個人向けオンラインストレージに比べた場合のメリットとは? どんなタイプがあって、どれくらいの料金・容量なのか? どんなセキュリティ機能があると安心できるのか? 比較表や特徴・料金一覧などを用いて、図解しながらわかりやすくご紹介していきます。
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法人向けオンラインストレージサービスとは、企業がビジネス利用するための機能や安全性に強みを持つ、インターネット上のストレージサービスのことです。クラウド上でデータをやりとりすることから、「クラウドストレージ」とも呼ばれています。
社内にサーバーを設置する従来型の社内ファイルサーバーと比べた場合、運用負担が少いのが特徴です。「使用量が増えたので容量を増設しないといけない」という場合でも大半はボタン一つで拡張可能。また、インターネット経由で利用できるため、自宅や外出先など社外からでもアクセスしやすいのもポイントです。
オンラインストレージには、無料・安価で利用できる個人向けのサービスもたくさんありますが、それらと法人向けオンラインストレージの違いは「セキュリティ」にあります。容量に関しては個人向けのサービスでも何百GBも格納できるオンラインストレージも存在しますが、「セキュリティ」に関しては法人向けサービスに及びません。
近年では、オンライン上で個人情報を取り扱うことが増えるのに伴い、クラウドサービスにも厳しいセキュリティ・ポリシーが求められるようになっています。今回はセキュリティに優れた法人向けオンラインストレージについて、容量・料金はもちろん、具体的に「どのような機能があると安全なのか、便利なのか」をご紹介していきます。
記事後半には上記のようにタイプ別おすすめサービスの紹介も行っています。今すぐサービス選定に移りたいという方はそちらをご覧ください。
オンラインストレージサービスをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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まず、オンラインストレージを検討する上で特に気になる「料金」「ユーザー数」「ストレージ容量」について、主要サービスを以下のように比較してみました。これから紹介する選び方・比較ポイントと合わせて、サービス選びの参考にしてください。
法人向けオンラインストレージの料金形態は、以下の2つに大別できます。
ユーザー課金タイプでは安価なものでは1人月額1,000円強で利用できるものもあります。ただし、「何ユーザー以上でなければ利用できない」など契約条件を付しているものもあるため注意が必要です。データ容量課金タイプは、月額1、2万円程度で数百GBのストレージを人数制限なしで利用可能です。
ファイルを格納しておくストレージサイズの容量については、ユーザー課金タイプの場合は無制限が多く、逆にデータ容量課金タイプの場合は制限がかかるのが一般的です。容量は1GB・2GB程度のものから、何百GB、更には無制限まで様々です。同じサービスによってもプランによって違いがあるので、確認しておきましょう。
なお、「もっと細かく知りたい」「機能を一覧で比較したい」という方向けに、より詳細に比較可能な機能比較表(計16サービスについて33項目で調査)も用意しています。サービスを比較検討する際の参考にしてください。
以下から比較表をダウンロードできますので、サービス選びにお役立てください。
オンラインストレージ比較表(16サービス)
自社に合ったオンラインストレージの選ぶ上で重要なのは、オンラインストレージの利用目的・範囲です。大きく分けると以下の3つが考えられ、それによっておすすめのタイプも異なります。
以下、「どのような場合が当てはまるのか」「なぜ、そのタイプがおすすめなのか」、わかりやすいように具体例を挙げて説明しています。サービスを選ぶ際の参考にしてください。
たとえば、商品開発プロジェクトなど、利用が「社内の特定の部署・プロジェクトメンバーに限られている」場合や、従業員数が限られた小規模企業の場合などが当てはまります。
この場合、利用人数が限られているため、「1人いくら」もしくは「10人までならいくら・100人までならいくら」という形で課金されるユーザー課金タイプがおすすめです。料金が事前に把握しやすい利点がありますが、「誰を対象にするか」はきちんと考えなければなりません。もれた従業員がシャドーITを行うリスクもあります。
サービス名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
