最終更新日:2024-11-12
建設・工事プロジェクトの推進や管理をアナログからデジタルにシフトして、業務効率を改善させたい方へ。工事管理システムの機能やタイプ別の選び方、比較ポイント、おすすめのサービスを詳しく解説します。
工事管理システムは、工事の受発注、施工の進捗管理、図面や工程の管理や共有、経理作業の効率化、売上金の回収など、工事の一連の流れに関する様々なデータやプロセスを一元管理できるシステムです。施工管理システムとも呼ばれています。
現在はスマホやタブレットから現場でも簡単に利用できる「クラウド型」が主流で、個別にPCにインストールしなくても、すぐに使えるようになっています。
適切に工事を管理するためには、工程の進捗把握や写真・資料を随時共有する必要があります。小規模な現場であれば、紙やExcelでの管理でも間に合いますが、何十人、何百人という規模ではそうもいきません。「写真や資料を共有するのに時間がかかる」「情報が散らばっていて、施工状況が把握できない」などの課題が出てきます。
その点、クラウド型の工事管理システムなら、インターネットを通じて案件ごとに情報を集約・閲覧可能。ファイルの受け渡しやコミュニケーションも、システム内で完結します。更に、作業状況もリアルタイムで把握できるため、協力会社との連携もスムーズ。「納期遵守を徹底したい」「生産性を改善したい」などの課題解決に役立ちます。
おすすめの工事管理システムは次の通りです。
「ANDPAD」「建て役者」「蔵衛門」「サクミル」「CONOC」「KANNA」「コンクルーCloud」
「ダンドリワーク」「現場ポケット」「SiteBox」「AnyONE」「プロワン」「Sitrom-CC」「Photoruction」「SPIDERPLUS」
上記システムは記事後半で詳細に解説していますので、「早くおすすめのシステムを選びたい」という方は、おすすめの工事管理システムからご覧ください。
「選び方なども含めてもう少し詳しく知りたい」という方は、このまま記事を読み進めてください。工事管理システムの機能や導入メリット、タイプや比較ポイントと併せて、わかりやすく解説していきます。
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工事管理システムの更に詳しい選び方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
施工管理アプリの選び方ガイド
工事管理システムによって違いはありますが、主な機能として以下のような機能が搭載されています。
機能 | 特徴 |
---|---|
案件管理 | 案件ごとに担当者を決めて、工程表や資料、写真、報告書などをまとめて管理できる。 |
工程表管理 | 各工程をガントチャート形式に表示可能。工事の流れを確認するほか、担当者や工期の進捗も把握できる。 |
チャット・ファイル共有 | 案件ごとに担当者がチャットでコミュニケーションを取れる。ファイルや写真も共有しやすい。 |
写真管理 | アプリを使って撮影した写真は、クラウド上で一元管理。オンラインストレージのように共有・閲覧できる。写真台帳も簡単につくれる。 |
資料管理 | 見積書・設計図・施工管理図などの資料もオンラインで格納・管理可能。必要に応じて取り出せる。 |
報告書作成 | 日報・月報・完了報告などの報告書を、テンプレートを利用して簡単にスマホから作成・共有できる。 |
ダッシュボード | 売上・経費・利益などの経営に関するデータを集約して、リアルタイムに可視化。早期の分析に役立つ。 |
本記事では、工事管理システムの導入目的や、実際どのようなシーンで利用されているのか、自社に合ったシステムの選び方とあわせておすすめシステムも紹介していきます。
工事管理システムを導入した場合、主に以下のような4つのメリットが見込めます。
工事管理システムを導入することで、現場で発生する報告業務などのやりとりをオンライン上で行えるようになります。たとえば、写真や図面を現場からアプリで撮影して共有したり、工程表を画面上で修正して即時反映・共有したり、遠隔から施工状況を確認して指示を出したりすることが可能に。コミュニケーションを円滑化することで、管理効率を改善できます。
また、自社スタッフはもちろん、協力会社の作業員ともシステム上で意思疎通が取れるため、迅速に業務を進められるのもメリット。郵送や入力といった事務作業や監督・管理業務の負担を軽減し、スタッフのフォローやマネジメント、営業活動などの時間を確保しやすくなります。
