最終更新日:2023-05-30
アプリを使って、不動産管理業務の効率化や売上向上を目指したいと考えている方へ。不動産オーナー向けアプリでできることや導入メリット、自社に合ったアプリの選び方をご紹介します。
不動産オーナー向けアプリは、不動産管理会社と不動産オーナーをつなぎ、管理業務やコミュニケーションをサポートするサービスです。
数百戸単位の物件を管理していると、収支明細や報告書の送付、入居募集・修繕・退去・契約更新に伴う不動産オーナーへの報告・承諾といった業務も大きな負担になってきます。こうした管理業務を効率化するために役立つのが不動産オーナー向けアプリです。
また、不動産オーナー側もアプリをインストールすれば、そこから資産情報などを確認できるので顧客満足度アップも期待できます。加えて、アプリが不動産オーナーとの接点となり、新たな商品提案の機会にもつながるでしょう。
なお、賃貸住宅の入居者とのコミュニケーションツールとしては、「入居者管理アプリ」があります。詳しくは「入居者管理アプリの比較9選!賃貸管理の負担を軽減するには?」をご覧ください。
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アプリ導入による、不動産管理会社のメリットを3つご紹介します。
アプリやWebを通して、収支明細をオーナーに共有できるので、印刷や郵送といったアナログ作業が不要に。共有した収支明細はアプリなどからいつでも確認でき、確定申告にも使えるので、収支明細の一括再送付の手間も省けます。
また、これまで確認の手間がかかっていた修繕工事の見積もり確認なども、アプリを通じて見積書を添付したメッセージを送るだけでOK。あとは、アプリのチャット機能などを使って見積もりの可否を確認すれば、スムーズに手続きが進められます。
オーナーとのコミュニケーションもアプリ上で一元管理できるので、対応漏れの防止にも役立ちます。オーナーと1対1ではなく、チームでの連絡対応も可能に。
アプリのチャット機能や一斉送信機能を活用することで、効率的な提案ができるようになります。オーナー一人ひとりにリーチしようとすると膨大な時間がかかってしまいますが、チャットや一斉送信なら10分で100人に情報発信することも可能です。情報発信にかかる時間を削減すれば、より質の高い提案ができるようになるでしょう。成功事例やタイムリーな市場ニュースを発信することで、売上向上につながったケースも。
アプリを通じたやり取りはすべてログが残るので、会話中の「言った・言わない」のトラブルや、修繕費用の認識ミスなどが防止できます。オーナーへのお知らせ通知や、既読チェックができるアプリなら、連絡事項の未確認によるトラブルも防げるでしょう。また、収支報告書の封入ミスで個人情報を漏洩してしまう、ということもなくなります。
不動産オーナーの主なメリットとしては、下記が挙げられます。
オーナー向けアプリ導入によって実現できる5つの機能についてご紹介します
管理会社の基幹システムと連携して、収支報告書を作成することができます。作成した収支報告書はアプリを介して、簡単にオーナーとの共有が可能。過去の履歴はいつでも参照できるので、オーナー側の報告書管理の負担軽減にもつながります。
また、「WealthPark Business」や「GMO賃貸DXオーナーアプリ」なら、保有物件のポートフォリオと収支情報履歴をグラフで可視化することも。
管理会社とオーナーの間で報告・承諾しなければならない事項は、入居申込み、修繕の⾒積もり、募集条件、家賃設定、広告料設定など様々。これらをメールや電話でやり取りすると、連絡を見落としたり確認を漏らしたりするおそれも。「WealthPark Business」や「GMO賃貸DXオーナーアプリ」などは、こういった課題を改善できるワークフロー機能に対応しています。
管理会社は対応履歴やステータスなどを一元管理できるので、何をどのように対応すべきかを瞬時に把握可能。業務を大幅に効率化するとともに、人為的なミスの防止にも役立ちます。また、オーナー側も確認事項をワンクリックで承諾できるので、コミュニケーションがスムーズに。管理戸数が多いために、連絡や確認が煩雑になりがちなオーナーほど、アプリ導入による満足度向上が期待できるでしょう。