Box | 認証連携や詳細なセキュリティ機能を持つBusinessプランがおすすめ。 | 月額1,800円/ID~ (容量無制限・3ID〜) |
Box over VPN | 閉域網のほか、国内データセンターに限定して保存できるオプションプランあり。 | 月額1,800円/ID~ (容量無制限・5ID〜) |
OneDrive for Business | 容量無制限・データ損失防止機能のついた上位プランあり(月額1,090円)。 | 月額540円/ID~ (1TB/ID) |
Dropbox Business | 他社のプランより割高に思えるが、その分、容量は9TBと破格。 | 月額1,500円/ID~(9TB・3ID~) |
コワークストレージ | NTTが中小企業向けに提供する、安価なオンラインストレージサービス。 | 月額2,750円 (100GB・5ID) |
Fleekdrive | データは国内複数拠点で保管。社外へもアカウントなしでファイル共有が可能。 | 月額1,800円/ID~ (200GB・10ID~) |
たとえば、プロジェクトや部署に限らず、「全社レベルでファイル共有の手段として利用したい」、または「これまで使っていた社内ファイルサーバーをクラウド化したい」といった場合が当てはまります。
この場合、ユーザー数より、データ容量(総量)の範囲で利用するタイプがおすすめです。自社がどれくらいデータをやりとりするか把握でき、月ごとにばらつきがない場合はプランも選びやすいでしょう。一見高めに見えますが、従業員数が多くなるとその分、コストパフォーマンスがよくなるため、中堅・大手企業はおすすめです。
サービス名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
Smooth File | ユーザー数無制限なので全社導入もスムーズ(社外メンバーも含めて無制限)。 | 月額25,000円~ (100GB・ユーザー無制限) |
IMAGE WORKS | 広告宣伝・販促、製造設計など、大容量データを扱う企業に人気。 | 月額15,000円~ |
Fileforce | データーセンター、開発・運用・管理体制まで、こだわりの純国産。 | 月額55,000円~ (1TB) |
Everidays | クラウドらしからぬ操作性が特徴。ビジネスチャット連携などコラボレーション機能豊富。 | 月額8,910円~ (200GB・ユーザー無制限) |
セキュアSAMBA | デスクトップアプリやスマホアプリを使った操作性が特徴。3名までの無料プランあり。 | 月額25,000円~ (300GB・ユーザー無制限) |
中にはユーザー数を問わない(無制限)ものもあり、その場合、「シャドーITを防ぐためにとりあえず全従業員にIDを付与する」という使い方も可能です。ファイルサーバーのクラウド化に関して、詳細を知りたい方は以下の記事をご参照ください。
「クラウド型ファイルサーバー比較14選。クラウド化する2つの方法とは」
たとえば、会社の枠組みを越えたプロジェクトで、パートナーや取引先へファイルを共有したい場合です。
この場合、ポイントとなるのは料金体系もさることながら、「よりセキュアな環境でファイルを効率よく共有できる」ファイル転送に強みを持つサービスを選ぶことです。通信暗号化・ウイルスチェック・IPアクセス制限などのセキュリティ対策、ダウンロード期限管理・上長承認・ログ管理などの内部統制、更にファイル共有のしやすさに長けたサービスを選ぶようにしましょう。
サービス名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
GigaCC ASP | セキュアなファイル転送機能に強みを持ち、Officeファイルなどの共有目的にもおすすめ。 | 月額 12,000円~ (10ID) |
クリプト便 | 多くの国際規格認証取得。大手金融機関の厳格な監査にも対応可能。 | 月額40,000円~ (100通/月20 IDまで) |
Bizストレージ ファイル シェア |
何回、ファイルをやり取りしても定額。最上位プランなら最大1万人利用可能。 | 月額15,000円~ (1GB・1,000 ID) |
Ci Media Cloud | アクセス認証や有効期限など柔軟なセキュリティ設定に対応。ユーザー数無制限で統制管理にも適している。 | 月額38,500円(税込)~ ※法人向けプラン |
なお、共有する頻度が少なければ、オンラインストレージではなく、データを送付するだけのファイル転送サービスでも事足ります。ファイル転送サービスにご興味のある方は以下の記事をご参照ください。
「ファイル転送サービス比較14選。法人向けを図解で紹介(比較表あり)」
