ECサイトの運営にかかる負荷を軽減するために、代行サービスの導入を検討している方へ。ECサイト運営代行サービスの提供内容と選び方、比較する際のポイントについて、おすすめサービスと併せて紹介します。
ECサイト運営代行サービスとは、ECサイトやネットショップ運営に関わる業務を専門業者にアウトソースできるサービスのこと。単純に業務を代行するだけでなく、運営のプロという立場から、様々な手段で売上の向上を図るのが特徴です。中には、越境ECの代行や複数ECチャネルの一元管理を委託できるサービスも。
ECサイト運営代行サービスを導入することで、以下のような業務を委託できます。
ECサイトで販売する商品の登録作業。画像の選定から始まり、商品名、商品紹介文、商品スペックなどを詳しく記載します。商品数が増えるほど負担が大きくなるため、多数の商品を扱う場合には委託がおすすめです。
「撮影」「採寸」「原稿作成」の3つの作業の頭文字を取った「ささげ業務」。プロのカメラマン・ライターに依頼することで商品の魅力をユーザーにアピールし、購買意欲の向上に貢献します。加えて、自社で機材をそろえなくていいというメリットも。
ECサイトの構築や運営中のサイト改修やリニューアルも委託できます。「自社で初めてECサイトを構築する」「システム構築に長けた人材がいない」といった場合に役立つメニューです。
HPに掲載された情報を随時更新する作業。具体的には、商品情報の書き換えや、新着やセールといったタイムリーな情報の掲載など。これらの煩雑な作業を委託することで、ユーザーに確実に情報が届く、担当者はコア業務に集中できるといったメリットが得られます。
在庫数の把握や商品が売れた際に生じる、受注・発送・検品・梱包・配送といった一連の作業。まとめて委託することで、自社内の負担が軽減されます。
近年、SNS運用やWeb広告などを活用したマーケティング業務を依頼できるサービスが増えています。Webを使った集客には、最新の知識やトレンドを取り入れたノウハウが必要となるため委託がおすすめです。
顧客が増えるにつれ、Excelなどを使ったデータ管理は難しくなります。また、個人情報保護の視点からも、専門業者にデータ管理を委託するのが安全です。
ユーザーからの問い合わせや返金対応といった顧客対応もアウトソースの対象です。顧客対応を誤った場合、クレームや口コミが経営に悪影響を及ぼす恐れも。顧客満足度の維持・向上のために、顧客対応を外部に委託する企業が増えています。
ECサイトの運営や企業戦略、業務改善などについて、助言を受けられるコンサルティングサービスを展開している会社もあります。競合他社が多い場合は、他社との差別化を図るためにも委託を検討するのも1つです。
ECサイト運営代行サービスは、導入する目的によって以下の6つのタイプに分類されます。
複数モールにおけるサイト運営に対応するとともに、幅広い業務に対応するタイプ。商品登録や受発注処理、発送といった受注管理業務から、SNS運用やメールマガジンの配信、SEO対策、広告出稿といった販促強化の施策までカバーしています。「複数モールに出店していて管理負荷を低減したい」「ECサイトの運営業務をまとめて委託したい」といった場合におすすめです。
たとえばNE株式会社の「ECサイト運営代行」は、楽天からYahoo!ショッピング、Amazon、自社ECサイトまで幅広く対応。更に、受注処理や顧客管理、サイト更新といった基本的な業務のほか、広告運営やコンテンツ制作、ECコンサルティングまでまとめて委託できます。
売上の伸び悩みを改善したい場合には、販促強化に強みを持つタイプがおすすめです。広告運用やそのためのLP作成、メルマガ管理、バナー制作、ギフティングなど販促強化に不可欠な業務をまとめて委託できます。
たとえば「定額EC運行代行」では、顧客が抱える問題点を把握するためのコンサルティングからスタート。ディレクターやデザイナーなどを集めた専属チームを編成し、広告の出稿・入稿やメルマガの作成・配信、企画LP実装といった施策を実行します。
ECサイトの構築から集客まで、一括して委託できるタイプ。自社の担当者が不在でも、安心してECサイト運営が始められます。
たとえば、株式会社Oxxxの「EC運営代行サービス」は、ECサイトの構築から集客販促、サイト改善、効果検証、LTV最適化までをまとめて委託可能。ECサイトに必要な作業をワンストップで請け負ってくれるため、サイト立ち上げに困っている企業におすすめです。
楽天市場への出店に特化したタイプ。たとえばベイクロスマーケティング株式会社の「楽天運営代行」は、楽天市場の出店審査をクリアするためのノウハウが充実しているという強みを持ちます。また、画像制作における楽天市場のガイドラインも熟知しているため、スムーズな出店が可能です。
