大量のメールを手間なく配信したい、メルマガの到達率・開封率を上げたいと考えている方へ。メール配信システムの機能や目的別の選び方、比較ポイントとともに、無料で利用可能なものも含めておすすめのシステムを紹介。比較表もダウンロードできます。
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メール配信システムとは、会員やユーザーへの一斉配信や、ステップメールなどのメルマガ配信を効率的に行うためのシステムです。
メールを送るだけであれば、通常のメールソフトでも問題ありません。しかし、メールソフトのみでは、「メールを送ったはずなのに届かない」「大量のメールを作成・配信するのに手間がかかる」「メルマガの反応が悪い」「効果が不透明で見込み顧客の発掘につながらない」などの課題を解決するのは難しいでしょう。
メール配信システムを利用すれば、それらを改善することができます。
【メールの到達率・大量配信に強みを持つタイプ】
「Cuenote FC」「配配メール」「ブラストメール(blastmail)」「ベアメール」など
【メルマガの運用改善に強みを持つタイプ】
「配配メールBridge」「WiLL Mail」「Account Engagement」「Synergy!」など
【高機能・低価格に強みを持つタイプ】
「AutoBiz」「める配くん」など
記事後半では、各サービスについて詳しく紹介しています。「すぐにツール選定に移りたい」という方は、おすすめのメール配信システムからご覧ください。
「何を選べばよいのかわからない」という方は、記事をそのまま読み進めてください。メール配信システムの選び方や機能、メリット、比較ポイントなどを、わかりやすく紹介していきます。
メール配信システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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メール配信システムは、導入する目的によって、主に以下の3つのタイプに分けられます。数あるサービスの中からいきなり自社に合ったシステムを選ぼうとすると大変ですので、まずはこの3つのタイプから自社がどのタイプに当てはまりそうか考えてみましょう。
各タイプに当てはまるサービスは、次の通りです。
「メールの到達率を高めたい」「短時間で大量にメールを届けたい」という場合におすすめのタイプです。
毎時100万~1,000万通ものメールの配信処理能力に加え、複数IPアドレスでの分散配信、無効なメールアドレスへの配信の防止、送信量と送信間隔を調整していくIPウォーミングアップ、SPFやDKIM設定など、メールを確実に届けるための機能を備えているのが特徴です。
こちらのタイプは、対応する業務範囲によって「高機能型」と「配信特化型」の2つに分けられます。
メールの大量配信や高速配信機能に加えて、HTMLメールの作成や効果測定機能も備えたタイプです。
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
Cuenote FC | 毎時1,000万通の配信性能と月間配信数76億通を誇る。エラーメールの解析や送信量の調整など、こまめなチューニングに強み | 月額5,000円(登録アドレス数2,000件まで) |
配配メール | 国内累計導入社数トップクラス。複数IPアドレスでの分散配信や配信量の調整によりスパムメール判定を回避 | 要問い合わせ |
WEBCAS e-mail | 毎時1,000万通以上で配信可能。複数のサーバーから分散して送信する仕組みで高い到達率を実現 | 月額10,000円~ |
アララ メッセージ | 通信キャリアやISPの配信ロジックにも対応した送信先ドメインごとの自動チューニングに強み | 月額9,500円~(月50,000通まで) |
ブラストメール(blastmail) | 業界トップクラスの配信スピード1,150万通/時。テンプレートによる高度なメールデザイン、効果測定にも対応 | 月額4,000円〜(登録アドレス数5,000件まで)、初期費用10,000円 |
「確実に効率よくメール配信を行えれば十分」という場合におすすめのタイプ。メール作成や効果測定などの機能はありませんが、その分、安価に利用できます。
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
ベアメール | メールの到達率改善に強み。1時間あたり500万通の高速配信にも対応 | 月額5,000円~ |
「メルマガの反応率を高めたい」「見込み顧客の発掘を行いたい」という場合におすすめのタイプです。
