請求書の煩雑な受取業務や経理処理の効率化・ミス防止・属人化解消をしたい方へ。紙の請求書をAI OCRやOCRで読み取り、データ化できる請求書受領サービスの特徴やタイプ、比較のポイント、おすすめのサービスをご紹介します。
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請求書受領サービスとは、取引先から送られてくる請求書の受取・電子化を効率化することのできるサービスです。
請求書は紙やPDFといったデータ形式や、郵送・FAX・メールのような受領方法など、取引先によって様々です。その都度、違う形式の請求書を受け取ったり、確認・入力したりするのは大変な手間がかかり、コロナ禍には在宅ワークなのに請求書を受け取るためだけに出社したというのも珍しくありません。
請求書受領サービスなら、郵送やメール添付・FAXなど、様々なチャネルで受け取った請求書を簡単にデータに変換できます。わざわざ手入力したり、転記したりする手間が省けます。
紙やPDFで送られてきた請求書を、自社で撮影・スキャニングしてアップロードするだけでAI OCRが高精度でデータ化。そのほか、郵送・FAXで送られてくる請求書を代理受領して、スキャニング・保管まで行ってくれるものや、取引先をプラットフォームに招待して直接入力してもらうものなどもあります。中には請求書処理だけでなく、データを会計システムに取り込んだり、仕訳データや銀行の振り込みデータまで作成できたり、経理業務まで効率化できるものも。
各社導入社数を明示していないため定かではありませんが、「Bill One」が提供する、中小企業のDX推進を目的とした「インボイスネットワーク」の参画企業数は5万社以上。従業員数100名以下の企業は無料で利用することができるためハードルが低いとはいえ、国内最大級のネットワークであることは間違いなく、更に増加すると見込まれています。
本記事では請求書受領サービスについて、具体的にどんな導入メリットがあるのか、自社に合ったサービスの選び方・比較の仕方などをご紹介します。記事後半にタイプ別に、おすすめのサービス紹介も行っていますので、すぐに各ツールの詳細を確認したい場合は、以下のリンクからご覧ください。
なお、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応したシステムを優先してお探しの方は以下の記事をご覧ください。制度や注意点についても詳しく解説しています。
請求書受領サービスをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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請求書受領サービスの導入による具体的なメリットとしては5つ挙げられます。
以下、一つずつご紹介します。稟議をあげる際の資料としてお役立てください。
請求書の受取代行に対応したサービスを利用すれば、郵便物の受取・開封、更にスキャン後のPDF化、紙の請求書のファイリングまでの一連の作業をすべて委託することができます。「請求書はどうしても紙で」という取引先が残った場合でも、他の請求書同様にオンラインで一元管理可能。過去のデータが必要になっても、クラウド上で検索すれば瞬時に見つかるため問題なく業務を進められます。
クラウドサービスはリアルタイムにシステムがアップデートされるので、最新税制などに対応したサービスを安心して利用できます。実際、ほとんどのサービスが軽減税率制度はもちろん、令和5年10月から導入予定のインボイス制度にも対応済み。その他、改正電子帳簿保存法の「スキャナ保存制度」と「電子取引情報の保存」に対応しているサービスも多くあります。
請求書の受領窓口がクラウドサービスに一元化されれば、担当部署が受領して経理に提出する手間がなくなり、経理も催促する必要がなくなります。また、請求書がデータ化できれば、そのまま承認フローに回せるので業務のスピードアップも期待できます。
請求書受領サービスを利用すれば、紙や非定型の請求書でもAI OCRやオペレーターにより、高精度のデータ化が可能です。また、定型フォーマットや共通プラットフォームを利用すれば、請求内容のチェック作業も大幅に削減できます。請求書業務の効率化はもちろん、業務の属人化の解消にもつながります。
