最終更新日:2024-09-12
「HTML形式のメルマガを簡単に作成したい」「開封率・URLのクリック率を高めて売上アップにつなげたい」とお考えの方へ。メルマガ作成ツールの機能やHTMLテンプレートの種類、タイプ別の選び方とあわせて、おすすめのツールを紹介します。
メルマガ作成ツールとは、HTML形式のメールマガジンの作成や配信、効果測定を効率的に行えるツールです。
メルマガ作成ツールであれば、CSSやHTMLの専門知識不要で手軽にメルマガを作成できます。ほとんどのツールにデザインテンプレートが用意されており、テキストや画像を組み合わせるだけで簡単にメルマガの作成・配信が可能です。
また、メルマガ配信後は開封率やメルマガ内のURLのクリック率などを計測できます。結果をもとにコンテンツ内容やレイアウトを改善し、PDCAサイクルを効率的に回せるように。
数万件単位のアドレスへの大量配信や、指定のセグメントのみへの配信にも対応。ツールによってはユーザーニーズに合わせてメルマガ内容をパーソナライズして配信できるタイプも。メールマーケティング業務全般を効率化し、メルマガ経由での集客増加や商品・サービスの売上アップといった成果創出を実現します。
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メルマガ作成ツールの一般的な機能を紹介します。なお、機能の詳細はツールごとに異なるので、詳しくは記事後半の紹介文をご覧ください。
メルマガ作成ツールは、ノーコードでHTML形式のメルマガを作れる仕様です。具体的な機能をカテゴリ別に紹介します。
| テキスト | テキスト作成 | GmailやOutlookなどのメーラーに文字を打ち込む感覚でテキストを作成。文字の大きさや太さ、フォントなども簡単に変更できる |
|---|---|---|
| 宛名タグの差し込み | メルマガの件名や本文に、ユーザーの氏名や会社名などの宛名を個別で表示する専用タグを差し込む機能。宛名がユーザーの目を引き、開封率アップにつなげられる | |
| 画像・リンクボタン | 画像編集・加工 | メルマガに挿入する画像の大きさをドラッグ&ドロップ操作やスライドバーで自由に変更。ツールによっては画像の明るさやコントラストを調整することも可能 |
| 画像のレイアウト | 複数の画像を並べて表示させたい場合、画像の大きさや縦横比をワンタッチで統一できる機能も。見やすいレイアウトを簡単に設計できる | |
| リンクボタン設置 | ECサイトや自社のWebサイトなど、任意のリンクへ遷移するボタンをメルマガ内に設置。ツールによってはボタンの幅、色、表示位置など細やかに調整できる | |
| 読者登録 | メルマガ登録・ 解除フォーム作成 |
メルマガの読者登録・解除が行えるフォームを作成する機能。フォームはメルマガ内へリンクとして貼り付けたり、自社のWebサイトへ埋め込んだりも可能 |
| メルマガ作成後 | プレビュー | メルマガの配信前に、実際の配信内容と同形式にて表示。レスポンシブデザインを採用しているツールの中にはPC、タブレット、スマホでの見え方をそれぞれ確認できるタイプも |
| テスト送信 | 作成したメルマガを、本送信前に社内の管理者などへ送信。レイアウトの崩れや表記ミスをダブルチェックする体制を整えられる | |
| テンプレート保存 | 作ったデータをクラウド内に保存できる機能。配信頻度の高いテンプレートを保存しておけば、次回の作成時に流用できるため、時短につながる | |
| メルマガ作成支援 | メルマガ作成ガイド | メルマガ作成画面内において、ツールが開封率やクリック率アップのコツを提案。メルマガ作成初心者や、より成果のあがるメルマガを作りたい方に便利 |
| AIによるメルマガ 件名・本文作成 |
AIを搭載し、キーワードをもとにした本文作成や、最適な件名の提案ができるツールも。メルマガ作成の工数削減につながる |
作成したメルマガの効率的な配信をサポート。具体的には以下の機能があります。
