最終更新日:2024-10-24
人材情報を一元管理して、今後の採用や育成にも活かしたいとお考えの担当者の方へ。タレントマネジメントシステムの導入メリット、自社に合ったシステムの選び方、比較ポイントなどをわかりやすくご紹介しています。
タレントマネジメントシステムとは、人材に関する情報を一元的に集約し、全社的に共有することで評価業務や人材育成・活用に役立てるためのシステムを言います。
企業が適切な人事を行うには以下のような状況を正確に把握することが重要です。
そして、これらの情報を査定や昇格などの人事評価だけでなく、その後の人事採用や育成研修など「人事戦略にも活かそう」という試みをタレントマネジメントと呼びます。
タレントマネジメントシステムはそのための専用システムです。「どこに、どんな従業員がいて、どんな成果を上げているか」「どんな性格で、どんなスキルを持っているか」などを瞬時に確認して採用や育成につなげることができます。
評価に関する情報を管理する「人事評価システム」、個人情報や職務経歴など従業員情報を管理する「人事管理システム」に対し、タレントマネジメントシステムは従業員の個性・才能・スキル・希望・嗜好など、タレント(資質)情報に特化している点で異なります。
これらの情報は小規模の企業の場合、経営者の記憶内やExcelで管理されるのが一般的ですが、アナログで管理できる限界点は従業員数200名前後と言われています。それ以上の規模になると「記憶違い」「人事が属人的」、更に「入力・転記が大変」「二重管理」などの問題が頻発するため、専用のシステムが有用です。
近年、多くの企業で導入が進んでいるタレントマネジメントシステムですが、今回は興味はあるものの「何を選んだらよいかわからない」という方向けに、基本的な内容から選び方・比較ポイントまでご紹介していきます。
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近年、多くの企業で導入が進んでいるタレントマネジメントシステムですが、ここでは「なぜ今注目を集めているのか」「どのようなシステムがあるのか」など、最新の話題を織り交ぜながら、トレンドをご紹介していきます。
タレントマネジメントシステムの導入を後押しする要因としては「労働力不足」「人的資本の情報開示」の2つが挙げられます。
少子高齢化や生産年齢人口の減少に伴い、企業は慢性的な人手不足に陥っています。それにより、人事には採用と同時に今いるヒューマンリソースの最大化が求められています。その点、人事情報を一元管理して、適正な人事施策につなげられるタレントマネジメントシステムに注目が集まっているというわけです。
他方、2023年3月期の決算より、上場企業には人的資本開示が義務付けられました。具体的な項目としては「人材育成」「エンゲージメント」「ダイバーシティ」などが挙げられますが、タレントマネジメントシステムは、それらの投資や人材戦略の在り方を考える上でも有用です。上場企業のみならず、上場を目指すスタートアップ企業などでも導入するところが増えています。
タレントマネジメントシステムが日本で取り入れられるようになったのは1990年代後半から2000年代初頭のこと。グローバル化が求められる中で、大手企業を中心に人材の多様性に対応するために導入されたのが始まりです。近年では、中堅・中小企業での導入も相次ぎ、市場規模も拡大の一途を辿っています。
代表的なシステムとしては、世界的には「COMPANY」「SAP SuccessFactors」「Workday」などが知られていますが、国産のサービスとしては日本のパイオニアである「カオナビ」が有名(導入実績3,600社以上)。
それ以外にも多くのシステムが存在していますが、年々機能・使い勝手も向上する傾向にあります。2024年には、「タレントパレット」が生成AIを搭載。従業員の評価サマリーをボタン一つで自動生成することもできるようになっています。
タレントマネジメントシステムは導入目的によっておすすめのタイプが分かれます。記事後半にはタイプ別のサービス紹介も行っているので、今すぐ詳細を知りたい方は以下よりご覧ください。
