請求書作成ソフトを導入することで、請求書の作成・発行・送付といった業務を効率化したい方へ。5つの目的別の選び方とともに、おすすめの請求書作成ソフトをご紹介します。
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請求書作成ソフトとは、テンプレートに沿って必要な情報を入力するだけで請求書を自動で作成・発行できるサービスです。
ExcelやWordなどを使って手動で請求書を作成する場合、目視による数字の入力ミスや二重入力、誤送付といった人的ミスが起こりやすい、発行後の送付準備や保管といった業務に時間とコストがかかるといった課題がありました。
請求書作成ソフトを活用すれば、一度入力した情報をもとに自動入力ができるので、請求金額に関するミスや転記ミスなどを最小限に減らせます。また、電子発行に対応しているため、請求書の郵送にかかわる業務や、保管のためのファイリングやスペース確保などが不要に。
「作業の一部を自動化して作業効率を上げたい」「請求書のペーパーレス化を進めたい」「請求業務にかかる手間を削減して、コア業務に注力できる環境を構築したい」といった場合には、請求書作成ソフトの導入が有効です。
請求書作成ソフトで一部自動化できる業務内容は以下の通りです。
インボイス制度とは2023年10月からスタートした、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式を指します。正式名称は「適格請求書保存方式」です。
請求書作成ソフトの多くは、インボイス制度の要件を満たした請求書や領収書の作成・発行が可能です。更に、適格請求書を発行者と受領者の双方が保存する義務もあるため、電子保存や管理といった電子帳簿保存法に対応したソフトが大半を占めています。
請求書作成ソフトの多くは、インボイス制度の要件を満たした請求書や領収書の作成・発行が可能です。そのほかにも、以下の内容に対応しています。
請求書作成ソフトをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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請求書作成ソフトには、従来のインストール型とクラウド型があり、社内で複数の従業員が同時に作業することが多い場合は、クラウド型の方がリアルタイムでデータ共有できるのでおすすめです。
それ以外にも導入目的によって、最適なソフトは異なります。導入目的別での請求書作成ソフトの選び方について解説します。
⇒低価格で基本機能が使えるタイプ
請求書を中心に、まずは帳票作成業務の効率化を実現したい場合におすすめのタイプ。機能がシンプルで使いやすく、初期費用も低額なので、手軽に導入できます。
たとえば、「Misoca」は年額33,500円（ユーザー数5名、月間100通の請求書を作成する場合）、「ジョブカン 見積/請求書」は月額2,000円/4ユーザー（スタンダードプランの場合）と、ほかのタイプと比べて安価で利用できます。
⇒請求書の一括送付に強みのあるタイプ
100社以上の取引先がある中、メールや郵送、FAXなど複数の方法で請求書を送付している場合におすすめのタイプ。手動での振り分けによるミスの削減や、送付業務にかかる時間や手間の軽減に役立ちます。
たとえば「楽楽明細」であれば、取引先ごとに送付手段を設定しておけば、請求書の発行と適切な手段での送付が自動で完了。人的ミスや管理業務の負担を軽減できます。
⇒入金消込まで対応するタイプ
作成・送付した請求書に関する、入金管理業務の負担を軽減したい場合におすすめのタイプ。取引先への入金もれを防ぐための入金消込業務を効率化する機能に強みを持ちます。たとえば、口座の入金情報と請求書作成データを照合することで、消込業務を自動化できます。
中には「invox発行請求書」のように、入金確認ができない場合に、督促メールを自動で送付してくれるサービスも。
⇒請求書受領にも対応するタイプ
請求書の作成だけでなく、受取や仕訳入力・保管といった請求書の受領に関わる業務も効率化したい場合におすすめのタイプ。複数の拠点や部門に届いた請求書の管理が課題になっている組織に適しています。
たとえば「Bill One」では、取引先に送付先を変更してもらうだけで、様々な発行形式や送付方法の請求書をオンライン上で受領できるように。拠点や部門ごとに届いた請求書を一元管理できるうえ、ネット環境さえあればどこからでも閲覧・確認が可能です。
また「BtoBプラットフォーム 請求書」は、プラットフォーム上で取引先と請求書の授受を行います。すでに導入済みの取引先とはスムーズなやりとりが期待できます。
⇒年間10,000円以下のインストールタイプ
