チラシやパンフレットなどの紙媒体をはじめ、公式HP、オウンドメディアなどで使える商用利用可能な写真を探している企業の担当者へ。フォトストックの機能や選び方、比較すべきポイントとあわせておすすめのサービスを紹介します。
フォトストックとは、チラシやパンフレット、HP、LPなど様々な用途に使われることを想定した写真素材がストックされたサービスです。フォトストックでライセンスを購入すれば、一定の条件のもと写真を商用利用できます。
フォトストック内でダウンロードできる写真は、人物、動植物、風景を被写体とした写真など様々です。また、写真だけでなくイラストや動画、音楽をストックしているサービスもあり、自社が制作したいコンテンツに適した素材を選べます。
フォトストックを利用するメリットは、カメラマンやモデル(被写体)、撮影場所などを手配する手間やコストを削減できる以外にも次のようなメリットがあります。
フォトストックには、人物写真をはじめ、様々な被写体を収めた写真が数百万点以上登録されています。たとえば人物写真は、ビジネスシーンや食事シーン、日常を切り取った場面などをラインナップ。豊富な選択肢からイメージに合った素材を選べます。また、動画や音声素材をそろえているフォトストックもあり、訴求力のあるコンテンツ制作に役立てられます。
いずれの写真もプロのカメラマンが撮影しており、素材として使いやすいようアングルや構図が工夫されているものばかりです。4Kなど高画質な写真をラインナップしているフォトストックもあり、上質なクリエイティブを制作したい時に役立ちます。
「利用フリー」とうたって写真素材を配布しているサイトの中には、著作権者、肖像権者から利用許諾を得ていないケースも。それらの写真を使ってしまうと法的トラブルに巻き込まれる可能性があります。一方企業が運営するフォトストックは、あらかじめ権利者の利用許可を得た素材を厳選。素材の加工や編集に関しても許諾を取っているため、法的リスクを回避しつつ安心して利用できます。
ロイヤリティーフリー(使用許諾範囲内であれば、権利所有者へ支払う追加の使用料がかからないこと)の素材の場合、一度ダウンロードすれば何度でも使えるのがポイント。提供元の利用規約に則れば、掲載媒体や用途を問わず自由に使えます。
上記のように、メリットの多いフォトストックですが、用途によっては注意が必要な場合もあります。
フォトストックでダウンロードした素材自体を、カレンダーなど自社で販売するために使う場合は、別途ライセンス料を支払わねばならないケースがあります。あらかじめ確認しておきましょう。
ライツマネージドとは、使用用途や期限などが管理されている素材のことです。そのため、ライツマネージドに該当する素材は、利用媒体や期間によって価格が変動します。ライセンス料支払い後に、ほかの媒体や用途で追加利用を検討する場合は、別途ライセンス料を支払わなければなりません。しかし、使用履歴が管理されているため、その期間は、その素材を独占使用できるというメリットもあります。
フォトストックのサービス内容や、機能について具体的に紹介します。
フォトストックは、素材がカテゴリやテーマごとに並んでいるため、用途に合った写真を選びやすいです。また、サイト内に表示されたキーワード検索機能により、欲しい素材をピンポイントで探すこともできます。
たとえば「PIXTA」は、写真素材が「人物」「生物」「モノ」「風景」などジャンルごとに分けられており、ジャンルから更に細分化されたカテゴリの中から選べるようになっています。
「アフロ」は、同社専門のリサーチャーがイメージに合った素材を提案するサービスを提供。イメージ通りの素材が見つからない場合や、探したい素材の種類が膨大な時に活用できます。利用企業はリサーチに手間がかからず、クリエイティブ制作に専念できます。
イラスト素材を提供しているフォトストックも多いです。画像の形式は「JPG」「PNG」のほか、「ベクター素材(サイズを変更しても解像度が落ちない形式)」をストックしているサービスも。
一例として、「iStock」や「Shutterstock」はベクター素材のイラストを多数ラインナップ。ハート、星などをかたどったおしゃれなアイコンもそろっており、リサイズしても不鮮明にならないため、チラシやパンフレット、HPなど様々な制作物の装飾に重宝します。
