人員不足や業務効率化のため配膳ロボットの導入を検討している方へ。導入メリットや費用、用途別の選び方、比較ポイントとともに、おすすめの配膳ロボットや代理店をご紹介します。
配膳ロボットとは、注文された料理やドリンクなどの配膳・下膳の作業を従業員の代わりに自動で行ってくれるロボットのことです。
配膳ロボットに単純作業を任せることで、従業員はオーダー促進やメニュー説明、会計などの接客業務に集中できます。業務効率化だけでなく、接客の質も上がるので、顧客満足度向上にも寄与。近年では、飲食店や外食チェーン、ホテルなどのサービス業のほか、医療機関、介護施設などでも導入が増えています。
行き先を指定し、開始ボタンを押すと運搬を開始します。3Dカメラや高性能センサーにより、歩行者はもちろん、イスの脚やカバンなどの小さな障害物もスムーズに避けながら通り抜けが可能。ロボットによっては、1〜2秒先の経路を地面にレーザー投影ができ、リアルタイムで経路を視覚化することで、歩行者との接触を回避できるようになります。
配膳後は、カメラセンサーが配膳完了を感知したり、ボタンを押したりすることで次のタスクを開始。配膳が終わると自動で元の場所に戻ります。
また、音声認識、AI会話機能、デジタルサイネージ、タッチセンサーなどを活用し、コミュニケーションもできます。「配膳中や巡回中に音楽を流したり、声掛けできたりする」、「AI機能による多言語対応により、外国人ともコミュニケーションできる」、「100種類以上のシーンを想定した会話ができる」、「機体をなでると数十種類の表情で応える」など、ロボットによって様々な機能を備えています。
自動充電に対応するタイプもあり、バッテリーの残量が一定以下になると自動で充電ステーションまで移動し、充電を開始します。
配膳ロボットの導入により期待できる効果を3つ紹介します。
人間が運ぶよりも多くの量を配膳ミスなく安全に運べるので、提供スピードがアップします。従業員が配膳にかけていた労力や時間を、丁寧な接客や先回りしたサービス提供に充てられるようになり、サービスの質の向上にもつながります。また、席回転率アップによる売上増のチャンスも広がるでしょう。
また、飲食店以外でも幅広く活躍している一例として、歯科医院において、治療に使う大量の器具や大きな機材などをロボットで運搬することで、治療の合間の片付けが効率化され、患者の待ち時間短縮につながったケースもあります。
配膳・下膳などの単純作業をロボットに任せられるようになるので、少人数でも回せるように。急な欠勤などによる人手不足も解消され、安定した労働力を確保できるようになり、シフト管理も楽になります。ロボットの導入により職場環境が改善され、結果的に採用強化につながったという事例もあります。
来店客がロボットに手を振ったり、運ばれてくる様子をスマホで撮影したり、ロボットの配膳を間近で見るために、何度も注文したりするケースも。ロボットの存在をきっかけに、新たなコミュニケーションが生まれ、顧客満足度の向上や集客、リピータ獲得に寄与。売り上げアップにもつながります。
豊かな表情や声でおもてなしする機能のあるロボットなどは、特に子ども・ファミリー層に人気のため、「子どものいるテーブルにはあえてロボットで配膳する」飲食店もあります。
各メーカーから、用途に合わせた様々な配膳ロボットがリリースされています。国内で取り扱いのある主な製品を紹介します。
配膳機能に加え、音声やライト、ディスプレイなど活用し、接客効果を高めたい場合や、マスコット的な役割を持たせることでコミュニケーションのきっかけ作りや、顧客体験の向上を図りたい場合におすすめです。イベント時や、メニュー説明、ビュッフェ・バイキングなどで活躍するものも。
BellaBot | ネコがモチーフの配膳ロボット。4段の大容量トレイに40kgまで積載可能。 |
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KettyBot | コンパクトなボディに、サイネージとしても使える18.5インチの大型ディスプレイ付き。 |
Keenbot T8 | 愛嬌のあるデザインが特徴。特に通路が狭い店舗に最適。 |
BUDDY | 開発から製造まで国内拠点だからこそ、カスタマイズなどに柔軟に対応可能。 |
大容量で運搬効率の高いタイプです。「一回でたくさん配膳・下膳したい」、「大型機材などを運びたい」といったニーズに適しています。また、回収特化型のロボットもあり。皿数が多く、下膳の負荷が大きいホテルやレストラン、ビアホールなどに適しています。
PuduBot2 | 最大40kgまで運搬可能な大容量。トレイの段数や高さを調整可能。 |