| 予約配信 | メルマガの配信日時を予約し、指定時間になったら配信できる |
|---|---|
| セグメント配信 | 性別、年齢、居住地などでユーザーを分類し、それぞれに適した内容のメルマガを配信。ツールによっては、メルマガの内容の一部をセグメントごとに出し分けて配信も可能 |
| マルチパート配信 | HTMLメールとテキストメールをひとまとめにして配信し、受信者の環境に応じてどちらかを表示する機能。受信者がHTMLメールを受け取れない環境であっても、配信エラーになることなく確実に情報を届けられる |
| ステップメール配信 | ユーザーの行動に応じ、あらかじめ設定したメールを自動で配信する機能（例：ユーザーの「資料請求」のアクションをトリガーにし、アフターフォローを目的としたメルマガを指定した日数で自動配信）。ユーザーの購買意欲を後押し、CV（コンバージョン）につなげやすくする |
| クーポン・添付ファイル配信 | メルマガ内で、店舗やECサイトで使えるクーポンや、PDF・JPEG形式などのファイルを配信。キャンペーンやセミナー情報などを案内する場合に有効 |
| 迷惑メール対策 | メルマガが受信先で迷惑メールとみなされないために、複数のサーバーで分散配信。SPFやDKIM（送信元のドメインのなりすまし有無を検証する方法）といったドメイン認証を設定する |
メールの効率的な配信に特化したシステムに興味がある方は、「メール配信システム比較15選！図解・一覧表でおすすめを紹介」を参考にしてみてください。
メルマガの開封率やURLのクリック率、CV率などを測定。データを分析して内容を改善することで、成果が出やすいメルマガにブラッシュアップできるように。具体的な分析方法を紹介します。
| 各種数値計測 | メルマガの到達数・開封数、メルマガ内のURLのクリック数、読者登録数、解除数などを計測 |
|---|---|
| CV率計測 | 資料請求や商品購入などの特定のアクションをCVに設定して、メルマガからのCV率を計測 |
| ABテスト | デザインの異なる複数のメルマガを配信後、開封率やクリック率などの結果をグラフや表で比較。より成果のよいメルマガの特定に役立つ |
| エラー分析 | メルマガが届かなかったアドレスを、エラー要因別に集計。今後届く可能性がないアドレスは削除し、アドレスを整理する基準を明確化する |
| ヒートマップ解析 | 作成したメルマガのどの箇所のクリック数が多いかをヒートマップで可視化。数値データだけではわかりにくい効果を視覚的に確認でき、メルマガのレイアウト改善につなげられる |
メルマガ作成ツールは、ユーザーの目を引くデザインのHTMLテンプレートを豊富にそろえており、クオリティの高いメルマガをユーザーへ効率的に届けることができます。ここでは、テンプレートが充実しているツールの特徴を紹介します。
500種類以上のテンプレートをそろえており、黒を基調にしたシックなデザインや、季節のイベントに合わせて利用できるポップなデザインなども豊富です。各種テンプレートは、ワンクリックでカラーチェンジが可能。
150種類以上のテンプレートを用意しており、年賀、暑中見舞い、ニュース配信、セミナー案内など様々な用途で使えます。国産のツールのため、日本の各種イベントシーンで使いやすいようデザインされたテンプレートが多数。
ユーザーにとって読みやすく、成果につながるノウハウを詰め込んだテキストのテンプレートを目的別に6種類用意。商品画像を埋め込める仕様になっており、販促に最適な「商品案内用」や、商談などのアポイント獲得に特化した「セールス用」などがあります。
用途に合わせて利用できる、30種類以上のテンプレートを搭載。業界別のテンプレートは、小売、不動産、旅行業など幅広く活用でき、季節のテンプレートは新年のあいさつや暑中見舞いなどのシーンで利用できます。
アパレル、インテリア、飲食業などで使いやすいテンプレートや、誕生日、ハロウィン、母の日などのイベントで利用できるテンプレートを数十種類そろえています。同ツールのWebサイト内で、テンプレートを用いてエディタの使用感を試せるのも特徴。
