最終更新日:2024-11-05
アプリ開発や業務改善、Webサービスの提供などに興味を持ちつつ、手間やコストの面から躊躇している企業の担当者の方へ。手軽にアプリ開発が可能なノーコードツールについて紹介します。
ノーコードツールとは、プログラミングやシステム開発の知識がなくても、以下のようなアプリケーションやWebサイトを製作できるツールのことです。
あらかじめ用意された部品(パーツ・機能)を組み合わせるだけで、非エンジニア人材でもアイデアを実現できるのが特徴。社内の運用ルールに完全に対応したアプリを作れるなど、柔軟性の高さにも強みを持ちます。
今回は、ノーコードツールについて具体的なメリットや注意点、その他にも自社に合ったツールを選ぶ際のポイントなどを、おすすめのツールを交えながらご紹介します。
記事後半にはタイプ別のおすすめツールも紹介しています。「今すぐツール選定に移りたい」という方はそちらをご覧ください。
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ノーコードツールは、テンプレートやコンポーネントと呼ばれる部品をドラッグ&ドロップで組み合わせていくことで、Webサイトやアプリ、データベースなどを作成できます。
ノーコードツールには、あらかじめ様々なテンプレートやコンポーネントが用意されています。たとえばkintoneには「日報」「案件管理」「交通費申請」といった様々な業務アプリのテンプレートと、「チェックボックス」「文字列」「ラジオボタン」といった28種類のパーツ(コンポーネント)があります。
アプリテンプレートに必要なパーツを加えてカスタマイズしたり、イチからパーツを自由に組み合わせたりと、直感的でありながら、自由度の高いアプリ作成が可能。アプリ作成画面と完成画面がほとんどイコールなので、非エンジニア人材でもイメージ通りのアプリが作れるのが特徴です。
ノーコードツールと類似したツールに、ローコードツールがあります。違いは以下の通りです。
ノーコードツール | 一切ソースコードを書かなくてもアプリケーションなどの開発が可能。ただし、できることには制限があります。 |
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ローコードツール | 極力ソースコードを書かなくてもアプリケーション等の開発が可能。ノーコードツールよりもできることは増えますが、一部のソースコードは自分で書く必要があります。 |
ローコードツールでは初心者程度のプログラミング言語が必要になりますが、ノーコードツールでは難しい細かなカスタマイズや、用意されていないテンプレートやコンポーネントの作成などが可能なほか、異なるアプリケーションとの統合や連結が可能になります。
ノーコードツールは、外部開発会社へ依頼したり、既存ツールをカスタマイズしたりして導入するのに比較すると、大きく3つのメリットがあります。
ノーコードツールには、無料で利用できるプランが用意されているケースが多くあります。有料プランでも利用料金を細かく設定できるツールが多く、必要とする内容や規模に合わせて選択しやすいのが特徴。そのため、「まずは試しに利用してみたい」「小規模でアプリケーションが使いたい」という場合に有用です。
また、ノーコードツールは基本的にクラウド環境でブラウザ上から開発ができるため、導入のハードルが低いのも魅力。中には、「Google AppSheet」のようにアカウントを取得するだけですぐに利用を開始できるノーコードツールもあり、スピーディーに開発に着手することができます。
また、オンプレミス環境の開発と異なり、機能改善や機能追加、環境のメンテナンスなどは、すべてノーコードツールを提供する事業者側で実施。常に最新の安全な環境下でアプリケーションを開発・利用できます。
ノーコードツールはイメージをダイレクトに反映できるため、思った通りのデザインや機能を搭載することができます。
従来の外部の開発会社・制作会社に依頼した場合、イメージを伝えて仕様に落とし込み、要件定義を行う必要があります。その際に伝言ゲームのようにコミュニケーションの齟齬が発生することがあります。また、時間的コストも多く、イメージ通りといかないことも少なくありません。ノーコードツールなら、豊富なテンプレートからイメージに合致する色や形、デザイン、機能を選択することで、実現したいことを簡単に形にできます。
ノーコードツールによる開発は、詳細な要件定義や仕様設計、実装テストなどの、一般的な開発工程を必要としません。そのため、通常の開発と比較すると、企画からローンチまでの期間を大幅に短縮できます。簡単なアプリであれば即日から数日程度で公開できます。
