最終更新日:2024-11-14
自社のWebサイトにおける問題点の抽出方法や改善策を模索している方へ。ヒートマップツールの機能やタイプ別の選び方、比較ポイントについてご紹介します。
ヒートマップツールとは、ユーザーがWebページを訪れた際にとった行動や反応を可視化するツールです。ページスクロールやマウスの動きなどをもとに、サーモグラフィのように色分けして表示される仕組みで、ユーザーの目線や行動、ページ内のどこに興味を持ったのかといったことが一目で把握できます。
さらに、ユーザーの読み残しや離脱ポイントまで明確になるため、自社のWebページにおける問題点を見つけるのにも役立ちます。
SEOや広告を活用してLPに流入させたとしても、Webサイトからの離脱率の高いと意味がありません。ところが、定量的に計測できるデータの種類が少ないLPの分析は容易ではなく、何が原因でCVRが低いのかを把握するのも困難です。
そこで役に立つのが、ユーザー行動が可視化できるヒートマップツール。まずはツールでユーザー行動を把握し、その結果をもとにUXやCVR向上を目的とした改善策を検討することで、Webサイトやアプリにおける問題解決が可能となります。
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ヒートマップツールには、主に以下のような基本機能が搭載されています。
ヒートマップ分析機能では、「熟読エリアの分析」「終了エリアの分析」「クリック位置の分析」をそれぞれ可視化。ヒートマップを使った主な分析手法は以下の通りです。熟読されない理由や離脱率が高い原因を見極めることで、適切な対応策やCVRを向上させる仮説について検討できるようになります。
ヒートマップ分析の基本。よく読まれている・注視されている部分を濃い色や暖色で、反対に熟読度が低い箇所を薄い色や寒色で表示し、熟読エリアを分析します。最終ページへのスクロール到達率や、ユーザーがWebページのどこで離脱しているのかといった終了エリアの分析も可能に。
スクロールヒートマップと同様に、クリックされた割合が多いほど濃い色や暖色で、少ないほど薄い色や寒色で表示します。
Webサイトで複数のパターンを表示し、どのパターンが最も多くのユーザーをクリックや会員登録、購買行動といったコンバージョンに到達させる確率が高いかを比較するマーケティング手法。ABテストの結果を活用することで、ヒートマップ分析から導き出した仮説を検証できるのが大きなメリットです。
Webサイトへの訪問数や閲覧数、流入元ページといったアクセス状況を解析するための機能です。ヒートマップ分析の対象が表示されたページのみであるのに対し、アクセス解析の対象はWebサイト全体となるのが大きな違い。「誰が」「どのページから」「何の目的で」Webページにアクセスしたのかが可視化できるため、改善すべきページやより成約率の高い流入元などを把握するのに最適です。
ヒートマップやゴール達成状況、アクセス解析の結果といった様々な情報を一定期間保存し、それぞれの変化を比較できる機能です。ヒートマップ分析やABテストの結果から得た情報をもとに、実施した対策の効果の有無をデータとして確認できます。期間ごとに比較する機能だけでなく、特定の条件に絞って比較できる製品も。
これら基本機能以外に、以下のような高度な分析機能や便利機能が使えるツールもあります。
ユーザーの行動データをより詳細に収集・分析できる機能。ユーザー行動分析には「マクロ分析」と「ミクロ分析」の2タイプがあります。前者は、一定期間中にWebサイトを訪れたユーザーの数やセッション回数といったサイト全体におけるデータ分析を、後者は、個々のユーザーがサイトに滞在した時間や、サイト上での行動といった個人におけるデータ分析を指します。双方の結果を組み合わせて分析することで、成果改善への対策が検討しやすくなります。
会員登録フォームや申込フォームといった各種フォームにおいて、ユーザーがどんな操作をしているかといった具体的な行動に加え、最終的に送信に至った人数や離脱数などを把握できる機能。各ユーザーの空欄率や離脱箇所、再入力項目などを把握・分析することでフォームを最適化し、離脱率の低下につなげられます。
各ユーザーのクリックやスクロールといった行動を録画して再生する機能。ユーザーがWebページに到達してから離脱するまでの行動がすべて記録され、好きなタイミングで何度でも確認できます。ユーザーの動きを把握することで、動線やレイアウトなどの見直しが可能となり、CVRの改善が見込めます。
