最終更新日:2024-04-10
メタバースとは何かを知りたい、メタバースを利用してみたいと考えている方へ。メタバースによって創られる世界の特徴や、利用によって得られるメリットとともに、具体的な利用方法を詳しく紹介します。
メタバースとは、VR(Virtual Reality)技術を活用してインターネット上に構築された3次元の仮想空間のことです。
ユーザーは、メタバース上で自身の分身となる「アバター」を操作することで、ほかのユーザーと交流したり、イベントに参加したり、物品を購入したり、擬似的な体験をすることができます。時間や空間の制限を受けることなく、ビジネスも含めた経済活動全般が行えることから、インターネットを超える次世代の社会インフラとしても注目されています。
メタバースが仮想空間そのものを指すのに対し、VRは仮想空間を生み出すための技術を指します。たとえば、「3DCG(3次元の仮想空間に立体的なグラフィックを描く手法)」や、360度カメラで撮影した映像を組み合わせて仮想空間を創り出す技術のことです。
VRの他にも、仮想空間を創る技術として、現実世界をベースにデバイス越しにCGや情報を付け加える「AR(拡張現実)」や、VRとARを融合させた技術「MR(複合現実)」などがあります。これらのVR・AR・MRを総称して「XR(クロスリアリティ)」と呼びます。XRを駆使することで、リアリティや没入感のあるメタバース空間が生み出すことができます。
メタバースの身近な例に、アメリカのゲーム開発企業「Epic Games」が販売する「フォートナイト」が挙げられます。総ユーザー数約5億人、月間アクティブユーザー数は約7,000万人以上を超える人気のゲームです。
フォートナイトは、単にゲームをプレイする場ではなく、たとえば、世界の有名アーティストが空間内で音楽ライブを開くなど、多様な用途で利用されています。2020年には有名日本人歌手がフォートナイト空間でバーチャルイベントを開催。全世界から集まったユーザーがアバターに扮してメタバース空間に入場し、大きな盛り上がりを見せました。
そのほかにも、空間内に建物を建築したり、宝探しをしたり、動物とふれあえたりできるゲーム「マインクラフト」や、無人島を自分好みにカスタマイズして暮らしを楽しむゲーム「あつまれどうぶつの森」も、広義ではメタバースの一種です。このように、メタバースはゲーム・エンターテインメント領域を中心に普及しており、既に多くのユーザーに浸透しています。
メタバース市場は年々活性化しています。総務省が発表した2023年度の情報通信白書によると、世界のメタバース市場は、以下のように拡大すると予測されています。
投資熱が拡大している理由としては、以下のような事実が挙げられます。
「Facebook」や「Instagram」などを運営するFacebook社は、従来のSNS事業に代えてメタバース事業を主力にすることを視野に入れ、2021年に社名を「Meta」に変更。更に、年間で100億ドル(約1.5兆円)をメタバース関連のビジネスに投資していく方針を掲げました。
Meta社が手掛ける代VRヘッドセット「Meta Quest 2」は39,600円、「Meta Quest 3」は74,800円(いずれも128GBモデル/2024年4月現在)。まだ安価とは言えませんが、家庭用ゲーム機と変わらない価格で手に入れることができるようになっています。2020年の発売以来、世界累計出荷台数はおよそ1,800万台にものぼります。
2014年にMeta社(旧Facebook社)がVRヘッドセットメーカー「Oculus」を買収したのを皮切りに、2021年TikTokを運営するByteDance社が、中国のVRヘッドセットメーカー「Pico Technology」を買収。更に2023年にはApple社が、ARヘッドセットを手がけるアメリカのスタートアップ「Mira Labs」を買収など、活発な動きが見られています。
メタバースが流行っているのは認めるけれど、中には「トレンドは長く続かないのでは?」と思われている方もいるでしょう。続いては、メタバースが今後も注目を集め、更に普及、発展を遂げるであろうと思われる理由を詳しく解説します。
日本で初めてメタバースが話題にのぼったのは、2007年頃。アメリカ発のメタバースプラットフォーム「セカンドライフ」が流行した時です。
セカンドライフは、街や建物などバーチャル空間があり、そこでアバターとなって街を観光したり、ほかのユーザーと会話したりすることができました。まさにメタバースの先駆けとなった存在です。2008年には、登録会員数が1,500万人を超えましたが、当時はPCの処理能力や通信環境が十分に整っていない状況で、導入しても画面の読み込みに時間がかかるのが難点でした。操作方法も複雑であったためユーザー離れが続き、日本でのブームはおよそ1年で失速しました。
