最終更新日:2024-10-25
短期イベント、新規店舗開業に向けてレジスターを探している方や、高コスパ・高機能のレジを短期的・試験的に利用したい方へ。必要な期間だけレジを利用できるレジレンタルサービスの概要やリースとの違い、種類と費用、タイプと選び方、リースの例とあわせて、おすすめのレジレンタルサービスを紹介します。
レジレンタルとは、希望の種類のレジスターを短期間からレンタルできるサービスです。購入するよりも導入コストを抑えられ、必要な期間や台数を指定できるのがメリット。多くの場合、用意されたマスターのフォーマットにExcelなどで商品情報を入力するだけで、簡単に事前準備が完了します。
機器の設定や設置を代行してくれるサービスもあり、知識不要で手軽にレジを利用可能。イベント・催事といった、一時的にレジが必要な場合に重宝するほか、店舗などで本格的に導入する前の試験利用にもおすすめです。
レンタルできるレジの機種は様々。POSレジや安価な簡易レジスター、決済端末など、幅広い商品をそろえたサービスもあります。
レンタルとリースの違いは、契約者や契約期間、中途解約の可・不可、審査の有無といった点にあります。
中でも大きな違いは契約期間。1日単位から利用できるサービスの多いレンタルに対し、リースは通常5〜7年と中長期での利用を想定しており、原則として中途解約はできません。また、審査なしですぐに導入できるレンタルと違い、リースは審査が必要です。また、開業直後など実績がない場合は、審査が通りづらいこともあります。
ほか、レンタルとリースの相違点を以下にまとめています。
| レンタル | リース | |
|---|---|---|
| 契約者 | 法人、個人 | 法人 |
| 契約期間 | 1日〜数週間程度から利用可能 | 5〜7年と中長期 |
| 中途解約 | 可 | 不可 |
| 審査 | なし | あり |
契約期間に縛りがある分、リースはレンタルよりもローコストで利用できるのがメリット。そのため、ある程度の期間サービスを利用したい場合は、リースがおすすめです。レジのリースには、契約期間5年から利用できるPOSレジと自動つり銭機のサブスクリプションサービス「REGIX」などがあります。
レジレンタルを利用するメリットを以下の観点でまとめました。
| コスト面 |
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|---|---|
| 運用面 |
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| サポート面 |
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| その他 |
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必要な時に必要な台数だけ使えるためコストの無駄がなく、手間や知識が不要な点がレジレンタルの魅力といえます。
レジレンタルをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
レジレンタルサービスで用意している主なレジは、「簡易レジ」「POSレジ」の大きく2種類。それぞれの特徴と、価格の目安を説明します。
簡単に操作でき、誰でも使いやすいレジスター。料金を手入力またはバーコード読み取りし、必要事項が印字されたレシートや領収証が出力されます。領収証発行やレシート出力といったシンプルな機能に絞っているため、PCとの連携やデータ分析などはできない機種がほとんど。その分低価格で導入でき、小規模な店舗やイベントなどで多く利用されています。バッテリーを内蔵し、電源がない屋外などで使用できるタイプも。
簡易レジの料金は、7日間で1台3,000〜7,000円台が相場。
株式会社オー・ビー・エスによるレジレンタル・POSレジレンタルサービスの場合、短期間利用を目的とした簡易レジは7日間で2,800円〜/台と安価。オプションで店名ロゴの設定も対応しています。
「ユニエイム」のレンタルサービスでは、7日間5,000円〜/台の機種を用意。レンタルレジ本舗では、5日以内7,000円〜/台で、インボイスレシートや軽減税率にも条件付きで対応しています。
POS（Points of Sales/販売時点情報管理）機能を備えたレジスター。売上管理、顧客管理、在庫管理など、販売管理に必要な機能を豊富に搭載しています。売上データなどを分析できるため、経営改善に役立てやすいのが強み。多機能ですが、タッチパネルで直感的に操作できるなど、誰でも安心して利用できます。一方で、高機能ゆえ簡易レジと比べて高価になる傾向があります。
POSレジには、更に次のような種類があります。
| 据置型POSレジ | 店舗に固定して設置するタイプ。専用機ならではの安定した動作が特徴で、高機能。カスタマイズを得意とする機種も。比較的高額 |
|---|---|
| タブレットPOSレジ | タブレット端末を使用するタイプ。比較的安価で、誰でも操作しやすい |
