進捗管理や工程管理を効率化し、チームで取り組むプロジェクトを円滑に進めたい方へ。プロジェクト管理ツールのタイプ別の選び方や機能、比較ポイント、おすすめサービス(無料ツールを含む)をご紹介します。
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プロジェクト管理ツールとは、進捗管理、スケジュール管理、案件管理といった、プロジェクト進行に欠かせない様々な管理業務を効率化するのに役立つツールです。
プロジェクト管理には進捗管理、スケジュール管理、案件管理など、様々な管理業務がつきもの。従来は、Excelやチャットツールなどを併用したり、業務ごとに複数のツールを使い分けたりするのが通例でしたが、その場合、情報が散在して「状況を把握するのに手間取る」「情報の集約・転記が大変」などの課題が挙げられています。
プロジェクト管理ツールなら、必要な機能を同一インターフェースでまとめて利用できるため、「案件やタスクの進捗状況がひと目でわかる」「様々な管理手法に対応できる」などの利点が見込めます。多くの企業で利用が進んでいます。
目的別のおすすめのツールには、主に以下のようなものがあります。それぞれ搭載する機能や得意分野が異なるため、導入目的や解決したい課題を明確にして、検討する必要があります。
本記事では、具体的な選び方・比較ポイントを紹介しています。記事後半に、それぞれのツールについての詳細も紹介しているので、自社に合ったツールを選ぶ際の参考にしてください。
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まずはプロジェクト管理ツールの利用目的・機能・料金など、概要についてご紹介します。
プロジェクト管理ツールは様々な用途で利用できます。具体的には、以下のようなシーンが挙げられます。
ツールによって異なりますが、プロジェクト管理ツールには、以下のような多彩な機能が搭載されています。
ガントチャート | 作業工程を一覧にして、棒グラフ状で進捗を見える化 |
---|---|
タスク管理 | チームのToDoや進捗を一覧化。中にはカンバン方式でステータスをわかりやすく表示できるものも |
ファイル共有 | 写真・資料などの必要な情報を適宜共有可能 |
Wiki | 会議の議事録や商品の仕様書などの情報を蓄積 |
掲示板 | 重要な情報をプロジェクトメンバーへ周知・リマインド |
メッセージ・チャット | メンバー間でコミュニケーション促進 |
予算管理 | プロジェクトの工数から人件費を計算してコスト管理 |
一つひとつの機能は汎用ツールでも代替可能ですが、同一のインターフェースで情報を一元管理できるのが強みです。「状況を効果的に把握できる」「ツールを使い分ける手間が省ける」「過去の履歴を簡単に振り返れる」といったメリットがあります。
なお、特定の機能に強みを持つツールもあります。たとえば、ガントチャートに強みを持つツールは「ガントチャート作成ツール比較14選。機能やタイプ別の選び方」で紹介しています。
プロジェクト管理ツールの料金は、利用者ごとに月額いくらという従量課金が一般的です。ツールによって単価は異なりますが、概ね1アカウントにつき1,000円前後が相場です(月額980円〜1,300円)。誰に利用させるかが明らかになっている場合は、ランニングコストがいくらになりそうか計算してみましょう。
中には「Backlog」のように、ユーザー無制限で月額定額(16,000円〜)で利用できるものもあります。「メンバーの選定が面倒」もしくは「選定の必要がなく全社員で利用する」という場合には検討してみましょう。
プロジェクト管理ツールは実績豊富で高機能なものが多数あるため、どれを選べばいいのか迷ってしまいがち。プロジェクト管理ツールを大きく3つのタイプに分類し、それぞれ特徴を一覧にまとめましたのでご参考にしてください。
進捗管理、課題・タスク管理、ガントチャート作成機能など、プロジェクト管理に必要な様々な機能がオールインワンで搭載されているタイプ。プロジェクトやタスクの管理にとどまらず、チームの生産性を上げたいという場合におすすめです。
代表的なサービスの特徴は以下の通りです。
サービス名 | 特徴的な機能 | 料金目安 |
---|---|---|
monday.com | 36もの多様な機能、100を超える自動化レシピを搭載。50以上の外部ツールとも連携可能 | 月額1,300円/ID〜 |
Asana | ガントチャートやカンバンなどの基本機能はもちろん、豊富なテンプレートや管理の自動化機能も強み | 月額1,200円/ID~ |
