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アクセス解析ツール比較8選。GA4や無料も含め選び方を紹介

アクセス解析ツール比較8選。GA4や無料も含め選び方を紹介

最終更新日:2025-03-14

自社で運営するWebサイトの訪問者数・PV・CVなどを把握してサイトの課題点を見つけ出し、改善をはかりたい企業の担当者へ。アクセス解析ツールで分析できるデータの種類や無料で利用できる範囲、比較ポイントとともにおすすめのツールを紹介します。

目次

アクセス解析ツールとは?

アクセス解析ツールとは、Webサイトにアクセスしてきた訪問者の数や、訪問者の行動を解析できるツールです。Googleが提供する「Google Analytics 4」をはじめとするアクセス解析ツールでは、主に以下のデータを計測できます。

アクセス解析ツールで分析できるデータ例

サイトの訪問者に関する分析

PV(ページビュー)やUU(Webサイトを訪問した人の総数)、セッション数(一人がサイトを訪問してから離脱するまでを一カウントとした場合の総数)、新規来訪者・リピーターの割合などを分析

訪問者の流入経路

訪問者が、自社のサイトへ流入したきっかけ(検索・SNS・Web広告など)を把握

訪問者の動向分析

訪問者の直帰率(最初のページだけを閲覧して離れた人の割合)、回遊率(複数のページにアクセスした人の割合)、サイトの滞在時間などを計測

訪問者の属性分析

訪問者のIPアドレスからアクセスしている国・地域を特定。また、ほかに閲覧しているサイトの履歴から年齢層・性別などを推測

訪問者が利用するデバイス・OS・ブラウザ

訪問者がサイトにアクセスしているデバイス(PC・スマホ・タブレット)、OS(Windows・Macなど)、ブラウザ(Google Chrome・Microsoft Edgeなど)を分析

時間帯ごとのアクセス傾向

一日の訪問者数の推移から、アクセスが集中する時間帯を可視化

CV(コンバージョン)分析

CV(商品の購入や資料請求など、自社の成果に結びついたアクション)の総数や、全訪問者のうちCVに至った人の割合を分析。CVの条件は自社に合わせて設定できる

アトリビューション分析

直接CVにつながった箇所(ECサイトであれば購入ボタンなど)だけでなく、CVに至るまでの通過点を設定。それぞれの通過点がCVにどれだけ影響を与えたか、割合を計測

アクセス解析ツールと混同しやすいツール

アクセス解析ツールは、自社のWebサイトを様々な角度から分析できるツールですが、これから紹介する下記のツールとよく混同されることがあります。この章では、混同されがちなツールの概要を簡単に紹介します。なお、下記の機能を内包したアクセス解析ツールもあります。

ヒートマップツール

サイト内の一枚のページのうち、ユーザーによくクリックされている箇所や、滞在時間が長い箇所をサーモグラフィのように色分けして表示するツールです。アクセス解析ツールと比べて、各ページの訪問者の動きを直感的に把握できます。

詳しくは、「ヒートマップツールの比較11選。目的別おすすめと無料ツールも」をご覧ください。

競合分析ツール

競合サイトのアクセス状況を解析するためのツール。たとえば、競合サイト内の流入数が多いページや、自社と競合の流入経路の違いなどを調査できます。競合サイトとの違いを把握して、自社サイトの改善点や優位性を見つけることが目的です。

詳しくは、「競合分析ツール比較12選。SEO対策・サイト調査機能や選び方」をご覧ください。

キーワード選定ツール

自社サイトの上位表示につながる検索キーワードを特定するためのツール。具体的には、自社商品・サービスに関連性の高いキーワードや、共起語(メインのキーワードとあわせて検索されるワード)などを特定できます。

詳しくは、「キーワード選定ツール12選!無料・有料版や活用法も紹介」をご覧ください。

アクセス解析ツールとは役割が違うこれらのツールを組み合わせれば、自社サイトをより効果的に分析でき、改善につなげられます。

 

GoogleAnalytics4の特徴

この章では、一般的に広く利用されているアクセス解析ツール「Google Analytics 4」(以下、GA4)について、詳しく解説します。

Google Analytics 4(Google LLC)

Google Analytics 4公式Webサイト

(出所:Google Analytics 4公式Webサイト)

