入退社の手続きや年末調整対応の煩雑さを解消したい方へ。労務管理システムの導入メリット、選び方・比較ポイントとともに、シェアの高いおすすめのサービスもあわせて紹介します。
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労務管理システムとは、企業が従業員を雇用する上で必要な様々な手続きや管理を効率的に行うためのツールです。
たとえば、入退社時には社会保険や雇用保険手続きが必要ですが、従来は、Excelのフォーマットや紙の申請書をメールや郵送でやりとりするのが一般的でした。しかし、その場合、「情報を収集するのに時間がかかる」「書類に不備があると差し戻しに更に手間取る」「手入力・転記が多いためミスが出やすい」などの課題も挙げられます。
労務管理システムを利用すれば、以下のように簡易化できます。
記事後半に各サービスの詳細を取り上げていますので、「すぐにツールの選定に移りたい」という場合はそちらをご覧ください。もう少し詳しく選び方を教えてほしいという方はこのまま読み進めてください。比較ポイントなどをおすすめシステムを交えながら、わかりやすくご紹介しています。
労務管理システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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労務管理システムを導入することによるメリットとしては、大きく分けて「業務効率アップ」「ミス防止」「法令遵守・コンプライアンス」の3つが挙げられます。以下、ひとつずつ解説します。
従来の手作業で行っていた入力や計算、書類作成といった業務が自動化されます。これにより、大幅な時間短縮が可能。人的負担を軽減することで、担当者はより戦略的な業務に集中できるようになります。また、データの一元管理により、必要な情報に素早くアクセスできるため、情報収集や分析の効率も向上します。
手作業での入力や転記はミスが発生しがちです。労務管理システムなら、一度入力したデータをシステム内で共有し、自動計算を行うため、人為的なミスを大幅に減らすことができます。特に、給与計算や社会保険手続きなど、数値計算が伴う作業においては、ミスの発生によるトラブルを防ぐ上で、システムの活用は非常に有効です。
労働基準法をはじめとする労働に関する法令は、頻繁に改正されるため、常に最新の法令に則った対応を行う必要があります。労務管理システムは、法改正に対応した機能を備えていることが多く、自動で計算や書類を作成してくれるため、法令違反のリスクを軽減することができます。
また、勤怠管理機能を備えたものなら、労働時間管理や残業時間の記録など、労働に関するデータを一元管理可能。労働基準監督署の調査に対応する際にも、スムーズに情報開示を行えます。更に就業状況をリアルタイムで把握することにより、残業の多い従業員に注意を促して未然に超過残業を防ぐこともできます。
かつての労務管理システムはPCにインストールするソフトウェアタイプも存在しましたが、現在はインターネットを介して利用するクラウド型が主流で、「労務管理クラウド」とも呼ばれています。クラウド型の場合、関連法が改正された場合でも、ベンダー側で対応してもらえるなど、メンテナンスの負担が少ないのが魅力です。
現在の労務管理システムの多くは、従業員1名につきいくらという料金体系をとっています。多機能型なら1名400〜500円が一般的な相場ですが、入社手続きのみの単機能であれば1名100〜200円の安価に利用することができます。
ただし、中には、「最低何名以上で利用すること」「何名までは無料で利用可能」など各種条件を設けている場合もあるのでチェックしておきましょう。
サービス提供歴が長く、導入社数の多い労務管理システムとしては、「SmartHR」「オフィスステーション 労務」が挙げられます。特に「SmartHR」は6万社にも及びます。「ジョブカン」「マネーフォーワード」「ジンジャー」などは公表されている導入社数は多いですが、包括的な機能を持ったシリーズ製品累計のシェアである場合が多いので、ご注意ください。
そのほか、近年は他のバックオフィス領域から労務管理の領域に参入してくるものも多く、たとえば、タレントマネジメントシステムから拡張した「HRBain」「タレントパレット」、従来の会計ソフトから拡張した「freee」などが、導入社数を伸ばしています。これらは労務管理単品でも利用できますが、シリーズで連携活用するとより業務効率化がはかどります。
