第20回 新技術研究会
「量子コンピュータ開発の現状とクラウドビジネスへのインパクト」
開催日程
令和元年10月11日(金) 16:00〜18:00
開催場所
スタンダード会議室 五反田ソニー通り店 6C
講演内容
タイトル
「量子コンピュータ開発の現状とクラウドビジネスへのインパクト」
講師
大阪大学 名誉教授 井元 信之 様
アジェンダ
- 16:00〜16:10
- 開会挨拶:ASPIC会長 河合 輝欣
- 16:10〜17:10
- ご講演
- 17:10〜17:30
- 質疑応答/意見交換
- 17:30〜18:00
- 名刺交換会
講演概要
IBMやGoogleなどの企業が開発競争を繰り広げている量子コンピュータ。この動作原理と量子情報処理、量子暗号研究について、一般の人にも分かり易く説明して頂き、量子コンピュータの得意分野である、秘密分散や公開鍵暗号、電子署名、ブロックチェーン・ビットコインなどの関連技術の開発現状についてもご説明頂きました。さらに既に始まっている、クラウドサービスに量子コンピュータを活用している事例を紹介いただき、量子コンピュータをめぐる世界情勢と将来展望についても、解説して頂き、質疑応答、意見交換を行いました。
講演資料
主な質問事項・感想等
- 汎用量子コンピュータ(まだできていない)ができれば、どんな問題でも解くことができるが、それまでは、特定の処理モデルでしか演算ができない。
解こうとしている問題が演算できるモデルに当てはめられるかを判断し、そのモデルに当てはめるところが非常に大変である。 - 今後は、量子コンピュータが取り扱えるモデルに展開する必要があるため、量子コンピュータを使うためのコンサルタントのような役割をする企業が現れてくる可能性がある。
- 将来、量子コンピュータが一般のコンピュータのようになってくれば、高速なので古典コンピュータ(現在の一般のコンピュータ)にとって代わる日が来るだろうと考えている。
それまでは量子コンピュータと古典コンピュータの特徴を生かした形で併用していくことになるだろう。 - 量子コンピュータの仕組みと現在の取り組み、そして今後の展望が聞けた。
- 一般の人が使える環境が出来つつあることが分かった。
等
講演模様
本件問合せ先
ASPIC事務局
E-mail: seminar@aspicjapan.org
TEL:03-6662-6591