240種類以上のテンプレートの中には、サンクスメール、ウェルカムメール、セール情報の告知に使えるテンプレートなどがそろっています。ハロウィンやクリスマス、バレンタインなど季節のイベントに使えるテンプレートもすべて無料で使えるのも嬉しいポイント。
メルマガ作成ツールは、各種強みとするポイントが異なります。ツールを6つのタイプに分けて詳しく解説します。
ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、デザイン性の高いメルマガを作れるタイプ。「Photoshop」や「Illustrator」などの専用ソフトを使わなくても、メルマガに挿入する画像を編集できます。テンプレートも豊富にそろっており、ハイセンスなメルマガを手軽に作りたい場合に最適です。
デザイン性に関しては「メルマガ作成ツールのHTMLテンプレートの種類」のパートで紹介しているので、ここではそれ以外の特徴をまとめています。
「BENCHMARK EMAIL」は、AIによる文書作成サポート機能を実装。AIがキーワードに基づき本文を自動作成します。「アララ メッセージ」も、AIが本文の内容を読み込み、最適なタイトルを5パターン提案する機能を搭載。いずれもメルマガ内容のアイデア出しをサポートするもので、作成工数の削減につながります。
開封率やクリック率のアップなど、メルマガ成果の向上に役立つタイプ。メルマガ経由での売上・CV率アップを狙う企業や、一人ひとりにパーソナライズしたメルマガ作成を効率化したい企業に最適です。
「配配メール」のメルマガ作成画面は、開封率・クリック率を上げるポイントを提案してくれる仕様。画面内で「件名は25文字以内」といった具体的なアドバイスを提示してくれます。また、自社と業種業態が同じ配配メールユーザーを比較して、平均開封率・クリック率を確認できる機能も。平均値と自社の数値が一目でわかり、改善ポイントの把握に役立ちます。
「WEBCAS e-mail」は、外部のレコメンドエンジンと連携し、メルマガの文中に各ユーザーへのおすすめアイテムのURLを差し込める「レコメンド配信」機能を搭載。商品の売上アップが実現しやすい体制を構築します。
作成したメルマガを大量かつ正確に送信したい場合におすすめのタイプ。メルマガを頻度高く配信したい企業に適しています。
「ブラストメール（blastmail）」の場合、Standardプランであれば50,000件まで、Proプランであれば20万件までのアドレスへ大量配信が可能。導入実績は24,000社以上を誇り、大手企業や官公庁で幅広く導入されています。
「Cuenote FC」の場合、「Premiumプラン」であれば15万件のアドレスに常時配信可能です。また、独自開発の配信エンジンを搭載しており、大量のメルマガでもユーザーへの到達率を高く維持できる仕組みが整っています。
飲食店や美容室などを運営している個人事業経営者や、小規模な会社での利用に向いているタイプ。価格は比較的リーズナブルですが、一通りの機能を網羅。メルマガの読者数が段階的に増えても数千件程度なら問題なく対応できます。
たとえば「オレンジメール」は、メルマガの読者増加に貢献する機能を実装。具体的には、読者登録フォームをX（Twitter）やFacebookと連携して拡散する機能があります。更に、過去配信したメルマガをブログで公開できる機能もあり、集客に役立ちます。
「める配くん」は、AIによる文章自動生成や高機能HTMLエディタが使えるプランのほか、月額約1,700円で利用できる簡易版HTMLエディタも提供。まずは文字の大きさや色など簡単に編集できれば良いというところから、段階的に導入を進められます。
「WiLL Mail」は、配信したメルマガのクリック率・ファーストタッチ率・CV率を、ヒートマップで測定できる機能を搭載。どの画像リンクの反響が多かったかを視覚的に確認できるため便利です。
ECサイトの商品を紹介するためのメルマガ作成に適しているタイプ。ECサイトと効率的に情報をリンクさせ、スピーディーにメルマガを配信したい場合におすすめです。