記事後半に各サービスの紹介も行っているので、今すぐ詳細を知りたい方は以下よりご覧ください。
【タレント情報を管理・活用できれば十分な場合】
→おすすめのタレントマネジメントシステム(単独型)
【人事プラットフォームとして利用したい場合】
→おすすめのタレントマネジメントシステム(プラットフォーム型)
【周辺業務の効率化も視野に入れている場合】
→おすすめのタレントマネジメントシステム(シリーズ連携型)
タレントマネジメントシステムは、以下のような様々な機能を搭載しています(システムによって多少の差はあります)
主な機能 | できること |
---|---|
人材データベース | 従業員の基本情報、評価情報、経歴・職務歴、スキル・適性などを顔写真に紐づけて登録でき、必要に応じて検索できる。 |
異動シミュレーション | 部署ごとに従業員を配置させ、ドラッグ&ドロップで簡単に異動できる。印象だけでなく、組織診断機能と合わせて、数値の変化を可視化できるものも。 |
人事評価機能 | 評価シートの作成・配布、入力・集計など一連の評価業務もシステム上から効率的に行える。甘辛調整を行えるものも。 |
組織診断・分析 | 業績と勤怠の相関、正社員比率や平均給与、資格取得率などを部門・役職ごとに横断的に分析できる。 |
評価テンプレート | 1on1、MBO,OKR、コンテンピシー、360度評価など様々な評価運用に対応できる。 |
社員アンケート・サーベイ | システム上から従業員に随時アンケートを実施できる。適性検査やストレスチェックに対応したものも。 |
eラーニング・研修管理 | 部署・従業員ごとに社員教育コースや研修を用意して、その受講状況や理解度を把握できる。 |
採用情報管理 | 求人媒体問わず応募を一元的に受付できる。その後の採用選考や面接調整もシステム上から管理できる。 |
まずは、タレントマネジメントシステムとは、具体的にどのようなことを期待して導入するものなのか。逆に導入する際には、どういったことに注意すべきなのか。メリット・デメリットについてわかりやすく紹介していきます。
タレントマネジメントシステム導入のメリットとしては、次の5点が挙げられます。
以下、詳細に説明していきますので参考にしてください。
人事情報は顔写真付きのデータベース上で一元管理。紙・Excel管理のように集約・転記する手間はかかりませんし、二重管理の恐れもありません。集めた情報は様々な角度から分析でき、「どこに、どんな人がいるのか」をグラフやチャートで表示可能。現状把握には最適ですし、評価会議での活発・効率的な議論にも役立ちます。
タレントマネジメントシステムは、MBO、360度評価、OKRなど様々な評価シートのテンプレートを搭載しており、自社に合わせてカスタマイズ可能。シートはシステム上から配布・回収でき、数値も自動集計。所属や評価者ごとの「偏り」がある場合は、甘辛調整も簡単に加えられます。業務効率化だけでなく、公平な評価も実現できるため、従業員満足度の向上も期待できます。
収集・管理した情報を分析すれば、組織として「どのようなスキル・資質を持った人が多いのか=何が欠けているのか」、ヒューマンリソースの量的・質的な課題が明らかにできます。そのため「どのような人を採用すればよいのか」「どの方向で教育・育成していけばよいのか」など、採用・育成計画をより効率的に進めることができます。
タレントマネジメントシステムなら組織・部署単位で、男女比・平均年齢だけでなく、「どんなスキル・経験を持った人が在籍しているか」も細かく分析可能。異動希望やキャリア志向なども踏まえて検索すれば、最適な人事異動・人材配置につなげられます。システムによってはドラッグ&ドロップで簡単にシミュレーションできるものも。
一定規模の中堅企業であれば後継者の育成を考える必要があるでしょう。タレントマネジメントシステムを活用すれば、経験・スキル・適性検査などの人材要件を登録することで、全社的に「誰が後継者にふさわしいのか」素養レベルで抽出可能。また、人事異動・人材配置と上手く合わせれば、効率よく後継者育成が可能です。
最大の懸念は「データを活かしきれない」ことにあります。