請求書受領サービスの中には、請求書内容を解析して仕訳したり、全銀協のフォーマットに合わせた振り込みデータを自動で作成したりできるサービスもあります。会計システム等と連携させれば、請求書処理だけでなく、会計・振り込みなどの経理業務大幅に削減できます。
請求書受領サービスは、「請求書データを誰が入力するのか」という観点から、主に次の3つのタイプに分けられます。
以下、それぞれ詳しく解説します。
一つ目が取引先にはこれまでと同じように請求書を送ってもらいつつ、手間がかからないように、その受取りとスキャンをサービス事業者側で代行してくれるパターンです。たとえば、紙の請求書であれば企業に代わり、サービス事業者が代理で受領して、それをスキャンしてデータ化まで行ってくれます。
主なサービス名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
TOKIUMインボイス | 紙の受取、原本保管にも強み。完全ペーパーレス化に最適 | 月額10,000円~ +請求書の件数 |
マネーフォワード クラウド インボイス |
AI OCRとオペレーターの補正により高精度でデータ化。支払いシステムとの連携も可能 | 要問い合わせ |
Bill One | 99.9%の高精度でデータ化し、会計ソフトなどとの連携も可能 | 要問い合わせ |
バクラク請求書受取 | 10枚以上の請求書を一括でアップロード可能。数秒ですばやくデータ化 | 月額40,000円〜 |
invox受取請求書 | 急ぎの時はAI OCR、精度を優先したいときはオペレータと使い分け可能 | 月額980円〜 |
ペイトナー請求書 | 指定のメールアドレスに請求書を送付するだけで、振込設定・自動振込まで対応 | 300円/件 |
受領後の請求書の扱いはサービスによって異なり、たとえば、「Bill One」「TOKIUMインボイス」は倉庫で保管し、一定期間経過したら破棄まで行ってくれます。その他、1カ月に1回まとめて送付してくれる「invox受取請求書」のようなサービスもあります。
請求書の受取・データ化はこれまで通り、自社で行うものの、AI OCRなどで負担がかからないようにサポートしてくれるタイプです。たとえば、紙の請求書なら自社でスキャンしたもの、メールに添付された請求書ならPDFをそれぞれシステムにアップロードするだけで、AI OCR処理で各項目を抜き出してデータ化してくれるため、入力負担が少なくて済みます。
主なサービス名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
奉行Edge 支払管理電子化 クラウド |
紙・PDF・デジタルインボイスなど、あらゆる請求書に対応。一連の支払業務も簡単に自動化 | 月額13,000円~ |
freee支出管理 受取請求書キャビネット | 高精度のAI OCRで読み取り、自動で振り分けて一覧表示。検索もスムーズに | 年額59,760円~ |
スマートOCR請求書 | 独自開発の認識エンジン。網掛け、透かし、手書きも高精度で読み取り | 要問い合わせ |
リコー 受領請求書サービス | 複合機で培った技術を低コストで利用できる。オプションでBPOも提供 | 月額3,000円〜 |
AIスキャンロボ® | 請求書以外の帳票も読み取り可能。異なる帳票も自動で仕訳できる | 要問い合わせ |
いずれも高精度なAI OCR機能が搭載されており、ある程度決まったフォーマットで毎月大量の紙の請求書が届くような場合には特におすすめです。
三つ目は、取引先に直接請求書データを入力してもらうことを前提としたタイプです。取引先の協力が必要なためハードルが高いですが、もし同じサービスを利用していたり、受入れてもらえたりした場合は大幅な業務効率化を実現できます。取引先の数が限られており、かつ相手が協力的な場合にはおすすめです。
主なサービス名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
BtoBプラットフォーム請求書 | 大量の支払通知書も一括送信可能。請求書受領までの時間の短縮化 | 月額23,000円〜、 初期費用100,000円〜 |
