最終更新日:2024-06-25
自社の課題やニーズに適したSaaSをスムーズに選定するために、SaaS比較サイトを利用したいと考えている方へ。SaaS比較サイトの選び方や比較ポイント、タイプ別の選び方とともに、おすすめのSaaS比較サイトを紹介します。
SaaS比較サイトとは、複数のSaaS(Software as a Service)のサービス内容や特徴、機能、料金、レビューなどを一括して比較できるサイトのこと。SaaS選定における様々な課題解決に役立ちます。
本記事では、SaaS比較サイト「アスピック」の運営者ならではの専門的知見や同業界の視点を活かして、SaaS比較サイトの選び方や比較ポイント、タイプ別の選び方について、わかりやすく解説していきます。
「アスピック」は、SaaS企業1,100社以上が加盟するASPIC(一般社団法人日本クラウド産業協会)の公式比較サイトです。25年以上にわたり培った専門的知見と、ITサービス事業者やユーザーへのインタビューで得た知見などに基づき、法人企業1社1社に合ったサービス選びをサポートしています。
一口にSaaS比較サイトと言っても、特徴や強みは様々。どのサイトが良いかは、自社がSaaSを選ぶうえで「何を重視するか」「何を検討材料とするか」によって異なり、たとえば、以下のように分類されます。
「資料や比較表でじっくり検討したい」
→資料ダウンロード・資料請求型
「レビュー・事例を重視したい」
→レビュー・事例参照型
「手っ取り早く選びたい」
→簡易診断型
それぞれのタイプ別に解説していきます。
気になるSaaSの資料を個別または一括でダウンロードできるタイプ。個々のサービスの特徴や機能がわかる資料をもとに、自社に合ったサービスをじっくり検討したい場合に適しています。
「アスピック」もこのタイプです。会員登録することで、1,100以上のサービス資料をダウンロードすることができます。Web検索だけでは難しい専門的な分野についても詳しい情報を得られます。
「Boxil」も同様で、「ITトレンド」は資料請求型(請求後に各企業がメールで送付)です。中には、必要に応じて、問い合わせフォームから自社に合う製品について相談できるものもあります。
個々のサービスに対し、豊富なレビューや導入事例を紐付けて紹介しているタイプ。体裁の整った資料よりも、実際に利用したユーザーの口コミや導入事例を参照したうえで、サービスを選びたい場合におすすめです。
たとえば、「ミナオシ」はレビューを実名公開にすることで、その信頼性を担保しています。自社と同じ業種・部門のレビュワーが利用しているサービスに対するリアルな声を参考にすることで、スムーズなサービス選定が可能になります。また、各界の著名人が日頃愛用するサービスについて掘り下げる、インタビュー形式のコンテンツも提供しています。
簡単な質問に答えていくだけで、自社に合ったサービスをいくつかピックアップしてもらえるタイプで、同時に見積もりも可能です。自ら記事や資料、レビューなどを読み込んで絞り込むのは面倒で、自社に合ったサービスを手っ取り早く把握したい場合に適しています。
たとえば、「ミツモア」はサイト上で条件などの簡単な質問に答えるだけで、最大5件の相見積もりを確認可能です。スピーディーに見積もりが届くので、急ぎの場合もスムーズにサービスを比較検討できます。
上記に紹介したサイトとは別に、マーケティングなら「キャククル」、バックオフィスなら「プロキュア」といったように、領域特化型のSaaS比較サイトも存在します。具体的に何をどうするかは未定だが、部署・業務単位で課題がある場合などは、これらのサイトを利用して、網羅的にサービスを見ていくのもおすすめです。
SaaS比較サイトを選ぶうえでの主な比較ポイントは次の4つです。
(1)カテゴリーやサービスが網羅されているか
(2)サービス選びがしやすいか。工夫されているか
(3)比較表や機能一覧表なども提供しているか
(4)広告やプロモーションに惑わされず選べるか
1つずつ、解説していきます。
SaaS比較サイトに掲載されているカテゴリーやサービスの充実度に比例して、ユーザーの選択肢も広がるため、基本的にカテゴリーやサービスの数は多い方がいいでしょう。 たとえば、「ITreview」には、900以上のカテゴリーの中で9,000以上のサービスを取り扱っており、レビュー数も12万件以上と膨大です。