労務管理システムの機能としては、以下のようなものが挙げられます。ただし、対応度合いはシステムによって異なるため確認が必要です。
主な機能 | 概要 |
---|---|
入退社手続き | Web上で従業員とやりとりして、収集した情報を用いて社会保険、雇用保険の資格取得書類や扶養控除等申告書などを自動作成。関係機関への提出も。 |
雇用契約書の作成締結 | 雇用契約書に加えて、秘密保持誓約書なども作成・締結可能。入社手続き機能とは別サービスで提供されるものもあるため注意。 |
Web給与明細 | 給与明細をWeb上で発行・配布し、従業員はPCやスマホで閲覧可能。給与明細のほか、賞与明細や源泉徴収票も対応可能。 |
年末調整の手続き | 給与支払報告書、源泉徴収票、所得税徴収高計算書、扶養控除等申告書、保険料控除申告書など、年末調整書類の作成と提出が可能。 |
マイナンバー管理 | 必要な情報を従業員から収集可能。セキュアな環境でマイナンバーを管理でき、閲覧履歴も残せるため内部統制にも有効。 |
以下、各システムが具体的にどのような機能を有しているか、比較表を作成しています。各システムによって得意領域が異なるため、自社が必要とする機能を持つシステムはどのあたりか、把握しておきましょう。
もっと細かく比較検討したいという場合は、以下の「労務管理システムの選び方ガイド」をご利用ください。機能要件の解説とともに、より詳細な比較表(主要12システムを対象に計29項目で調査)が掲載されています。サービス選びにお役立てください。
労務管理システムの選び方ガイド
労務管理システムは無数に存在しますが、大きく以下の2つのタイプがあります。効率化したい業務範囲を明確にして、まずは自社がどちらに当てはまるか考えてみましょう。
入社手続きだけでなく、人事労務全般を効率化させたい場合に向くタイプです。一つのシステムで人事労務に必要な機能を網羅的に搭載しており、蓄積した人事データをタレントマネジメントや人事評価など、組織的に活用していきたい場合にもおすすめです。
サービス名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
SmartHR労務管理 | 導入企業60,000社以上。各種手続き・届出業務・計算業務をペーパーレス化。使いやすさにこだわり、専任担当者がいなくても安心。 | 要問い合わせ |
クラウドハウス労務 | 大手向け。専属の担当がつき、タスク整理しながら業務設計・初期設定、導入後までの手厚いサポートあり。 | 要問い合せ |
freee人事労務 | 労務管理に加え、給与計算・明細作成、年末調整、入社手続きから勤怠管理まで対応可能。 | 月額400円/名~ |
COMPANY | 大企業向け統合人事管理システム。1,200法人グループで導入実績あり。入退社手続管理のほか、勤怠管理、人事・給与、ID管理などに対応。 | 要問い合わせ |
HybRid | QRコードによる個人情報の収集にも対応。アルバイトスタッフなど入れ替わりの激しい場合におすすめ。 | 要問い合わせ |
e-AMANO人事届出 サービス |
タイムレコーダーでAMANOが提供する人事届出サービス。年末調整・マイナンバー管理まで対応。 | 月額9,000円 (30名まで)~ |
HRBrain労務管理 | タレントマネジメントで有名なHRBrainのサービス。人事労務の申請・承認がスマホで完結可能。 | 要問い合わせ |
タレントパレット | 入退社手続きや変更手続き、年末調整など、すべてオンラインで完結。スマホでの申請・確認にも対応。 | 要問い合わせ |
まずは入社手続きから効率化したい場合に向くタイプです。必要な機能のみを導入できるので、まずはスモールスタートではじめてみたい際にもおすすめです。企業の成長や状況に応じて段階的な導入がしやすくなっています。
サービス名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
オフィスステーション労務 | シリーズ導入実績4万社。入退社手続きのほか、年末調整、給与明細、有休管理、マイナンバーなど必要な機能を選んで利用可能。 | 月額400円/名 |