HTMLメール作成機能に加えて、顧客属性に合わせて配信できるセグメント配信や差し込み配信、ステップメール配信など、多様な配信手法に対応。更に、開封率・URLクリック率の測定機能やABテストの実施機能など、効率よく効果的にメルマガ施策を実施するための機能が備わっています。
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
配配メールBridge | 「配配メール」のMA特化プラン。ホットリードの抽出、来訪通知、トリガーメールなど、顧客の検討意欲を検知する機能が充実 | 要問い合わせ |
WiLL Mail | 直感的にスマホ対応のHTMLメールを作成可能。安価だが、分析機能や効果測定にも強み | 月額4,000円〜 |
Salesforce Marketing Cloud Account Engagement | セールスフォース・ジャパンが提供する、BtoBに特化したMAツール | 月額15万円 |
Synergy! | 送信時間帯の制御や送りすぎ防止など、国内利用に最適化された機能が充実 | 月額30,000円~ |
機能もさることながら、「できるだけ安価に利用したい」などコスト重視でシステムを選ぶ場合におすすめのタイプです。
国内での利用実績が豊富な「国産」サービスと、世界中に導入実績があり、スケールしやすい「グローバル」サービスがあります。
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
AutoBiz | 導入実績20,000社以上。20年以上のサービス提供実績あり | 月額3,520円 |
める配くん | 業界最安クラスで利用できるメール配信システム。少量での利用にはおすすめ | 月額1,980円~ |
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
SendGrid | 月間1,000億通以上の配信実績を誇る。日本語マニュアルあり | 月額3,000円(50,000通まで)~ |
MailChimp | 世界1,100ユーザーに利用されている。月間1,000通までは無料で利用可能 | 月額2,022.77円~ |
BENCHMARK Email | 世界50万社で利用実績あり。日本法人があり、日本語対応のサポートを受けられる | 月額1,964円〜 |
自社に合ったシステムのタイプがつかめたら、次は各システムを比較検討していく番です。メール配信システムには、目的に応じて以下のような様々な機能が搭載されています。
目的 | 機能名 | 機能一覧 |
---|---|---|
メール配信先管理 | ターゲット配信 | データベースから対象を条件で絞り込んでメールを配信 |
オプトアウト | メルマガに配信停止希望の導線を設置して、簡単に配信停止を管理 | |
エラーアドレス分析 | エラー要因を自動分析し、条件に該当する場合は自動で配信を停止 | |
メール配信 | 配信スケジュール予約 | あらかじめ指定した日時にメールを予約配信 |
ステップメール配信 | 経過日数や時間を指定して、異なる内容のメールを複数自動配信 | |
メール承認(ワークフロー) | 誤配信を防ぐため、メール送信前に特定の人の承認を義務付け | |
メール作成 | HTMLメール作成エディター | 見栄えのするHTMLメールを簡単に作成 |
レスポンシブデザイン対応 | スマホといったデバイスからでもメール表示を自動で最適化 | |
属性差し込み | 「○○様」のようにデータベースから氏名・会社名などを拾ってメールに自動で差し込み | |
組み替えメッセージ | ユーザーの属性情報に応じて、コンテンツを変えて配信 | |
効果測定 | 開封率測定 | メールの開封率を確認 |
URLクリック率測定 | メール内のリンクが実際にクリックされた率を測定 | |
ABテスト | 異なる文言やボタン配置などを試して、より効果の高いメールを配信 |
システムによって、できることには差があります。上記で取り上げた機能を中心に「どのサービスにどの機能が搭載されているのか」を比較しやすいように、機能比較表(主要10サービスで計30項目を調査)を用意しました。気になるシステムに自社で必要な機能が備わっているか、確認しておきましょう。
比較表は、以下の「メール配信システムの選び方ガイド」にて、機能要件の詳細解説とともに掲載しています。「もっと詳しく比較検討したい」といった場合は、こちらを活用してみてください。
メール配信システムの選び方ガイド(比較表付き)