そのほか「アマナイメージズ」では、人気漫画「宇宙兄弟」や「サラリーマン金太郎」のキャラクターを利用できるのが特徴。また、漫画のコマのセリフを一部差し替えることもでき、たとえば自社の商品名やサービス名を訴求するような使い方が可能です。
自社のHPや、映像メディアに掲載するための動画コンテンツを作る際に役立つ動画素材をストックしているサービスもあります。
「iStock」「Shutterstock」は、4KやHDの高解像度な素材をダウンロードできます。カテゴリは人物映像をはじめ、空撮した風景映像など様々。視聴者に情景をイメージさせたい場合や、素材に関連したシチュエーションを説明する映像を作りたい場合などに役立ちます。
「PIXTA」は、タイムラプス(一定の間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせてコマ送りにした動画)やCGを用いた素材を多数ラインナップしているのが特徴。動画制作をする際のカットイン素材として使いやすいです。
BGMや効果音などの音楽素材を提供しているサービスも。たとえば、制作する動画に音楽を入れて臨場感を持たせたい場合に活用できます。
「iStock」は、35,000曲以上の楽曲と90,000種類以上の効果音をストック。素材は「パワフル」「ミステリアス」「感動的」などイメージごとに分類されており、使いたい音源を直感的に選べます。
「PIXTA」は、効果音のバリエーションが豊富。ゲームやアプリの機械音や、川、雨による自然の音など10カテゴリ以上をラインナップしています。
「Adobe Stock」には、クラシックやジャズ、ロックテイストのBGMが多数そろっています。また、手持ちの音源に似た素材を検索できる機能があるのも便利です。
フォトストック内にAI画像生成機能を取り入れているサービスも。作りたい素材のイメージを入力するだけで、思い描いた画像が簡単に作れます。
「Freepik」は、生成したい画像のイメージをサイト内に入力するだけ。作りたい画像のスタイルを「写真」「3D」「ピクセルアート」など自由に選べるのもポイントです。できあがった画像は、サイト内でカラーフィルタやライトニングなどの加工を施せます。
「iStock」の場合、別途AI画像生成プランが用意されています。価格は100枚あたり2,215円。AIで新しい画像を生成できるだけでなく、iStock内の既存の画像の色味の修正や、部分編集ができるのも特徴です。生成画像一枚あたりに10,000ドルの法的リスク保証料も含まれており、安心して利用できます。
「photoAC」には、人物素材に特化したAI画像生成機能が付いています。実在しない人物画像を作り出せるので、「被写体から写真使用の許可が撤回された」などの法的トラブルに巻き込まれるリスクを抑えられます。
フォトストックは、以下5つのタイプに分けられます。それぞれのタイプについて詳しく解説します。
写真以外にも、イラストや動画、音楽などの素材が充実しているタイプ。「イラストを追加してパンフレットを装飾したい」「動画制作するためのカットイン素材やBGMが欲しい」などのニーズを持つ企業におすすめです。
具体的にどのような素材がダウンロードできるかは前章で説明していますので、この章では各フォトストックのそのほかの特色を紹介します。
「PIXTA」のサイト内には、「検索アシスタント」機能があるのが特徴。チャットボットに欲しい写真素材やイラストのイメージを打ち込めば、近い素材を自動でピックアップしてくれるため便利です。
「Adobe Stock」の場合、ほかのAdobe製品と連携することで、写真、動画、音楽を購入前に本格的なプレビューができます。たとえば画像編集ソフト「Adobe Photoshop」や動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」と連携すれば、購入完了前に素材のプレビューや編集が行えて、利用イメージがつかみやすくなります。
人物、特に日本人を被写体にした写真素材が豊富なタイプ。老若男女、性別問わず様々なバリエーションの人物写真をダウンロードしたい場合におすすめです。
「photoAC」には、日本人の女性・男性・シニア・キッズを被写体とした写真がそろっています。また、会議中や医療従事中の場面を収めたビジネス向け写真や、季節行事関連の写真、そのほか日常を切り取った写真も多くラインナップ。自社が訴求したいテーマや目的に合った写真を選べます。