ちなみに、「アスピック」は人事や経理、法務、システム開発・運用、更に販売管理や生産管理、営業・マーケティングに至る、幅広いカテゴリーを網羅しており、累計1,100以上のサービスを掲載しています。
前述の通り、掲載カテゴリーやサービスの数は多い方が良いですが、数が多いだけで、情報が見づらかったり、説明がわかりづらかったりすると、かえってサービスが選びづらくなってしまう恐れも。「個々のサービスが簡潔に特徴づけられている」「見やすくタイプ分けされている」など、サイト内でのサービスの「選びやすさ」や「わかりやすさ」に配慮されているかも重要なポイントです。
「アスピック」は、ユーザーに過度な負担がかからないよう、一つの記事で紹介するサービス数を厳選しています。更に、それらをタイプ分けしたり、図解で説明したりすることで、自社に適したSaaSを選びやすいように配慮しています。そのほか、「起業LOG SaaS」のように「本当に必要なサービスが1分でわかる選び方資料集」など、ユーザー視点に立った資料を提供しているサイトも。
サービスを選ぶうえでは、資料やレビュー・事例だけでなく、サービスごとの比較表や機能一覧などがあると便利です。これらのデータは、稟議に上げる際に求められる場合もあります。たとえば、「ITreview」は、気になるサービスを選ぶだけで比較表を作成できる機能や、高評価のツールがひと目でわかるITレビューGridなど、サービスの比較検討に役立つ、多彩な機能を備えています。
ちなみに、「アスピック」では比較表や機能一覧表はもちろん、カテゴリーによっては該当システムのメリットから機能紹介、更に選び方や比較ポイントなどをまとめて紹介した「選び方ガイド」などを提供している場合も。PDFでダウンロードできるので、プリントアウトしてしっかりと読み込んだり、稟議書の作成などに役立てられたりします。
サイトによっては、ベンダー側が料金を支払うことで特定の記事やサービスが上位表示される仕組みを採用していたり、PR記事が含まれていたり、サイト内に広告が入っていたりする場合もあります。そういったものに惑わされずに、自社にとってベストなサービスを選定することが必要になってきます。
たとえば、「ミナオシ」は、レビューがすべて実名で投稿されているのが特徴。「誰が、どんな理由で、そのサービスを使っているのか」がわかる安心感が強みです。信頼できる人におすすめを紹介してもらうような感覚で、サービス選定ができます。
「アスピック」は日本クラウド産業協会という一般社団法人が運営していることもあり、中立公平がモットー。ユーザーのニーズや課題に合ったSaaSを紹介することを一番に考え、それを妨げるような広告を入れることは行っていません。余計なことを考えずに、安心してサービス選びができるのが特徴です。
(出所:アスピック公式Webサイト)
会員企業数1,100社以上で、総務省と連携して長年日本のDX支援に取り組んでいるSaaS団体「ASPIC(日本クラウド産業協会)」が運営する、法人向けSaaS比較サイト。インターネット上のありふれた情報とは一線を画す、創立以来25年以上の活動で培った専門的ノウハウと有識者やユーザーへの取材で得た知見を活かした情報提供により、企業のスムーズなサービス選定を支援する。
サービスごとの使いやすさ、導入しやすさ、機能、価格など多角的に比較し、中立・公平な立場で厳選したおすすめサービスを紹介する「特集記事」の他にも、サービスの魅力・特徴が伝わるサービス事業者への「インタビュー記事」を用意。比較表・選び方ガイドといった各種資料の閲覧・ダウンロードも可能。
(出所:ITトレンド公式Webサイト)
利用者は4,000万人以上。業界最大級のカテゴリー数・製品数を誇る、法人向けIT製品比較サイト。キーワード検索のほか、人事、生産、販売、顧客管理などの「製品カテゴリー」別、売上拡大やコスト削減、セキュリティ・インフラといった「課題別」、毎週更新される資料請求ランキング別などから検索して、無料で資料請求が可能。気になる製品をリストに追加し、複数の企業にまとめて資料請求もできる。
カテゴリーが豊富なうえ、製品一覧ページでは各製品のポイントや利用に適した従業員規模、対応エリアなどが簡潔に記載されているので、スムーズな製品の絞り込みや比較検討が可能に。そのほか、製品の選定ポイントやメリット、最新のトレンドをテーマにした記事や導入事例など、役立つIT情報も充実している。