Lychee Redmine | 複数のプロジェクトの状況を一画面で把握可能。現場の要望に応じた拡張機能も | 月額900円/ID~ |
Reforma PSA | 各プロジェクトに紐づいた工数・経費から、それぞれの原価を自動で算出可能 | 月額30,000円~ |
Backlog | タスクや課題ごとにトピックスを立ててコメントでやり取り。絵文字や「いいね」機能も | 月額16,000円/ ID無制限〜 |
CrowdLog | 工数管理に特化。日々の工数を半自動で手間なく入力可能。レポート機能も充実 | 要問い合わせ |
Notion | Slack、Salesforce、Jira、GitHubといった様々なアプリとの連携でツールの機能を拡張 | 月額$8/ID〜 |
TimeCrowd | GoogleカレンダーやSlack、Trelloなど外部サービス連携が充実。タスクの自動登録機能・仕分けやレポーティングに対応 | 要問い合わせ |
Lark | プロジェクト管理に役立つ機能を豊富に備えたグループウェア。コミュニケーション、ファイル共有、進捗管理、コスト管理まで対応 | 月額1,420円/ID |
タスク管理やプロジェクト管理機能に強みを持つタイプ。たとえば、ボードに付箋を貼るようにして案件の進捗を管理する「カンバン方式」や作業を分解して必要なタスクを洗い出し・管理する「WBS」。その他、作業時間やコミュニケーションなどを一元管理できるものも。機能が他に比べてシンプルなので、早く使いこなせるようになるというメリットも。
代表的なサービスの特徴は以下の通りです。
サービス名 | 特徴的な機能 | 料金目安 |
---|---|---|
タイムデザイナー | ワンクリックで簡単に作業時間を記録可能。現場でも使いやすいシンプルな操作性に強み。無料プランあり | 月額980円/ID~ |
Jooto | ドラッグ&ドロップのカンバン方式が基本。ラベルによるタスクの分類やチェックリストによるタスクの細分化も | 月額980円/ID〜 |
Trello | シンプルで見やすいカンバン形式のトレロボード。タスクのステータスや進捗を直感的に把握できる | 月額$5/ID〜 |
kannri | チャット機能を備えたタスク管理ツール。階層を細かく分けることで部署・案件ごとにコミュニケーションやタスクを一元管理できる | 月額1,000円/ID〜 |
アジャイルチームでのソフトウェア開発や製造業の新製品開発など、独自の工程が多いプロジェクトにおいては、特定の用途に強みを持つツールを導入するのがおすすめです。
代表的なサービスの特徴は以下の通りです。
サービス名 | 特徴的な機能 | 料金目安 |
---|---|---|
OBPM Neo | コスト管理、進捗管理、要員管理を中心にPMBOKの10の知識エリアを統合的にカバー。IT業界に特化したプロジェクト管理機能が充実。製造業向けプランも | 月額52,500円/10ID〜 |
Jira Software | アジャイルチームでのソフトウェア開発で圧倒的シェア。スピーディーなコミュニケーションを可能とするスクラムボード機能あり | 月額1,070円/ID〜 |
プロジェクト管理ツールの中には、人数や機能を限定して無料で利用できるものもあります。たとえば、「Notion」は個人向けの10人までのゲストを招待できる無料プランを用意しています。
人数や機能を制限せずに利用したい場合は、オープンソースのツールがおすすめです。自社でサーバーをセットアップして運用する必要がありますが、日本語対応しているもの多くあります。
たとえば、「Redmine」はチケットによるタスク管理、Wiki機能、ファイル共有機能などを、「Bitrix24」は、ビデオ通話やCRM、5GBのオンラインストレージといった機能も無料で使い続けることができます。
プロジェクト管理ツールについて更に詳しい選び方を知りたい方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
プロジェクト管理ツールの選び方ガイド
自社に必要なプロジェクト管理ツールの「タイプ」が決まったら、下記の4つの比較ポイントから導入するツールを絞り込んでいきましょう。
各タスクやスケジュールに関する情報だけでなく、プロジェクトの概要や基本ルール(社内Wiki、掲示板機能)、プロジェクトの成果物やドキュメント(ファイル共有機能)、チーム内でのコミュニケーション(メッセージ、チャット機能)など、様々な形の情報を共有できると、プロジェクトの進行もスムーズに。