メール配信システムは、手軽に利用できる月額2,000円前後のものから月額10万円を超える多機能なものまで、様々な企業のニーズに合うよう、幅広く提供されています。
料金形態は、「登録アドレス数に応じた従量課金」と「実際に配信したメールの件数に応じた従量課金」の2パターン。気になるシステムが見つかったら、自社で利用している登録アドレス数と月間に配信している件数から、概算の料金を計算してみましょう。
参考までに、「高機能・低価格に強み」のタイプで紹介したシステムでは、以下のような料金が目安になります。
サービス名 | 月額料金 | 条件 |
---|---|---|
MailChimp | 54,459.25円 | 10,000アドレスの場合 |
Cuenote FC | 5,000円 | 2,000アドレスの場合 |
サービス名 | 月額料金 | 条件 |
---|---|---|
SendGrid | 3,000円 | 月間50,000通の場合 |
AutoBiz | 3,520円 | 月間10,000通の場合 |
メール配信システムの導入メリットとしては、主に「メールの大量配信」「メールの到達率向上」「メルマガの反応率向上」「見込み顧客の発掘」といった4つが挙げられます。
一度に何万通ものメールを配信しようとすると、メールソフトによっては遅延したり、固まったりしがちです。メール配信システムであれば専用の配信基盤により、多くのメールを短時間に手間なく、一斉配信できます。
お知らせ・緊急メール、メルマガ、営業メールなどは、携帯キャリア・プロバイダ側の規制により迷惑メールに振り分けられたり、エラーで戻ってきたりすることも少なくありません。それらを防ぐには通常、コツコツと配信実績を積み重ね、信頼度(レピュテーション・スコア)やノウハウを高める必要があります。
しかし、メール配信システムなら独自に培ったレピュテーションやノウハウにより、早期にエラーを改善し、到達率向上が期待できます。
メルマガで成果を出そうとした場合、効果的なメールを効率よく配信することが必要です。メール配信システムは、HTMLをドラッグ&ドロップで作成する機能や、開封率・クリック率などを測定できる機能などを豊富に用意。システムによってはABテストを行い、反応率の高いメールを自動配信するといったことができるものもあります。
自社サイトを訪問したユーザーに対してのみ個別にメールを配信するなど、ユーザーのより細かな挙動を把握・利用することで、見込み顧客を発掘することも可能です。
気になるシステムを具体的に比較検討する際に役立つポイントを4つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
大量配信を重視する場合には必須のポイントです。自社で送るメールのボリュームに合っているものを選ぶようにしましょう。
たとえば、「Cuenote FC」は毎時1,000万通の処理能力を誇ります。そのほかにも、高機能型のメール配信システムであれば、基本的には毎時100万通以上の送信が可能です。多いに越したことはありませんが、必要以上に処理能力が高いものを、高額な料金を支払って利用しないように注意しましょう。
到達率を重視する場合は、複数の配信サーバーからの分散送信や、スパムと判定されない量・間隔での送信、なりすましと見なされないためのSPFやSender ID、DKIMによる送信ドメイン認証の設定など、十分な対策が取られているのかチェックしましょう。
システムによって、配信量や間隔調整などのチューニングが「サービス提供者側と企業側どちらが行うのか」「自動設定なのか手動設定なのか」などと変わってきますので、確認が必要です。
たとえば、「配配メール」はサービス側のエンジニアが自動で配信調整を行ってくれるため手間がかかりません。しかも、レポートやエラー回数フラグによりエラーアドレスを徹底管理。1配信あたりのエラー率を下げることで受信ブロックを防ぐことができます。また、迷惑メール業者や個人による利用を禁止し、サーバー内をよりクリーンな状態に保つなど企業努力で到達率を高めているのもポイントです。
メルマガの運用を改善したい場合は、効果測定・分析機能について確認しておきましょう。特に効果測定に関しては、項目数と精度が重要になります。開封率やクリック率だけでなく、コンバージョン率、曜日や時間帯、デバイスなど、確認できる項目が多いほど、より多角的な分析が可能に。
精度の面では、たとえば「開封率」を確認する際、単に全体の開封率だけでなく、「誰がいつ開封したのか」といった詳細なデータまで把握できると、より効果的な改善につなげやすくなります。
