売掛金を速やかに回収し資金繰りを改善させるために、ファクタリングを検討している個人事業主やスタートアップ、中小企業の経営者の方へ。オンライン完結型ファクタリングサービスの内容や使い方、手数料、安全性などについて紹介します。
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オンラインファクタリングとは、問い合わせや申し込みから送金までの手続きのすべてをオンラインで完結するファクタリングのことです。そもそもファクタリングとは、企業が有する売掛債権などを期日前にファクタリング会社が買い取るサービスを指します。手数料が差し引かれるものの、企業は売掛金の支払い期日よりも早く現金を得られることで資金繰りの改善が見込めます。
従来型のファクタリングの場合、電話相談や対面の面会・申込み、書類郵送、審査・契約と実際に資金を得るまでにある程度の日数を要します。しかしオンラインファクタリングであれば、専用フォームから申し込めば、仮審査や見積もりが行われたのち、Web上で必要書類を提出し、クラウドサインなどを利用した電子契約という流れになるため、一連の作業がオンライン上で完結できます。なお、同様のサービスを「クラウドファクタリング」と呼ぶこともありますが、こちらはOLTA株式会社が商標登録している名称です。
ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類がありますが、よりスピーディーに進められるオンラインファクタリングにおいては、2社間ファクタリングが一般的です。ファクタリング利用者とファクタリング会社の2社のみで契約が行われ、取引先には通知されないため信頼関係が崩れる心配がないというメリットもあります。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いについてもう少し詳しく知りたい方は「ファクタリングサービス比較13選。タイプ別の選び方とは?」をご覧ください。
オンラインファクタリングをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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オンラインファクタリングは申し込み後、必要書類のアップロード、審査、契約の簡単なステップで契約が完結します。以下に、具体的な手続きの内容について解説します。
専用のWebフォームから、申し込みを行います。中にはLINEで申し込みから書類提出まで行えるオンラインファクタリングも。普段使い慣れたツールで利用の相談段階から申し込みまで進められるようになっています。
必要な書類をオンラインでアップロードします。AIによる審査を採用している会社も多く、「審査から入金まで時間がかからない」「人によって判断基準が異なることがない」「24時間申し込みできる」といったメリットがあります。
ファクタリング会社によって必要書類が異なるため、事前に確認してくことが重要です。また、オンラインファクタリングは対面に比べると柔軟性が低く、少しでも入力ミスや必要書類の不備などがあると審査に通らないことがあるため、内容についても抜けもれがないよう注意しておいてください。
<用意する書類の一例>
本人確認書類 | 運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど |
---|---|
入出金明細 |
|
請求書 |
|
取引先との成因資料 | 取引先との基本契約書、契約書、発注書、注文書、納品書、支払通知書など |
見積もり内容に問題がなければ、そのまま契約に進みます。オンラインファクタリングの場合、ほとんどがクラウドサインなどを利用した電子契約となります。電子契約することで、契約締結までの時間が短縮される、厳重なセキュリティ管理により安全性が担保されるといったメリットがあり、即日入金に対応する会社も増えています。
一方で、あらゆる電子契約の安全性が高いとは言い切れません。オンライン上で締結した契約書の改ざんを防止するためにも、契約書に「電子署名」と「タイムスタンプ」の処理がされることを事前に確認することが重要です。
オンラインファクタリングの手数料は2〜12%程度が相場です。中には、請求書買取価格の0.5%〜と低く設定している場合もありますが、一方で支払期限までの日数が長くなるにつれ手数料が高額になるという会社もあるため、トータル的に検討することをおすすめします。
<オンラインファクタリング会社の手数料一例>
サービス名 | 手数料 |
---|---|
ビートレーディング | 4~12%程度 |
