• TOP
  • 特集記事
  • BIM/CIMソフトの比較16選。種類や選び方は?

BIM/CIMソフトの比較16選。種類や選び方は?

BIM/CIMソフトの比較16選。種類や選び方は?

最終更新日:2024-12-12

受注拡大やDX対応のため、CADからBIM/CIMソフトへのリプレイスを検討している建築業界の方へ。BIM/CIMソフトの導入メリットや比較ポイント、料金体系とともに、6つのタイプに分けておすすめのソフトを紹介します。

BIM/CIMソフトの資料をダウンロードする(無料)


 

目次

BIM/CIMソフトとは?

BIM/CIMソフトとは、建築・土木工事において、3次元モデル(3Dモデル)の作成を軸に、建設プロジェクトを効率化するためのソフトです。3Dモデリング、2D図面の生成をはじめ、リアルタイムの情報共有、図面の共同編集など、設計からプレゼンテーションまでを幅広くカバー。建設に関わる一連の作業を効率化する豊富な機能を備えています。

BIM/CIMとは?

BIMは「Building Information Modeling」の略称で、建築物に関する情報を扱うモデリング手法です。一方のCIMは「Construction Information Modeling」の略で、一般的に土木構造物に関する情報を扱います。BIMを参考に国土交通省により提唱されてきた取り組みがCIM。現在は3次元モデルのデータを基軸とする建設生産・管理システムを、「BIM/CIM」と総称しています。

CADとの違いは?

一般的に比較されることが多いソフトに、図面設計ソフトである「2D CAD」や、3Dモデルを作成できる「3D CAD」があります。CADソフトとの違いは、機能の範囲や設計手順など。BIM/CIMソフトには、3Dモデリング機能や、3Dモデルをベースに図面を生成するといった機能が搭載されています。そのためモデルと図面間の不整合が起きないという手順上のメリットや、柱や扉などのオブジェクトに属性情報を持たせられるなど、プロジェクトの情報を統合管理できるという特徴があります。

BIM/CIMソフトは普及段階にあり、国が実施する直轄工事(一部の小規模工事を除く)においては令和5年度からBIM/CIMの原則適用が実施されています。活用目的に応じて3次元モデルの作成・活用が義務付けられることから、公共事業をはじめ市場においてもBIM/CIM対応への需要増加が予想されます。

BIM/CIMソフトをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

BIM/CIMソフトの資料をダウンロードする(無料)

 

BIM/CIMソフトのタイプと選び方

BIM/CIMソフトは機能や強みによって、以下の6タイプに分けられます。それぞれの特徴と選び方について解説します。

1.建設設計向けのタイプ

2D・3Dの建築設計に対応するタイプ。3Dモデリングをベースに複雑なデザインを行えるパラメトリックデザインへの対応や、2D図面・設計図書の自動作成、プレゼンテーションのためのビジュアル作成など、建築設計から提案まで役立つ機能を備えています。

たとえば「Autodesk Revit」は、作成した3Dモデルから平面図・立面図・断面図といった図面を自動で生成。また、取り付けの高さなどをモデルごとにプロパティとして設定できるため、プロパティを変更すれば複数図面に反映され、設計作業の効率化に寄与します。

「Vectorworks」では、2Dの作図をそのまま3D化できるオートプレーン機能など、2D・3Dの汎用的な作図機能を搭載。また、モジュール追加すれば複数材料で構成される壁・屋根などにスタイルを設定できるモデリング機能や、日本仕様の建具に対応する木造建具ツールといったオプションも用意されています。

2.土木設計向けのタイプ

土木設計や道路や橋梁、排水路などのインフラ設計、モデリングなどを行いたい場合向け。地質解析や土量計算、交通量のシミュレーションなど、土木・インフラ設計に必要な業務を効率化できる機能を備えています。

たとえば「Bentley MicroStation」は、GIS(地理情報システム)との連携が可能。GISの土地データをもとに、土地に合わせた正確なモデルを生成できます。

「V-nasClair」では、道路や河川、トンネル、砂防など様々な工種に対応。土木・インフラにかかわるモデリング、数量算出といった基本機能に加え、アドオン機能により、道路線形計画の作成や地形モデリングにも対応します。

3.特定の土木設計向けタイプ

土木設計において、特定用途でのモデリングや設計、プロジェクト管理に強みを持つタイプ。高速道路や鉄道といった大規模かつ複雑なプロジェクトの統合管理や、タスクの効率化に役立つ機能を備えます。