Googleが無料で提供しており、PVなどの数値から訪問者の動向まで詳しく分析できるツール。基本設定は、各ページにHTML形式の計測タグを設置し、管理画面にある「拡張計測機能」ボタンをオンにするだけ。細かな設定をしなくても、PVやクリック数、ページを最下部までスクロールした訪問者の割合などを自動で集計できる。Webサイトと連動したアプリを運営している場合、アプリ側にも計測タグを入れておけば、サイトとアプリをまたぐ訪問者の経路も追跡可能だ。

  • 料金:無料

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主な特徴

Googleアカウントを開設するだけで、本格的なアクセス解析ができるGA4の主な特徴を説明します。

Webビーコン型のアクセス解析ツール

GA4は、ページ内にHTML形式の計測タグをコピー&ペーストするだけでカウントが始められる「Webビーコン型」のツールです。解析のために別途専用のサーバーや機器を用意する必要がありません。また、サーバーがサイトのログを一定時間ごとに読み取り解析を行う「サーバーログ型」のツールに比べて、解析結果の反映にタイムラグが生じにくいのもポイント。訪問者が何らかのアクションを起こせばタグが反応し、計測結果がリアルタイムでツールに移行します。

機械学習により、訪問者の行動を予測できる

GA4内の機械学習技術によって、訪問者の動向を予測できます。たとえば、「訪問者が商品・サービスを購入する可能性」「訪問者がサイトにアクセスしなくなる可能性」などを先読み。これらの予測結果をサイトの改善に活かせます。

Google広告と連携できる

GA4のダッシュボードで、Google広告を使って出稿したWeb広告の効果測定ができます。具体的には、設置した広告のリンクをクリックした訪問者の総数や、広告経由でCVに至った訪問者の割合などを計測。ほかのツールを使うことなく、広告の費用対効果を明らかにできます。また、訪問者の属性を判断して関連性の高い広告を自動表示する機能も利用可能で、CV率アップに役立てられます。

Google Search Consoleと連携ができる

Google Search Consoleを使えば、自社サイトの平均掲載順位や訪問者の流入につながったキーワードなどを確認できます。発生したエラー(サーバーエラー・アクセス集中エラーなど)を知らせてくれる機能もあり、自社サイトを円滑に運営する体制を整えられます。

ヘルプドキュメントが充実

GA4公式サイトのヘルプドキュメントが充実。ほかのユーザーから寄せられた質問と回答を参照できる掲示板もあり、似たような事例を探して不明点を解消できます。

Google Analytics 4の注意点

上記の特徴を持ったGA4ですが、利用にあたっては以下の注意点もあります。

100%正確ではないデータが出力される可能性がある

無料版の場合、処理対象データが1,000万件を超えると、データサンプリング(全体のデータから一部のデータをピックアップしての解析)が行われてしまいます。すべてのデータが計測対象にならないため、分析結果の精度が落ちる可能性があります。

データの保持期間に制限がある

無料版のデータの保持期間は最大14カ月。そのため、ツール内では「直近3年間のアクセス数の増減分析」など、長い時間軸での分析はできません。

セグメント機能に限界がある

GA4には、「スマホでアクセスした訪問者」「特定のページにアクセスした訪問者」などの条件を作成して訪問者を絞り込み、分析できるセグメント機能があります。しかし、無料版で作成・保存できるセグメントは最大50個。かつ、一回の分析につきセグメントを10個までしか組み合わせられない制限があります。より訪問者の属性を細かくセグメントして分析したいニーズには、対応しきれません。

プライバシーに抵触する可能性がある

無料版の場合、「計測データの所有権はGoogleにある」旨が明記されています。そのため、Googleが予期せぬタイミングで自社の計測データを利用する可能性も否定できません。計測データの中には訪問者の属性情報も含まれているので、プライバシーに抵触する恐れがあります。

そのほか、「ヒートマップ機能がなく、訪問者の行動の傾向を視覚的に把握するのが難しい」「分析機能のカスタマイズ性が高く、慣れるまで操作が難しい」といった注意点もあります。

上記の課題を解決するには、代替のツールを利用したり、ほかのツールを併用したりする必要があります。また、GA4の有料版を契約すれば緩和される制限も。詳しくは本記事後半の「無料版と有料版の違い」をご覧ください。

 

アクセス解析ツールのタイプと選び方

GA4以外のアクセス解析ツールには、以下4種類のタイプがあります。大きく分けて、GA4とセットで使うのがおすすめなタイプと、GA4の代替として使えるタイプが存在します。