工事管理システム上で、現場の写真や施工時のメモを共有できるため、進捗状況を正確かつ詳細に把握しやすくなります。グループチャット機能のあるツールなら、一度のやりとりで現場全体に情報共有できるため、修正・指示の確認やヌケモレ防止にも役立ちます。
コミュニケーションの齟齬がなくなり、現場との連携がスムーズになることで、工事品質を担保した上で、納期内での施工完了を徹底できるようになります。
受発注や請求業務は、依然として紙やFAXで行われているケースが多く、特に月末・月初の経理作業は煩雑になりがちで、負担が大きくなります。
工事管理システムのなかには、現場ごとに受発注を集約できるものもあり、見積りや請求業務にも対応可能。データ入力の手間も少ないことから、金額の相違などのミスの削減にもつながり、ひいては経理作業全体の生産性を高めることができます。電子契約サービスと連携できるシステムを導入すれば、契約や注文といった処理もすべてクラウド上で行えるため、ペーパーレス化も実現できます。
工事管理システムの導入で業務の効率化ができると、無駄な工数が減ります。たとえば、オンラインでの写真やデータの共有によって、営業や管理職は現場を訪問する時間を削減でき、浮いた時間を新規営業など生産的な業務に充てられるようになります。
また、システムによって迅速に正確な情報共有ができれば、発注ミスや追加コストといった無駄も省けるようになります。このように、工事管理システムによってコストを削減し、売上につながる施策により多くの時間を費やすことができれば、会社全体の収益改善が期待できます。
工事管理システムは、建設会社や工事会社、ゼネコンなど、工事・施工に携わる幅広い業界や業種で使用されています。システムの種類としては、主に幅広い業種に対応できるタイプと、特定の業種に対して強みをもつタイプの2種類に分けられます。
それぞれ搭載されている機能にも違いがあるため、検討しているシステムに自社の業界・業種にマッチした機能が備わっているか、しっかり確認しましょう。
特徴 | 該当するサービス |
---|---|
幅広い業種別に多彩なオプション機能を備える | ANDPAD、建て役者 |
建築・土木・電気工事などの現場写真をAIが自動仕分け | 蔵衛門 |
現場作業の負担軽減から経営改善まで広範囲にサポート | サクミル、CONOC、コンクルーCloud |
施工管理のほか、製造業、物流業の工場や物品管理など幅広く対応 | KANNA |
特徴 | 該当するサービス |
---|---|
建築工事の現場管理に特化 | ダンドリワーク、現場ポケット |
土木現場に特化 | SiteBox |
新築・リフォーム・店舗の施工に特化 | AnyONE |
現場管理から営業管理、経営管理に至るまで必要な機能を網羅 | プロワン |
ワンストップで伝票管理や工事原価管理などの管理業務が可能 | Sitrom-CC |
図面・写真データを高解像度・高速で表示 | Photoruction |
設備・電気会社向けの豊富なオプション機能を搭載 | SPIDERPLUS |
工事管理システムを導入する際にどのような点に注目すればいいか、3つの比較ポイントにまとめました。これらを踏まえた上で、自社に合うサービスを選んでいくと良いでしょう。
前項でも紹介した通り、工事管理システムは、幅広い業界・業種に対応できるものから、特定の業種に特化したものまで様々です。
「ANDPAD」のように幅広い利用者をターゲットにしているシステムであれば、自社の業種に合わせてカスタマイズするとよいでしょう。「KANNA」も業務フローに合わせてテンプレートをノーコードで簡単にカスタマイズ可能です。
小規模企業向けの「コンクルーCloud」のように、施工管理、原価管理、受発注管理など、一連の業務を1人~少人数で行うことを想定したオールインワン型もあります。
業務範囲が限られている場合や、現場の職人に積極的に使ってもらいたいという場合には、機能を絞って簡単に使える「現場ポケット」や「ダンドリワーク」のようなシステムが適しています。
また、特定業種に対応できるニッチな機能が必要となる場合には、「SPIDERPLUS」のような豊富なオプション機能を備えたシステムを選択するとよいでしょう。
工事管理システムはサービスごとに得意な機能が微妙に異なるので、「どの業務を効率化したいのか」「改善したい業務に機能がマッチしているか」を明確にする必要があります。改善したい業務を洗い出し、機能が上手くマッチしていれば、迅速な業務改善が見込めるでしょう。
