最終更新日:2024-09-12
メール配信システムの導入を検討している方へ。目的別の選び方や機能、比較ポイント、タイプ別のおすすめシステムなど、無料で利用できるプランも含めてご紹介します。
メール配信システムとは、会員やユーザーへの一斉配信や、ステップメールなどのメルマガ配信を効率的に行うためのシステムです。
メールを送るだけであれば、通常のメールソフトでも問題ありません。しかし、その場合、「メールを送ったはずなのに届かない」「大量のメールを作成・配信するのに手間がかかる」「メルマガの反応が悪い」「効果が不透明で見込み顧客の発掘につながらない」などの課題があります。
メール配信システムを利用すれば、それらを改善することができます。
【メールの到達率・大量配信に強みを持つタイプ】
「Cuenote FC」「配配メール」「ブラストメール(blastmail)」「ベアメール」など
【メルマガの運用改善に強みを持つタイプ】
「配配メールBridge」「WiLL Mail」「Account Engagement」「Synergy!」など
【高機能・低価格に強みを持つタイプ】
「AutoBiz」「める配くん」など
記事後半では、各サービスについて詳しく紹介しています。「すぐにツール選定に移りたい」という方は、おすすめのメール配信システムからご覧ください。
「何を選べばよいのかわからない」という方は、記事をそのまま読み進めてください。メール配信システムの選び方・機能・メリット・比較ポイントなどを、わかりやすくご紹介していきます。
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メール配信システムは、強みとするポイントによって大まかにタイプ分けできます。数あるサービスの中からいきなり自社に合ったシステムを選ぼうとすると大変ですので、まずは導入目的に沿って「自社がどんなタイプに向いているのか」考えてみましょう。
各タイプに当てはまるサービスは、次の通りです。
「メールの到達率を高めたい」「短時間で大量にメールを届けたい」という場合におすすめのタイプです。
毎時100万〜1,000万通ものメールの配信処理能力に加え、複数IPアドレスでの分散配信、無効なメールアドレスへの配信の防止、送信量と送信間隔を調整していくIPウォーミングアップ、SPFやDKIM設定など、確実に送信するための機能を備えているのが特徴です。
こちらのタイプは、対応する業務範囲によって「高機能型」と「配信特化型」の2つに分けられます。
メールの大量配信や高速配信機能に加えて、HTMLメールの作成や効果測定機能も備えたタイプです。
⇒おすすめのメール配信システム(到達率や大量配信に強み/高機能型)
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
Cuenote FC | 毎時1,000万通の配信性能と月間配信数76億通。エラーメールの解析や送信量の調整など、こまめなチューニングに強み。 | 月額5,000円(登録アドレス数2,000件まで)〜 |
配配メール | 導入企業10,000社超。複数IPアドレスでの分散配信や配信量の調整によりスパムメール判定を回避。 | 要問い合わせ |
WEBCAS e-mail | 毎時1,000万通以上で配信可能。複数のサーバーから分散して送信する仕組みで高い到達率を実現。 | 月額10,000円~ |
アララ メッセージ | 通信キャリアやISPの配信ロジックにも対応した送信先ドメインごとの自動チューニングに強み。 | 月額9,500円 (月50,000通まで)〜 |
ブラストメール(blastmail) | 業界トップクラスの配信スピード1,150万通/時。テンプレートによる高度なメールデザイン、効果測定にも対応。 | 月額4,000円〜(登録アドレス数5,000件まで)、初期費用10,000円 |
「確実に効率よくメール配信を行えれば十分」という場合におすすめのタイプ。メール作成や効果測定などはありませんが、その分、安価に利用できます。
⇒おすすめのメール配信システム(到達率や大量配信に強み/配信特化型)
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
ベアメール | メールの到達率改善に強み。1時間あたり500万通の高速配信にも対応。 | 月額5,000円~ |
「メルマガの反応率を高めたい」「見込み顧客の発掘を行いたい」という場合におすすめのタイプです。
