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企業向け健康管理システム比較15選。機能・メリットを一覧で紹介

企業向け健康管理システム比較15選。機能・メリットを一覧で紹介

最終更新日:2024-10-24

健康診断やストレスチェックの管理といった健康管理業務を効率化し、企業の健康経営にも役立たせたいと考えている方へ。健康管理システムの具体的な機能や選び方、シェア、比較ポイントなどとあわせて、おすすめのシステムを紹介します。

目次

企業向け健康管理システムとは?

健康管理システムとは、従業員の健康に関する情報を一元的に管理して、健康診断業務の効率化や疾病の早期発見・予防に貢献するシステムのことを指します。

健康管理システムの必要性

企業には従業員に対して、定期的な健康診断を実施することが義務付けられています。担当者は、以下のような多くの作業を行わなければなりません(健康診断に限らず、ストレスチェックに関してもほぼ同様)。

  • 健康診断の広報・受診推奨
  • 従業員ごとに受診日の受付・日時調整
  • 健診結果のとりまとめ(個人情報保護管理も含めて)
  • 二次検査必要者への告知・受診日調整 など

企業向け健康管理システムなら、担当者はシステム上から従業員に向けて健康診断を一括で告知。従業員は自ら受診日を設定して、健診結果もシステムから個々に確認できます。従業員・管理者双方とも負担を減らし、受診率の向上・管理の効率化が可能です。

健康管理システムのおすすめ

現在、様々な健康管理システムが登場していますが、対応範囲や強みとする部分によっていくつかタイプ分けできます。

タイプ別 企業向け健康管理システム 図解

記事後半には、おすすめの企業向け健康管理システムの詳細を紹介しています。「今すぐシステムの選定に移りたい」という方はそちらをご覧ください。

「どういう機能があるか知りたい」「もっと詳しい選び方を教えてほしい」という方はこのまま読み進めてください。健康管理システムのメリットや機能、選ぶ際の基準や比較ポイントなどをわかりやすく紹介しています。

なお、健康診断の効率化より、健康経営を実現するための手段として健康管理システムをお考えの方は「健康経営支援サービス14選。要件別3タイプで法人向けを紹介」をご覧ください。

健康管理システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

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健康管理システムの機能・メリット

続いては、企業向け健康管理システムを用いると具体的にどのようなことができるのか、どのような効果があるのかについて解説します。

健康管理システムの機能一覧

健康管理システムの主な機能としては以下のようなものが挙げられます。

主な機能 特徴
従業員管理 個々の従業員について部署・異動・特殊業務歴など登録できる
予約管理 健康診断の日程をWeb上で予約・調整・管理することができる
リマインド 受診漏れを防ぐために、健診前日などに自動で通知できる
データ収集 健診データを自動で集約して、Web上で一元管理できる
データ分析 部署・経年比較、リスクの高い数値の洗い出しなどができる

そのほか、システムによっても異なりますが、以下のような機能を搭載したものも。

そのほかの機能 特徴
ストレスチェック管理 従業員はWeb上でストレスチェックを受検。結果を分析して、産業医面談が必要な従業員の選定も可能
面談実施・面談管理 産業医との面談をWeb上で予約して、オンライン面談まで実施。面談記録もシステム上に残せる
コンディション管理 テレワークや客先常駐の従業員の健康状態を収集して、グラフや一覧で可視化できる

健康管理システムのメリット

健康管理業務が効率化できる

健康管理システムを利用した場合、健康診断は以下のような流れに。一つずつ手作業で行うのに比べると、半分以下、場合によっては7、8割の工数削減につながります。

  1. 担当者は健康診断をWeb上から一斉広報・個別通知
  2. 従業員は、スマホから好きな日時で健診を予約
  3. 担当者は、予約・受診状況を一覧で把握
  4. 受診前日や未受診者へ自動リマインド
  5. 健診結果を自動で集約し、健康状態を可視化・分析

健康データの活用が進む

蓄積したデータを活用することで、過重労働に陥りそうな人がいたら自動でアラートを出したり、「この部署には休職・離職につながる高リスクの従業員が多いので、働き方を改めた方がよい」といった指摘をしたりと、早期に効果的な対策が実施できるように。更に、対策の振り返りも容易に行えます。

