面倒なルーティンワークを自動化し、業務効率を改善したい方へ。RPAツールでできることや種類・選び方をはじめ、費用、活用のコツ(注意点)、比較ポイントをわかりやすく解説。無料で使えるものや、専門知識がなくても始められるおすすめツールも紹介します。
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RPAツールとは、人間がPCを用いて行う様々なルーティン業務を、ロボットで自動化できるツールのこと。同じ自動化ツールでも、マクロ・VBAはExcel内でしか動きませんが、RPAは異なるシステム・アプリをまたいで作業を行えるのが特徴です。
近年、専門的な知識がなくてもロボットを作成できる、ノーコードのRPAツールが登場したことで、中小企業でも利用が進んでいます。
RPAツールは、RPAをどこで稼働させるかという点で、「サーバー型」「デスクトップ型」「クラウド型」の3つに分かれます(1つのツールで複数のタイプに対応できるものもあります)。以下、各動作形態のメリット・デメリットを簡単に説明しています。
動作形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
デスクトップ型 | RPAを個々のPC端末にインストールして動かす | インターネットに接続せずに稼働できる。カスタマイズしやすい | 管理が煩雑になり「野良ロボット」の発生原因になりやすい |
クラウド型 | RPAをWebブラウザ上で動作させる | 更新・保守のメンテナンス不要。月額制でコスト管理しやすい | デスクトップのローカルアプリには対応できない場合がある |
サーバー型 | 自社サーバーを管理者端末として、複数の実行端末をローカルネットワーク上で利用する | 管理者機能に長けており、大規模活用や大量のデータ処理におすすめ | ほかに比べて導入費用や初期設定にコストや時間がかかる |
RPAツールによって異なりますが、管理機能が備わった高機能なサーバー型なら月額10万円〜、安価なデスクトップ型やクラウド型なら1ライセンス月額数万円〜。大半が1ライセンスから利用できるため、スモールスタートにも安心です。中には、「マクロマン」のようにツール自体は無償で提供しているものや、「Microsoft Power Automate Desktop」のようにMicrosoftのアカウントさえあれば無料で利用できるものもあります。
記事後半にはタイプ別のおすすめのツールも紹介していますので、「今すぐツール選定に移りたい」という方はそちらをご覧ください。
詳しく選び方を理解したうえで検討したい方は、このまま読み進めてください。RPAツールの仕組みや特徴、更に自社にあったRPAツールの選び方や比較ポイントを、タイプ別にわかりやすく紹介していきます。
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まずは、RPAツールの仕組みや利用法、導入メリットなど、基本的な項目について紹介していきます。例を挙げながらわかりやすく説明していくので、「何となくしか知らない」という方はこの機会にしっかり勉強しておきましょう。
RPAツールは、人間が「何を(操作対象)」「どうするか(操作行動)」というシナリオを事前に作成して、ロボットに実行させることで稼働する仕組みです。たとえば、「売上データをもとに取引先ごとに請求書を作成してもらう」場合には、業務を以下のように切り分けて覚えさせる必要があります。
従来はこういったシナリオ作成のためには難しいプログラミングが必要でした。しかし、RPAツールは画像や座標などを使って操作対象を認識させたり、「この場所から、この部分にコピペする」といったワークフローを組んで操作行動として落とし込んだりすることが可能に。専門的な知識・スキルがなくても利用できるのが特徴です。
業界・業務によっても異なりますが、RPAツールは既存のシステム・ツールではフォローしきれない、以下のような「間接業務」でよく利用されています。
業種 | RPA活用の具体例 |
---|---|
経理・財務 |
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人事 |
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営業・マーケティング |
|
製造 |
|
IT |
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RPAを単独で利用する場合もありますが、たとえば、AI OCR技術を組み合わせて、紙ベースの領収書データの自動入力を実現するなど、活用範囲を更に広げることも可能です。近年では、「ハイパーオートメーション」と言い表され、多くの領域で利用が進んでいます。
RPAツールの導入メリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
人件費の削減 | 作業の自動化によって、それに費やしていた人件費が不要に。ツールの導入・運用費を上回るコストメリットが期待できる |