HTMLメール作成機能や顧客属性に合わせて配信できるセグメント配信、差し込み配信やステップメール配信、更に開封率・URLクリック率の測定機能やABテストの実施機能など、効率よく効果的にメルマガを実施するための機能が備わっています。
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
配配メールBridge | 「配配メール」のMA特化プラン。ホットリードの抽出、来訪通知、トリガーメールなど、顧客の検討意欲を検知する機能が充実。 | 要問い合わせ |
WiLL Mail | 直感的にスマホ対応のHTMLメールを作成可能。安価だが、分析機能や効果測定にも強み。 | 月額4,000円〜 |
Salesforce Marketing Cloud Account Engagement | セールスフォース・ジャパンが提供する、BtoBに特化したMAツール。 | 月額15万円 |
Synergy! | 送信時間帯の制御や送りすぎ防止など、国内利用に最適化された機能が充実。 | 月額30,000円~ |
機能もさることながら、「できるだけ安価に利用したい」などコスト重視でシステムを選ぶ場合におすすめのタイプです。
国内での利実績が豊富な「国産」サービスと、世界中に導入実績があり、スケールしやすい「グローバル」サービスがあります。
⇒おすすめのメール配信システム(高機能と低価格に強み/国産)
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
AutoBiz | 導入実績20,000社以上。20年以上のサービス提供実績あり。 | 月額3,520円 |
める配くん | 業界最安クラスで利用できるメール配信システム。少量での利用にはおすすめ。 | 月額1,980円~ |
⇒おすすめのメール配信システム(高機能と低価格に強み/グローバル)
サービス名称 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
SendGrid | 世界80,000社で利用実績あり。日本語マニュアルあり。 | 月額2,300円 (4万通まで)~ |
MailChimp | 世界1,300万社で利用実績あり。月間1,000通までは無料で利用可能。 | 月額1,150円~ |
BENCHMARK Email | 世界50万社で利用実績あり。日本法人があり、日本語対応のサポートを受けられる。 | 月額1,785円〜 |
自社に合ったシステムのタイプがつかめたら、次は各システムを比較検討していく番です。メール配信システムには、目的に応じて以下のような様々な機能が搭載されています。
目的 | 機能名 | 機能一覧 |
---|---|---|
メール配信先管理 | ターゲット配信 | データベースから対象を条件で絞り込んでメールを配信できる。 |
オプトアウト | メルマガ等に配信停止希望の導線を設置して、簡単に配信停止管理できる。 | |
エラーアドレス分析 | エラー要因を自動分析し、条件に該当する場合は自動で配信停止できる。 | |
メール配信 | 配信スケジュール予約 | あらかじめ指定した日時にメールを配信予約できる。 |
ステップメール配信 | 経過日数や時間を指定して、異なる内容のメールを複数自動配信できる。 | |
メール承認(ワークフロー) | 誤配信を防ぐため、メール送信前に特定の人間の承認を義務付けできる。 | |
メール作成 | HTMLメール作成エディター | 見栄えのするHTMLメールを簡単に作成できる。 |
レスポンシブデザイン対応 | スマホなどのデバイスでもメール表示が自動で最適化される。 | |
属性差し込み | 「○○様」のようにデータベースからの氏名・会社名などを拾ってメールに自動で差し込める。 | |
組み替えメッセージ | ユーザーの属性情報に応じて、コンテンツを変えて配信することができる。 | |
効果測定 | 開封率測定 | メールの開封数を確認できる。 |
URLクリック率測定 | メール内のリンクが実際にクリックされた率を測定できる。 | |
ABテスト | 異なる文言やボタン配置などを試して、より効果の高いメールを配信できる。 |
システムによって、できることには差があります。上記で取り上げた機能を中心に、主要サービスについて「どんな機能を搭載しているのか」を比較しやすいように、機能比較表(主要10サービスで計30項目を調査)」を用意しました。気になるシステムにはどんな機能があるのか確認しておきましょう。
