最終更新日:2024-07-30
Excelなどの表計算ソフトでのデータ分析から脱却し、業務効率化や効果的な情報活用につなげたい方へ。BIツールの機能や導入メリット、タイプ別の選び方、比較ポイントについて、おすすめのサービスをあわせてご紹介します。
BIツールとは、社内に蓄積された様々なデータを集約し、共有・分析などを行うビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)ツールです。
社内のデータは顧客情報、営業成績、経営数値など多岐にわたるため、部門や担当者ごとにバラバラに保管されがちです。その結果、「必要なデータを探すのに時間がかかる」「データがそろっていないため、正確な分析ができない」といった課題が発生しています。
BIツールを利用すれば、システムを跨いで社内に散在するデータを集約し、今どのような状況にあるのかを分析したり、グラフなどでわかりやすく可視化したりすることができます。
経営層では「経営の意思決定が早くなる」「分析の精度が高まる」というメリットが、現場部門では「事業部のマーケティング立案・戦略策定に活用できる」「問題点がスムーズに把握できる」といったメリットがあることから、多くの企業で導入が進んでいます。
BIツールは、主に以下のような用途で活用されています。
営業/売上/粗利分析 | 全社や部門のKPIを分析したい |
---|---|
管理会計分析 | 事業や部門の原価・利益を管理、分析したい |
生産分析 | 生産状況やラインの稼働状況を分析したい |
顧客分析 | 属性や購買履歴などを分析し、マーケティングの施策立案に活かしたい |
在庫分析 | 在庫回転率、粗利率から注力商品を分析、長期滞留在庫を分析したい |
市場分析 | 市場の規模や動向、顧客特性、競合状態などを把握し、自社販売戦略の意思決定に活用したい |
Webサイト分析 | サイトの閲覧数やCV数を可視化し、Webの効果測定や改善施策に活用したい |
BIツールをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
BIツールには、データの収集から加工、蓄積、管理、分析、活用まで様々な機能が搭載されています。大きく分けると主に以下の4つの機能が挙げられます。
社内の様々なシステムから必要なデータを抽出・集約し、グラフや図表を活用してわかりやすく可視化。主に売上やKPI(重要業績評価指標)を分析対象とし、効率性・パフォーマンスのチェックや異常検知によって、問題への対応とスピーディーな意思決定に貢献します。ダッシュボードにグラフを表示させることで、状況を一目で把握できるツールも。主に、会議に利用するための資料作成といった目的で、日常的に使われている機能です。
OLAPとはOnline Analytical Processing(オンライン分析処理)の略称で、蓄積されたデータを多次元的に分析し、結果を素早く表示する機能です。「ドリルダウン」や「スライシング」といった解析手法で、複数のデータの関係性を多次元的に分析できます。また、「インメモリ」という処理技術によって、大量のデータをスピーディーに処理できるツールもあります。
様々なデータを統計的な処理を通して、有効なパターンや傾向をつかみ、探索(マイニング)するための機能です。データマイニングによって、新しいマーケティング施策の立案や経営判断に活かせるような、新たな知見や気付きが得られます。自分でデータの相関性に仮説を立てなくても、データマイニング機能を通して法則を見出せるなど、OLAP分析と同様に専門性がなくても扱えるというメリットがあります。
現在の状況を可視化するだけでなく、過去の実績を活かして、予算計画や経営計画の根拠となる数値をシミュレーションする機能です。計画作成のほか、在庫の管理といった場面で使われることが多く、精度の高い予測に役立ちます。中には、条件を加味することもでき、「Board」のように気温やキャンペーンなど複数要因を加味した予測を立てられるツールも存在します。
BIツールは大きく4つのタイプに分けられ、事業規模や利用目的によって適しているツールが異なります。各タイプの特徴と主なサービスについて、一覧表でわかりやすく解説します。
「セルフサービスBI」といわれるタイプ。BIツールのためのサーバー構築は不要で、クラウド環境やデスクトップ環境からデータ分析を行うことが可能。チーム内での共有にも対応しています。PCさえあれば、個人単位でも気軽に導入できるのがメリットです。