特に、スピード感のあるビジネス展開と相性が良く、旬なジャンルでの新規事業の展開など、スピードが求められるサービス開発で多くのベンチャー・スタートアップ企業で利用されています。中には「まずノーコードツールでテスト開発して、市場の反応を見てから本格的なシステム開発に移る」というパターンもあります
便利でスピーディーな開発が可能なノーコードツールですが、利用する際に注意したい点があります。主な注意点(デメリット)は以下のとおりです。
ノーコードツールはサービスによって、事前に用意されているパーツや機能などが異なり、対応できる範囲や得意とする領域も異なります。自社に合ったサービスを選ぶ際に重要なのは、「何を開発したいのか」という目的の部分です。それによって、おすすめも変わってきます。
ノーコードツールの利用目的は、大きく分けて以下の4つの分野があります。
1.プロダクト開発 | Webアプリや、スマホやPCのネイティブアプリなど、顧客サービスとして提供するプロダクトの開発 |
---|---|
2.業務アプリ開発 | 業務効率化など、社内で運用するためのアプリやツールの開発 |
3.Webサイト制作 | 製品のランディングページや企業のWebサイト、オウンドメディアなど、Webサイトの作成 |
4.ECサイト開設 | ECのための商品ページやカート、決済機能などを持つECサイトの開設 |
それぞれの分野について、どのようなノーコードツールが適しているのか詳しく見ていきましょう。
おすすめは汎用性が高い、こちらのタイプです。
→おすすめのノーコードツール(プロダクト開発にも対応)
顧客に向けて展開する自社サービスのプロダクト開発(Webアプリ、ネイティブアプリなど)に対応しているだけでなく、Webサイトの制作やECサイトの開設も可能なツールもあり、色々な業務をまとめて一つのツールで行いたいという場合にも適しています。
社内の業務改善に特化したタイプのノーコードツールがおすすめです。この場合は、更に以下の2種類が考えられます。
→おすすめのノーコードツール(業務アプリ特化型)
現時点でDXが行われていない、もしくは、様々な業務ツールを横断して利用しているため、ツール間の連携が取れていない場合は、こちらのタイプのノーコードツールがおすすめです。データベースを構築して様々な業務アプリを開発できるほか、複数の業務ツールをプラグインで接続したり、ツールを移行したり、業務のDX化を加速します。
すでにスプレッドシートやデータベースで社内のデータを管理している場合は、こちらがおすすめです。既存のデータを活用しながら、社内の業務を効率化するアプリを簡単に開発できます。
製品のランディングページや自社サイトなど、Webサイトを作る機能に特化した、こちらのタイプがおすすめです。
→おすすめのノーコードツール(Webサイト特化型)
レスポンシブデザインに対応したデザインテンプレートが豊富で、HTMLやCSSのコーディング知識がなくても、スタイリッシュなイメージ通りのWebサイトを作成できます。問い合わせフォームや決済機能、予約受付やメルマガ配信などの機能もあり、飲食店や宿泊施設、マッサージ等のサービスの店舗ページを作成することも可能です。
自社製品や取り扱う商品を販売するECサイトの構築に特化したノーコードツールがおすすめです。
→おすすめのノーコードツール(ECサイト特化型)
商品の一覧や分類、商品紹介のほか、カートやお気に入りなどの機能、送料の計算や決済機能など、ECサイトの構築に必要な機能を多数搭載しています。
ECサイト特化型のノーコードツールをお探しの場合は、「ECサイト構築ツール16選。タイプや目的別の選び方」もあわせてご参照ください。
適切なノーコードツールを選ぶ際には、前述の4つのタイプ分けに加えて、以下5つの比較ポイントにも留意しましょう。
まず、ノーコードツールに用意されている開発機能、つまりテンプレートやパーツ(機能)が利用目的と合致している必要があります。加えて、
承認プロセスを実現するワークフローや、メールによる通知機能、データへのアクセス権限の管理、Active Directoryと同期したユーザー管理など、業務効率化に関わる機能についても、不足がないか事前に確認しておきましょう。
たとえば「kintone」は、様々な業種業務に特化した専用アプリがパッケージ化されています。また、外部サービスとの連携機能やプラグインサービス(有料)が充実しているのも特徴です。