健康増進につながる

データを活用した効果的な対策を早期に行うことで、健康増進につなげられるように。サービスの中にはそれ以外にも、脂質を抑えられる食生活を学べるセミナーの提案・実施や、スマホアプリで日々の適切な運動をサポートするなど、直接健康増進を支援してくれるものもあります。

健康経営導入につながりやすい

近年、従業員の健康管理をコストではなく、将来に向けた戦略的な経営投資としてとらえる「健康経営」に注目が集まっています。健康管理システムはその実践にも有用です。健康という側面から、組織が「どのような傾向にあるのか」「どのような対策が必要なのか」をつかみやすくなります。

 

企業向け健康管理システムのタイプ別の選び方

健康管理システムによって“強み”とする部分は異なります。自社にあったシステムを探す際、以下のように「健康管理システムにどんなことを期待しているのか」という点から考えていくとスムーズです。

[1]健康リスク解消まで対応したタイプ

健康データの収集・一元管理だけでなく、そこで得たデータを活用して「組織が抱える健康リスク・疾病リスクまで解消したい場合」におすすめのタイプです。たとえば、産業医面談によるメンタルヘルス予防、保健指導の強化、健康課題改善に向けた健康プログラムの提供など、従業員の心身のフォローまで行えるものがそろっています。生産性の向上や離職防止など「健康経営」への貢献も期待できるでしょう。

[2]データの収集・一元管理に強みのあるタイプ

ゆくゆくは上記のような従業員の健康の増進・健康経営への取り組みを考えているものの、まずは「健康管理システムを導入して健康管理業務を効率化したい」という場合におすすめのタイプ。健康診断の広報・日時調整、未受診者へのリマインドはもちろん、多様な健康データの収集・一元管理、健康状態の把握・データ分析など、基本機能を備えているのが特徴です。

[3]コンディション管理に特化したタイプ

健康管理システムの利用先が健康診断データではなく、在宅勤務といったリモートワークや客先常駐など、離れた場所にいる従業員の「日々の体調」も含まれる場合におすすめのタイプです。従業員の体調を自動で集計してくれるテレワーク点呼機能を備えたものがそろっています。

記事後半には、それぞれのタイプに分けておすすめのシステムを取り上げて紹介していますので、参考にしてください。詳細な機能要件など、更に詳しい選び方を知りたい方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。

健康管理システムの選び方ガイド

 

企業向け健康管理システムの比較ポイント

上記のタイプ分けで自社に適したシステムをある程度絞り込んだら、今度は下記のポイントに沿って、気になるシステムを比較検討していきましょう。すべてを満たす必要はありませんが、スムーズに運用していくためには重要な部分です。自社に照らし合わせて、参考にしてみてください。

健康診断情報をどうやって入力するか

一元管理といっても「紙の健診結果しかない」「実施機関ごとにフォーマットがバラバラ」という場合、手入力やデータフォーマットの整形に多くの労力がかかっては本末転倒です。たとえば、「Be Health」「HealthCore」は様々なフォーマットの健診データも簡単に統一・取り込み可能。そのほかにも、入力代行のサービスがあるか、CSVでの取り込みに対応をしているかなど、どのようなデータ化の方法があるか確認しておきましょう。

人事データとどうやって連携させるか

大手企業といった従業員数が多い企業の場合、従業員情報を手入力するのは現実的ではありません。CSVファイルで取り込めるもののほか、人事システムや勤怠管理システムとAPI連携できるシステムが適しています。場合によっては「Universal 勤次郎」のように、健康管理だけでなく勤怠管理システムも備え、人事管理・給与計算・ワークフローシステムとも連携できるERPを導入することで、人事管理領域を一気に効率化させるやり方も一手です。

