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データ連携ツールの比較7選。EAIをタイプ別に紹介

データ連携ツールの比較7選。EAIをタイプ別に紹介

最終更新日:2024-01-10

各業務システム上で管理するデータを連携させることで、組織内で保有するデータの有効活用や業務効率化の推進をしたいと考えている方へ。データ連携ツール(EAI)に備わっている機能をはじめ、導入メリット、タイプ、自社に合ったツールの選び方を解説します。

目次

データ連携ツール(EAI)とは?

データ連携ツール(EAIツール)とは、複数の業務システム間のデータをリアルタイムで連携できるツールです。

たとえば、顧客情報、受発注情報、請求情報などをデータ連携する際、システムごとに出力/入力できるデータ形式(フォーマット)が異なるため、各データの変換が必要となります。連携させるシステムの数が少ない場合は、連携用のプログラムを書いて対応しても大きな負担になりません。しかし、連携したいシステムが多かったり、変換・入出力処理が煩雑だったりすると、効率が悪くなってしまうことも。

データ連携ツールは、システム間のデータをノーコード/ローコードで連携できるため、業務効率化を推し進めたい現場にとって必要不可欠なツールです。

EAIツールとも呼ばれる?

EAIツールとは、SFAやCRM、会計システムなど、複数の業務システムやアプリのデータをリアルタイムで高速連携させる目的で使われるものです。

大量のデータを抽出・変換・格納・処理する目的で使用するETLツールも「データ連携ツール」と呼ばれることがありますが、本記事ではシステム間のデータ連携時に使用するEAIツールについて解説します。

ETLツールについての詳細は「ETLツールの比較12選。5つのタイプ別にわかりやすく紹介」をご覧ください。

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データ連携ツールの機能

データ連携ツール(EAIツール)の主な機能は、以下のとおりです。

  • データフォーマットの変換
  • データの取り込み
  • ファイルの送受信、転送
  • メールの送受信連携
  • 特定アプリ向けアダプタを用いた連携
  • スケジュールによるデータ連携の実行
  • GUIによるデータ連携フローの作成・出力
  • システムのデータ連携による業務自動化
  • サブフロー処理によるフローの再利用・変更
  • ユーザー管理

 

データ連携ツールのメリット

データ連携ツールの導入によって得られる、4つのメリットについて解説します。

1.開発工数の抑制

データ連携ツールは、データの入出力や変換・加工に必要な処理が簡単に行える機能を搭載しているので、少ない工数でプログラムを作成できます。たとえば、「ASTERIA Warp」はノーコードで設計開発が可能。様々なシステムやサービスと連携できるツールです。

ツールの中には、多種多様なシステム・アプリ・データベースを連携接続する「アダプタ」機能を搭載しているものも。「DataSpider Servista」では、アダプタ機能を活用することで、わずか数ステップで様々なシステムとデータ連携ができるように。

2.開発期間の短縮化

システム連携のためにプログラムコードを書いて、一つひとつスクラッチ開発するとなると、時間も労力もかかってしまいます。特にエンジニアのリソースが足りない現場では、開発が思うように進まないことも。開発工数を抑制できれば、開発に要する期間短縮や業務効率化が期待できます。生産性を高め、ビジネスチャンス獲得につなげるためにも、データ連携ツールの導入が望ましいです。

3.プログラミング経験のない人でも自動化ができる

ノーコード/ローコードで開発できるデータ連携ツールなら、プログラミングの専門知識がない人でも業務の自動化に取り組めます。実際に業務に携わっている人がシステム連携・自動化に取り組むことで、より効率的な改善施策が可能に。また、「現場の困りごとをすぐに解決できる」「現場の声を反映しながら開発を進められる」といったメリットも期待できます。

4.システムの拡張性の担保

事業成長や事業領域が拡大すれば、システムの導入・連携を検討する機会は増えていきます。そのため、「システム間でAPI連携させる」「様々なシステムを同梱したクラウドサービスを導入する」といった手法ではいずれ限界がくるでしょう。あらゆる状況に柔軟に対応しつつ事業成長を後押しできる環境を構築するためには、新しいシステムの追加・連携が容易なデータ連携ツールの導入が有効です。

たとえば、「Waha! Transformer」なら、基幹系システムの再構築から各種アプリケーション間のデータ連携基盤など、幅広い連携に対応。kintoneやSalesforceなどのクラウドサービス連携も可能で、拡張性を重視したいときに最適です。

 

データ連携ツールのタイプ

データ連携ツールは大きく2種類に分けられます。各タイプの特徴について解説します。

1. ノンプログラミングで連携できるタイプ

プログラミングの専門知識がなくても、ノーコードでシステムやサービス間の連携、業務の自動化・効率化が行えるタイプです。

Excelやkintone、X(旧Twitter)など100種類以上の接続先がそろう「ASTERIA Warp」や、ドラッグ&ドロップでデータ連携フローが作成できる「DataSpider Servista」、マウスで線を引くだけでデータ変換・加工・編集・計算といった複雑な処理が行える「Magic xpi Integration Platform」などが、このタイプに該当します。