LinkPrint CLOUD | 専用URLの発行や指定伝票への入力、ファイルアップロードなど、様々な受領方法に対応 | 月額20,000円~ |
なお、二重管理を避けるためにも、別途届いてしまった請求書を手動でアップロードして、他のものと合わせて統合管理できるかは確認しておきましょう。
どのタイプかを大まかに把握したら、以下のポイントで最適なサービスを絞り込んでいきましょう。
まずは、データ化する基本項目をチェックしておきましょう。
源泉徴収税や軽減税率への対応も必須です。更に、「品名で仕訳をしたい」という場合には請求明細もデータ化する必要があります。
その他、マスタ情報との連携機能があれば、会社の電話番号から正確に会社名を表示させることや、商品名から商品コードを自動表示させることも可能。また、OCRで認識できない際の目視での入力を学習したり、OCRで読み取れるように設定したりできる機能があれば、手間がかかりません。設定を有料オプションで代行してくれるサービスもあります。
データ化の精度を求めるなら、オペレーターのチェックがあるサービスを選びましょう。経理の知識が必要となる請求書のデータ化も安心して任せられます。その代わり、請求書をアップロードしてから処理できるようになるまで数時間かかることがあります。
スピードを重視するなら、OCR処理のみのデータ化に対応したサービスが適しています。数分で処理できますが、精度保証はないので、自社でしっかりとした目視チェックが必要となります。その際、原本とデータを並べて、簡単にチェックできるかどうかなども確認しましょう。
請求書の受取り代行をしてくれるサービスの場合は、保管期間も確認しましょう。たとえば、「TOKIUMインボイス」は契約倉庫にて10年間保存してくれます。「Bill One」はオプションでレコードマネジメントサービス株式会社が7年間保存してくれます。「invox受取請求書」は一時保管したうえ、1カ月に一度原本を郵送してくれます。
請求書のデータ化だけでいいのか、請求に関する経理業務の支援が必要なのかで最適なサービスが異なります。会計業務を軽減したいなら仕訳データの作成があると便利ですし、銀行振り込みを簡単に行いたいなら全銀協フォーマット対応の振り込みデータの作成機能が欲しいところです。請求に関するワークフローを搭載していれば、上司や経理による承認も簡単に行えます。
また、請求書の受取り代行を利用する場合、取引先には送付先の変更をお願いしなければなりません。この送付先変更の依頼まで代理で行ってくれるサービスもあります。
主な請求書受領サービスの機能比較表(12サービスを対象に計31項目で調査)を作成しています。上記に挙げた選び方・比較ポイントに沿って、サービスごとに一覧で確認できるようになっています。
比較結果のポイントは以下の通りです。
比較表は、以下の「請求書受領サービスの選び方ガイド」に載せていますので、「もっと細かく知りたい」「機能を一覧で比較したい」という方はダウンロードしてお役立てください。
請求書受領サービスの選び方ガイド
まず、請求書の受取代行からデータ化、仕分けまで、トータルでサポートしてくれるサービスをご紹介します。請求書の受取業務を丸ごと任せたいという場合に、おすすめです。
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(出所:TOKIUMインボイス公式Webサイト)
シリーズ累計2,000社以上の導入実績を誇る請求書オンライン受領・処理サービス。紙で届く請求書は受領やスキャンまで代行し、メールに添付して送られてくる請求書やシステムからダウンロードするタイプの請求書もまとめて管理できる。
クラウド上で科目を選択し、承認フローを回せるため、請求書のペーパーレス化が実現。紙で受け取った請求書は10年間保管の上、希望に応じて返却と処分の選択が可能。請求書の送付先変更をハガキやメールで案内することも代行してくれる。専任オペレーターにより99%以上の精度でデータ化できる点や、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応している点も魅力。
(出所:マネーフォワード クラウドインボイス公式Webサイト)