「Bitrix24」「Lark」のようなグループウェアタイプなら、社内連絡掲示板などを利用することが可能です。また、「過去のメッセージが流れてしまった」「確認事項を見逃してしまった」というような既存コミュニケーションの課題には、「Jooto」のように、自由にカスタマイズできる通知設定でアクションを促せる仕組みがあると便利です。
タスク/課題管理において重要なのが、タスクの粒度や項目をきちんと設定して運用すること。イチから設定すると負荷が高いので、ツールに備わっているタスクテンプレートを活用するのがおすすめです。たとえば、「Trello」では、ビジネスやエンジニアリングはもちろん、教育、リモートワーク、生産性など多岐にわたるカテゴリーのテンプレートがそろっています。
特定のプロジェクトだけで一時的に利用するのか、社内の各種プロジェクトで継続的に利用するのか、または全社的な目標管理や人事業務などにも利用するのかなど、利用範囲によって、適した料金体系は異なります。
特定のプロジェクトだけで利用する場合は、ユーザー数によって課金されるツールのほうが余分なコストがかかりません。一方、「Backlog」はユーザー数やプロジェクト数は無制限で、ストレージ容量に対して課金されます。全社的にツールを利用するなど、ユーザー数がはっきりしない場合はストレージ課金タイプの方が柔軟な使い方ができるでしょう。
注意点は、タスク管理ツールの切り替えは、データ等の引き継ぎが容易ではないということ。将来の利用範囲も見据えた、長期的な視点で検討する必要があります。
せっかくプロジェクト管理ツールを導入しても、チームメンバーが使いこなせなければ意味がありません。また、他部門や社外のメンバーがプロジェクトに参加する場合、ツールの使い方からレクチャーするのも大変です。
メンバーのリテラシーに合わせてツールを選ぶ、または、すでに誰かが利用したことがあるツールを導入するなど、「ツールへの慣れ」も考慮する必要があるでしょう。
プロジェクト管理に加えて、多様な用途に対応した管理ツールをご紹介します。
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(出所:monday.com公式Webサイト)
プロジェクト管理に不可欠なデータ管理・コミュニケーションを一画面に集約・共有できるクラウド型業務管理ツール。タイムライン、工数管理、ダッシュボード、レポーティング、業務パフォーマンス分析、アンケート機能など、36の機能をプロジェクトや組織のやり方に合わせて、ノーコードで自由自在に組み合わせ可能。100を超える自動化レシピを搭載しており、50以上の外部ツールとも連携可能。
世界18万6,000社以上国内で500以上の導入実績あり。マーケティング、ITヘルプデスク 、クリエイティブ、リード管理、プロダクト開発、市場分析、採用、R&D、カスタマーサクセスなど、様々なシーンで利用可能。
(出所:Asana公式Webサイト)
世界で10万社以上の導入実績を持つプロジェクト管理ツール。国内企業でも大企業を含めて活用が進んでいる。
50種以上のプロジェクトテンプレート、ルーチンタスクを自動化する「ルール」機能、仕事のリクエスト受領を効率化する「フォーム」機能など、プロジェクト管理の効率化・自動化に強みを持つ。GoogleスプレッドシートやZoom、Slack、Jira Cloudなど、様々なツール・アプリとの連携によって、あらゆる業務を一元管理する総合プラットフォームとして活用することも可能に。
また、タスクの優先順位やプロジェクトのステータスを共有する機能も充実しているので、マネージャーの管理負荷を増やすことなく、リモートワーク環境に移行できる。
(出所:Lychee Redmine公式Webサイト)
業界を問わず、開発・設計から経理部門まで幅広く利用可能なプロジェクト管理ツール。無料で使えるオープンソースのプロジェクト管理ツール「Redmine」の拡張機能を豊富に搭載。使いやすさと充実したサポート体制に定評があり、7,000社以上の企業で利用されている。ガントチャートやカンバン、リソースマネジメント、タイムマネジメント、プロジェクトレポート、EVM、CCPMなど、プロジェクトを成功に導くための機能を幅広く備える。
複数のプロジェクトの状況を可視化・一元管理できる点も大きな特徴。「進捗」「品質」「コスト」それぞれの指標でシグナルを表示し、順調なプロジェクトや注意が必要なプロジェクトを瞬時に把握可能。リスクを早期に発見することで、スムーズな問題解決を支援する。
(出所:Reforma PSA公式Webサイト)
広告・IT・コンテンツ制作などのクリエイティブ業界に特化した案件管理システム。プロジェクト管理と併せて、販売管理や購買管理、勤怠管理、経費管理などの業務にも対応。必要な機能のみを選択できるので、無駄なコストをかけずに導入できる。
