最終更新日:2023-06-02
農作業のデータを活用することで、管理業務や情報共有を効率化し、生産性を高めていきたいとお考えのへ。農業経営や圃場管理、教育支援などに役立つ営農支援システムの機能やタイプ別のおすすめサービス紹介します。
営農支援システムとは、農作業にまつわるデータを可視化、活用することで作業の効率化・自動化や情報共有の迅速化などを実現するサービスです。
システムによってできることは異なりますが、「管理・記録」を起点に、収集したデータを活用して、作物の品質安定や人材育成につなげられる機能を搭載しています。
紙ベースだった圃場管理情報や作業日誌、分散していた農場に関連したデータをデジタル情報として集約し、産地全体で共有可能に。営農情報の収集・集計や情報共有にかかる時間、手間を削減するとともに、タイムリーに正確なデータを活用できるようになります。
センシング技術や蓄積された過去データの活用により、篤農家ならではの経験や勘に頼ることなく、それぞれの作物に最適な栽培方法を用いて育成できるようになります。また、自動的に複数の圃場のセンシングデータを収集できるため、現地に行かずとも温度・湿度、風向・風量、雨量、土壌などの状態を把握することが可能。適切なタイミングで病害虫の防除や収穫、灌水時期に対応することで、収穫量を増やしたり、高品質な作物を生産しやすくなったりするのもメリットです。
経験者の栽培ノウハウや技術をデータ化して記録、伝承することで、誰でも農業に従事しやすくなります。システムによっては、あらかじめ設定したルールに則って適切なアドバイスを表示できるものもあり、状況に即した作業や指導をスムーズに進められるようになります。
タイプによっても異なりますが、大きく「管理・記録」「品質・収量の向上と安定化」「情報共有・指導」に役立つ機能が搭載されています。それぞれのカテゴリ別に具体的な機能を紹介します。
圃場の住所や面積、所有者などの情報をデータ化し一元管理できる機能。圃場ごとに色分けでき、面積も自動計算してくれます。スマホから圃場の場所を簡単に確認できるシステムを使えば、作業圃場の間違い防止にも有効です。
紙に記入していた作業日誌をスマホやPCなどから入力可能に。場所を選ばず作業ができるうえ、過去の振り返りもしやすいため、業務の効率化が見込めます。更に、スマート農機と連携できるシステムなら作業するだけで、日誌を自動作成してくれます。作業進捗もそのまま日誌に反映されるため、複数圃場がある場合も、メンバーとリアルタイムで進捗状況を共有可能です。
農薬や肥料をどれくらい使うのかシステム上でシミュレーション可能。作付計画が立てやすく、資材コストの見直しにも有効です。
圃場情報や作業日誌、作付計画、機械の稼働実績などのデータをExcelで出力。振り返りやデータ加工など営農活動に利活用できるほか、書類提出などの事務作業もスムーズに。
ドローンで散布作業を行い、動画で軌跡を確認。飛行実績の帳票作成も可能です。散布作業後に送信機の飛行データをサーバーに送るだけで、日誌を自動作成してくれるものも。
トレーサビリティを一元管理しながら、GAP取得や有機JAS準拠に向けたサポートを受けられるサービスもあります。
蓄積した営農データからAIがデータ分析を行い、作物の予測モデルを生成。品質向上に役立ちます。出荷調整も計画的に進められるように。
また、農機と連携したサービスでは次のような機能が搭載されています。
GPSおよび通信端末を搭載した農機の見守りやメンテナンスのタイミング、稼働時間の把握などが可能。農機の故障や不具合のリスクを回避し、安定稼働を支援します。
マップごとに収穫量を色分けし、グラフ化して分析できる機能。食味・収量センサー付きコンバインで刈取りしたデータから、圃場ごとにタンパク質や水分、収量を分析できるシステムも。
圃場の地力に合わせた肥料を投入することで、適切な施肥量に近づけ、作物の生育が均一になるように導いてくれる機能。圃場内を区切ってメッシュごとに設定できるシステムもあります。
乾燥機や色彩選別機の状態をいつでもスマホやタブレットで確認できる機能。刈取りから乾燥調製作業の進捗状況を可視化して、どれくらいで乾燥機が満杯になるかシミュレーションします。
写真と一緒に作業記録や指導記録を引用した投稿ができ、営農記録に基づいた情報交換ができます。生産者と担当者のコミュニケーションの円滑化にも有効です。