タレントマネジメントシステムのメリットである「1.人事情報の一元管理」「2.公平・効率的な評価の実現」については、導入後すぐに実感できる部分です。しかし、場合によっては、従業員の個性・才能・スキル・希望といった様々な情報を集めること自体が目的化してしまう恐れも。こうなると、それ以上の進展が見られなくなってしまいます。
タレントマネジメントのメリットとして、先述した1と2は入口に過ぎません。継続的な事業成長を実現するには、「3.人材採用・育成の効率化」「4.人事異動・人材配置の最適化」「5.後継者育成(サクセッションプランニング)」のメリットも得られるよう、データを上手く活用する必要があります。
タレントマネジメントで取り扱う情報は、人事情報の中の一部に過ぎません。社内には他にも、入社年月日や住所などの個人情報、給与・勤怠データなど様々な情報が存在します。タレントマネジメントシステムを検討する場合、それらも「一元的に管理したい」のか、「人事に関連した業務を効率化したい」のか。あるいは「タレマネさえできれば十分」なのかを考えてみましょう。
以下、各タイプについて「どんな場合が当てはまるのか」「どんな機能が搭載されているのか」詳細に説明していきます。自社で導入する場合、どのタイプが当てはまるのか考えてみましょう。
扱うのはあくまで従業員の業績やスキル・資質などであって、それ以外の個人情報や給与・勤怠情報は含まない場合です。具体的には、他に人事管理システムや勤怠管理・給与計算ソフトを利用しているものの、それらではタレントマネジメントは難しそうなので、「専用のシステムを利用したい」という場合が当てはまります。
このタイプのおすすめとしては、「カオナビ」「タレントパレット」「One人事」などが挙げられます。タレントマネジメントに特化している分、多様な機能を備えていますが、システムによってできることには差があります。料金は後述するプラットフォーム型に比べると安価ですが、他の人事情報をどう取りまとめていくのか(他システムとの連携)に関して注意が必要となります。
上記と逆に、タレント情報だけでなく、入社年月日や勤怠・給与情報なども共通基盤で管理したい場合です。具体的には、入退社・出向などで毎年多くの社員が出入りしている(人事発令を必要とする)企業で、現状異なるシステムを用いて「連携」させているものの、今後は面倒なので「統合」して管理したい場合が当てはまります。
このタイプのおすすめとしては、「SAP SuccessFators」「Workday」、国産では「COMPANY」などが挙げられます。タレントマネジメントだけではなく、勤怠管理、給与計算、更に人事・会計・販売など多彩な機能を搭載しているのが特徴です。すべてをマスタ情報として一元管理・活用できますが、その分、しっかりとした業務設計が必要で、導入コスト・工数がかかりがちです。
タレントマネジメント業務だけでなく、勤怠管理や給与計算などの人事に関連した業務も効率化させたい場合です。「プラットフォーム型を利用するほどではない」というときは、多様なシリーズ製品を提供するサービスを利用して、必要に応じて機能拡張するのがおすすめです。
たとえば、「HRBrain」は労務管理、「HRMOS」なら経費精算・勤怠管理、「WiMS/SaaS」なら経費精算・勤怠管理など、タレントマネジメント以外にも様々なシリーズ製品を揃えており、それらを利用すればシームレスにデータを管理・活用可能。どれも事業成長中のため、今後更なるシリーズ範囲の拡大が期待できます。
主なタレントマネジメントシステムの機能比較表(主要12システムを対象に計31項目で調査)を作成しています。上記したポイントに沿って、更に細かく、サービスごとに一覧で確認できるようになっています。
比較結果のポイントは以下の通りです。
「タレントマネジメントシステムの選び方ガイド(比較表付)」には機能要件の解説とともに、比較表が掲載されていますので、サービス選びにお役立てください。
タレントマネジメントシステムの選び方ガイド
自社に合ったタイプを絞り込んだら、最後にその中から具体的なシステムを比較検討していきましょう。大事な比較のポイントとしては以下が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
