マーケティング研究会

第40回マーケティング研究会
【総務大臣賞受賞記念特別研究会】
「RevCommのクラウドサービスが描く未来」実施報告

日時

2024年12月18日(水) 15:00〜17:00

会場

Webセミナー(Zoomウェビナー)

講演内容

タイトル

RevCommのクラウドサービスが開く未来

講師

株式会社RevComm CTO
平村 健勝 様

講演概要

株式会社RevCommが提供するクラウドサービス「MiiTel」は、ビジネスコミュニケーションを革新する画期的なツールです。その多機能性と独自性から、第18回ASPICクラウドアワード2024で総務大臣賞を受賞したことに納得しました。講演では、「MiiTel」がどのように音声データを蓄積・解析し、業務効率化や売上向上に貢献しているのかが紹介されました。

「MiiTel」は電話、Web会議、対面会議といった多様な会話を収集・解析し、AIを駆使して感情分析や商談成功要因の特定を行います。生成AIを活用した議事録の自動作成やダッシュボードによる可視化機能は、企業にとって即効性のある価値を提供します。また、すべての基幹技術を内製化し、他社を凌ぐ高精度な音声認識を実現している点も大きな魅力です。これらの要素により、単なる音声ツールを超えた戦略的データ資産化が可能になっています。

開発においても多くの挑戦がありました。2億回以上の音声データを蓄積し、筑波大学や九州工業大学との共同研究を通じて音声感情認識技術を強化した点は特筆すべき成果です。また、インドネシア市場への進出では、文化や規制への適応が必要でしたが、これを乗り越え300社以上への導入に成功しています。

さらに、今後の戦略として、RevCommはアジアや北米市場への拡大を視野に入れています。生成AIを活用した更なる付加価値の提供や、コスト削減・業務効率化を通じて、ユーザー企業と共に成長する姿勢が強調されていました。このような未来志向の取り組みは、クラウドサービス業界における新たな可能性を切り拓くと感じます。

講演を通じて、「MiiTel」が単なる技術製品に留まらず、社会的意義を持つ革新性のあるサービスであることを実感しました。総務大臣賞の受賞は、その価値を証明するものであり、RevCommのさらなる活躍に期待が高まります。

Q&A

Q1:Globalに3拠点ございました。インドネシアは顧客にサービス提供されているご説明もありました。各拠点の業務分担やその背景はどのようになってますでしょうか。(差し支えない範囲で)

Q2:非常に高い音声認識技術が実現できている主要因は何でしょうか。また外国語音声をきちんと文字おこしできている要因についても教えてください。

Q3:ブラウザの拡張機能に実装したというお話がありましたが、そんなアプローチで適用分野が大きく広がる可能性があるのでしょうね。

講演資料

後援者の希望により研究会参加者に限定して配布。

講演模様

  • (講師)株式会社RevComm 平村 健勝 様

本件問合せ先

ASPIC事務局
E-mail:seminar@aspicjapan.org
TEL:03-6662-6591