比較表は、以下の「メール配信システムの選び方ガイド」にて、機能要件の詳細解説とともに掲載しています。「もっと詳しく比較検討したい」といった場合は、こちらを活用してみてください。
メール配信システムの選び方ガイド
メール配信システムの導入メリットとしては、「メールの大量配信」「メールの到達率向上」「メルマガの反応率向上」「見込み顧客の発掘」といった4つが挙げられます。
一度に何万通ものメールを配信しようとすると、メールソフトによっては遅延したり、固まったりしがちです。メール配信システムであれば専用の配信基盤により、多くのメールを短時間に一斉配信できます。
お知らせ・緊急メール、メルマガ、営業メールなどは携帯キャリア・プロバイダ側の規制により迷惑メールに振り分けられたり、エラーで戻ってきたりしがちです。それらを防ぐには通常、コツコツと配信実績を積み重ね、信頼度(レピュテーション・スコア)やノウハウを高めるほかありません。
しかし、メール配信システムなら独自に培ったレピュテーション・ノウハウにより、早期に到達率向上が期待できます。
メルマガで効果を出そうとした場合、効果的なメールを、効率よく配信することが必要です。メール配信システムは、HTMLをドラッグ&ドロップで作成する機能や、開封率・クリック率などを測定できる機能を豊富に備えています。システムによってはABテストを行い、反応率の高いメールを自動配信するといったことができるものもあります。
自社サイトを訪問したユーザーに対してのみ、個別にメールを配信するなど、ユーザーのより細かな挙動を把握・利用することで、見込み顧客を発掘することも可能です。
最後に、気になるシステムを具体的に比較検討する際に役立つポイントを5つご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
大量配信を重視する場合には必須のポイントです。自社で送るメールのボリュームに合っているものを選ぶようにしましょう。
たとえば、「Cuenote FC」は毎時1,000万通の処理能力を誇ります。その他にも、高機能型のメール配信システムであれば毎時100万通以上はざらです。多いに越したことはありませんが、無駄に処理能力が高いものを、高額な料金を支払って利用しないように注意しましょう。
到達率を重視する場合は、複数の配信サーバーから分散させて送信したり、スパムと判定されない量・間隔で送信したり、なりすましとみなされないようにSPFやSender ID、DKIMで送信ドメイン認証を設定したり、十分な対策が取られているのかチェックしましょう。
システムによっては配信量や間隔調整などのチューニングをサービス提供者側or企業側どちらが行うのか、自動or手動設定なのか変わってくるので確認が必要です。
たとえば、「配配メール」はサービス側のエンジニアが自動で配信調整を行ってくれるため手間がかかりません。しかも、レポートやエラー回数フラグによりエラーアドレスを徹底管理。1配信あたりのエラー率を下げることで受信ブロックを防ぐことができます。また、迷惑メール業者や個⼈による利⽤を禁⽌し、サーバー内をよりクリーンな状態に保つなど企業努力で到達率を高めているのもポイントです。
メルマガの運用改善を重視する場合には必須のポイントです。まず、効果測定に関しては項目数と精度が重要。開封率やクリック率だけでなく、コンバージョン率、曜日や時間帯、デバイスなど、確認できる項目が多いと様々な角度から分析できて便利です。「開封率」と一口に言っても、全体の開封率だけなのか、それとも「誰がいつ開封したのか」まで把握できるのか、測定精度の違いがあるので注意しましょう。
たとえば、「配配メールBridge」のように、メール配信結果を即座にリスト化し、見込み客を見える化(ホットリードを抽出)できる、高度なMA機能を備えたシステムもあります。メール配信をきっかけにWebページに来訪した顧客へのメール自動配信(トリガーメール)、ユーザーの行動に合わせてメール配信するシナリオメールなどを利用すれば、メルマガの更なる効果改善が期待できます。
メール配信システムの料金形態は「登録アドレス数に応じた従量課金」と「実際に配信した通数に応じた従量課金」の2パターンに分かれます。気になるシステムがあったら、現在の自社で利用している登録アドレス数と月間に送っている通数から、概算の料金を計算してみましょう。
参考までに、「高機能・低価格に強み」のタイプで紹介したシステムは以下のような料金です。
<登録アドレス数に応じた従量課金>
サービス名 | 月額料金 | 条件 |
