不動産の賃貸・売買仲介における成約件数の獲得を強化したい方へ。ポータルサイトや店舗の窓口への問い合わせ対応をよりスピーディーにするために有効な「不動産向け顧客管理システム(CRM)」の解説や具体的サービスを紹介します。
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不動産向け顧客管理システムとは、不動産業界の実務に特化した機能を持つCRM(顧客関係管理)システムです。CRMは、その名の通り、企業と顧客の関係を管理し、良好なものにする目的で様々な業界で活用されています。顧客の氏名・年齢・性別などの情報とあわせて行動や反応を分析することで、顧客一人ひとりの状況に合わせた適切なアプローチが可能です。
不動産業界向けの顧客管理システムは、最終的に来店率や成約率を高めることが主な利用目的です。従来、不動産の宣伝はチラシや広告、CMが中心で、そこから新規顧客を獲得することが一般的でしたが、近年はネットサービスの普及によって、顧客のチャネルは多様化しています。新たな見込み顧客を獲得するためには、これまでの方法に頼るだけでなく、多岐にわたる情報を集約し、管理することが重要です。
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システムによって異なりますが、不動産向け顧客管理システムには、主に以下のような機能があります。
SUUMOやHOME'Sなど、複数の賃貸ポータルサイトから問い合わせのあった顧客情報を、リアルタイムで自動的にシステムに登録。顧客の仕分けや重複チェックも自動化します。更に、メールの自動返信などで新規顧客にすぐにアプローチし、来店予約などの次のステップを促すことができます。
顧客との過去の接点ややりとりの履歴を確認できます。長期検討中の顧客に対して、数週間後、数か月後などの将来のタスクを割り当てておくことで、追客漏れを防ぐことも可能です。
直近で問い合わせがあった顧客や、頻繁に条件を設定して検索・閲覧している顧客に対し、それぞれの状況に応じた販売促進メールを自動で配信します。中には、段階的な自動配信が可能なステップメールに対応したものも。
顧客のLINEアカウントと連携した不動産情報のメッセージ配信や、顧客と直接のやり取り。
不動産向け顧客管理システムは、賃貸仲介、売買仲介、あるいはその両方かによってタイプが分かれます。具体的なシステムを検討する際は、それぞれどんな特徴を持つタイプか把握しておきたいところ。顧客情報の管理や見込み顧客へのアプローチといった共通機能はありますが、細かい機能に違いがあります。以下、詳しく見ていきましょう。
賃貸物件を探している顧客は、色々なポータルサイトを経由して問い合わせするケースがほとんどです。顧客の熱が冷めないうちに素早く必要な情報を提供したり、来店予約などの次の行動へ誘導したりすることで、成約率の向上が期待できます。賃貸仲介向けCRMの多くは、基本的に複数のサイトからの問い合わせ情報を自動で取り込み、一元管理する機能を備えています。
そのほか、顧客の希望に応じた物件の紹介や、問い合わせ・来店から一定期間が経過した顧客への状況確認といった追客メール機能も充実。更に、オンライン面談・来店・内見の予約受付や、気になる物件の空室情報・各種予約状況の自動確認なども可能です。
物件の売買を検討している顧客は、賃貸物件の検討と比べると売買の決断までに時間を要する傾向があります。顧客にとってより良い情報と条件を提供し続けるなど、顧客と長期的なつながりを維持していくことも大切です。売買仲介向けのCRMでは、新着物件情報を買主へ自動配信する機能、メールの開封率や物件閲覧数、リアクション日時といった分析機能などによって、成約確度の高い顧客に絞ったアプローチを進められます。
賃貸仲介・売買仲介の両方に対してCRMを利用したい場合、顧客との接触機会を増やせる追客機能に注目しましょう。顧客の要望が多岐にわたる場合でも、それぞれに合わせた対応ができると便利です。顧客の利用状況やアクションを分析する機能や、分析結果をもとに顧客ニーズにマッチする情報を自動提案する機能、オンラインでの面談や来店予約、顧客専用のマイページといった機能がそろっていると使い勝手が良いです。
不動産向け顧客管理システムを導入する際に、比較しておくべきポイントを以下の3つにまとめました。
SUUMOやHOME'Sなど、自社が出稿しているポータルサイトとの連携は重要なポイントです。特に、自動で顧客情報を取り込んで素早くフォローメールを送るなど、追客を重視したい場合には、連携対応しているサイトをチェックしましょう。
逆に、追客の自動化にこだわらず、日ごとにデータを集計し、取り込むくらいで大丈夫な場合は、自動連携でなくてもCSVデータによる一括登録で対応できることもあります。ただし、自動連携・手動での取り込みといった手順が複数存在すると、タイミングや担当者によって対応に差が出てしまうリスクがあるので、然るべき仕組みを構築することが重要です。