産地全体の生育状況と比較しながら、最適な指導ができる機能。指導内容の設定を行っておけば、自動表示もできます。
現地に出向かなくても、遠隔で生産者と指導者がスマホでやりとりして指導できる機能。指導内容を記録して、ほかの生産者にも活用できるように。
営農支援システムは、実作業の効率化を重視するのか、データを有効活用して生産性を高めることを重視するのかなどによって、主に次の6つのタイプに分けられます。
農機メーカーが開発した農業経営者向けのシステム。営農支援に必要な機能を網羅しており、農機の管理を含めてサポートが受けられます。農機を持っていなくても無料で利用できるため、営農支援システムがどのようなシステムなのか試してみたい場合にもおすすめです。
たとえば、クボタの「KSAS」は、圃場管理から作業日誌管理、農機管理まで農業経営課題全般に対応。KSAS対応機の稼働状況やメンテナンスが必要なタイミングの通知、非対応機のメンテナンス履歴の記録ができる「MY農機」機能により、大事な時期に機械の調子が悪い、といったトラブルも防げます。
ヤンマーの「スマートアシスト」は、圃場ごとの天気予報や積算温度などを自動取り込みできるため、現状把握もスムーズです。専用スマホアプリで日報などの記録もでき、作業時間の削減にもつながります。スマートアシスト対象機であれば、収穫量を自動測定できるため、圃場改善にも役立つでしょう。
AIや気象データ、衛星画像などを使って、作物特性や産地課題に応じた生育予測や生産予測ができるタイプ。収量や品質改善に適しています。
こちらのタイプに該当する「xarvio®(ザルビオ)フィールドマネージャー」は、衛星画像を使ってマップを自動作成し、圃場ごとの地力・生育のムラやステージをAIが解析。水稲、大豆、小麦・大麦のほか、とうもろこしや菜種など幅広い作物に対応し、2圃場まですべての機能を利用できる無料プランを提供しています。
「NEC 営農指導支援システム」は、特許出願済みの技術を採用。産地で蓄積した環境・気象・生育・出荷などの実績データを独自の「説明可能なAI」でデータ分析し予測モデルの生成ができます。生産する作物と生育目標の作物の差を可視化することで、スムーズな栽培指導や営農活動につながります。
「Agri Field Manager」は、スマホやドローンで撮影した画像と気象センサーデータを活用して圃場管理ができます。生育分析や病虫害判定などもでき、品質改善にも貢献。ほかにも「ピンポイントタイム散布 ドローン適期防除サービス」などで、収量の増加も期待できます。
「天晴れ」は、人工衛星などで撮影した画像を解析し、作物の生育状況をレポート化。穂水分やタンパク質含有量の分布図もあるため、作業計画が立てやすく、作業効率の改善も見込めるでしょう。
現場の作業員がミスなく効率的に業務を進められるよう支援するタイプ。作業指示書の作成や農機の振り分けなども、スムーズに行えます。
「MINORI」は、蓄積データから自動シミュレーションして作業計画や指示を出しやすくしてくれます。年間カレンダーに主要作業がすでにインプットされているため、農業初心者も安心です。また、圃場に設置した、看板「タグ」にスマホをタッチするだけで圃場の名前や作業内容を表示することが可能。作業の担当者の確認も容易なため、無駄な作業やミスを削減できます。
営農日誌機能に特化した、JAや農業者同士が情報共有しやすいタイプ。分散した農業現場の情報を集約し、共有・利活用できるのが特徴です。スマホやタブレット、PCから、手軽に作業や生育の記録ができます。スマート農機のメーカーと連携して使うことも可能です。
このタイプに該当する「戦略営農Navi」は、圃場管理や購買実績、実績集計作業の自動化ができるため、農家へ営農指導がしやすくなります。また農業者からの相談や要望なども、簡単に情報共有できるのもポイントです。導入支援サービスも充実しているため、効率的に計画立案もできるでしょう。
「アグリノートマネージャー」は、生産者の栽培状況や作業の進捗状況を把握しやすいシステムです。「アグリノート」と連携すれば、データの編集や代理入力、参照・集計ができるため、細かい部分まで生産者と情報共有できる点が魅力です。