案件登録から売上管理までのプロセスを一元管理。1度入力した情報は各フローで引き継がれるため、二重入力や転記作業が不要に。見積書や請求書などの発行や、部署をまたいだ申請・承認も1つのシステムで完結。「請求」や「支払」といった業務のヌケ・モレを防止できる。また、工数や経費を案件ごとに管理し、それぞれの原価を自動算出することも可能。正確かつタイムリーな損益管理を支援する。
(出所:Backlog公式Webサイト)
チーム内のコラボレーションを促進するタスク管理ツール。誰でもすぐに使いこなせるシンプルなUIが特徴で、Web制作やソフトウェア開発の現場だけでなく、広告代理店や運送会社、不動産会社など様々な企業で導入されている。
各タスクの担当者や期限を設定することで見落としを防いだり、タスクを親課題・子課題に分けて作業を細分化したり、ガントチャートで進捗を見える化したりと、プロジェクト管理の負荷を減らす機能が数多くそろう。会議の議事録や作業マニュアルなど、チーム内での共有事項をテキスト管理するWiki機能も便利だ。ファイル共有もBacklog内で対応しているので、プロジェクトに関わるデータを一元管理することができる。人数に関わらず同一料金で使える点も魅力。
(出所:CrowdLog公式Webサイト)
工数管理に特化したプロジェクト管理ツール。直感的な操作で簡単に入力でき、GoogleカレンダーやOutlookとの連携によって半自動での入力も可能。従業員の日々の入力の手間を軽減する。プロジェクトごとの工数実績の管理はもちろん、売上や原価の予算と実績の登録・管理にも対応。リアルタイムに本格的な予実管理ができるため、赤字案件を早期に把握することで、プロジェクトの遅延リスクを回避する。
レポート機能も充実しており、集計や分析にかかる作業を効率化。多様な軸で工数を見える化し、資産計上や監査対応もスムーズに行える。また、従業員の働き方が可視化されることで、業務の割り振りやリソースの適正な配置に活かせるなど、働き方改革や生産性向上にも貢献する。
(出所:Notion公式Webサイト)
タスク・プロジェクト管理に加えて、Wiki機能やメモ機能も備えたツール。エンジニアリングから人事、デザイン、営業と様々な分野で導入されている。
プロジェクト内のタスクは「ステータス」「エピック」「バグ」など、様々な形式で表示することができ、ステータス移行はドラッグ・アンド・ドロップで簡単に操作。感覚的な操作でスピーディーかつ正確にタスクを管理することができる。
また、必要な情報をテーマごとに管理するWikiツールとしても非常に優秀で、議事録や業務ルールなど、様々なドキュメントを一括管理するのにも役立つ。
(出所:TimeCrowd公式Webサイト)
ワンクリックで打刻できるシンプルな操作で、リモートワーク時の業務進捗や稼働時間を見える化する工数管理ツール。ダッシュボード上で「誰が」「何の業務を」「どれくらい行っているのか」を一覧化し、業務進捗をリアルタイムで確認可能だ。従業員ごとに時間単位を設定しておけば、プロジェクト単位で人件費の算出できるため、収益管理に活用できる。
Google Chrome拡張機能を利用すれば、外部サービスとの連携が可能。たとえば、Googleカレンダーの予定をタスク化して自動取り込み・自動仕分けしたり、Slack上で記録した作業履歴を追加したりと、登録作業や管理工数を削減できる。
取得データは、カテゴリー・タスク・メンバー・稼働時間など、指定の項目で絞り込みが可能。CSV形式でダウンロードできるため、社内の課題抽出や従業員のマネジメントに活用できる。
(出所:Lark公式Webサイト)
プロジェクト管理に役立つ多様な機能を備えたグループウェア。チャット、ビデオ通話機能でスムーズなコミュニケーションを実現。ドキュメント作成、ストレージなどでリアルタイムでファイル共有。「プロジェクトが今、どのような状況にあるのか」「誰が何をしているのか」についてもガントチャートやカンバンで逐次進捗を管理。勤怠管理や経費の申請・承認のワークフローなどバックオフィス機能も搭載しているため、ダッシュボード機能と合わせて利用すれば、コスト管理や予算管理も行える。
現状、様々なツールを利用しているものの、用途に応じて立ち上げたり、使い分けたりするのが面倒という場合にはおすすめ。一つのインターフェースで完結できるため、トレーニングコストも安価で済む。
タスク管理に強みを持つプロジェクト管理ツールをご紹介します。
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(出所:タイムデザイナー公式Webサイト)