Amazonへの出店に特化したタイプ。たとえば「アマブースト」はAmazon、行政法人より公認のパートナー認定を受けたプロフィールチームです。外資系企業であるAmazon社の審査基準や、売上拡大方法に対応するための知識とノウハウを豊富に持っています。
上記以外の特徴を持つタイプ。たとえば「EC運営代行 by GMO」は、同社のEC制作代行サービス「makeshop」を利用している企業に向けて、サイトの制作から運営、物流までワンストップで代行サービスを展開しています。成果報酬型のため、初期コストを抑えながらトータルサポートが受けられます。
ECサイト運営代行サービスを選ぶ際、確認しておきたい比較ポイントは以下の3つです。
ECサイトのマーケティング戦略において、具体的な企画・提案の充実度は非常に重要なポイントです。たとえば、一口に「販促活動として広告運用を行う」と言っても、新規顧客獲得、リピーター獲得、既存顧客の囲い込みなど目的に即した活動ができるかどうかで、大きく成果が変わってきます。
Minatoの「ECサイト支援」では、独自レポートを用いた多角的な分析を行い、売上向上のための課題と着手すべき打ち手を明確にします。各企業が抱える課題を詳しく掘り下げたうえで、それぞれの課題に沿った提案をするため、施策効果の改善も期待できます。
「ベイクロスマーケティング」には、多様な専門領域をカバーするスタッフが在籍。たとえば楽天市場の競合店舗分析においては、競合他社の動向を随時チェックし、店舗運営を差別化することで施策効果の改善を図ります。
企業が希望する施策に、いかに柔軟に対応できるかという点も事前に確認すべきです。広告バナーの作成やリスティング広告の運用、LPの更新などの一般的な販促施策には多くのサービスが対応しています。しかし、それらに加えて、「LINE配信をしたい」「SNS公式アカウントの運用を依頼したい」「ユーザーレビューを増やしたい」といった要望がある場合は、それらに対応しているサービスを調べて選ぶ必要があります。
たとえば、株式会社いつもの「ECサイト運営代行サービス」は、LINE公式アカウントの運用制作・配信に対応しているほか、店舗に合わせて運用内容をフルカスタマイズできます。
また「ベイクロスマーケティング」では、セールなどのイベント対応や、レビュー施策、SNSでの情報発信なども依頼できます。
代行サービスの一環として、受発注管理に対応している会社は多くありますが、ピッキングや検品、梱包といった商品出荷作業に対応している代行サービスは限られます。そのため、物流業務を委託したい場合は、事前に対応可否を確認しておかなければいけません。
たとえば「EC運営代行 by GMO」は、商品の保管・出荷といった物流業務を、業界最安水準の料金で代行。ピッキング、検品、梱包作業に加え、配送完了メールの配信まで一括で委託できます。
また「ロジモプロ」のように自社運営倉庫を持つサービスなら、入荷・出荷に関わる部分については現場担当、利用方法については営業担当のサポートを直接受けられます。また、BtoCに特化した業務フローと業務オペレーションを構築することで、高品質なサービスを実現しています。
様々なモール出店における全工程を一括アウトソースできる、おすすめのECサイト運営代行サービスを紹介します。
(出所:ECサイト運営代行公式Webサイト)
楽天からYahoo!ショッピング、自社通販まで様々なネットショップの運営代行に対応しているECサイト運営代行サービス。商品登録から受注処理、サイト更新といった基本的な作業から、各種モール・自社広告運用、回遊バナー作成・設置まで幅広く対応可能。加えて、レポート作成やサイト分析、施策提案といったECコンサルティングサービスに強みを持つ。また、一部業務のみを単月契約でアウトソースすることも可能。
フード・ドリンク、ファッション、PCまで幅広いカテゴリでの実績を持ち、それぞれの課題・目的に合ったサービスをカスタマイズすることで、施策効果の最大化を図る。
(出所:ECサイト運営代行サービス公式Webサイト)
楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの運営代行をはじめ、モール通販の特化したECサポート・ECコンサルティングを行うサービス。各業務のプロが、EC事業の売上を支えるサイト制作からマーケティング業務までワンストップで担うことで、売上・利益の最大化を図る。