チャット機能を使えば、ちょっとした確認や報告といったコミュニケーションが手軽に完了。アプリ内にやり取りの記録が残るので、オーナーとのやり取りを社内で共有したり、「言った・言わない」のトラブルを回避したりするのにも役立つ機能で、ほとんどのオーナーアプリに搭載されています。
また、有益な情報を一斉送信することでオーナーへの提案機会を増やす、オーナーの属性ごとにグルーピングしてセミナーの案内をするといった活用方法も。
「WealthPark Business」「GMO賃貸DXオーナーアプリ」「いい生活Owner」などは、契約書類、見積書、領収書といった報告書類をPCやスマホでも管理できる機能を搭載。各種ドキュメント・帳票類のペーパーレス化や、電帳法への対応に有効です。オーナーは登録されたドキュメントの閲覧・ダウンロードが可能になります。
「GMO賃貸DXオーナーアプリ」は、売却査定機能と電子契約機能を用意。売却査定機能では、オーナーが売却したい物件をアプリ上で管理会社に通知。管理会社が次のオーナーを探して仲介することで、物件の管理継続が見込めます。
電子契約機能は、賃貸借契約、更新契約、念書/覚書、請負契約、管理委託契約、領収書などの契約書面や実務書面に対応。相手のメールに捺印依頼が届くので、書類の郵送や印紙が不要になります。
ほとんどのオーナーアプリが主要な機能を搭載していますが、アプリによって得意分野が少しずつ異なります。重視するポイント別で、自社に適したオーナーアプリの選び方を解説します。
アプリ導入によって売上の向上を目指したい場合は、「WealthPark Business」のように提案力向上につながるアプリがおすすめです。たとえば、「AI賃料査定機能(オプション)」を使えば、直近のトレンドや相場を反映した査定賃料をもとに、再募集賃料を提案することができます。提案のためのレポートはワンクリックで作成可能です。
さらに、物件広告機能も新たに実装され、アプリ内で販売物件の広告を配信できるように。アプリを利用している物件オーナーに広く提案を行えるので、提案機会が増えるのに加えて、1on1の提案営業よりも業務を効率化できます。
業務効率化に強みがあるのは、巡回点検報告機能や電子契約機能などを備えた「GMO賃貸DXオーナーアプリ」のようなアプリです。電子契約機能はペーパーレス化とともに、契約業務の大幅効率アップを実現します。オーナーだけでなく入居者との電子契約も可能なので、賃貸契約業務の効率化にも役立つでしょう。
すでに賃貸管理システムを導入している、または賃貸管理業務も一緒にデジタル化を検討している場合は、連携可能なシステムがあるアプリを導入しましょう。
「いい生活Owner」は、「いい生活 賃貸クラウド One」の物件情報や月次収支情報を自動連携し、オーナーの報告業務を効率化します。「くらさぽコネクト オーナーアプリ」は、同社のサービスで物件の仕入れ〜集客〜契約〜物件・家賃管理〜入居者・オーナー管理まで、不動産業務の全フェーズをカバー。「オーナーズクラウド」は、不動産業務支援システムの「いえらぶCLOUD」との連携が可能です。
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(出所:WealthPark Business公式Webサイト)
不動産管理会社での圧倒的導入シェアを誇り、大手不動産管理会社でも多数導入されているデジタルプラットフォーム。収支報告書の電子化、チャットでのコミュニケーション、ワークフローといった基本機能はもちろん、物件・テナント情報やローン情報をアプリ上で共有し、一元管理ができる機能も。物件に紐づく契約書や、修繕・リフォーム実施時の写真などをカテゴリ別に管理できるので、オーナーの満足度向上につながるほか、印刷・郵送といったアナログ作業の削減に役立つ。
また、AIで管理物件の推定賃料を算出するAI賃料査定機能(オプション)や、多言語対応(英語、中国語簡体字、中国語繁体字)といった本アプリならではの機能も。
(出所:GMO賃貸DXオーナーアプリ公式Webサイト)