素材一枚あたりがリーズナブルなタイプ。大量の写真を使いたい場合や、なるべくコストを抑えたい場合におすすめです。
「stock.foto」は、写真のカテゴリが「ビジネス」「美容・エステ」「医療」など事業ごとに分けられているため、自社の業種に合った素材を選びやすいです。
「Qlean Market」は、写真以外にも「AI」や「金融」など、ビジネスに利用しやすい画像素材を多くそろえており、クリエイティブ制作に役立てられます。
そのほか「ペイレスイメージズ」では、AI開発や機械学習を目的に大量の画像が欲しい企業のために、素材を一括納品するサービスを提供。必要な素材の種類と枚数を指定すれば、同社が画像の検索、選定、サイズの統一作業などを代行します。
ロイヤリティーフリーの素材だけでなく、最新のニュースにまつわる写真や歴史上の人物の写真など、ライツマネージドの素材が充実しているタイプ。ニュースメディアを運営していて報道写真を使いたい場合や、書籍・教科書を出版するための素材を入手したい場合などに適しています。
「アフロ」は、国内外の最新ニュース・スポーツ・エンタメにまつわる写真、動画を多数ストック。ほかにも、過去の歴史的瞬間を収めた写真も購入できるので、たとえば自社の社史を作りたい場合に役立ちます。
「アマナイメージズ」も、朝日新聞社や共同通信社、日本テレビと提携しておりニュース関連の写真素材が充実しています。また、教科書の作成に使える写真やデジタル教材の作成に適した動画もそろえており、同社に依頼すれば用途に合った素材を探してくれます。
写真やデザインテンプレートに加えて、本格的な画像加工・編集機能が搭載されているタイプ。ダウンロードした素材を、専用ソフトを使わず手軽に編集したい場合におすすめです。
「Freepik」には、モックアップジェネレーター機能(自社のロゴや文字などのデザインを、看板やスマホなどがデザインされた枠にはめ込む機能)を搭載。使いたい素材をダウンロードしたら、ブラウザ内でロゴの追加や素材の色味の微調整などが直感的に行えます。
完全無料で使えるフォトストックサービスもあります。運営会社や著作者のクレジットを入れる必要はなく、有料サービスと同様に使えるのがポイント。ただし無料であるがゆえ、選んだ素材がほかの企業のサイトやコンテンツにも使われている可能性があります。
「他社と差別化したクリエイティブを作りたい」などのこだわりがなければ、無料フォトストックの利用はコストがかからないのでおすすめです。この章では、無料のフォトストックサービスの一例を紹介します。
Unsplash
Getty Imagesが運営するフォトストックサービス。無料ながら人物や動物、風景、食品などを収めた写真が一通りそろっているうえ、高画質な4K・HDR写真もラインナップされている。スタイリッシュ、アーティスティックな雰囲気の素材が多く、高級感のあるクリエイティブ制作に役立つ。
商用利用可能だが、その素材自体の販売を許可するライセンスは含まれていないため、クリエイターと直接交渉する必要がある。
Pexels
世界中のクリエイターと提携し、高品質な無料写真を多数集めたフォトストックサービス。サイト内にキーワードを入れて検索をかけると関連ワードもあわせて表示されるので、イメージ通りの写真を探しやすい。また、画像だけでなく動画も無料でダウンロード可能。風景動画を中心に、動物、食品などを被写体にした動画がストックされている。サービス内の写真や動画は自由に編集でき、用途に合わせて活用できる。
ぱくたそ
会員登録不要で利用できる無料のフォトストックサービス。素材は日本人の被写体が多いのが特徴。ビジネス用途で使える写真をはじめ、特定のシチュエーションをパロディ化した写真も豊富で、コミカルなコンテンツを作りたい場合に重宝する。また、AI画像が1,700件以上登録されており、写真以外の画像を利用したい場合にも便利。
そのほか、同サイトにはチャットFAQが搭載されており、利用規約を確認したい場合や使い方に迷った場合に役立つ。
フォトストックサービスは各社料金形態が異なり、一枚単位で購入できるタイプから、月額定額で利用可能なタイプなど様々です。この章では、各社の代表的な料金プランをまとめました。自社の予算と照らし合わせながら、使いたい素材がダウンロードできるプランを選んでみてください。
