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デリバリー一元管理システム比較7選。注文受付を効率化するには?

デリバリー一元管理システム比較7選。注文受付を効率化するには?

最終更新日:2025-01-31

デリバリーサービスごとにタブレットを置いて注文を管理しているが、対応コストとミスの多さを解決したいと考えている飲食店のマネージャーへ。デリバリー一元管理システムのタイプや選び方、比較のポイントなどとともに、おすすめのサービスを紹介します。

目次

デリバリー一元管理システムとは?

デリバリー一元管理システムは、Uber Eatsや出前館、Woltといった複数のデリバリーサービスからの注文を一台の端末でまとめて管理するためのシステムです。プラットフォームごとに注文を確認する手間が省けるため、キッチンへのオーダーもれやミスを防止してスムーズな対応を実現。オペレーション効率を最大化できます。

 

デリバリー一元管理システムでできること(機能)

デリバリー一元管理システムは、主に以下のような機能を備えています。

デリバリー注文の一元管理 複数のデリバリーサービスからの注文を一つの端末でまとめて管理する機能。受け付けの停止を一括設定できるサービスを選べば、ピーク時間のオペレーションも調整しやすくなる
デリバリーメニューの管理 デリバリーメニューの登録・削除、品切れ登録などを行う機能。設定の抜けもれによる受注ミスを防ぎ、クレームを未然に防止する
POS連携 POSシステムと連携する機能。POSレジへの再入力や決済処理を省ける。中には、店内注文・テイクアウトも含めて一括管理できるサービスも
レシート印刷 レシートの印刷機器と連動し、注文を自動でプリント。オペレーションの負担を軽減するとともに、受注もれや転記ミスを減らす
売上の集計・分析 日別、週別、デリバリーサービス別、店舗別など、様々な条件で絞り込んで売上を集計。注文キャンセルの原因を分析できるサービスも

上記のような基本機能に加えて、顧客管理、集客マーケティング、配達支援といった機能を備えるシステムがあります。自社に必要な機能を見極めたうえで、サービス選定時の参考にしましょう。

 

デリバリー一元管理システムのタイプと選び方

デリバリー一元管理システムは以下の3つのタイプに分類されます。自社の規模や用途に合わせて検討しましょう。

1.様々なデリバリー・テイクアウトサービスに対応するタイプ

連携できるデリバリーサービスやテイクアウトサービスの種類が豊富なタイプ。複数のデリバリー・テイクアウトサービスを利用している場合におすすめです。

たとえば「Camel」は、Uber Eat、出前館、menu、Woltなどのデリバリーサービスに対応。更にモバイルオーダーサービスのリピッテ テイクアウト&デリバリー、TakeMe Orderなどにも対応しているため、デリバリーとテイクアウトのどちらにも対応できます。

なお、Uber Eatsや出前館は多くのデリバリー一元管理システムが対応していますが、menuやWoltなどは対応していないシステムもあるので、導入検討時には必ず確認しましょう。

本記事で紹介しているシステムの対応サービスは下の表を参照してください。

サービス名 対応しているサービス
Camel Uber Eats、出前館、menu、Wolt、anyCarry
※その他、モバイルオーダーサービスなど
Ordee Uber Eats、出前館、menu、Wolt、PICKS、Okage DX Platform、FOUR GLOBE、CHOMPY
GATE まるっと注文一括管理くん Uber Eats、出前館、Wolt、LINEミニアプリ
orderly Uber Eats、出前館、menu、Wolt
※その他、要問い合わせ
hubster Uber Eats、出前館
宅配Evolution Uber Eats、出前館、menu、Wolt
ガルフCSM 要問い合わせ

※対応しているサービスは2025年1月現在のものです

2.配達支援にも対応するタイプ

デリバリーや宅配を自社の配達員が行う場合は、注文の一元管理だけでなく、配達業務を効率化する機能があると便利です。

たとえば「宅配Evolution」は、配達の所要時間・現在地や、現金用ポーチの中身などを管理する機能を搭載。加えて、配達先までの経路を表示するQRコードを、配達用伝票に印字するなど、配達時に役立つ便利機能が充実しています。

3.多店舗業務の効率化に対応するタイプ

複数店舗の運営を効率化したい場合におすすめ。デリバリーの管理だけでなく、会計や勤怠の管理まで一つのシステムに集約可能です。

たとえば「ガルフCSM」は、デリバリーサービスの注文管理をタブレット端末一つに集約できるのはもちろん、その他の店舗管理機能も搭載。売上管理、従業員管理、勤怠管理、シフト調整、受発注管理、給与計算など、幅広い業務を行えます。

 