QuQuMo | 1~14.8% |
ベストファクター | 2~20% |
ファクタリング(日本中小企業向け金融サポート機構) | 1.5~10% |
OLTA | 2〜9% |
PAYTODAY | 1~9.5% |
ファクネット | 2%~ |
LINK | 2~14.9% |
電子請求書早払い | 1~6% |
入金QUICK | 0.5%~ |
マネーフォワード アーリーペイメント | 2~10% |
SHIKIN+[資金プラス] | 1~10% |
オンラインファクタリングを利用する際、注意すべきポイントについて解説します。
ファクタリング会社によっては、手数料以外にも費用が発生するケースがあるため注意が必要です。ここでの「手数料以外の費用」とは、たとえば銀行口座から振り込む際の振込手数料といった誰もが支払う費用ではなく、着手金や審査料、見積もり金、事務手数料、システム利用料など内訳が明確でない費用のことです。通常、手数料以外は発生しないのが一般的であるため、万が一そうした費用が見積もりに含まれていた場合は、違うファクタリング会社を検討した方がいいと言えます。
オンラインファクタリングは基本的に2社間のやり取りとなることから、2社間ファクタリングを装い高額な手数料を請求したり、高金利の貸付をしたりする偽装ファクタリング会社が増えています。ファクタリング会社から受け取る金額が明らかに少ない、売上金が回収できなかった際の責任はファクタリング利用者が負うといった提示があった場合は、偽装ファクタリング会社の可能性があるため、契約しないことが重要です。通常は、契約書にノンリコース(償還請求権なし)の記載があるため、必ず事前に確認してください。
オンラインファクタリングは、以下のポイントに着目すると選びやすくなります。
個人事業主を対象としない、法人特化型のオンラインファクタリングも多くあります。そのため、事業規模がまだ小さい場合や、創業したてのスタートアップの場合は、事前にオンラインファクタリングを利用できるか確認しておく必要があります。
たとえば、「ビートレーディング」は買取可能金額が無制限であり、これまでに30,000円〜7億円の買取実績があります。同様に「OLTA」も買取金額に制限を設けておらず、個人事業主やスタートアップでも使いやすくなっています。
一方、法人特化型としては「アーリーペイメント」や「電子請求書早払い」が代表的です。前者は「株式会社マネーフォワード」の100%子会社、後者は「infomart」と「GMO」の共同提供と、いずれも東証プライム上場企業であることから信頼性も高く、数百万〜数千万円の買取がボリュームゾーンです。
申込みから入金までのスピーディーさがメリットのオンラインファクタリングですが、即日対応可能であったり、最大2営業日かかったりと、ファクタリング会社によって入金されるまでの期間に差が出ます。急ぎで資金調達が必要な場合は、当日審査や即日対応しているファクタリング会社を選ぶのがおすすめです。
ただし、即日入金を受けるにあたってファクタリング会社ごとに条件が定められており、事前に必要書類の準備などが必要となります。AI審査を導入している場合は最短30分で着金といったケースもあるため、公式HPなどで事前に確認しておくと安心です。
ファクタリング会社によって、買取可能金額の上限・下限の幅は様々。上限のみ、下限のみ、あるいはどちらも設定しておらず柔軟に対応してくれるファクタリング会社がある一方で、少額利用に特化するファクタリング会社も存在します。自社の資金繰りにおける状況、必要な金額に対応するファクタリング会社を選ぶことが大切です。
個人事業主にも対応するオンラインファクタリングをご紹介します。なお、手数料については、前章「オンラインファクタリングの手数料」の項目にまとめていますので、そちらをご参照ください。
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(出所:ビートレーディング公式Webサイト)
一般的な売掛金(2社間・3社間)はもちろん、注文書・補助金・助成金・医療報酬・介護報酬など幅広い買掛金に柔軟に対応するオンラインファクタリング。信頼性の高い目視審査には定評があり、手続きを簡素化することで最短2時間での資金化を実現する。Webや電話、LINEなどから相談ができ、審査資料は請求書や注文書といった債権に関する資料と通帳のコピーの2点のみといった手軽さも魅力。それでいて買取可能金額は無制限のため、少額から数億円規模の資金調達が可能だ。創業時期は問われないため、スタートアップや個人事業主にもおすすめ。
(出所:QuQuMo公式Webサイト)