「自社にどのようなタイプが向いているのか」大まかにつかめたら、最後は個々のサービスを具体的に比較検討していきましょう。ここでは、サービスによって違いがありそうな「セキュリティ機能」をピックアップして紹介しています。
「どんなシーンで、どんな使い方をするのか」「どんな情報を取り扱うのか」「セキュリティ・ポリシーに合っているか」などの観点で、どのサービスなら自社に必要な機能を搭載しているかチェックしてみましょう。
外部からの不正アクセスを防ぐ機能です。ID・パスワード認証のほか、ワンタイムパスワードなどで追加認証する「2段階認証」、利便性とセキュリティを両立させるなら一つのID・パスワードで複数システムを認証できる「シングルサインオン」などがあります。そのほかには社外からのアクセスを制限する「IPアドレス制限」、アクセスを会社支給のPC・スマホなどに限定する「デバイス認証」などの機能があります。
ファイル・利用者ごとに「誰がどこまでアクセスできるのか」「閲覧のみか編集もOKか」など設定できると、個人情報の持ち出し・流出などが起こりにくくなります。一つひとつ設定するのが手間な場合は「編集者」「アップローダー」など、事前に設定されたアクセス権限を割り振るだけの手軽なものがおすすめです。たとえば、「Bizストレージファイルシェア」は8種類の豊富なアクセス権限に対応。「Ci Media Cloud」はアクセス権限以外にも認証や有効期限など、ワークフロー合わせて柔軟なセキュリティ設定が可能です。
「誰が・いつ・どこからアクセスしたか」「どのような操作をしたか」を記録できるログ管理機能があると、不正持ち出しの抑止力になります。情報漏えいが起こった際も早期の原因究明につながります。たとえば、「GigaCC ASP」は期間・アカウント・ファイルなどの条件に基づき細かくログを検索可能。更に指定した条件に基づいて、定期的にログを取得し、自動出力することもできます。
複数人でファイルを共有していると「誤って上書きしてしまった」という場合も起こります。そんな場合に備えて、変更前のファイルを自動で保管し、好きな時に戻せる「バージョン管理」機能があると便利です。どのサービスも標準搭載する機能ですが、何世代遡れるかはサービスによって異なります。たとえば「Box」はビジネスプランで50世代、エンタープライズプランなら100世代まで履歴を保存可能です。
オンラインストレージの利用は、自社が被災した場合に備えた「BCP対策」の一つとなり得ますが、リスク管理の観点から言えば、それらのクラウド事業者が利用するデータセンターが被災したらどうするのか?それに備えておく「Disaster Recovery(災害復旧対策)」も重要です。サービスを選ぶ際には「物理的に離れた複数拠点のデータセンターを構えているか」なども考慮しておきましょう。
グローバル化の弊害として、サービスに外国資本が入った場合、「情報を開示しなさい」など、その国の政府の意向を無視できずに個人情報が流出してしまう恐れが考えられます。カントリーリスクを避けたいのであれば、たとえば、「Fileforce®」のように、データセンターに限らず開発も運用も、パートナー企業がすべて日本国内に存在する「純国産」を売りにするサービスがおすすめです。
たとえば、「Box over VPN」は、インターネット回線ではなく、限られた利用者のみが利用可能な「閉域網」でファイルにアクセスするため高いセキュリティが期待できます。その他、多段ファイアウォールなどを備え、大手金融機関の厳格な監査にも対応できる、高い堅牢性を誇る「クリプト便」のようなサービスもあります。
「より詳細にオンラインストレージを比較検討したい」という方は、こちらの選び方ガイドがおすすめです。「自社にどんな機能とセキュリティが必要なのか知っておきたい」という方も、参考にしてみてください。
オンラインストレージの選び方 ~必要な機能やセキュリティは何か?~
「1人いくら」もしくは「10人までならいくら・100人までならいくら」という形で課金されるタイプです。社内の特定の部署・プロジェクトメンバーに限られている場合や従業員数が限られた小規模企業などにおすすめです。
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(出所:Box公式Webサイト)
世界中で利用されているアメリカ発のオンラインストレージサービス。日本の販売代理店も数多くあるため、導入時や社内での浸透、トラブル時の対応などに外部の力を借りたい場合はそちらもおすすめ。
セキュリティ面としては、7段階のアクセス権限、変更不可の監査ログ、コスト効率の高い暗号キーの管理、バックアップシステムを備えた複数のデータセンター、信頼性の高い電源、99.9%のSLAと冗長性、ISOのほかに世界各地での認証など、多くの対策が取られている。