幅広い層にアプローチするためには、連絡手段の対応範囲もポイントです。電話はもちろん、メール、LINE、チャットなどのツールに網羅的に対応していることが望ましいでしょう。特に利用者の多いLINEは、いまや外せないコミュニケーションツールです。
その際、顧客対応漏れや重複対応を極力ゼロにして、効率的な顧客対応を実現するためには、各種連絡ツールで行われたやりとりを一元管理できることも重要。システム上でやりとりをひとまとめにして、管理・返信ができるものもあります。
顧客の行動を分析した際に、情報の閲覧頻度や送信メッセージの開封率が高い人は、強い関心を持って情報を得ていることがうかがえるので、ホットリード(成約までもう少しの段階にある見込み顧客)の可能性があります。
メッセージの既読確認機能や顧客の行動ログを把握できる機能などが備わっていれば、ホットリードの抽出がしやすくなります。もう一押しに最適な提案や案内を効果的に行えるようになれば、勘や感覚に頼らない戦略を立てられるでしょう。仕事の属人化防止にもつながります。
まず、賃貸仲介向けのサービスを5つご紹介します。
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(出所:ノマドクラウド公式Webサイト)
不動産賃貸業における管理・仲介業務の課題をテクノロジーで解決することをビジョンに掲げてサービス開発を手掛けるIT企業発のシステム。25以上の各賃貸ポータルサイト(SUUMO、HOME'sなど)や自社サイトの反響を自動で取り込むことが可能。
入居希望者の問い合わせ内容や反響物件、タスク管理と紐づいた顧客一元管理を実現する。入居希望者の希望にあった物件を自動的に抽出し、物件提案を行う物件自動提案機能も備えている。メール・LINE・SMS・チャットなど、様々な連絡ツールのやり取りをひとまとめに管理・返信できるところも魅力。
(出所:いい生活 賃貸クラウド One公式Webサイト)
不動産業に特化したクラウドで提供するデータベースシステム。SUUMO・HOME’S・アットホームなど、主要ポータルサイトを含む全20サイト以上に一括出稿が可能。一括編集機能を搭載しているため、賃料、管理費をはじめ、ポータルサイトごとのセールスコメントなどをまとめて更新できるので担当者の負担を軽減できる。
物件担当者の情報更新反響のあった顧客情報を自動で登録し、追客状況を管理できる。物件画像入りの物件紹介メールの自動配信、返信が来ない顧客のアラート機能など追客・顧客管理機能によって、追客の効率化につながる機能が充実。
(出所:カナリークラウド公式Webサイト)
不動産仲介会社向けに特化した顧客管理システム。多彩な機能とシンプルで直感的な操作性が特徴。各ポータルサイトを経由した反響メールはすべてシステムに自動で取り込み、サンクスメールを送信可能。営業時間外や定休日でも、スピーディーに顧客をLINE登録や来店予約といった次のアクションに誘導できる。
メール・電話・LINEなどでのやりとりもすべて一元管理できるので、メンバー間の情報共有もスムーズ。対応漏れによる顧客の取りこぼし防止にも役立つ。顧客心理を踏まえて、アプローチのタイミングや文面を調整した独自のシナリオを作成し、それに沿って対応する「戦略的追客」によって、メールの返信率を向上する。
(出所:顧客管理 CRM公式Webサイト)
日本最大級の不動産・住宅情報サイト「HOME'S(ライフル ホームズ)」を運営するLIFULL提供のCRM。メール反響から来店率アップを目指す賃貸不動産会社向けのシステム。「スピード」「量」「内容」にこだわった多彩な機能を備えている。
TOP画面に対応が必要な顧客を優先順位に応じて自動表示し、対応漏れを防止。メール内容を定型文として蓄積でき、ワンクリックでメール作成を可能にするので素早い対応を可能に。メールの閲覧・返信がない反響に対しても、2種類の自動追客機能によって必要最低限の追客を自動で行える。店舗別・個人別に、対応した反響数やメール・電話の追客量などが自動集計されるので課題分析に役立つ。
(出所:Taski公式Webサイト)
不動産業界を中心とする国内の中小企業を対象としたIT・Webサービスを運営する企業による、賃貸仲介業者向けの顧客管理・営業支援システム。自動返信メールでのスピーディーな初期対応を設定可能。
ポータルサイトや自社サイト経由の反響をまとめて管理できるので、見逃しや返信漏れを防ぐことができる。店舗全体で反響を管理することで、管理の属人化をせず、どんな状況で顧客とやり取りをしているのか可視化可能。反響、来店、成約の状況をグラフや表で確認できるため、顧客の傾向を把握しやすい。
続いて、売買仲介向けのサービスを2つご紹介します。
(出所:PropoCloud公式Webサイト)
長期的な顧客フォローを実現し、機会損失を防ぐための機能を充実させたシステム。買主にとって分かりやすいデザインのメールで定期的に新着物件を届けられる。
更に、単なる物件情報だけではなく、月額支払いの概算や将来の推定価格など、買主から喜ばれる情報を送ることで他社との差別化を図れる。売却決定まで半年以上かかっても、追客し続けるので売上機会を掴みやすい。PC操作が苦手でも、直感的に使いやすいシンプルな操作画面なので手間なく運用できる。