「Live! item」は最短90秒でHTMLメルマガを作成できる「瞬速メルマガエディター」を搭載。メルマガで配信したい商品のキーワードを打ち込めば、該当の商品画像リンクが出現。ヘッダーやバナー、見出しなどのパーツもワンクリックで自在に配置できます。
「MagPLUS」もECサイトとAPI連携することで、商品の品番や価格、新入荷商品の情報などを自動取得しながらメルマガを作成できます。メルマガ作成の時短に貢献しており、導入企業によると、2時間かかっていたメルマガ作成がわずか10分に短縮できたとのこと。
メルマガツールの中には、期限なく無料で使えるフリープランを備えたタイプもあります。まずは、最低限の機能を使えれば良い場合や、配信数が少ない場合にはこちらのタイプから始めてみるのもおすすめです。なお、メルマガを送れる数には限りがあり、上限を超える場合は有料プランへの切り替えを検討する必要があります。
「SendGrid」は、無料版でもABテスト機能を利用でき、最大6種類のバリエーションのメルマガをテスト配信可能。テスト実施後、分析結果から最も反応がよかったパターンをほかの宛先へ自動配信することもできます。
「Zoho Campaigns」は、メルマガの自動配信機能が充実。たとえば、ユーザーの行動に対して事前に設定したメルマガを配信する「ステップメール」を、ツール内でフローチャートを使いながら直感的に作成できます。
「HubSpotのメルマガ作成ツール」の特徴は、同ツールのCRMデータと連携してユーザーリストから過去の購買・行動データを参照できること。データを見ながら、メルマガの内容を顧客の属性ごとにパーソナライズして配信する体制を構築しやすいです。
デザインテンプレートを豊富にそろえ、メルマガ作成支援機能に強みを持つタイプのメルマガ作成ツールを紹介します。
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（出所：アララ メッセージ公式Webサイト）
150種類以上のテンプレートをもとに、訴求力の高いメルマガを作成できるツール。国産のツールなので、日本のイベントシーンで使いやすいようデザインされたテンプレートが多いのが嬉しい。画像編集では、トリミングだけでなく写真の明るさやコントラストも調整可能。メルマガ作成後にAIが本文を読み込み、最適なタイトルを5パターン提案してくれる機能もあり、作成工数削減につながる。分析においては、メルマガ作成時に簡単な設定を行うだけで、URLのクリック数や開封数を計測。計測データはCSV出力でき、レポートの作成に役立てられる。
同ツールはメール到達率平均99%を記録。送信先のドメインごとに設定を自動で調整し、迷惑メールやエラーになるリスクを減らして到達率の高い配信を実現する。導入企業の中には、メール配信におけるエラー件数が半減したケースも。
（出所：BENCHMARK Email公式Webサイト）
デザイナーが手がけた500種類以上のテンプレートを搭載し、メルマガを手軽に作成・配信できるツール。テンプレートはワンクリックでカラーチェンジでき、メルマガに挿入する画像はトリミングや色味の調節が自由に行える。また、AIによる文書作成サポート機能を搭載し、AIがキーワードに基づき本文を自動作成。すでに配信済みのメルマガのテキストをAIがブラッシュアップする機能もあり、良質なコンテンツ発信に貢献する。
Eコマースプラットフォーム「Shopify」と連携も可能。たとえば、ユーザーがメルマガ経由でShopifyにアクセスし、カートに商品を入れたが決済していない場合、購入を促すフォローメールを自動配信する使い方ができる。そのほか、リアルタイムで開封率・クリック率を測定したり、ABテストで反応の多いメルマガを抽出したりする機能も。
メルマガの成果アップを支援する機能が充実したツールを紹介します。
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（出所：配配メール公式Webサイト）