年間10,000円程度の予算で請求書作成ソフトを導入したい場合には、こちらのタイプが適しています。インストール型なので、「請求書を作成するスタッフが1-2名に限られる」「クラウド上で請求書データを共有できない」といった成約はありますが、年間10,000円以下で利用できます。また、ソフトによっては、買い切り型も。
ただし、作成した請求書の送付までは自動化できず、PDF出力してメールで送信しなければいけません。そのため、送付作業まで効率化したい場合は、「低価格で基本機能が使えるタイプ」が選択肢となります。
⇒無料で使える請求書作成ソフト
「効果や使い勝手がわからないからまずは無料で試したい」「無料なら可能な範囲で使ってみたい」「作成件数や利用者が少ないので無料ソフトの機能で十分」という場合には、こちらのタイプがおすすめです。
無料で使える条件はソフトによって異なります。それぞれの条件については「無料で使える請求書作成ソフト」で、一覧表にまとめていますのでご参照ください。
請求書作成ソフトの中でも、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応した低価格で使えるソフトをご紹介します。
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（出所：ジョブカン見積/請求書公式Webサイト）
バッグオフィス業務の効率化を実現するジョブカンシリーズの、見積もり・請求書作成ソフト。上に書き込むような感覚で請求書や見積書を作成できるので簡単に使いこなせる。加えて、作成済・送付済・受注済といった帳票のステータス管理ができるほか、申請・承認のワークフローを構築できるので、対応もれの防止にも有効だ。取引先ごとに入金データや請求金額を自動集計したレポートも作成できる。
更に、会計ソフトと連携すれば、売上の発生・入金処理における工数削減にもつながる。また、専用アプリ「ジョブカン見積/請求書」（iOS/Android）を使えば、スマホやタブレットから見積書や請求書の作成やメール送付が可能に。
（出所：Misoca公式Webサイト）
たったの3ステップで見積書や請求書などを作成できる、低価格のクラウド型請求書作成ソフト。クリック操作だけで、書類の変換業務や帳票の発行・送付ができ、テンプレートも14種類と充実している。
入金予定日を超過しても入金が確認できないデータは自動で赤く表示するため、回収もれの防止にも有効。ほかにも、毎月定期的に発行する請求書を自動で作成できる、予約機能も搭載。
弥生の会計ソフトや各社会計・申告ソフトと連携すれば、取込や仕訳業務を自動化できるため、経理業務の負担軽減も見込める。
（出所：board公式Webサイト）
中小企業・個人事業主向けのサービス。見積書や請求書の作成・発行に加え、営業管理、支払管理、売上見込の把握、キャッシュフロー予測などを一元管理し、業務の効率化を実現する。「一般的な請求書作成サービスだと機能が不足し、中堅企業向けERPだとオーバースペック」という中小企業や小規模事業者に最適だ。
SFA・CRMとの連携もでき、受注後の業務引き継ぎもスムーズ。また、案件を起点に発注内容を管理できるため、案件単位の損益管理が可能に。メールやSlackからのアラート機能で未請求・未払いを防止できるほか、発注書や検収書の回収は電子契約サービス経由で行える。会計ソフトとの連携にも対応。
請求書作成ソフトの中でも、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応した一括送付に強みを持つソフトをご紹介します。
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(出所：楽楽明細公式Webサイト)
請求書・納品書・支払明細などの帳票をWeb上で発行し、取引先に自動で送付するクラウド型の電子請求書発行システム。PDFまたはCSVファイルで請求データをアップロードし、Web、メール添付、郵送、FAXのいずれかの形式を選択するだけで、送付まで完了する仕組みだ。
更に、API連携により、既存の自社開発システムや販売管理システムから顧客データの一括取込や帳票データの取込、ステータスの確認などがスムーズに。同シリーズの販売管理システム「楽楽販売」と連携すれば、一連の請求業務を一元管理できるように。
帳票発行に特化した機能性とサポートの丁寧さに定評あり。
(出所：ナビエクスプレス公式Webサイト)
請求書や領収証、給与明細などの明細書を、セキュアな環境から自動配信する電子帳票ソリューション。セキュリティに特化した送信サービスで、帳票ファイルは完全暗号化してから送信。再送、転送、誤送信の際には、管理画面上で取り消しができる。メール送信の際に、明細書ごとにパスワードを設定できる機能も便利だ。