戦略性の高い運営特化型や、トータルサポートを行う総合支援型、一時的に外注しやすい細分化作業型、スピード重視の作業処理特化型など、企業のニーズに合わせた4タイプのサポート体制を提供。いずれのタイプでも、定期的な対面打ち合わせとスピーディーな対応によって、安心・安全なサイト運営を実現する。また、デザイナーやディレクター、SNS運用者など、条件に合った人材紹介も行う。
(出所:ECサイト運営代行サービス公式Webサイト)
ECサイトの売上アップに関するあらゆる業務を支援するECサイト運営代行サービス。制作や集客、広告運用代行、コールセンター運営、物流に至るまで、EC運営の知見を網羅しており、幅広い領域の業務代行に対応する。提供サービスの内容は、企業のニーズに合わせてフルカスタマイズが可能。必要な業務をすべて洗い出したうえで、各種大手モールや、自社ECサイトに合った運用内容についてアドバイスが受けられる。
加えて、ECコンサルティングにも対応。目標達成に向けた広告施策や、競合に勝つための差別化施策といった戦略を、ECプラットフォームごとにECコンサルタントが提案する。
様々なモール出店において、特に販促強化に注力している、おすすめのECサイト運営代行サービスを紹介します。
(出所:EC運営代行公式Webサイト)
「売れる」に特化したEC伴走支援で、制作〜運営〜フルフィルメントまでを一気通貫でサポートするECサイト運営代行サービス。企業と二人三脚でECサイトのファンを増やす仕組みを構築し、売上改善を目指す。
自社の商材や業界に関するヒアリングの後に、現状分析と競合分析を行い、最適なECサイトの制作、もしくはリニューアルを実施。企業担当者と運営ディレクター、受発注スタッフ、デザイナー、コーダーらがワンチームでサイト運営に取り組むことで、「売れるサイト」を実現する。サイト運営のほかに、商品管理や検品、受発注、梱包・発送といった作業を代行。加えて、フルフィルメントセンターでは顧客満足度を上げる問い合わせサービスまでをカバーする。
(出所:定額EC運営代行公式Webサイト)
EC運営に関するあらゆる実務を月額定額制でアウトソーシングできるECサイト運営代行サービス。商品登録やページ制作、メルマガ作成・配信といった実務の代行だけでなく、現状の課題分析・施策の立案から参加し、精度の高い課題解決を行う。
ディレクターやデザイナーなどを集めた専用チームを企業ごとに編成。施策ごとに適切なサポートを切れ目なく提供することで、集客・売上を徹底的に強化する。また、可動の余剰が出た場合は翌月に繰り越したり、予定工数を超えた場合は稼働を追加したりと、柔軟な対応が魅力。売上アップだけでなく、業務効率化や内製化によって、継続的かつ安定したECサイト運営を目指す企業におすすめ。
(出所:ECモール支援公式Webサイト)
戦略策定から実務執行まで、企業のマーケティングを幅広くサポートするサービス。売上拡大のためのノウハウ不足や、ECサイト運営におけるリソース不足といった課題を解決するための専用チームを組成。工数・固定費を削減しながら売上拡大活動を行える、ハイブリッドサービスが特徴だ。担当者一人あたりの担当件数を最大10件に制限することで、サービス品質と作業リソースを担保している。
現状課題を高品質レポーティングで明確化したうえで、売上向上に対するインパクト・確度を加味して、実施施策に対して優先順位付けを実施。より効率的かつ確実に成果が得られる仕組みを構築する。希望があればマーケティングコンサルティング、広告運用、CRM支援までのトータルサポートも行える。
様々なモール出店において、特にサイト構築を得意とする、おすすめのECサイト運営代行サービスを紹介します。
(出所:EC運営代行サービス公式Webサイト)
モール運用やShopifyサイト構築など、EC運営に必要な業務にワンストップで対応するEC運営代行サービス。各分野のプロフェッショナルを集めた3〜6名の専任チームが、制作からコンサルティングまでを総合的に支援する。
運営を主導する担当ディレクターが定期ミーティングを行い、企業の問題解決や、目標達成を強力にサポート。売上向上に適したECサイトの構築に加え、広告運用やSNSマーケティングといった集客・販促施策、サイト改善・効果検証、更には顧客分析やリピート施策といったLTV最適化まで、まとめて依頼できる。
楽天市場でのモール運営に特化した、おすすめのECサイト運営代行サービスを紹介します。
(出所:楽天運営代行公式Webサイト)
企業に代わって、広告の選定から、運用、予算管理、広告画像の作成までを一括管理を行うECサイト運営代行サービス。ディレクターやデザイナー、広告担当など各分野のスペシャリストが店舗を運営することで、企業サイドが商品開発やCRMなどに集中できる環境を構築。サイト運営の大幅な効率化を実現する。