「ファームボックス」は、日々の業務日誌から得た情報をデジタルアーカイブとして利用することで、作業の引継ぎや新人担当者の営農指導に役立てることができます。ほかにも、農地をマッピングして産地全体で情報共有できるため、業務改善もしやすくなるでしょう。
センサーから環境データを取得し、生産現場における環境データの収集・利活用ができるタイプ。収集データの分析に強みを持ち、収穫量の予測や効率的な生産ノウハウ獲得につなげられます。
こちらのタイプには「アグリマルチセンシングSaaS 圃場管理クラウド」や「アグレンジャー」、「みどりクラウド」「e-kakashi」などが該当。
圃場に設置したセンサーから、温度・湿度・照度・CO2濃度などをモニタリングして、自動で計測・記録することで、見回り作業の省力化や、最適なタイミングでの収穫、病害虫や環境などのトラブル・異常に迅速に対応できるようになります。
農地や土壌を地図と関連付けて管理できるタイプ。GIS(地理情報システム)技術に強みがあり、複数の圃場を効率的に管理・活用したい場合に有効です。
このタイプに該当する「GeoMation 農業支援アプリケーション 圃場管理システム」は、GIS(地理情報システム)技術を連携することで、圃場の場所や状態を正確に把握でき、やるべき作業や営農指示がスムーズに出せます。営農計画の立案や生産性の診断もでき、生産性の向上が図れるでしょう。
農機メーカーが提供する、スマート農機の活用にも強みを持つタイプのサービスを紹介します。
(出所:KSAS公式Webサイト)
農業者向けの営農システム。スマホやPCで電子地図を利用して圃場を一元管理でき、作業の進捗や資材費のシミュレーションなどを通して、作物の品質や生産性の向上、コストカットが目指せる。GAP取得サポートもあり、JGAPやASIAGAPのほかにも、GGAPや都道府県GAPにも対応。
直接通信ユニットを搭載したKSAS(ケーサス)対応機と連携すれば、作業軌跡を動画で確認・保存ができるうえに、機械の状態やメンテナンスの記録も可能。ほかにも、食味・収量の分析や乾燥調製システムの利活用、日誌の自動作成などの機能がそろっている。対応機を導入していなくてもシステムは無料で利用可能。
(出所:スマートアシスト公式Webサイト)
農業者向けの営農システム。圃場登録すれば、スマホやPCから区画ごとの作業日報や農薬・肥料の利用履歴が確認可能。作付計画や施肥計画もスムーズだ。作業記録は専用スマホアプリ(iOS/Android)で記録でき、入力忘れがあってもまとめてPCから入力できる。ASIAGAPとJGAP取得サポートも活用可能。
スマートアシスト搭載機への異常を検知すると担当者へ自動的に通知されるため、農機の安定稼働や盗難防止にも効果的。営農APIにより様々なシステムとの連携にも対応。
スマートアシスト搭載機を持ってない場合(アドバンスSコースの場合)は、最大1年間無料。圃場管理や作業記録、施肥設計システムの機能が利用できる。
AIや気象データ、衛星画像などの活用により、収量、品質改善に強みを持つタイプのサービスを紹介します。
(出所:xarvio®フィールドマネージャー公式Webサイト)
衛星画像とAI分析を活用した栽培管理支援システム。圃場ごとの地力や作物の生育のムラをAIが解析するため、スマート農機での可変施肥や可変散布もスムーズに。ほかにも、生育ステージや1ha(ヘクタール)ごとの降水確率や風速の解析もでき、作物の品質向上を意識した散布や病害対策もしやすい。効率的なスケジュール管理ができるのもポイント。
収量が導入前よりも15%以上アップした事例もある。「ザルビオスカウティング」とデータ連携すれば、雑草の識別や病害診断も圃場写真からできて便利だ。営農管理システム「Z-GIS」とも連携できる。
(出所:NEC 営農指導支援システム公式Webサイト)
特許出願済みの技術を採用した営農指導支援システム。予測結果や推定結果に至るプロセスを人間が説明できる、独自のAIでデータ分析し、生育や収量に与える影響を予測モデルとして生成。ルール設定しておけば、ノウハウに基づいたアドバイスの表示や収穫日の予想も可能に。生育目標と作物の差を可視化できるため、栽培指導や営農指導もスムーズだ。作業記録や指導記録は写真も含めてスマホで共有できるため、振り返りもしやすい。データは産地や県全体で閲覧できるため管理も簡単。