ユーザーの属性や行動、好みなどに合わせたコンテンツを集めて最適化したページを表示する機能です。あらかじめユーザーの行動履歴や購入履歴、アクセス状況などによって、表示するページや情報を振り分けられるように設定。ユーザーが欲しがっている情報の提供に加えて、無意識な欲求にも的確なタイミングで働きかけることができ、CVRの改善につながります。
PCだけでなく、タップやスワイプ、フリック、ピンチイン・アウトといったスマホやタブレットに特有のユーザー行動を可視化・分析する機能。近年のマーケティング施策において、スマホユーザーの行動傾向を的確に把握することが必要不可欠です。スマホユーザー特有の行動から問題点を見つけ、ページを見直すことで課題を解決します。
アクセス解析の結果を、自動的に記録する機能。解析レポートを作成することで、Webサイトを最適化する方法をより具体的に模索しやすくなります。
ヒートマップツールは、導入する目的によって、以下の4つのタイプに分類されます。
スクロールヒートマップやクリックヒートマップ、流入分析などCVRを向上させるために必要な基本機能を搭載したタイプ。
ユーザーのサイト流入経路や、サイト内のどの部分を注視したのか、どれだけの時間をかけて閲覧したのか、どこで離脱したのかといった行動を可視化できます。自社LPやECサイトのCVR改善、Webメディアの流入数増加を目的に導入されるのが一般的です。
たとえば「Contentsquare」のデジタル体験分析では、魅力度やエンゲージメント、クリック率、コンバージョンといった主要指標におけるパフォーマンスの可視化が可能。ウェブサイトとモバイルアプリ双方の離脱要因を把握することで迅速に対応策を打ち出し、CVRを最大化します。
また、「User Insight」のように、ユーザー属性分析に強みを持つツールも。ユーザーの年齢構成、男女比、アクセス頻度、インターネット利用率、コンバージョンの有無などをもとにユーザーを分析し、サイトの改善につなげます。
SNSによる友達登録促進や、商品レコメンデーション、アンケートなどのポップアップや固定バーを表示するといった機能で、簡単なWeb接客にも対応するタイプです。CVR改善のための一つの手段として、Web接客を取り入れたい場合におすすめです。
たとえば、「SiteLead」では、ポップアップや追従型バナーといった離脱防止機能を標準搭載。ヒートマップ分析の結果を踏まえて、ツール内でシームレスに施策展開が可能です。離脱時、または特定の場所で表示できるため、ユーザーの行動やニーズに合わせて訴求ページへの誘導やクーポン配布、キャンペーン情報などを提供できます。
「ミエルカ ヒートマップ」では、ミエルカヒートマップを設定しているページであれば、どのページでもノーコードでポップアップを表示可能。同時に、クリック数・クリック率の効果検証ができ、一画面の中で作業が完結するため、専門知識がない人でもポップアップ配信のPDCAサイクルを回せるようになります。
一方、「SiTest」のように細やかな設定で効果的にポップアップを表示させられるツールも。たとえば、離脱率が高いページ位置にユーザーが到達したタイミングでスペシャルオファーを表示させたり、商品ページに一定時間滞在したユーザーに対してキャンペーン告知を表示させたりすることで、ユーザーの購買意欲を後押し。更に、ポップアップに対するユーザーの行動を一覧で確認できるため、表示のタイミングや施策の改善にも貢献します。
モバイルアプリ上でのユーザーの行動をヒートマップなどで可視化し、分析・最適化できるタイプです。近年スマホユーザーの増加に伴って、モバイルアプリを活用・改善したい場合におすすめです。
たとえば、「Appsee」はアプリ画面におけるあらゆるタッチジェスチャーを記録し、タッチヒートマップとして可視化。そこから、最もユーザーの興味を引いている箇所や不要なボタンなどを把握することで、アプリ画面を最適化が可能できます。
また、クラッシュ分析レポート機能を使えば、クラッシュの発生状況が記録され、即時バグの修正ができます。記録についても事前設定は必要なく自動で認識されるため、担当者の負担軽減にもつながります。
お金をかけずにヒートマップツールを導入したい場合は、無料で提供されているツールを活用するのも一手。
Microsoftが提供している「Clarity」は完全無料でありながら、ヒートマップだけでなくレコーディング機能、ダッシュボード機能までが利用可能。また、「User Heat」は月間30万PVまで無料で利用でき、熟読エリア、終了エリア、クリックエリア、マウスムーブ、離脱エリアの5種類のヒートマップが自由に使えます。