あらゆる形式の請求書を一括で受領できるWeb請求書システム。紙の請求書は指定の住所で代行受領、またはスキャンしてアップロード可能。AI OCRによる読み取りとオペレーターの補正によって高精度でデータ化する。
PDFなどの請求書は専用のメールアドレスに送付し、自動で取り込み。自社で入力する手間もなく、すべての請求書をオンライン上で一元管理できる。
また、外部公開用のAPIも搭載しているため、既存のワークフローシステムや支払い管理システムなどともスムーズに連携可能。電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応する。更に、管理者向けに設定方法や導入の進め方を学習できるeラーニングも用意。教育コストがかからないのも特長だ。
(出所:Bill One公式Webサイト)
名刺管理サービスで有名なSansanが提供するクラウド請求書受領サービス。紙の請求書を代理で受領可能、スキャンも代行できる。非定型の名刺を正確にデータ化し続けてきたSansanのテクノロジーとオペレーションによって、99.9%の高精度で請求書のデータ化を実現。クラウド上にアップロードすることで一括管理できる。請求書受領後の対応を効率化する機能も豊富で、たとえば、請求書に各ユーザーがサインを付けたり、補足事項などをメモとして記入したりすることが可能。進捗状況を可視化することで、部門を問わず会社全体の請求書業務を効率化できる。
その他、会計システムの「勘定奉行クラウド」や「弥生会計」、ワークフローシステムの「kintone」などと連携しており、取引データを引き渡すことが可能。請求書原本の保管は、別途オプションの申し込みが必要。
(出所:バクラク請求書受取公式Webサイト)
請求書受取りから会計処理、支払い処理までまとめて自動化するクラウド経理支援サービス。AI OCRで非定型帳票もデータ化し、仕訳データを作成、会計システムと連携できる。「バクラク申請」と連携すれば、Slackなどチャット上での請求支払い申請や承認が可能。
請求書の送付先をバクラク請求書受取に指定してもらうことで、受信したら自動でデータ化することも可能。二重払いを防止する「ミス防止アラート」や源泉所得税の集計をする「源泉所得税レポート」などの機能も搭載。提携パートナーサービスを利用することで、紙の請求書の受領とデータ化、保管ができる。
(出所:invox受取請求書公式Webサイト)
データで請求書が届いたら、手動でアップロードするか専用のメールアドレスに送信するか、またはGoogleドライブの専用フォルダに保存するだけで取り込むことが可能。紙の請求書は対応スキャナーでスキャンするとデータ化できる。AIと専任オペレーターにより99.9%の精度を実現。スピードを優先する場合には、オペレーターの確認なしでAI OCRによる即時データ化にも対応。また、全銀協フォーマットの振込データを作成する機能も備える。
取引先に紙の請求書の宛先を「invoxスキャンセンター」に変更してもらうことで、受取り代行とデータの取り込みを行ってくれるサービスも有償で用意。ただし、原本は一時保管のみで、1カ月に1度郵送される。
(出所:ペイトナー請求書公式Webサイト)
請求書の回収から振込まで自動化できる請求書受領サービス。専用メールアドレスに請求書を送ってもらうだけで請求書の回収完了。あとはAIが振込データから変換してくれた振込データを確認して、承認すれば支払い設定も完了。支払日になったら登録口座から自動で振込してくれるので支払いミス・漏れの心配なし。
料金は基本料無料で、振り込んだ件数1件あたり300円のみ。銀行手数料も「込み」のため振込先などによっては以前より安価に済む場合も。
続いて、請求書の電子化・データ化、デジタル化に強みを持つサービスをご紹介します。請求書以外の帳票にも対応しており、大量の紙のデータをまとめて電子化したいという場合にも向いています。
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(出所:奉行Edge 受領請求書DXクラウド公式Webサイト)
紙やPDF、デジタルインボイス(Peppol)など、あらゆる請求書の受領から支払までの一連業務をデジタル化する請求書受領サービス。電子帳簿保存法・インボイス制度に対応。