サービス名 | 料金 |
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iStock | 1,200円/枚〜(素材によって変動) |
stock.foto | 792円/枚(画像Mサイズ) |
Qlean Market |
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ペイレスイメージズ | 1,500円/枚(中解像度画像) |
アフロ |
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アマナイメージズ |
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サービス名 | 料金 |
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iStock |
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PIXTA | 月額9,000円/10枚 |
Adobe Stock | 月額5,980 円/10枚(個人版) |
Shutterstock |
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photoAC | 月額1,855円(税込) (プレミアム会員個人プラン・素材ダウンロードし放題) |
Qlean Market | 月額5,500円/10枚 (定額制プラン・バリュータイプの素材のみダウンロード可能) |
ペイレスイメージズ |
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アマナイメージズ |
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Freepik | 月額2,179円(素材ダウンロードし放題) |
サービス名 | 料金 |
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PIXTA | 月額36,000円/100枚(2〜5名で利用可能) |
Adobe Stock |
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photoAC | 年額15,385円(税込) (プレミアム会員法人プラン・2〜9名で利用可能) |
Qlean Market | 月額8,200円/10枚(定額制グループプラン) バリュータイプの素材のみダウンロード可能、2名〜10名で利用可能 |
ペイレスイメージズ |
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アマナイメージズ |
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Freepik | 月額1,952円/5名(チームプラン) |
フォトストックを選ぶにあたり、比較検討すべきポイントを4点紹介します。
フォトストックをグループやチームで利用したい場合、複数人利用ができるプランがあるかをチェックしましょう。一人ひとりプランに加入するよりもリーズナブルな場合があり、請求書も一枚にまとまるため経理処理がしやすいです。更に、ダウンロードした素材は一つのアカウントでシェア・管理できるので、メンバー間で編集作業をする際に便利です。
たとえば「photoAC」は、大人数で利用すればするほど、割引率が上がるのが嬉しいポイント。100名以上で利用すると、年間利用料が最大33%OFFになり、一人あたり年額13,462円(税込)で利用できます。
「Qlean Market」も、2〜10名で利用の「定額制グループプラン」を用意。登録ユーザーは管理者が自由に変更できます。10名以上で利用したい場合も、別途見積もりで対応可能です。
「PIXTA」は、複数の部署でプランに加入していて請求書が何枚かにわたる場合でも、同社契約のサービスによって支払いを一括にまとめられます。
