最終更新日:2024-10-31
生産管理システムの導入やリプレースを検討している製造業の方へ。多種多様なシステムがある中で、導入する際の4つの比較ポイント、選び方や各社の特徴をわかりやすく紹介します。
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生産管理システムとは、製造業における生産工程の情報を集約し、一元管理するためのシステムです。需要計画、生産計画、部品の発注、現場での作業指示・進捗管理から、原価管理といった一連の業務フローを統合的に管理。現場の正確なデータを一本化することで、業務効率化や生産性向上につながります。
従来のアナログ管理の場合、次のような課題がありました。
生産管理システムは、こうした課題に対するソリューションとして利用されています。
生産管理システムは計画、実績、原価などの製造工程に必要な業務を効率化するため、様々な機能を搭載しています。システムによって、対応可能な業務範囲は異なりますが、主に次のような機能があります。
計画管理 | 消費量を把握するための「需要計画」、受注内容に応じた最適な人員シフトを組める「生産計画」、生産計画に応じた最適な部品・原材料・資材を仕入れる「調達計画」など。 |
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実績管理 | 生産計画の達成に向けて、日々の製造工程における製造実績や作業進捗を見える化するための「製造管理」「工程管理」など。そのほか、関係者への随時情報共有も。 |
原価管理 | 損益分岐点や採算性などを求めるのに必要な製品・ロットごとの「原価計算」や、実績原価と標準原価との「リアルタイム比較」など。 |
これらの機能を活用すれば、「入力と転記作業の負担を減らしたい」「余剰になっている在庫をできるだけ減らしたい」「納期を短縮したい」「納期遅延の懸念をなくしたい」「製品別、部門別や案件別などで原価を把握できるようにしたい」といった課題も解決できます。
なお、より詳しく機能について知りたい方は、「生産管理システムとは?必要性をわかりやすく紹介(機能一覧付き)」もご参考にしてください。
生産管理システムを導入することで、在庫に応じた生産計画の立案や工程の可視化などにより、正確な状況把握ができるようになります。
余剰在庫の課題を例に挙げると、表計算ソフトによる在庫データ管理は煩雑になりやすいのがネック。「何が」「いつ」「どこに」「どれくらいあるのか」をリアルタイムで把握することが困難です。生産管理システムを導入すれば、品目や作業進捗ごとの情報を一元管理できるため、在庫状況を飛躍的に把握しやすくなります。
製造現場において、正確な情報の把握は経営計画立案や課題把握のために必要不可欠。現場の経験や勘だけに頼らないデータの蓄積は、業務効率化はもちろん、品質向上やコスト削減、納期短縮に効果的です。現場担当者にとっても、入力間違いや発注漏れといったミスの削減・防止にも役立ちます。
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生産管理システムのさらに詳しい選び方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
生産管理システムの選び方ガイド
では、多くの生産管理システムがあるなかで、どのようなものを導入すべきでしょうか。比較するポイントとして「対応業務の範囲」「生産方式への対応」「業界・業種への対応」「サプライチェーンへの対応」の4つを見ていきます。
1つ目のポイントは、生産管理システムが対応可能な業務の範囲です。各社の生産管理システムによって、需要計画、生産計画、調達計画、在庫管理、工程管理、原価管理など、対応する範囲が異なります。自社の業務を整理し、必要な機能が含まれているか確認しましょう。
たとえば、「SPENCER」は物流ノウハウと在庫管理を起点とし、計画・実績・原価の管理に対応したシステム。既に他社の生産管理システムを導入している場合でも必要な機能をコンポーネント単位で使うことも可能です。
「R-PiCS V4」は販売管理にも強みがあるシステムで、受注出荷管理・生産計画・製造実績管理・在庫管理や原価管理まで対応します。
中には、「Cloud2Mfg」や「スマートF」のようにクラウドでありながら、カスタマイズに強みを持つサービスもあります。現状の機能ではカバーしきれないケースでも、追加費用なしで新たに業務機能を開発してもらえる可能性もあります。一般的な対応業務と異なり、独自の業務範囲がある場合は、こういったサービスの利用を検討してみるのもいいでしょう。
