クラウドセキュリティ研究会

第11回 クラウドセキュリティ研究会
クラウド事業者のための「個人情報&営業秘密保護」実践講座

「クラウドセキュリティ研究会」においては、昨年、総務省より公表された「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン」の解説をするなどの活動をしてまいりました。
今回は、クラウド事業者にとっても非常に関心の高い改正個人情報保護法と、不正競争防止法の一部改正(営業秘密保護)について、クラウドと法に関して造詣の深い弁護士の方からご講演をいただく機会を得ました。

開催日時

日程
平成27年11月6日(金)
時間
16:00〜17:30(15:30受付開始)
(17:30〜 意見交換会)

会場

スタンダード会議室 五反田ANNEX店(4階B会議室)
(東京都品川区西五反田2-20-1 第28興和ビル)( 地図はこちら

講演内容

タイトル

クラウド事業者のための「個人情報&営業秘密保護」実践講座
〜まもなく施行される改正個人情報保護法&不正競争防止法一部改正(営業秘密保護関連)への対応実務の解説〜

講師

ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)弁護士
パートナー 松本 慶 様
株式会社NTTデータ経営研究所
エグゼクティブスペシャリスト 三笠 武則 様

講演概要

個人情報保護法の改正と、不正競争防止法の一部改正(営業秘密保護に係る大幅改正)が国会で成立し、来年の施行を待っているところです。
これらの法改正は、個人情報と営業秘密の保護実務に様々な影響を及ぼします。クラウド事業者においても、法改正の趣旨を理解し、適切な対応を取ることが求められます。
本講演では、国内外の事情に精通する松本弁護士が、法改正の趣旨とインパクトについて、直近の情報を含めて解説するとともに、クラウド事業者として留意すべき点についてご紹介しました。

クラウド事業者として留意すべき点
  1. 改正個人情報保護法
    • 5000人要件撤廃(新しいガイドラインで、IaaSやハウジングをどう扱うか)
    • ビッグデータ対応("匿名加工方法"のチェック)
    • 国際化への対応(今後は日本から諸外国への流れもケアする必要あり)
    • 取扱・保管情報の把握、整理(プライバシー・ポリシー、規約、委託契約等を現在の事業と法改正に照らした精査と、個人情報保護委員会規則の継続的なチェックが必要)
  2. 改正不正競争防止法
    • 営業秘密保護強化の方向であるため、他者の営業秘密の保管と自社の営業秘密についての管理指針、管理マニュアルが必要
    • 他者の「営業秘密」を保管する可能性の認識、と「認識可能性」を保つ措置を取るべき
    • 営業秘密、個人情報、特定個人情報を保管し取り扱うかどうかの明確化
    • グローバルな侵害行為、サイバー空間における侵害行為への対応

資料

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