---|---|
ミスの防止 | 決められたルールに従って、正確に作業を実行してくれるため、人手による作業ではなかなか避けられないミスを防止できる |
働き方改革 | 24時間365日、稼働可能。従業員の働き方改革や人手不足・労働力不足の解消も期待できる |
付加価値の向上 | 単純作業をRPAに任せることで、従業員は空いた時間を企画の検討や業務改善など、人間にしかできない業務に専念できる |
RPAツールは、業務効率化に大きく貢献しますが、導入さえすれば効果を発揮する万能ツールではありません。プログラミングなどの専門知識は必要ありませんが、使いこなすにはそれなりのコツが必要です。以下、RPAを正しく効果的に使うためのコツや注意点を3つ紹介します。
RPAツールが自動化できる業務は、現状では「PCを用いた業務」に限られます。更に、その業務は「定期的に発生する」「再現性がある」という2つが条件になります。これはRPAツールがルール化された業務をこなすのみで、自律的な判断はできないためです。
たとえば、いつ発生するかわからない突発的な業務は事前にルール化しておくのは難しいため、RPAツールに対応させるのは向いていません。コストパフォーマンスの観点からも、対応させるとしたら「毎月定期的に発生する」「まとまった量があり、且つマニュアル化された業務」に限定するのが得策です。
作業を自動化するためには、RPAツールに「何を(操作対象)」「どうするか(操作行動)」、一つずつ切り分けて落とし込むことが必要に。現場業務についてあまり理解のない情報システム部門の担当者がシナリオを作成する場合は、現場業務をヒアリングしてイチから理解しなければなりません。
RPAツールは一度稼働させると、24時間365日動き続けます。便利である一方、「誰が管理するのか」「いつチェックするのか」など運用ルールを明確にしないと、現場がシナリオを改悪して上手く動かなくなってしまったり、野良ロボットが増えて情報漏えいが起こったりといった不都合が起こる可能性も。ただし、あまりに厳格に管理しすぎると、現場での利用が進まないため、バランスのよい運用が求められます。
RPAツールは「誰がメインでロボットを作成するか」によって、おすすめのタイプが分けられます。
それぞれ「どのような場合が当てはまるのか」「どういった機能があると便利なのか」をわかりやすく紹介していきますので、自社環境にはどちらが適しているか考えてみてください。
「情報システム部門がない」「自動化したい業務が明確」「全社展開や大規模導入は考えていない」という場合は、設定が簡単な「デスクトップ型」や「クラウド型」のRPAツールがおすすめです。
たとえば、実際の操作画面を録画するだけでロボットの作成が行えるといった、専門知識がなくても操作できるシンプルなUIを搭載しているツールなら、現場担当者でも使いやすいです。
また、1つのライセンスを複数のPCで共有できるフローティングライセンスに対応しているツールを選べば、メンバーによって利用頻度にバラツキがあっても無駄なコストをかけずに使えます。
「社内に情報システム部門といった専門部署がある」「セキュリティポリシーに反しないように集中管理していきたい」「自動化したい業務が複数存在する」「横展開させてどんどん広げていきたい」という場合には、「サーバー型」のRPAツールが選択肢になります。
IT部門の管理のもと、適切な環境を整えられる「サーバー型」は、セキュリティ維持のための管理・運用のしやすさが選定ポイントに。
たとえば、様々な拠点で複数台利用されている場合、「誰にどのロボットの利用を認めるか」「どこにどんなロボットが存在していて、どんな状態にあるか」などを管理しやすいか、そのうえで、死活監視やログ管理、日本語対応の有無など細かな部分を見ていく必要があります。
なお、「もっとじっくり選びたい」「より詳細に比較してみたい」という方は、以下、選び方ガイドをダウンロードできます(より詳しい13システム比較表付き)。
RPAツールの選び方ガイド
「現場主体で利用したい」のか「IT部門でしっかり管理したい」のか、タイプが絞れたら、次は以下の3つの観点で比較検討を進めていきましょう。
それぞれわかりやすく解説していきます。
ロボットを作るには「何を(操作対象)」「どうするか(操作行動)」を認識させる必要がありますが、業務内容や各ツールによって、そのやり方や精度は異なります。一般的なのは画像や座標で設定するやり方ですが、アプリごとのインターフェースを取得して、GUI形式で積み木を組み立てるように簡単にロボットを作成できるものが便利です。
操作させたいアプリ・業務が定まっている場合は、そのインターフェースを既に持っているかをしっかり確認しておきましょう。GUIのほかには、「RoboTANGO」のように実際の作業を動画で録画するだけでロボットが作れるものもあります。また、「AUTORO」は、業務フローをまるごとコピーして共有できる機能を搭載。専門知識のない現場担当者がロボットを組み立てる場合におすすめです。