また、CSVファイルをアップロードするだけで帳票の自動配信が可能。24時間365日いつでも日時指定ができるので、帳票配信のために出社するといった手間が省ける。管理画面からリアルタイムで送付先のメールサーバーの受信状況やメールの開封確認できる、開封のトラッキング機能も搭載。
（出所：バクラク請求書発行公式Webサイト）
あらゆる帳票の作成・送付・保存ができる請求発行システム。帳票の電子化・オンライン発行によるコスト削減に強みを持ち、導入後、請求書発行業務にかかるコストを年間約220万円削減できたケースも。また、電子化が進んでいない取引先には、郵送・FAX送信の代行で対応可能だ。また、メール送付の場合は、共有URLにアクセスキーを設定した状態での提供もできる。帳票は個別作成にも対応しており、自社のフォーマットに合わせた細かなレイアウト調整も可能。
テンプレートごとに閲覧・操作の権限を設定できるので、書類テンプレートの誤使用防止や、拠点や部署をまたいだ書類管理の効率化に役立つ。社内の承認フローをスムーズにする、申請・承認機能も搭載。
インボイス制度と電子帳簿保存法に対応し、入金消込に対応した請求書作成ソフトをご紹介します。
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（出所：invox発行請求書公式Webサイト）
請求書の発行・売上計上・入金消し込・督促までの一連の業務を自動化できる請求書発行システム。販売管理システムなどから出力した請求データを取り込むだけで、特殊な仕訳も自動で行え、請求書が作成できる。自社独自のレイアウトを反映することも可能だ。また、紙でも電子でも顧客が希望する送付方法を選べるのが便利。
オンラインバンクから入金データを取り込み、請求データと突き合わせることで入金消込を自動化。未確認の場合には、督促メールを自動で送信する。生成した仕訳データは、会計ソフトと連携できる。
ユーザー数無制限で安価に利用できるのも魅力だ。
（出所：freee請求書公式Webサイト）
インボイス制度や電子帳簿保存法に完全対応した請求書作成ソフト。請求書などの発行・送付・入金消込に対応している。基幹システムや販売管理システムなどから出力した請求書データを、フォーマットを変えずにクラウド上に保存できるので、既存のシステムを変えることなく、請求書の送付業務だけを簡単にシステム化できる。また、1通あたり約100円で郵送にも対応。
ほかのfreee製品と連携することで、債権管理・入金消込・会計連携まで自動化できるなど、機能の拡張性の高さが特徴だ。たとえば銀行口座と連携して自動で入金消込を行ったり、作成した仕訳データを会計システムに取り込んで仕訳入力を省いたりといったことができるように。請求書発行だけでなく、債権管理や会計などの業務まで自動化・効率化したい場合におすすめだ。
インボイス制度と電子帳簿保存法に対応し、請求書受領にも対応できる請求書作成ソフトをご紹介します。
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(出所：BtoBプラットフォーム請求書公式Webサイト)
請求書の受領から発行、支払金額の通知までオールインワンで対応できる電子請求書システム。100万社以上で導入されており、国内トップクラスのシェアを誇る。取引先との請求業務をデジタルデータのやり取りに移行することで、コスト削減や検索効率の向上、原本の紛失リスク回避といった効果が期待できる。
また、AI-OCRでの読み取りや郵送代行といったオプション機能を利用すれば、紙の請求書を希望する取引先とのやり取りも完全デジタル化が可能だ。加えて、既存の会計システムや販売管理システムと連携することで、請求データの一括処理ができるようになるほか、受け取った請求書の自動仕訳にも対応する。
（出所：マネーフォワード クラウドインボイス公式Webサイト）
郵送を含め、あらゆる請求書の受領と送付に特化したサービス。様々な形式の請求書をオンライン上で一括受領する受領プランと、帳票送付作業を自動化する送付プランとが用意されており、どちらかのみの契約にも対応している。送付したい帳票はデータアップロード後、ワンクリックで送付できるため、印刷や封入作業の不要。取引先ごとに、Web送付、メール添付、郵送、FAX送信が選べる。
また、受領した請求書データは一括での受領が可能。紙の請求書もAI OCRや自社オペレーターによる補正入力で、正確かつ迅速にデータ化される。また、充実したAPIにより、既存のERPやワークフローシステムなどと連携できるのも便利。
年間10,000円以下のインストール型の請求書作成ソフトの中から、おすすめのソフトをご紹介します。
（出所：インボイス王公式Webサイト）