| モバイルPOSレジ | スマホやタブレット端末と、レシートプリンターやキャッシュドロア（現金を収納する引き出し）などの周辺機器を組み合わせて使用するタイプ。持ち運びやすいため、イベント・催事向き。高度な集計・分析機能も強み |
| セルフレジ | 商品登録から決済までを顧客がセルフで行う |
| セミセルフレジ | 店員が商品登録を行い、顧客が決済を行う |
POSレジの場合、1台7,000〜50,000円程度と幅があります。かつ、サービスによっては初期費用が必要な場合も。
たとえば「GO！REGI」では、専用POSレジとドロアを月額7,800円/台＋初期費用78,000円で提供。クラウドサーバーや、365日対応のコールセンターの利用料などを含んだ料金設定になっています。
「FreePOS」は月額8,400円/台、株式会社オー・ビー・エスのサービスでは10日間で15,000円/台。幅広い機種がそろう「ユニエイム」の場合、モバイルPOSレジやスマホレジは7日間35,000円/台、一体型レジやタブレットレジは7日間45,000円/台です。
なお、「REGIX」でリース契約をする場合、月額27,000円〜/台で、初期費用は不要です。ただしレンタルではなくリースのため、5年間の契約期間があり、途中解約はできない点に留意する必要があります。
レジレンタルサービスは、利用期間によって2つのタイプに大別できます。
イベント・催事に特化し、数日〜週間単位でレンタルできるタイプ。
その代表例である「ユニエイム」は、イベントのトータルサポートに強みを持つレジレンタルサービス。簡易レジ1週間5,000円〜/台と安価で、商品マスターやレシート・領収証の設定は無料です。全国各地の様々なイベントにレジを提供するだけでなく、物販運営事業も手がけ、スタッフや備品の手配、データや金銭の管理にも対応。イベントに特化した自社開発の「クラウド管理レジ」や「電子チケットサービス」を実装し、年間のレンタル導入は2,000件を超えます。
1日単位でレンタルしたい場合は、「ダスキンレントオール」がおすすめ。1泊2日6,050円/台で利用でき、延長する場合は1日単位で追加料金(1,210円)が発生する仕組みなので、数日の利用でも無駄がありません。
月額制の料金体系で、中長期的な利用に適したタイプ。契約期間の縛りはないものの、ある程度の利用期間を想定している場合におすすめです。
たとえば東芝テック製品のレンタルに特化した「レンタルレジ本舗」では、月額6,600円からPOSレジのレンタルが可能。早割･閑散期割･継続利用割など割引サービスが充実しており、活用すれば更なるコストカットが見込めます。「GO！REGI」の場合、ハードレンタルとクラウド利用料を含む月額料金7,800円でレンタルレジを提供。マスターの登録代行や現地設置・操作説明などには、別途オプション料金が必要です。
また、中長期の利用を検討する場合は、「REGIX」といったリースサービスも選択肢の一つになり得ます。
ここからは、各タイプのおすすめのレジレンタルサービスと、レジリースサービスをご紹介します。
（出所：イベントレジレンタル公式Webサイト）
屋内外・大小規模のイベントでの利用を強みとし、年間2,000件以上の導入実績を持つPOSレジサービス。クラウド管理POS、高機能レジスター、簡易レジスター、クレジットカード決済端末レンタルと豊富な機種を、短期間から安価でレンタルできる。イベント前にシステムの準備や運用方法、システムのレクチャーが行われるため、知識不要で安心して利用可能。
レジレンタル事業のノウハウを活かし、イベントのトータルサポートにも対応。チケットページの作成、デザイン、レジの商品登録、レシート設定、各種手配、現場運営、イベント終了後のレポート作成など、柔軟な支援でイベントを成功に導く。
（出所：レンタルレジスター.com公式Webサイト）
50年以上レジ販売を行ってきた事務機器専門商社によるレンタルレジサービス。イベント、店舗外でのレジレンタルに特化し、貸出実績は6,500件にのぼる。簡易レジ、POSレジ（データ出力/バーコード対応から選択）のほか、キャシュレス決済端末、ラベルプリンター、料金はかりなどもそろう。
利用後、Excel形式でデータ出力できる機種を使えは、スピーディーに売り上げ報告書を作成できる。利用回数に準じた割引があり、定期開催のイベントなどにおすすめ。レンタル期間は１週間から。
（出所：クレジット端末レンタル公式Webサイト）
流通関連機器をメインにPOSシステム構築のサポート、レジの販売・レンタルを行うサービス。簡易レジ、POSレジ、バッテリー内蔵レジ、つり銭機、紙幣計数機・コインカウンターなど、多彩なラインナップが特徴。短期間のイベントで活躍するクレジット端末レンタル、Squareターミナルのレンタルにも対応している。
産直システムの貸与を行うほか、商品にJANコードを付けることで、産直市場や道の駅の売上管理システム効率化を実現する。新品レジも安価で販売している。
（出所：FreePOS公式Webサイト）
小売、飲食など、各業種別の専用ソフト付きのPOSレジサービス。必要な機能に絞ることで、使いやすさと利便性を実現している。POSレジ本体、専用ソフト、キャッシュドロア、カスタマーディスプレイ、プリンター、バーコードリーダーのセットを、2週間/4週間の期間で貸与。訪問設置や訪問トレーニング、ICカード決済対応端末をオプションとして用意している。
