KDDI株式会社
「KDDI クラウドプラットフォームサービス (クラウド基盤構築)」は、キャリアグレードの信頼性、KDDIのイントラ網に直結可能なサーバー、オブジェクトストレージなど、さまざまなシステムに対応する柔軟性を兼ね備えた、クオリティの高いクラウド基盤です。
サービスの詳しい情報をチェック!
複数のサービスを比較できる!
「KDDI クラウドプラットフォームサービス (クラウド基盤構築)」は、キャリアグレードの信頼性、KDDIのイントラ網に直結可能なサーバー、オブジェクトストレージなど、さまざまなシステムに対応する柔軟性を兼ね備えた、クオリティの高いクラウド基盤です。
品質やセキュリティが万全でオンプレ環境からの移行も安心
KDDI株式会社 クラウドサービス企画部 企画1グループリーダー 佐藤 康広様
―「KDDIクラウドプラットフォームサービス」とはどのようなサービスなのでしょうか?
KDDIクラウドプラットフォームサービス(以下、「KCPS」と略します)とは、IaaS・PaaS・DaaS等のクラウド基盤を提供するサービスです。具体的には、共有型と専有型から選べるIaaS、専有の物理サーバーをオンデマンドでご提供するベアメタルサーバー、オブジェクトストレージ、ファイルサーバー等の基盤を提供します。
オンプレ環境にあるシステムをクラウド環境に移行する際には、IaaSでも他社含めて様々な選択肢がありますが、社内システムとKDDIの閉域網(KDDI WVS(Wide Area Virtual Switch))で接続する場合は、ネットワークの品質の高さや、クラウドとの接続料と転送料が無料というコストメリットもあってKCPSを選択されるお客さまが多くいらっしゃいます。
―KCPSの特長を教えていただけないでしょうか?
オンプレ環境からクラウド環境に移行される際に選択されることが多いKCPSのベアメタルサーバーの特長としては、3点挙げられます。
まず一つ目が「設計の自由度」です。お客さまがオンプレ環境で利用しているハイパーバイザーのライセンスが持ち込めるほか、ハイパーバイザーの細かな設定まで行うことができます。通常のIaaSでは利用したいハイパーバイザーの種類を選べないですし、ハイパーバイザーの細かな設定は事業者がコントロールするため、オンプレミスと同様の設定ができないケースが多くあります。例えば集約率を上げる等の設定はお客さまでは行えません。KCPSベアメタルサーバーであればオンプレ環境と同じように詳細に設定できます。
二つ目は「ソフトウェアライセンスのコストメリット」です。ソフトウェアの中には、実際には一部のサーバーしか稼働しないのに、ソフトウェアを設定した仮想化サーバーのCPU数分は全てライセンス購入が必要となり、仮想化環境だと割高になるケースが多くあります。ベアメタルサーバーであれば、仮想化せずに物理サーバーとして利用することができるため、適切なライセンス購入で済み、IaaSへは移行できなかったシステムも、移行することができるようになりました。
三つ目は、VMware vSANの「スモールスタートが可能」という点です。VMware vSANのライセンスは、オンプレミスですとストレージの利用容量ではなく、サーバーのCPUごとにライセンスが必要なため、ストレージの利用容量に関わらず、サーバーを拡張するたびにライセンスを購入する必要があります。一方、KCPSベアメタルサーバーでは、クラウドらしくストレージ利用容量に応じた月額従量課金になりますので、コスト面でもメリットがあります。
またvSANは、「性能やライフサイクル管理の容易性」が挙げられます。通常のIaaSでは、ネットワークを介してストレージに接続して利用するのが基本になりますが、ベアメタルサーバーでは、サーバーの中にSSDがあり、書き込みや読み込みの速度が速くなります。さらにSoftware-Defined Storageを実現するVWware vSANの利用により拡張やEOL対応等、ストレージのライフサイクルを管理するうえでも停止等を極力なくすことができるという特長があります。
―どのようなお客さまのご利用が多いのでしょうか?
