第15回 オープンデータ研究会
「分野間データ連携に係る国内外の動向と今後の展望」実施報告
日時
3月1日(水) 15:00〜16:30
講演内容等
テーマ
「分野間データ連携に係る国内外の動向と今後の展望」
概要
企業の商品開発やAI強化のための学習には、企業や業界を越えたデータの収集と活用が重要であること言うまでもありません。内閣府SIP事業では、分野横断でデータ基盤間を連携させる技術(CADDE)の研究開発及び社会実装を推進してきました。本講演では、CADDEの特長と分野間データ連携のユースケースを紹介するとともに、海外の類似の取組であるGAIA-Xとの関係を説明します。
また、デジタル田園都市国家構想を追い風に、地方でもデータ連携基盤(エリア・データ連携基盤)を構築し、官民でのデータの相互利用による地域課題の解決を目指す動きが見 られます。分野間データ連携基盤(CADDE)とエリアデータ連携基盤との関係についても言及します。
講師
株式会社日立コンサルティング
スマート社会基盤コンサルティング第2本部
シニアマネージャ 向 賢一(むかい けんいち)氏
(内閣府SIP事業のCADDE(分野間データ連携基盤)プロジェクトのプロジェクトメンバー)
略歴
2007年、東京大学大学院理学系研究科卒業後、日立製作所入社。
2015年、日立コンサルティングに移籍し、現職。
これまで、オープンデータや番号制度に関する国内外の動向調査および事業企画、
情報銀行の事業企画などに従事。(一社)データ流通推進協議会 マッチングWG主査。
質疑
次のような質問がありました。
- (1) CADDEについて@データ提供者及びデータ利用者についての資格審査等の仕組みはあるか? A@との関連ですが、無防備なデータ提供は、多くのリスクがあると思いますが、それに対する警告や助言の何かの機能はあるか?
- (2) 民間企業が本システムを利用する方法に関して@サービス開始時期、Aサービス仕様(書)、B問い合わせ先等についてはどうか?
- (3) 民間企業が利用できない場合、所管官庁経由なら可能か?
- (4) 扱う「データ」の範囲に、シミュレータやASP等(ダイナミックデータ)は対象になるか?
- (5) ASP運用事業者のサービスとの連接可能性やデータ計測定義の違い、時間的、空間的補完の必要性についてはどうか?
- (6) 国家間データ流通のために、標準化」ではなく、「コネクタ」を介して各国システムとの連 接は理解したが、実行スピードはどうか?
- (7) 海外との協創・競争の動向の中で、コネクタ接続/標準化に関する現状・予定はどうか?
資料
本件問合せ先
ASPICクラウド研究会事務局(花岡、高橋)
E-mail:seminar@aspicjapan.org
TEL:03-6662-6591
携帯: 090-9151-0377(花岡)