ジンジャー人事労務 | シリーズ導入実績18,000社。労務管理のほか、給与管理や勤怠管理、人事管理等の機能を利用すればバックオフィスを一元管理可能。 | 月額500円/名 |
マネーフォワード クラウド人事管理 |
シリーズ導入実績10万社。同シリーズの給与計算や年末調整、社会保険とのデータ連携で、更なる業務効率化が可能。 | 要問い合わせ |
ジョブカン労務HR | 同シリーズの勤怠管理、給与計算と合わせて3サービスでお得になる人事労務バリューセットあり。 | 月額400円/名 |
奉行Edge 労務管理 電子化クラウド |
奉行シリーズ。自社の書類に合わせて手続きごとにWeb入力フォームを設計できる。 | 月額550円/名 |
社労夢Company Edition | 雇用保険・社会保険・労働保険の電子申請に特化した、大企業向けのシステム。 | 月額45,000円~ |
ロウムメイト | カオナビシリーズ。スマホやタブレットから、従業員管理や年末調整など労務に関わる申請・手続きが可能。 | 要問い合わせ |
ある程度、自社に合ったタイプがわかったら、今度は以下のようなポイントに沿ってシステムごとに具体的に比較検討していきましょう。すべてを満たす必要はありません。優先順位を付けながら比較検討していくとスムーズです。
労務管理システムによって、対応する業務や帳票にはばらつきがあります。たとえば、健康保険組合への書類一つとっても、全国健康保険協会(協会けんぽ)、関東ITソフトウェア健保、TJK 東京都情報サービス産業健康保険組合など、自社の加入の健保のフォームに対応しているか注意が必要です。併せて「自社が課題にしている業務をカバーできるか」などしっかり確認するようにしましょう。
料金体系はサービスによって様々です。たとえば、1名いくらという料金体系となっているものもあれば、「オフィスステーション労務」のように自社に足りない機能をアラカルト的に選択できるもの、「マネーフォワード クラウド人事管理」のようにシリーズ製品として各機能が独立しているものなどが挙げられます。
利用人数や必要機能を洗い出し、無駄のない使い方をできるシステムを検討しましょう。
従業員情報を従業員自身に入力させる仕組みもチェックポイントです。たとえば、入社前手続きであれば、入力用のURLをメールで送信して入力してもらえば、担当者側で収集・転記する手間がなく記入ミスも抑えられます。そのほか、API連携で人事マスタの情報を呼び出したり、免許証情報を写真に撮ってAI OCRで読み込んで入力できたりすると一層便利です。
なお、URL等を送付するためだけにメールアドレスなどの連絡先を収集・管理するのは手間、という場合は、QRコードを配布・掲示するだけで個人情報を収集できる「HybRid」がおすすめ。スポットで大量のアルバイトスタッフを雇入れないといけないなど、人の入れ替わりが頻繁にある業態に最適です。
労務管理だけシステム化して、ほかの勤怠管理や給与計算は手作業で行う、という企業は少ないでしょう。おそらく既に何らかのシステムを利用しているか、もしくは近い将来、同じように導入を予定しているはずです。そのため検討する際には、既存システムとの連携や今後の拡張性を考慮した上で選ぶことも重要です。
中には、「freee人事労務」「COMPANY」のように労務管理にとどまらず、それ一つで勤怠管理・給与計算まで、完結して行うことのできるシステムもあります。部分的に導入すると、既存システムと「連携できる・できない」などの問題が出てくるので、これを機に一気に導入したい際には選択肢になるでしょう。
人事労務業務は「入退社手続き」「雇用契約の締結」「身上変更」「年末調整」などの労務管理のほかにも、「Web給与明細」「マイナンバーの収集・管理」など多岐にわたり、システムによって対応できる範囲が異なります。システムを選ぶ際には「どこまで周辺業務を効率化させたいのか」考えておきましょう。
そのほかには、労務管理とは直接関係ありませんが、「タレントパレット」のように従業員満足度調査のような従業員サーベイが行えるシステムもあります。従業員の基本情報の蓄積だけでなく、これを機に従業員の状況を可視化して、業務改善に活かしていきたい場合は活用を検討するとよいでしょう。