「お持ちの請求書」を最短2時間でスピーディーに現金化するオンラインファクタリング。オンライン上で本人確認書類を提出した後は、直近3カ月の入出金明細と請求書をアップロードすれば30分で見積もりが提示され、契約後1時間ほどで資金調達が可能だ。すべての契約がノンリコースかつ2社間ファクタリングで、請求書の売掛先に情報がもれることがないため安心感も高い。面談不要で、スマホやPCから手続きを行いクラウドサインで契約が完結するため、まとまった時間が取れない場合や遠方からの相談にも最適だ。
(出所:ベストファクター公式Webサイト)
担保・保証人不要、審査時の来店不要、売掛金の確認さえできれば、誰でも手軽にサービスが利用できるオンラインファクタリング。本人確認書類や通帳、請求書といった必要書類を事前に準備しておけば、最短即日で売掛金を早期資金化できる。2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに対応しており、スピード感を重視したい場合は前者、より低い手数料で契約したい場合は後者と柔軟に選択が可能。ノンリコースはもちろん、金融機関の条件変更など信用情報への影響を気にせず資金調達ができるため、スタートアップやベンチャー企業の利用実績も多い。
(出所:一般社団法人日本中小企業金融サポート機構公式Webサイト)
ファクタリングに加え、資金融資やM&A、事業承継、クラウドファンディングまで経営全般に関する相談に幅広く対応するオンラインファクタリング。公式HPの「即日調達診断」から2つの情報を入力すれば、短時間で調達可能額や手数料が確認できる。更に、審査に必要な書類は直近3カ月の通帳コピーと、請求書や契約書といった売掛金に関する資料のみ。最短30分で審査が終了し、クラウドサインで契約を完結すれば、その日のうちに資金調達が実現する。
(出所:OLTA公式Webサイト)
法人・個人事業主問わず利用でき、買取金額の上限・下限の設定もない、オンラインファクタリング。必要書類がそろい次第審査を開始、24時間以内に見積り結果が回答され、契約後は即日ないし翌営業日には入金される。AI審査やオンライン契約を採用し手続きを簡略化することで比較的安価な手数料を実現。売掛金の全額または一部のみの買取りができるため、経営に必要な金額だけ買取依頼ができるというのも特徴だ。累計申込金額は700億円を超え、多くの中小企業経営者・個人事業主に支持されている。
(出所:PAYTODAY公式Webサイト)
入金待ちの請求書(売掛金)を売却し、事業に必要な資金をオンラインのみで即日にも調達できるオンラインファクタリング。必要な契約はAI審査によりオンライン完結し、早ければ即日審査・即日振込を実現する。業界最低水準クラスの手数料に加え、掛け目を使用しない分手元に戻る資金は多く、更に最大90日後の請求書買取に対応していることから、他社で審査が通らなかった場合も契約できる可能性あり。売上拡大、機会損失防止などを目指すベンチャー企業やスタートアップ、地方中小企業や個人事業主へのサポートに特に注力しているのもポイントだ。
(出所:ファクネット公式Webサイト)
完全非対面・スマホ1台で申し込みから資金入金まで完結するオンラインファクタリング。本人確認書類や請求書といった必要書類をスマホのカメラで撮影・提出するたけで手続きができる。オンライン上で取引が完結するのが魅力だが、事務所を構えているため、希望すれば従来のファクタリングと同様に対面で契約が進められるのもポイント。インターネットが苦手な人も、気軽に相談が可能だ。更に、電話やメールでのサポートが受けられるため、初めてファクタリングを利用する場合にも安心。
(出所:LINK公式Webサイト)
事業主が保有している入金待ち請求書を、素早く買い取り資金化するオンラインファクタリング。AIによる短時間査定で、申込前に資金調達額の概算を知ることができる。申し込みと同時に必要書類を写真に撮ってアップロードすれば、最短2時間で資金化が可能だ。登記設定なしの2社間契約で、売掛先に知られるリスクもない。
更に、すでにファクタリングを利用している場合、他社からの乗り換えを相談することで利用手数料の引き下げといった特典が受けられるのもメリット。現在使っているファクタリング会社に満足できていない企業や個人事業主にもおすすめ。
法人特化型オンラインファクタリングをご紹介します。
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(出所:電子請求書早払い公式Webサイト)
東証プライム上場企業2社が提供している、請求書をすぐに現金化し、簡単・安心な資金調達ができるオンラインファクタリング。請求書を発行後、インフォマートの早払い専用画面から資金化の申請をすることで、GMOペイメントゲートウェイがその売掛債権を買い取り、最短2営業部で入金する。