---|---|---|
MailChimp | 8,650円 | 1万アドレスの場合 |
Cuenote FC | 5,000円 | 2,000アドレスの場合 |
<実際に配信した通数に応じた従量課金>
サービス名 | 月額料金 | 条件 |
---|---|---|
SendGrid | 2,300円 | 月間4万通の場合 |
AutoBiz | 3,520円 | 月間1万通の場合 |
自社システムとの連携を優先的に考える場合は重要なポイントです。
たとえば、「WEBCAS e-mail」は独自の連携機能により、複数のデータベースや基幹システム、ECシステム、レコメンドエンジン、ポイントシステム、キャンペーン管理システム、API連携など外部システムとの連携に長けています。リアルタイムで複数データベースを直接参照してメールを配信することができます。
「メールの到達率を高めたい」「短時間で大量にメールを届けたい」という場合におすすめのタイプです。エラーメール解析、分散配信、配信量の調整など、短時間で大量のメールを確実に送信できる機能が備わっています。
多くは到達率・大量配信以外にも豊富な機能を持ち、マーケティングなどの用途にも耐えうる高機能型です。実績十分で、大企業での利用実績も豊富です。
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(出所:Cuenote FC公式Webサイト)
月間配信数76億通、システム契約数2,400を超える導入実績を誇り、国内最大規模の配信スピードと配信実績を実現するメール配信システム。独自開発の配信エンジンにより、毎時1,000万通の配信性能を有し、高速かつ確実性に強みをもつ。通信の履歴の分析等により、問題なく送信可能な通信量になるよう細やかで柔軟にチューニング対応している点も強み。また、デバイス別自動配信機能を搭載しているため、スマホや携帯に確実に届けたいといった要望にも最適。
操作も簡単で、配信までわずか3ステップ(最短20秒)。料金も特徴的で、配信通数無制限で月額5,000円から利用可能。効果測定に関する充実した機能やHTMLエディターも人気。
(出所:配配メール公式Webサイト)
導入企業10,000社超、継続利用率98%を誇るメール配信サービス。10年以上に渡り、安定したサービスを提供。スパムメール判定を回避するため、複数IPアドレスでの分散配信の仕組みと、エンジニアによる単⼀IPからの配信量の調整を行っている。
また、レポートやエラー回数フラグによりエラーアドレスの管理を徹底的に⾏い、1配信あたりのエラー率を下げることで受信ブロックを回避するなどし、高い到達率を維持している。一斉配信、差し込み、グループ/セグメント配信、ステップメール、自動送信など、様々な配信に対応。メルマガ配信などの一斉メール配信から、ステップメール・セグメント配信などOne to Oneの個別配信まで対応可能。アポ率や集客を強化し、営業活動の効率化を支援する。
(出所:WEBCAS e-mail公式Webサイト)
大手企業中心に10,000社以上の導入実績のあるコミュニケーションシステム「WEBCAS」シリーズのメール配信システム。顧客の嗜好や属性、購買履歴などに基づいた最適なメールを、毎時1,000万通以上で配信できるなど、One to One機能や大量配信性能に強みを持つ。加えて、レコメンドメール配信、フォローアップメール(ステップメール)配信、リアルタイムメール配信、メルマガ配信など、多様な配信機能を網羅している。
ECシステム、CRM、キャンペーン管理、アクセス解析、SFA、BIなど、様々な外部システムとAPI連携できるため、マーケティング成果の向上にも貢献。各デバイスへの対応も充実しており、大規模運用から複雑な運用まで柔軟に対応。クラウド版では、通数課金制のASP型プランと、配信件数にかかわらない定額制のSaaS型プランの2種類を用意し、予算やニーズに応じて選択しやすいこともポイント。
(出所:アララ メッセージ公式Webサイト)
基本料金でメール配信API、メールマーケティングの両方を利用できるメール配信サービス。毎時100万通の処理速度と各種ガイドラインへの対応により、速く、大量に、確実にメールを配信することができる。
配信APIは、トランザクションメール向けAPIと、大規模配信向けAPI2種類を提供。細かいカスタマイズも容易なため、エンジニアに工数負担をかけずに、柔軟な運用ができる。