「アクセス人数」×「転換率」×「客単価」×「リピート率」という独自の売上方程式に基づき、店舗戦略を策定。楽天市場における売上増加だけでなく、新商品の認知拡大、LTV向上といった企業ごとの目標達成も目指せる。また、楽天市場らしいサイトデザインやコンテンツを取り入れたい場合にもおすすめ。
(出所:楽天運営代行公式Webサイト)
楽天市場におけるコンサルティングやSEO対策、運営代行から新規出店まで一括対応が可能なECサイト運営代行サービス。楽天SEOを熟知したプロによる対策で上位表示を実現し、売上アップへの導線を作り出す。
運用型広告やニュース広告といった広告支援、売れるバナー・サムネイル画像の制作、売れるページデザインなど、各分野のプロが提案する楽天コンサルティングに定評あり。また、EC月商1.5億円という実績から得た、独自の視点やノウハウも強み。各種手続きや審査対応、ショップページ作成などもまとめて代行依頼できるため、新規出店時にも有用だ。
Amazonでのモール運営に特化した、おすすめのECサイト運営代行サービスを紹介します。
(出所:アマブースト公式Webサイト)
「Amazon SPN公認サービスプロバイダー」として認定を受けているECサイト運営代行サービス。これまでに300社以上での売上拡大並びに、大幅な売上アップを実現している。Amazonでの売上拡大のための施策提案から実作業までをまとめて依頼できるサポート体制と、店舗に負担をかけない低コストが魅力だ。
企業担当者が実行するのは、在庫管理や問い合わせ対応、商品情報の提供のみ。3名以上のチーム体制でのサポートに加え、メールや電話、チャットを通じて密にコミュニケーションが取れるため、安心してコア業務に集中できる。Amazon経由で発生した月商に対する成果報酬型のため、コストを抑えて運営したい企業にもおすすめ。
(出所:Amazon運営代行サービス公式Webサイト)
Amazon内での自社ブランド品・PB販売に特化したプロフェッショナル集団が手掛けるECサイト運営代行サービス。Amazonの検索エンジン「A10」のアルゴリズムに対応したSEO対策を行うことで、検索上位表示を狙う。
300社以上への支援実績から得た知識とノウハウを活かして、ページ改善や競合分析、広告運用、売上分析を実施。Amazonモール内で売上拡大と上位表示が狙える10アイテムに絞って改善施策を行うことで、中長期的な売上と収益を確保する。メール・チャット・電話で24時間サポートが受けられるほか、月1〜2回の打ち合わせも行われるため、初めての出店でも安心だ。
そのほか、広く知られているECサイトのおすすめの運営代行サービスを紹介します。
(出所:EC運営代行 by GMO公式Webサイト)
ECサイト構築サービス・makeshopが提供する、ネットショップ運営サポートサービス。商品撮影・商品登録・サイトデザイン制作・販促企画・SEO・集客・数値分析といったサービスを成果報酬型で利用できる。
上級ウェブ解析士やGAIO、通販検定といった専門資格と知識を持つコンサルタントが販売戦略を策定。12,000店舗以上のビッグデータと、経験豊富なEC専門チームが持つ売上UPノウハウを活用した、自店舗にとって最適なプランを提案する。加えて、数値をもとに新規集客、リピート対策、SEO、リスティング広告、SNSなどを分析・検証し、更なる改善を目指す。
また、業界最安水準料金で物流業務を依頼できるというメリットも。
ECサイト運営代行サービスは、本来企業が行うECサイトやネットショップ運営に関わる業務のすべて、あるいは一部を専門業者に委託できるサービスです。業務代行以外のサポートを受けられるサービスもありますが、一般的には以下のようなサービスが提供されています。
ほとんどのサービスが、楽天やYahoo!ショッピングといった大手モールでのECサイト運営代行に対応しています。しかし中には、楽天やAmazonのみに特化したものもあるため、サービスの利用目的や、アウトソースしたい業務内容を明確にしたうえで、比較検討することが大切です。
また、ECサイト運営代行サービスを選ぶ際は、以下のポイントに着目して比較検討すると選びやすくなります。
売上に悩んでいる企業に対して具体的な企画や提案ができるか、あるいは企業の要望にいかに柔軟に応えられるかといった点は、サービスを選ぶうえで非常に重要です。加えて、ピッキングや検品、梱包といった商品出荷作業まで依頼したい場合は、物流業務の対応範囲も確認しておくと安心です。ぜひ本記事を参考に、ECサイト運営代行サービスの導入を検討してみてください。
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