中には、「配配メールBridge」のように、メール配信結果を即座にリスト化し、見込み客を見える化(ホットリードを抽出)する、高度なMA機能を備えたシステムも。メール配信をきっかけにWebページに来訪したユーザーに対して自動でメールを配信するトリガーメールや、ユーザーの行動に合わせて配信するシナリオメールなどを活用すれば、メルマガの更なる効果も見込めます。
自社システムとの連携を優先的に考える場合は重要なポイントになります。
たとえば、「WEBCAS e-mail」は独自の連携機能により、複数のデータベースや基幹システム、ECシステム、レコメンドエンジン、ポイントシステム、キャンペーン管理システム、API連携など、外部システムとの連携に長けています。リアルタイムで複数データベースを直接参照してメールの配信が可能です。
なお、API連携に対応し、自社のデータベースやCRMツールなどと連携してメール配信ができるサービスについては、「API対応のメール配信サービス13選。タイプと選び方は?」の記事にて詳しく紹介しています。
「メールの到達率を高めたい」「短時間で大量にメールを届けたい」という場合におすすめのタイプです。エラーメール解析、分散配信、配信量の調整など、短時間で大量のメールを確実に送信できる機能が備わっています。
多くは到達率・大量配信以外にも豊富な機能を持ち、マーケティングといった用途にも耐えうる高機能型。実績十分で、大企業での利用実績も豊富です。
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(出所:Cuenote FC公式Webサイト)
月間配信数81億通、システム契約数2,400を超える導入実績を誇り、国内最大規模の配信スピードと配信実績を実現するメール配信システム。独自開発の配信エンジンにより、毎時1,000万通の配信性能を有し、高速かつ確実性に強みをもつ。通信履歴の分析などにより、問題なく送信可能な通信量になるよう細やかで柔軟にチューニング対応している点も強み。また、デバイス別自動配信機能を搭載しているため、スマホや携帯に確実に届けたいといった要望にも最適だ。
操作も簡単で、配信までわずか3ステップ(最短20秒)。料金も特徴的で、配信通数無制限で月額5,000円から利用可能。効果測定に関する充実した機能や簡単操作のHTMLエディターも人気。
(出所:配配メール公式Webサイト)
国内累計導入社数トップクラスを誇るメール配信サービス。スパムメールに判定されないよう、複数IPアドレスでの分散配信の仕組みを備え、エンジニアによって単一IPからの配信量を調整。レポートやエラー回数フラグによりエラーアドレスの管理を徹底的に行い、1配信あたりのエラー率を下げることで、受信ブロックを回避する。更に、迷惑メール業者や個人の利用を禁止することでクリーンなサーバー環境を保ち、高い到達率を維持している。
一斉配信、差し込み、グループ/セグメント配信、ステップメール、自動送信など、様々な配信に対応。メルマガなどの一斉メール配信から、ステップメール・セグメント配信などOne to Oneの個別配信まで対応可能。アポイント獲得率の向上や集客の強化、営業活動の効率化を支援する。
(出所:WEBCAS e-mail公式Webサイト)
10,000社以上の導入実績がある「WEBCAS」シリーズのメール配信システム。自社の運用に合わせて幅広いプランを選択でき、単発利用も可能。毎時1,000万通以上の大量高速配信、メール到達環境を実現できる点が強み。メルマガの一斉配信はもちろん、顧客ごとに最適化したOne to Oneメール、フォローアップ(ステップ)メール、各種自動配信メールまで、多様な配信機能を網羅。エラーメールの自動処理や、HTMLメールを簡単に作成できるエディターも標準で備えている。
更に、SalesforceやHubspot、Sansan、kintoneなど200以上のSaaSとノーコードで連携し、マーケティング成果の向上にも貢献。自社の様々なデータベースとの連携にも対応。クラウド版では、CSVでインポートして配信する通数課金プランと、配信リストでの課金の「送りたい放題」プランを用意し、予算やニーズに応じて選べる。
(出所:アララ メッセージ公式Webサイト)
基本料金でメール配信API、メールマーケティングの両方を利用できるメール配信サービス。毎時100万通の処理速度と各種ガイドラインへの対応により、速く、大量に、確実なメール配信を実現する。
配信APIは、トランザクションメール向けAPIと大規模配信向けAPIの2種類を提供。細かいカスタマイズも容易なため、エンジニアへの工数負担をかけずに柔軟な運用が行える。