また、メールマーケティング機能も充実。プログラミングに関する知識やスキルがなくても、誰でも簡単にドラッグ&ドロップの簡単な操作で訴求力の高いメールを作成できる「HTML簡単モード」のほか、150種類以上のメルマガ用デザインテンプレートを用意。シンプルで使いやすい管理画面から、URLクリック数やHTMLメール開封数の取得も可能。
(出所:ブラストメール公式Webサイト)
約20年間のメール配信サービスの運用実績を誇り、高機能ながら誰でも使いやすい設計にこだわったメール配信システム。独自開発の高速配信エンジンを搭載し、1,150万通/時の大量配信に対応可能。直感的に操作できるHTMLエディタを搭載し、文字の色やサイズの変更、画像挿入、トリミングなども自由自在。10万通以上のメルマガを見てきたメール配信業界のプロが厳選した「本当に使えるレイアウトパターン」も豊富に取り揃え、デザイン性にもこだわれる。
また、効果測定機能も搭載し、マーケティングツールとしても活用可能。
メール受信者がURLをクリックすると「ユーザー情報」「日時」「開封率」などを計測できるため、読まれやすい件名・配信時間帯などの分析にも役立つ。ターゲット配信、マルチパート配信と配信条件の設定で、より有効な配信を工夫できるのもうれしい。
自社システムとのAPI連携を前提としたメール配信システムです。HTMLメール作成や効果測定などは不要で、とにかく「メールを確実に、効率よく配信したい」という場合におすすめのタイプです。
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(出所:ベアメール公式Webサイト)
メールの到達率改善に特化したメール配信サービス。通常、到達率を上げるために必要なメールサーバーのIPアドレスのレピュテーション(信用スコア)アップが不要。配信先をベアメールに振り向けるだけで、携帯キャリアやメールプロバイダからのブロックを避けることができる。会員登録時の完了通知、商品購入・予約確認など、「確実に届けたい」という場合に有効(1時間あたり500万通の高速配信にも対応)。
配信結果に関しても、メールサーバーのログを覗くことなく、管理画面から30分以内にすぐに確認可能。万が一顧客から「メールが届かない」と問い合わせがあった場合にも、迅速に原因調査・復旧などの対応がとれるため心強い。
「メルマガの反応率を高めたい」「見込み顧客の発掘を行いたい」という場合におすすめのタイプです。MAツールを導入するほどではないが、ホットリードの抽出や見込み客へのアプローチも一部取り入れてみたい場合は、有力な選択肢になります。
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(出所:配配メールBridge公式Webサイト)
先述の「配配メール」のMA特化プランの、メールマーケティングサービス。メール配信サービスとMAツールの架け橋をコンセプトとしており、一斉配信メールだけでなく、セグメント配信、ステップメール配信、トリガーメール、シナリオメールなども可能。マーケティング課題に特化していながら、MAよりもシンプルかつ手軽、そして安価に利用できる点が強み。ホットリード抽出、ステータス自動変更、来訪通知など、配信メールから顧客の検討意欲を検知できる機能が充実。
顧客のメールの開封・クリック、サイト訪問の情報から、見込み客の見える化を行えるため、その後の営業電話や訪問対応を効率化できるなど、メールマーケティング実践のために必要な機能を装備している。Google Analytics連携にも対応。
(出所:WiLL Mail公式Webサイト)
マウス操作だけでHTMLメールが作れるエディターを、国内でいち早くリリースしたパイオニア的メール配信システム。知識不要で直感的にスマホ対応のHTMLコンテンツを作成可能。分析機能や効果測定にも強みを持ち、開封率・クリック率・コンバージョン率をグラフやヒートマップでリアルタイムに把握できる。過去のキャンペーンとの効果検証・比較も自動集計。Google Analytics連携にも対応。用途別に選べるリスト機能により、リスト更新や配信停止、エラーなどのアドレス処理も容易。
料金は初期費用なしで、配信数に応じた月額制。最低契約期間は1カ月で、毎月最適なプランを選べる料金体系のもポイント。メルマガ等の効果改善・コスト削減など常に運用改善を図りたい企業にはおすすめ。
(出所:Salesforce Marketing Cloud Account Engagement公式Webサイト)