製造業には大きく分けると加工業と組立業の2つの業態があり、それとは別に受注生産・見込み生産・個別受注生産など様々な生産方式があります。生産管理システムによって対応可能な生産方式や得意とする業態は異なるため、導入する際には、自社の生産方式に適合しているかをチェックする必要があります。
たとえば、多品種少量型の部品加工業の場合には部品加工の受注生産に特化したもの。そのほか、試作品や特注品など一品ものを取り扱っている場合は個別受注から設計・加工・組立に強みのあるもの。自社ブランド品を繰り返し生産するのがメインであれば見込み生産などに強みのあるもの、というように無駄なく利用できるものを選びましょう。
以下、主な生産管理システムについて対応度合いをまとめておきましたので、参考にしてください。
導入する生産管理システムが、自社の業態や業種に対応しているかもポイントになります。たとえば、「生産革新 Wun-jin SMILE V Air」は、一般的な生産管理システムには必須の機能「所要量計算」や「MRP」をあえて非搭載。多品種小ロット生産の加工業者にとって不要な機能を省くことで、シンプルで使いやすいシステムを実現しています。
「FutureStage」では、自動車部品業務向け、金属加工業向け、一般機械製造業向けのテンプレートが用意されており、対応している業種が明確になっています。特定業種向けのシステムを使うことで、通常の生産管理システムでは対応しきれない業種特有の商慣習、業務プロセス、マスタ、機能にも柔軟に対応できるようになります。
あらかじめ自社の業界・業種に最適化されたシステムを導入すれば、余計なコストをかけたり、業務を複雑化するリスクを回避することができます。
生産管理システムの中には、自社の生産現場や在庫管理だけでなく、社外で利用することで物流や仕入れなどサプライチェーン全体を最適化することができるものも。もちろん、別途各々のシステムをデータ連携することでも対応可能ですが、手間なくより広範囲を可視化したい場合は、サプライチェーンに対応したものを検討しましょう。
たとえば、「生産管理 SPENCER」はロジスティクス分野の専業ベンダーである西濃運輸グループが手掛けた生産管理パッケージ。仕入れ先や製造委託先や工場、物流倉庫、顧客など在サプライチェーン全体を可視化することができます。「A’s Style」や「STRAMMIC」も同様に、生産や販売、購買、在庫、原価などを一元管理できます。
企業の規模が大きくなるのに比例して業務は複雑化していきます。中堅以上の企業が中小企業向けの生産管理システムを導入してしまうと、複雑な業務に対応しきれなくなる可能性があります。そのため、生産管理システムを検討する場合、「企業の規模」「業種・業態」「生産方式」という3つの要素を考慮する必要があります。
それらを踏まえた場合、生産管理システムは以下の3つのタイプに分けられます。
以下、それぞれのタイプについて、具体的にどういう特徴があるのか、どういうシステムがおすすめなのかを説明しています。システムを選定する際の参考にしてください。
中小企業向けで、業種・業態や生産方式に関してはマルチではありませんが、それぞれ得意領域を持ったタイプです。自社に合ったものを選べば、必要最小限の機能から始められるため比較的低コスト、かつ短期間で導入可能。機能の追加に即日対応するシステムもあり、運用が軌道に乗ってから徐々に拡大も可能です。
中小企業向けに開発された「TECHS-BK」は、3つのエディションから選択可能になっており、段階的に機能拡張できるようになっています。「生産革新 Wun-jin SMILE V Air」も小規模加工業でも使いやすい機能に絞った作りになっています。
中堅以上の規模で、複数の業種・業態・生産方式に対応できるタイプです。たとえば、受注生産・見込み生産の両方に対応できる「R-PiCS V4」、製造業・卸売業・⼩売業向けで利用可能な「FutureStage」など。製造現場で求められる機能を標準機能で網羅しており、それ以外にも、各社のニーズにマッチする多数のオプション機能を備えているのが特徴です。
中堅規模で、自社の生産管理・在庫管理以外にも、取引先や仕入先など物流全般での利用も想定して、サプライチェーン全体を最適化することのできるタイプです。販売・生産・購買・在庫・原価を一元管理でき、繰り返し生産や個別受注生産、見込み生産など幅広く対応可能。拡張性が高く、様々なニーズに柔軟に対応できるのが特徴です。
なお、大企業向けの生産管理システムはカスタマイズ性や既存システムとの連携性などによって、最適なシステムが大きく異なるため、本記事では具体的なサービスの紹介を割愛します。