「フォトストックのタイプと選び方」の章の(5)で紹介した「Freepik」のほかにも、素材に簡易な編集を加えられるエディタ機能を搭載したサービスがあります。
たとえば「PIXTA」は、ブラウザ上に「PIXTA Editor」を搭載。素材にテキストや図形の挿入ができ、サイズも「バナー」「チラシ」「ハガキ」など用途に合わせてワンクリックでトリミング可能です。
「photoAC」も同様、デザイン作成ツール「デザインAC」を利用できます。また、ツール内にはポスターや販促ツール、Instagram広告などに使えるテンプレートがそろっているのも便利です。
フォトストックに登録されている素材だけでなく、自社独自の素材が欲しい場合は、オリジナル素材の撮影・制作に対応している会社を選びましょう。
たとえば「アフロ」は広告撮影、スポーツ撮影、映像制作など、それぞれ得意分野を持つ専門チームがクリエイティブの制作をサポート。同社のWebサイトでは過去の制作実績が公開されており、どのようなスタイルの素材を作ってくれるかイメージしやすいです。
「PIXTA」の場合、企画立案、モデル・スタジオ手配、ディレクションも含めた写真撮影関連業務をワンストップで依頼できるサービス「PIXTAカスタム」を提供。専任のスタッフが利用企業にヒアリングし、HPや商品カタログ、広告など、媒体に合わせたクリエイティブを提案します。
「アマナイメージズ」も、スチール写真素材の撮影に対応していながら、価格は全国一律2時間53,900円〜と比較的リーズナブル。注意すべき権利関係にも配慮しながら素材を撮影、納品します。
写真以外にイラストや動画、音楽などの素材が充実しているフォトストックサービスを紹介します。
(出所:iStock公式Webサイト)
クリエイティブ制作に必要な素材が一通り網羅されたフォトストックサービス。国内外の風景写真や人物写真が多いほか、映像は4Kを採用した素材もあり、思わず引き込まれるようなクオリティーを誇る。ロゴやテロップの挿入スペースを考慮した映像もあり、素材として活用しやすい。音楽は、35,000曲以上の楽曲と90,000種類以上の効果音をラインナップ。「パワフル」「ミステリアス」「感動的」などイメージごとに分類されており、使いたい音源を直感的に選べる。
料金プランは、画像のみ利用可能なプランと、動画、音楽も包括的に利用できるプランがある。ほかにも、AI画像生成プランを用意。新しい画像を生成できるだけでなく、iStock内にストックされている既存画像の色味の修正や部分編集もワンクリックで行える。
(出所:PIXTA公式Webサイト)
写真、イラスト、動画、音楽など幅広い素材を取りそろえたサービス。老若男女の日本人を被写体とした人物素材が中心で、カテゴリも「ビジネス」「スポーツ」「レジャー」と幅広い。季節の風物詩やイベントの様子を収めた素材もあり、特定のシーズンに訴求したいコンテンツを作る際に適している。
動画は、人物が被写体となった素材だけでなく、タイムラプスやCGを用いた素材も幅広くラインナップ。更に、音楽は効果音のバリエーションが多く、ゲームやアプリの機械音、日常生活の効果音、自然の音など10カテゴリ以上ある。
そのほか、「検索アシスタント機能」があるのが特徴。チャットボットに欲しい素材のイメージを打ち込むと、近い素材を自動でピックアップしてくれる。料金プランは画像を定額で利用できるプランのほか、動画を定額で利用可能なプランもある。
(出所:Adobe Stock公式Webサイト)
高品質でロイヤリティフリーな素材が豊富なフォトストックサービス。写真は外国人の被写体を中心に、仕事中や食事中、パーティーなどのシチュエーションをとらえた素材がそろう。また、ポスターやパンフレットなどに使えるハイセンスなデザインテンプレートが充実しているのも特徴。テンプレート内の文字を変えるだけで、クオリティーの高い制作物が完成する。
動画は、スケールの大きさが伺える空撮や雄大な自然を収めた素材のほか、近未来的なアニメーション動画も。4KかHDで画質を選べる動画素材もある。音楽素材は、クラシックやジャズ、ロックテイストのBGMが多数。手持ちの音源に似た素材を検索できる機能が付いているのも便利だ。
料金プランは、買い切りとサブスクプランを用意。複数人で使えるサブスクプランもあり、登録ユーザー数無制限で素材を共有できる。