セールスフォース・ジャパンが提供する、BtoBに特化したMAツール。顧客の行動に沿ったシナリオを構築し、興味・関心に合わせてパーソナライズしたアクションの自動発動が可能。メール配信リストの登録から、「お礼メール」「活用事例コンテンツ」「セミナー案内」など分岐点に応じたステップメールの送信、営業担当への引継ぎなど、一気通貫で営業活動の効率化をサポートする。配信後は反応をスコアリングし、対応優先度を判断することも可能で、リソースの最適化にも役立つ。
その他、ドラッグ&ドロップ操作で各種フォーム・LPを作成できる機能や、広告流入によるリード追跡などのリード獲得機能など、MAツールに必要な多くの機能を備える。
(出所:Synergy!公式Webサイト)
ターゲットに合わせたメール配信に加え、フォームやアンケート作成、成果分析をワンストップで完結できるクラウド型の国産CRMシステム。必要な機能を組み合わせて利用できる柔軟性に強み。HTMLメール作成エディターを搭載しており、専門知識がなくても効果的なメールを簡単に作成可能。サイトデザインとの統一など、目的に合わせてカスタマイズできる。
顧客の属性や行動履歴に基づき、ステップメールやリターゲティングメールなどを、分かりやすい画面操作で自動配信。送信時間帯制御や送りすぎ防止機能など、国内利用に最適化された機能も充実している。アクセス数や配信エラーなどのレポーティング機能やA/Bテスト機能、フォームの最適化機能も搭載。改善点の迅速な把握や入力完了率の向上に役立つ。
到達率向上・大量配信・メルマガ反応率向上などのための機能がある程度そろっており、かつ国産。使いやすさに長けた、コストパフォーマンスの高いタイプをご紹介します。
(出所:AutoBiz公式Webサイト)
ステップメール、メルマガ、LINE配信といった豊富な機能を搭載するメールマーケティングシステム。20年以上の運用実績に基づいた独自のノウハウにより、高いメール到達率を実現。顧客に確実にメールを届けることで、売上アップや顧客満足度向上をサポート。ステップメールは曜日や特定の日付、月末、などといった配信タイミングを自由に選べる。LINE連携や、配信対象者を絞り込んだセグメント配信でのメルマガも可能だ。
メルマガ登録フォーム、セミナー申込みフォーム、アンケートフォームなど、様々な用途で使えるメールフォームを簡単に作成できるほか、クレジットカード決済連携機能なども。有料セミナーや商品の注文を受けるといった使い方もできる。
(出所:める配くん公式Webサイト)
業界最安クラスで充実した機能を提供するメール配信システム。登録アドレス数や送信元アドレス数、月間配信数に応じて、無料プラン含めて複数の料金プランを用意。ぴったりなプランを診断してくれる「プラン診断」が可能で、最適なプランを迷わず選ぶことができる。
ステップメールや誕生日メールの配信、予約配信、登録者の属性に合わせた属性配信が全プランで可能。HTMLメールを簡単に作成できる高機能エディター機能を備えた料金プランも。迷惑メール対策として、SPFの設定には全プランで、DKIMの設定はオプションで対応している。メール本文に記載されたURLのクリック数を数えるクリックカウント機能や、メール開封率取得の機能も備えている。
ステップメール、効果測定、API機能などの基本的な機能は備えつつ、無料プランでもある程度の規模まで利用しやすいシステムが揃っています(多少の英語力は必要)。
(出所:SendGrid公式Webサイト)
月間1,000億通以上を配信し、中小企業から大企業まで世界中で使われているアメリカのクラウドサービス。送信通数に応じた料金プランを展開しているほか、各種チュートリアルやよくある質問などは日本語で整備されているため、導入・運用は安心だ。
送信ドメイン認証や自動バウンス処理、固定IPアドレスなど、到達率を上げるための機能を数多く搭載。リアルタイムで確認できる分析機能も豊富で、開封率やクリック率のほか、遅延やスパム報告も分析可能。ステップメール機能にも対応。ほぼすべての機能をAPI経由で他システムと連携できる。
そのほか、オプションで、件名や本文の異なるメールを複数バージョン作成し、その効果(開封率やクリック率など)を比較するABテストも可能だ。
(出所:MailChimp公式Webサイト)
月間1,000通までは無料で利用できるアメリカのメール配信システム。中小企業向けで、マーケティングオートメーションに強みあり。メール配信に関する自動化機能や、充実した分析機能あり。その他、外部ツールとの連携など、メールマーケティングにおいて使いやすい機能がそろっている。サイトはすべて英語だが、有料プランでも1,000円台から利用できるため、「手頃な値段でメール配信を始めたい」と考えている企業にはおすすめ。eメールだけでなく、ポストカード郵送機能がある点がユニーク。
