クラウドIoT研究会

第37回マーケティング研究会 兼 第30回クラウドIoT研究会 兼 第21回 AIサービス研究会
【アワード部門総合グランプリ受賞特別研究会】実施報告

アワード2022で、部門総合グランプリを受賞されたサービスの責任者の方に、サービスの概要紹介だけでなく、詳細な特徴や開発に至った経緯、開発の苦労話等を講演していただきました。

日時

2023年2月8日(水) 15:00〜17:10

主催

ASPICセミナー事務局

講演1 【IoT部門 総合グランプリ】 ロケーションプラットフォーム EXBOARD for Office
富士通株式会社

タイトル

「Hybrid Workの浸透に伴う新たな課題とEXBOARDの活用について」

講演者

富士通株式会社 
Digital Solution事業本部 スマートワークソリューション事業部
ソリューション部 マネージャー 遠藤 敏行 様

概要

働き方改革やコロナ禍の影響により急速にHybrid Workが浸透しています。
業務は時間や場所にとらわれないワークスタイルに変化し、オフィスは個人ワークの場からコラボレーションの場へ、固定席からフリーアドレスへ変化しています。このオフィスの変化に伴い「仕事相手を探すのに手間と時間がかかる」、「オフィスの利用状況や混雑状況がわからない」など新たな課題が見えてきました。
講演では、EXBOARDを活用してどのように課題を解決するか、EXBOARDの機能や特徴を解説すると共に、活用による効果について説明されました。

質問・コメント

次のような質問がありました。

  1. Q1:プライバシーの保護に関する意見は社内にありましたか?
  2. Q2:時系列アトリビューション解析技術とは、どんな技術ですか?

講演2 【支援業務系ASP・SaaS部門 総合グランプリ】
渡したファイルが”あとから”消せる、世界ではじめてのIRM “FinalCode” デジタルアーツ株式会社

タイトル

「渡したファイルが“あとから”消せる、魔法のソリューション『FinalCode』のご紹介」

講演者

デジタルアーツ株式会社 マーケティング部
『FinalCode』プロダクトマネージャー 保屋松 彩佳 様

概要

ファイルの電子化が進み便利になる一方で、情報漏洩のインシデントも増加しています。外部攻撃による情報漏洩をはじめ、内部不正や人的ミス、サプライチェーンからの漏洩と、漏洩のリスクは多岐にわたり、企業はそれらから守るための対策を講じなければなりません。講演では、デジタルアーツ株式会社より提供しているIRMソフトウェア『FinalCode』『FinalCode』の機能や導入されている事例含め、『FinalCode』で実現しているファイルセキュリティについて説明されました。

質問・コメント

次のような質問がありました。

  1. Q1:渡したファイルをコピーされたら、消せないのではないか?
  2. Q2:FinalCodeはファイルの管理でメールアドレスとアクセス者の位置としてIPアドレスなどを利用しているが、どのような形で管理しているのか?

講演3 【AI部門 総合グランプリ】 Smart Data Platform Node-AI(ノードエーアイ)
NTTコミュニケーションズ株式会社

タイトル

「AIで課題解決を行うための3つの壁と、Node-AIで目指すユーザの自走」

講演者

NTTコミュニケーションズ株式会社 イノベーションセンター/テクノロジー部門
プロダクトマネージャー 切通 恵介 様

概要

AIは近年様々な業界に広まり、業界課題、社会課題を解決する技術としてその重要性が高まっています。AIを用いた自社課題の解決を行う企業・団体が増える一方で、導入や施策の実施がうまくいかないという課題もあります。NTTコムでは、全ての企業が自らの手でAIによる持続的な課題解決を実施している世界を目指すというビジョンのもと、ノーコードAI開発ツール「Node-AI」の内製開発を実施し、誰でもすぐに利用できるβ版(https://app.nodeai.io)を公開されています。講演では、AIを用いた課題解決を実現するための壁をスキル、コラボレーション、システムの3方向から整理すると共に、Node-AIを用いてそれをどのように解決するか、またユーザがAIの活用を自走するためのユーザ向けのAI人材育成施策を解説されました。

質問・コメント

次のような質問がありました。

  1. Q1:AI投資のROI測定能力を測るキーポイントは、どんなところにあると思いますか? 経営陣のリテラシーの問題もありますか?
  2. Q2:AIプロジェクトの着手から最初のカットオーバーまで、どの程度の学習期間が必要なのでしょうか?例えば、本日お話あった化学プラントのオペーレーションではどうなのでしようか?
  3. Q3:NodeAIを使った場合と使わなかった場合で、どの程度の期間短縮、コスト削減が可能だとお考えでしょうか?
  4. Q4:海外へのリリース展開も予定していますか?
  5. Q5:AI運転によるプラントのサイバーセキュリティ対策は、どのように考えていますか?

講演模様

  • 富士通
    遠藤様

  • デジタルアーツ
    保屋松様

  • NTTコミュニケーションズ
    切通様

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本件問合せ先

ASPICセミナー事務局
E-mail:seminar@aspicjapan.org
TEL:03-6662-6591