氏名・所属組織、保有スキル・資格、職務適性、趣味・性格、過去の評価、アンケート、職位・等級などの管理できる項目。更にそれらがどのように表示されるのか、どのようにして検索・抽出していくのかなどはシステムによって異なります。カスタマイズできるものもありますが、運用負担なども考えて、当初より自社で求めるものにどれだけ近づけるかチェックしておきましょう。
人事評価にはMBO(目標管理制度)、360度評価、バランス・スコアカード、OKR、コンピテンシー評価など、様々な評価制度が存在します。システムによって、制度に対応したフォーマットを用意しているものもあれば、自分でパーツやテンプレートを組み合わせてカスタマイズする場合など様々です。選ぶ際には自社が採用する人事評価制度に対応しているか、再現できるかチェックしておきましょう。
タレントマネジメントで扱う情報は、評価情報をはじめ「閲覧者」を限定しなければならない重要情報がほとんどです。フォルダや階層に応じて閲覧制限をかける「アクセス制御」機能はどのシステムも搭載していますが、そのきめ細やかさは各々異なります。評価の過程で多くの評価者を経る場合には、拠点・部署・役職などで細かくアクセス制御をかけられるものを選びましょう。
評価業務を「効率化したい」「効果的に行いたい」という場合にチェックすべきポイントです。たとえば、上司と部下の会話をすべて記録管理することで目標進捗の管理に役立てられる「1on1支援」や、エンゲージメントの強化や離職防止のための課題把握に役立つ「アンケート」「組織サーベイ」などが利用できると便利です。
タレントマネジメントシステムはあくまでデータを収集・分析するための「箱」であり、それらを「どのようにして運用していくか」が重要です。プラットフォーム型はコンサルタントがついて導入を支援してくれますが(有償)、それ以外は初期投資が安価で済む分、サポート体制も異なります。利用目的・範囲が明確に定まっていない場合には、データの収集・活用法からサポートしてくれるサービスを選びましょう。
よりデータドリブンな人事を行いたい場合は、集約した人事情報を高度に分析できるものがおすすめです。中には、個々の従業員の分析だけでなく、収集したデータをもとに「組織が状況にあって、今後どうしていくと良いのか」各組織の特徴に応じて、改善ポイントや推奨研修プログラムまでレコメンドしてくれるものも。レポートなどを作成する手間も省けます。
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(出所:カオナビ公式Webサイト)
社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム。導入実績は3,600社以上。「カオナビ」という名称の通り、人材情報を「顔」を起点にまとめることで、社員の性格・特徴なども把握しやすいのが特徴。従業員を部署・評価テーブル・年代など様々な切り口からマトリックス表示させ、自由に並び替えられるため「どう配置するのが最適か」などイメージをふくらませやすい。
その他、身上申請を効率的に行うことのできる「ワークフロー」、従業員のコンディションを把握するための「パルスサーベイ」「人材採用アシスタント」、「適性検査」など、オプション機能も豊富。
(出所:タレントパレット公式Webサイト)
ビッグデータの活用に実績のある同社が開発した、人材情報分析に強みのあるツール。過去の経歴、スキルや能力、内面や適性、社員の希望や考え、日々のモチベーションからエンゲージメントまでデータとして一括で扱うことが可能。2024年よりデータの活用を促す便利な生成AI機能も搭載。一人ひとりの従業員が「どのような人物か」ボタン一つで生成AIがサマリーを作成してくれる。また「資料作成が得意な人は誰か」など質問を投げかけるだけで最適な人物を回答してくれるため、情報を読み込む手間が省ける。
タレントマネジメント以外の人事領域にも対応範囲が広く、「労務管理」「健康管理」「ストレスチェック」「採用管理」「安否確認」など豊富な機能を搭載。導入企業は中堅・大手がメイン。