たとえば、「Photoruction」は写真・図面・工程の共有機能に強み。撮影した写真を案件ごとに格納するだけでなく、「工種」「撮影階」などの属性情報の付加、写真の自動整理、絞り込み検索といった機能が充実しています。「蔵衛門」も共有機能に特長があり、撮影した写真はその場でクラウドへ自動保存。仕分けもAIが自動で行うため、写真選びを効率化することができます。
また、「SPIDERPLUS」は、検査機能との連携に強みがあります。満水試験機、温湿度計、電力量計、コンセント、幹線・負荷設備、照度などの各種検査記録の連携や入力ができるため、設備・電気系の業種で業務効率向上が期待できます。
更に、「プロワン」のように工事やリフォームなどの現場仕事・短期工事に特化し、現場での書類作成や顧客情報管理、リアルタイム自動収支計算など、業務に必要な一通りの機能を網羅したシステムも。
社内で既にLINE WORKSなどのチャットツールや情報共有ツールが浸透している場合、新たなシステムへの切り替えが進まないケースも考えられます。現場スタッフの抵抗感なく導入を進めたい場合には、「建て役者」のように、LINE WORKS連携機能を備えたシステムがおすすめです。また、「ANDPAD」では、会計、顧客管理、電子契約、現場カメラといった様々な外部サービスと連携できる「アプリマーケット」というサービスを展開しています。
一方、現状のコミュニケーションをより効率化することが目的ならば、自社の業種に合った確認・共有機能を備えたシステムへの置き換えも一案です。データ移行の際の手順なども確認しておくとよいでしょう。
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(出所:ANDPAD公式Webサイト)
現場の効率化から経営改善まで一元管理できる建設プロジェクト管理サービス。20万社への導入実績を持ち、新築・リフォームといった建築系から、ゼネコン・専門工事といった建設系まで幅広く活用されている。工事に関するデータはクラウドで一元管理され、図面や現場の写真、工程表などは自動で整理。情報はシステム上でリアルタイムに共有できるため、段取りや現場との情報伝達もスムーズ。
更に、チャットや完了報告の機能を使用すれば、管理者による現場状況の把握も手間がかからない。アプリの画面は操作しやすいように設計されており、誰でも簡単に利用できる。
(出所:建て役者公式Webサイト)
建築・リフォーム業界に特化し、商談からアフター対応まで一元管理するクラウド型工事管理システム。工事管理に必要な機能を搭載しているだけでなく、導入する会社の状況や要望に合わせて、柔軟なカスタマイズに対応する。
工事に関する受発注、工程の管理、実行予算の作成、工事後の定期点検管理や工事種別ごとに契約データのグラフ集計も可能なので施工全体を管理しやすい。顧客情報の管理機能が充実しており、商談や工事履歴等を一元管理。DM作成やリピート需要の獲得に役立てることができる。オプションで、地図マッピング、電子受発注(EDI)、クラウドサイン連携、LINE WORKS連携なども可能だ。
(出所:蔵衛門公式Webサイト)
撮影した写真をリアルタイムですべての工事関係者とつなげる管理システム。AIが写真情報をもとに「工種」「場所」「撮影者」ごとに自動仕分けすることで、工事写真の撮影・整理にかかる時間を大幅に短縮できるのが強み。電子小黒板つき写真の撮影、帳票の作成、図面の管理にも対応するなど、あらゆる施工現場で使われる機能も利用することができる。更に、写真や黒板を使っての指示や確認、報告などのやりとりはメッセージアプリ感覚で気軽に行えるのも魅力だ。
また、NETIS登録技術の最高評価VEの獲得や、J-COMSIAの信憑性確認検定・小黒板情報連携機能検定・工事写真レイヤ化認定などにも合格。官公庁の公共工事でも安心して使用することができる。
(出所:サクミル公式Webサイト)
多機能かつ低価格で利用できる現場管理ソフト。30アカウント分で月額4,000円で、初期費用、サポート費用も無料。PCやスマホに使い慣れていない現場の方でも使いやすいように設計されており、無料のトライアル期間も2カ月間に設定されているなど、導入ハードルの低さに魅力。
写真台帳作成やファイル管理、作業日報など、現場担当者の負担軽減につながる機能はもちろん、顧客・現場ごとのステータス管理や見積提出後のフォローアップ、帳票の自動変換など、管理者の作業効率向上や商談機会の増加などに役立つ機能も搭載。更に、スケジュールや作業日報と連動した原価・粗利管理、工期の予実管理といった機能は、経営戦略の立案にも役立つ。