たとえば「Trimble Novapoint」は、高速道路やインターチェンジ、地下鉄や高速鉄道の設計にも対応できる高度なモデリング機能や地形解析ツールを備えています。また、鉄道・道路に特化したCADツールも搭載されており、工種に応じた効率的な図面作成が可能です。

4.地質・地盤モデル向け

地質の解析データや、3次元の地質・地盤モデルを、BIM/CIMに活用したい場合に適したタイプ。BIM/CIMに必要な地質・地盤モデルの作成や、BIM/CIMモデルに利活用しやすい形式へのデータ出力に対応します。

たとえば「OYO GeoTools」は、単純な地質構造から複雑な地質構造まで、幅広いCIMモデルの作成が可能。作成した3次元地盤モデルには、BIM/CIMへの利用に必要な属性情報を記録・管理できます。

5.プロジェクト管理・施工管理向けのタイプ

設計から施工まで、プロジェクトに関する各種データを統合的に共有・管理するのに適したタイプ。3Dモデルへのレビューや、干渉チェックを各工程の関係者が共同で行う機能、工程表作成機能などがあり、生産性向上やスケジュール、コスト管理の効率化が期待できます。

たとえば「Autodesk Naviworks」では、朱書き感覚で図面にマークアップを行えたり、3Dモデルの関連情報として図面などを紐づけたりと、レビューを効率化するための機能を充実。また、3Dデータに時間軸を持たせた4Dシミュレーションや、アニメーション化したオブジェクトを利用した干渉チェックも行えます。

また、「Bentley SYNCHRO」は4Dモデルデータをもとに、施工過程ごとの形状をタイムライン上で可視化。また、タスクのほかに休日も設定できる工程表も作成でき、スケジュール管理にも役立ちます。

6.その他:利用環境の整備向け

BIM/CIMソフトでは3Dモデルを利用する都合上、高性能PCが必要です。そのため、会社の高性能PCを利用できない、テレワーク環境や出張先で作業がしづらいという側面も。自宅や出先での作業が多い場合には、クラウド上でBIM/CIMソフトを操作する環境を構築できるサービスがおすすめ。操作端末側の性能が問われないため、場所を選ばずに作業ができるようになります。

「VDIクラウド for デジタルツイン」であれば、クラウド上からBIM/CIMソフトが利用可能に。仮想環境にリモートアクセスすることで、自宅や出張先、現場からでも、製品試作やシミュレーションといった作業を実行できます。クラウドへのアクセスは、閉域網もしくはVPN経由の接続を選択できるため、セキュリティ面も安心です。

 

BIM/CIMソフトの料金体系

BIM/CIMソフトの料金体系は、買い切りタイプとサブスクリプションタイプに大別できます。加えて、基本機能をベースに必要な機能のみをアドオン・モジュールとして追加購入できるソフトがあります。

たとえば、オートデスク製品は、サブスクリプションが前提。「Autodesk Revit」の場合、月間契約なら月額52,000円(年額62万4,000円)、年間契約なら年額41万2,000円。一般的に、契約期間が短いほどコストは割高となります。なお、同社には1日単位で利用できる「Autodesk Flex」プランも。事前購入したトークンを支払うことで対象製品を24時間利用できる従量課金制プランで、短期間でのスポット利用に向いています。

また、「Vectorworks」のように、基本機能を備えたソフトウェアに各種モジュールを加えることで、各領域に特化した機能を追加できるソフトも。ライセンスはサブスクリプションまたは永続ライセンスが選べ、追加モジュールごとにライセンス形態を分けて購入することもできます。