全国各地にあるグループ会社のショールームで、POSレジの操作体験ができる。実機に触れてから検討したい場合におすすめ。商品マスタ登録を無償で行ってくれるのも嬉しい。
（出所：スマレジ レンタルプラン公式Webサイト）
iPad、iPhone、iPod touchアプリを使う高機能クラウドPOSレジ「スマレジ」のレンタルプラン。無線LANや電源を必要とせず、iPadを使った本格的なPOSレジが10日単位で利用できる。iPadを貸与し、ドロアやレシートプリンター、バーコードリーダーといった周辺機器をオプションで組み合わせるシステム。
初期設定や機器の設置・撤去などはユーザー自身で行う必要があるものの、オプションでセットアップやトレーニングにも対応している。全国6カ所のショールームでは、POSレジのほか自動釣銭機など最新の機器を試用できる。
（出所：ダスキンレントオール公式Webサイト）
催事から選挙、学校行事まで、幅広いイベントのアイテムを扱うレンタルサービス。価格を手入力し、レシートを手でちぎるタイプの簡易レジを1泊2日からレンタルでき、追加料金を払えば延長も可能。1〜2日間などごく短期間のイベントや、限られた期間だけ多くのレジを使いたい場合などに重宝する。
Web、電話のほか、全国各地にある店舗への来店でも予約が可能。「ダスキン」グループのネットワークとノウハウを活かし、お祭りやセレモニー、講演会・セミナー、展示会といった多彩なイベントの企画・運営もサポートしてくれる。
（出所：レンタルレジ本舗公式Webサイト）
東芝テック製品に特化したレジレンタルサービス。簡易レジ、POSレジのほか、システム利用料のみで使える飲食店用オーダーリング対応POSレジも提供している。簡易レジは最短中2営業日から、POSレジは最短 中５営業日からのスピード手配が可能。
全機種が東芝テック製品のため、全国47都道府県に所在するサービスステーションによるメーカーサポートを受けられる。早期、閑散期、継続利用など、各種割引サービスも充実しており、最大20％オフとリーズナブルに利用できる。
（出所：GO！REGI公式Webサイト）
レジ・POSメーカーとして50年以上の経験・実績を持つ運営会社が手がける、サブスクリプション型クラウド対応POSレジサービス。タッチパネルやプリンター、客面表示などの機能を集約したPOSレジのレンタルに特化し、ドロアとセットで提供。タブレットやレシートプリンターを用意することなく、常に最新の機能を使用できる。スタートアップ企業や新店舗はもちろん、DX化の足がかりにも適している。
マルチ決済端末「stera terminal JT-C60」との、有線ケーブルによる接続・連動に対応。二度打ちによる金額打ち間違いを防止し、会計処理の効率とスピードを上げる。
（出所：REGIX公式Webサイト）
POSレジと自動つり銭機を定額で貸し出すリースサービス。官公庁から飲食店、小売店まで、幅広い規模・業種で導入されている。
POS本体やつり銭機、ドロワー・カバー、バーコードスキャナーなどがセットになった「REGIX ライトプラン」と、更に2次元QRコードリーダーなどが加わった「REGIX ベーシックプラン」を用意。いずれも契約期間は5年で、故障時の出張保守対応やつり銭機の無償定期点検などの保守メニューが付属している。
オプションにてキャッシュレス対応、データの見える化で経営改善につなげる店舗支援ASPサービスも追加可能。
レジスターの短期間・試験的な利用に便利なレジレンタルサービス。購入よりも低コストで、審査や契約期間の制約があるリースよりも手軽に利用できるなど、多くのメリットがあります。
レジレンタルでは、主に「簡易レジ」と「POSレジ」を扱っています。
シンプルな機能に絞った簡易レジは1週間のレンタルでも10,000円以内が相場。一方、POSレジは1台7,000〜50,000円とサービスによって幅があり、初期費用が必要なケースも。その分、売上管理、顧客管理、在庫管理など、販売管理に必要な機能がそろっており、タブレットやスマホで使える機種もあります。
レジレンタルサービスは、利用期間によって2つのタイプに大別できます。
（1）短期利用しやすいタイプ
（2）中長期利用向きのタイプ
後者を検討する場合は、リースサービスも選択肢の一つになるでしょう。
利用期間と利用目的から適切なサービスと機種を選べば、最小限のコストでレジを利用できます。更に、設置や操作説明のあるサービスであれば、慌ただしいイベント設営や新規店舗開業準備の強い味方になるはずです。
レジレンタルをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
株式会社ユニエイム
クラウド管理POSレジが1週間から利用できるイベント向けレジレンタルサービス。クレジット/QRコード決済/電子マネー決済に対応。レジのプロによる物販運営はもちろ...
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