そのほか、以下のように制限付きの無料プランが用意されているツールもあります。
サービス名 | 使える機能 | 無料で使える条件 |
---|---|---|
Ptengine | ヒートマップ アクセス解析レポート ノーコードイベント計測 セグメント分析 ABテスト など |
月間3,000PVまで ヒートマップ1ページのみ利用可 |
SiTest | ヒートマップ 録画再生 ABテスト パーソナライズ ポップアップ EFO など |
月間3,000PVまで 1ドメインのみ登録可 |
Mouseflow | ヒートマップ レコーディング フォーム ファネル アンケート など |
月間500セッションまで 1URLのみ対象 データ保存1ヵ月 |
ミエルカ ヒートマップ | ヒートマップ キャプチャ自動取得 まとめて表示 ポップアップ など |
月間3,000PVまで 1URLのみ対象 1ドメインのみ登録可 |
ヒートマップツールを選ぶ際、チェックしておきたい比較ポイントは以下の3つです。
ツールを使って取得できるデータの種類は、選ぶ製品によって異なります。そのため、自社の課題解決に有用なデータを取得できるかどうかを事前に確認しておく必要があります。
たとえば、SEO施策を主としたWebサイトの改善が目的の場合、ヒートマップ機能に加えてアクセス解析にも対応したツールがおすすめです。「Ptengine」では、流入、コンテンツ、訪問者行動など様々な角度からユーザーの行動を見える化し、多様なレポートでサイトの現状を把握することが可能です。
また、マーケティング施策のためにデータ収集する場合は、「User Insight」のように幅広いデータが収集できるツールが最適。PV数や離脱数、流入元といった基本分析はもちろん、ユーザーの性別や年齢、年収、地域、業界といったデータまで取得できます。
改善施策の効果を知るためには、比較機能の使いやすさも重要なポイントとなります。過去データの保存期間や比較方法は製品ごとに異なるため、導入する前に使い勝手を確かめておくと安心です。
たとえば「SiTest」は、「期間で比較する機能」と「セグメントで比較する機能」の2タイプを用意。2つを組み合わせて活用することで、改善の成果や訪問時の条件が異なるユーザーの行動を分析できます。過去のHTMLデータは一定期間保持されるため、システム上で日付を選択すれば、ヒートマップの背景として描画させることも可能です。
また、「ミエルカ ヒートマップ」のように、ページのキャプチャーが毎日自動で取得・保存され、内容の変更前後のデータをはじめ様々な過去のデータを手軽に見返せるツールもあります。
「カゴ落ちするユーザーの動きを知りたい」「Webサイトのユーザービリティを改善したい」など、自社が抱える課題を解決するために、ユーザーの具体的な行動を把握した場合におすすめのタイプです。
たとえば、「SiteLead」は、「離脱した場所」「クリックした場所」「熟読エリア」を可視化できる3つのヒートマップを搭載。いずれも色分けしたわかりやすいビジュアルで、初心者でも直感的にWebサイトの課題や改善箇所を把握できます。
「SiTest」は、各ユーザーのクリック、マウスの動き、スクロールなどをすべて記録して見返せる録画再生機能を搭載。見返した動画の中で、多数のユーザーが予想外の行動をとっている場合は、ページレイアウトの変更や動線の見直しでユーザビリティの改善につなげます。
また、「mouseflow」のフィードバック機能を使えば、手軽にサイト上にアンケートフォームを表示できます。ユーザーにダイレクトに質問したりコミュニケーションをとったりすることで、問題の所在が広告にあるのか、サイトページにあるのかといったことが明確に。
CVR改善に必要な基本分析機能を搭載したヒートマップツールをご紹介します。
(出所:Contentsquare公式Webサイト)
コンバージョン、リテンション、ユーザーの満足度を向上させるために必要な機能が1つになったヒートマップツール。魅力度、エンゲージメント、クリック率、コンバージョンといった主要指標に関する各コンテンツ要素のパフォーマンスをまとめて可視化し、ウェブサイトとモバイルアプリの最適化を目指す。
ユーザーの行動データとパフォーマンスデータはWebとアプリ双方に自動収集され、ワンクリックでアクセス・分析が可能。AIによる改善提案で迅速かつ効果的なアクションを実現する。カスタマージャーニー分析機能でユーザーがサイトを回遊した順番から離脱状況までを把握し、フォーム分析で離脱原因を明確にするという使い方も可能だ。