詳しく知りたい方は「製造業向けERPの比較11選。タイプや選び方は?」をご覧ください。
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(出所:TECHS-BK公式Webサイト)
多品種少量型の部品加工業向けに開発された、中小企業のためのクラウド対応生産管理システム。機械用部品、治工具、弁・同附属品、金型・同部品、製缶板金、航空機部品、金属加工、金属プレス製品、玉軸受・ころ軸受など幅広い業種で利用されている。
受注から生産、売上まで一元的に管理可能。社内工数や過去の見積り・実績をもとにした、より的確な原価(工数・材料・外注など)積算に強みを持つ。見積りの精度・スピードの向上、更に積算根拠を明示することで顧客とのコミュニケーションの改善も期待できる。「Standard」「Basic」「Mini」の3つのエディションを用意。必要な機能や業務範囲によってプランを選べるようになっており、「Standard」なら社員数20名以下の小規模事業者を対象にマスタ登録支援サービスも提供している。
そのほか、ハンディーターミナルを利用した作業工程の管理もポイント。
(出所:Prevision公式Webサイト)
受注生産の組立業と部品加工業の両方に、一つのパッケージで対応できる生産管理システム。たとえば、組立業なら半導体製造装置・産業用機械・制御盤・試験機など、部品加工業なら試作部品加工業や金属部品加工業・金型加工業などで幅広く利用されている。
見積り管理、工程進捗管理、部品表管理、発注・仕入れ管理、作業実績収集、予算管理、原価管理、受注管理、売掛・買掛管理、在庫管理など幅広い用途で利用可能。特に工程進捗管理に特徴があり、製品に合わせて日単位の「大日程計画」、時間単位の「小日程計画」、更に「スパライシス」という自動スケジューラーから選んで利用可能。導入に当たって、簡易コンサルティングを受けられるのも心強い。
(出所:生産革新 Wun-jin SMILE V Air公式Webサイト)
多品種小ロット生産向けのクラウド型生産販売管理システム。売掛・買掛などの販売管理をベースに、工程管理や製造指図書などの生産管理が行える製販一体型の簡単でシンプルなオールインワンパッケージ。
品目マスターをあらかじめ登録しなくても運用可能。「所要量計算」や「MRP」はあえて非搭載。一方で、製品・加工品を作るための工程と使用する部材のツリー形式での登録や、過去案件からの引用、品目手順や構成マスターからの引用ができるなど、多品種小ロット生産の加工業者にとっての使い勝手の良さにこだわり、無駄を省きながらも必要な機能が充実している。
(出所:スマートF公式Webサイト)
130以上の機能と幅広い連携に対応する、拡張性の高いクラウド型の生産管理システム。在庫管理や工程管理、生産計画、受発注管理、品質管理、原価管理など基本機能のほか、計量器連携、PLC連携、AIOCR受注登録自動化など、オプション機能が充実。週1でアップデートされており、更なる機能追加も随時行われている。
膨大な機能の中から、必要なものだけを部分導入できるため、スモールスタートしやすく、用途に合わせて、生産管理・MES・基幹システムといった様々な使い方ができるのも特徴。
低コストでありながら、専任担当者が導入前のデータ整備や運用設計、運用定着までサポートしてくれるため、初めての導入の場合も心強い。
(出所:i-PROERP3公式Webサイト)
個別受注・多品種少量生産型の中小部品加工業向けの生産管理システム。低コストかつ短い納期で導入が可能。見積り、受注・出荷から工程進捗管理、在庫管理、売上・請求、仕入・買掛管理、トレーサビリティまで、部品加工業で必要となる主な業務の効率化に貢献。工程別納期の設定とその進捗管理により、リアルタイムに状況を確認でき、製品・素材の在庫が照会できるため、無駄な製品や素材を削減できる。
複雑化した管理工数や作業ロスに対応できないなどの課題を抱える企業が、多品種少量生産方式において、生産に関わる情報をシステム上で一元管理・共有をしたい場合におすすめ。受注から出荷・製造計画・売上、仕入計上などのバックヤード業務はVPN回線を用いたテレワークにも対応。
(出所:ADAP公式Webサイト)
多品種・少量・短納期生産向けの生産管理システム。Web上に大きなホワイトボードがあるかのような直感的なUIで管理でき、現場の力を最大限引き出されるように設計されている。業務機能が分かれている生産管理システムが多い中、「ADAP」はすべての業務機能を一元的に管理することによりすべての業務がリアルタイムにつながり、PDCAサイクルを短縮できる。
