インフォコム株式会社
「産業保健業務を簡単に一歩すすめる」健康経営サポートサービス。健康データの収集・一元管理に加えて、
組織と個人の健康課題の把握と予測、施策提案・実行までをトータルで行えます。
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WELSA(ウェルサ)は、人事・労務、産業医・保健師および全従業員を対象にした健康管理システムです。
「健康管理の効率化と充実」、「健康経営の推進」の両面に特徴があり、以下のような企業の悩みや課題を解決することができます。導入後は、これまでとは異なる一歩進んだ産業保健活動が可能です。
「健康管理」と「健康経営」を関連付けた特徴があるメリットとして、これまでの健康ハイリスク者対応がメインとなっていた場当たり的な「ハイリスクアプローチ」から、健康増進や予防施策を軸にした「ポピュレーションアプローチ」へと産業保健活動を変革することができます。
特に、WELSAでは企業の取り組み状況に合わせた3つのステップを通じて、「組織」と「従業員個人」の健康改善活動を推進します。
WELSAは、健康診断やストレスチェックの実施結果のデータ管理はもちろんのこと、産業医面談記録、未受診者管理および有所見者管理、更に従業員への受診勧奨を一元的に管理できます。
WELSAの強みとして、全従業員向けのマイページも提供しており、従業員も経年のデータ閲覧やグラフ可視化など自身の健康情報が閲覧可能。産業医からの指導コメント通知も閲覧できるなど、従業員も積極的に活用できます。
WELSAは、健康情報を蓄積するだけでなく、医療機関や大学との共同研究等によるエビデンスに基づく健康リスク分析機能も搭載しています。この機能によって、従業員一人ひとりが10年以内に重大疾病を発症するリスクを算出可能。従業員に健康リスクを自分事として認識してもらうための意識付けに活用することで、「従業員の動機付けが不十分」と感じる人事・労務部門の悩み解決につながります。
更に、健康経営優良法人やホワイト500などに求められる評価に対応した健康リスク分析も可能。個人・組織の観点から、具体的な課題特定や改善施策立案を支援します。
WELSAは、健康課題を特定して終わりではありません。
従業員を巻き込んだ健康増進や予防施策といったポピュレーションアプローチを展開できることもWELSAの強みです。健康増進プログラムとしては、「食事・運動・睡眠・メンタル・慢性痛・禁煙」の6つのカテゴリーで計30種の豊富なセミナーを取り揃え、セミナー後の実践プログラムとして活用できる健康アプリも提供しています。
企業が抱える課題や改善方針に応じて、多彩な選択肢を提供できるのもWELSAならではのポイントです。
WELSAは、産業保健業務に携わるすべての方々の「業務効率化と質の充実」を目指しています。そのため操作画面は、特にこだわりを持って設計・開発しています。たとえ、システム操作に不慣れな方でも、「操作内容に困らず直感的に操作できる」、「業務フローに沿って順番に利用するだけ」といった細かい配慮が随所に盛り込まれています。使いやすさにこだわった画面は、デモ画面等でも確認可能です。
単なる健康診断のデータ化ではなく、企業の健康経営を後押しするサービスでありたい
インフォコム株式会社
ヘルスケアイノベーション事業本部 課長 仲矢 英之様、泉 真吾様、原田 久様
―まずは、「WELSA」の開発経緯について教えていただけますか?
WELSAを公式にリリースしたのは2020年3月ですが、開発の経緯は2018年頃までさかのぼります。当時、弊社では新規事業開発に向けたチームがあり、そこで、企業のヘルスケアに関わるサービスを開発しようということになりました。その時、キーワードになったのが「健康経営」と「働き方改革」です。
特に健康経営については、経産省が推奨するテーマだったものの、その方向性はおぼろげな印象でした。2015年に義務化された「ストレスチェック」に先んじて取り組んでいた企業も多く、当時は「健康経営=ストレス(メンタル)のケア」といった偏った解釈が多かったです。ただ、弊社としては「メンタル以外にも、もっと違ったところに課題はあるのではないか?」という思いも持っていました。
―もっと違ったところにある課題。それは、いったい何だと考えたのでしょうか?