(出所:User Insight公式Webサイト)
重要なチャネルである検索流入の見るべきデータを整理、上位サイトの傾向を分析し、必要なキーワードを可視化する、アクセス解析・UI/UX改善ツール。12種類のヒートマップを使って課題を洗い出し、20種類以上の絞り込み軸で課題ユーザーを深掘り。精度の高い改善を実現する。
ヒートマップとABテストを連携させて、CVRの違いを分析する機能を搭載。更に、競合サイトと自社における検索順位の推移を追い、上位サイトのページ構成や使用ワードといった特徴を分析することでSEO対策にも役立てられるのが大きな特徴だ。
(出所:Mouseflow公式Webサイト)
ユーザー行動を可視化する解析ツール。Webサイトにおける訪問者の行動をレコーディングすることで顧客体験を再現。加えて、ヒートマップ、フォーム、ファネル、アンケートといった機能で解像度を変えながらユーザーの実行動を分析し、Webサイトの問題点を可視化する。
自動で付与されるタグや特定ボタンのクリックなど、あらかじめ決めた行動をカスタムタグとして登録しておけば、コンバージョンしたユーザーのフィルタリングも簡単だ。レコーディングデータにはコメントを残すこともできるため、のちにコメントのあるデータだけを抽出することが可能。自身の考察をチームと共有するだけでなく、開発チームへのバグの修正依頼もスムーズになる。
(出所:Crazy Egg公式Webサイト)
ビジュアルレポートや個人セッションの録画機能を活用し、ユーザーの流入元やWebサイト内での動き、各ユーザーの感情といった情報を詳細に分析・把握できる、Webサイト最適化ツール。ヒートマップやスクロールマップ、クリックマップに加えて、すべてのカーソルとクリック動作を記録するユーザーセッション録画や、ABテスト、クリック箇所をパーセント表示するオーバーレイクリック率といった幅広い機能を搭載。ユーザー行動を多角的に分析する。
更に、ドメイン数無制限でワードプレスやWix、Shopifyといった外部ツールとデータ統合できるため、該当する既存ツールがある場合は特におすすめ。
Web接客に対応しているヒートマップツールをご紹介します。
(出所:SiteLead公式Webサイト)
ヒートマップ・離脱防止機能を備えた初心者でも使いやすいWebサイト改善ツール。3つのヒートマップを搭載し、「スクロール後にどこで離脱したのか」「サイト内のどの位置でクリックしているか」「どのエリアがよく読まれているか」をわかりやすく可視化。色分けされたシンプルなビジュアルで、直感的に改善ポイントを把握できる。
離脱防止機能も標準搭載し、シームレスに改善施策を展開できるのも強み。離脱時はもちろん、特定の位置でのポップアップや追従型バナーを表示することもできるため、訪問ユーザーの行動に応じてページ誘導やキャンペーン訴求が可能だ。
タグ設置やサイト分析の支援といった導入・運用サポートも費用内で提供し、LINEやメール、オンライン面談などで、不明点もすぐに相談・確認できる。
(出所:SiTest公式Webサイト)
CVRの向上に特化した、オールインワンLPOツール。ウェブサイトの解析から改善まで、CVR向上に必要な機能を網羅。ウェブ担当者や広告主、コンサルタントが最速最短でコンバージョン率を向上させられる。
ヒートマップと録音再生機能でユーザー行動を再現できるほか、ユーザー行動分析、ABテスト、パーソナライズまで、CVRを向上させるための作業がこのツール1つで完結する。離脱率の高いページでポップアップを表示したり、一定時間滞在したユーザーに向けてキャンペーン告知をしたりといったWeb接客にも対応。CVRの向上から、各ポップアップにおけるユーザーの反応の一覧確認までできるという機能性の高さに定評がある。
(出所:Ptengine公式Webサイト)
1つのタグを設置するだけで、ヒートマップ、サイト解析、ページ編集、ABテスト、Web接客、パーソナライゼーションすべてノーコードで使えるオールインワンプラットフォーム。アクセス解析やヒートマップ分析をメイン機能とする「Insight」と、A/BテストやWeb接客に対応する「Experience」で構成されている。「Experience」では、ポップアップや固定バーを設置することで販売促進、レコメンド、通知、リードジェネレーションなど幅広いWeb接客に対応。
また、ユーザー情報やサイト行動といったデータから、すべてのユーザーを自動でグループ化。それぞれのユーザーの好みや興味に合わせ、パーソナライズされた空間を演出する。
(出所:ミエルカ ヒートマップ公式Webサイト)