2. ファイル連携タイプ

OSや使用言語が異なる環境でも、セキュアかつ確実にファイルやデータを連携できるタイプ。国内企業の海外拠点や海外取引先ともファイルデータの連携が可能。「HULFT8」は、セキュリティに厳格な金融機関でも導入されています。

また、複数企業にまたがる膨大なファイルデータの連携・処理にも強みがあり、「PowerCenter」や「IBM MQ」など、世界中のエンタープライズ級企業で導入されているツールもこのタイプです。

 

データ連携ツールの比較ポイント

データ連携ツールの導入を検討する際に留意したい、3つの比較ポイントについて解説します。

1.対応アダプタの範囲

特定のアプリやツールと連携するために作られたアダプタが充実していれば、少ない工数でデータを連携できます。

たとえば「ASTERIA Warp」は、オプションサービスとしてExcelをはじめとしたkintoneやAWS、Azureなど、約70種類の連携アダプタを用意。また、「Magic xpi Integration Platform」は、独自アダプタを開発できるキットを無償で添付しているので、幅広いアプリ・ツールと連携可能です。

2.フロー作成の容易性

ノーコードでデータ連携するには、読み込んだデータファイルの処理フローを定義したり、データの変換・加工・計算といった処理(マッピング)を設定したりする必要があります。

「DataSpider Servista」は、データ連携フローの作成にGUIを採用しているので、アイコンをドラッグ&ドロップするだけで、データの入出力や変換・加工に必要な処理が容易に完了。「Magic xpi Integration Platform」のように、文字列加工・変換関数など500種もの関数を搭載したデータマッパーがあれば、データの変換・加工が簡単にできるでしょう。

3.大量データの場合は並列処理の対応有無

処理しなければいけないデータが大量だと、入力・変換・出力の負荷が大きすぎて、いつまでもデータ処理が終わらないケースも。データ連携させたいシステムや、大容量のデータをすぐに活用したい場合は、並列処理に対応しているツールが選択肢となります。

「Magic xpi Integration Platform」や「DataSpider Servista」は、複数サーバーによるデータの並列処理に対応しています。

 

おすすめのデータ連携ツール(ノンプログラミングタイプ)

ノンプログラミング(ノーコード)でデータ連携が実現できるツールをご紹介します。

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ASTERIA Warp(アステリア株式会社)

ASTERIA Warp公式Webサイト

(出所:ASTERIA Warp公式Webサイト)

ノーコードで様々なシステムやサービスのデータを連携し、業務の自動化・効率化や、データの活用を実現するデータ連携ツール。10,000社以上で導入されており、国内で高いシェアを持つ。
プログラミング未経験者でも、アイコンとプロパティを組み合わせる直感的な操作だけで、連携フローを構築できる。接続可能なシステムやアプリは100種類以上。オプション機能として、様々なデータベースやクラウドサービスとの連携アダプタもそろう。更に、連携処理用のアイコンを一つずつ並べて設定していくフロー開発を不要にする「フローテンプレート」も充実。テンプレートに必要な情報を入力するだけで「DBからCSVへ」「メールニュース配信」といった連携フローを自動生成し、データ連携作業を効率化する。
大規模データ連携基盤を実装した「ASTERIA Warp Enterpriseプラン」も。

  • 料金:月額30,000円〜(ASTERIA Warp Coreの場合)

詳細はこちら

Waha! Transformer(株式会社ユニリタ)

Waha! Transformer公式Webサイト

(出所:Waha! Transformer公式Webサイト)

ノーコード・ノンプログラミングで、既存のデータベースや基幹システムとデータ連携できる純国産ツール。1999年のリリース以来、20年以上の運用実績を誇るロングセラー製品で、導入実績は2,300ライセンス以上。
メモリ容量に依存しない大量データの高速処理に対応。100人以上が同時使用しても処理速度を維持できるので、部署や支社、支店などを横断する統合DWHの構築にも役立つ。CSVやExcel、kintoneやSalesforceなどの各種クラウドサービスと連携可能で、拡張性に優れているのも強み。
あらかじめ用意されたテンプレートをドラッグ&ドロップで組み合わせるだけで、簡単にデータの変換・加工も可能。作成したデータ処理に不備があっても、日本語でエラーメッセージを確認・修正できる。また、データ処理の情報はHTMLドキュメントとして出力できるため、変更する際の負担も減り、業務効率化につなげやすい。導入後はもちろん、導入前のサポートも嬉しいポイント。

  • 料金:年額135万円〜

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DataSpider Servista(株式会社セゾン情報システムズ)

DataSpider Servista公式Webサイト

(出所:DataSpider Servista公式Webサイト)

ドラッグ&ドロップ操作だけで各システムのデータ連携を実現するツール。主要なデータベースやアプリケーションに加え、CSVやExcel、大手クラウドサービスなど50種類以上の豊富なアダプタがそろい、様々な業務の自動化が実現できる。特にクラウドサービスとの親和性が高く、Microsoft AzureやAWS、kintoneなどとの連携もスムーズ。
また、データの入力・変換・出力の工程を分割し、並行処理を行うパラレルストリーミング機能を搭載。連携処理後はJavaプログラムに自動変換するので、少ないメモリで大容量データを処理しても、Javaプログラムと大差ない処理速度を実現する。
システム間のデータ連携に加えて、企業間のデータ連携基盤(HUB)や、IoTを構成する「デバイス」「クラウド」「アプリケーション」の連携にも有用だ。