労務管理システムの中には、労働保険手続きや社会保険手続きを、そのまま電子申請で行えるものもあります。たとえば、「SmartHR労務管理」では、従業員が入力した情報をもとに手続き書類の自動作成ができ、書類作成後はそのまま電子人生も可能です。自社に専門の部署・担当者が存在せず、役所へ赴くような手間を省きたい場合は、それらに対応したサービスを検討するのがおすすめです。
ただし、労務管理システムによって帳票フォーマットに差異があるように、電子申請の対応範囲も異なります。たとえば、健康保険手続きも協会ごとに、労働保険手続きであれば届け出によって、できる・できないに差があります。「自社の健康保険に対応しているか」「よく利用する届出書に対応しているか」は最低限チェックしておきましょう。
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(出所:SmartHR労務管理公式Webサイト)
60,000社以上の圧倒的な導入シェアを誇る労務管理システム。入社手続き・雇用契約はもちろん、給与明細、年末調整、マイナンバー管理など、あらゆる労務業務をオンライン上で完結。従業員情報をもとにハローワークや年金事務所に提出する手続き書類の自動作成でき、作成後はそのまま電子申請も行えるため、データ入力や転記・押印の時間も削減できる。「SmartHRタレントマネジメント」と連携すれば、従業員データを活用して人事業務の効率化も可能だ。
(出所:クラウドハウス労務公式Webサイト)
大手企業向けのセミオーダー型労務管理システム。入退社手続き・契約更新・年末調整・給与明細・身上変更など、数ある機能のうち必要なものを選択でき、それに応じて料金を支払う形式のため、無駄なコストを抑えられる。
手続きの内容や回収方法に関しても、独自のパーツ型システムや、600を超える多種多様な手続きテンプレートを準備しており、大手企業の複雑なワークフローにも対応可能。フローの設計や各書類の電子化やデータ入力などの作業はすべて専属の担当者が行うため、手間をかけずに安心して導入・運用できる。
(出所:freee人事労務公式Webサイト)
会計ソフトでシェアの高いfreeeシリーズの人事労務版。入退社手続き・保険手続き・給与明細発行・年末調整・マイナンバー管理などの労務管理に加えて、給与計算・勤怠管理までこれ一つで行うことが可能。共通の人事マスタで一元管理するため、結婚・出産・住所変更などの身上変更があっても安心。「労務管理だけでなく、給与計算・勤怠管理など、バックオフィスをまとめて効率化したい」場合にはおすすめ。そのほか、これらの業務を丸ごと任せられる「freee人事労務アウトソース」も展開している。
(出所:COMPANY公式Webサイト)
日本の大手1,200社以上で利用されている大企業向けの統合人事管理システム。雇用手続きにはじまり勤怠管理・人事管理・ID管理・マイナンバー管理など、従業員の入社から退職まで一貫して対応可能。
雇用手続きが大手法人向けに設計されているため、申請書類・種類が膨大な場合や、承認フローが複雑な場合も豊富な機能で自動化可能。雇用契約の電子化やe-Gov APIを利用した社会保険の電子申請にも対応済み。
(出所:HybRid公式Webサイト)
社労士の開発による「入社から退社までの一連の手続き」をオンラインで完結できる社内申請支援システム。入社時の本人情報の登録、マイナンバー登録、誓約書への同意、氏名・住所など各種登録情報の変更、年末調整、退社手続きなどをクラウド上で一括して行える。
従業員の個人情報の収集方法はメールアドレスのほかに、QRコードの配布・提示でも可能。「メールを持っていない学生バイトにはQRコード」など、シーンに応じて使い分けできるため便利。項目を自由に設定できるフリーフォーム機能もおすすめ。
(出所:e-AMANO人事届出サービス公式Webサイト)
タイムレコーダーで有名なアマノが提供する人事届出サービス。入退社手続き、年末調整、マイナンバー管理、雇用契約、給与明細など、様々な手続き・帳票を網羅。オプションなしですべての機能を利用できる。
収集したデータは同社の給与計算ソフトに連携でき、年末調整の控除計算はもちろん、マイナンバーデータや生保団体ネットから提供されたデータのAPI連携、あるいはCSV連携が可能。e-Gov電子申請対応。スマホ対応。
(出所:HRBrain 労務管理公式Webサイト)