まずは小さく始めてみて、将来的に様々な業務でRPAを利用したいと考えているなら、拡張のしやすさも重要に。サーバー型はもともと複数名での利用を視野に入れているので問題ありませんが、デスクトップ型やクラウド型の場合は、フローティングライセンスに対応していると便利です。
また、作成したロボットをほかの端末で利用できるかどうかも、各RPAツールによって異なります。たとえば「batton」は、自社内で作成したロボットはもちろん、ほかのユーザー企業が作成したロボット(battonでは「レシピ」と呼びます)を利用することも可能。一般的な定型業務の自動化を考える場合は、こういったツールを利用して可能な限り手間を省くのも一手です。
社内でRPAの利用が増えると、その分、「どこにどんなロボットがあるのか」が見えづらくなり、管理負担も増します。目が行き届かず「野良ロボット」になったり、意図的にシナリオを改ざんされたりすると、そこから個人情報の漏えいなどにつながる恐れも。
RPAツールの中には、利用端末情報の一覧化、権限管理、ログ管理、更にロボットの死活監視といった管理機能を備えているものもあります。セキュリティ対策にも力を入れたい場合は利用を検討しましょう。そのほか、「JobAuto」のように仮想環境があらかじめ用意されているツールなら、そこでロボットを集中管理できるため、手間がかからずおすすめです。
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(出所:WinActor公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型(サーバー型にも対応)
NTTグループで開発された純国産のRPAソリューション。8,000社を超える導入実績を誇る。ドラッグ&ドロップといった直感的な操作でロボットへの実行指示を作成可能。業務で多用される機能を1,000以上用意しており、組み合わせるだけでスピ-ディーに業務を自動化する。Office製品はもちろん、ERPやOCR・ワークフロー・個別の業務システムまであらゆるアプリケーションの操作に対応。独自のシステムやツールの利用が多い、日本企業特有の業務プロセスにも対応できる点が強み。技術サポートはすべて日本語で行われ、導入後のフォローが充実しているのも魅力。
(出所:アシロボ公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
セキュリティに強みを持ち、中小企業のほか、海上保安庁などの官公庁・地方自治体や上場企業でも利用されているRPAツール。導入実績は1,000社以上。
月額50,000円で2ライセンス(PC2台分)利用可能。難解な業務フローを作成することなく、新人にOJTで教えるのと同じように、実際の業務手順を思い出して、それをパネルで並べるだけでシナリオを作成できる。段階的に学べるトレーニングメニューを備えているため、短期で操作を習得できるのもポイント(初心者なら7時間半・マクロ経験者なら90分)。
シナリオ改編を制御できる3段階の権限設定機能も搭載。あえて人間に確認を促すなど、細部までこだわった機能が充実しており、野良ロボ対策にも役立つ。
(出所:RoboTANGO公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
業務操作を録画するだけでロボットが作成できる「録画機能」を搭載したRPAツール。専門知識不要で、エンジニアを介さずに実務担当者が業務に即したロボットを効率的に作成できる。
1つのライセンスを複数のPC端末で使えるフローティングライセンスを標準搭載。離れた拠点・部署でも1ライセンスで運用できるため、コストの削減につながる。また、1ライセンス50,000円、最低利用期間1カ月から始められるため、はじめてのRPA導入やスモールスタートにも最適。対象業務の整理や費用対効果の算定、RPA操作セミナーの実施など、サポートも手厚い。製造、卸売・小売、サービス、運輸・物流、医療・介護など、幅広い業種・職種で、600社以上の導入実績を誇る。
(出所:ロボオペレータ公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
現場の担当者自身がロボットを作成・運用する「現場主導型アプローチ」を採用したRPA。最先端のAIソリューションを研究開発するPAKSHAグループが手掛けており、導入実績は2,000社。高度な画像認識機能・オブジェクト認識機能により、PC画面に表示されるあらゆるシステムを操作可能。普段行っている手順をそのままロボットに引き継げる。
ロボットに関しても、日本語表記のわかりやすい操作ボタンと画面で、専門知識のない実務担当者でも簡単に作成できる。業務フローが変更された場合でも簡単に修正が行えるため安心だ。柔軟な契約形態も特徴で、最短1カ月、1ライセンスから利用可能。追加費用も発生せず、1つのライセンスを複数のPCで共有するといった使い方にも対応する。
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(出所:AUTORO公式Webサイト)