(1)ヒートマップ機能に強み(GA4の補完)

ヒートマップ機能が充実したタイプ。訪問者のサイト上の動きをより詳しく把握したい場合におすすめです。アクセス解析機能も利用できますが、GA4と連携する方がより詳細な分析が行えます。

たとえば 「ユーザーインサイト」のヒートマップは、訪問者の熟読箇所に加えて、その箇所を熟読していた人の割合をパーセンテージで表示。訪問者全体のうち何割がその箇所に着目していたかを定量的に把握できます。

「Ptengine」のヒートマップは、単にページのキャプチャを分析するのではなく、ページの構造変化を動的にとらえて解析できるのが特徴です。たとえばポップアップが表示されるサイトの場合、ポップアップの表示前後で訪問者の熟読箇所がどのように変化したかが目で追えます。

「ミエルカSEO」は、AIによるヒートマップの自動解析機能(β版)を搭載。キャプチャをツール上にアップロードするだけで、AIが分析結果と改善すべきポイントを提案します。ヒートマップの見方に慣れていない場合でも使いやすいのがポイントです。

(2)プライバシー保護に強み(GA4の代替)

訪問者のプライバシーに配慮してアクセス解析を行いたい企業におすすめのタイプ。データの所有権が「ツールの利用者側にある」と規定されているため、ツールの提供元に意図せずデータを利用され、訪問者のプライバシーを侵害される心配がありません。

「Matomo」の場合、Cookie(訪問者のデータをブラウザ上に保存する仕組み)を使わず、IPアドレスから訪問者のデータを抽出、トラッキングすることが可能です。当然サイトにはCookieの同意バナーが表示されないので、バナーの煩わしさにより訪問者が離脱、敬遠する可能性を回避できます。

(3)セグメント機能に強み(GA4の代替)

大規模なECサイトやWebサイトを運営しており、GA4より細かく訪問者をセグメントして分析したい場合におすすめのタイプ。

「Adobe Analytics」はセグメントの作成上限がなく、様々な条件を自由に組み合わせた分析ができます。また、AIが解析結果の異常値を検出、予測する機能も便利です。たとえば設定したPVの基準値を大幅に下回る値が見られた場合、AIが異常の要因を推測。より早く原因を究明する体制が整います。

(4)手軽にアクセス解析が可能(GA4の代替)

無料または安価で手軽にアクセス解析ができるタイプ。比較的機能がシンプルで、初心者でも扱いやすいです。

「忍者アクセス解析」は、PVや訪問者数などの基本的な項目だけでなく、自社サイトへの流入数が多いキーワードも解析可能。SEOに強いコンテンツを作りたい場合に役立ちます。

「アクセス解析研究所」の場合、有料プランであれば、ドメインをまたがり移動する訪問者の足取りを追える「クロスドメイン追跡」機能が利用可能に。自社で異なるドメインのサイトを持つ場合でも、両方に計測タグを設置しておけば、訪問者の追跡を継続できます。

そのほか「Clicky」は、EU内で取り決められているデータ保護規則「GDPR」に準拠。EUに関連会社を持つ企業や、EU圏の顧客をターゲットにビジネスを行う企業にもおすすめです。

 

無料版と有料版の違い

本記事で紹介するアクセス解析ツールの中には、無料版を備えたものもあります。しかし無料版は、有料版に比べて機能が制限されているケースがほとんどです。

この章では、アクセス解析ツールの無料版と、有料にすることで広がる機能を紹介します。

GA4の場合

まず、GA4を無料版から有料版の「Google Analytics 360」に切り替えた場合、以下の通り制限が緩和。前の章で説明した注意点がほぼカバーできます。

  • サンプリングが行われるデータ数の基準が1,000万件→10億件に
  • データの保持期間が最大14カ月→50カ月
  • セグメントの保存可能数が50個→200個
  • データの所有権がGoogle→ツールを契約しているユーザーへ移行

ヒートマップ機能に強み(GA4の補完)のあるタイプ場合

「Ptengine」は、計測できるヒートマップの枚数が無料版だと一枚のみですが、有料のGrowthプランにアップグレードすれば無制限に。また、CVを計測するタグを無料プランだと3カ所にしか設置できませんが、有料版であれば20カ所まで設置可能。一例として、資料請求ボタンを複数配置しているサイトなど、CVの計測ポイントが多いサイトを運営している場合は、有料プランがおすすめです。