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Keenbot T5 | トレイ数や幅の調整可能。低重心・堅牢な筐体設計により安定性抜群。 |
LuckiBot、LuckiBot Pro | 大容量型。様々なシステムと連携できる拡張性の高さが強み。 |
HolaBot | 回収特化型。1度に60kgまで回収可能。下膳に最適な高度な防水性能も備える。 |
基本的にコミュニケーション目的のディスプレイなどはなく、シンプルな作りでどんな施設にもなじみやすく汎用性の高いタイプ。小回りがきき、小規模店舗でも利用しやすいので、配膳や運搬などの作業効率を重視したい場合に適しています。
Servi | 小回り抜群。受け渡ししやすい 360°の丸型トレイを備えたシンプルデザイン。 |
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SwiftBot | 最大5段トレイで35kgまで対応。非接触で衛生的。 |
Delivery X1 | スタイリッシュなデザイン。トレイは取り外し・間隔調整が可能。 |
Kachaka | 一般家庭でも活用例豊富。アプリで簡単操作でき、運搬、清掃など何役もこなせる。 |
Solibo | 自動充電機能+大容量バッテリーを装備。無料遠隔サポート付き。 |
そのほか、「ACUR-C」のような、アーム付きのロボットも。アームでダイレクトにトレイの回収ができるので、従業員や来店客の手によるロボットとテーブル間の乗せ替え作業が不要になります。
なお、同じ製品でも代理店オリジナルの名称に変更されているケースもあります。たとえば、KEENON Robotics社の正規販売代理店である株式会社日本システムプロジェクトは、「配膳ロボット-T1」を「JSP ROBOT」として提供しています。
配膳ロボットの導入方法には、購入、レンタル、リースの選択肢があります。購入の場合は、200〜300万円程度の初期費用がかかるのが一般的です。「アイリスオーヤマ」や「ROBOTI」には、導入コストを削減できる補助金・助成金利用のための相談に乗ってくれるサービスもあります。レンタル、リースの場合は、代理店を利用することになり、月額3〜10万円前後が相場です。
また、ロボットは、購入して終わりでなく、操作方法のトレーニングや故障対応、メンテナンスも必要であり、代理店だとその対応もしてもらえます。たとえば、「ROBOTI」は、導入時に「初期設定・操作指導サービス」を実施することで、設置後すぐに運用開始が可能。導入後の保守サポートも充実しており、コールセンターのサポートで解決しない場合は、サポートスタッフが離島含む全国各地を訪問して対応します。
「JSP ROBOT」を提供する株式会社日本システムプロジェクトは、外食産業向けPOS、OESシステムの開発・販売20年の経験を活かし、導入・運用の立ち上げをフォロー。ヘルプデスクは24時間365日体制。不具合が発生した場合は迅速に現地に出向き、パーツ交換・修理、本体交換を行い、復旧までサポートします。
数ある配膳ロボットサービスの中から、自社にあったサービスを選択するにあたり、次の4つのポイントで比較検討を進めるとスムーズです。
前項で紹介したように、配膳ロボットには様々な種類があり、どのロボットを取り扱っているかはサービスによって異なります。店舗の規模や利用シーンが限られている場合は1つのメーカーでも良いですが、複数の利用シーンで使い分けたい場合などは、多くの選択肢の中から目的に応じたロボットを提案してもらえるサービスがおすすめです。
たとえば、「USEN」や「ソフトバンクロボティクス」、「DFA Robotics」などは、メーカーをまたいだ幅広いラインナップが特徴。「DFA Robotics」は、中国のPudu Robotics社やKEENON Robotics社製の製品が充実しています。
「JSP ROBOT」を提供する株式会社日本システムプロジェクトでは、レールに乗り席まで料理を届ける配膳ロボット「ロボレール」の取り扱いも。
また、今後、配膳ロボットだけでなく、受付や清掃などの幅広い用途でロボットを活用していきたい場合は、配膳ロボットだけでなく、商用の清掃ロボットや受付用ロボットの取り扱いもあるメーカーがおすすめです。たとえば、「HCI」は、商用の清掃ロボットや受付用ロボットを提供。「アイリスオーヤマ」は、清掃ロボットのラインナップが豊富です。
自店舗と同じような業態への導入事例が豊富なメーカーや代理店に依頼すれば、環境や課題・運用方針を踏まえたうえで、どのロボットをどのような配置設計で導入すれば最大の効果を得られるかを提案してもらえます。