(出所:One人事公式Webサイト)
人事労務と人材マネジメントを一気通貫でサポートするクラウドシステム。創業から30年以上の実績を持ち、導入社数は累計720社以上。中小企業から大手企業、官公庁まで幅広く利用されている。人事に関する様々な情報を自由な形で一元管理し、オリジナルのデータベースを構築することで、情報価値を向上させ、より柔軟な人材活用をサポート。特定の条件で人材をグルーピングしてグループごとに育成計画を立てるなど、横断的な人事戦略の実施も可能。
人事評価では、OKR・MBO・1on1・コンピテンシーなど、様々な評価方法に対応したテンプレートを備えるほか、承認フォロー制御や入力制御、点数算定などの機能もあり、自社の運用に合わせた目標管理を強力に支援してくれる。
(出所:CYDAS公式Webサイト)
従業員一人ひとりの「働きがい」に着目して開発されたタレントマネジメントシステム。人材データの一元管理や組織図、人材検索などの基本機能に、「目標管理」や「新入社員育成計画」「1on1」「配置シミュレーション」といった多様な機能モジュールを追加可能。たとえば、導入初期の段階では、人材データの一元化と目標管理・評価制度の整備に注力し、翌年はキャリア育成と社内コミュニケーションの活性化を目標に。そして数年後には、組織状況を分析し、事業拡大を目指すといったように、企業の目的やフェーズに合ったシステムにカスタマイズできる。費用面での無駄を抑えられる点も魅力。
(出所:ジョブスイート タレンツ公式Webサイト)
シリーズ累計1,000社以上の導入実績を誇る「ジョブスイート」シリーズのタレントマネジメント版。企業の戦略人事の実現と経営効率化を推進する組織活性化プラットフォームとして利用可能。
所属組織、保有スキル、職務適性、趣味・性格、過去の評価、アンケート、職位・等級といった、従業員に関する様々な情報を集約可能。蓄積された情報を従業員・組織単位など様々な切り口から抽出・解析することで、現在および将来の経営課題に対応。強固な体制づくりにつながる。また、写真付きの組織図を使えば、従業員をドラッグ&ドロップするだけで簡単に異動シミュレーションも可能。誰でも使いやすい直感的な操作性もうれしい。
(出所:ヒトマワリ公式Webサイト)
人材データベース、BI、組織シミュレーション、評価・ワークフロー・アンケート、採用管理の5つの機能を備えるクラウド型人材管理システム。BI機能では人員の基本推移・人材構成推移・勤怠推移・グレード・給与推移・離職分析などを通じて、組織を可視化。「どこに問題があるか」の早期発見と改善策の立案が期待できる。
また、人事データベースは顔写真つきで、ドラッグ&ドロップで直感的に異動シミュレーションが可能。兼務・主務の情報、平均・合計基本給与額や滞留年数も連動して表示するため「その人を動かすと組織がどう変わるのか」を簡単に把握。より効果的な異動を行うことができる。
(出所:クレクタ公式Webサイト)
マイナビが開発・提供する人材マネジメントツール。スキル、学習歴、異動歴、評価などの人材データを一元管理し、AIを用いて分析することで、適材適所な人材配置や育成に活かすことが可能。従業員の強み・弱みを明確にするパーソナリティ診断、組織のエンゲージメント状態を測定するエンゲージメント診断、更にハイパフォーマーの共通点を明らかにするペルソナ分析など、多様な診断機能を搭載。
他にはない特徴としては、eラーニング機能を搭載しており、マイナビが制作した様々なコンテンツ(各階層向け・採用担当者向けなど)を受講可能。配信対象や配信時期の特定にも対応しているため、学習インフラとしても利用できる。
(出所:SUZAKU公式Webサイト)
採用や適材適所など「人と組織」のマッチングに強みを持つタレントマネジメントシステム。「適材配置」「育成」「リテンションマネジメント」「採用」「評価」の5つの機能で人的資源の活用を推進し、タレントマネジメントを実現できる。