人事労務業務をペーパーレス化・効率化する労務管理システム。オンラインで従業員データの収集・管理・更新手続きを完結。スマホ対応のため、社用端末を持たない社員も利用可能。主な機能は、「入社手続き」「社員名簿」「年末調整」「電子申請」「退社手続き」「マイナンバー管理」の6つ。書類の提出状況などの確認もシステム内で可能なため、未提出者への督促も効率的に行うことができる。
HRBrainシリーズのタレントマネジメントシステムと連携することで、人材データの分析・活用までをシームレスに実現。人材育成や離職防止などの人事施策の最適化も可能。
(出所:タレントパレット公式Webサイト)
人事に必要な機能をオールインワンで提供するタレントマネジメントシステム。労務管理機能単体での利用も可能。入退社手続きのほか、諸変更手続き、年末調整など、すべてオンラインで完結。自動入力チェック機能によって、確認や修正依頼などの無駄なやり取りを削減する。
マイナンバーの管理や各種電子申請はもちろん、ヘルスケア管理や問い合わせ業務の削減に役立つFAQ・チャットボットなど、人事DXを支援する多彩な機能を備える。
続いては、まず入退社手続きからスタートして、その後は「現状に合わせてサービスの利用範囲を選びたい」場合におすすめのタイプです。このタイプには、1機能いくらという形で、必要な機能を選んで追加していく「機能拡張型」と、他シリーズ製品を導入して連携させていく「シリーズ連携型」の2つがあります。
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(出所:オフィスステーション 労務公式Webサイト)
あらゆる労務手続きに対応した労務管理システム。導入実績40,000社以上。基本の入退社手続きに加えて、年末調整・Web給与明細・有休管理・マイナンバーなど、欲しい労務管理を機能単位で買い足すことが可能(外部システムとのAPI連携も可能)。無駄なく利用できる。
社会保険労務士や税理士も納得の110帳票対応。電子申請にも対応。電話やメールでのサポートデスクには社会保険労務士有資格者が在籍。
(出所:ジンジャー人事労務公式Webサイト)
労務管理や人事管理をはじめ、従業員のスキルの可視化まで行うジンジャーシリーズの人事管理システム。従業員自身が必要な情報を入力するだけで、人事データベースに自動で反映。各人事業務のデータベースを1つにすることによって、情報入力の回数削減や、廃棄の手間をなくすことができる。更に、スマホからも簡単に入力できるほか、送信先アドレスのCSV取り込みや一斉送信にも対応しているので、入社手続きや年末調整などの手間を大幅に削減する。
また、ほかのジンジャーシリーズと共通データベースを連携することで、勤怠情報や給与情報を一元管理可能。バックオフィス業務全般の効率化を実現できる。
(出所:マネーフォワード クラウド人事管理公式Webサイト)
従業員や組織の情報を一元管理できる人事管理システム。会計ソフトで有名なマネーフォワードが提供しており、同シリーズの労務系ソフトとの連携も強み。給与計算や社会保険などの各種ソフトに、収集した従業員情報をワンクリックで反映可能。また、年末調整ソフトと連携すれば、従業員の「翌年分の扶養控除等申告書」のデータを取り込むことも。身上情報の回収から社会保険の電子申請まで、人事労務業務をワンストップで効率化する。
人事管理機能では、入退社や人事異動の手続きに加え、雇用契約の締結にも対応。そのほか、柔軟な承認フロー設定、従業員情報の項目ごとの閲覧・権限設定といった機能も充実し、人事情報の安全かつスムーズな管理を実現できる。
(出所:ジョブカン労務HR公式Webサイト)
ワークフローや勤怠管理など全6種で累計20万社以上の導入実績を誇るジョブカンシリーズの労務管理システム。労務担当者300人の声を活かして開発した充実の機能あり。入退社に必要な社会保険などの手続き、帳票作成〜提出、マイナンバー管理、年末調整などまとめて月額400円で自動化・効率化。
おすすめは、同シリーズの勤怠管理、給与計算と合わせて3サービスでお得になる「人事労務バリューパック」。データはボタン一つで連携でき、CSVでの出力は不要。また、ログインのためのIDやパスワードを管理する手間も省ける。
(出所:奉行Edge 労務管理電子化クラウド公式Webサイト)