メールマーケティング機能も充実しており、プログラミングに関する知識やスキルがなくても安心。ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、訴求力の高いメールが作成できる「HTML簡単モード」を用意。更に、150種類以上のメルマガ用デザインテンプレートも備えている。シンプルで使いやすい管理画面から、URLクリック数やHTMLメール開封数の取得も可能だ。
(出所:ブラストメール公式Webサイト)
約20年間のメール配信サービスの運用実績を誇り、高機能ながら誰でも使いやすい設計にこだわったメール配信システム。独自開発の高速配信エンジンを搭載し、1,150万通/時の大量配信に対応。直感的に操作できるHTMLエディターを搭載し、文字の色やサイズの変更、画像挿入、トリミングなども自由自在。10万通以上のメルマガを見てきたメール配信業界のプロが厳選した「本当に使えるレイアウトパターン」も豊富に取りそろえており、デザイン性にもこだわれる点も魅力。
また、効果測定機能も搭載し、マーケティングツールとしても活用可能。メール受信者がURLをクリックすると「ユーザー情報」「日時」「開封率」などの計測が行えるため、読まれやすい件名・配信時間帯などの分析にも役立つ。ターゲット配信、マルチパート配信と配信条件の設定で、より有効に配信を工夫できるのも嬉しい。
自社システムとのAPI連携を前提としたメール配信システム。HTMLメール作成や効果測定などは不要で、とにかく「メールを確実に、効率よく配信したい」という場合におすすめのタイプです。
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(出所:ベアメール公式Webサイト)
メールの到達率改善に特化したメール配信サービス。到達率を上げるために、通常であれば必要なメールサーバーのIPアドレスのレピュテーション(信用スコア)アップが不要。配信先をベアメールに振り向けるだけで、携帯キャリアやメールプロバイダからのブロックを避けられる。会員登録時の完了通知、商品購入・予約確認など、「確実に届けたい」という場合に有効(1時間あたり500万通の高速配信にも対応)。
配信結果に関しても、メールサーバーのログを覗くことなく、管理画面から30分以内にすぐに確認可能。万が一顧客から「メールが届かない」と問い合わせがあった場合にも、迅速に原因調査・復旧などの対応がとれるため心強い。
「メルマガの反応率を高めたい」「見込み顧客の発掘を行いたい」という場合におすすめのタイプです。MAツールを導入するほどではないけれども、ホットリードの抽出や見込み客へのアプローチも一部取り入れてみたい場合は、有力な選択肢になります。
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(出所:配配メールBridge公式Webサイト)
先述した「配配メール」のMA特化プランとなるメールマーケティングサービス。メール配信サービスとMAツールの架け橋をコンセプトとしており、一斉配信メールだけでなく、セグメント配信、ステップメール配信、トリガーメール、シナリオメールなどにも対応。マーケティング課題に特化していながら、MAよりもシンプルかつ手軽、そして安価に利用できる点が強み。ホットリード抽出、ステータス自動変更、来訪通知など、配信メールから顧客の検討意欲を検知できる機能が充実。
メール開封・クリック、サイト訪問の情報から見込み客を見える化し、その後の営業電話や訪問対応の効率化につなげられる。メールマーケティングの実践に役立つ機能も用意しているほか、Google Analytics連携にも対応している。
(出所:WiLL Mail公式Webサイト)
マウス操作だけでHTMLメールが作れるエディターを、国内でいち早くリリースしたパイオニア的メール配信システム。知識不要で直感的にスマホ対応のHTMLコンテンツを作成可能。分析機能や効果測定にも強みを持ち、開封率・クリック率・コンバージョン率をグラフやヒートマップでリアルタイムに把握できる。過去のキャンペーンとの効果検証・比較も自動集計。Google Analytics連携にも対応している。用途別に選べるリスト機能により、リスト更新や配信停止、エラーなどのアドレス処理もスムーズに行える。
料金は初期費用なしで、配信数に応じた月額制。最低契約期間は1カ月で、毎月最適なプランを選べる料金体系のもポイント。メルマガの効果改善・コスト削減など、常に運用改善を図りたい企業におすすめだ。
(出所:Salesforce Marketing Cloud Account Engagement公式Webサイト)
