第30回 ICT政策研究会
令和7年版情報通信白書について 実施報告
日時
2025年8月29日(金) 15:00〜16:40
主催
ASPICセミナー事務局
講演内容
タイトル
「令和7年版情報通信白書について」
講演者
総務省 情報流通行政局
情報通信経済室長 加藤 悠介 様
講演概要
第T部「特集」では、生成AIの急速な進展や小型高性能モデルの登場、日本における研究開発や利活用の課題が示された。さらに、偽・誤情報の拡散やサイバー攻撃の増加といったリスクに対し、国際的な連携が必要であることが説明された。
第U部では、ICT産業の市場規模や経済的インパクトが紹介された。2023年の情報通信産業の名目GDPは57.4兆円に達し、国内全体の約1割を占めており、日本経済をけん引する存在であることが示された。また、クラウドサービスの利用率は過去10年で倍増し、企業活動の基盤として完全に定着していることが明らかにされた。AI市場についても急速な拡大が続いており、特に生成AIの実用化が多方面に波及している状況について説明された。
国際比較の視点からは、米中を中心とする海外プラットフォーム事業者の台頭が鮮明となる一方で、日本企業の存在感が低下し「デジタル赤字」が拡大している現状が報告された。
質問・コメント
次のような質問&コメントがありました。
C:今後は日本企業の強みや成功事例など、明るい話題も盛り込んでほしい。
講演模様
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総務省 加藤 悠介様
講演資料
本件問合せ先
ASPICセミナー事務局
E-mail:seminar@aspicjapan.org
TEL:03-6662-6591