ただし、接続可能なデータソースに制限がある、大量のデータを処理すると動きが遅くなることがあるなど、大規模な分析には向かないツールもあるので注意が必要です。
特徴 | 料金 | |
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Tableau | 世界中で利用されているBIツール。Salesforce CRM とネイティブに統合した上で、AI/機械学習、データ管理、ビジュアルによるストーリーテリング、コラボ機能などを活用可能 | 要問い合わせ |
Looker Studio | GoogleによるセルフサービスBI。800 以上のデータソースに簡単に接続してデータを統合。レポートテンプレートのライブラリを利用して、データを数分で可視化 | 無料〜 |
Microsoft PowerBI | Microsoft製品であるAzureやOfficeとスムーズに連携。組み込みの AI機能、Excelとの緊密な統合、事前作成済みのカスタムデータコネクタも特長 | 月額1,090円/ID (Power BI Proの場合) |
社内のデータを集約し、メンバーが自由にデータを分析・利用できる環境を整えたい、という導入目的に適したタイプです。
社内のデータを集約して分析環境を整えるためには、データベースサーバーの構築や、社内の各種業務システムと連携させることが必要。環境を構築するための手間はかかりますが、これにより横断的なデータ分析が可能になります。
特徴 | 料金 | |
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MotionBoard | 小売流通業向けには地図やカレンダー、製造業向けには管理図やガントチャートなど、業界特有のニーズもカバー。スモールスタートしやすい料金プラン | 月額15,000円/10ID (クラウド版の場合) |
Board | 大手企業での導入実績が豊富。ノンプログラミングで画面作成できるCPMツール。特許取得済みのインメモリ技術により大量のデータも高速な分析が可能 | 要問い合わせ |
軽技Web | 全社的なデータ活用を促進するためのシステム基盤。Excel出力やレポート作成、自動化など、取得したデータを実際の業務につなげるための機能が充実 | 198万円/ライセンス+ 29万7,000円~(年間サポート) |
Actionista! | Webブラウザのみ、完全ノンプログラミングで利用できるBIツール。「万人が使える」をコンセプトとし、企業内利用率80%を超える事例あり。純国産、高いサポートも強み | 要問い合わせ |
FineReport | 100名以上の企業での利用に向く多機能型のBIツール。CRM/ERP/OAなど複数の異なるシステムのデータを集約し、一つの帳票につなげて分析可能 | 要問い合わせ |
(2)と同じくデータ分析環境向けですが、SaaSやクラウド環境で構築した業務システムなどとの連携に強みを持ちます。SaaSとスムーズにデータ連携をするために、コネクタと呼ばれる接続方法があらかじめ用意されているのも特徴です。
特徴 | 料金 | |
---|---|---|
データ統一クラウドSrush | ノーコードでデータ基盤を構築し、すぐに分析を始められる。複数部門・複数ツールに散在しているデータを統合・集計し、正確かつ最新のデータを共有することで、再現性の高い分析が可能 | 要問い合わせ |
Domo | 1,000以上のコネクターを標準搭載。オンプレミスコネクターを使うことで、手持ちのデータをオンプレミスに残したまま運用できるほか、Domo Workbenchを使ってDomoのデータウェアハウスに移行することも可能 | 要問い合わせ |
Qlik Sense | E2Eのリアルタイム分析データパイプラインで、迅速な意思決定やアクションを促進。パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスサイトのあらゆる組み合わせに対応 | 要問い合わせ |
Sisense | 200以上のコネクターで、ノーコードでのデータ取り込みが可能に。加えて、ドラッグ&ドロップでデータのマッシュアップができるため、専門知識がなくても分析を行える | 要問い合わせ |