圃場ごとの状況も地図画面と衛星写真画像で確認でき、中山間地でも活用しやすい。害虫や病気の予測は、メッシュ推定気象データや環境センサーデータを活用できる。
(出所:Agri Field Manager公式Webサイト)
スマホやドローンで撮影した画像データと気象センサーデータを活用して圃場管理できるサービス。生育分析で各作物に合った環境条件を整えたり、病害虫判定やリスク診断もできたりするため、作業量削減にも役立つ。スマート農機との連携にも対応。
そのほか、「AGRI EARTH」が提供するサービスである「ピンポイントタイム散布 ドローン適期防除サービス」は品種単位で最適な時期に農薬・除草剤の散布ができ、病害虫対策に有用。「ドローン打込条播サービス」は、自社開発のユニットによる打ち込みを採用し、苗立ちの均一性を実現している。烏害のリスクも下げながら、生育後の管理もしやすい。
(出所:天晴れ公式Webサイト)
複数の人工衛星で撮影した画像を解析し、作物の生育状況を穂水分・タンパク質の含有量の分布図とともにレポート化。発行後はWebサイトからのダウンロードが可能に。
複数の圃場でもそれぞれの状況を把握しやすく、作業効率の向上が見込める。サービスの利用には、圃場の形状や農作物の種類が把握できるGISデータが必要となる。
現場での作業効率の向上に強みを持つサービスを紹介します。
(出所:MINORI公式Webサイト)
蓄積されたデータでシミュレーションを行い、作業計画や作業指示が誰でも出せる営農支援システム。主要作業は年間カレンダーにインプットされているため導入後もスムーズ。農業初心者でも、実績ある営農データをもとに圃場単位の作業計画の立案や作業の振り分けが可能に。資材コストや作物品種別の利益も自動集計できる。作付けと作業実績を入力するだけで、次年度の費用と実績予測もわかり具体的な計画も立てやすい。
日々の作業も圃場内に専用の看板を設置し、作業前にタッチするだけで圃場名や作業内容が確認できるためミスも防げる。水稲栽培や園芸作業でも利用可能。2017年7月には、農水省「連携プロジェクト」に採択された実績も。GAP取得サポートにも対応している。
営農データを集約し、進捗管理や情報共有に強みを持つタイプのサービスを紹介します。
(出所:戦略営農Navi公式Webサイト)
システム上でデータを一元化し、現場の記録や指導の情報、購買実績などを簡単に共有できる、営農担当者支援システム。実績集計作業の自動化で、指導が必要な農家を絞りやすい。
リアルタイムで情報更新がされるため、常に最新の状態を把握できるのもポイント。紙で管理が大変だった圃場や農家台帳もペーパーレス化できる。更に、営農管理システム「Z-GIS」と連携すれば、圃場の詳細情報の確認作業もスムーズに。
ほかにも、打ち合わせや画面項目の設定、初期データ取り込み、操作説明といった導入支援サービスも充実している。JA全体で情報共有できるのも魅力。
(出所:アグリノートマネージャー公式Webサイト)
営農支援ツール「アグリノート」に保存したデータを共有し、作業の効率化や営農指導のスピード強化が図れるサービス。生産者の栽培状況や進捗状況などの圃場管理に関するデータを可視化できるうえ、作付一覧や栽培履歴帳票の出力にも対応。生産者と指導者が記録も含めた同じデータを共有でき、編集や代理入力もスムーズに。日々の作業記録は専用アプリでスマホやタブレットから入力可能。
スマート農機やリモートセンシングなどのデータも集約して管理・閲覧できるのも魅力。
(出所:FARM BOX公式Webサイト)
産地全体で情報を集約し共有できる農業専用の業務改善サービス。スマホやタブレットに対応しているため、現場での情報共有もスムーズだ。
組織的に業務日誌の管理ができ、ノウハウはデジタルアーカイブとして利用可能。引継ぎ時や新人の営農指導時にも役立つ。植付計画と植付実績を入力すれば、収量のシミュレーションも可能に。業務日誌と紐付けもできるため、作物の生育状態を把握しながら収量の予測もできる。
荷受や販売、精算、会計データと連携することで生産・販売分析や経営分析などにも対応。
圃場に設置したセンサーの活用により、モニタリングに強みを持つサービスを紹介します。
(出所:アグリマルチセンシングSaaS 圃場管理クラウド公式Webサイト)