デリバリー一元管理システムの比較のポイント

上記のタイプに加えて、デリバリー一元管理ツールを比較検討する際に留意したい3つのポイントについて解説します。

1.注文のキャンセルや一時停止への対応有無

「ピーク時に店舗が忙しくて手が回らない」「食材の在庫が切れてしまった」などの理由で注文を受けられないときに、デリバリー一元管理システムからキャンセル操作ができると、対応がスムーズに。また、注文受付の一時停止/再開も一括管理できると、特定のサービスだけ操作をし忘れるといったミスを防げます。

たとえば「Camel」には、商品の一括品切れ設定や一括注文受付停止・再開設定があり、1タップですべてのサービスのステータスを変更できます。

また、「Orderly」も一括品切れ設定や注文の一時停止機能を搭載。複数のデリバリーサービスを横断した設定が可能です。

2.複数の店舗への対応有無

複数店舗を展開している場合は、各店舗の売上情報などを一元管理する機能が重要なポイントとなります。また、デリバリー専門の実店舗を運営する「バーチャルレストラン」や、実店舗なしでデリバリーのみを行う「ゴーストレストラン」の業務を効率化したい場合も、複数店舗管理機能の有無をチェックしておきましょう。

たとえば「Orderly」は、多店舗展開やゴーストレストランなど、多様な業態の店舗運営に対応。店舗やブランド、デリバリーサービスごとに、売上や平均単価、新規オーダーの割合などを比較分析できます。「Camel」もゴーストレストランやバーチャルレストランに対応。複数のブランドを一台の端末に集約して管理できます。

3.POS連携の対応範囲

POS連携に対応していれば、デリバリーなどの注文情報や会計情報が自動で入力されるので、POSシステムへの手入力作業が不要に。サービスによって対応するPOSシステムが大きく異なるため、導入済みのPOSシステムに対応しているか確認が必要です。

たとえば「Ordee」は、東芝テック、NEC、NECモバイルPOS、SEIKO セイコーソリューションズなど、全9種のPOSシステムと連携可能。また、「GATEまるっと注文一括管理くん」はNECモバイルPOS、スマレジ、FoodFrontiaといったPOSシステムに対応しています。

 

主なデリバリー一元管理システム(様々なデリバリー・テイクアウトサービスに対応)

主なデリバリー一元管理システムのうち、様々なデリバリー・テイクアウトサービスに対応に対応しているものを紹介します。

Camel(株式会社tacoms)

Camel公式Webサイト

(出所:Camel公式Webサイト)

異なるデリバリーサービスの注文を一つのタブレットに集約する、デリバリー一元管理サービス。各サービスへの商品登録や品切れ設定、営業時間設定などを一括管理できる。デリバリーサービス5種に対応しているほか、リピッテテイクアウト&デリバリーやTakeMe Orderといったモバイルオーダーサービス計7種にも対応しており、連携サービスを増やしやすい。
注文履歴の確認や売上集計にも対応。日付を指定して、サービス・店舗ごとの売上を確認できる。また、事前に配達員の到着を知らせる「ゴング機能」では、到着予告に合わせて調理時間を調整できるため、店内のオペレーションがスムーズに。

  • 料金:要問い合わせ

サービス詳細へ

Ordee(株式会社モバイルオーダーラボ)

Ordee公式Webサイト

(出所:Ordee公式Webサイト)

豊富な連携機能で飲食店の運営効率を向上させる、デリバリー一元管理ツール。個人経営の飲食店から1,000店舗を超える大手チェーンまで、幅広い導入実績を持つ。
複数のデリバリー・テイクアウトサービスの注文・キャンセル情報を、一つのタブレットで管理。注文の受け付け・再開、品切れ情報の反映などの一括操作により、オペレーションの最適化を実現する。また、注文データや売上のレシート印刷ができるプリンター連携機能や、POSシステム連携、ピックアップディスプレイ連携など、外部システムとの連携による業務効率化に強みを持つ。自社のOrdeeモバイルオーダーやOkageなど4種のモバイルオーダーにも対応。

  • 料金:要問い合わせ

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GATEまるっと注文一括管理くん(株式会社イデア・レコード)

GATEまるっと注文一括管理くん公式Webサイト

(出所:GATEまるっと注文一括管理くん公式Webサイト)

デリバリー注文の一元管理に加えて、店舗業務の効率化にも強みを持つデリバリー&テイクアウト一元管理システム。店頭で受けた注文も含めて、一画面での管理が可能。注文を受けると、連携したプリンターから自動で注文内容を印刷する、もしくは店舗の電話を鳴らして通知するので、注文の確認もれを防ぎやすい。
更に、同社の顧客管理システム「GATE CRM」と連携すれば、顧客の属性や来店・購買情報などのデータをもとにしたターゲティングが可能に。SMS配信を行うなどしてリピーターの増加を促進し、費用対効果の高い顧客管理を実現できる。