手軽にアクセス解析が可能(GA4の代替)なタイプの場合

どのサービスも、基本機能が一通り利用できる無料版を備えています。

有料版に切り替えると、プラスアルファの機能が利用できるように。たとえば「アクセス解析研究所」の有料プランは、海外からのアクセスを解析対象から除外できます。日本を拠点とする訪問者に絞って分析をしたい場合におすすめです。なお、有料プランは月額660円、1,320円、1,980円の3種類を用意しています。

「Clicky」は、月額9.99ドルのProプランにアップグレードすると、解析結果を配信するメールレポートの受信設定ができるように。毎日、毎週、毎月と同じタイミングでメールが届くようカスタマイズでき、ツールを開くことなく状況を確認できます。

「忍者アクセス解析」の場合、有料プランを契約するとWebサイト上のバナー広告が非表示になります。機能は無料版と変わらず、料金は年額3,790円(税込)、初期費用1,290円(税込)です。

 

アクセス解析ツールの比較ポイント

アクセス解析ツールを導入するにあたって、比較検討すべきポイントを紹介します。

(1)取得できるデータの範囲

サイトの訪問者に関する情報をどの範囲まで取得できるかは、ツールによって異なります。導入の際は、自社で分析したいデータが取得できるかを確認しましょう。

たとえば「ユーザーインサイト」は、独自の仕組みで訪問者が所属する企業名まで推測可能。ターゲットとしている企業や業界に情報が届けられているかを確認する指標として役立ちます。

「忍者アクセス解析」は、訪問者が利用しているデバイスのディスプレイサイズまで詳しく解析できます。サイトのレイアウトを改善する際、訪問者が最も多く利用している画面サイズに合わせていくアプローチがしやすいです。

(2)計測できるPV数の上限

計測できるPV数の上限が、自社サイトの平均アクセス数に見合っているかを確認しましょう。

たとえば「忍者アクセス解析」は、無料ながらPVの計測上限がないのが嬉しいポイント。

「Ptengine」 は、無料版の場合上限が3,000PV/月です。一方有料のGrowthプランを利用した場合、50万PV/月まで上限を引き上げられます。

「Clicky」の場合も、無料版では一日3,000PV/日までしか計測できませんが、有料のPro Platinumプランにアップグレードすると10万PV/日まで計測可能。訪問者の多い大規模なサイトにも対応します。

(3)解析データの保存期間

過去のデータを年単位で分析したい場合は、ツールにどの程度の期間の解析データをストックしておけるのかを把握する必要があります。

たとえば「Matomo」はデータの保存量に制限がないため、過去にさかのぼって変化を分析したいニーズに対応します。

様々な種類のセグメントを作って分析できる「Adobe Analytics」のデータ保存期間は、25カ月です。

そのほか「アクセス解析研究所」は、解析データを反映したCSVファイルをGoogleドライブに保存できます。ツール内で直接解析はできませんが、保存したCSVをExcelで展開し、分析する運用が可能です。

 

おすすめのアクセス解析ツール(ヒートマップ機能に強み/GA4の補完)

ヒートマップ機能が充実しており、GA4とセットで使うのがおすすめのアクセス解析ツールを紹介します。

ミエルカSEO(株式会社Faber Company)

ミエルカSEO公式Webサイト

(出所:ミエルカSEO公式Webサイト)

ヒートマップを中心にWebサイトの効果検証ができるアクセス解析ツール。ヒートマップにより、主に訪問者の熟読箇所、離脱箇所、多くクリックされた箇所を分析できる。
また、AIがヒートマップのキャプチャを読み取り、分析結果と改善すべきポイントを出力する自動解析機能(β版)が便利。ヒートマップの見方に慣れていない場合でも使いやすく、分析作業の効率化がはかれる。アクセス解析に関してもAIを利用可能。AIが、訪問者数やPVなどの数値を判断し、更に改善できそうなページをサジェスト。優先して改善すべきページが見分けやすくなる。
そのほか、GA4のデータをミエルカ内に取り込み、3つの独自基準(「集客力」「エンゲージ力」「成果力」)でスコア化する機能を搭載。各ページのスコアを比較して、全体的に数値が低いぺージを改善するアプローチが行いやすい。