セカンドライフとは違い、近年のメタバースは一過性のブームに終わることなく、継続的に発展を遂げていくと考えられます。その根拠としては、以下のようなものが挙げられます。ざっくり言うと、2007年当時に比べて、日本全体がメタバースを受けいれる体制が整ってきたと言えるでしょう。
メタバースは、インターネットに接続し、ブラウザや専用ゲームソフトを介してアクセスするのが基本です。まとまったデータ通信容量を必要とするため、大容量を高速通信できるインターネットを選ばないと、通信が途切れてしまう可能性があります。
最近は、技術規格上の最大速度である10Gbpsの光回線や、4Gよりも通信速度が20倍になり、遅延が10分の1に抑えられる第5世代移動通信システム「5G」が普及。メタバースが快適に動作する環境を支えています。
身体の動きを追跡するVRヘッドセットや、指の細かい動きを認識するVRグローブなどのデバイスの精度が上がっていることも、メタバースの発展を約束しています。総務省の情報通信白書(2023年度)によると、世界のVRヘッドセットの出荷台数は2022年の1,253万台から、2026年には2,598万台まで増加するとされています。
また、VR機器の情報を処理するコンピューターの精度も上がっており、近年は、メタバース空間を快適に楽しめるスペックが保証されている認証「VR Ready」が付いたゲーミングコンピューターが普及しています。
メタバース内で「NFT」などの暗号資産が取引できる基盤が整い、経済活動が行えるようになったことも市場の発展を後押ししていると言えます。
NFTとは「Non Fungible Token(非代替性トークン)」の略で、唯一無二の資産価値を持つデジタルデータです。デジタルデータを容易にコピー・改ざんできなくしており、一定の資産価値を持たせることが可能になりました。これにより一部のメタバースプラットフォームでは、自身で制作したデジタルアートやアバター、ゲーム内で取得したアイテムなどをNFT化して自由に販売できるようになっています。
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、感染拡大防止の観点からオンラインでのコミュニケーションが重視されるようになりました。この流れを受けて、仕事や教育の場面でメタバースの導入が進むようになっています。
たとえば、企業では各従業員が離れた拠点にいても仮想空間上のオフィスにアクセスしてコミュニケーションが取れる「メタバースオフィス」の導入が増えました。企業に限らず、通信制高等学校が一部の授業をメタバース内で実施するケースも見られています。
昨今目覚ましいAIの進歩も、メタバースの発展に寄与しています。たとえば、生成AIを活用すれば、デザインスキルのない人でも簡単にアバターを作成可能。実際、AIアバターを作れるソフトやアプリが多数登場しています。いずれは、生成AIの操作するアバターが人間の操作するアバターとスムーズに意思疎通できる未来が訪れるでしょう。
メタバースは一時的なトレンドではなく、2000年代に登場してまたたく間に世の中を石鹸したインターネットのように、今後社会や世界のあり方を根本から変えてしまう可能性がある、というのをおわかりいただけたでしょうか。
続いてはそんなメタバースが描き出す世界はどのようなものなのか。どういうことが実現できるのか。メタバースが創造する世界について紹介していきます。特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
メタバースには、ほかのユーザーとリアルタイムで同じ体験を共有できる特徴があります。アバターを介して仮想空間に入り込むことで、友人同士でゲームをしたり、ショッピングを楽しんだりできます。
従来のゲームのように、ディスプレイ越しに仮想空間が広がっているのではなく、自分自身が仮想空間に入り込んでいる感覚を得られるのもメタバースの特徴です。VRヘッドセットなどの機器を接続することで、ユーザーは身体性を伴った体験をすることもできます。
現実世界でイベントを開く場合、どんなに広い会場でもキャパシティは決まっているため、参加人数に限りが出てしまいます。一方、メタバースは物理的な制限を受けません。一つの仮想空間に多数のユーザーが集まり活動や交流ができる環境を構築できます。
※現状ではメタバースプラットフォームの技術的な制約により、同時参加人数に限りが出てしまう場合あり
メタバース内では、ユーザーが自作アイテムやアバターの売買を行い、現実世界の金銭としてやり取りをすることができます。実際に、メタバースを利用して生計を立てているユーザーも。交換可能な経済性は、メタバースが今後発展していくにあたって必要不可欠な要素と言えるでしょう。
メタバース上では、大きく分けると「遊ぶ」「稼ぐ」「働く」「ビジネス利用」の4つが可能です。それぞれの項目について具体的に解説します。