(出所:BOXIL SaaS公式Webサイト)
累計掲載実績1,200社超のSaaSマーケティングプラットフォーム。カテゴリー別、ランキング別、課題別で法人向けクラウドサービスを比較でき、まとめて無料で資料請求が可能。ChatGPTによるチャットでのSaaS提案にも対応している。
特定のサービスやその使い方を様々な切り口で解説したガイド資料や、複数サービスの個々のメリットや特徴がわかる比較記事のほか、質問を投稿するとSaaSベンダーやDXコンサルなどの専門家から回答が得られるQ&Aサイト「BOXIL SaaS質問箱」も用意。「課題はあるが、どういうサービスで解決できるかわからない」「必要な機能は定まっているが最適なサービスは?」といった悩みを抱えるユーザーに最適。
(出所:LISKUL公式Webサイト)
2014年の開設以来、主にWebやIT、Webマーケティングに関するノウハウやトレンドを発信し、月間80万PV、資料ダウンロード数1,000件以上の実績を持つWebメディア。
リスティング広告の運用方法などを中心に、中小・ベンチャー企業が成果を出すためのノウハウが詳細にまとめられた記事や比較しやすいカテゴリー別のサービス資料、成功までのプロセスをまとめた導入事例集など、多岐にわたる情報の閲覧、ダウンロードが可能。より現場で活用しやすい実践的なコンテンツを提供することで、中小・ベンチャー企業のWebマーケーターの成長支援を目指している。
(出所:起業LOG SaaS公式Webサイト)
その名の通り、ベンチャー・スタートアップ支援に強みを持つSaaS比較メディア。実際に使ってみて検証したからこそわかる情報や、専門家や利用者への独自取材をもとに集めた料金や口コミをまとめた比較記事、導入事例集、選び方資料などを提供することで効率的なSaaS選びをサポート。
自社の課題が不明確な場合も、導入したいサービスの目星がついている場合も、目的の情報にスムーズにたどり着けるよう、見やすさ、わかりやすさを追求したUI・UXが特徴。キーワード検索や、カテゴリー検索、注目ランキングなど、様々な切り口でサービスを紹介している。
(出所:ITreview公式Webサイト)
国内最大級 IT製品・SaaSのレビューサイト。比較・検討できるカテゴリーは、SaaS、クラウド、ソフトウェア、ハードウェアを中心に900以上、製品・サービスは、9,000を超える。
各カテゴリーページでは基礎知識、機能一覧、導入事例、選定のポイント、他システムとの連携方法などを紹介。各製品ページには、レビューのほか、製品情報、価格、機能一覧、連携サービスなどの詳細情報を掲載しており、競合製品と満足度や機能、価格といった評価軸で比較可能。同業種、同従業員規模で製品を導入した人のレビューを参考に、複数の製品の機能や導入方法などを比べることで、自社に合っているかを判断できるのもポイント。
(出所:ミナオシ公式Webサイト)
数あるレビュー投稿サイトの中でも、実名公開に特徴を持つ、SaaS比較・選定プラットフォーム。様々な職種・役職のユーザーが自身の利用するサービスについて、実名でレビューを公開しており、「匿名投稿に比べて信頼感が持てる」と言われている。
掲載サービス数は2,000以上。法人に必要なサービス、企業、プロダクトを「マーケティング」「クリエイティブ・開発」「情報システム」「バックオフィス」といった部門別で絞り込み検索可能。ミナオシ会員(無料)になると、サービス概要やホワイトペーパーなど、すべての資料の無料ダウンロードに加え、サービスによってはそのまま問い合わせもできる。
(出所:シーラベル公式Webサイト)
DXに成功した企業の事例や業界ごとのDX事例を無料で読める、日本最大級のDX事例プラットフォーム。豊富な事例から自社のビジネス課題に合ったITツール・サービスを検索できるのがポイント。
そのほか、同じ業種・企業規模の他企業がどんなITツール・サービスを使っているのか検索や「サービス資料」「事例PDF」の無料ダウンロード、DXコンシェルジュが要望に合ったITツール・サービスを無料で紹介してくれる「DXの窓口」の提供など、様々なアプローチで、手間や時間、コストを削減しながら、ITツール・サービスのスムーズな選定・導入を後押しする。