「売り上げの分析をしたい」「マーケティングの計画立案をしたい」など、ある特定の目的・シーンに特化したタイプ。必要な機能を絞って、シンプルに使いたいという場合におすすめです。
特徴 | 料金 | |
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KiZUKAI | 顧客分析に特化。数クリックでAIが解約実績から傾向を把握し、ユーザーの解約リスクを自動算出。定点観測・アラートにより、顧客接点の強化・最適化も図れる | 要問い合わせ |
BIツールを用途に合わせたタイプで絞ったら、次に具体的な機能を踏まえて比較していきましょう。留意したい比較ポイントは主に3つあります。
膨大なデータから必要な情報を検索・抽出するための方法は、使い勝手に大きく影響を与えるので、しっかりチェックしておきましょう。
主に、データベースの操作・命令を出すスクリプト(SQL)の記述が必要なのか、アイコン・ボタン・プルダウンメニューなどから選択できるのか、またはその両方に対応しているのかといった比較ポイントがあります。SQL文作成の負担を軽減したい場合は直感的に操作できるものを、細かな検索内容や自由度の高いデータ分析をしたいならSQL文を使うものを選ぶと良いでしょう。
自社で利用しているSaaSや業務システムのデータを活用したい場合は、BIツールのコネクタが対応しているかを基準にして選んでいくのがおすすめです。
コネクタがなくても、CSVデータを活用して連携できるBIツールもありますが、コネクタによる連携と比べるとどうしても手間が大きくなってしまいます。
BIツールで分析したデータを更に加工・活用したい、Excelデータにしてチームに共有したいといった場合には、Excelファイルとして出力できるツールが便利です。
たとえば、「軽技Web」は、分析結果をExcelレポートとして出力可能。「MotionBoard」もオプションでExcelファイルへの変換がに対応しています。
個人単位で手軽に導入できるタイプのBIツールをご紹介します。
(出所:Tableau公式Webサイト)
Salesforceのグループ企業が提供する、世界的な導入実績を誇るBIツール。直感的なマウス操作だけで、各種データを様々な形状のグラフやチャートとして表示可能。フィルタリングやハイライトなど、特定の項目に条件を加えて異なる指標のデータを分析・比較できるダッシュボードの柔軟性の高さも魅力。PCやスマホで閲覧できるため、社外からの分析・データ確認も容易だ。
SQLなしでデータ加工できるTableau Prep、Tableau Data Management、複数のユーザーとデータ共有ができるTableau Public、AI分析・予測ができるTableau CRMなど、複数のシリーズ製品を組み合わせることで、より自由にデータ管理・活用も実現できる。
(出所:Looker Studio公式Webサイト)
Googleアカウントを持っていれば、誰でも無料で利用できるBIツール。Googleアナリティクス、Search Console、広告、BigQuery といった各種Googleサービスとのスムーズなデータ連携に強み。作成したデータはGoogleドライブ上で保存・編集できる。
インタラクティブなダッシュボードとグラフィカルなレポートが特徴。SQL文の作成やコードの記述不要でデータの探索ができるので、専門性がなくても安心して利用可能。クリックやドラッグ&ドロップだけでチャートやグラフを作成し、編集・共有・コメントなどの操作ができる。有料版では柔軟な権限設定など、更にチームでの共同編集をしやすくする「チームワークスペース機能」を利用可能。テクニカルサポートも受けられる。
(出所:Microsoft PowerBI公式Webサイト)
Microsoftが提供するBIツール。AzureやOfficeなどのMicrosoft製品とスムーズに連携し、データの接続・モデル化・ビジュアル化を実現する。ビジネスに関する疑問を話し言葉で質問すると、AIを活用してスピーディーに回答を得られる画期的な機能も。
500以上のデータコネクタが無料で用意されているため、オンプレミスやクラウドの数百ものデータソースに直接接続できるのが魅力。また、Excel、PowerPoint、PDFといったファイル形式での出力にも対応している。