繰り返し生産の量産品の生産管理に最適。加工組立、食品加工、シート、印刷、化成品など、多彩な導入実績あり。メモリー処理と独自開発のエンジンを採用し、高速処理を行うことで待ち時間なしの削減を実現。日・英・中・韓4カ国語対応、ほかの言語も追加できる辞書機能付き。取引企業ユーザーごとに情報の可視範囲を設定できる機能を搭載。
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(出所:R-PiCS V4公式Webサイト)
受注生産・見込み生産の両方に対応できるハイブリット型生産管理システム。個別設計生産から繰り返し生産まで、1つのパッケージで柔軟に対応できる。受注出荷管理機能と連動した所要計算や工程管理などの製造計画から、作業指示・品質管理、在庫管理、購買管理や原価管理まで、生産管理に必要な機能を網羅。英語や中国語にも通貨を含めて対応しているため、海外の工場でも導入できる。
メニュー画面や機能画面のカスタマイズ性も充実。OSやプログラム稼働環境の変更に適応するバージョンアップだけでなく、機能強化できるリビジョンアップにも対応し、企業体制に合わせた運用モデルを構築できるのも強みだ。
(出所:FutureStage公式Webサイト)
中堅・中⼩規模 製造業、卸売業、⼩売業向けに開発された基幹業務パッケージ。自動車部品製造業、金属加工業、一般機械製造業向けのテンプレートが用意されており、業種特有の商慣習、業務プロセス、マスタ、機能に柔軟に対応可能。
自動車部品製造テンプレートでは、内示情報を基に生産計画を立案でき、MRP品(量産品)と製番品(試作品)の共存、ロット・トレースによるトレーサビリティの確保が可能。金属加工業向けテンプレートは、外注工程も含めた一括の工程管理や社内加工・外注加工のスムーズな切り替え、ショット数管理などの金型冶工具管理機能を搭載。一般機械製造業向けテンプレートは、製番別の正確な個別原価計算、過去の見積・原価事例の一元管理、製番ごとの手配進捗を一覧で参照できる機能を備えている。
(出所:TPiCS公式Webサイト)
「量産繰返生産」と「少量多品種生産」の両方に対応した生産管理システム。「短納期生産への対応」「現場の見える化」「納期遅延の防止」「在庫縮小と短納期生産の両立」「新製品の早期生産開始」という5つの難問への対応をコンセプトに開発。たとえば、所要量計算では仮固定して計算を進め、実際の差異が生じたら生産計画を変更して再計算を行う、といった柔軟性を持つ。
受注販売管理オプションを使えば、受注や内示情報と連動した生産計画の作成が可能。そのほか、工程管理、在庫管理、原価管理や支払管理などにも対応している。プログラムなしでフォーム項目を追加できるなど拡張性も強み。クラウド版とオンプレ版から選んで導入できる。英語・中国語(簡体字・繁体字)、ベトナム語に対応しており、海外工場での導入事例も豊富。
(出所:Cloud2Mfg公式Webサイト)
カスタマイズ費用なし・サブスクで利用できる、クラウド型の生産管理システム。25年以上の生産管理システムのパッケージ開発実績により培ったノウハウをもとに開発。
製造業の基本活動である生産・調達・在庫管理・販売の4つの活動領域を網羅した200以上の機能を搭載。基本機能をベースに、自社に合ったものをアドオン(追加)したり、別途業務アプリを開発したりすることで、安価な月額利用料で自社に合ったセミオーダーメイドのシステム利用を可能。専門的なプログラミングの知識は必要なし。経験豊富なコンサルタントが入り口から導入サポートしていくため、社内にシステム専任担当がいない場合も安心。製造業を中心に、ファブレス、流通企業など、幅広い業種・業態で導入実績あり。
(出所:TECHS-S NOA公式Webサイト)
「TECHSシリーズ」の一つで、「個別受注型」の製造業に取り組む中小中堅企業向けの生産管理システム。たとえば、試作品や特注品など一品ものを受注・設計・加工・組立を行っている企業や、自社ブランド品を繰り返し受注生産している企業などにはおすすめ。部品表データの取り込み・欠品予定管理・トレース管理など個別受注型の生産方式に合った機能がパッケージ化されているため、受託開発システムをイチから利用するのに比べて安価・低リスクで導入できる。
「予定管理」「進捗管理」「負荷管理」も見える化。状況を正しく把握することで、緊急対応が必要な場合でも即座に調整できる。オンプレミス型とクラウド型を選択可能。クラウド型は定額料金のサブスクリプションモデルのため、初期投資やコストを抑えて利用したい場合におすすめ。
(出所:atWill公式Webサイト)
大手システムインテグレーターSCSKが50年培った製造業の業務ノウハウをテンプレート化した上で、高速開発ツールを組み合わせることで柔軟なカスタマイズ性を実現する生産管理システム。