本記事で紹介しているBIM/CIMソフトの料金例を以下の表にまとめました。相場を把握する際に、参考にしてみてください。

サービス名 主な機能 料金
Autodesk Revit 3Dモデリング、設計から施工・管理までのスマート化、図面自動作成、干渉チェック など 月額57,200円/ユーザー
Archicad 2D/3Dモデリング、建材情報の集約、非写実的レンダリング、AR/VRツールへのエクスポート など 月額32,925円/ユーザー
Vectorworks 2D/3Dモデリング、建築・インテリア設計、都市計画・ランドスケープデザイン など 永続ライセンス 47万6,000円
Autodesk Civil 3D 土木設計、最適ルートシミュレーション、地形解析、土量計算、作業効率向上 など 月額49,000円/ユーザー
Bentley MicroStation GIS連携、カスタマイズ性の高い土木設計、Python対応 など 年額2,284ドル/ユーザー
INNOSiTE SiTECH 3D 3D施工データ作成、設計比較、連携ツール「SiTE-Scope」「SiTE-NEXUS」との統合 など 要問い合わせ
V-nasClair BIM/CIM対応、道路・橋梁・トンネルの3Dモデリング、点群データ管理 など 年額90,000円 ※アドオンの利用料金は別途
Allplan Engineering 土木設計、数量計算、2Dと3Dのシームレスデータ連携、工事費管理 など 本体価格124万8,000円
Bentley OpenRoads Designer 道路プロジェクト向け、設計・施工モデルの共有・管理、BIMレベル2対応 など 年額6,481ドル/ユーザー
Trimble Novapoint 道路・鉄道設計、地形解析、高機能モデリング など 要問い合わせ
OYO GeoTools 3D地質モデル作成、地盤データ管理 など 年額80,000円
GEORAMA for Civil3D Civil 3Dの地質モデル拡張機能、土量計算、FEMデータ作成 など 要問い合わせ
Revizto プロジェクト管理・コラボレーション、リアルタイムBIM情報共有 など 要問い合わせ
Autodesk Navisworks 4Dシミュレーション、干渉チェック、プロジェクト効率化 など 月額22,000円/ユーザー
Bentley SYNCHRO 4Dモデル作成、スケジュール調整、干渉確認 など 年額4,280ドル/ユーザー
VDIクラウド for デジタルツイン GPU計算環境のクラウド提供、リモート環境での3Dモデリング、データ共有 など 月額95,000円/VM+27,000円/テナント、初期費用13万4,800円

 

主なBIM/CIMソフト(建築設計向け)

Autodesk Revit(オートデスク株式会社)

Autodesk Revit公式Webサイト

(出所:Autodesk Revit公式Webサイト)

製造、建築分野における図面作成、3Dモデリングソフトウェア開発のパイオニア的企業である同社のBIMソフト。建築設計や土木エンジニアリング、建設・施工における形状・構造・システムの3Dモデリングに対応している。また、複数人による同時作業など、設計から施工、管理まで一連の流れで必要な作業をスマート化する機能が充実。
3Dモデルをもとに、平面図・立面図などを自動作成することで設計業務をサポート。更に、モデルごとに設定されたプロパティによって複数図面に一括で変更反映できるなど、図面の修正や構造解析、モデル間の干渉チェックにかかる作業を大幅に効率化する。

  • 料金:月額52,000円/ユーザー(1カ月契約の場合)

サービス詳細へ

Archicad(グラフィソフトジャパン株式会社)

Archicad公式Webサイト

(出所:Archicad公式Webサイト)

効率的かつ直感的な操作性に強みを持つBIMソフトウェア。視覚的に機能を把握しやすいアイコン・UIや、線を描くようにモデルを作成できるモデリングツールなどを搭載。建材や資材など、必要な情報をモデルに集約することで、図面の整合性を気にせず建築設計に集中できる。
また、コンセプトデザインのビジュアライゼーションにも強みを持ち、プロジェクトの初期段階で非写実的レンダリングによる完成イメージの描画や、AR・VRツールへのエクスポートが可能。クライアントへのプレゼンテーションにおいて、精緻なデザインを共有できる。

  • 料金:月額32,925円/ユーザー(Archicad Collaborateの場合)

サービス詳細へ

Vectorworks(ベクターワークスジャパン株式会社)

Vectorworks公式Webサイト

(出所:Vectorworks公式Webサイト)

2D・3Dに対応する高性能な作図機能と、3Dビジュアライズ機能を備えた建築・内装業界向けCAD・BIMツール。2D作図・3Dモデリングやプレゼンテーション向けのデザインといった基本機能をベースに、各種モジュールを加えることで、各領域に特化した機能を追加できる。
中でも建築・インテリア設計支援モジュールの「Vectorworks Architect」は、先進的な建築設計に対応できる豊富な拡張機能やデータライブラリを搭載。ライセンスはサブスクリプションまたは永続ライセンスがあり、モジュールごとに異なるライセンス形態を選ぶことも可能だ。

  • 料金:39万6,000円/ユーザー(Vectorworks Fundamentals 2024 スタンドアロン版 永続ライセンスの場合)

サービス詳細へ

 

主なBIM/CIMソフト(土木設計向け)

Autodesk Civil 3D(オートデスク株式会社)

Autodesk Civil 3D公式Webサイト

(出所:Autodesk Civil 3D公式Webサイト)