同じデータを使った共同作業やレポートでのコラボレーションから得られたインサイトを、TeamsやExcelで共有。データに基づいた迅速な意思決定が可能に。
データ分析環境の構築に適したタイプのBIツールをご紹介します。
(出所:MotionBoard公式Webサイト)
データ活用に必要な機能を1つのプラットフォームで提供するBIツール。小売流通業向けには地図やカレンダー、製造業向けには管理図やガントチャートなど、30種類以上の多彩なチャートで業界特有のニーズをカバーする。
CData Software社のアダプターを採用し、60種類以上のデータソースへの接続が可能。カメラ連携やIoTデータとの連携にも対応しており、生産現場や建設現場などの状況をリアルタイムに可視化・分析できる。クラウド版も提供されているため、まずはスモールスタートして使い勝手を見定めていくのも一手。
同社のデータ基盤ソリューション「Dr.Sum Cloud」でデータ連携・分析用データベースを作成して、MotionBoardで集計・分析を行うという運用方法がおすすめ。
(出所:Board製品サイト/日本ラッド)
BIだけでなく、Planning、Analyticsなど業績管理に必要な機能を兼ね備えた企業業績管理(CPM)ツール。収集したデータをあらゆる角度からワンクリックで分析可能。気になる部分をマウスでクリックするだけでフィルタやドリルダウンで掘り下げられる。個々のユーザーが帳票やグラフの行や列、値に対してドラッグ&ドロップで編集するセルフサービス型のため、プログラミング不要で、IT部門に依存することなく、見たいデータを見たい時に照会できる。
BIのほか、売上予算などもオンライン上で一元管理可能(Planning)。簡単な設定で気温やキャンペーンなど複数要因を加味した予測ができる(Analytics)のも心強い。業種を問わず2,000社以上の大手企業で採用されている。
(出所:軽技Web公式Webサイト)
企業内の情報資産を、誰でも簡単に活用できるようにするBIツール。ブラウザ上の条件設定からデータ検索ができるので、専門知識がなくてもほしいデータに簡単にアクセスできる。データ検索後には、特定のフォルダへの格納、メール添付での送信も可能だ。
検索機能をベースにしたレポート作成のサポート機能や、繰り返し行う処理の自動化機能(タスクスケジューラー)を搭載しており、業務の効率化・省力化が実現できる。また、経営指標などの定型的なデータ推移を見られるのはもちろん、現場の状況報告データの作成といった非定型業務に対応できるのも強み。
(出所:Actionista!公式Webサイト)
誰でも簡単にデータの集計・分析・レポーティングができるBIツール。専門知識を持たない業務部門の担当者がデータ分析を行うことを想定しており、Webブラウザの操作のみ、完全ノンプログラミングで利用できる点に強み。開発環境・専用クライアントの導入も一切不要。全社でデータ活用・DXを推進する基盤として導入されている。
企業内でよく活用される一般的な集計方法をプリセットし、ドラッグ&ドロップ操作と集計方法を選択するだけで集計表が完成。予実・変動・相関など、分析シナリオの選択により最適なグラフを表示できるので、Excelなどよりも手軽な分析が可能に。クライアントフリーのライセンスで、1ライセンスを購入すれば、企業内すべてのユーザーが利用できるコストパフォーマンスの高さも魅力。
(出所:FineReoprt公式Webサイト)
帳票、ダッシュボード、データ統合、各種システム開発など、多くの機能を備え、IoTをはじめ多様な業務に利用できるBIツール。マルチソース対応で、CRM/ERP/OAなど異なる業務システムのデータをダッシュボードで統合できる。
Excelのような操作性で、独自開発した70種類の多彩なグラフとインタラクション効果を用いてデータをわかりやすく可視化。モバイルにも対応しており、スマホからでも簡単にレポートの閲覧やデータ分析が行える。状況を迅速・的確に把握することで、スピーディーな経営判断が可能に。
PDF、Word、Excel、Txt、画像といったフォーマットへの出力や、Excelデータの一括インポートにも対応している。
クラウド環境との連携に強みを持つBIツールをご紹介します。
(出所:データ統一クラウドSrush公式Webサイト)