最も一般的な利用法です。この章では、「遊ぶ」を更に以下の4つのパターンに分けて解説します。
たとえば「フォートナイト」のようなメタバースゲームの場合、一人でプレイするだけでなく、世界中のユーザーと仲間になり、ボイスチャットしながら協力プレイを楽しめます。
メタバースプラットフォーム「cluster」や「VRChat」は、VR機器がなくてもPCやスマホから簡単にアクセス可能です。多様なフィールドを行き来して、アバターに扮したユーザーと自由に会話できます。更に、ユーザー自身でメタバース空間をデザインすることも可能。たとえば、親しいユーザーとのコミュニケーションの場に使うためのカフェや居酒屋を開くことができます。
メタバースプラットフォーム内でVRヘッドセットを装着すると、更に臨場感のある体験ができます。上下左右どの方向を向いても目の前に仮想空間が広がり、頭を傾ければ空間も傾いて見えるため、現実世界と錯覚するかのような没入感が味わえます。付属のコントローラーやVRグローブを使えば身振り手振りも再現可能。居酒屋でグラスを重ねあわて「乾杯!」など、より自然なコミュニケーションが取れます。
メタバースゲームやプラットフォームでは、イベントが定期的に開催されています。イベントは、個人が主体となっているものから企業が主催しているものまで様々です。たとえば、以下のような楽しみ方が可能です。
続いては「稼ぐ」です。メタバースで稼ぐ方法についても、4つのパターンに分けて紹介します。
メタバースゲームの中には、「遊びながら稼ぐ」をコンセプトとしたゲームが存在します。それらを利用すればゲームで遊びながらお金を得ることができます。
代表例が、ベトナム発の「Axie Infinity」です。東南アジアを中心に、アクティブユーザー数が200万人を超える人気ゲームです。最初はゲームをプレイするために必要なモンスター「Axie」を3体購入(レンタル)する必要がありますが、その後バトルの成績で得られる通貨を換金したり、プレイ中に獲得した「Axie」を売却・レンタルしたりすることで、現実世界の収益を得ることができます。
遊びながら稼げるゲームは、日本にも存在します。日本発のメタバースカードゲーム「Crypto Spells」では、バトルの成績でゲットしたコインの換金や、ゲーム内で入手したNFT化されたカードを売ることで収益を得られます。レアなカードを持てば高値での売却が期待できるほか、市場の状況を見ながらカードを安く仕入れて高く売り、差額で稼ぐことも可能です。
メタバースでは、NFT化した自作アバターやデジタルアート・ゲームを、他人に売って稼ぐこともできます。
たとえば、メタバースゲーム「The Sandbox」では「LAND」と呼ばれる仮想の土地を購入し、土地の中でNFTアイテムを自作して販売すれば、それが自身の収益となります。LAND自体もNFTとして一定の価値を持っており、ほかのユーザーに売却すれば収益を得られます。
また、過去には日本の小学生がNFTマーケットプレイス「Foundation」で売りだしたNFTアートが、約380万円で取引された事例も。メタバースには、アイデア次第で年齢や職業関係なく収益を得られる可能性が広がっています。
たとえば、「フォートナイト」は、eスポーツ大会を行うためのフィールドとして利用されています。代表的なのが、運営元のEpic Games社が主催している「Fortnite Champion Series」です。世界大会なので規模が大きく、2023年に開催された大会の賞金総額は1,000万ドルでした。
仮想空間の賃貸仲介サービス「Landworks」では、ユーザーが所有するメタバースの土地を賃貸することができます。コインパーキングのように1分単位で土地を貸せるほか、数週間単位、複数区画での賃貸も可能です。
ただし、現在Landworksで仲介できるのは、メタバースプラットフォーム「Decentraland」内で使われる土地のみ。ほかのプラットフォームには対応していないため、より多くのプラットフォームの土地が仲介可能な仕組みの構築が待たれます。
メタバースは、プラットフォーム内で「働く」仕事の場としても利用可能です。
たとえば、2022年に、メタバースプラットフォーム「cluster」が渋谷の街並みを再現した空間「バーチャル渋谷」にてハロウィンイベントを開催しました。その際、アバターを介してイベント会場を案内するスタッフを募集したことがあります。今後、メタバースでの経済活動が本格化すれば、短期イベントだけでなく、仮想店舗の接客スタッフや、土地を仲介する不動産屋などの職業が増えていくと考えられます。
なお、メタバースに関連した仕事を探したい場合は、専用の求人サイト「メタジョブ!」や、各メタバースプラットフォームの求人募集をチェックすると良いでしょう。