製造管理や販売管理、品質管理、原価管理、金型管理など、製造業に必要な幅広い基本機能を標準搭載。必要に応じて、帳票作成機能やワークフロー機能などの業務機能の追加が可能。ローコード開発基盤で、独自業務に関する機能の開発や、特定の業務領域のみに部分導入や事業状況に合わせた段階的導入もできる。多言語対応で、海外拠点での利用も可能だ。
部品表でライン・工程・製造条件などを管理すれば、原材料調達~製品完成まで一気通貫で生産計画立案ができるのも強み。日単位での生産計画をベースにシフト単位の生産計画立案や、生産順序制約を加味した生産順序計画の自動立案にも対応し、計画の精度や生産性の向上をサポートする。
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(出所:A’s Style公式Webサイト)
企業ごとに機能・パーツを組み合わせて利用できるセミオーダー型の生産管理システム。販売・生産・購買・在庫・原価を一元管理できる。繰り返し生産や個別受注生産、見込み生産など、幅広く対応。各企業の課題に寄り添い、製造業のバックオフィス業務の効率化・自動化を支援する。バーコードやQRコード、非接触タグ(RFID)の読み取りによって情報を登録・確認可能。入力ミスや確認作業の手間をなくし、正確性とスピードの向上が見込める。
また、利用人数・社数に制限がないため、外部取引先やグループ会社と共同で利用できるのも強み。グループ全体での生産状況をリアルタイムに把握したり、外注先を含めた工程全体を管理したりすることができる。
(出所:STRAMMIC公式Webサイト)
業界や業種特有のニーズに柔軟に対応する製造業向けのERPパッケージ。医薬品や化学品、食品等を中心としたバッチ・プロセス系企業や、組立加工等のディスクリート系企業など幅広く対応可能。生産管理や販売物流管理、原価管理、工程管理などの各システムを統合することができる。本社や支店、関連会社、生産・販売・物流の各拠点の統合管理により、仕入れ先や製造委託先から工場、物流倉庫、顧客までのサプライチェーンマネジメントを実現する。
柔軟かつ利便性の高いユーザビリティに強み。利用したい機能やデータに簡単にアクセスできる上、業務に合わせて照会画面やレポートを自由にカスタマイズ可能。スピーディーなデータの照会・エクスポートにより、作業効率向上が期待できる。
(出所:生産管理 SPENCER公式Webサイト)
ロジスティクス分野の専業ベンダーとして物流ITクラウドや物流業務クラウドに定評があり、西濃運輸グループの情報戦略会社として設立されたセイノー情報サービスの生産管理パッケージ。長年培った物流ノウハウと、在庫管理を起点としたサプライチェーン全体を可視化する。操作画面は表計算ソフトと同様の操作感で現場に定着しやすい。
既にほかの生産管理システムを導入している場合でも、「SPENCER」の計画管理・実績管理の機能をコンポーネント単位で組み合わせて利用ができる。初期は機能の一部のみを導入し、現場の定着度合いを確認しながら徐々にシステム化の範囲を広げていく運用も可能な点が特徴。同社の在庫適正化支援システム、Web調達システム、倉庫管理システムなどのクラウドサービスと連携できる。
製造業における課題は、企業の規模が大きくなるにつれて複雑化しやすい傾向にあります。煩雑な業務を生産管理システムでデータを一元的に把握することは、経営状況を改善するきっかけにもなるでしょう。
生産管理システムの検討する際は、「企業の規模」「業種・業態」「生産方式」という3つの要素を踏まえ、次の3つのタイプから選びましょう。
その上で、比較ポイントとして挙げた「対応業務の範囲」「生産方式への対応」「業界・業種への対応」「サプライチェーン対応の必要性」の4つの観点で検討を進め、候補を絞り込んでいくのがおすすめです。
自社の生産管理方法や課題を照らし合わせて、適切な生産管理システムを導入することで、業務効率化、売上拡大へつながります。
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生産管理システムのさらに詳しい選び方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
生産管理システムの選び方ガイド
株式会社テクノア
「多品種少量型の部品加工業」に特化した中小企業向けの生産管理システム。1994年に発売開始し、4,500社以上が導入している生産管理システム「TECHSシリーズ...
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