たとえば、「ROBOTI」には、全種類のロボットから好きな製品を選んで、実際の施設・店舗で試せるサービスがあります。導入前に実際の運用イメージが膨らむことで、「店舗レイアウトに見直しは必要?」、「段差や傾斜は問題ない?」、「本当に導入効果はある?」といった、リスクや疑問点を事前に解消できます。
「ソフトバンクロボティクス」は、事前に行ったヒアリング・現地調査の内容をもとに、納品前に必ず実店舗でのトライアルを実施。トライアル後にはロボットの稼働状況を数値化し検証結果をレポート化。導入効果を振り返り、最適な提案に役立てます。
ロボットによっては、オプションや二次開発によって顧客注文システムやPOSレジシステムとも連携可能です。正確かつ迅速なサービス提供や会計が実現するほか、データから得られた顧客の購買履歴や好みなどの情報に基づいた効果的なプロモーションなどもできるようになります。
たとえば、双日が販売するOrionStar Robotics社の「LuckiBot」、「LuckiBot Pro」は、オープンプラットフォームに基づいたソフトウェア設計のため、APIを公開している様々なシステムとの連携・実装が可能です(二次開発による)。POSシステムとシームレスに連携する「スマートポジショニングソリューション」では、注文とリンクすることで顧客の位置を自動追跡。できあがった注文品をロボットが自動で顧客の席まで配膳できます。
トラブルや故障で、ロボットが使えない状況が続くと大きな機会損失につながる可能性があるため、メンテナンスの体制や、トラブルや故障時などにどの程度迅速に対応してくれるかなども確認しておくといいでしょう。
たとえば、「USEN」は、全国に116拠点を持つ保守網を活かし、トラブルの際はエンジニアが駆けつけるため、安心して利用できます。保守サービスを含むレンタルプランの場合、万一の故障の際は翌日交換対応が可能です(受付時間・エリアにより配送日数に変動あり)。
「ソフトバンクロボティクス」は、長年サービスロボットの導入に携わってきた実績に裏打ちされた保守体制が強み。「機体の翌日交換(受付時間・エリアにより配送日数に変動あり)」、「あらゆる故障の無償保証(重過失及び天災の場合は有償)」、「摩耗したバッテリー、タイヤの無償交換」といったサポートを行なっています。また、保証サービス込みのレンタルプランなら、故障による突発的なコストがかからないことも大きなメリットです。
ニーズや課題に応じて、豊富なラインナップの中から選べるサービスを紹介します。
(出所:USEN公式Webサイト)
75万店舗以上のサポート実績を持つUSENによる、配膳ロボットサービス。「Servi」、「BellaBot」、「KettyBot」、「PuduBot2」など主要なロボットを幅広く取り扱う豊富なラインナップの中から、課題やニーズ、業態、店舗規模などを考慮のうえ、店舗ごとに最適な配膳ロボットを提案できる。
導入予定の店舗には営業・エンジニアが訪問調査を行うほか、走行性能やオペレーションを体験するための無料デモも実施可能。導入後は専門のエンジニアがロボットの初期設定及び操作方法のトレーニングを行うなど、日本全国に拠点があるUSENならではの手厚いサポート体制が強み。
また、「USEN レジ」や「USENサイネージ」をはじめとした、USENの他商材とまとめて導入できる点も便利。
(出所:ソフトバンクロボティクス公式Webサイト)
約10年に渡りロボット事業を展開してきたソフトバンクのグループ企業によるロボットソリューション。
飲食店を中心に500ブランド以上の導入経験と、「Servi」、「KeenBot」、「KettyBot」、「PuduBot2」、「Bellabot」、「Delivery X1」など、国内で取り扱いのあるほぼすべての配膳ロボットを網羅したラインナップを活かし、企業ごとのニーズや課題に応じて最適な活用プランを提案する。
導入前のトライアルにより、オペレーションを高解像度で把握したうえで、最適な価格で最適な配膳ロボットを選定。導入時には「マップ & 停止位置」のルート設計やオペレーション検討後、配膳ロボットを納品・初期設定を行う。導入後も安心して継続利用できるように、活用ノウハウの提供や実施効果の可視化と合わせ、「無償修理(重過失及び天災の場合は有償)」、「故障品の翌日交換(受付時間・エリアにより配送日数に変動あり)」などの安定した保守体制を整備している。
特定メーカーの専用代理店によるサポートが充実しているタイプを紹介します。
(出所:JSP ROBOT公式Webサイト)
全世界11,800台が稼働中。国内でも多数の出荷実績を誇る、KEENON Robotics社製のAI搭載配膳ロボット。