従業員にとって操作しやすいか

プルダウンを選択するだけで素早く回答できるタイプや、画面遷移が少なく入力画面が一つにまとまっているものなど、従業員の操作性も重要に。そのほか、「Growbase」のようにマルチデバイス対応で、スマホを使って時間や場所を選ばずに隙間時間で回答や受検できると便利です。また、柔軟に必要項目をカスタマイズしたり、シンプルな構成で直感的に操作できたりすると、日々利用する管理部門にとっても使いやすいでしょう。

健康維持・増進をサポートする機能があるか

単に管理業務を効率化するのではなく、従業員の健康維持・増進を後押ししたいという場合には重要なポイントです。たとえば、「Carely」では蓄積したデータを利用して、労務リスクの高い不調者を自動抽出。また、健康診断結果を分析し、従業員・企業のどこに問題があるかを見える化することで、より的確な措置を早期に取れるようになります。

そのほか、従業員のスマホアプリ上に、健康課題や趣味・嗜好に沿った健康プログラムを配信する「FiNC for BUSINESS」のようなユニークなシステムも。従業員が楽しみながら健康維持・増進できるという点で特徴的です。

オンライン面談機能を備えているか

産業医とオンラインで面談が可能だと便利ですが、その場合、ほかのWeb会議システムを使うより、同一システム上から面談できると更に便利です。たとえば、「mediment」はオンライン面談機能を搭載しており、個々の社員がシステム上から直接申し込み・日程調整できるため、担当者の手間もかかりません。多言語でのサポートも行っており、外国人労働者が多く在籍しているような企業におすすめです。

 

おすすめの企業向け健康管理システム[1]健康リスク解消まで対応

システム名 特徴 価格
Carely 健康課題の可視化・改善・効果検証が可能。環境構築に向けた健康経営コンサルにも強み 要問い合わせ
Growbase ZoomやTeamsと連携した保健指導も可能。オンライン面談がスムーズに行える 要問い合わせ
FiNC for BUSINESS FiNCアプリを活用した、従業員同士で参加できるプログラムやインセンティブなどを用意 要問い合わせ
WELSA セミナー・イベント・アプリなど、各健康課題改善に向けた最適な施策まで提案 要問い合わせ
HealthCore ストレスチェック、エンゲージメントサーベイを標準搭載し、健康リスクの早期発見に強み 要問い合わせ
HealthCare iris 経済産業省が定める健康経営優良法人認定要件23項目のうち18項目で対応可能 要問い合わせ
Universal 勤次郎 勤怠管理と健康管理を一元化し、心身の健康状態を可視化。他社サービスとのAPI連携にも対応 要問い合わせ

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Carely(株式会社iCARE)

Carely公式Webサイト

(出所:Carely公式Webサイト)

企業が抱える健康管理を効率化し、従業員の健康状態から発生する労務リスクを見える化する健康管理システム。紙やExcelで管理していた健康診断結果をはじめ、ストレスチェック、長時間労働、産業医面談の記録をシステムに集約し、大幅な工数削減・健康経営に役立つ。就業判定や受診勧奨などを管理する機能も備えており、利便性が高い。
国際基準の強固なセキュリティのもとで安全にデータを管理し、人事と産業保健スタッフの健康管理業務の改善が図れる。産業医選任、ストレスチェックの実施、衛生委員会立ち上げ、健診の就業判定など、法律で定められた義務をまとめて管理できるため、従業員数の多い大組織であっても安心して利用できる。導入企業向けに従業員データのAPI公開を行っており、企業が保有する基幹システムとのダイレクトなデータ連携も実現している。

  • 料金:要問い合わせ ※1,000名以上の企業ではボリュームディスカウントあり

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詳細はこちら(インタビューあり)

Growbase(ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社)

Growbase公式Webサイト

(出所:Growbase公式Webサイト)

健康経営に貢献する、健診管理・ストレスチェック・長時間労働といった3つの対策をサポートする健康管理システム。マルチデバイス対応で、ストレスチェックや疲労蓄積度チェックの受検はWebで完結。別途オプションにより、英語での利用もカバーする。
ユーザーにあわせて細かな権限設定が行え、必要な情報を絞ってスムーズな閲覧を実現。たとえば保健師であれば、担当する従業員の過去の健康診断やストレスチェックの結果、就労状況などを確認可能だ。
ネクスト・スタンダード・プレミアムの3つのプランを用意。産業医常駐の有無や、自社独自の健康管理業務を実施したいかなど、環境やニーズにあわせて最適なプランを提案してくれるため、初めて健康管理システムを導入する企業も安心。