(出所:CONOC公式Webサイト)
AI機能を搭載した建設業特化型のクラウドサービス。業務管理、現場管理、クラウドストレージの3つのサービスで構成されている。「業務管理」には工事台帳の作成や、売上管理、顧客・業者管理といった経理部門の負担軽減機能を搭載。「現場管理」には案件ごとのガントチャート作成をはじめとした工程表管理や、日報、カレンダー管理、写真・書類といった機能を備える。作成した書類は、電子帳簿保存法に対応した「クラウドストレージ」で効率的に管理・保存が可能だ。
3つのサービスが連携することで、建設業に関わる幅広い書類・業務をワンシステムに集約し、人手不足による負担を軽減しながらDXを後押しする。
(出所:KANNA公式Webサイト)
業務フローに合わせてノーコードで簡単にカスタマイズできる施工管理アプリ。施工管理、物品管理、プロジェクト進捗管理、電子帳票作成、チャット・報告など、施工管理に必要な機能を標準搭載している。
同時に動いている複数現場の進捗状況を一元化できるのが強み。リスト・ボード・カレンダーの3つの表示形式で、ステータスや施工期間、項目変更などの案件情報をわかりやすく可視化できる。現場やプロジェクトごとに、図面や仕様書、現場写真といった関連データもまとめて管理が可能。作成アカウント数が無制限のため、外部の協力会社が多い大規模プロジェクトにも利用できるのがうれしい。
オプションの「KANNAレポート」を利用すれば、スマホやタブレットで作業現場でも帳票作成も可能。工程管理、検査/点検報告、見積書、請求書など多様な帳票に対応し、帰社後の清書時間などの工数削減もできる。
(出所:コンクルーCloud公式Webサイト)
リソースに限りのある小規模企業向けの業務効率化ツール。一連の業務を1人で行うことを想定したオールインワン型で、原価管理を含む業務管理、施工管理、受発注管理といった、事業運営に必要な業務を完結。複数ツールの行き来やデータ転記、重複作業をなくして、管理業務を効率化できる。ダッシュボードでは、各案件の売上・粗利を自動反映して、数字やグラフで可視化。損益状況の俯瞰や売上・粗利の推移の確認も簡単だ。
協力業者や職人との見積依頼~支払のやりとりもツール上で完結。テキストによるコミュニケーションで、認識相違や対応漏れの防止にも有効だ。帳票自動生成機能を利用すれば、業務負担を大幅に低減できる。
(出所:ダンドリワーク公式Webサイト)
建築業の現場に精通したメンバーが開発したサービス。画像のアップロードはリアルタイムで共有できるほか、「画像書き込み機能」を活用すると写真に直接コメントを書き込めるので、指示をより的確に伝えられる。発注・受注・検収・請求までをクラウド上で行えるので、ペーパーレスによる業務効率化を図れる。
工程表の表示方法、承認フローや協力会社間でのワークフローといった様々な機能をカスタマイズできるのも魅力。ツールの提供だけでなく、導入から浸透までを徹底的にサポートしてくれる。
(出所:現場ポケット公式Webサイト)
塗装・建設・リフォーム・設備など、各現場の効率化を支援する現場管理アプリ。現場担当者の「使いやすさ」にこだわり。報告書作成・日報・アルバム・トーク・工程管理と、現場管理に特化した機能に絞ることで、低コストを実現している。
トーク機能では、現場単位でグループチャットができるため情報共有がスムーズ。要件と合わせて施工写真を添付したり、重要な要件は掲示板へピン止めしたりすることで、見落としを防止。添付された写真は自動でアルバムに格納される。報告書や工程表はテンプレートが用意されているため、簡単に作成可能。定型文機能で更なる効率アップが見込める。
(出所:SiteBox公式Webサイト)
土木工事の出来形・写真管理を実現するためのスマホアプリ。電子小黒板の写し込み機能で黒板の持ち運びが不要に。安全に撮影できるうえ、撮影人数を削減できることもメリット。国土交通省が導入している「小黒板電子化」「デジタル工事写真の信憑性確認(改ざん検知機能)」に対応しているため、電子納品時も安心だ。
現場で実測値や試験値を入力でき、事務所に戻らなくても出来形管理表や品質管理表の作成が可能。記録した出来形データや撮影した工事写真は「KSデータバンク」を活用し、クラウド上のサーバーに保管できるので、紛失などのトラブルからデータを守れる。
(出所:AnyONE公式Webサイト)