GMOインターネットグループのGMO ReTechが提供する不動産オーナー向けアプリ。収支報告書や巡回点検報告書、見積書、契約書の郵送のやり取りなど、賃貸管理に特化した様々な機能を持つ。使いやすいシンプルなUIが特長で、PCのWebブラウザにも対応しているので、スマホが苦手なオーナーやスマホを持っていないオーナーでも安心。チャットや電⼦契約機能、その他ワークフロー機能も備えており、いずれもアプリから簡単に操作可能。修繕⾒積書の作成・家賃設定などにおいてスピーディーなコミュニケーションが期待できる。
その他、新規売買物件の提案機能や、オーナーからの売却相談機能なども搭載。オンライン決済にも対応するなど、管理会社の業務効率化はもちろん、オーナー満足度向上につながる機能が充実している。
(出所:いい生活Owner公式Webサイト)
LINEと同様の簡単なチャット形式で、オーナーと不動産管理会社のコミュニケーションを強化する不動産オーナーアプリ。基幹システムのオーナーデータをCSV連携で取り込むことや、賃貸管理クラウド「いい生活 賃貸クラウド One」の物件情報や月次収支情報を自動連携することが可能。月次報告書や収支報告書などの一括送信にも対応しているため、封入作業や郵送コストの削減につながる。
その他、ガラケーでも送信可能な「SMS送信機能」、様々な外国語に対応した「メッセージ翻訳」、非常時の休業や時短営業のお知らせなどの情報共有に活用できる「お知らせ掲示板」など、豊富な機能を搭載。オーナーと不動産管理会社の業務をより効率化できる。
(出所:くらさぽコネクト オーナーアプリ公式Webサイト)
管理会社とオーナーとのスムーズなやり取りをサポートするコミュニケーションツール。連絡作業はチャット形式でスムーズに、各種報告書類の作成・共有業務もオンラインで簡便に。アナログ作業の削減による、業務効率化も期待できる。
また、入退去管理や契約更新、オーナー送金といった賃貸管理業務のデジタル化ができる「賃貸革命」をはじめ、すべての不動産業務をカバーする同社の製品・サービスとの連携が可能。「賃貸革命」との連携は物件・オーナー情報の再入力不要。
メッセージのやり取りをする際、管理会社からオーナーへ「お知らせ通知」をしたり、未読・既読のチェックができたりするので、連絡の見落としや滞りの防止にも役立つ。
(出所:オーナーズクラウド公式Webサイト)
マルチデバイス対応の「オーナーマイページ」作成サービス。レポート配信機能やコミュニケーション機能、お知らせ配信機能などの基本機能を搭載している。レポート配信機能では、収支報告書だけでなく定期清掃報告や原状回復工事などの様子を、動画付きで現場から配信するという使い方も可能。
個人情報にアクセスできない「社外ユーザーアカウント」を設定し、外注先に定期清掃報告書などを作成・配信してもらうことができる。また、賃貸ソフト「いえらぶCLOUD(株式会社いえらぶGROUP)」との連携による業務効率化も。
業務管理機能や承認機能も順次実装予定で、これからの機能拡張にも期待できる。他アプリに比べて安価なのも魅力。
不動産管理業務における、オーナーとのやり取りは煩雑かつミスが許されないもの。オーナー数や物件数に比例して業務負荷が増大していくため、事業拡大に課題を抱えている組織も多いはずです。Excelでの管理やアナログ作業に限界を感じたら、不動産オーナーアプリの導入を検討してみてください。
ほとんどのオーナーアプリは共通した基本機能を搭載しているので、売上向上を目指すのか、業務効率化を第一目標とするのか、または賃貸管理システムと連携させるのか、といった導入目的に応じて、適切なものを選ぶようにしましょう。
不動産オーナーアプリの導入によって、業務効率化に加えてオーナーの満足度向上、信頼関係の強化が期待できます。適切なアプリ導入は、事業成長にもつながるはずです。
不動産オーナーアプリをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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