動作形態:クラウド型
高い拡張性とサポートの手厚さに強みを持つ、クラウド型のRPAプラットフォーム。標準でチャットサポートがついており、高度な活用のためのオプションサポートもそろう。プログラミング不要で一連の業務フローを視覚的に記録できるので、誰でも簡単に利用可能。Google Chromeの拡張機能によって更に簡単・便利にレコーディングできる。業務フローをまるごとコピーして共有する機能も備わっているため、イチから作成するのが不安な初心者でも安心。ノウハウも蓄積される。
条件分岐・繰り返しはもちろん、業務の自動化に必要となる様々なアクションを用意。外部システムとの連携もスムーズで、多数のAPI接続に対応しているため、導入工数や期間の圧縮にも貢献する。
(出所:batton公式Webサイト)
動作形態:クラウド型
1ライセンスで社内全体のPCへ無制限にインストール可能なRPAツール。AIの搭載により、1台のPCで学んだ作業をほかのPCでも簡単に再現。PCなどの環境が変わった場合でも、AIが自動検出して以前と同様に機能してくれるため、再設定の手間もかからない。使いやすさにもこだわり、スマホのようなUIを用意。最初のシナリオはbattonが作成してくれる。
営業や人事、経理、EC関連、飲食店など、業種を問わずに様々な業務の自動化に対応。企業ごとに業務を分析し、RPA化すべき作業を提案してくれるため、ノウハウがなくても安心。専任の担当者が導入はもちろん、定着、目標の達成までフェーズごとに支援してくれるのも心強い。
(出所:EzAvater公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
直感的なマウス操作だけで簡単にシナリオ作成が行えるRPAツール。Excel・CSVの加工業務や日々の集計・入力業務などの自動化はもちろん、ユーザーの声を取り入れて年間100以上の機能を追加。幅広い業務に対応している。ボタン1つで登録できるテンプレート機能を搭載しており、非IT部門でも手間をかけずに設定可能。ロボットはシステムの速度にあわせて動くほか、エラー発生時には即時通知されるため、管理を大幅に効率化する。
そのほか、業務選定やシナリオの作り方といった個別相談会の実施や、操作のシナリオ作りを学習できるコンテンツ、操作方法を学べる動画コンテンツなどを用意。導入後の運用も安心だ。
(出所:Biztex cobit公式Webサイト)
動作形態:クラウド型
柔軟な機能の改善・追加が可能なRPAツール。申し込みから最短即日で利用できるのも他社にはない強み。専門知識不要でブラウザでやりたいことを組み合わせていくだけで、高性能なデジタルロボットを簡単に作成可能。テキストの取得・入力や繰り返し処理をはじめ、フォルダ内の一括実行、Googleスプレッドシート連携、CSV・Excelのインポートとエクスポート、変更点の検出など様々な機能を組み合わせた活用を実現している。
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(出所:Microsoft Power Automate Desktop公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
Windows 10、Windows 11 ユーザーであれば無償で利用できる、ワークフローを自動化するツール。Microsoft Officeアプリに依存せず様々な操作を自動化。たとえば、マウスのクリック、キーボード入力、ファイルやフォルダの操作、アプリケーションの起動や制御など、PC上で行うほとんどの操作のほか、変数、条件分岐、ループ処理などの機能を使うことで、より複雑なワークフローを構築することもできる。
サンプルフローが用意されているのに加え、実際の画面操作を記録し、自動的にフローを作成するレコーダー機能も搭載されているため、初心者でも使いやすい。
有償プランに切り替えることで、夜間やタイマーでの自動実行など無人動作も可能だ。
(出所:マクロマン公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
人材派遣会社である同社が開発したRPAツール。自社開発したツールを無料で提供し、要望に応じて有償サポートを提供するビジネスモデルを採用しているのが特徴。Windows 10 Pro/11 Pro、Windows Server 2012/2016に対応しており、データ入力やデータ集積・分析、データ照合、メールの送受信、情報検索などの自動化を完全無料で実現できる。マクロマン導入支援パック(月額40,000円~)を利用すれば、スクリプト作成代行、チャットでのヘルプデスク、自動化業務選定会などを実施してもらえる。そのほか、RPA開発の受託、常駐派遣、スポット派遣を請け負うRPA女子(R)も展開。
(出所:JobAuto公式Webサイト)
動作形態:サーバー型
管理機能と仮想環境動作を標準搭載したRPAツール。サーバー型ながら、ロボットの作成から管理機能、仮想環境での実行まで月額40,000円~という安価で導入できる。