メールマーケティングを研究し、成果の出たノウハウを機能に取り入れているメルマガ作成ツール。メルマガ配信状況の分析・改善機能を豊富にそろえている。一例として、過去の配信結果をもとに、メルマガが開封されやすい時間や曜日をヒートマップで表示する機能を搭載。ヒートマップをもとに配信日時を決めれば、開封率の維持・向上が期待できる。また、過去配信したメルマガの開封率・クリック率・CV率をランキング形式で表示する機能は、成果が上がっているメルマガを一目で確認できるので便利。更に、自社と業種業態が同じ配配メールユーザーを比較して、平均開封率やクリック率を確認できる機能も。
メルマガ作成画面は、開封率・クリック率を上げるポイントを提案してくれる仕様に。「件名は25文字以内で」といったアドバイスが表示され、指示通りに作成するとチェックマークが付く。
（出所：WEBCAS e-mail公式Webサイト）
一人ひとりのニーズに合わせたメルマガを作成できるツール。代表的な機能として「One to Oneメール配信」があり、本文の一部をユーザーの性別、年代などの属性で出し分けて配信が可能に。外部のレコメンドエンジンと連携し、メルマガ内におすすめアイテムのURLを差し込み、商品の売上アップにも貢献する。また、配信先のユーザーごとに、メルマガのURLを計測用に自動変換し、「誰が・いつ・どのURLをクリックしたか」の情報を個別取得できる計測機能も。エラー有無、エラー原因などのデータも抽出でき、それらのデータを男女別・地域別にソートして分析し、レイアウト改善や開封率の向上に役立てられる。
そのほか、同ツールは国際的に利用可能な文字コード「UTF-8」に対応しており、多言語でのメルマガ配信が実現できる。
（出所：Synergy!公式Webサイト）
顧客情報の収集から管理、活用、分析までをトータルで支援する国産のCRMシステム。店頭での接客やWeb、メール、アプリなど、様々な接点で収集した顧客情報を一元管理。収集した顧客の属性・行動履歴データに基づいて、タイミング・ターゲティングを柔軟に設定し、自動でメールを配信できる。
送りすぎ防止機能や配信時間帯の制御など、日本独自の事情に配慮した配信にも強み。レポートでは、配信結果を一目で把握できるのはもちろん、「アクセスデバイス」や「開封・クリックした時間帯」など、次回の配信に活かすヒントとなるデータも表示。サンプル配信で効果の高かった勝利パターンを本番配信として自動で配信できるABテスト機能も備える。
メルマガを数万件単位のアドレスに大量配信できるタイプのツールを紹介します。
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（出所：Cuenote FC公式Webサイト）
大量のメルマガを高い到達率で届けられるツール。独自開発の配信エンジンにより、メルマガをデバイスやISP（インターネット接続サービス事業者）を問わず、届けやすい仕様を実装。ISPの負荷にならないようセッション数を自動制御するため、スパム対策としてメルマガの流通量を制限している受信側にも届けやすい。
「パーソナライズ機能」を使用すると、本文の内容の一部をブロック化し、ユーザーごとに差し替えて配信が可能に。メルマガ内で配信するクーポンを、ユーザーがよく使う店舗で利用できるものに差し替えるといった使い方も。また、効果測定ではURLをクリックしたユーザーが、PCかスマホユーザーであるかを識別する機能を搭載。端末の使用状況に応じてメルマガの内容を出し分けやすくなる。
Premiumプランであれば最大15万件のアドレスに同時配信が可能。
（出所：ブラストメール公式Webサイト）
大手企業や官公庁を中心に20,000社以上の契約社数を誇り、デザイン性の高いメルマガの大量作成・配信に適したツール。Standardプランは50,000件まで、Proプランであれば20万件までのアドレスへ大量配信が可能だ。