どのような提供形態のアプリを作成したいかによって、選ぶべきツールが異なります。たとえば、幅広いユーザーに向けて提供したい場合はネイティブアプリ開発に対応したツールが適しており、一方で従業員に向けて業務アプリを提供したい場合には、様々なWebアプリを手軽に開発できるツールが適しています。
ネイティブアプリの開発ツールとして知られている「Adalo」は、Webアプリの開発にも対応。様々な形態でのアプリ提供が求められる環境に適しています。
一方、提供先が自社従業員などに限られる場合は、「kintone」や「PigeonCloud」といったツールがおすすめです。
ノーコードツールで開発したアプリを、プロダクトとして一般に販売する場合は、ストア機能や販売経路を持ったツールが有力な選択肢となります。
たとえば「サスケWorks」では、作成したオリジナルアプリをApp StoreやGoogle Playで公開して、ほかの「サスケWorks」のユーザーに販売することが可能です。また、アプリ単体だけでなく、データベースや自社ツールなどを組み合わせたサービス展開ができるなど、幅広いプロダクトの販路が用意されています。
LINEやApple ID、Amazon ID、Facebook アカウント、Googleアカウントなどと連携したソーシャルログイン機能を組み込めるツールなら、会員登録時の負担を軽減できるため、ユーザーの離脱防止に有効です。
ノーコードツールによって、連携できるSNSやサービスが異なるため、連携したいサービスに対応しているかどうか確認しておきましょう。たとえば、「Bubble」は、OAuth2.0認証に対応しており、Google、Facebook、Twitter、GitHub、LinkedIn など主要なソーシャルメディアとの連携が可能です。
ノーコードツールの導入を検討してい場合、「非エンジニアでも手軽にアプリを作れるか」「学習・教育コストを抑えられるか」が重要なポイントとなります。そのため、テンプレートの充実具合やUIの使い勝手など、設計・開発のしやすさに直結する部分を動画やデモ操作でチェックしておきましょう。
また、UIや操作性だけでなく、開発用のドキュメントやユーザーサポートの充実なども、設計開発のしやすさには大きく影響します。
たとえば、「Bubble」や「Adalo」などの普及率が高いノーコードツールは、公式ドキュメント以外に、機能解説や開発のヒントを掲載した動画やWebコンテンツが多数あります。
一方で、日本語マニュアルなどが用意されていない海外製のノーコードツールは、日本語環境での開発がしにくいケースがあるため注意が必要です。
ノーコードツールを一度導入すると、継続して利用するのが前提となります。そのため、毎月の固定費として許容できる費用感のサービスを選ぶことも重要です。
料金相場は1アカウントあたりおよそ500〜7,500円まで様々。使える機能や、作成するアプリの提供範囲によって異なります。以下の表に、タイプとサービス名と月額料金をまとめたので参考にしてみてください。
タイプ | サービス名 | 料金 |
---|---|---|
汎用型 | APPBOX | 月額10万円~、初期費用75万円(30,000MAUおよび、標準搭載機能のみの場合) |
Bubble | 月額119ドル/2アカウント(グロースプランの場合) | |
Click | 月額19,600円(税込)/10アカウント(Proプラン・年払いの場合) | |
Adalo | 月額52ドル/5アカウント(プロフェッショナルプランの場合) | |
業務アプリ特化型 | kintone | 月額1,800円/アカウント(スタンダードコースの場合) |
PigeonCloud | 月額1,000円/アカウント(ユーザー数プランの場合) ※5アカウントから利用可能 | |
サスケWorks | 月額5,000円/11アカウント(スタンダードプランの場合) ※アカウント追加料金などは別途 | |
Platio | 月額20,000円/10アカウント(Standardプランの場合) | |
月額500円/アカウント(スタンダードプランの場合) | ||
Airtable | 月額20ドル/アカウント(チームプランの場合) | |
AppSheet | 月額1360円/アカウント(Google Workspace Business Standardの場合) | |
Glide | 月額99ドル/20アカウント(チームプランの場合) | |
Webサイト特化型 | STUDIO | 月額2,480円/3アカウント(CMSプランの場合) |
ペライチ | 月額3,940円(税込)/アカウント(ビジネスプランの場合) | |
BinDup | 月額2,728円~/アカウント | |