土木インフラ設計および施工図書作成に対応したソフトウェア。道路や排水システムなどの設計や、最適ルートのシミュレーション、地形解析、土量の計算など、土木・インフラ設計のワークフローに特化した機能が充実。設計作業と文書作成を迅速化し、生産性や品質の向上を実現する。
直感的な操作でプログラムを組めるビジュアルプログラミングツール「Dynamo」を標準搭載。設計・モデル作成で発生する繰り返しの操作や値の入力などを自動化する。また、ほかのオートデスク製品とデータを共有できるため、コラボレーションの合理化にも貢献する。

  • 料金:月額49,000円/ユーザー(1カ月契約の場合)

サービス詳細へ

Bentley MicroStation(Bentley Systems Inc)

Bentley MicroStation公式Webサイト

(出所:Bentley MicroStation公式Webサイト)

大手BIM/CIMソフトベンダーである同社が提供する、建築・インフラ・土木設計向け3DプラットフォームCADシステム。BIM/CIMに対応するモデルの生成や、プラットフォーム上でのチーム作業などが行える。
また、GIS(地理情報システム)との連携に対応。GISデータソースと統合して、土地データに最適化された正確なモデリングを同ソフト上で生成できる。Python APIが用意されており、プロジェクトごと、組織ごとのニーズに合った機能の拡張・カスタマイズ、作業フローの自動化を行える。

  • 料金:年額2,284ドル/ユーザー

サービス詳細へ

INNOSiTE SiTECH 3D(株式会社建設システム)

INNOSiTE SiTECH 3D公式Webサイト

(出所:INNOSiTE SiTECH 3D公式Webサイト)

リアルタイムな施工管理を実現する、土木業向け3D施工データ作成ソフト。平面図・縦断図・横断図における要素を自動または半自動で解析・抽出する特許取得技術により、スピーディーかつ正確に3D施工データを作成。設計との比較や現場におけるイメージ共有を支援する。
作成した3D施工データは、同社提供の点群編集ソフト「SiTE-Scope」や、BIM/CIMモデル作成ソフト「SiTE-NEXUS」との連携・統合により、土量計算や施工シミュレーションの可視化に活用できる。

  • 料金:要問い合わせ

サービス詳細へ

V-nasClair(川田テクノシステム株式会社)

V-nasClair公式Webサイト

(出所:V-nasClair公式Webサイト)

BIM/CIM、i-Construction対応の純国産の3DCADシステム。モデリングや数量算出、3Dモデルに紐づいた工程管理といった機能を搭載する。
自動モデリングツール「Kitシリーズ」をアドオンすることで、道路や橋梁、トンネルなど多様な工種に対応した設計モデルを効率的に作成できるほか、地形や地質、線形、点群まで含めて一括管理できる。更に、「for V-nasClairシリーズ」を組み合わせれば、下部工概略設計や交差点設計など、高度な3次元設計にも対応可能だ。

  • 料金:年額90,000円(アクティベーション版の場合) ※Kitシリーズの利用料金は別途

サービス詳細へ

Allplan Engineering(株式会社フォーラムエイト)

Allplan Engineering公式Webサイト

(出所:Allplan Engineering公式Webサイト)

建築・土木の3次元CADに網羅的に対応するBIM/CIM統合ソリューション「Allplan」の、土木エンジニアリング向けソフト。土木構造物や都市計画、敷地計画といった領域をカバーしている。
汎用CADの描画や3Dモデリングに加え、レンダリング、部材の数量計算、2D/3D間のシームレスなデータ連携など、建築・土木における汎用性の高い基本機能から高度な機能までそろう。数量計算においては、設備工事、解体工事など工種属性の割り当てや、工種別に仕上げ数量の算出が可能。工事費管理にも活用できる。

  • 料金:本体価格124万8,000円

サービス詳細へ

 

主なBIM/CIMソフト(特定の土木設計向け)

Bentley OpenRoads Designer(Bentley Systems Inc)

Bentley OpenRoads Designer公式Webサイト

(出所:Bentley OpenRoads Designer公式Webサイト)

主要道や高速道路といった道路プロジェクトのための詳細設計アプリケーション。図面や設計図書の作成、測量、雨水の設計と解析、可視化、地盤工学、地下設備などに必要な機能がそろっている。
実物のデータをもとに、リアリティデータと設計情報をシームレスに統合することで、実際のコンテキストを正確に反映するジオリファレンス3Dデザインを作成。その他、各分野のBIMモデル管理・共有を要件とするBIMレベル2以上に対応し、複雑なモデリングや統合的なファイル管理ができる。

  • 料金:年額6,481ドル/ユーザー

サービス詳細へ

Trimble Novapoint(Trimble Inc.)