請求書をドラッグ&ドロップするだけの簡単な操作で、PCやスマホから提出・支払申請可能。紙やPDFの請求書でも、AI-OCRが自動で読み取り正確にデータ化。取引先ごとの請求書の受領状況をスピーディーに可視化できる。支払処理を効率化する機能も豊富で、支払予定表の自動作成や、支払対象にチェックを入れるだけで消込を完了する機能、未払・買掛計上の仕訳を自動作成する機能などを搭載。支払業務におけるミスや漏れの防止につながる。
(出所:freee支出管理 受取請求書キャビネット公式Webサイト)
受け取った請求書の経理業務を自動化する、クラウド型の請求書受領サービス。専用のメールアドレス宛に書類を添付して送ってもらうか、管理画面へ直接書類をアップロードすれば自動で取り込みが完了。高精度のAI OCRが電子保存に必要な情報を読み取り、手入力で転記していた工数を削減する。データ化した書類は必要なタグを付けてシステム上に保管し、検索もスムーズに。証憑別にフォルダ分けをしたり、閲覧権限の付与をしたりと、企業にあわせた管理方法を実現。未対応の件数も常に表示されているため、チェック漏れの防止にも役立つ。
Google DriveやDropbox、Boxといった外部ストレージとも連携。外部サービスとの自動同期やAI OCRによる書類の自動判別にも対応し、業務効率化を支援する。
(出所:スマートOCR請求書公式Webサイト)
非定型帳票をデータ化するAI OCRサービス。同社独自開発の認識エンジンにより、白文字や網掛け文字、透かし文字、離れ文字、手書き文字などの高精度の認識が可能。印影除去機能により、ハンコの下の文字のみを認識することもできる。画像のスキャンは自前のスキャナーやスマホの「スマートOCR」アプリで行う。iOSとAndroid版が用意されており、アップロード後はPCブラウザで確認できる。
「請求書パック」には請求書の汎用テンプレートが標準装備されており、請求基本項目だけでなく請求明細などの表もデータ化可能。オプションで、特定のフォルダに保存した請求書のPDFファイルを自動的にアップロードしてOCR変換するサービスや、読み取りできない請求書の抽出設定代行サービスなども利用できる。
(出所:リコー 受領請求書サービス公式Webサイト)
紙やPDFの請求書をデータ化するクラウド型AI帳票認識OCRソリューション。PDFをOCR処理し、請求金額などの情報をデータ化。CSVファイルに出力し、各種会計システムや銀行の支払いシステムに連携できる。仕訳入力の情報は、取引先毎に学習されるため、次回以降入力の手間を省ける。リコーが蓄積してきた画像技術処理を活用し、印影の下の文字や白抜き文字、ゆがんだ画像、更に手書き文字の認識も可能。OCR結果の確認・修正をリコーがサポートするBPOにも対応している。
(出所:AIスキャンロボ公式Webサイト)
請求書以外にも様々な帳票を自動で読み取り、データ化できるAI OCRサービス。郵送の紙の帳票、FAXの印字された帳票、メールで届くPDFの帳票、いずれにも対応可能。読み取りたいドキュメントをアップロードするだけで、「読み込もうとしている帳票がどれに当たるか」をAIが自動識別。最適なテンプレートを選び出し、文字認識範囲まで自動で判別し即座に読み取ってくれる。帳票を仕分けたり、設定したり、面倒な手間がかからないのがポイント。複数ページにわたる場合もAIが自動で追随して読み取り、ページ番号が記載された状態で出力できるため突合せ確認もしやすい。
最後に、取引先に請求データを入力してもらうことで、請求書の受け取りの電子化を実現するサービスをご紹介します。サービスの利用をきっかけに取引先のDXにつながることも。取引先は無料で利用できるサービスなら、提案ハードルも下がるでしょう。
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(出所:BtoBプラットフォーム 請求書公式Webサイト)
請求書の発行と受取りが可能な電子請求クラウドサービス。電子帳簿保存法・インボイス制度に対応。取引先からの請求書をオンラインで登録してもらうことで、即データを受取れるのが特徴。承認フローを利用できるうえ、社内承認進捗確認機能があるのでスムーズに処理を進められる。仕訳も可能で、会計システムにも連携できる。