KARTE Blocks | 月額14万8,000円〜(月間PV数に応じる)、初期費用10万円 |
豊富な機能を持った、汎用的なノーコードツールを紹介します。
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(出所:APPBOX公式Webサイト)
アプリ開発・運用・グロースを総合的に支援するスマホ向けアプリ開発サービス。会員証、クーポン、ポイント管理など、基本的なアプリ機能を搭載したパッケージをカスタマイズするだけで、最短1カ月でクイックスタートできる。
ガイド・サポート体制が充実しているため、ローンチ後の機能拡張も簡単。データ収集機能を追加すれば、ユーザー属性の収集やイベントトラッキングの計測も可能だ。アップデートなしのホーム画面レイアウト変更、プッシュ通知やアプリ内メッセージのABテストにも対応しており、マーケティング施策のPDCAを高速回転できる。
その他、スクラッチ開発にも対応。パッケージをベースに機能追加、外部サービス連携など自在にカスタマイズできるため、ローコスト・短納期でハイクオリティなアプリ開発も実現する。
(出所:Bubble公式Webサイト)
全世界で200万人以上のユーザーを持つノーコードツール。多くの起業家やスタートアップ企業が活用しており、Microsoftともパートナーシップを提携している。汎用性の高いノーコードツールで、特にWebアプリ開発に強みを持つ。豊富な機能パーツを持ち、ドラッグ&ドロップすることで簡単に高度なWebアプリの開発が可能。Webアプリのほかにも、スマホアプリやPC用のネイティブアプリ、Webサイト制作、ECサイトの開発まで、幅広い分野に対応できる。
UIは英語で提供されているが、ユーザーが多いため、日本語での解説情報も多数あり、学習しやすいシンプルな構造と開発難易度の低さが特長。
(出所:Click公式Webサイト)
日本製の汎用型ノーコードツール。マップやカート、メッセージ、検索など、アプリやWebサイトで必要とされる基本的な機能をすべて網羅しており、SNSやマッチングアプリ、動画配信サービスやECアプリなど、多種多様なアプリ開発が可能。内部に決済機能があるため、アプリ内で簡単に収益化を行うこともできる。
実用例としては、マップ機能とメッセージ機能を掛け合わせた地域活性化アプリ、その他、社内の業務改善アプリや、NFTとクラウドファンディングを掛け合わせた支援型NFTクラウドファンディングサービスなどがある。
(出所:Adalo公式Webサイト)
Webアプリからネイティブアプリ、スマホアプリまで幅広いアプリ開発ができる汎用型ツール。海外製のノーコードツールだが、日本語にローカライズされており、UIを日本語で利用することができる。カスタムWebドメインが利用でき、独自ドメインでのWebサービスを展開することも可能。App StoreやGoogle Playにアプリをパブリッシュする機能もある。
また、最も特長的なのは、世界中から集まっているAdaloの専門家に依頼することで、より高度で高機能なアプリを作成したり、UI/UXを洗練させたり、1on1で開発のコーチングを受けることができるところ。ノーコードツールを利用して運用の負担を軽減しながら、他社にはないサービスを開発したい場合は有用といえる。
業務向けのアプリ開発に特化したノーコードツールについて、データベース構築から開発したい場合と、既存のデータベースを使用したい場合に分けて紹介します。
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<データベース構築なども含めてアプリ開発したい場合>
(出所:kintone公式Webサイト)
グループウェアを提供するサイボウズのノーコードツール。業務向けアプリ開発に特化したパーツや拡張オプションを取りそろえている。特に基本機能としてデータの蓄積、一覧、検索の機能に優れ、社内のあらゆる情報をデータベース化することが可能。それにより、業務日報や案件とタスクの管理、問い合わせや顧客情報の紐付け、採用面接管理のようなバックオフィスのほか、製造業から医療機関、不動産、金融、運輸など、あらゆる業種・業態で必要な業務アプリが開発できる。
特に、製造業の材料データの資料管理から、不動産業の物権契約管理まで、データにまつわるアプリ開発に強みを持つ。
(出所:PigeonCloud公式Webサイト)
社内のあらゆる情報を一元管理するデータベースをノーコードで作成できるツール。問い合わせ管理や顧客管理、在庫管理など様々な用途に活用できる。顧客や社員の声をデータベース化することで、情報の分散を防ぎつつ、サービス品質改善や業務改善が期待できる。