(出所:Shutterstock公式Webサイト)
5億点を超える素材をダウンロードできるサービス。写真素材は外国人モデルを被写体にしたスタイリッシュなテイストが多い。また、高解像度なベクター素材のバリエーションも豊富。一例として、アーティスティックなデザイン画やアイコンなどがあり、リサイズしても不鮮明にならないため、チラシやパンフレットなどの制作物の装飾に重宝する。
動画はロイヤリティフリーのほか、海外著名人を撮影したライツマネージドの素材もラインナップしており、用途に応じて利用可能。
有料プランは、個人利用の場合買い切りプランと月額定額プランを用意。買い切りプランであれば、販売目的で素材を利用することもできる。素材を複数人で利用するプランは、別途見積もりが必要だ。
人物写真素材が充実しているフォトストックサービスを紹介します。
(出所:photoAC公式Webサイト)
加工や商用利用もできる高品質な写真をダウンロードできるサービス。日本人の被写体を中心に、ビジネスシーンを収めた写真や季節の行事写真などをラインナップ。自然風景や動植物、食品、町並みなど人物以外の写真も豊富だ。
また、サイト内には人物素材に特化したAI画像生成機能を搭載。実在しない人物画像を作り出せるため、「被写体から写真使用の許可が撤回される」などのトラブルに巻き込まれるリスクを抑えられる。
一日9点までなら無料でダウンロードできるが、制限なく利用したい場合はプレミアム会員への登録がおすすめ。更に、複数人で素材を使いたい企業のために法人向けプレミアム会員も用意。100名以上で利用する場合、年間利用料が33%割引になる。プレミアム会員へ登録すると、イラストを集めた「イラストAC」や動画素材に特化した「動画AC」など、全9種類のサービスも使い放題になるのが嬉しい。
リーズナブルに利用できるフォトストックサービスを紹介します。
(出所:stock.foto公式Webサイト)
1億5,000万点を超える高画質な素材が198円から利用できるフォトストックサービス。人物写真は外国人モデルを被写体にした素材が多め。カテゴリは「ビジネス」「美容・エステ」「医療」など、事業ごとに分けられているため自社の業種に合った素材を選びやすい。定額プランはなく、単品購入のみのため料金が明瞭なのもポイント。なお、購入した素材をポストカード・カレンダーなど自社で販売する商品に利用したい場合は「拡張ライセンス」を選ぶ必要がある。
また、無料で使えるフォトストックサービスも提供。プロカメラマンが提供する素材を厳選したサービスや、料理・食材に関する素材を集めたサービスなど、全5種類のサイトを運営している。
(出所:Qlean Market公式Webサイト)
一枚160円から印刷物・Webサイト・広告などに利用する素材をダウンロードできるフォトストックサービス。「人物」「風景」「ビジネス」「ライフスタイル」などのカテゴリで写真素材を豊富にラインナップ。写真以外にも、「AI」や「金融」などビジネスに利用しやすいテーマの画像素材をそろえているほか、文字やマークをかたどったアイコン素材もあり、クリエイティブ制作に役立てられる。
そのほか、利用企業が素材を使用して万が一法的トラブルに遭った場合は、同社が利用企業に代わって問題を解決する「無料免責サービス」を付帯している。
一枚から購入できる単品プランに加えて、個人定額制プランと複数人で利用する定額制グループプランを用意。定額制グループプランは、アカウントからグループ間でダウンロードした素材の確認・共有ができるほか、管理者は登録ユーザーの変更も可能だ。
(出所:ペイレスイメージズ公式Webサイト)
商用利用可能な素材が多数そろったフォトストックサービス。日本人モデルを起用した写真や、日本の風景を収めた写真が中心で、やわらかなテイストが特徴。サイト内は「ビジネス」「医療・美容」「季節・イベント」などカテゴリごとに素材がまとめられており、探しやすい。どの素材を選ぼうか迷った時は、サイトに掲載のダウンロード数ランキングを参照するのがおすすめ。
素材は単品での購入もできるが、バリューパックや定額制サービスを選んだ方が一枚あたりは割安だ。ダウンロードした素材の編集は自由だが、素材を販売目的で使う場合は別途3,000円/枚のライセンス料を支払う必要がある。