当然、弊社でも義務化されたのに伴い、ストレスチェックを実施していたのですが、その制度を導入後、休職者が減り、健康な従業員が劇的に増えたかと言うと…そんなことはなくて。むしろ、メンタルだけの問題ではなく、それ以外の部分にも要因があり、たとえば、糖尿病や高血圧などフィジカルが関わる割合が大きいことが徐々にわかってきました。
この時、課題として実感したのが、データ化の必要性です。そもそも、「健康経営」というものは、従業員の健康状態をきちんと把握しないと、何もアクションが起こせないんです。しかも、メンタルとフィジカルの両方を俯瞰して見なくては意味がない。そのためにもまずは、紙ベースで管理している健康診断結果をデータ化することが不可欠です。多くはExcelなどに転記され管理されていますが、そこで費やされる労力こそ、健康経営を阻む大きな課題だと考えたのです。
まずは電子化。そこさえ突破すれば、健康状態を見える化できます。そうすれば、課題も明確になり、それを解決するために色々なヘルスケアサービスを提供できる。そんな仮説のもと、「健康診断結果のデータ化」と「メンタルとフィジカルと生活習慣の一元管理」という方向性が決まり、WELSAの開発が進んでいきました。
―当時、ほとんどの企業が、従業員の健康診断結果を「紙」で管理していたんですね。
正直、今も多くの企業が紙で管理していると感じています。これは、健康診断の結果を最低5年は保管しなければならないという法律(労働基準法第109条)が大きく関係していますが、無論、健康経営を見据えた場合、書類を単純に保管しておくだけでは意味がありません。それらの結果を分析し、対策を打てる状態にしておく必要があると思います。
―開発時に、特にこだわった部分があれば教えてください。
最も注力したのは、使いやすいUI・UXであること。この点については、ブラッシュアップのためにサービスのリリースを半年遅らせるなど、最初からこだわり抜きました。目指したのはマニュアルいらずで、画面に表示されたものを見れば、大体が理解でき、操作できるレベルです。これは現在でも、検討を重ねているところです。
たとえば、トップページは健康診断の予約率・受診率などの進捗をひと目でわかるようになっています。そして、「健康診断」「ストレスチェック」などのタブを選ぶと、「従業員情報の送付」「案内開始」「未予約者に再案内」「未提出者に再案内」といったように、お客様の個々の業務フローに沿って滞りなく作業を進められるようになっています。
―UI/UX以外で他のシステムと比較した場合、どのような点に強みがあるのでしょうか?
いくつかありますが、WELSAはデータ化した自社の健康状態を7万5千人分もの基準データと照らし合わすことができます。「どこが基準値を外れているのか=どこが健康リスクの課題か」を探り出せるというのは、他社にない強みだと思います。また、個々の従業員に対しては、過去の健康診断結果、生活習慣アンケートに基づいて、がん、糖尿病、心筋梗塞などの重大疾病に関する10年以内の発症リスクを予測してレポートを出すこともできます。
更に、単に分析・評価するだけでなく、その対策として各種セミナーや健康支援アプリの導入などで従業員の健康維持・増進をサポートできることも大きな特長です。つまり、企業にも個人にも、ヘルスケアに関する課題の抽出と分析、そしてソリューションまでワンストップでアプローチできるところがWELSAの強みだと思います。
―どのようなお客様の導入が多いですか?
業種を問わず、多様な業態の企業に導入いただいていますが、会社の規模で言うと、数十名から1500人規模の中小・中堅企業での導入が多いですね。これまでの健康管理システムの多くは、オンプレミスでシステム構築する必要があったので、導入するだけでも数千万~億単位のコストがかかっていました。従業員が何万人もいる大企業ではそれでも良かったのですが、中小企業はそうはいきません。それが、WELSAのようなクラウドサービスの登場によって、企業規模に関わらず健康経営に取り組みたいという思いがあれば、現実的なコストで導入できるようになったかと思います。
―印象的だった導入事例があれば教えてください。
たとえば、1000人規模の会社様に導入したケースで言うと、もともとは健康診断の情報は紙で管理していました。そのため、「誰がどんな健康状態なのか」「誰が再検査の必要があり、そのうち誰が再検査を受けていないのか」、それを見つけるだけでも相当な手間がかかっていたそうです。健康経営を実践するために、すべての健康診断の情報をExcelに手入力して一元管理に努めようとしていた、というから驚きました。そんな中、WELSAの導入によって大幅な手間をかけることなく、効率的に目的を果たすことができたというお声をいただいています。
それとは別の会社様の場合、従業員向けに診断結果やヘルスケアに関するレポートが従業員の個々のスマホに届くことを評価していただいています。会社から従業員に対して、手間をかけることなく、「健康意識を高めることや健康維持・増進の必要性・重要性を伝えられるのが何よりありがたい」という言葉が印象的でしたね。
―サポートやカスタマーサクセスの部分では、どのようなことを心がけていますか?
まずは導入時、最初のデータ化のところでつまずく企業様がほとんどなので、そこの解決に重きに置いています。簡単に言えば、「紙の健康診断を束ねて弊社にお渡しいただければ、きちんとデータ化・見える化させてみせます!」ということをお伝えしています。実際、そのための設定サポートやオプションのデータ化サービスも充実させています。
また、当初の導入目的はデータ化だったとしても、使い慣れていくと、健康経営への意識が高まっていき、より深い内容のご相談を受けるようにもなってくるのも特徴です。その場合は頻繁にコミュニケーションを取りながら、その都度、「こういった使い方をするといいですよ」とアドバイスするなど、お客様の課題に寄り添った対応を心がけています。
―今後の展開や目標などがあれば教えてください。
導入件数を増やしていく中で実感しているのは、健康経営にもっと積極的にアプローチしていきたいというお客様が多いということです。そんな思いに応えるためにも、紙のデータ化という単なる業務効率化サービスではなく、お客様の健康経営をサポートできる健康管理システムとして、お客様から選ばれるようになりたいですね。
また、特殊な有機物を扱う工場や製造業の方向けの、特殊健診というものがあるのですが、それらもWELSAで取り扱えるようバージョンアップさせていきたいです。今後はWELSAが対象とする職域を広げ、健康増進を推し進めていくことで、健康経営をもっと身近にしたいですし、健康な人々が活躍する社会に貢献したいと思います。
会社名 | インフォコム株式会社 |
代表者名 | 竹原 教博 |
資本金 | 15億9,000万円 |
所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン・イースト10F |
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