データに基づいた高度なチャート機能やカレンダー機能、ワークフロー機能など、業務効率の向上に役立つ便利な機能を標準搭載。必要なデータは高速かつ高度に検索、簡単に数値化・グラフ化できるため、分析もスムーズ。過去のデータとの比較も簡単に行えるため、たとえば、在庫管理における発注ミスの防止などにも貢献。正確な情報に基づいた適正な経営判断を支援する。
(出所:サスケWorks公式Webサイト)
データを集約してデータベースを構築し、目的に合わせて機能を組み合わせ、蓄積されたデータを活用するWorksアプリを利用したノーコードツール。ドラッグ&ドロップでパーツを組み合わせるだけで、直感的にデータベースが構築できるのが特長。アプリを通じて様々なデータを登録・蓄積することで、あらゆる業務でのデータ活用を促進する。
また、アプリ機能としてのパーツも多岐に渡り、ExcelやPDFのファイルで帳票出力をしたり、一括メールを送信したりするバックオフィス機能や、手書き文字なども読み取れるAI OCR機能などのパーツも用意されている。アプリ同士を連携させられるほか、サスケWorksを利用しているほかのユーザーにアプリを販売することも可能。
(出所:Platio公式Webサイト)
自社の業務にあわせて細かなカスタマイズが可能なモバイルアプリ制作ツール。中でも、現場のニーズに合致するモバイルアプリ開発に強みを持っており、小売業や製造業など、煩雑なアナログ業務が多く、デジタル化がなかなか進まないような現場におすすめ。
たとえば、点検報告や状況報告、日次報告などの日報アプリや、顧客対応記録、作業進捗管理、ヒヤリハット記録などの業務にまつわる細かな記録を取るパーツ、更に水位監視や温度管理など、現場業務に特化した100種類以上のテンプレートがあり、組み合わせることで自社の業務にマッチしたアプリが作れる。
<既に利用しているスプレッドシートやデータベースを利用したい場合>
(出所:@pocket公式Webサイト)
ドラッグ&ドロップで必要な部品を組み合わせるだけで業務アプリが作成できるWebデータベースサービス。Excelファイルをインポートして作成した部品を配置するだけで、Excelで管理している顧客リストや資産台帳などをそのままアプリ化できる。ストアでダウンロードできるテンプレートやプラグインを自由にカスタマイズして、業務アプリを作成することも可能。既存システムや他社サービスとのAPI連携、帳簿出力やプロセス管理など、オプションで機能拡張できるのもポイントだ。
アプリ内で集積したデータは、集計表やグラフとして出力可能。会議資料やIR情報など、社内データの活用にも役立つ。
(出所:Airtable公式Webサイト)
顧客データやスケジュール管理などの業務効率化に特化した、クラウド型のデータベースツール兼ノーコードツール。データ管理に強みを持ち、Excelやスプレッドシートと同じ形式でデータの管理が可能。関数を利用して表計算なども行うことができるため、既存のデータベースがある場合も連携しやすい。
また、シートごとのデータを連係させるリレーション機能を搭載しており、複数のシートに分散している関連データを紐付けることで、データの可視化にも繋がり、自社の課題を分析することが可能。多彩なAPI連携に対応しており、外部サービスとの連携によって、Airtableには搭載されていない機能を活用することができる。
(出所:AppSheet公式Webサイト)
Googleが提供するノーコードツール。豊富なデータ収集力とオンライン同期に加え、GoogleのAIと機械学習機能を活用してアプリの高速化も可能。データベースとしてスプレッドシートを利用できるため、社内のデータベース構築にExcelやスプレッドシートを使用している場合、導入のハードルが格段に低くなるのが特長。
Google WorkSpaceとAppSheetを組み合わせてアプリ開発と業務アプリの運用を統合することで、社内のデータ管理がより容易になる。日本語にも対応しており、利用方法の学習ツールもあるため、容易にアプリ開発ができる。また、グローバルパートナーに依頼することで、より高度なアプリ開発も可能。
(出所:Glide公式Webサイト)
スプレッドシートやExcelのシートをインポートするだけで、自動でアプリを生成するノーコードツール。既存のデータをそのまま活用してアプリにすることができる。レスポンシブデザインやネイティブアプリ開発には非対応だが、Excel・スプレッドシートを開発に利用できるので、使い慣れた環境で開発できるのが強み。