KEENON Robotics社の正規販売代理店である同社が最新の機能とサポート情報の提供を行う。
3DビジョンやLiDARセンサーを駆使し、障害物を回避しながら最短コースを選んで自律的に配膳。複数台を稼働させる場合も、各ロボットが相互に位置を把握し移動できる。
配膳の際の接客機能も充実しており、笑顔で「料理をお持ちしました。取り終わったら私の頭をなでてください」、進路をふさぐと困った顔で「ロボット通ります。邪魔しないでください…」など豊かな表情と音声をあわせたコミュニケーションが可能。
同社では、本機のほかに、料理を載せてレール上を自走するユニークな配膳ロボット「ロボレール」の取り扱いも。
(出所:LuckiBot、LuckiBot Pro公式Webサイト)
世界導入台数60,000台の実績を持つ、OrionStar Robotics社の正規代理店によるロボットサービス。AI配膳ロボット「LuckiBot」、「LuckiBot Pro」のほか、案内・受付ロボットも取り扱う。
「LuckiBot」、「LuckiBot Pro」の特徴的な機能として、ChatGPTとGoogle音声認識や、多言語対応のAI機能の活用による「コミュニケーション機能」、誕生日などにロボットがお祝いする「シチュエーション設定」のほか、POSシステムと連携する「ポジショニングソリューション」、ロボットが必要な場所に迅速に移動する「スマートサモンソリューション」などを備え、いずれも業務効率化や顧客満足度に寄与する。
また、機体のカスタマイズ性の高さも魅力。導入先の雰囲気・販促活動・イベントに合わせて、企業のイメージキャラクターやブランディング要素を大型タッチパネルに表示できたり、発話内容や機体のラベルなどを自由に変更したりできる。
自社の技術力を活かしたオリジナリティーの高い製品をご紹介します。
(出所:Solibo公式Webサイト)
無料遠隔サポート付きのAI配膳ロボット。「配膳」、「下膳」、「循環」、「イベント」 の4つのモードを搭載しており、シーンごとに使い分けが可能。走行時、テーブル到着時など、場面ごとにディスプレイに豊かな表情が表示される。
AIの機械学習によるマップ補完機能により、最適経路を判断し、スムーズに配膳。障害物の自動回避機能に優れ、複数台の同時運用にも対応。約15時間連続稼働できる大容量バッテリーと、一定の電池残量を下回ると充電スタンドに向かう自動充電機能により、予期せぬ急停止を回避する。
遠隔管理システムの搭載により、詳細設定などのサポートも可能。同一LAN内ではタブレットから機体にアクセスして操作もできる。
東京・大阪のショールームで実機確認ができるほか、無償トライアルで、実店舗で運用可能かどうかを確かめられる。
(出所:ACUR-C公式Webサイト)
飲食店・医療介護施設・宿泊施設における食器配膳・回収業務の無人化を実現する、アーム付き配膳・下膳ロボット。
「ロボットアーム」を有しているのが最大の特徴。約1m離れた場所からトレイの回収が可能になることで、ロボットとテーブル間の食器の乗せ替えが不要に。ロボット内部に上下に可動する棚があるため、複数のトレイ回収もできる。
充実したセンシングと制御技術による高度な移動性能により、人はもちろんあらゆる障害物を認識して停止・回避。天井や床のガイドや遠隔操作なしに、自律走行ができる。
万が一衝突しても食べ物や食器が散乱しない、外から触れられない「シェル型構造」や、怪我のリスクの少ない低出力のアームの採用など、安全性への配慮を徹底している。
(出所:BUDDY公式Webサイト)
開発から製造まですべて国内で行っている移動ロボット台車。特許取得の免振機構により、なみなみと注がれたドリンクもこぼさず走行。外部連携機能により、呼び出しボタンやQRコードでの呼び出し(案内)にも対応する。
特許技術の2RFIDマーカーにより狭い通路なども確実に走行できる「RFIDマーカートレース」と、LiDARと3Dカメラで安定走行できるマーカー不要の「LiDAR SLAM」2つの走行方式から、要望に応じて選択可能。
拠点が国内にあるため、様々なニーズに柔軟に応えられるのが強み。カラオケ店での個室配送用にカスタマイズされた「電子ロック付き引き出し」と「個室への配達通知機能」を持つロボットなど、多数のカスタマイズ事例を持つ。
お掃除ロボや受付ロボなど、配膳以外のロボットも取り扱う代理店を紹介します。
(出所:アイリスオーヤマ公式Webサイト)
「Keenbot アイリスエディション」、「Serviアイリスエディション」、「Delivery X1アイリスエディション」などの配膳・運搬ロボットのほか、清掃ロボットも数多くそろえるロボットサービス。ソフトバンクロボティクス株式会社が提供するサービスロボットに、同社が独自開発したオプション機能を付加した「アイリスエディションシリーズ」をリリースしており、業界を問わず5,000社以上の導入実績を持つ。