  • 料金:要問い合わせ

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FiNC for BUSINESS(株式会社 FiNC Technologies)

FiNC for BUSINESS公式Webサイト

(出所:FiNC for BUSINESS公式Webサイト)

大企業を中心に320社以上の導入実績を誇る健康管理システム。1つのツールで、健康診断・ストレスチェック・過重労働状況の一元管理が可能。健診機関ごとに異なる健診フォーマットの項目統一や各種勧奨メール機能により、担当者の業務負荷を軽減する。
健診後も、FiNCアプリを活用した従業員同士が参加できる健康プログラムやインセンティブなどを用意しており、従業員の健康改善をサポート。管理者の業務効率化に加え、カスタマーサクセスチームによる手厚い支援も行っており、健康経営優良法人の認定や企業ごとの課題にあわせた解決策の提案など、健康経営に多角的に貢献する。

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WELSA(インフォコム株式会社)

WELSA公式Webサイト

(出所:WELSA公式Webサイト)

健康データの収集・一元管理に加えて、「分析・予測」「施策提案・実行」まで行うことのできる健康経営サポートサービス。
収集した健康診断・ストレスチェックなどのデータから、学術的エビデンスに基づいて従業員と組織の健康課題を分析し、健康リスクや疾病リスクがもたらす組織の生産性を予測。「どの課題から改善すればよいか」優先順位をつけたうえで、健康意識向上セミナーや運動習慣化アプリ、健康イベントなど、各種健康課題に応じた最適なプログラムまで提供してくれる。効果も継続的に測定できるため、より費用対効果の高い健康支援の実現に寄与する。

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HealthCore(株式会社エムステージ)

HealthCore公式Webサイト

(出所:HealthCore公式Webサイト)

リスクの早期発見に向けた体制構築に強みを持つ健康管理システム。ストレスチェック「Co-Labo」、エンゲージメントサーベイ「Qraft」を標準搭載し、「コーピング」「ジョブ・クラフティング」など、健康経営度調査の専用尺度にも対応。システム上に集約した複数のデータを組み合わせて、不調リスクのある従業員の早期発見・フォローにつなげ、効率的な組織改善・人材開発を実現する。
ストレスチェック、エンゲージメント調査、長時間残業データなど、幅広い健康データの一元管理に対応。健康診断データは、医療機関ごとに異なった項目名や値でも、人間ドック学会の標準規格に統一してインポート可能だ。健診後の就業判定、産業医面談や二次健診の勧奨、労基署への報告書作成などもシステム内で完結できるため、業務工数削減にも役立つ。

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HealthCare iris(アイテック阪急阪神株式会社)

HealthCare iris

(出所:HealthCare iris公式Webサイト)

「ストレスチェック」「遺伝子分析ツール」「生活習慣チェック」など、多数の医療・ヘルスケア支援サービスを手掛ける同社が開発した健康経営支援サービス。健康診断・ストレスチェック・残業時間・面談内容の4つのデータを集約・管理。データとして可視化することで、健康管理業務の支援・効率化を図る。
経済産業省が定める健康経営優良法人認定要件(大規模法人部門)23項目のうち、18項目に対応可能。単なるデータの可視化だけでなく、健康増進サービス、EAPサービス、遺伝子検査、認知症検査など、様々な健康経営施策を実践できるのが心強い。

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Universal 勤次郎(勤次郎株式会社)

Universal 勤次郎公式Webサイト

(出所:Universal 勤次郎公式Webサイト)

