注目されています。2024年は試用段階から実用化へと進展する年であり、企業の生産性向上、人口減少への対応、国際競争力強化といった課題に対するソリューションとして期待されています。

NECでは生成AI「cotomi」を活用し、営業DXやプロジェクト進捗管理、ナレッジ共有などで大幅な業務効率化を実現しています。また、自治体との連携事例として、相模原市では議会答弁生成AIを活用した業務効率化、北九州市では会計事務対応を対象とした生成AIの実証プロジェクトを紹介しました。これらの取り組みにより、自治体業務の効率化と職員の負担軽減が実現されています。

さらに、製造業や人事分野での具体的なユースケースや技術デモも紹介され、品質管理や在庫管理、採用プロセスの効率化など多岐にわたる生成AIの応用可能性が示されました。NECは今後も、生成AIを基盤とした社内外での価値創出を推進していくことを紹介されました。

Q&A

Q: 2021年の内閣府の調査「AI社会実装の現状把握に関する調査結果概要」では、日本のAI導入に対する障壁として6点を挙げています。
その中で、日本の国民性や文化に関係すると思いますが、日本企業では、
C 品質への要求の高さ : 100%の精度を実現できないものを本番導入する敷居が高い。
C業務プロセス変更への抵抗感 : AIサービスに合わせて業務プロセスを変更することが海外と比較して難しい。
があげられています。これらについて、どのように考えられますか。克服していくために何かお考えはありますか。

資料

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講演模様

  • 講師:NEC DX Missionary 野口圭様

本件問合せ先

ASPIC事務局
E-mail:seminar@aspicjapan.org
TEL:03-6662-6591