既存の評価情報やスキルなどの人材情報に加え「組織心理学」をベースとしたアセスメント・サーベイで、人材情報や組織全体の情報を収集。従来は人事担当や経営者が経験や勘に頼っていた人事に関しても、AIが様々な組織データから導いた予測モデルに基づいて、個社ごとに活躍する人材・離職する人材はどういう特徴を持っているのかを分析。判断と意思決定をサポートしてくれるのが心強い。
入社から退社まで、従業員にまつわる情報をプラットフォームで一元管理したい場合におすすめのタイプです。大手・グローバル企業での導入実績が豊富で、多言語対応や様々な評価制度に対応しているのが特徴です。
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(出所:SAP SuccessFactors公式Webサイト)
世界的に高いシェアを持つSAP社が提供する人事・人材管理システム。177カ国 35 言語に対応し、全世界で9,000 社を超える企業に利用されている。日本でも野村ホールディングス、TOPPANホールディングスなどで導入実績あり。
人事情報管理・組織・給与・評価・研修・採用など多彩な機能を備えており、人・組織にかかわる情報を一元管理可能。必要機能を業務単位で切り分けて利用することもでき、大企業にかかわらず、導入例の中には従業員数4名で導入した企業も。SAPが提供する「業務改善」「営業支援」「データ分析」などのソリューションと組み合わせることで、更に効果的な運用も実現する。
(出所:Workday公式Webサイト)
企業の会計・営業・人材など、あらゆる領域を可視化できるエンタープライズ向けの人材管理システム。日本でも日本経済新聞社、Sansan、日立製作所など多くの企業で導入実績あり。
人事情報に関しても、「入社」などの人事発令からその後のタレント情報、更には勤怠、給与などの履歴までを共通基盤で一元管理可能。蓄積したデータはジョブディスクリプション(職域や業務遂行に必要な職務/職務プロファイル)に照らして必要人材を抽出したり、柔軟に分析・モニタリングできる。世界2,700企業グループの匿名のベンチマークデータと自社データを比較できるのも心強い。
(出所:COMPANY公式Webサイト)
国内大手の約3社に1社が利用すると言われる大手向け統合人事システム。企業ごとの個別開発を必要としないERPパッケージソフトで、大手企業で必要とされる機能を幅広く備えており、その中から選択的に活用できる。
タレントマネジメントは人事・給与システムと一体型のため、人事情報の更新・給与計算等の日々の業務を行うだけで自動更新可能。リアルタイムの情報をもとに組織人事の分析を行うことができる。指標も多種多様で、社員数の推移や離職の傾向等、分析指標は自由に追加。要因分析のほかにも、研修管理やキャリア・スキル管理・後継者管理機能を備えた「人材開発」、海外拠点の人事情報・組織情報なども含めて一元管理する「グローバルタレントマネジメント」も便利。
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(出所:HRBrain公式Webサイト)
人事・現場が使いやすい、顧客満足度に定評のあるタレントマネジメントシステム。「人材データ管理」「組織分析」「人材育成」「人事評価」「アンケート」などあらゆる業務を効率化。蓄積したデータをもとに効果的な人事戦略を実現する。
「組織診断サーベイ」は採用から離職まで、あらゆる課題を抽出。独自の設問に加え、自社の課題に合わせて設問のカスタマイズも柔軟に対応。組織だけでなく個人一人ひとりの人材データを可視化し、優秀人材の離職防止やエンゲージメント向上を実現。
導入実績3,000社以上。直感的に操作できるUIやカスタマーサクセスによる手厚いサポートも強み。
(出所:HRMOSタレントマネジメント公式Webサイト)
「ビズリーチ!」のCMでもおなじみの同社が手掛ける人財活用システム。顔写真付きの組織図では、現在だけでなく過去の情報も蓄積・管理可能。部署・組織の変遷はもとより、従業員の入社時からの異動履歴や獲得スキル・役職の変遷などを確認することで、より有効な人材配置・抜擢が期待できる。また、社内版ビズリーチプランを利用すれば、社員とポジションを見える化し、AIによるマッチングの最適化も図れる。