勤怠管理と健康管理を一元化し、従業員一人ひとりの心と体の健康状態を見える化することで、組織全体の効率化や適切な施策実行に貢献するトータルソリューション。健診の予約・実施をはじめ、ストレスチェック、アルコールチェック、ワクチンの接種管理などにも対応。過去3年分の健診とストレスチェックの結果や、日々の歩数データ、働き方・人事データなどを踏まえたAIによる健診予測機能も備え、生活習慣の見直し・改善を後押しする。更に、多角的な手法による統合データ分析も行えるため、労働生産性損失コストを算出し、健康不良による会社の損失も可視化する。
業界・業種特有の働き方や企業独自のルールに対応する勤怠管理機能を用意。人事管理や給与計算、ワークフローといったシステムとの連携にも対応している。

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おすすめの企業向け健康管理システム[2]データの収集・一元管理に強み

システム名 特徴 価格
HM-neo 全国1,100カ所以上の利用実績あり。健診管理からストレスチェック、面談管理まで一つのシステムで完結 要問い合わせ
Mediment 多言語表示・医療通訳で外国人社員のケアも万全 要問い合わせ
Be Health 「買い切り型」「サブスク型」から希望に応じて料金を選択可能。トータルコストメリットでは業界トップクラス 買い切り型or
サブスク型
ハピネスパートナーズ 企業ごとの要望にあわせたカスタマイズ性に強み。特殊健診管理も標準搭載し、化学物質を扱う企業も安心 要問い合わせ
メディクラ健康管理 従業員の年齢や業務内容などに応じた、健診コース・スケジュールの自動作成が可能 要問い合わせ

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HM-neo(NTTテクノクロス株式会社)

HM-neo公式Webサイト

(出所:HM-neo公式Webサイト)

サービス開始から30年以上、全国1,100カ所以上の利用実績を誇る健康管理システム。健診結果はもちろん、問診、ストレスチェック、残業時間、疾病情報、更に従業員の既往歴や特殊業務歴(どんな業務についており、どんな特殊な物質を取り扱っていたか)など、多様な健康情報を管理できるのが特徴だ。
スムーズな健診の実施から、未受診者や再検査の対象者などの抽出・事後指導、労基署集計や安全衛生委員会の統計業務、ストレス・過重労働などの各種面談の一元管理をカバー。管理者の業務負荷を軽減しつつ、従業員の健康維持や企業の健康経営の実現をサポートする。

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詳細はこちら(インタビューあり)

mediment(メディフォン株式会社)

mediment公式Webサイト

(出所:mediment公式Webサイト)

健康診断やストレスチェック、産業医とのやり取りをすべてオンライン化し、一元管理するクラウド健康管理システム。操作性が高く、健診案内や再検査推奨、ストレスチェックの受検案内といった対象者を素早く選択し、ワンクリックでアナウンスが可能に。事業者情報や健診結果の情報は、システムにより自動入力されるので、手間のかかる労基署への報告書作成業務の大幅な負担軽減が期待できる。
ストレスチェックや日々の健康相談、医療機関受診なども多言語でサポート。外国人従業員の健康不安解消に寄与するとともに、海外駐在・出張者の多い場合にも有用だ。

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Be Health(株式会社エヌ・エイ・シー・ケア)

Be Health公式Webサイト

(出所:Be Health公式Webサイト)

2011年の設立以来、産業保健分野に取り組んできた同社が培った情報とノウハウを活かして開発した、「誰もがかんたん・やさしく、気軽に」導入を実現する健康管理システム。健診機関から集まる様々なフォーマットの健診データも簡単に統一・取り込みできる。紙の健康票からのデータ登録もオプションで対応する。
データは様々な角度から分析でき、受診勧奨値を上回る対象者や服薬後も改善していない対象者を抽出したり、別途残業時間を取り込んで過重労働リスクを見える化したりも可能。料金は買い切り型とサブスク型のうち、自社にあった方を選択可能。従業員規模500名以上の企業での導入効果が高い。

  • 料金:買い切り型は初期費用302万円・保守1年分37.5万円、サブスク型は初期費用92万円・保守1年分120万円 ※いずれも従業員数1,000名で計算した場合

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ハピネスパートナーズ(エムスリーヘルスデザイン株式会社)

ハピネスパートナーズ公式Webサイト

(出所:ハピネスパートナーズ公式Webサイト)