Trimble Novapoint公式Webサイト

(出所:Trimble Novapoint公式Webサイト)

インフラ工事向けの包括的BIMソリューション。道路や鉄道、トンネル、橋梁、上下水道などの設計に対応しており、中でも道路・鉄道の設計にかかわるプロジェクトの統合的な管理に強みを持つ。
道路領域では高速道路やインターチェンジ、中央線に、鉄道領域では地下鉄や高速鉄道、路面電車の設計に対応しうる、高機能のモデリングと地形解析ツールを備える。更に、CAD機能を備えた専用モジュールが用意されており、インフラ設計に必要なCAD領域も網羅する。

  • 料金:要問い合わせ

サービス詳細へ

 

主なBIM/CIMソフト(地質・地盤モデル向け)

OYO GeoTools(応用地質株式会社)

OYO GeoTools公式Webサイト

(出所:OYO GeoTools公式Webサイト)

地盤情報を3次元で可視化・解析するためのBIM/CIM関連ソフト群。3次元地質解析システムの「GEO-CRE / GEO-CRE Pro」や、BIM/CIM支援3次元地盤モデル構築・管理システム「OCTAS Modeler」といった4つのソフトウェアで構成されている。
「OCTAS Modeler」では、3次元の地層モデルや支持層モデル、土質区分モデル、地盤強度モデル、地下水面モデルを比較的簡単な手順で作成可能。更に、3次元地質・地盤モデルをBIM/CIMで利活用するために必要な属性情報の記録・管理もできる。

  • 料金:年額80,000円(「OCTAS Modeler」利用の場合)

サービス詳細へ

GEORAMA for Civil3D(オートデスク株式会社)

GEORAMA for Civil3D公式Webサイト

(出所:GEORAMA for Civil3D公式Webサイト)

土木設計用CADソフト「Autodesk Civil 3D」で3次元地質モデルを作成するためのアドオンソフトウェア。調査ボーリングや地質断面図などの断片的なデータから、整合性が取れた高精度の3次元地質モデルを効率的に作成し、「Autodesk Civil 3D」で成形された地表面モデルの地下部に付与できる。
作成したデータはAutoCAD形式のファイルに保存されるため、BIM/CIMへの連携もスムーズ。また、土量計算やFEMデータ作成など、作成した3次元地質モデルの2次・3次利用を支援する機能も備える。

  • 料金:要問い合わせ

サービス詳細へ

 

主なBIM/CIMソフト(プロジェクト管理・施工管理向け)

Revizto(Revizto /販売代理店STUDIO55 Inc.)

Revizto公式Webサイト

(出所:Revizto公式Webサイト)

プロジェクトの管理・連携を強化するBIM/CIMコラボレーション一元化ツール。3Dモデルや2D図面などのBIMにかかわる情報を一元管理することで、プロジェクトデータへの統合的アクセスを容易にする。
任意のデバイスからクラウド経由で、設計者や技術者、施工業者、発注者がリアルタイムにBIM情報を共有。設計レビューや図面チェック、進捗状況の追跡やフィードバックなど、ツールに集約されたBIM情報をもとに効率的なコミュニケーションを行える。

  • 料金:要問い合わせ

サービス詳細へ

Autodesk Navisworks(オートデスク株式会社)

Autodesk Navisworks公式Webサイト

(出所:Autodesk Navisworks公式Webサイト)

BIMプロジェクトのコーディネーションの改善に役立つプロジェクトレビューソフトウェア。主に建築、土木エンジニアリング、施工といった分野で利用されている。1つのモデルに設計、施工データを統合することで、各工程の関係者によるレビュー、プロジェクトの効率化に貢献する。
異なる部材や設備が物理的にぶつかっていないか、不整合や干渉を特定して解決できるため、現場の作業や手戻りにかかる時間を削減。レビュー時には、プロパティに対する属性情報の付与、3Dモデルに対する関連情報の紐づけといった機能が使える。

  • 料金:月額22,000円/ユーザー

サービス詳細へ

Bentley SYNCHRO(Bentley Systems Inc)

Bentley SYNCHRO公式Webサイト

(出所:Bentley SYNCHRO公式Webサイト)