スマホやタブレットでも利用可能。クラウド上のファイルをデスクトップ上で操作でき、ローカルファイルと同じように作業できるうえ、クラウド上に自動保存されるため、ハードドライブの容量不足も解消できる。
(出所:Box over VPN公式Webサイト)
上記「Box」をNTTコミュニケーションズ社の閉域網経由で利用することで、よりセキュアにしたサービス。その他、ユーザー毎に7種類のアクセス権限を設定可能、抽出できるログ・セキュリティレポートは60種類、ファイルの保管時にはAES256bitでファイルを暗号化など、各種セキュリティ対策が取られている。
ストレージ容量無制限で、社内だけでなく取引先とのファイル共有や、Salesforce等の各種業務アプリケーションとのシームレス連携が可能。一元保守体制を構築しており、24時間365日受付のヘルプデスクがあるため、トラブル時も迅速に対応できて安心。Box Certified Professional (BCP)資格保有者が在籍しているのも強み。
(出所:One Drive for Business公式Webサイト)
Microsoft社の提供するオンラインストレージサービス。ファイル保存、ファイル共有が可能。一番安いプランでもストレージはユーザー 1人あたり 1TB 以上利用可能。アプリを利用し、スマホやタブレットからも利用可能。Office 365 と統合されており、ファイルをクラウド添付ファイルとして Outlook から直接送信したり、使い慣れたアプリを使用してリアルタイムでの共同編集をしたりすることが可能。プランは年間契約。
Officeアプリが含まれた月額1,360円のMicrosoft 365プランもあり、各種の刷新やこれから新規事業を始める場合などはまとめて利用できてお得。
(出所:Dropbox Business公式Webサイト)
世界50万以上のチームで導入されているオンラインストレージサービス。セキュリティ面では、管理コンソールと監査ログ、きめ細やかな共有権限設定、256 ビットの AES 暗号化と SSL/TLS 暗号化、2 段階認証、デバイス データの遠隔削除など各種対策が取られている。
スマホやタブレットでもアクセス可能。スマートシンクは、ハードドライブの容量を節約できる機能で、利用するとデスクトップから直接アクセスでき、自動的に同期される。最大 180 日間のバージョン履歴や、削除済みファイルの復元機能等、便利な機能あり。
(出所:コワークストレージ公式Webサイト)
最少月額2,750円(100GB/5ID)で利用できる、中小企業向けのオンラインストレージサービス。操作性にも優れており、UIはWindowsエクスプローラーに限りなく近く、デスクトップ・Webブラウザ・モバイル、どのデバイスでも使い慣れた画面で操作可能。フォルダも「社内共有」「個人」「外部共有」を用途によって使い分けることで、手間なく業務効率化を実現。
データは国内のデータセンターで保管するためカントリーリスクを気にする必要なし。フォルダごとに詳細・柔軟な権限設定ができ、その他にも、データの暗号化など、NTT東日本ならではのセキュリティ機能を搭載しているため安心して利用できる。
(出所:Fleekdrive公式Webサイト)
世界190カ国で導入されている、国産のオンラインストレージサービス。誰でも使いやすいUIとモバイルアプリの活用で、就労場所を問わず多様な働き方に対応する。取引先やパートナー企業などへもアカウント不要でファイルの共有が可能。複数人での同時編集やファイル上でのチャット・コメント、ファイルの自動アーカイブ、バージョンの自動更新といった機能も備えている。Salesforceをはじめとした外部システムとも連携でき、業務効率化も期待できる。
ファイルやフォルダごとのアクセス権限の設定、IPアドレス制限、ファイルの暗号化など、セキュリティ対策機能も豊富。データは国内の複数拠点のサーバーで保管するため、万が一の場合も安心。
ストレージのデータ総量によって料金が定まるタイプです。自社がどれくらいデータをやりとりするかによって最適なプランを選びましょう。従業員数が多くなるとその分、コストパフォーマンスがよくなるため、中堅・大手企業はおすすめです。
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(出所:Smooth File公式Webサイト)
1,000社以上の導入実績を有する法人向けオンラインストレージ。全社導入を検討する際に嬉しいユーザー数無制限の料金形態が人気。ファイル転送にも強みを持ち、大容量ファイルの転送や、メールアドレス入力不要なユーザー間転送にも対応。「アップロードのみ可能」「ダウンロードのみ可能」など、柔軟な操作権限を参加プロジェクトごとに設定できるため、社内だけでなく社外との共有も安心。