組織診断サーベイや個人コンディションサーベイに対応し、組織や個人の状態を把握できる。その他、従業員数推移・平均勤続年数・性別構成比・退職者数推移など、豊富な種類の分析レポート機能を活用することで、会社の状態も簡単に可視化。更に、同シリーズの採用管理クラウドと連携すれば、採用から一気通貫で人材管理が可能だ。
(出所:WiMS/SaaS人事考課システム公式Webサイト)
大手企業を中心に豊富な実績を誇るWiMSシリーズの機能をベースにしたクラウド型人事考課システム。人事考課における目標設定、自己申告、評価、評定値算出、面談までの一連のフローをクラウド上で対応可能。単純作業の負担を減らすことで、本来の人事考課への注力が期待できる。
また、上場企業への豊富な提供実績を持っているため、幅広い評価制度に柔軟に対応でき、それらに合わせてワークフローや職種別の評価シート等を提供可能。算出した評点は、人事給与システムと連携すれば賞与・昇給の計算にも利用できるため、評価だけでなく人事業務全般の効率化にもつながる。
タレントマネジメントシステムについてご紹介してきました。要点(よく聞かれる質問)を以下、改めてまとめてありますので、システム選びの参考にしてください。
従業員の個性・才能・スキルなどのタレント(資質)を対象に含み、査定のためだけでなく、より良い人事戦略(人材開発・人材活用)を目的にあらゆる情報を管理することです。
人事評価に関するデータを一元管理・可視化することで、評価業務の効率化や人材開発(採用・育成)の最適化が期待できます。また、「組織内にどんな人がいるのか」人材情報を正確に把握できるため、適材適所の人事を行えます。更に公平・納得感のある評価や人事施策を通じて、従業員の離職防止を図れます。
自社に合ったシステムを選ぶ際は、まず導入目的に沿って選び、その後、「人材データベースの使い勝手の良さ」「どの人事評価手法に対応しているか」「アクセス制御のきめ細やかさ」「評価支援機能の有無」「導入支援メニューやサポート範囲」「分析・診断機能の有無」など、各種ポイントに応じて比較検討してみましょう。
タレントマネジメントシステムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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タレントマネジメントシステムのさらに詳しい選び方はこちらの選び方ガイドをご覧ください。
タレントマネジメントシステムの選び方ガイド
One人事株式会社
労務管理・勤怠管理・給与計算・タレントマネジメントを一気通貫でサポートするシステム。各領域のデータを一元管理し、スムーズに連携。業務効率化と人事DXの実現を支援...
株式会社ステラス
人事分野のDX推進をサポートする組織活性化プラットフォーム。人材管理システムに、人事業務管理の要素をプラス。人事の価値向上と戦略経営をサポートします。...
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手厚いサポートと価格に強みを持つクラウド型人材管理システムです。人材データベース・BI・評価・採用管理・アンケートなど豊富な機能。導入費用0円、月額20,000...
株式会社HRBrain
「⼈事評価」「⽬標管理」「タレントマネジメント」をカンタン・シンプルに管理できるクラウドサービス。使いやすさにこだわったUIと専任担当による手厚いサポートが特長...
人財活用システム「HRMOS(ハーモス)タレントマネジメント」
株式会社ビズリーチ
株式会社ビズリーチが開発・提供するタレントマネジメントシステム。人事・評価の業務効率化だけでなく、人材データを活用した配置・育成、従業員サーベイ、1on1支援で...
株式会社ソリューション・アンド・テクノロジー
WiMS/SaaS人事考課システムは、 人事考課における目標設定、自己申告、評価、評定値算出、面談までの一連のフローを行うクラウド型人事考課システムです。...
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