10万通以上のメルマガを見てきたプロがテンプレートを厳選し、用途にあったデザインを30種類以上から選べるのも強み。編集したテンプレートを定期配信するメルマガの雛形として保存しておけば、作成時間を大幅に短縮できる。読者登録フォームの作成も簡単。フォームのQRコードも生成でき、あらゆる場面でアドレスを収集できる導線を作れる。また、迷惑メール扱いされることを防ぐ認証技術「DKIM」を搭載。それでも届かなかったアドレスは自動的に配信解除されるので、クリーニングの手間が省ける。
個人事業経営者や、小規模な会社でも利用しやすいメルマガ作成ツールを紹介します。
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（出所：WiLL Mail公式Webサイト）
マウス操作だけでHTML形式のメルマガを作成できるツール。メルマガの表示幅や背景色、フォントはプルダウンから選択。文中に挿入する画像はドラッグ&ドロップで自由に配置できる。
迷惑メール対策として、夜間の配信停止時間が設定可能。顧客データベースを活かしたきめ細やかなメールマーケティングが行えるのもポイント。プレミアムプランであれば、年齢や性別などの条件でユーザーを絞ったセグメントを最大85項目まで設定でき、パーソナルな配信を実現する。メルマガ配信後は、リアルタイムで反響を計測。過去配信した複数のメルマガと開封率やCVをグラフで比較もできる。更に、配信したメルマガのクリック率・ファーストタッチ率・CV率をヒートマップで測定する機能も。どの画像リンクの反響が多かったかを視覚的に確認でき、改善に役立てられる。
（出所：オレンジメール公式Webサイト）
導入から最短10分でメルマガ配信が完了するツール。メルマガ作成においては、フォントや文字サイズ・ハイライトの設定、画像の追加など一通りの機能がそろう。また、ステップメール配信機能では、決められた順番に沿ってメルマガを配信できるだけでなく、ユーザーの行動に応じてシナリオを分岐させ、個別最適な情報配信を実現。過去配信したメルマガはブログで公開でき、集客にも役立つ。
読者登録のフォームを簡単に作れるのもポイント。フォームはX（Twitter）やFacebookと連携して拡散できる。更に、ユーザーがメルマガ内のURLをクリックした回数を時間帯・曜日・日付ごとに計測したり、ABテストでより効果があるメルマガを特定したりも可能に。
（出所：める配くん公式Webサイト）
季節のイベントや各業種で使えるテンプレートが豊富なメルマガ作成ツール。問い合わせや資料請求をしなくてもエディタの使用感を本格的に試せるデモ画面を提供しており、導入検討の際に役立つ。配信機能は、ユーザーの名前や会社名を差し込み配信したり、ユーザーの誕生日に合わせて配信したりするなど、パーソナライズされたメルマガを届ける仕組みが整っている。
更に、AIが配信したいテーマのキーワードに沿って自動でテキストを出力してくれるので、文章作成の時短にもつながる。開封率やURLのクリック数などの一般的な数値計測に対応。また、URLをクリックしたユーザーにメルマガを再配信する「リターゲティング配信機能」も便利。そのほか、読者登録フォームをQRコード表示する機能や空メール登録機能など、ユーザーへメルマガ登録をアシストする機能も備えている。
ECサイトと情報連携したメルマガ作成に適したツールを紹介します。
（出所：Live! item公式Webサイト）
ECサイトの商品一覧ページとあわせてHTML形式のメルマガが簡単に作成できるツール。「楽天市場」もしくは「Yahoo!ショッピング」に出品している商品情報を連携し、利用する仕組みになっている。操作は簡単で、メルマガで配信したい商品のキーワードを打ち込めば、該当の商品画像リンクが出現。メルマガに挿入するヘッダーやバナー、見出しのパーツも自由に配置可能だ。
出来上がったらHTMLソースをコピー&ペーストするだけでメルマガの一斉送信を実現。最短90秒でメルマガ作成・配信ができる手軽さも魅力だ。
（出所：MagPLUS公式Webサイト）
ECサイトとAPI連携することで、商品の品番や価格、新入荷商品の情報などを自動取得し、メルマガ作成ができるツール。商品名や価格を打ち込む手間を省き、手入力によるもれやミスの防止にも役立つ。これまで2時間かかっていたメルマガ作成・配信が、わずか10分に短縮できた導入企業の事例も。