セールスフォース・ジャパンが提供する、BtoBに特化したMAツール。顧客の行動に沿ったシナリオを構築し、興味・関心に合わせてパーソナライズしたアクションを自動で発動。メール配信リストの登録から、「お礼メール」「活用事例コンテンツ」「セミナー案内」などの分岐点に応じたステップメールの送信、営業担当への引継ぎまで、一気通貫で営業活動の効率化をサポートする。配信後は反応をスコアリングし、対応優先度を判断することも可能。リソースの最適化にも役立つ。
そのほか、ドラッグ&ドロップ操作で各種フォーム・LPを作成できる機能や、広告流入によるリード追跡といったリード獲得機能など、MAツールに必要な多くの機能を備える。
(出所:Synergy!公式Webサイト)
ターゲットに合わせたメール配信に加え、フォームやアンケート作成、成果分析をワンストップで完結するクラウド型の国産CRMシステム。必要な機能を組み合わせて利用できる柔軟性が強み。HTMLメール作成エディターを搭載しており、専門知識がなくても効果的なメールを簡単に作れる。サイトデザインとの統一をはじめ、目的に合わせてカスタマイズも可能だ。
顧客の属性や行動履歴に基づき、ステップメールやリターゲティングメールなどをわかりやすい画面操作で自動配信。送信時間帯制御や送りすぎ防止機能といった、国内利用に最適化された機能も充実している。アクセス数や配信エラーなどのレポーティング機能やABテスト機能、フォームの最適化機能も搭載。改善点の迅速な把握や入力完了率の向上に役立つ。
到達率向上・大量配信・メルマガ反応率向上などに役立つ機能がある程度そろっており、かつ国産。使いやすさに長けた、コストパフォーマンスの高いタイプを紹介します。
(出所:AutoBiz公式Webサイト)
20年以上の運用実績に基づいた、独自ノウハウによる高いメール到達率に強みを持つメールマーケティングシステム。導入実績は20,000社以上。ステップメールやメルマガ、フォーム作成、LINE連携といった豊富な機能を搭載。顧客へ効果的なメールを確実に届けることで、売上アップ・顧客満足度向上をサポートする。
登録されている顧客のメールアドレスとLINEのIDを紐づけられるのはもちろん、LINE友だちにタグ付けすることもできるので、公式アカウントだけでは実現できない細かなセグメント配信を実現。クレジットカード決済と連携した、簡単な販売フォームの作成も可能だ。全プランで電話サポートが受けられるのも心強い。
(出所:める配くん公式Webサイト)
業界最安クラスで、充実した機能を提供するメール配信システム。登録アドレス数や送信元アドレス数、月間配信数に応じて複数の料金プランを用意。ぴったりなプランを診断してくれる「プラン診断」によって、最適なプランを迷わず選べる。
ステップメールや誕生日メールの配信、予約配信、登録者の属性に合わせた属性配信といった機能を全プランで利用可能。更に、HTMLメールを簡単に作成できる高機能エディター機能を備えた料金プランも。迷惑メール対策として、SPFの設定には全プランで、DKIMの設定はオプションで対応している。メール本文に記載されたURLのクリック数を数えるクリックカウント機能や、メール開封率取得の機能も備えている。
ステップメール、効果測定、API機能などの基本的な機能は備えつつ、無料プランでもある程度の規模まで利用しやすいシステムがそろっています(多少の英語力は必要)。
(出所:SendGrid公式Webサイト)
月間1,000億通以上を配信し、中小企業から大企業まで世界中で使われているアメリカのクラウドサービス。送信通数に応じた料金プランを展開しているほか、各種チュートリアルやよくある質問などは日本語で整備されているため、導入・運用面でも安心。
送信ドメイン認証や自動バウンス処理、固定IPアドレスなど、到達率を上げるための機能を数多く搭載。リアルタイムで確認できる分析機能も豊富で、開封率やクリック率のほか、スパム報告も分析可能。ほぼすべての機能がAPI経由で他システムと連携する。
そのほか、件名や本文の異なるメールを複数バージョン作成し、その効果(開封率やクリック率など)を比較するABテストもオプションで用意している。
(出所:MailChimp公式Webサイト)
月間1,000通までは無料で利用できるアメリカのメール配信システム。中小企業向けで、マーケティングオートメーションに強みを持つ。メール配信に関する自動化機能や充実した分析機能を用意。そのほか、外部ツールとの連携といったメールマーケティングにおいて使いやすい機能がそろっている。サイトはすべて英語だが、有料プランでも2,000円台から利用可能なため、「手頃な値段でメール配信を始めたい」と考えている企業におすすめ。