企業ごとの課題や希望にあわせたカスタマイズを実現する健康管理システム。「現在のフォーマットをそのまま使いたい」「ワクチンの接種歴を管理したい」といったリクエストにも柔軟に応える。特殊健診管理も標準機能として完備し、受診が必要な従業員の業務歴や対象となる健診コースが一目で把握できるように。化学物質を取り扱う企業にもおすすめだ。
健診予約から未受診者へのリマインド、健診結果のデータ化や過去データの取り込みなどを効率化する機能がそろう。ストレスチェックや蓄積疲労度チェックのほか、労基報告書の作成もカバー。紙やExcelによる管理からの工数削減にも貢献する。

  • 料金:要問い合わせ

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メディクラ健康管理(株式会社ジャスウィル)

メディクラ健康管理公式Webサイト

(出所:メディクラ健康管理公式Webサイト)

従業員一人ひとりにあった検査項目のピックアップから健診後のアフターフォローまで、健康管理業務を一貫してサポートするクラウドサービス。担当者・産業医・経営層など、各視点での業務を支援し、健康経営を促進する。
従業員の年齢や性別、業務内容にあわせて健診コースを自動でピックアップ。職務経歴から必要な特殊健診も自動選定し、煩雑な特殊健診管理も効率化する。また、従業員がそれぞれ異なる健診機関で受診するために生じる判定基準の差異を吸収し、企業ごとの独自の基準で再判定することも可能。職種を超えて共有される多岐にわたる情報をもとに、従業員へのきめ細やかなフォローと会社基準で統一した健康サイクルを実現する。

  • 料金:要問い合わせ

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おすすめの企業向け健康管理システム[3]コンディション管理に特化

システム名 特徴 価格
コンケア 出退勤時にその日の気分にあったお天気マークを押すだけ。オプションでハラスメント相談窓口としても機能する相談窓口も用意 要問い合わせ
eへるすLite 新型コロナウイルス感染が疑われる10項目を簡単に登録可能。集計情報は一覧で見える化 要問い合わせ
ひかりワンチームSP forテレワーク 毎朝1分ポチポチ登録するだけ。テレワーク下でも業務負荷の分散、感染症対策などを早期に対応可能 年額36万円
(利用者100ID〜)

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コンケア(株式会社コンケア)

コンケア公式Webサイト

(出所:コンケア公式Webサイト)

出退勤時にその日の気分にあったお天気マークを押すだけで、日々のコンディションを見える化して蓄積するコンディション可視化サービス。シンプルで続けやすい点が強み。コンディションの変化は独自の特許技術によってパターン分析され、コンディション低下の傾向が見られた従業員に対しては、その変化の内容と相談先の案内を自動で送信。誰にも相談内容を知られることなく、気軽に相談できる環境を提供するとともに、企業として福利厚生面の充実も図れる。
オプションで業種・職種・対象者に応じた研修の実施や、カウンセラーの派遣、従業員満足度調査といったサービスも用意。企業ごとの課題やニーズに応じて組み合わせて利用が可能だ。

  • 料金:月額300円/ID、初期費用10万円(初期費用は管理職向けラインケア導入研修1回分の費用)

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健康観察ツール eへるすLite(株式会社両備システムズ)

健康観察ツール eへるすLite公式Webサイト

(出所:健康観察ツール eへるすLite公式Webサイト)

利用者が自身の体調をWebアプリに登録し、個人または施設管理者が体調変化の管理を行う健康観察ツール。「感染症への対策として 従業員・職員の健康管理を徹底したい」「紙での管理をなくして、業務負担を軽減したい」といった課題の解消に有効だ。
体温やのどの痛み、味覚・嗅覚の異常有無といった新型コロナウイルス感染が疑われる10項目を簡単に登録可能。観察項目ごとに登録した情報をリアルタイムに集計し、グラフや一覧で見える化する。異常値が入力された時点で管理者にメール送信される機能や、未回答者に入力を促すメールを一括送信する機能も利便性が高い。

  • 料金:要問い合わせ

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ひかりワンチームSP for テレワーク(NTTテクノクロス株式会社)

ひかりワンチームSP for テレワーク公式Webサイト

(出所:ひかりワンチームSP for テレワーク公式Webサイト)