基幹系システムのほか、ファイルサーバーや人事系システム等の社内情報システムにおいて、中堅規模以上の企業には業界・業種の偏りなく、幅広くご利用いただいています。
特徴的なご利用例としては、社内共通のクラウド基盤を構築したいケースが挙げられます。例えば、これまで部門ごとにシステム基盤を用意していると、どの部門も万一に備えて多少の余剰リソースは見込んで購入されますので、部門単独ではそれほどの量ではなくとも、社内全体でみると多くの余剰リソースを抱えてしまっていることがあります。それにシステムが分かれるほど、情報システム部門の管理の手間が増えます。KCPSによる社内もしくはグループ企業の共通基盤化をすることによりリソースに無駄がなく、運用管理の手間を抑えられます。
また、仮想デスクトップ基盤(VDI)を段階的に拡張していくケースが挙げられます。一般的に仮想デスクトップ基盤を社内導入する際には、最初は情報システム部門で検証・トライアルして、次に一部の部門で試験運用してみて、最後に全社展開を図るというステップで進みます。このような段階的なステップは、オンプレ環境で随時サーバーを追加購入では効率が悪いため、最初からKCPSで効率的に行いたいという例が増えています。
さらに、KCPSのNVMe規格のストレージであれば、従来のSSDと比べても最大3~5倍高速なので、物理的なPCがある場合と同じようにストレスなく快適に利用することができます。それに、1台のサーバーでより多数のPCを管理できるようになるため、バッチ適用作業等運用管理面でも楽になるというメリットもあります。
―その際、お客さまがKCPSを選ぶ決め手は何でしょうか?
一番は、サービスの品質が安定していることです。ネットワークやサーバーともに冗長化構成であることもあり障害が少なく、「安定していることが素晴らしい」とお客さまに言っていただきます。
次に、ネットワークと一緒に運用できるので障害対応を効率的に行えることです。通常、ネットワークとクラウドが別の事業者から購入している場合、障害が発生した際に、どこに要因があるのかサーバーやネットワーク等の障害切り分け作業をお客さまで行い、適切な事業者と連携する必要があります。KCPSではネットワークもクラウドもKDDIのプロフェッショナルな運用部隊で24時間365日保守サポートしており安心してご利用いただけます。
これにより、これまでサーバーの監視や障害対応のために人員を配置していたが、KCPSのご利用以降は障害発生が減り、障害発生時の障害要因切り分けも頼れることから、その人員が不要になったという声もお客さまよりいただいています。
三点目は第三者機関の保証による信頼性の高さです。KCPSはSOC(サービス・オーガニゼーション・コントロール)というサービス提供における内部統制を保証する認証を2種類(SOC1、SOC2)取得しています。国内のクラウド事業者でSOC1、SOC2のType2を取得したのは当社が最初です。例えば、KCPSの設定変更等の作業を行う際でも、決められた場所、決められたアクセス経路、事前作業申請の上、作業時にも承認者による承認がないとアクセスできない等の厳格な基準に従って運用しています。このような取り組みで取得しているSOC認証により、クラウド利用を検討するお客さまの「そのクラウドで大丈夫なのか?」という、社内承認プロセスなどの導入ハードルを下げることにつながっていると考えます。
―今後はKCPSをどのように発展させていくのでしょうか?
当社はもともと特定のクラウド環境に依存しない、可搬性の高いクラウド基盤の実現を「ポータブル・クラウド・プラットフォーム」として目指してきました。
今後5G通信環境も発展していくと考えていますが、例えばIoT機器からのデータを全てセンターにあるクラウドに渡すのではなく、拠点側(Edge側)で処理できるものは処理して、本当に必要なデータのみクラウドに渡して処理をするという形態が増えてくると考えています。そのような形態になると、仮想サーバーよりもさらに単位の小さいコンテナ単位でのデプロイや処理が求められるようになりますので、今後はコンテナ等も含め、より可搬性の高い、特定のクラウドにロックインされない基盤というものにも力を入れていきたいと考えています。
※価格は税別です。
会社名 | KDDI株式会社 |
代表者名 | 髙橋 誠 |
資本金 | 141,852百万円 |
所在地 | 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー |
このサービスはまだ口コミ投稿はありません。
<重要なお知らせ> サイトリニューアルに伴い、初回ログインにはパスワードの再設定が必要です。
アスピックご利用のメールアドレスを入力ください。
パスワード再発行手続きのメールをお送りします。
パスワード再設定依頼の自動メールを送信しました。
メール文のURLより、パスワード再登録のお手続きをお願いします。
ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあった場合がございます。
お手数おかけしますが、再度ご入力をお試しください。
ご登録いただいているメールアドレスにダウンロードURLをお送りしています。ご確認ください。
サービスの導入検討状況を教えて下さい。
本資料に含まれる企業(社)よりご案内を差し上げる場合があります。