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orderly(WannaEat株式会社)

orderly公式Webサイト

(出所:orderly公式Webサイト)

注文管理から各種データの集計・分析までを行えるフードデリバリー一元管理サービス。複数店舗・ブランドの管理にも対応している。
デリバリーサービス4種と連携できるほか、自社注文システムとの連携にも対応している。管理画面では、店舗・ブランド・デリバリーサービス別にデータの比較が可能。売上やオーダー数などを集計・分析する手間が省けるため、管理業務の効率化が見込める。また、POSシステムやプリンター機器との連携によって、注文の書き出しや売上の入力といったタスクを半自動化。従業員の事務負担を削減し、店舗運営の健全化にも貢献する。

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hubster(Tokyo Smart Restaurants合同会社)

hubster公式Webサイト

(出所:hubster公式Webサイト)

個人店やチェーン店など規模を問わず、デリバリー注文を一元管理できるサービス。食料品店やコンビニ、ゴーストレストランにも対応している。
3種類のデリバリーサービスに対応し、すべての注文を一台のタブレットで管理可能。POSとの連携により手入力の手間を省き、打ち間違いなどのミスを削減する。更に、店舗・地域別の売上のほか、グランドメニューとオプションの最適な組み合わせを分析できるなど、アナリティクス機能も充実。また、システム上でオーダーもれやキャンセルのタイミング・回数などの可視化によって、サービス品質の向上にも役立てられる。

  • 料金:月額15,000円/店舗(プレミアムプランの場合)

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主なデリバリー一元管理システム(配達支援にも対応)

主なデリバリー一元管理システムのうち、配達支援にも対応しているものを紹介します。

宅配Evolution(リブオン・エンタープライズ株式会社)

宅配Evolution公式Webサイト

(出所:宅配Evolution公式Webサイト)

注文の一括管理から配達業務支援、顧客管理、損益管理まで、デリバリー飲食店の運営に役立つオールインワン宅配システム。ネット・電話・対面で受けた注文を、一つのタブレットで管理できる。ピザ店向けのサイズ・生地選択や、寿司店向けのネタ替え・サビ抜き設定など、店舗で扱うメニューに合わせた設定に対応。加えて、トッピング追加なども入力できるため、オーダーミスの防止にも役立つ。
また、配達先までの経路を表示するQRコードを配達用伝票に印字できるなど、配達に便利な機能を複数搭載。配達員の稼働状況や現金管理など、配達業務における様々な情報も一元管理できる。

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主なデリバリー一元管理システム(多店舗業務の効率化に対応)

主なデリバリー一元管理システムのうち、多店舗業務の効率化に対応しているものを紹介します。

ガルフCSM フードデリバリー一括管理(株式会社 ガルフネット)

ガルフCSM フードデリバリー一括管理公式Webサイト

(出所:ガルフCSM フードデリバリー一括管理公式Webサイト)

多店舗のマネジメント業務を効率化する総合店舗管理システム「ガルフCSM」のデリバリー管理ツール。複数のデリバリーサービス、テイクアウト、店内の注文を一つのタブレットで管理できる。POSシステムと連携するため、売上データの手入力は不要。更に、複数サービスの売上データをまとめて分析でき、メニュー開発や販促活動に役立てられる。
また、勤怠・売上管理システム「ガルフOne」や、経営分析システム「ガルフBI」、AI売上予測システム「ガルフCSM 売上予測」など、多種多様なシリーズ製品を展開。店舗経営に関するあらゆるデータを一元管理し、業務全体を効率化できる。

  • 料金:要問い合わせ

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まとめ

デリバリー一元管理システムは、複数のデリバリーサービスからの注文を一台の端末で管理するためのソリューションです。キッチンへのオーダーもれやミスを防ぐだけでなく、スタッフの業務負担を軽減し、オペレーション効率の最大化にも役立ちます。

デリバリー一元管理システムを選ぶ際は、次のタイプのうち、自社のニーズに合致するものを選びましょう。

  • 様々なデリバリー・テイクアウトサービスに対応するタイプ
  • 配達支援にも対応するタイプ
  • 多店舗業務の効率化に対応するタイプ

より具体的な比較検討を進める際には、現状の課題や環境に応じて、以下の比較ポイントを考慮するのがおすすめです。

  • 注文のキャンセルや一時停止への対応有無
  • 複数の店舗への対応有無
  • POS連携の対応範囲

デリバリー一元管理システムの活用によって、業務効率が向上し、より多くの注文を受けられるようになります。また、複数台の端末のレンタル費用やSIM月額費用などを削減できるというメリットも。管理業務の効率化や売上向上に貢献する、デリバリー一元管理システムの導入を検討してみてください。

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