そのほか、AI開発・機械学習を目的に大量の画像が欲しい企業のために、素材を一括納品するサービスを提供。必要な素材の種類と枚数を指定すれば、同社が画像の検索、選定、サイズの統一作業などを代行する。
最新のニュースに関連する写真や、教育目的で利用できる素材が豊富なフォトストックサービスを紹介します。
(出所:アフロ公式Webサイト)
1億点を超える高品質な写真・イラスト・動画を提供するフォトストックサービス。特に、ライツマネージド写真のラインナップが豊富なのが特色。たとえば2024年パリ五輪関連の写真や、国内外の最新ニュースにまつわる写真がそろっており、ニュースメディアなどで活用できる。
ロイヤリティーフリーの素材の特徴は、日本の季節行事や風物詩をテーマにした写真が充実していること。ほかにもシズル感が伝わる料理の写真や、臨場感あふれるスポーツ写真もあり、上質な素材でクリエイティブを作りたい場合に適している。
そのほか、イメージ通りの素材が見つからない、探したい素材の種類が膨大で悩む企業のために、同社専門のリサーチャーがイメージに合った素材を提案するサービスを提供。利用企業はリサーチに手間がかからず、クリエイティブ制作に専念できる。
(出所:アマナイメージズ公式Webサイト)
出版、報道、教育目的でも使える高品質な素材を扱うフォトストックサービス。新聞社やテレビ局と契約しており、最新ニュース・スポーツ・エンタメ分野のライツマネージド写真を利用可能。教科書の作成に使える写真やデジタル教材の作成に適した動画もそろう。
ほかにも、ロイヤリティフリーで日本人を被写体とした同社オリジナルの素材をラインナップ。どの人物写真も原則被写体に使用同意を取っているため、安心して利用できる。イラストは、作家ごとに作品を検索できるようになっており、統一感あるデザインの素材を選びたい場合に便利だ。
料金プランは、個人でも複数人でも使える定額パックをはじめ、年間50点以上素材を利用する企業向けのエンタープライズプランもあり。エンタープライズプランの場合、専任講師が社内のリテラシー向上を目的にライツセミナーを開催してくれる。
素材に加えて、本格的な画像加工・編集機能が搭載されたフォトストックサービスを紹介します。
(出所:Freepik公式Webサイト)
各種写真やイラストのほかに、AI画像生成ツールやモックアップジェネレーターも利用できるサービス。写真は人物の場合、仕事風景から日常生活を収めたものまで豊富。イラストは、背景画にも使える汎用的なデザインから、漫画テイストのデザインや近未来的なデザインなどがそろう。ほかに、各種SNSを示したアイコンもラインナップされており、HPにリンクを貼る時などに使える。
AI画像生成ツールの使い方は簡単で、作りたい画像のイメージをサイト内に入力するだけ。生成したい画像のスタイルを「写真」「3D」「ピクセルアート」など自由に選べるのもポイント。
モックアップジェネレーター機能もあり、自社の社名やロゴをはめ込める看板やスマホなどをデザインしたテンプレートが多数。使いたい素材をダウンロードしたら、ブラウザ内でロゴの追加や素材の色味の微調整などの編集作業ができる。
フォトストックサービスを利用すれば、ライセンス料を支払うだけで写真素材を手軽に入手できます。ダウンロードできる写真は、人物、動植物、風景を被写体とした写真など。特に人物写真は、ビジネスシーンや日常を切り取った写真などラインナップが多く、様々な選択肢からイメージに合った素材を選べます。
また、ロイヤリティーフリーの素材であれば、一度ダウンロードしたら色々な用途で繰り返し使えるのもポイント。更に、素材はフォトストックの運営会社が権利者の利用許可を得たものだけを厳選しているため、法的リスクを回避しつつ安心して利用できます。
フォトストックサービスには、写真だけでなく動画、音声をストックしているタイプや、日本人が被写体の写真が豊富なタイプ、写真素材の編集機能が充実しているタイプなどがあります。なかには完全無料で使えるフォトストックも。本記事を参考にしながら、自社の予算を踏まえつつ欲しい素材がそろっているサービスを選んでみてください。
<重要なお知らせ> サイトリニューアルに伴い、初回ログインにはパスワードの再設定が必要です。
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