紙の請求書を受け取った場合はAI OCRでCSVファイルに入力して取り込むことで、管理できるようになる。また、紙の請求書の受取りとスキャンを代行してくれる「invox受取請求書」と提携しており、「invox for BtoBプラットフォーム請求書」サービスを利用することで、紙やPDFで届いた請求書をデータ化し、「BtoBプラットフォーム請求書」で統合管理できる。受取機能では、取引先の利用料が無料なのも魅力。
(出所:LinkPrint CLOUD公式Webサイト)
帳票を電子化し、発行も受領も一元管理できるクラウドサービス。取引先ごとに専用のURLとID・パスワードを発行し、直接請求書をアップロードしてもらうことで、安全確実な受け取りが可能。ほかにも、自社の指定した様式に取引先に入力してもらったり、メール添付や他のシステムから受け取ったPDFをアップロードしたり、取引にあわせた方法を設定できる。プレビューを確認しながらAI-OCR機能などを利用して、取引年月日や取引金額などの管理情報の登録も効率化する。
電子送付だけでなく、郵送代行、FAX送信、印刷送付にも対応し、標準テンプレートフォームも100種類以上あるなど、発行機能も充実。帳票業務を包括的に電子化・効率化したい場合におすすめ。
請求書受領サービスの市場はDXの推進や働き方改革の影響を受け、ここ数年で拡大傾向にあります。デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査では、年率76.2%の驚異的な成長が見込まれており、2026年度には412億円の市場規模になると予測されています。
※「驚異的な成長が見込まれるクラウド請求書受領サービス市場の現状と将来」(ミックITリポートMonthly 2022年7月号)。
導入することで、「紙の請求書に伴う物理的業務の削減」「最新の制度への対応の自動化」「スムーズな請求書承認フローの実現」「請求書の処理スピードの向上」「経理の計上処理の効率化」などのメリットが期待できます。まずは、「請求書データを誰が入力するのか」という観点から、次の3つのタイプのうち、自社にはどれがあてはまりそうか絞り込んでみてください。
そのうえで、「データ化する項目」や「データ化の精度や速度」「倉庫での原本の保管期間」「データ化以外の機能」といったポイントに沿って、比較・検討してみましょう。
請求書受領サービスをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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請求書受領サービスの更に詳しい選び方はこちらの選び方ガイドをご覧ください。
請求書受領サービスの選び方ガイド
株式会社TOKIUM
請求書処理の完全ペーパーレス化を実現する請求書の受領代行・データ化サービス。紙・メール・PDF等あらゆる形式の請求書に対応し、一括受領が可能。データ化された請求...
株式会社マネーフォワード
請求書の発行業務と受領業務の両方を効率化するWeb請求書システム。あらゆる帳票をAI OCRとオペレーター入力により電子化することで、法改正に対応した帳票管理を...
freee株式会社
受け取りから保管までのプロセスを効率化する、クラウド請求書受領サービス。受領した請求書はAI-OCRで読み取り、漏れなく振り分けて一覧表示。スムーズな検索も実現...
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どのような形式の請求書でも、99.9%以上の精度でデータ化。受取請求書の支払・計上に必要な経理の入力作業を自動化するクラウドサービスです。導入実績はシリーズ累計...
株式会社オービックビジネスコンサルタント
請求書受領から支払までの一連業務をデジタル化する、中小企業向け請求書受領サービス。電子帳簿保存法・インボイス制度・デジタルインボイス対応。業務生産性を向上します...
株式会社インフォマート
企業間における請求書の受け渡しをデータ化することで、請求書の受取・発行、双方の請求業務の生産性向上、時短、コスト削減とペーパーレス化を実現する仕組みで、どのよう...
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