インボイス制度に対応した請求書を簡単に発行・受領できる、インストール型のツール。電子帳簿保存法の「電子取引データ保存の要件」と「スキャナ対応の要件」にも対応している。誰でも使えるシンプルな操作性と、年額5,000円で発行・受領件数無制限という低価格が魅力だ。取引先別で請求書を一覧表示できるため、管理業務もスムーズ。また、法人名を検索するだけで取引先の所在地や法人番号を登録できるので入力ミス削減にもつながる。
同シリーズの「会計王」と連携することで、自動仕訳が可能に。会計業務の効率化にも役立てられる。
（出所：ジョブカンDesktop 見積・納品・請求書 匠公式Webサイト）
高い操作性と使いやすさが特徴の請求書作成ソフト。請求書はもちろん、見積書や納品書、原価計算書など、様々な帳票の作成ができる。得意先や商品情報を入力するだけで、簡単に帳票を作成できるので事前のデータ登録は不要。そのほかにも、請求締日ごとの合計請求書の一括登録や、見積書ごとの原価計算書の表示、最大5台のPCからの同時入力など、帳票作成業務を効率化するための機能が多数そろう。
また、パッケージ版の場合は9,000円/ライセンスという低価格で、帳票作成に必要な基本機能がそろうのも魅力。ただし、最新版への無料バージョンアップやサポートセンターへの問い合わせといったサービスを受けるには、継続料金が必要になる。
（出所：かるがるできる販売24公式Webサイト）
インボイス制度に対応した請求書を電子発行できる販売管理ソフト。必要な機能が見やすく配置されており、メニューから目的の操作を選択するだけで見積書･納品書･請求書･領収証などを作成できるのが特徴だ。
また、入力画面が伝票をイメージしたレイアウトになっているため、「どこにどの情報を入力すればいいかわからない」といった混乱が起こりにくく、パソコン初心者でもすぐに使いこなせる。BSL専用用紙や市販の用紙など、使用できる伝票の用紙の種類が豊富なので、見栄えのいい伝票が作れるのもうれしい。ほかにも、伝票を作成しながら得意先登録や商品登録が進められる随時マスタ機能など、便利な機能を搭載。
基本機能に加えて、複数の事業所での管理や得意先への複数単価や得意先別掛率の設定を求めるなら「販売らくだ24普及版」、締め請求の処理や売掛金の管理も行いたいなら「販売らくだプロ24」がおすすめだ。
（出所：やよいの見積・納品・請求書24公式Webサイト）
インボイス制度と電子帳簿保存法に対応したインストール型の帳票作成ソフト。13種類のテンプレートの中から選択して入力するだけの簡単操作で帳票を作成。項目名や明細の列数・行数の変更、項目欄の追加などを自由に設定できるなど、帳票のカスタマイズにも対応している。作成した帳票はPDF形式で得意先にメール送信できる。
有料の年間サポートサービスの「あんしん保守サポート」を利用することで、クラウド上での証憑管理やデータバックアップが可能に。領収書・請求書・見積書などの証憑をクラウド上で保存・管理することで、取引書類の一元管理やAI OCRによる文字情報の自動読み取り、会計・申告製品への仕訳連携などが可能になるため、大幅な業務効率化が見込める。
無料で使えるおすすめの請求書作成ソフトを、無料使用の条件とともに一覧表にまとめました。
| 請求書作成ソフト名 | 無料で使える条件 |
|---|---|
| Bill One |
|
| Misoca |
|
| freee請求書 |
|
| INVOY |
|
| Zoho Invoice |
|
取引先や発行枚数が増えるほど、作成や送付、保管といった負担が大きくなりがちな請求書作成業務。担当者の負担増加と比例して、入力ミスや転記ミスが発生しやすくなるのが課題でした。
請求書作成ソフトを導入して作成業務の一部を自動化することで、請求業務の効率化やミスの防止、未回収リスクの回避など、様々なメリットが期待できます。
請求書作成ソフトには、以下のタイプがあります。
（1）低価格で基本機能が使えるタイプ
（2）一括送付に強みがあるタイプ
（3）入金消込に対応するタイプ
（4）請求書受領にも対応するタイプ
（5）年間10,000円以下のインストールタイプ
（6）無料で使えるタイプ
自社の状況や抱える課題、導入目的などと照らし合わせることで、最適な請求書作成ソフトが選べます。請求業務を改善したいと考えている場合は、まず請求書作成ソフトの導入を検討してみてください。
請求書作成ソフトをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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株式会社DONUTS
紙に書き込むような感覚で簡単に請求書・見積書などを作成・管理できる請求書作成サービス。電帳法・インボイス制度に対応。ペーパーレスによる業務効率化を実現します。...
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