  • 料金:要問い合わせ

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ユーザーインサイト(株式会社ユーザーローカル)

ユーザーインサイト公式Webサイト

(出所:ユーザーインサイト公式Webサイト)

分析観点が異なる12種類のヒートマップで訪問者の動向を解析できるツール。一例として、訪問者の熟読箇所を色で表示するだけでなく、熟読した人の割合もパーセンテージで示すヒートマップを利用可能。訪問者全体のうち何割がその箇所に着目していたかを定量的に把握でき、その後の変化も数字で追えてわかりやすい。アクセス解析においては、PV、UU、訪問者数、訪問者の流入元などの項目を網羅。更に、訪問者が所属する企業まで割り出せるのもポイント。ターゲットとする企業や業界に情報が届けられているか確認する指標として役立つ。
これらの解析項目を反映したレポートを、AIが自動作成してPowerPoint上に反映する機能も便利。資料の作成時間を短縮できる。

  • 料金:要問い合わせ

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Ptengine(株式会社Ptmind)

Ptengine公式Webサイト

(出所:Ptengine公式Webサイト)

ヒートマップを中心に訪問者のアクセス状況を解析し、サイトを改善していく体制を整えられるツール。同ツールのヒートマップの特徴は、単にページのキャプチャを分析するのではなく、ページの構造変化を動的にとらえながら解析できること。たとえばポップアップが表示されるサイトの場合、ポップアップの表示前後で訪問者の熟読箇所がどのように変化したかが目で追える。
また、複数のヒートマップを一つの画面に並べて違いを見比べられる機能も。レイアウト改善前のページと、改善後のページを並べて差分を比較する運用が可能だ。アクセス解析画面のダッシュボードには、一日の訪問者数の推移がわかるグラフや、PV、UU、平均滞在時間などが表示。基本的な解析が一通り行える。
無料版の場合はヒートマップを一枚しか計測できないが、有料版を使うと計測枚数が無制限になる。

  • 料金:無料、初期費用なし ※有料プランあり

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おすすめのアクセス解析ツール(プライバシー保護に強み/GA4の代替)

訪問者のプライバシーに配慮しながらアクセス解析ができるツールを紹介します。

Matomo(Matomo)

Matomo公式Webサイト

(出所:Matomo公式Webサイト)

訪問者のプライバシーを守りながら、本格的なアクセス解析ができるツール。データの所有権はツールの利用者側にあると規定。ツールの提供元に意図せずデータを利用され、訪問者のプライバシーを侵害される心配がない。
また、Cookieを使わずIPアドレスから訪問者のデータを抽出し、トラッキングすることが可能。Cookieの同意バナーの表示による訪問者の離脱、敬遠を防げる。Cookieレスでありながら、訪問者の動向を詳しく分析できるのもポイント。たとえば、訪問者の流入が多いページと離脱が多いページの傾向をグラフ化して示す独自の機能は、訪問者の動線を予測するのに役立つ。
GA4のデータはMatomoに直接インポートできるので、ツールの乗り換えが簡単。データの保存量に制限がなく、サンプリングも行われないため分析の精度を維持できる。

  • 料金:無料、初期費用なし(オンプレミス版の場合)、月額2,790円〜(クラウド版の場合)

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おすすめのアクセス解析ツール(セグメント機能に強み/GA4の代替)

GA4より訪問者の属性を細かくセグメントできるアクセス解析ツールを紹介します。

Adobe Analytics(アドビ株式会社)

Adobe Analytics公式Webサイト

(出所:Adobe Analytics公式Webサイト)

大規模なWebサイトを解析する際に、GA4より細かいセグメントを設定したいニーズに対応するツール。セグメントの作成上限がないため、様々な条件を自由に組み合わせた分析ができる。また、データを直感的に分析できるワークスペースがあるのも特徴。たとえば元データから特定の日付のデータを抽出したい場合、スペースに配置されたフィルタリングボタンをドラッグ&ドロップするだけで絞り込みが可能。細かな設定を打ち込む手間がかからない。スペース内には元データを折れ線、棒、フローチャートなどでグラフ化できるボタンもあり、イメージ通りのレポートが作りやすい。
そのほか、AIが解析結果の異常値を検出する機能も便利。設定した基準値を大幅に下回る異常値が見られた場合、AIが異常値の要因を予測。より早く原因の究明に辿り着く体制が整う。