(出所:BENCHMARK Email公式Webサイト)
世界50万社での利用実績を持つアメリカ発のメール配信システム。海外製のツールだが、国内に日本法人が存在し、問い合わせサポートも日本語で対応を受けられるため安心。管理画面や利用案内ページでは「初心者でもできる13のベストプラクティス」といった、世界中で培ったノウハウを惜しみなく公表している。
安価ながらもメールエディター、リスト管理・セグメント、AI文章作成アシスト、レポート、登録フォーム、ABテスト、LP作成、ステップメールなどの機能を搭載。豊富なテンプレートも用意しており、ドラック&ドロップの直感的な操作だけでおしゃれなHTMLメールを簡単に作成できるのは強み。
最後に、「あまりコストをかけられない」という方向けに、無料プランを備えたシステムをまとめておきます。配信数やセグメント項目などが多くなるにつれ、有料プランに切り替える必要性は出てきますが、まずは、無料からスタートしてみるのもよいでしょう。
サービス名 | 無料プラン |
---|---|
SendGrid | 月間配信数100まで |
MailChimp | 月間配信数1,000まで(登録アドレス数500、送信元アドレス数1) |
BENCHMARK Email | 月間配信数3,500まで(登録アドレス数500件) |
そのほかの無料で使えるメール配信システムは「無料で使えるメール配信システム9選。利用条件や選び方は?」の記事で紹介していますので、参考にしてください。
メルマガ配信を効率化するメール配信システムについて紹介しました。メール配信システムを導入することで、大量のメール作成・配信の工数を削減するだけでなく、メール到達率やメルマガへの反応率の向上、見込み顧客の発掘などにもつなげられます。
以下、要点(よく聞かれる質問)をまとめておきましたので参考にしてください。
公開されている国産のメール配信システムの主な導入実績は下記となります。
必ずしも導入実績が多いからよいというわけではありません。メール配信システムを選ぶ際に、比較ポイントとして全幅の信頼を置くよりは、「それだけ信頼・実績がある」という指標にとどめるぐらいがよいでしょう。
具体的にメール配信システムを比較する際は、以下のポイントに沿って検討すると自社にあったシステムが選びやすくなります。
メール配信システムの料金は、月額2,000円前後で手軽に導入できるのものから、月額10万円以上の豊富な機能を備えるものまで、企業ごとのニーズに応えられるよう、幅広く展開されています。
料金形態は、「登録アドレス数」と「実際に配信したメールの件数」に応じて、2パターンの従量課金制を敷いているシステムが中心。自社の登録アドレス数、月間で配信しているメール件数を整理したうえで料金を比較すると、余計なコストを抑えながら適切なメール配信システムが選びやすくなるでしょう。
メール配信システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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メール配信システムの更に詳しい選び方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
メール配信システムの選び方ガイド(比較表付き)
ユミルリンク株式会社
Cuenote FCはサービス契約数2,400以上にのぼる高速・確実な一斉メール配信が可能なクラウド型のメール配信サービスです。独自開発の配信エンジンで、業界ト...
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セールスフォース・ジャパンが提供するSFA・CRMと一体型のMAツール。顧客行動に沿ったマーケティングアクションの自動化が可能。リード育成と最適なチャネルやタイ...
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アスピックご利用のメールアドレスを入力ください。
パスワード再発行手続きのメールをお送りします。
パスワード再設定依頼の自動メールを送信しました。
メール文のURLより、パスワード再登録のお手続きをお願いします。
ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあった場合がございます。
お手数おかけしますが、再度ご入力をお試しください。
ご登録いただいているメールアドレスにダウンロードURLをお送りしています。ご確認ください。
サービスの導入検討状況を教えて下さい。
本資料に含まれる企業(社)よりご案内を差し上げる場合があります。