工務店・リフォーム会社の業務に特化した業務効率化システム。多くの工務店と取り引きする建材流通商社が開発したシステムで、業界ならではの細部にまでこだわった使い勝手とサポートが魅力。大手・中堅企業から個人事業主まで、規模感を問わず活用できる。電気工事・設備工事など様々な工程で使用でき、工程表や契約書、各種手続き書類などを簡単に作成できる。アフター管理機能も充実しており、DM配信機能や定期点検管理機能で過去に施工した顧客への定期メンテナンスなどの提案が可能。メンテナンス記録分析表を活用して、自社のサービス内容を見直し・改善することで、顧客満足度向上にも貢献する。
(出所:プロワン公式Webサイト)
工事やリフォームなどのフィールドサービス事業に特化したデジタル経営ソリューション。作業員はタブレットを使用することで、どこにいても見積書・請求書・領収書・発注書・報告書などを簡単に作成可能。営業担当者は、現場で利益率を見ながら見積書を作成してすぐに顧客に提案できるほか、過去の営業案件を蓄積した顧客情報をもとに適切なリピート提案などもできる。
更に、売上・経費・利益などの経営に関するデータをダッシュボードでリアルタイムに可視化することで、経営判断をサポート。その他、案件後に満足度調査のメールを自動送信する機能や、前日確認等をメール・SMSで自動送信する機能なども搭載。業務に必要な豊富な機能で、生産性の向上はもちろん、顧客満足度の向上や売上アップにも貢献する。
(出所:Sitrom-CC公式Webサイト)
中規模土木建設業向けのクラウド型工事原価・リアルタイム管理会計システム。伝票管理・工事原価管理・勤怠管理・資材管理など、一連の管理業務をワンストップで行うことができる。案件情報や施工情報といった工事関連情報の登録・管理から、実行予算・作業出来高の管理、日報の作成、工事の進捗管理、勤怠管理、資材管理、仕訳伝票の登録・管理、発注管理、支払査定、各種分析までが可能。
従業員は、各現場からスマホで勤怠を登録でき、集計した勤怠データは給与計算システムに連携することで、労務費も自動で計算。原勤務表や出面表からわざわざ労務費の計算をする作業を削減できる。
(出所:Photoruction公式Webサイト)
建築・土木に特化し、生産性と品質向上を目的とした建設業向けのサービス。建設業に携わるすべての人が使えるように、わかりやすさを徹底的に追求している。図面・写真などのデータを高解像度かつ高速で表示でき、図面には「矢印」「矩形」「文字」など様々な注釈に加え「メモ」「写真」「チェックリスト」などの情報を付加可能。あらかじめ黒板を作成できる「電子小黒板」機能で現場での入力も簡単。書類作成もワンクリックで行えて、作成後にも写真の追加・編集・並び替えができるので便利。
(出所:SPIDERPLUS公式Webサイト)
建設業や設備・電気・不動産などのメンテナンス業に特化した建築図面・現場管理アプリ。作業記録や写真・図面の共有はもちろん、撮影した写真を直接図面に貼り付けたり、コメントを追記したりすることが可能。現場内でスムーズに情報共有を図れる。
各種設備・電気の検査機器と連携して検査記録を残せるため、帳票作成も簡単。電子小黒板機能を標準装備しており、記入・配置調整の作業を大幅に削減できる。外部連携機能も充実しており、CADデータをそのままアップして、測定箇所の位置情報などを取り込んだり、BOX/Dropboxのアカウントとストレージを同期させたりすることも可能だ。
工事管理システムを活用することで、情報共有や確認をアナログな方式で進めていた工事現場の業務をアップデートすることができます。導入の際には工事管理システムの特徴を見極めて、自社が抱える課題は何か、その課題に対してどのツールなら解決できるのかを明確にして、必要な機能を搭載しているサービスを選ぶことが重要です。
工事管理システムの中には、現場のみならずバックオフィスも含め、工事全体に関わる業務効率化を実現させるための機能を備えるものも多くあります。業務効率化の先にある、収益や顧客満足度の向上も見据えながらシステムを選定しましょう。
工事管理システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
“工事管理システム”の 一括資料ダウンロードする(無料)
工事管理システムの更に詳しい選び方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
施工管理アプリの選び方ガイド
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