専任スタッフによるコンサルティングで導入効果の最大化をサポート。契約前に実際の店舗・施設で配膳ロボットによるオペレーションのトライアルもでき、終了後には期待通りの効果が得られたか検証し、結果報告を行っている。
「専用ヘルプデスクの設置」、「定期メンテナンス」、「故障の場合、交換は最短翌日」など、導入後のアフターサービスも充実(レンタル契約の場合)。
(出所:DFA Robotics公式Webサイト)
サービスロボットの導入支援を行うサービス。「BellaBot」、「HolaBot」、「PuduBot2」、「KettyBot」、「SwiftBot」などを取り扱っており、3,500台超の国内トップクラスの導入実績を持つ。
導入前に現状のヒアリングをし、課題解決につながる「より確かなプラン」を提示。その後、実店舗でロボットが正しく動くか、運用できるのか、効果が出るのかを実機を使ってトライアルし、効果を見極めたうえで導入を決定できる。導入後も定期的にコミュニケーションを取り、新たな問題の発生がないかなどの確認を行う。ロボットサポート拠点は全国140カ所以上にあり、地域に根付いた導入提案やアフターサポート体制を構築している。
(出所:ROBOTI公式Webサイト)
豊富なラインナップで、ロボットを用いた理想の店舗・施設づくりを支援するサービス。中国の主要3メーカー(KEENON Robotics社、OrionStar Robotics社、Pudu Robotics社)の製品を販売しており、「BellaBot」、「KettyBot」、「SwiftBot」、「T8」、「T5」などの配膳・運搬ロボットのほかに、24時間エレベーターと自律的に連携して稼働し、非接触のルームサービスを実現する「ホテル用配送ロボット」や、業務用の清掃ロボットなども取り扱う。
全種類から選んで、実店舗で試せる「トライアルサービス」や、助成金&補助金の相談受付、スムーズな導入を助ける「初期設定・操作指導サービス」、導入後の保守サポートなど、一貫した手厚い支援体制が心強い。
(出所:HCI公式Webサイト)
Pudu Robotics社の日本公式代理店。「BellaBot」、「PuduBot2」、「KettyBot」、「HolaBot」、「SwiftBot」などの配膳・運搬用ロボットシステムやインテリジェント商用清掃ロボット、自走型受付用ロボットシステム、固定型受付用AIシステムなどを代理店として販売するほか、SIerとしての技術力を生かし、保全やメンテナンスなどを手掛ける。
本社ロボハウスにて各サービスロボットの実機を無料で見て・触れて・学べる「無料体験サービス」、店舗及び導入場所の図面と写真をもとに担当者がアドバイスを行う「3Dシミュレータによる導入アドバイス」、1週間・1ヵ月などの単位で実機を貸し出す「導入前テスト」など、導入前のサポートも充実している。
最後に、配膳だけでなく様々な用途に使えるロボットをご紹介します。
(出所:Kachaka公式Webサイト)
ロボット開発スタートアップである同社のAI・ロボットテクノロジーを結集した、一般家庭から、オフィス、工場、医療施設、飲食店などのあらゆるニーズに対応するAMR(自律走行搬送ロボット)。
シェルフとドッキングさせると、運搬するシェルフの棚の高さも考慮し、障害物を避けながら移動可能(特許取得済)。深層学習を活用し、ピクセル単位で障害物を特定することで、床面の障害物を避けスムーズに移動できたり、独自のナビゲーションシステムにより目的地までの最適なルートを導き出したりできるなど、周囲の環境変化にも柔軟に対応する。
ドッキング機構のため、シェルフによる運搬や配膳・下膳のほか、ワイパーなら清掃、ディスプレイならサイネージ広告と1台で何役もこなせる汎用性の高さが強み。
配膳ロボットには、「配膳・運搬の効率化」、「従業員不足の解消」、「集客・顧客体験の向上」といったメリットがあり、近年では、飲食店や外食チェーン、ホテルなどを中心に、医療・介護施設などでも導入されています。
配膳ロボットは、以下のタイプに分類されます。
自店舗の課題やニーズ、予算などを考慮したうえで、以下のポイントを比較検討しましょう。
海外製ロボットの場合、同じ製品でも代理店によって価格やサポート体制などが異なることもあるので、確認が必要です。導入に際し、価格がネックになる場合は、助成金や補助金の相談に乗ってくれるサービスもあるので、まずは問い合わせてみるといいでしょう。
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