(出所:PRONIアイミツ SaaS公式Webサイト)
法人向けIT製品/SaaSを比較・検討できるSaaSプラットフォーム。SaaSに精通した「コンシェルジュ」によるサポートが強みで、「事業形態」や「部門」「製品導入時期」「求める機能」など、簡単な選択肢をクリックして答えていくだけで、数多くのサービスから絞り込んだおすすめのサービスを短時間で提案してもらえる(提案を受けるにはメール登録が必要)。
業務効率化を目的としたバックオフィス系SaaSを中心に、営業・マーケティング・HR・情報システムなど、様々な分野のSaaSを2,300以上網羅しており、カテゴリー別や比較記事、課題・目的から検索可能。比較に必要な価格や機能、特徴などの情報もまとめて表示される。
(出所:ミツモア公式Webサイト)
複数のサービスの見積もりを同時に依頼できる、見積もりプラットフォーム。気になるソフトウェアやサービスを選択後、質問に回答していくだけで見積もり依頼が完了。ニーズに沿った見積もりを最大5件、提示してもらえる。届いた見積もりの内容やレビュー、実績などを見比べたり、気になることをチャットで質問したりすることで、自社に最適なソフトウェアやサービスを選定できる。
勤怠管理システムや電子契約システムなどの各種ソフトウェアや、動画制作、デザイン、アプリ作成サービス、社会保険労務士など、ビジネスに欠かせない多種多様なソフトウェアやサービスの比較検討が可能。
(出所:プロキュア公式Webサイト)
人事・経理・総務などのバックオフィス領域を中心としたSaaSの比較検討を支援するサイト。細分化されたテーマ・カテゴリー設定によって、数多くの選択肢から自社に適したSaaSをスムーズにピックアップ可能。複数のサービス資料を一括ダウンロードすることで、気になるサービス内容の詳細を素早く比較できる。
また、人気サービスのランキング、新着サービスのほか、どのSaaSを使ってどのように社内の課題解決ができたかの具体例がわかる解決事例なども掲載されており、自社のSaaS選定に役立てられる。
(出所:OREND公式Webサイト)
飲食や小売、サービス、ECなどの店舗ビジネスに特化した専門メディア。キャッシュレス決済端末や予約管理システム、ネットショップ作成ソフトなど、店舗・オンライン型ビジネスのDX化に必須となるツールを幅広く紹介。
トレンド情報・市場環境を踏まえたうえで、なぜそのツールが必要なのかを解説することで、導入メリットや必要性をアピール。ユーザーが具体的な比較検討を行いやすいよう、ツールの図解・カテゴライズに加えて、機能・料金に関する比較表も掲載している。
(出所:キャククル公式Webサイト)
月間公開数150記事、集客支援実績8,000件以上。Web集客・マーケティングに特化したWebメディア。集客に関わる課題解決のためのツールやパートナーの資料が充実しており、フリーワードでの検索に加え、課題や目的、業界、分類などから検索可能。
そのほか最新のマーケティング戦略情報・マーケティング施策、更により多くの企業がダウンロードしている資料がわかる比較記事ランキングや、業界別のおすすめ記事、集客支援事例など様々な営業お役立ち情報を発信している。
SaaS比較サイトとは、複数のSaaSのサービス内容や特徴、機能、料金、レビューなどをまとめて比較できるサイトのことです。
SaaSは提供されているサービスの数が非常に多く、自社の課題やニーズに合った製品の選定が難しいのが実情ですが、SaaS比較サイトを利用することで、類似するSaaSの比較検討が容易になるというメリットがあります。
SaaS比較サイトは、以下のタイプに分類されます。何を基準にサービスを選定したいかによって選ぶといいでしょう。
(1)資料ダウンロード型
(2)レビュー・事例参照型
(3)診断アプリ型
(4)その他
そのうえで、以下のポイントで絞り込んでいくとスムーズです。
(1)カテゴリーやサービスが網羅されているか
(2)サービスが選びやすいか。工夫されているか
(3)比較表や機能一覧表なども提供しているか
(4)広告やプロモーションに惑わされず選べるか
本記事を参考にSaaS比較サイトをうまく選定し、自社に適したSaaSの比較検討を進めてみてください。
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