テレワーク中の従業員の健康状態、業務負荷、精神状態などを見える化し、適切なマネジメント・コミュニケーションを実現するサービス。従業員は毎日Web上から体調・心の変化などについてポチポチ設問に回答するだけと、手軽さも魅力だ。
管理者はメンバーの回答結果を一覧で把握可能に。不調の傾向が見えた場合には、モニタリング機能を使って該当者の情報やコメントを時系列で細かく確認。それにより、業務負荷の分散、感染症対策、産業医への相談など、早期に適切な対応をとることができる。

  • 料金:年額36万円(利用者100ID〜)

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まとめ

従業員の健康に関わる情報を一元管理し、健康診断業務の負荷軽減や疾病の早期発見・予防策の実施を支援する、企業向け健康管理システムを紹介しました。以下、要点(よくある質問)をまとめておきましたので、システム選びの参考にしてください。

企業向け健康管理システムの比較ポイントは?

以下のポイントに沿って比較すると、自社にあった企業向け健康管理システムが選びやすくなります。すべてを満たす必要はないため、優先順位をつけながら検討しましょう。

  1. 健康診断情報の入力方法
  2. 人事データとの連携方法
  3. 従業員の操作性
  4. 健康維持・増進をサポートする機能の有無
  5. オンライン面談機能の有無

企業向け健康管理システムのシェアは?

以下、導入実績を公開している企業向け健康管理システムを挙げています。システムを選ぶ際の参考にしてください。

  • Universal 勤次郎:5,500社以上(勤次郎シリーズ累計)
  • Growbase:1,700社以上
  • HM-neo:1,100カ所以上
  • FiNC for BUSINESS:320社以上

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健康管理システムのさらに詳しい選び方はこちらの選び方ガイドをご覧ください。

健康管理システムの選び方ガイド

 

インタビューやサービス詳細はこちら

Carely(ケアリィ)|インタビュー掲載

株式会社iCARE

従業員の健康から発生する労務リスクを見える化することで、企業の健康経営に貢献するクラウドサービス。健康に関わるデータを一元管理し、健康管理業務も効率化。業種・規...

FiNC for BUSINESS

株式会社FiNC Technologies

従業員の健康情報の一元管理・業務効率化から、アプリで健康増進までトータルサポート。累計1,200万ダウンロードの実績のあるFiNCアプリをベースにBMI改善事例...

WELSA|インタビュー掲載

インフォコム株式会社

「産業保健業務を簡単に一歩すすめる」健康経営サポートサービス。健康データの収集・一元管理に加えて、 組織と個人の健康課題の把握と予測、施策提案・実行までをトー...

HealthCore

株式会社エムステージ

健康データの一元化・活用に優れた健康管理システム。ストレスチェックとエンゲージメントサーベイを標準搭載。労基署の報告にも活用でき、効率的な運用で健康経営をサポー...

HM-neo|インタビュー掲載

NTTテクノクロス株式会社

従業員の様々な健康情報を管理する総合健康管理システム。健診管理からストレスチェック、面談管理まで完結できます。サービス開始から30年以上、全国1,100ヶ所以上...

mediment|インタビュー掲載

メディフォン株式会社

組織の健康管理・データ活用をこれひとつでスマートに解決。大きな負担だった健康管理業務を、クラウドで一元化。...

Be Health

株式会社エヌ・エイ・シー・ケア

使いやすさ・柔軟性を追求した健康管理システム。誰もが直感的に操作できるシンプルなデザインと、データの一元管理によって作業時間を大幅削減(導入前より10分の1に削...

ハピネスパートナーズ

エムスリーヘルスデザイン株式会社

全従業員の情報を一元管理できる健康管理クラウドシステム。健康管理だけではなく、健診結果の分析から課題の特定、改善プランの提案まで可能。...

メディクラ健康管理

株式会社ジャスウィル

担当者・産業医・経営など、各視点での業務をサポートし、健康経営を促進するクラウドサービス。従業員の年齢や業務内容などに応じた、健診コース・スケジュールの自動作成...

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