最後に「ビジネス利用」です。現在、メタバースプラットフォームを、個人だけでなく企業が事業目的で利用するケースも増えています。以下に一例を紹介します。
小売業界 | 仮想店舗を出展。ユーザーは展示された3D商品を自由に手に取り、購入もできる。 |
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IT業界 | メタバース空間上にバーチャルオフィスサービを展開。Web世界に比べると、ちょっとした雑談がしやすい。 |
広告業界 | メタバースの街中にデジタル広告を表示。アバターの動きや年齢層に合わせて表示内容の切り替えが可能。 |
メタバースのビジネス活用については、「メタバースプラットフォーム比較14選!ビジネスの目的別に紹介」でより詳しく説明しているので参考にしてみてください。
メタバースを利用することで、ユーザーはどのようなメリットを享受できるか、以下3つの項目に分けて解説します。
現実の世界では、生まれたままの肉体や性別というものが存在し、行きていく上ではある程度それに縛られることになりますが、メタバースではアバターの顔や体系、服装を自由にアレンジでき、なりたい姿で生活できます。実際の性別とアバターの性別を合わせなくても良いですし、人間以外の動物やモノの姿に扮することも可能です。
また、メタバースを利用すれば、住む場所や職業などにとらわれない「サードプレイス(家庭や職場、学校とは異なる居心地の良い第三の場所)」も作りやすく、身体のハンディキャップにとらわれず自由に活動できることも利点です。
コミュニケーションが取りやすいのもメタバースのメリットです。
たとえば、リモートワークを行う際にメタバースオフィスを活用すれば会議が手軽にできるだけでなく、休憩時間に同僚と雑談するような偶発的なコミュニケーションも生まれやすいです。そこから、仕事につながる新たなアイデアが湧いてくるかもしれません。また、アバターを介して社内の人々と毎日顔を合わせられるため、チャットやビデオ会議だけのコミュニケーションと比べて「組織に属している」一体感を得られます。
メタバースで、ユーザーは仮想空間に入り込んだかのような没入感や身体性を伴った体験ができます。体験を演出するのに役立つのがVRヘッドセットです。
たとえば、Meta社が販売する「Meta Quest」は、身体の前後・左右・上下の動きを検知する「6DoF」(仮想空間の中で動ける自由度)に対応。別売のVRグローブを装着すれば触覚も再現できます。主な用途はゲームで、対応するソフトも多くリリースされています。人気ゲームの「バイオハザード」であれば、従来のテレビゲームに比べて敵が間近に迫ってくる緊張感を味わえて、手に汗握る体験ができます。
メタバースを利用するにあたっての注意点や、今後メタバースが世の中に普及していくうえで課題となっている点を整理しました。メタバースの利用を検討する場合は注意してください。
メタバースでは没入感の高い体験ができる一方、没頭しすぎると乗り物酔いのような感覚に襲われて、めまいや吐き気を催す可能性があります。ヘッドセットの位置を調整したり、適度に休憩を挟んだりして対処しましょう。
また、メタバースの世界にのめり込みすぎると、バーチャルと現実の区別が付かなくなる「ファントム・タイムライン症候群」という症例も。こうなると、思想をコントロールされたり、現実での生活や交流をおろそかにしてしまったりするリスクがあります。依存しないためにも、メタバース空間にログインする時間を調整するか、一定時間以上利用したらブラウザがダウンする仕組みを設けると良いでしょう。
現状、メタバースの利用に関する法律やルールの整備は十分に進んでいません。たとえば、以下のトラブルが起こっても、処罰の基準が明確に定められていないのが現状です。
そういった事象に対応するため、2022年には、内閣府の知財戦略本部に「メタバース官民連携会議」が設置されました。現在、様々な法的課題の整理やルールの策定が検討されていますが、メタバースは複数の国をまたいで利用されることが予想されるため、国内に限らず、世界的な利用も視野に入れた法整備が待たれます。
現在のメタバースはボイスチャット機能や身体のトラッキング機能により、メある程度のコミュニケーションは取れるものの、現実世界の対面接触と同じようなノンバーバルコミュニケーション(言語以外の表情や身振り手振りでコミュニケーションを取ること)を取るのは難しいのが現状です。より自然なコミュニケーションが取れる機器が発達することが望まれます。
また、メタバースで人間の五感のうち視覚、聴覚、触覚の再現は進んでいますが、味覚や嗅覚が再現され、実用化に至ったケースはありません。各企業や研究機関が味覚や嗅覚を検知できるセンサーを開発するための実証実験を進めているところです。