  • 料金:要問い合わせ

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おすすめのアクセス解析ツール(手軽にアクセス解析が可能/GA4の代替)

最後に、機能がシンプルで手軽に利用しやすいアクセス解析ツールを紹介します。

アクセス解析研究所(株式会社qualitte)

アクセス解析研究所公式Webサイト

(出所:アクセス解析研究所公式Webサイト)

PV、訪問者数、リンク元など一通りの項目を無料で集計できるアクセス解析ツール。無料版でも、サイトにロゴや広告バナーが表示されないのでビジネス利用しやすい。解析結果はリアルタイムに更新され、PCだけでなくスマホでも結果を確認できる。また、訪問者一人ひとりの動向を追跡しやすい仕組みを備えているのが特徴。注目したい訪問者のIPアドレスに便宜的な名前を付けて登録しておけば、「アクセス地域」や「ページの遷移履歴」などの情報を必要な時に引き出せる。解析結果はCSV形式でGoogleドライブに自動保存されるため、バックアップ体制も万全だ。
そのほか有料プランを契約すると、ドメインをまたがって移動する訪問者の足取りを追える「クロスドメイン追跡」機能が利用可能に。自社で異なるドメインのサイトを持つ場合でも、両方に計測タグを設置しておけば、訪問者の追跡を継続できる。

  • 料金:無料、初期費用なし ※有料プランあり

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忍者アクセス解析(忍者ツールズ株式会社)

忍者アクセス解析公式Webサイト

(出所:忍者アクセス解析公式Webサイト)

計測用のHTMLタグをWebサイトに貼り付けるだけで、リアルタイムなアクセス解析ができるツール。PVや訪問者数、訪問者数の時間帯ごとの推移などを解析。無料ながら、PVの計測上限が無制限なのが嬉しい。また、ダッシュボード上には当日と前日の訪問者数の差分をグラフで表示。たとえばサイト内でキャンペーンを打ち出した時に、訪問者数の増加割合を一目で確認したい場合に役立つ。更に、訪問者が使っているPCのOSや、デバイス画面の大きさも確認可能。訪問者が最も多く利用しているOSや画面サイズに合わせてサイトを改善するアプローチがしやすい。そのほか、自社サイトへの流入数が多いキーワードも表示され、SEO対策に役立てられる。
有料版を契約した場合、Webサイト上のバナー広告が非表示に。なお、機能は無料版と変わらない。

  • 料金:無料、初期費用なし ※有料版は税込・年額3,790円、初期費用1,290円

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Clicky(Roxr Software Ltd.)

Clicky公式Webサイト

(出所:Clicky公式Webサイト)

EU内で取り決められているデータ保護規則「GDPR」に準拠したアクセス解析ツール。個人が特定されないようIPアドレスは匿名化され、プライバシーに配慮。EUに関連会社を持つ企業にもおすすめだ。集計できる項目は、PV、UU、新規訪問者、リピーター、直帰率など。無料版の場合、計測できるPVは一日3,000PVまでだが、有料のPro Platinumプランにアップグレードすれば、一日10万PVまで計測可能。訪問者の多い大規模なサイトの解析もできるようになる。また、有料版では解析結果を配信するメールレポートの受信設定ができるように。毎日、毎週、毎月と同じタイミングでメールが届くようカスタマイズでき、ツールを開くことなく状況を確認できる。
問い合わせ窓口は設置されているが、日本語対応していない点には留意したい。

  • 料金:無料、初期費用なし ※有料版は月額9.99ドル〜

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まとめ

アクセス解析ツールでは、自社サイトの訪問者数、PVをはじめ、訪問者の動向の追跡もできます。「自社サイトのPVを伸ばしたい」「訪問者がどのコンテンツに着目しているかを知りたい」と考えている企業には必須のツールだと言えるでしょう。

現在は、Googleが提供するGA4が広く普及しています。一方で、GA4ではカバーしきれない機能を網羅しているアクセス解析ツールも。具体的には、GA4に搭載されていないヒートマップ機能が利用できるツールや、セグメント機能が充実したツールがあり、今回の記事で紹介しています。

あわせて、訪問者のプライバシーに配慮しながら解析できるツールや、無料で手軽に使えるツールもピックアップしています。本記事を参考に、自社のニーズに合ったアクセス解析ツールを選んでみてください。

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