25年にわたる事業活動実績をもとに会員数も700社を超え、AI・IoT分野への事業拡大を行い、クラウド産業業界の一層の発展、クラウド市場の創造、情報基盤の確立、企業の生産性向上に寄与し、Society5.0の実現に貢献していきたいと思います。本年も積極的な事業展開を行ってまいりますので、ご指導、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
一般社団法人日本クラウド産業協会
(クラウドサービス情報開示認定機関)
会長 河合輝欣
2024年の活動
ASPICはミッション・ビジョンの下、活動の五本柱の推進を軸に活動を行い、その中で会員企業はじめクラウド業界はもとより、国が進めるICT政策推進にも引き続き貢献する。
ASPICでは、「トリプル1000」という取り組みを、国内クラウド業界の新たな目標として打ち出しました。この目標は、次の三つの重要なマイルストーンを含んでいる:
- 会員企業数1000社達成:多様な会員企業との結束を深め、業界全体の協力体制とイノベーションを推進する。
- 登録サービス1000件達成:「アスピック」というプラットフォームを通じて、多岐にわたるクラウドサービスを紹介し、利用者にとっての選択肢を広げる。
- アワードエントリー1000件達成:クラウドサービスのアワードを通じて、革新的な技術とサービスを積極的に表彰し、業界の成長と発展を促進する。
これらの目標達成により、ASPICはクラウド業界のパイオニアとして、さらに社会全体におけるデジタル化の推進力となることを目指す。
活動基本方針
2023年以降に行う新たな事業展開を第W期※とし、クラウドを中心とした社会インフラがSociety 5.0を支えることを目指します。これにより、社会の課題解決、持続可能な社会の実現、および国際社会への貢献を図ります。会員をはじめとするクラウド業界、さらには社会全体の発展と拡大のために、一層の社会貢献を果たしていく所存です。具体的な事業展開としては以下の通りです。
- クラウドサービスを社会インフラシステムとしてさらに発展させる。
- 安心安全なクラウドサービスの推進を一層強化する。
- AIを活用したクラウドサービスの展開を推進する。
- 利用者と事業者の接点を拡大する。
- 新たな事業を創出する。
特に、生成AIと大規模言語モデル(LLM)は社会生活、働き方並びにビジネスの手法を大きく変えようとしており、クラウド事業への影響は不可避であり、如何に取り込むかについて検証することとする。
※ 第W期とは以下の通り
2.クラウドサービス情報開示認定機関の活動(現在、307サービスの認定)
クラウド事業者の認定取得拡大(累積300を越えました)、調達側の制度活用促進
3.利用者向けクラウドサービス紹介サイト(アスピック)の拡充 (現在、636サービス登録)
サイトに登録されたサービスに関心のあるお客様の情報を、サービス提供事業者に紹介
4.第17回ASPIC IoT・AI・クラウド アワード2023の開催
(16年で総エントリー1376サービス、総表彰数774サービス)
最優秀賞は総務大臣表彰予定
5.クラウド研究会活動の充実 (年間20回開催予定)
クラウドに関する政策動向、業界動向(クラウド事業戦略、SaaS成長戦略等)、技術動向(メタバース、AI、IoT、情報セキュリティ等)についての研究会の開催
6.会員ビジネスの拡大・支援
- @会員情報交換会、ビジネスカンファレンス、会員紹介(合計10回開催予定)
- Aクラウドトピックス、ASPICレポート(月刊)、調達情報等の提供(年間100回提供予定)
叙勲受章御礼
この度、総務省のご推薦により、クラウド業界団体の会長として、令和5年春の叙勲において電気通信事業等の功労により「旭日小綬章」受章に際し、ASPIC創立以来24年に亘り、総務省はじめ関係府省庁、大学・学術機関、関連団体、理事・役員・会員の皆様方等多くの関係者のご指導並びにご支援を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。
1999年、ISP(インターネットサービスプロバイダー)の次のビジネスモデルとして、ASP(アプリケーションサービスプロバイダー)が、脚光を浴び、業界唯一の団体として、ASPICを創立し、以降、「ASP・SaaS・クラウドの普及促進と市場拡大」及び「安心安全なクラウドサービスの推進」を2大目標として、業界の発展に取り組んで参りました。
これらの活動に対して2008年ASPICが団体として又、2012年会長の河合が、「情報通信月間 総務大臣表彰」を受賞しました。
お陰様で、現在、会員数750社を超え、我が国を代表するクラウド団体となりました。今後ともクラウド業界の発展を推進する社会的貢献を果たすため、皆様方の更なるお力添えをお願い申し上げます。
ご招待状(PDF:192KB)
式次第と24年の活動成果(PDF:893KB)
実施報告(PDF:1.13MB)