メタバースへのアクセス・利用にあたっては、必ずしもVRゴーグルのようなVRデバイスを使う必要はありません。VRゴーグルを利用すれば、没入感を得られますが、それとは別に手持ちのPCやスマホでも簡単に利用開始できるものもたくさんあります。
たとえば、PCでメタバースプラットフォーム「cluster」を利用したい場合、以下の手順を踏めばアクセス・利用できます。
どのワールドも基本的に無料で行き来でき、メールアドレス以外の個人情報の入力も不要なので、安心してプレイできます。URLを知っているユーザーのみが入室できる限定イベントも、ユーザー主導で実施可能です。
この章では、主なメタバースゲームやメタバースプラットフォームの特徴を紹介します。
主なメタバース | 特徴 |
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Fortnite | https://www.fortnite.com/?lang=ja 世界で2億2,000万人以上を超えるユーザーが利用しているバトルゲーム。一人でも仲間同士でも遊べる。また、オリジナルのメタバース空間を創り上げられる「クリエイティブモード」があり、ユーザーが作ったフィールドでも対戦ができる。 プレイ料金は基本無料だが、アバターに着せるスキン(ファッション)は有料。 |
Roblox | https://www.roblox.com/ ユーザーが独自のゲームやコンテンツを作れる環境の構築に重きを置いているプラットフォーム。デイリーアクティブユーザー数は6,000万人以上で、うち半数が13歳以下。作ったコンテンツはゲーム内通貨「Robux」で販売でき、「Robux」はドルに換算できるため収益化も実現できる。 |
The Sand box | https://www.sandbox.game/ja/ ブロックチェーン技術を基盤にしたゲームプラットフォーム。ゲームをプレイしたり収益を得たりするには「LAND」と呼ばれる土地の購入が必須。購入すれば、土地の区画内でゲームやアバターなどの自作アイテムが販売可能になる。なお、「LAND」の相場は一区画あたり平均40万円程度(土地の場所、市場の相場による)と高価。 |
XRCLOUD | https://xrcloud.jp/ 国内発のカスタマイズ可能なメタバース空間プラットフォーム。メタバース内に商業施設「そらのうえショッピングモール」を運営しており、現実世界と同じようにショッピングやカフェなどを楽しめる。ブラウザ版であれば、VRヘッドセットへの接続やアカウント作成は必要ない。入場料無料で楽しめる。 |
Decentraland | https://decentraland.org/ ブロックチェーン技術をベースにしたメタバースプラットフォーム。「The Sand box」同様「LAND」を購入する仕組みで、LAND内で自作コンテンツやゲームを売買できる。なお、「LAND」のレンタルにも対応しており、賃貸料で収益を得られる。プラットフォームの中にはカジノがあり、アイテムを作らなくても気軽に稼げる仕組みも。 |
cluster | https://cluster.mu/ 日本発のメタバースプラットフォーム。PCやスマホで遊べるほか、ハイエンドユーザー向けにVR機器の接続にも対応。また、各自治体と連携して、リアルな都市を再現した空間「バーチャル渋谷」「バーチャル秋葉原」などを展開しており、展示の観覧や関連グッズの購入ができる。利用料は無料(一部有料イベントあり)。 |
VRChat | https://hello.vrchat.com/ アメリカ発のメタバースプラットフォーム。アバターのカスタマイズ性が高く、自作3Dモデルやゲームエンジンの「Unity」を使って自在にアレンジできる。外国のユーザーが多いため、最初は日本人が集まるワールドで楽しむのがおすすめ。 世界最大規模のメタバースイベント「バーチャルマーケット」のプラットフォームにもVRChatが使われている。 |
メタバースを利用すれば、仮想空間に入り込んだかのような没入感の深い体験ができるほか、自身の本来の姿にとらわれず、アバターを介してなりたい姿で活動ができます。
メタバース市場は年々拡大しており、ゲームなどのエンターテインメント領域を中心に普及が進んでいます。また、通信技術やVRデバイス・コンピューターの進歩によって快適にメタバース空間を楽しめる環境も整いつつあり、次世代のSNSのような社会インフラになると注目されています。
今回の記事では、メタバースで「遊ぶ」「稼ぐ」「働く」方法や、具体的な利用方法、主なメタバースゲーム・プラットフォームなどについて紹介しました。あわせて、メタバースを利用するにあたっての注意点も解説しているので、この記事を参考にしながらメタバースライフを楽しんでみてください。
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