手数料は1〜6%と業界最低水準クラスでありながら、調達可能額は最高1億円。事前に資金化可能な「枠」を設定しておくことで、「枠」内であれば必要なタイミングでいつでも資金調達できるのが大きな特徴だ。今すぐ必要がなくても、万が一のときに備えて利用可能枠を確保しておくというのもひとつの手。
(出所:入金QUICK公式Webサイト)
請求QUICKを利用中の法人を対象に、企業間取引で発生する売掛債権をSBIが買い取り、申請から最短2営業日で入金するオンラインファクタリング。最低利用可能額は30万円、上限設定はなく支払期間30日以内であれば、業界最低水準となる0.5〜3.8%の手数料のみで資金化が可能だ。
請求書発行システム「請求QUICK」利用、業歴1年以上という条件はあるものの、一度利用すれば2回目以降は操作が簡略化されるため、リピーターにはうれしい。初めての場合は専任の担当者が付くため、ITに慣れていない場合でも気軽に相談できる。
(出所:マネーフォワード アーリーペイメント公式Webサイト)
融資等の他資金調達手法と比較して、「早く、簡便に」かつ「成長に応じて大きな金額」を調達できるオンラインファクタリング。東証プライム上場「マネーフォワード」のグループ企業ということで信頼が厚く、数億円単位で買い取りを依頼する企業も少なくない。買取金額に関わらず、決算書一式(2期分)、直近の残高試算表、買い取り希望債権の証憑、入出金明細(直近6カ月分)を提出するだけでOK。審査に通れば最短2営業日で入金される。審査には独自の基準が用いられるため、銀行からの融資を断られている場合も一度相談を。
(出所:SHIKIN+公式Webサイト)
企業が所有する売掛債権を売却することで、回収予定日より前に、一定の手数料を差し引いた金額を受けることができるオンラインファクタリング。オンラインで資料提出を行うフロー上でインターネットバンキングと連携することで、通帳コピーなど面倒なアップロード作業を省略可能。よりスムーズに申請申し込みができるため、インターネットバンキングを利用している場合は選択肢となる。手数料は債権金額の0.5%〜と安価でありながら、数万円〜数億円の資金化が最短即日に実現。三菱UFJ銀行とマネーフォワードの合弁会社であることから信頼性も高く、企業の突発的な資金需要にも対応する。
オンラインファクタリングは、企業や個人事業主が抱える売掛金をより迅速に、より確実に回収し、資金繰りを改善させることを目的としたオンライン完結型のファクタリングサービスです。オンラインファクタリングは、以下のような流れで行われます。
その際、必要書類として本人確認書類、入出金明細、請求書、取引先との成因資料などを事前に準備しておくと審査に時間がかからず、速やかに資金調達しやすくなります。また、オンラインファクタリングには手数料が発生し、2社間ファクタリングの相場は2〜12%程度となるのが一般的です。
オンラインファクタリングを利用する際、注意すべきは以下の2点です。
通常、オンラインファクタリングには契約に際しての費用が含まれているため、手数料以外の費用は発生しないのが一般的です。しかし、中には着手金や審査料を追加したり、2社間ファクタリングを装って高額な手数料を請求したりといった悪徳業者も存在するため、そうした場合は違うファクタリング業者を検討してください。
オンラインファクタリングを選ぶ際に留意したいポイントは、以下の通りです。
オンラインファクタリングの中には法人特化型サービスも少なくないため、個人事業主やスタートアップが利用を希望する場合は事前の確認が必須です。また、ファクタリング会社によって入金までにかかる日数が異なるため、とくに急な資金調達が必要となった場合には即日対応の会社を探す必要があります。売掛金買取金額に制限を設けていないファクタリング会社も多くありますが、億単位の資金調達ができるファクタリング会社は限られるため、万が一に備えて事前に調べておくと安心です。
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株式会社アレシア
最短即日で資金調達できるファクタリングサービス。手数料2%~。個人事業主も利用でき、売上額30万円から買い取り可能。審査通過率92.25%。3社間・2社間いずれ...
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一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構
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