第11回 医療・介護クラウド研究会
「オンライン診療の現状と今後の展望」
講演テーマ・内容
テーマ
「オンライン診療の現状と今後の展望」
講師
株式会社メドレー
代表取締役医師 豊田 剛一郎様
講演概要
平成30年度の診療報酬改定で「オンライン診療料」等が新設され、現在オンライン診療は外来、入院、訪問診療に次ぐ、「第4の診療形態」として注目を集めております。
株式会社メドレーでは、平成28年よりオンライン診療システム「CLINICS」の提供を開始。平成30年9月現在、全国約1000医療機関に導入されており、日本のオンライン診療領域をリードしてきましたが、本年の診療報酬改定により、それまで多く活用されていた小児科や精神科などでの診療が大きく制限されることになりました。
そこで通院負担の軽減による治療継続率の向上や医師リソースの有効活用など、オンライン診療が秘めている可能性は大きく、幅広い診療科で患者のために活用できる環境づくりが求められており、これらの内容につきましてご紹介いただきます。
プログラム
- 開会挨拶
- 16:00〜16:10
- ご講演
- 16:10〜17:30
- 質疑応答
- 17:30〜18:00
- 名刺交換会
- 18:00〜18:30
質問事項
- 処方箋の電子化の場合のコストについて
- オンライン診療とかかりつけ医との関係について
- 海外のオンライン診療の現状について
- 患者データの集約について
- クラウドサービス利用に消極的な医者への対応について
- オンライン診療の普及促進のためのハードルについて
- オンライン診療における誤診について
- PHRの考え方について
- 処方箋の宅配について
- オンライン診療と触診・打診・聴診との関係について
- 医療国民皆保険におけるコスト意識について
アンケート評価
総合評価
「大変満足・満足」が95%と大変高い評価をいただきました。
評価コメント
- ① オンライン診療について
- オンライン診療の現状がよく理解できた。
- オンライン診療のバックグランドが理解できた。
- オンライン診療の必要性が理解できた。
- オンライン診療の事例や導入の患者メリットが理解できた。
- オンライン診療のセカンドオピニオンへの使用例が参考となった。
- ② 電子処方箋について
- 電子処方箋をめぐる国の取り組みが理解できた。
- 電子処方箋の現状と課題をズバリ指摘され大変分かり易かった。
- ③ 医療保険制度について
- 医療制度の全体動向が理解できた。
- 日米比較に基づいた日本の医療制度の問題点が理解できた。
- 医療制度に対する医師・ITベンダー双方の観点から本質的な意見がうかがえた。
- ④ その他
- 脳外科医としての臨床経験がリアルにうかがえた。
- 患者主体的にかかわることにハッとさせられた。
会場
スタンダード会議室 五反田ソニー通り店 4階C会議室
開催日時
平成30年11月20日(火) 16:00〜18:30
参加者
31名
本件問合せ先
ASPICクラウド研究会事務局 阿部、花岡
E-mail: seminar@aspicjapan.org
TEL:03-6662-6591