高度なシミュレーションと高価値データを備えたデジタル施工管理ソフトウェア。3Dモデルに工程情報や時間軸を加えた4Dモデルデータを作成し、それをもとにしたスケジューリングとシミュレーションを実施。施工過程ごとの形状確認や干渉確認が用意になることから、工程管理や設計、施工現場間の合意形成がスムーズに。
また、タスクや休日を設定したバーチャートグラフを作成すれば、スケジュールの調整やタスク日数の逆算も簡単に実施できる。

  • 料金:年額4,280ドル/ユーザー

サービス詳細へ

 

主なBIM/CIMソフト(その他:利用環境の整備向け)

BIM/CIMソフトの資料をダウンロードする(無料)

VDIクラウド for デジタルツイン®(株式会社NTTPCコミュニケーションズ)

VDIクラウド for デジタルツイン®公式Webサイト

(出所:VDIクラウド for デジタルツイン®公式Webサイト)

高性能のGPU計算環境をクラウド上で利用できる、建築・製造業向け3次元モデル向けプラットフォーム。BIM/CIM、CAD/CAM、CAEソフトで扱う高精細な3次元モデルを、出張先や施工現場などのリモート環境から操作できる。
また、クラウド上でのスムーズなデータ共有・共同編集による生産性向上が期待できるほか、社内ネットワークを輻輳させない環境の構築にも寄与する。更に、「NVIDIA Omniverse」と併用してデジタルツイン上に建築物や対象ワークを再現すれば、複数のエンジニアや建築家による共同編が行えるようになる。

  • 料金:月額95,000円/VM + 27,000円/テナント(Mediumプランの場合)、初期費用13万4,800円/テナント

今すぐ資料をダウンロードする(無料)

サービス詳細へ

 

まとめ

本記事では、BIM/CIMソフトについて解説・紹介しました。

BIM/CIMソフトを導入することで、3Dモデリングを中心に建築・土木設計における多岐にわたる作業やプロジェクト管理の効率化を図れます。また、公共事業においては一部の小規模事業を除いて、BIM/CIMの原則適用がスタート。公共事業を受託するためにも、BIM/CIMへの対応は欠かせません。

BIM/CIMソフトは、「建築設計向け」「土木設計向け」「特定の土木設計向け」「地質・地盤モデル向け」「プロジェクト管理・施工管理向け」「その他:利用環境の整備向け」といったタイプに分けられます。対応が必要な工種や目的に応じて、自社に適したソフトを選びましょう。

BIM/CIMソフトを利用することで、建築・土木における設計やプロジェクト管理にかかわる作業を効率化し、利益率の向上やBIM/CIM対応が求められる案件への対応力向上が期待できます。本記事を参考に、ぜひBIM/CIMソフトの導入を検討してみてください。

BIM/CIMソフトをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

BIM/CIMソフトの資料をダウンロードする(無料)

 

サービス詳細はこちら

VDIクラウド for デジタルツイン®

株式会社NTTPCコミュニケーションズ

場所を問わず3次元モデルを快適・セキュアに使える、建設業・製造業向け3次元モデルプラットフォーム。スモールスタートして拡張でき、企業に適したDXをサポートします...

記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE


CLOSE
ログイン

<重要なお知らせ> サイトリニューアルに伴い、初回ログインにはパスワードの再設定が必要です。

会員パスワード変更

アスピックご利用のメールアドレスを入力ください。
パスワード再発行手続きのメールをお送りします。

再設定依頼メール送信完了

パスワード再設定依頼の自動メールを送信しました。
メール文のURLより、パスワード再登録のお手続きをお願いします。

メールが届かない場合

ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあった場合がございます。
お手数おかけしますが、再度ご入力をお試しください。

ご回答ありがとうございました。

ご登録いただいているメールアドレスにダウンロードURLをお送りしています。ご確認ください。

CLOSE
登録完了

ご登録いただき、ありがとうございました。
資料ダウンロードを選んだ方は、送信されたメールのURLをクリックして資料をダウンロードしてください。

CLOSE
更新完了

登録内容を変更しました。

CLOSE
アンケートにご回答ください。

サービスの導入検討状況を教えて下さい。

本資料に含まれる企業(社)よりご案内を差し上げる場合があります。

  • 資料請求後に、当該資料に含まれる「サービス提供会社」や弊社よりご案内を差し上げる場合があります。
  • ご案内のため、アスピックにご登録いただいた会員情報を弊社より「サービス提携会社」に対して電子データにて提供いたします。
  • 利用規約プライバシーポリシーに同意の上、ダウンロードいただきます。
CLOSE
ご回答ありがとうございました。

ご登録いただいているメールアドレスにダウンロードURLをお送りしています。
ご確認ください。