テキストの装飾やリンクボタンの設定はシンプル。ボタンのクリック数を測定するタグは、計測対象期間を選ぶだけで自動生成できる。一度にHTML形式、テキスト形式のメルマガを配信できるマルチパートに対応している点も便利。
最後に、無料プランのあるメルマガ作成ツールを紹介します。
（出所：SendGrid公式Webサイト）
アカウントを取得するだけで即日メルマガ配信ができる手軽なツール。エディタは、コードエディタ（HTMLコードを直接編集）とデザインエディタ（ドラッグ&ドロップ操作による編集）の2種類を用意。メルマガの本送信前に、宛先リストの確認や配信スケジュールの設定、テスト送信を一つの画面で実施でき、配信の工数を削減。また、テスト送信では最大6バリエーションのメルマガを配信可能。テスト実施後、分析結果から最も反応がよかったパターンをそのほかの宛先に自動配信できる。そのほか、開封率、クリック率、メルマガ登録解除率などを一目で把握する機能も搭載。
本ツールの操作画面は英語だが、各種チュートリアルは日本語に対応。更に、フリープランであっても問い合わせフォームは日本語によるサポートが受けられるのも魅力。
（出所：Zoho Campaigns公式Webサイト）
HTMLタイプのメルマガを無料で作れるツール。240種類を超えるテンプレートをカスタマイズし、イメージ通りのメルマガが作れる仕様に。画像やテキスト、リンクボタンなども自在に配置できる。PCやスマホの画面サイズに応じて表示を最適化するレスポンシブデザインを採用しており、受信者がどの端末を利用していても情報を届けやすい。また、ステップメールはツール内でフローチャートを設計しながら直感的に作成できるのもポイント。受信者にメルマガを届ける回数の上限や、配信する間隔の調整も行える。
分析機能も一通りそろっており、クリック率、開封率、登録解除率、未達率、共有数などをダッシュボードに表示。更に、位置情報レポートにより受信者の大まかな居住地も割り出せる。
（出所：HubSpotのメールマガジン作成ツール公式Webサイト）
HubSpotが提供する、無料で利用できるメルマガ作成ツール。複数のテンプレートから自社に合ったものを選び、マウス操作で画像やテキストを配置していく仕組み。メルマガのレイアウトも数種類から選べる。CSSやHTMLの知識がなくても、イチからテンプレートを設計することが可能。また、送信したメルマガは開封率、リンクのクリック率、クリックスルー率などを計測できる。
HubSpotのCRMデータと連携すれば、ユーザーリストから過去の購買・行動データを参照可能に。メルマガの内容を、顧客の属性ごとにパーソナライズして配信する体制づくりにつなげられる。
HTML形式のメルマガを自社でイチから作る場合は、CSSやHTMLなどのコードに関する専門知識が必須に。そこで、メルマガ作成ツールを導入すれば、HTML形式のメルマガをノーコードで簡単に作れます。
メルマガ作成ツールにはHTMLテンプレートが用意されており、テキストや画像を組み合わせるだけでイメージ通りのメルマガを簡単に作成・配信可能です。また、メルマガ配信後の効果測定機能も充実。ユーザーの開封率やURLのクリック率などを測定し、分析結果をもとにコンテンツ内容やレイアウトを効率的に改善できます。
メルマガ作成ツールは、デザイン性にすぐれたテンプレートが豊富なタイプをはじめ、数万件単位のアドレスに一斉配信できるタイプ、開封率・CV率アップなどの成果につながりやすいメルマガを作る機能が充実しているタイプなどに分けられます。無料で利用できるツールもあり、まずは使用感を試してみたい企業が気軽に導入しやすいのもポイントです。
タイプ別の選び方も参考にしながら、自社の事業形態やメルマガで達成したい目標を踏まえ、最適なツールを検討するとよいでしょう。
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