Excelや営業支援ツール、CRM単体では難しい分析を、エンジニアスキル不要、ユーザー負担なしで実現するBIツール。ノーコードでデータ基盤を構築できるため、誰でも簡単にスピーディーな分析が可能。データの接続・統合といった手間も削減できる。従来では見えなかった、各工程を横断した数値の流れなどをグラフ形式でビジュアル化することで、組織をまたいで正確かつ最新のデータを共有可能。データドリブンな意思決定を支援する。
その他、AIと機械学習によって、KPI管理からボトルネックの原因、対策の選定、売上シミュレーション、受注相関といった分析を実施できる機能も。見やすいレポートや使い勝手の良さも魅力。
(出所:Domo公式Webサイト)
データの連携・管理に優れたクラウド型のBIツール。多くのSaaSと連携することで、Domo単体でデータ分析までの環境を整備することができる。直感的なUIに加えて、SQL・R・Pythonといったカスタムスクリプトを使ったデータの結合・変換ができるなど、高度なデータ利用にも対応。
1,000以上のデータソースと接続可能。リアルタイムのデータ自動更新機能も搭載している。また、「カード」と呼ばれるグラフを作成でき、更に細かいコンテンツのカード作成で多角的な分析ができる。自動でモバイルデバイスへの最適化もされるので、モバイルでの閲覧・操作もスムーズだ。アラート機能や、チャット・コミュニティ機能など、迅速なコラボレーションを実現するための機能も充実している。
(出所:Qlink Sense公式Webサイト)
データの見える化と高速探索から、迅速な情報分析を可能にするクラウド型BIツール。独自のアナリティクスエンジンと AI により、見落しがちなインサイトまで発見できる点に強み。機械学習、自然言語処理による分析まで対応しているセルフサービス型のデータ分析プラットフォーム。
ドラッグ&ドロップでの直感的な操作や、スマホやタブレットなどのマルチデバイスでデータを視覚化して分析できるのも魅力。クラウド型でデータベースの運用が不要なので、導入しやすいというメリットも。
(出所:Sisense公式Webサイト)
すべての役割・職種のビジネスパーソンがデータを活用し、事業を成長させるためのプラットフォーム。200以上のコネクターを使って、データベースや主要なSNS、CRM/SFA、コラボレーションツール、ERPといった様々なシステムとの連携に対応。ノーコードでデータの取り込みが行える。加えて、APIで自社開発システムとの連携も可能だ。
また、ユーザーが各種データさえ提供すれば、要件定義やデータ設計、ダッシュボードの設計・構築といった運用面は同社が代行。エンジニアが不足している企業でも導入・活用できる。権限やデータ定義を細かく設定できるため、各部門での活用方法がブラックボックス化しにくく、データの透明性を担保できるのも特徴。
シンプルな機能で特定の用途での利用に適したBIツールをご紹介します。
(出所:KiZUKAI公式Webサイト)
顧客管理に特化したBIツール。顧客データを収集・分析することで、サービスを解約しそうな顧客やアップセルできそうな顧客を可視化し、有効なコミュニケーション施策へとつなげられる。解約要因をつかむことで、本質的な機能改善を実施できるのがメリットだ。
AIによる解約リスク自動算出、アップセルや有料会員化の予測分析、条件を指定しての顧客のスコアリング、データの定点観測やアラート機能など、データ分析機能が多く搭載されている。解約リスクの高い顧客などを自動でリストアップする機能も。
社内に散在する多くのデータには、経営方針の決定や業務改善など、様々なシーンで役立つヒントや知見が眠っています。
しかし、売上情報や顧客情報、在庫情報、会計情報など、多岐に渡るデータを集約・抽出して資産として活用にするには、手間も時間もかかります。また、そもそもデータを分析・活用するには、統計のような専門知識も必要です。
BIツールは、あらゆるコストを抑えながら、専門知識不要でデータの収集や分析、加工、活用までをオールインワンで対応可能。BIツールの種類には、主に以下の4つのタイプがあります。
導入の際は、「データの抽出・検索方法」や「連携するSaaS、アプリの範囲」「Excel出力への対応」といったポイントを参考に、自社に適したタイプ・サービスを比較・検討してみてください。
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