タスクの進捗確認から工数管理、経営分析までワンストップで行えるプロジェクト管理ツール。Webブラウザのほか、デスクトップアプリ、スマホアプリにも対応。出先からでもボタン1つで簡単に作業時間を記録できる。シンプルな画面設計・操作性で現場でも使いやすい点が強み。ToDoリスト・ガントチャート・カンバン・カレンダーなど、様々な視点からタスクを管理。作業漏れや期限超過を防ぐアラート機能も備える。
案件や取引先ごとに作業時間・人件費の内訳を算出。データはExcelで出力が可能。「収益性の高い案件」や「課題のある案件」を洗い出すことで、管理会計や経営課題の分析を支援する。
(出所:Jooto公式Webサイト)
約1,900社で導入されている、カンバン方式のタスク・プロジェクト管理ツール。営業、ITエンジニアリング、経理、広報など多様な業務のプロジェクト管理に活用することができる。
付箋をボードに貼ったり剥がしたりするように、各タスクをドラッグ&ドロップするだけで基本操作が完了。カンバン方式だけでなく、ガントチャートでプロジェクトの進捗を確認することも可能だ。また、担当者ごとに手持ちのタスクを一覧できるので、一部のメンバーにタスクが集中するのを防ぐのにも役立つ。
利用開始時には活用方法のアドバイスを、成果が出ていないと感じたときには導入コンサルを受けられる、サポートサービスの手厚さも魅力だ。
(出所:Trello公式Webサイト)
チーム内のコラボレーション、生産性の向上を促進するプロジェクト管理ツール。
ボードに「リスト」や「カード」という形でタスクを追加すれば、カレンダー機能で時間管理をしたり、「テーブルビュー」機能でボード間の作業を接続したり、といった作業管理が可能に。また、カード単位で、チェックリスト、期限、添付ファイル、タスクの割当などが素早く確認でき、チーム内での情報共有に役立てられる。SlackやDropbox、Evernoteといった人気アプリとの連携機能も搭載。
リストの移動や締切間近のタスクの通知、作業の割当といった管理作業の自動化にも強みを持つ。
(出所:kannri公式Webサイト)
タスク管理とビジネスチャットが一体になったプロジェクト管理ツール。他のビジネスチャットと比べて、チャネルの階層を制限なく増やせるのが特徴。たとえば、「東京本社」→「修繕管理部」→「マンションA」など自社の運用に合う細かい管理が可能。階層ごとに必要メンバーを絞り込み、テキスト以外のファイル共有も随時行えるため、情報共有も効率化できる。未対応タスクを上位表示させたり、アラームメールで通知したり、各種タスクの抜け漏れを防止する機能も搭載しているのも心強い。
途中参加でも過去の対応履歴やチャット履歴を確認できるため、社内異動や退職時の担当者変更もスムーズに行える。
特定の用途に特化したプロジェクト管理ツールをご紹介します。
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(出所:OBPM Neo公式Webサイト)
最新技術を使ってプロジェクト管理を合理化するクラウドサービス。進捗管理や工数管理、要員管理に機能を絞った「Basic Edition」、そこに品質管理機能を加えた「Limited Edition」、更にコスト管理機能をプラスした「Enterprise Edition」の3つのプランを用意。PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)の10の知識エリアを統合管理できる「for IT企業」、製造業や工事業など非IT業界向けの「for 製造・工事業」と、ニーズや業界に合わせたプロダクトがリリースされている。
QCD(品質・コスト・納期)のほか、要員管理、リスク管理、コミュニケーション、調達管理など、プロジェクト管理に必要なデータを統合管理できる点が強み。PMBOKの体系を反映しながら、プロジェクトマネジメントの基本に則った効率的な管理を実現できる。
(出所:Jira Software公式Webサイト)
スクラムのフレームワークを使うことで、チーム内にコラボレーションを生み出し、複雑なプロジェクトを管理できる課題管理ツール。
ユーザーストーリーや課題、スプリント計画などを作成・共有することで、チーム全体にタスクを分散、作業状況を可視化した上で優先順位を策定することができる。また、チームそれぞれのリリース工程に合わせて、ワークフローを選んだり、カスタマイズしたりできるのも、ソフトウェア開発に特化した課題管理ツールならでは。
同社が提供するナレッジ共有ツール「Confluence」やコード管理ツール「Bitbucket」などと連携することで、自チームに最適なワークフローを構築することも可能。