(出所:売買革命公式Webサイト)
覚えやすさを意識して構築された不動産売買仲介営業支援システム。業務に合わせて設計された操作性により、新人やPCに不慣れな人でもすぐに業務に取り掛かれる。ワンクリックでポータルサイトに物件を入稿できるので、入力の手間が省けて業務効率化に効果を発揮。
HP、不動産ポータルサイト、チラシ、情報誌など、多様な媒体からの反響数をグラフで集計、月単位で推移情報を確認できる。不特定多数の買主にDMを配信でき、かつ買主のランクや状況に合わせた物件情報・メルマガ等の定期DMの送信も可能。
(出所:KASIKA公式Webサイト)
住宅・不動産会社向けの顧客管理システム。顧客情報だけでなく、「いつ誰がどんな風に営業をしたか」「どこまで進んでいるのか・どこでとまっているのか」など顧客アプローチ状況や進捗も管理・確認可能。更に、広告媒体の経路別の反響や、媒体別の費用対効果などがレポート形式で表示。顧客の興味の度合いを判定する機能もあるため、営業先の絞り込みにも有効。
ポータルサイトなどの物件情報や施工事例をメルマガ化して自動送信することもできるため、休眠顧客に継続的にアプローチできる。このほか、顧客情報の登録、サンクスメールの送信などの自動化にも対応しているため、作業漏れを防ぎつつ、業務の効率化が期待できる。
最後に、賃貸仲介・売買仲介の双方に対応したサービスを4つご紹介します。
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(出所:いえらぶCLOUD公式Webサイト)
賃貸・売買・管理すべてに対応した、成果最大化と業務効率化を目的としたオールインワン不動産業務支援システム。仲介業務向け機能では物件情報の取り込み・入力や各ポータルサイト連動、Webでの接客、顧客管理など、賃貸・売買両方の仲介業務で必要な機能がそろっており、業務効率化と追客強化による売上UPを期待できる。
管理機能として、サイトの反響分析、空室対策として物確の自動対応・、Web内見予約、賃貸管理などの機能を搭載。不動産特化で改良を重ねたHPを制作できる管理システムも活用したいところ。
(出所:みらいえ公式Webサイト)
物件管理機能と顧客管理機能を統合した、不動産専用のHP制作・管理システム。AIを用いた入力アシスト機能で、物件掲載の作業負荷を軽減できる。顧客管理機能としては、SUUMOやHOME’Sなど、27の不動産ポータルサイトでの反響を自動で取り込み、顧客ごとに情報を一元管理可能。AIが自動で最適な追客メールを送信するなど、営業をサポートしてくれるので、来店率上昇や売上最大化を見込める。
(出所:いい生活 賃貸クラウド営業支援公式Webサイト)
「いい生活 賃貸クラウド One」もリリースしている、株式会社いい生活の営業支援サービス。メール・LINE・Webチャットといったツールに対応し、1画面ですべてのやりとりを管理できるところが便利。スマホやタブレットでの操作もできるので、いつでもどこでも顧客対応できる。
お客様専用マイページを作成し、アクセス時間や行動などの顧客情報を蓄積することで、メッセージ・電話の応答率を上げられる。同シリーズのシステム「いい生活のクラウドSaaS」とのリアルタイム連携により、物件情報は常に最新、電子申込や契約への移行もスムーズに。
(出所:ATBB顧客管理公式Webサイト)
アットホームが提供する、成約にいたるまでの過程を一元管理できるCRMツール。「営業支援」の特徴として、自動返信メール(サンキューメール)、マッチング条件の登録と顧客ごとの物件情報を自動配信、「お客様サイト」によって顧客のニーズを把握といった点が挙げられる。
「顧客管理」は反響メールをもとに、名前・TELなどの基本情報を、入力の手間なく自動的に登録可能。顧客情報検索や重複した顧客情報を名寄せ機能で一本化など、スムーズな顧客対応が実施できる。社内での情報共有も担当者別や、対応履歴による過程チェックができるので、管理しやすい。
不動産業界では、これまでの紙媒体広告、CMと電話・来店による問い合わせから、インターネットでの情報収集、問い合わせへと大きく変化してきています。インターネットでの問い合わせは気軽に行える一方で、各種のポータルサイトで複数の物件を問い合わせることもできるため、成約につなげることも難しくなっています。
不動産顧客管理システムでは、様々なチャネルの問い合わせを集約することができ、顧客の情報を一元管理することで、顧客に対して短時間で希望する情報を提供できることや、成約までのステップを進めていく仕組みを構築していくことが容易になるメリットがあります。顧客管理システムを活用し、顧客の様々な要望を的確に収集して、顧客それぞれに合わせた情報を提供することで、スマートに成約率アップを実現させましょう。
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不動産業務システムの選び方ガイド
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