SSL暗号化通信・ウィルスチェック、「誰が・いつ・どこに・何をやりとりしたか」が把握できる詳細なログ機能、上長承認機能、ログイン許可IP制限など、セキュリティ面も充実。
(出所:IMAGE WORKS公式Webサイト)
広告制作会社や宣伝・販促、製造設計など、大容量デジタルデータを扱う企業に人気のオンラインストレージサービス。大量のファイルの中から目的のファイルを見つけることができる閲覧性・検索性に長けており、ユーザーは100項目を超えるファイル属性情報(メタ情報)から、業務・用途に応じて検索・表示項目を自由に作成可能。
セキュリティに関しても、ファイルをダウンロードさせずに閲覧だけを許可する「セキュアプレビュー」機能をはじめ、データ暗号化保存、通信暗号化、データ破損を確認する整合性チェック、国内データセンター、多層化・多重化によるデータ保存、不正アクセス・侵入遮断、リアルタイムのウィルスチェックなど大切なデジタル資産を守るための機能が充実。
(出所:Fileforce®公式Webサイト)
ユーザー数無制限の法人向け国産オンラインクラウドストレージ。データセンターだけでなく、開発・運営・販売などパートナー企業もすべて日本国内に位置する日本法人。日本の法令下にあるため、カントリーリスクの心配がない。その他、操作ログの取得配信機能や、2段階認証、パスワード有効期限設定など組織管理機能も豊富。
クラウドでありながら、ファイルサーバーと同様に組織や業務に合わせたフォルダ構成とアクセス権管理を再現可能。その他、Active Directoryとの高度な連携、シングルサインオンにも対応可能。データ移行のための高速データ転送ツールを貸与してもらえるため、情報システム部門へ負荷をかけることなくスムーズな導入が期待できる。
(出所:Everidays公式Webサイト)
セキュリティ面はもちろん、チームでの作業を快適にするコラボレーション機能や操作性に長けたオンラインストレージ。クラウドでありながら、「右クリック」「マウス操作」「ショートカットキー操作」などローカル操作同様に利用可能。エクスプローラー風のファイル操作やキーボードでの操作、ファイル排他編集、ChatworkやSlackとの連携など、使い勝手を高める機能が充実している。
料金はユーザーごとではなく、ディスク容量ごとでの料金設定。ユーザー数無制限で1ユーザーから利用可能。初期費用も不要なので、まずは容量低めでスタートして、利用する人員が増えてきたら容量を増やす、という使い方も可能。
(出所:セキュアSAMBA公式Webサイト)
導入実績8,000社以上を誇る、中小企業向けのオンラインストレージサービス。デスクトップアプリ、ブラウザ、スマートデバイスアプリからアクセス可能。デスクトップアプリは、Windowsのエクスプローラーと同様の操作感で使用できる使い勝手の良さが魅力。ファイルの直接編集や保存もスムーズに行える。
無料で利用できるプランからユーザー数無制限の大容量プラン、ユーザー数とディスク容量に応じて選べるカスタマイズプランまで幅広く用意。電話やメールに加えて、24時間365日体制で障害時の問い合わせを受け付ける専用フォームが用意されているなど、サポートも充実している。
よりセキュアな環境でファイルを効率よく共有するための機能を備えたタイプがそろっています。社外プロジェクトなど、パートナーや取引先へファイル共有する機会が多い場合や、個人情報や機密情報を多く取り扱う場合にはおすすめです。
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(出所:GigaCC ASP公式Webサイト)
製造・金融・サービス・流通・メディアなどの上場企業や大企業を含む、多くの法人・自治体などで採用されているファイル共有サービス。20年以上の提供経験を活かした機能の細かさがポイント。
200項目以上の詳細な履歴ログ管理、ディレクトリ単位・アカウント単位で柔軟な権限設定が可能。その他、IPアドレス制限、暗号化、ウィルスチェック、ID/パスワード認証、利用期限設定、利用権限設定などに対応。
セキュリティレベルに合わせて3つのプランを選択でき、おすすめは、ストレージに入れっぱなしのファイルを自動削除したり、履歴ログを自動で出力してくれたり、高度なセキュリティ機能を追加設定できるAdvancedプラン。クラウドとは別に、最大数万IDまで発行できるオンプレ型のプランもあり。
(出所:クリプト便公式Webサイト)