累計66万社の導入実績を誇る奉行シリーズをベースにした業務プロセスプラットフォーム。マイナンバーや勤怠管理、給与明細、年末調整申告書など、企業内の代表的な12の業務プロセスを簡単に標準化。雇用契約もオンラインで締結可能。共通のデーターベースのもと電子申請にも対応。
自社の書類に合わせて手続きごとにWeb入力フォームを設計できるので、書類作成は不要。従業員に対してメールで簡単にデータ提出の依頼ができ、従業員はスマホやPCからいつでもデータを提出できる。
(出所:社労夢Company Edition公式Webサイト)
雇用保険・社会保険・労働保険の電子申請に特化した大企業向けのシステム。全国2,600以上の社労士事務所で利用されている「社労夢シリーズ」のノウハウを一般企業向けに展開。人事総務部門の各種申請手続きの内製化を支援し、業務負担を軽減する。大手企業での実績が豊富で、年間電子申請数は340万件以上。
人事管理・給与計算システムとシームレスに連携することで、手入力することなく届出の作成ができる。マイナンバー管理システムともAPI連携が可能。申請手続きの進捗状況を一括管理でき、提出期限日によって色分け表示したり、ログイン時にアラート表示したりすることで申告漏れや遅れを防止する。
(出所:ロウムメイト公式Webサイト)
タレントマネジメントシステム「カオナビ」の運営会社が提供する労務管理システム。従業員管理、年末調整、給与明細・源泉徴収票の配布など、労務管理業務に必要な機能をカバーし、既存システムや企業の運用状況に応じて必要な機能だけを選んで導入できるのが強み。入社~退社までの労務に関わる手続きをPCやスマホ、タブレットといった各デバイスからWeb完結が可能。ペーパーレスで申告・手続きできるため、端末やメールアドレスが付与される前の入社前やリモートワーク時でもやり取りがスムーズだ。社会保険労務士にもアカウント提供できるため、情報共有が簡単なのもうれしい。
シンプルで使いやすいインターフェースで「どこに」「何を」入力するのかわかりやすいため、手作業で生じるミスや差し戻しなどの工数を削減し、業務効率化にもつながる。
クラウド型の労務管理システムを導入することで、手作業による入力の手間やミスを削減できるだけでなく、人事データを活用して労務周りの業務をまとめて効率化することも可能です。
無数に存在する労務管理システムのうち、イチから自社に合ったシステムを選ぶのは大変です。まずは以下の2つのタイプから、自社に合った方を選びましょう。
タイプでシステムを絞り込んだら、今度は以下のようなポイントに沿ってシステムごとに具体的に比較検討していくとスムーズです。
労務管理システムは、人事労務の担当者はもちろん、それ以外の従業員にとっても利便性が高いことがポイント。導入メリットを多くの従業員が実感できるため、企業としてDX推進の初手としてもおすすめです。
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株式会社Techouse
入退社手続き・年末調整・雇用契約・身上変更などの労務手続きをラクラク自動化・ペーパーレス化できる労務管理システムです。「従業員に定着すること」にこだわった直感的...
株式会社CSS-consulting
労務関係の書類をクラウド上で収集、一括管理できる労務管理システム。1ユーザー月額150円。アルバイトにも利用できる低価格で入社を始めとしたあらゆる手続きをオンラ...
株式会社HRBrain
入退社手続きや年末調整、マイナンバー管理など、労務管理を効率化するシステム。HRBrainシリーズでの利用により、人材データベースを常に正しい状態に保つことが可...
株式会社プラスアルファ・コンサルティング
煩雑な労務手続きも効率化できる人事システム。労務に必要な手続きはオンラインで完結。入力された人材データを一元管理でき、蓄積されたデータはそのまま人事戦略に活かせ...
株式会社マネーフォワード
従業員・組織情報を一つのデータベースで一元管理できるクラウド型の人事管理サービスです。給与計算ソフト、社会保険申請ソフトなどに従業員情報をスムーズに連携し手続き...
株式会社エムケイシステム
社労士事務所での実績・ノウハウに、一般企業に必要な機能をプラスした、社会保険・労働保険電子申請システムです。大手企業を中心とした実績が豊富。年間電子申請数は34...
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