モニター上で操作したい箇所を選択し、操作手順を実行するだけでロボットが完成。スケジュールで設定した時刻になるとロボットが動くタイマー機能も備える。作成できるロボット数や、スケジュール実行するロボット数に上限がないのもポイント。
ChromeやEdgeなどのブラウザ、Excelをはじめとするオフィス製品、Googleスプレッドシートなど、幅広いアプリケーションに関する業務の自動化を実現する。
多くの実行端末で安全に利用するためのセキュリティ対策や管理機能に優れたタイプです。大企業をはじめ、中堅規模以上の企業に広く活用されている定番のRPAツールがそろっています。
(出所:UiPath公式Webサイト)
動作形態:サーバー型/デスクトップ型/クラウド型
ロボットで自動化できるワークフローを作成する「UiPath Studio」、ワークフローを実行する「UiPath Robots」、作成したロボットの稼働状況を統合的に管理する「UiPath Orchestrator」などによって構成されるRPAツール。各自のPCにインストールして開発・実行を行う「クライアント型」、開発・実行に加えて管理まで行える「サーバー型」を用意。APIによって様々なSaaSとの連携にも対応する。「UiPath Orchestrator」では、すべてのロボットが行った処理や、人間がロボットを使って行った処理を記録・トラッキングするので、負担なくコンプライアンス遵守とセキュリティ維持を実現している。
また、個人利用向けにFreeプランも提供している。
(出所:Blue Prism公式Webサイト)
動作形態:サーバー型/デスクトップ型/クラウド型
世界中で幅広い業種での導入実績を持つRPAツール。ビジュアルワークフローを用いて、複雑な業務プロセスも簡単に自動化。プログラミングの知識は不要で、直感的な操作が可能に。AIとの連携や複雑な条件分岐、例外処理も、フローチャート描画+設定作業で実現している。
実行中に停止したり、データ項目を書き換えたりして途中から実行するなど、デバッグ機能も豊富。開発生産性に優れているのも特徴だ。オンプレミス、SaaS、ハイブリッドなど様々な環境に対応しており、企業ニーズにあわせた柔軟な導入を実現。大規模な自動化プロジェクトにも向いている。
(出所:Automation Anywhere公式Webサイト)
動作形態:サーバー型/デスクトップ型/クラウド型
世界中で広く導入されているRPAプラットフォーム。ドラッグ&ドロップするだけで直感的にロボットを作成したり、ビジネスプロセスの自動化に関するワークフローを設計したりできる。
任意のブラウザや、Windows、Linux、MacOS などのオペレーティングシステムからも自動化を実行でき、様々な環境に対応しているのも強み。パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッド、オンプレミスから導入形態を選択でき、いずれもあらゆる自動化を同じように制御・管理可能。タスクの学習および最適化を行うAI機能を搭載しており、複雑なビジネスプロセスを簡単に自動化する。
人間が行っているルーティン業務をロボットで自動化する、RPAツールを紹介しました。近年では専門知識がなくても扱えるノーコードのものも多数登場しています。
以下、よくある質問をまとめておきましたので、参考にしてください。
RPAツールは「間接業務」でよく活用されており、業種別の具体例を下記に挙げています。
Windows 10、Windows 11 ユーザーであれば無償で利用できる「Microsoft Power Automate Desktop」や、人材派遣会社が開発した「マクロマン」が挙げられます。
利用できる機能やサポートには制限があるため、まずは無料で導入し、より活用範囲や支援してほしい内容が広がった場合は、有料プランに切り替えるのがおすすめです。
「オフラインで資料を見ながらじっくり検討したい」「より詳細に比較したい」という方は、以下、選び方ガイドをダウンロードできます(より詳しい13システム比較表付き)。
RPAツールの選び方ガイド
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スターティアレイズ株式会社
初心者でもカンタンに使いこなせるRPAツール。1つのライセンスを複数のPC端末で使えるフローティングライセンスを標準搭載。離れた拠点・部署でも1ライセンスで運用...
株式会社batton
専門知識がなくても簡単に利用できるRPAツール。AI搭載で、既にあるマクロ(レシピ)を再利用できるから、初心者でもすぐ使える。導入から目標達成まで専属の担当者が...
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ユーザーが自立して運用できる、わかりやすいUIとシナリオの作りやすさが特長。定期的なバージョンアップで追加される機能の90%以上がユーザーの声から開発されたユー...
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