野村総研系の情報セキュリティの専門会社が運営する、セキュリティ対策に強みを持つファイル転送サービス(オプションの機能を追加することによりファイル共有が可能)。TLSによる通信暗号化、多段ファイアウォールやWAFによる不正侵入対策、送受信時ウィルスチェック、保管時はAESでの暗号化など、堅牢なセキュリティ対策を誇る。上長の承認機能やクローズド送信機能など、ユーザーによる情報漏えいを防ぐ仕組みにも定評あり。
2021年には、クレジットカードの国際規格PCI DSSの認証を取得。ユーザーログだけでなく管理者ログの取得機能も備えており、大手金融機関の厳格な監査にも対応できるほど、監査対応に強いのもポイント。
(出所:Bizストレージ ファイルシェア公式Webサイト)
送信先制限、上長承認等、ファイル誤送信や不正流出を防ぐ機能などのファイル転送に強み。ファイル共有に関しても、IPアドレスによるログイン制限、ウィルスチェック、AESによるファイル暗号化などセキュリティ対策は充実。ユーザーのログだけでなく、管理者のアクセスログを確認することも可能。
料金はディスク容量に応じた形式。最も安いもので月額15,000円~(1GB)。ファイル共有のためのオンラインストレージとしては容量不足に見えるが、2GB、10GB、100GBと小刻みにプラン設定されているため、容量に合わせてプランを変更していけばOK。最上位プランは月額200,000円(1TB)で、最大10,000人まで利用可能。
(出所:Ci Media Cloud公式Webサイト)
企業での共同制作に適している画像・動画管理向きのクラウドストレージ。国際規格のセキュリティ管理基準をベースにした安全な環境で、データの保管や転送が可能。メディアボックス機能ではデータの保管に加えて、共有範囲やアクセス権限、有効期限など詳細なセキュリティ設定ができる。指定フォルダーへのアップロード専用リンクも発行でき、社内はもちろんロケ先や出張先から直接データを格納する場合も安心だ。スマホやApple TVなどの便利なマルチデバイス対応。
キーワード検索や絞り込み機能が備わっているため、集約したデータもスムーズに探しやすい。そのほか、コメント入力や動画の簡易編集、プレビュー表示などフィードバックを効率化に役立つ機能も充実。
たとえば、「セキュアSAMBA」は、ユーザー数3名まで、容量5GBまでであれば期限に定めなく、無料で利用できます。専用アプリによるデスクトップ上でのファイル操作や豊富なセキュリティ機能も無料で使えます。
有料版ほどではありませんが、無料サービスの中にも、同程度のセキュリティ機能を持ったものも存在します。たとえば、「Googleドライブ」の無料版はデータ暗号化、ウィルスチェックのほか、2段階認証、更に簡易的ですがアクセス権限設定も可能です。
「無料のオンラインストレージを法人でも使えるか?2つの方法とは」に法人利用も可能な無料版をいくつかご紹介しているので、「どうしても、コストをかけられない」という場合は、参考にしてみてください。多くは有料プランにも対応しているので、まずは無料からスタートして、その後、有料へというのも可能です。
法人がクラウド上でファイル共有する場合は、できるだけ「不正アクセス・ウイルス対策」「情報漏えい対策」「BCP対策」など、セキュリティ機能に長けたオンラインストレージサービスを利用するのがおすすめです。一口に「セキュリティ機能」と言ってもサービスによって異なります。自社に合ったサービスを選ぶ場合、利用シーン、取り扱うデータの種類、セキュリティ・ポリシーに応じて、まずは「どのようなセキュリティが必要か」を考えるとスムーズです。
もう一つ重要なのは「料金形態」です。オンラインストレージサービスは「ユーザー課金」「データ容量課金」の2つのタイプに分けられます。コストパフォーマンスは企業によって異なります。どちらを選んだ方がお得かを考え、大まかにタイプを絞り込んだ上で、自社に必要なセキュリティ機能に関して「どのサービスが一番多く対応しているか」比較検討していくことをおすすめします。
「何ができるか詳しく知りたい」「社内上申時の説得力を高めたい」「活用イメージを膨らませたい」という方は、こちらのサービス紹介資料や比較表をご活用ください。
オンラインストレージ比較表(16サービス)
また、サービス選びで最も頭を悩ませる「自社に必要な機能とセキュリティ」のチェックについては、どの点を確認して検討を進めるべきかこちらでガイドしています。
オンラインストレージの選び方 ~必要な機能やセキュリティは何か?~
オンラインストレージサービスをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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