最後に、無料で使い続けられるオープンソースのプロジェクト管理ツールをご紹介します。
(出所:Redmine公式Webサイト)
タスクの記録・管理、チーム内での情報共有、プロジェクト全体の進捗確認といった管理業務を効率化するオープンソースソフトウェア。チケット形式でタスクを管理し、ガントチャートやカレンダー、ロードマップなどの形で進捗状況を表示・確認することができる。そのほかにも、手順書や技術的なメモ、打ち合わせメモなどをチーム内で共有するWiki機能や、SubversionやGitといったバージョン管理ツールとの連携、メンバー全員への連絡事項を掲載するニュース機能など、様々な機能を搭載している。
基本的には自社サーバーにインストールする必要があるが、ファーエンドテクノロジー社の「MY REDMINE」や「Planio」のように、有料でRedmineベースのクラウドサービスを提供する企業も。
(出所:Bitrix24公式Webサイト)
ユーザー数無制限・無料で利用できるオープンソースのプロジェクト管理ツール。ガントチャートをはじめ、カンバン、チャット、タイムトラッキング、退勤管理、カレンダー、イベントスケジューラー、リマインダー、MA、CRM、コンタクトセンターなど、多彩な機能を搭載。欧米で導入実績1,000万社を誇り、18言語に対応する。クラウドとオンプレミス、デスクトップとモバイル(iOS、Android)と、どんな環境にも対応できる点も強み。5GBのオンラインストレージも無料で利用可能。
カスタマーサポートが必要な場合には、月額$49/5ID〜の有料プランもあり。
プロジェクト管理ツールを利用すれば、タスクの管理や進捗状況の把握に加えて、ナレッジ共有やチーム内のコラボレーション促進といった、多くのポジティブな影響が期待できます。生産性向上を目指すチームのみならず、クリエイティビティを発揮したいチームや、リモートワーク環境でも良好なコミュニケーションをとりたいチームにとっても、有効なツールであると言えるでしょう。
プロジェクト管理ツールの主な機能には以下のものがあります。
プロジェクト管理ツールを選ぶ際には、次の3つのタイプのうち、重視したい目的にあったもの選択するといいでしょう。また、期間や人数を限定すれば、無料で使い続けられるものもあります。まずは小さなチームで導入・運用をしてみてから、組織全体で利用する、というのも一手です。
①多様な用途で利用したい
→monday.com、Asana、Lychee Redmine、Reforma PSA、Backlog、CrowdLog、Notion、TimeCrowd、Lark
②タスク管理を強化したい
→タイムデザイナー、Jooto、Trello、kannri
③業種・用途に特化したツールを利用したい
→OBPM Neo(IT・システム開発)、Jira Software(ソフトウェア開発)
無料で使えるオープンソースのツールには以下のものがあります。
→Redmine、Bitrix24
タイプが大まかに掴めたら、「チームメンバーとの情報共有手段」「テンプレートの充実度」「料金体系」「ツールへの慣れ」などの比較ポイントで検討を進めるとスムーズです。
プロジェクト管理ツールをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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プロジェクト管理ツールについて更に詳しい選び方を知りたい方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
プロジェクト管理ツールの選び方ガイド
株式会社ギャプライズ
導入実績12万社以上。 SNSのようなコミュニケーションと、Excelのようなデータ管理が一画面に集約・共有でき、チーム作業を可視化・効率化できるクラウド型業務...
株式会社アジャイルウェア
導入社数7,000社以上。国内企業からの開発依頼により成長してきたプロジェクト管理ツール。スケジュール・リソースの管理やQCDを見える化できるレポート機能、コス...
株式会社オロ
クリエイティブ業界に特化した中小・ベンチャー企業向けの統合基幹業務システム。売上、外注、工数、経費などの各情報をプロジェクトごとに一元管理し、利益の見える化と業...
株式会社グッドウェーブ
社内外のあらゆるコミュニケーションを一元化するコラボレーションスイート。チャット、テレビ会議、カレンダー、オンラインドキュメントなどを一つのツールに統合。株式会...
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