圃場のセンシングデータを自動で収集・蓄積し、遠隔でも最新の状態を把握できる圃場管理クラウド。温度や湿度、風向などをグラフや画像でわかりやすく可視化するダッシュボード機能を搭載。病害虫の駆除や収穫適期など、閾値を設定しておけばEメールで通知してくれる。
グループ管理機能により、圃場が複数ある場合も、現場の概況を把握しやすい。
(出所:アグレンジャー公式Webサイト)
営農日誌システムと圃場環境モニタリングシステムの2つのシステム構成の営農支援システム。
「営農日誌システム」では、スマホやタブレットから、専用アプリに日々の作業内容や圃場環境を記録できる。音声入力にも対応しているため、現場で作業の手を止めなくてもOK。言葉で記録するのが難しい情報は写真保存もできる。ノウハウを継承しやすく振り返りもスムーズだ。実績はすべて帳票として、CSVとPDFファイルで出力可能。
「圃場環境モニタリングシステム」では、ワイヤレスセンサーを採用したモニタリングを設置し圃場や土壌の環境を可視化。温度や湿度、照度などを自動計測・記録できるため、作業時間の削減も図れる。
(出所:みどりクラウド公式Webサイト)
10種以上のセンサーの中から、ニーズに応じて選択できる「みどりボックス」を設置し、専用アプリ「みどりモニタ」から作物に最適な育成環境や圃場環境をモニタリングして自動計測できる生産支援サービス。普及台数は2,500台を突破している。
データを蓄積し、数値に基づいた育成管理を実現可能。ハウス内の環境も、複合環境制御盤と連携すればいつでも確認できる。生産計画や日々の作業記録などを「みどりノート」に記録でき、GAP取得支援のサポートにも対応。
蓄積したデータは、「流通販売支援サービス」で安定供給や販路開拓などに利活用する。無料専用アプリ「営農支援」(iOS/Android)で農業経営に役立つ情報も入手可能だ。
(出所:e-kakashi公式Webサイト)
栽培ノウハウや環境データ、作業記録・育成記録をインプットした「e-kakashi AIブレーン」を活用することで、栽培ナビゲーション「e-kakashi Navi」がアシストしてくれるサービス。電源不要のゲートウェイを設置してセンサーを接続すれば、日平均や積算気温、積算日射量などを自動計算し圃場のモニタリングが可能に。収穫期予測や病害虫アラートの受信ができる。
収集したデータは「e-kakashi Analytics」を活用すれば、複数の生産者でデータを一元管理でき、営農指導で有効活用できる。
ほかにも、栽培技術向上が見込める電子栽培ごよみ「e-kakashi Recipe Studio」や作業記録ツール「e-kakashi Note」がある。
最後に、GIS(地理情報システム)技術との連携に強みを持ち、農地の利活用に役立つサービスを紹介します。
(出所:GeoMation 農業支援アプリケーション 圃場管理システム公式Webサイト)
複数の農地や土壌を地図と関連付けて管理できるシステム。GIS(地理情報システム)を活用して、圃場の場所や状態を細かく管理できるのが特徴だ。リアルタイムで現場の状態がわかるのもポイント。
農薬散布の適正時期の判定や施肥のパターン共有もできるため、農地活用や営農指導にも有効活用できる。農機を連携させれば施肥量や播種量もわかり、精密農業にも役立つ。GAP取得サポートにも対応しており、品質向上も視野に入れている場合にもおすすめ。
営農支援システムを「難しいもの」と捉えてしまい、業務日誌や帳票管理など手間がかかる業務を紙中心で行う生産者や指導者は少なくありません。取引先からGAP取得を求められても、工程管理が面倒だと感じ、収益の増加や安定が見込める機会を逃してしまっている場合もあるでしょう。
営農支援システムを導入すれば、Web上にデータを集約して管理できるため、スマホやタブレットなどから業務日誌を入力できたり、いつでも過去のデータを振り返れたりできるようになります。またGAP取得へのサポートを実施しているシステムもあり、経営の安定や作物の品質向上を見込める可能性もあるのです。
営農支援システムや圃場管理システムを選ぶ際は、以下6つのタイプから求める機能を搭載したものを選ぶと良いでしょう。
<重要なお知らせ> サイトリニューアルに伴い、初回ログインにはパスワードの再設定が必要です。
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