(出所:BENCHMARK Email公式Webサイト)
世界50万社での利用実績を持つアメリカ発のメール配信システム。海外製のツールだが、国内に日本法人が存在し、問い合わせサポートも日本語で対応を受けられるため安心。管理画面や利用案内ページでは「初心者でもできる13のベストプラクティスなど」世界中で培ったノウハウを惜しみなく公表している。
月額1,785円~と安価ながらも、メールエディター、リスト管理・セグメント、AI文章作成アシスト、レポート、登録フォーム、ABテスト、LP作成、ステップメールといった豊富な機能を搭載。500種類以上のテンプレートを使い、ドラック&ドロップで直感的な操作だけで、おしゃれなHTMLメールを簡単に作成できるのは強み。
最後に「あまりコストをかけられない」という方向けに、無料プランを備えたシステムをまとめておきます。配信数やセグメント項目などが多くなるにつれ、有料プランに切り替える必要性は出てきますが、まずは、無料からスタートしてみるのもよいでしょう。
サービス名 | 無料プラン |
---|---|
SendGrid | 月間配信数12,000まで |
MailChimp | 月間配信数1,000まで(登録アドレス数500、送信元アドレス数1) |
BENCHMARK Email | 月間配信数3,500まで(登録アドレス数500件) |
メール配信システムについてご紹介しました。以下、要点(よく聞かれる質問)をまとめておきましたので参考にしてください。
国産システムの導入実績では「AutoBiz」が20,000社、「配配メール」「WEBCAS e-mail」が10,000社以上という順序です。必ずしも多いからよいというわけではなく、累積で計算されている場合もあるので注意が必要です。
全幅の信頼というよりは、「それだけ信頼・実績がある」という指標にとどめるぐらいがよいでしょう。
メール配信システムは、強みとするポイントによって大まかにタイプ分けできます。自社に合ったシステムを選ぶ際には、以下の5つのタイプから検討を進めていくとスムーズです。
【到達率や大量配信に強み/高機能型】
「Cuenote FC」「配配メール」「WEBCAS e-mail」「アララ メッセージ」「ブラストメール(blastmail)」
【到達率や大量配信に強み/配信特化型】
「ベアメール」
【メルマガの運用改善に強み】
「配配メールBridge」「WiLL Mail」「Salesforce Marketing Cloud Account Engagement」「Synergy!」
【高機能と低価格に強み/国産】
「AutoBiz」「める配くん」
【高機能と低価格に強み/グローバル】
「SendGrid」「MailChimp」「BENCHMARK Email」
到達率向上・大量配信に関しては導入直後から改善が期待できますが、メルマガ等のマーケティング施策に関しては、継続的に利用する中でデータを活用・分析することにより、徐々に改善する場合が一般的です。効果に一喜一憂するのではなく、長期的な目線で取り組むことを心がけてください。
メール配信システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
“メール配信システム”の 一括資料ダウンロードする(無料)
メール配信システムの更に詳しい選び方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
メール配信システムの選び方ガイド
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アスピックご利用のメールアドレスを入力ください。
パスワード再発行手続きのメールをお送りします。
パスワード再設定依頼の自動メールを送信しました。
メール文のURLより、パスワード再登録のお手続きをお願いします。
ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあった場合がございます。
お手数おかけしますが、再度ご入力をお試しください。
ご登録いただいているメールアドレスにダウンロードURLをお送りしています。ご確認ください。
サービスの導入検討状況を教えて下さい。
本資料に含まれる企業(社)よりご案内を差し上げる場合があります。