アクセス解析だけではわからなかったユーザー行動を見える化し、サイト課題をワンストップで改善できるツール。熟読、離脱、クリックの3つのヒートマップで、ページ内のユーザー行動をわかりやすく可視化。また、AIがページの改善案を提案するヒートマップ自動解析機能や、改善提案の効果を検証するABテスト機能も搭載している。更に、キーワードやドメインを入力でするだけで、他社が出稿したサイトや広告内容、掲載順位などが丸わかりになる競合広告分析機能のほか、離脱防止・コンバージョン促進に使えるポップアップ機能なども充実。制限ありの無料プランが用意されているため、まずは試してみるのがおすすめ。
モバイルアプリに対応しているヒートマップツールをご紹介します。
(出所:UXCam公式Webサイト)
モバイルアプリのUX向上に強みを持つ分析ツール。SDKにたった2行のコードを記述するだけで分析開始、ユーザー行動すべてを可視化することでユーザーエクスペリエンスを瞬時に最適化する。
録画機能で自動的にインデックス化されたユーザー行動は、いつでも簡単に見直すことが可能。更に、アプリの使用状況や行動パターンが把握できるユーザー分析機能や、ビジュアライズに長けたヒートマップと組み合わせることで、ユーザーの全体像の把握が可能に。それぞれに適したアプローチを実現する。また、ZendeskやFirebaseといった外部ツールとの統合にも対応。録画した動画をカスタマーサクセスチームと共有するといった使い方も可能だ。
無料で利用できるヒートマップツールをご紹介します。
(出所:Microsoft Clarity公式Webサイト)
Webサイトを訪問したユーザーの行動や、サイトの活用方法といったデータを自動でキャプチャするツール。無料ツールながらも、分析できるサイト数や閲覧回数に制限なし。上限を気にすることなく利用できる。
PCのマウスの動きやクリックやページスクロール、スマホのタップ動作、ページ偏移といったユーザー行動を自動録画し、ワンクリックでヒートマップ集計に送信。アニメーションやポップアップを効果的なタイミングで提示することで、確実なCVR向上を目指す。GoogleアナリティクスやAB Tasty、Zapierといったアプリケーションと統合することで、より高度な分析が可能に。
(出所:User Heat公式Webサイト)
「UserInsight」を提供する同社による、無料のヒートマップ解析ツール。5種類のヒートマップに加え、EFO機能やGoogle Search Consoleとの連携といった便利機能が、無料で利用できる。
熟読エリア分析、クリックエリア分析、終了エリア分析といった5種類のヒートマップを月間30万PVに至るまで自由に使える。PCだけでなくスマホにも対応しており、ワンクリックで仕様を切り替えられるのが特徴。それぞれのヒートマップを比較しながらユーザー行動を分析することで、デバイス別にWebサイトの問題点を抽出し、CVR改善策を検討することが可能だ。
本記事では、ユーザーがWebページを訪れた際にとった行動や反応を可視化できるヒートマップツールいついて解説しました。
ヒートマップツールを活用することで、Webサイトの問題点や課題を抽出でき、PV数やCVR向上のための改善策を練ることが可能に。ヒートマップツールには、主に以下のような機能が搭載されています。
上記の基本機能のほかユーザー行動分析、フォーム分析、録画再生、パーソナライズといった高度な分析機能が搭載されている製品やWeb接客に強みを持つ製品、モバイルアプリ対応の製品など多岐にわたるため、自社の導入目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
また、ヒートマップツールを選ぶ際に意識したいポイントは、以下のとおりです。
限られた分析に特化した製品や幅広いデータを収集できる製品など、ツールによって取得できるデータの種類が異なるため、どこまで必要かという点をあらかじめ決めておくと選びやすくなります。
また、導入効果を確認するには、比較機能が欠かせません。過去データの取り扱いについてはツールによって異なるため、事前確認が必要です。Webサイトを最適化し、PV数やCVRの改善につなげるためにも、ぜひ本記事を参考にヒートマップツールの活用を検討してみてください。
ヒートマップツールをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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