また、テンプレートが豊富で手軽にアプリを自作可能。地図機能とデータの連係を活用したアプリや、在庫管理アプリなど、表計算ソフトでデータ管理ができるものをアプリとして開発するには適している。
Webサイトの制作に特化したノーコードツールを紹介します。基本的にバナー広告の表示を許可する場合は無料で使えますが、PVが多かったり、バナーを消したかったり、独自ドメインを使用する場合は料金が発生する点に注意してください。
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(出所:STUDIO公式Webサイト)
豊富なデザインテンプレートを持つCMS。コンテンツ制作と管理を簡単に行うことができ、グラフィカルでスタイリッシュなページを手間なく制作できる。用途も様々で、コーポレートサイトから、ブログやオウンドメディアの構築、イベント告知ページ、店舗のWebサイト、ECサイトまで、Webサービスに幅広く対応している。
デザインの自由度が高く、直感的にデザインができるデザインエディタを搭載しており、印象に残るWebサイトを作りやすいため、プロダクトのブランディングページなどにも適している。
(出所:ペライチ公式Webサイト)
レスポンシブデザインのWebサイトを簡単に作れる事業者向けCMS。Webドメインが利用に必要なテンプレートのほか、フォームやオンライン決済機能、予約管理システム、メルマガ配信等の、ビジネスに必要な機能が低価格で利用でき、オールインワンにそろっている。
Webサイトを作るのに必要な作業は、デザインを選んで店舗名やサービス料金などを入力するだけ。そのため、複雑なブロック配置などの手間も掛からず、Webに関する知識がなくてもブログを書くような感覚でWebサイトを作れるのが強み。
(出所:BinDup公式Webサイト)
レスポンシブに対応した豊富なテンプレートをもとに、おしゃれなページを簡単に構築できるノーコードツール。企業や店舗のWebサイトから、LPの制作まで、幅広いテンプレートが用意されている。
CMSとしての基本機能のほか、専用のマーケティングツールを搭載しており、GoogleAnalyticsとGoogleConsoleに連携することで、集約に必要なデータを可視化できるため、サイトの目標達成率や課題の可視化が可能。ショッピングカートやフォーム、予約管理も可能で、店舗のWebサイトに簡易的なECサイトを連結することもできる。
(出所:KARTE Blocks公式Webサイト)
Webサイトの制作に特化したノーコードツール。豊富なテンプレートから簡単にグラフィカルでスタイリッシュなページを制作できるほか、ABテストを通じてユーザーのデータを分析し、ニーズを可視化することで、LPO改善など、早期の課題把握・改善が可能になる。
なお、配信対象者に応じて訪問先のWebサイト上に異なるデザインを配置するなど、パーソナライズド対応ができるのもポイント。最適化されたデザインにすぐに改修することで、UI/UXの向上、離脱率・CV改善なども期待できる。
ECサイトに特化したノーコードツールについては、以下のページで詳細に解説しています。ノーコードツールを利用してECサイトを構築したいと検討している方は、「ECサイト構築ツール16選。タイプや目的別の選び方」をご参照ください。
スピード感のあるアプリ開発や業務効率の改善には、ノーコードツールが欠かせません。ノーコードツールの多くは、アカウントを作ることですぐに無料で試せるので、まずは目的にあった開発ができるノーコードツールをいくつか試してみて、自社のニーズに適したツールを選ぶのがおすすめです。
ノーコードツールは大きく分けて、「何でも開発できる汎用型」、「業務アプリ特化型」、「Webサイト制作型」、「ECサイト特化型」の4種類に分類できます。特化しているノーコードツールほどその分野においては豊富なパーツとカスタマイズが可能なので、分野を絞り込み、その分野で寄り自社に必要な機能を持つノーコードツールを選択すると良いでしょう。
また、ノーコードツールは多くが英語で開発されています。日本語で開発したい場合は、日本語に対応しているツールや、国産のノーコードツールを利用するのがおすすめです。
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株式会社ロフタル
社内のあらゆる情報を一元管理するデータベースを、ノーコードで作成できるクラウドツール。専門知識不要で誰でも利用可能。効率的な情報共有と業務の効率化を実現します。...
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