  • 料金:300万円〜(Basic Server Packageの場合)

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Magic xpi Integration Platform(マジックソフトウェア・ジャパン株式会社)

Magic xpi Integration Platform公式Webサイト

(出所:Magic xpi Integration Platform公式Webサイト)

クラウド/オンプレミスを問わず、様々なシステムをつなぐデータ連携プラットフォーム。ドラッグ&ドロップ操作でシステム連携フローがデザインでき、66種500機能以上のアダプタ・コネクタ群を搭載。アダプタは自社開発のため、ワンストップでスムーズな対応を提供する。また、開発キットのコネクタビルダ(SDK)を使えば、非提供のシステムやサービスに対応したアダプタの開発も可能に。
トリガー機能も豊富で、様々なタイミングで連携フローを自動実行できる。多数のトリガーによってイベントを監視し、変更イベントをきっかけにデータ連携フローを起動。変更前後の差分取得にも対応している。
また、大量のデータを多数のサーバーのメモリ上で分散して管理することで、データの冗長化と信頼性を確保。並列処理によるスケールアウトと、サービスを止めない耐障害性を実現している。

  • 料金:要問い合わせ

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おすすめのデータ連携ツール(ファイル連携タイプ)

国内外の拠点間・企業間でのデータファイル連携を行うための、ファイル連携タイプのツールをご紹介します。

HULFT8(株式会社セゾン情報システムズ)

HULFT8公式Webサイト

(出所:HULFT8公式Webサイト)

売上データや顧客情報、ログデータといったITシステムに蓄積されたデータの送受信を行うファイル連携ミドルウェア。文字コード変換をはじめ、実用性の高い業務システムの基盤として、多彩な機能を備えている。また、サーバーやプラットフォーム、コード体系などが異なる様々なファイルを、安全かつ確実に送受信することも可能。HULFTをインストール済みのマシン間でファイル転送を行い、運用に合わせてどちらのサーバーからでも配信要求・集信要求を実行できる。
また、オプション製品の「HULFT Script」と組み合わせれば、ファイル転送前後に生じるスクラッチ開発が不要に。SFTP/FTP機能搭載で、FTPとの接続や段階的な導入も実現する。

  • 料金:要問い合わせ

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PowerCenter(インフォマティカ・ジャパン株式会社)

PowerCenter公式Webサイト

(出所:PowerCenter公式Webサイト)

メインフレームからデータベース、アプリケーション、クラウドまであらゆるシステムに接続し、データファイルの送受信ができるエンタープライズデータ統合プラットフォーム。企業内外に散在する様々なフォーマットのデータを抽出・統合し、リアルタイムやバッチ、変更差分抽出といった形でアクセス・取得できる。
操作・理解しやすいGUIベースで開発するため、開発工数を少なく抑えられるのも特徴だ。業務部門で実用的な連携フローの開発が実現されるため、全社レベルで信頼性の高いデータをタイムリーに共有できるのも嬉しいポイント。また、複雑な変換処理と使用頻度の高いロジックを部品化して流用できる、高品質な開発・保守における業務効率化にも役立つ。

  • 料金:要問い合わせ

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IBM MQ(日本アイ・ビー・エム株式会社)

IBM MQ公式Webサイト

(出所:IBM MQ公式Webサイト)

2022年Forbes Global 2000の上位100社のうち90%の企業をはじめ、多くの世界的企業で導入実績を誇る、メッセージング・ソリューション。信頼性と拡張性のある方法で、あらゆるタイプのデータファイルをメッセージとして通信・交換。複数のプラットフォームにまたがる様々なアプリの統合を簡素化・高速化する。
また、メッセージをすぐに配信できない場合には、キュー内で保護して配信が保証されるまで待機させたり、配信の重複や配信もれを防止したりするなど、セキュリティの高さが特徴だ。きめ細かい認証と強力なデータ暗号化により、保管・移動中やメモリ内のデータ保護も万全。

  • 料金:要問い合わせ

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まとめ

企業が保有する膨大なデータを複数の業務システム間で活用するには、各データを変換したり、新たにプログラムを作成したりしなければいけません。データ連携ツール(EAIツール)を導入すれば、システム間のデータをノーコード/ローコードで連携できるため、プログラムの開発工数の抑制や開発にかかる期間を短縮。更に、業務効率化や生産性向上につながるデータの利活用といった課題も解決できます。

データ連携ツールには、以下のタイプがあります。

  1. ノンプログラミングで連携できるタイプ
  2. ファイル連携タイプ

また、データ連携ツールを選定する際は、以下の比較ポイントも参考にしながら、自社に適したツールを検討してみてください。

  1. 対応アダプタの範囲
  2. フロー作成の容易性
  3. 大量データの場合は並列処理の対応有無

データ連携ツールを活用することで、業務の効率化や人的ミスの削減などを実現する環境を構築できるでしょう。

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