株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・セキスイシステムズ
販売管理・仕入管理・在庫管理、会計、情報分析に対応したクラウド販売管理システム。卸売業、製造業などでの実績が豊富。
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SKit FLEXi(スキットフレキシー)は、販売・仕入・在庫管理、会計、情報分析の機能で構成された、クラウド販売管理システムです。受注から決算までの経営情報を見える化します。
年商30億~500億の企業規模を中心とした、運用業務全体(業務・アプリ・システム基盤)を全て委託可能。月額利用料制なのでシステム更新に関わる投資負担の低減にも有効です。
また、積水化学グループで培った基幹システム構築・運用のノウハウを活かした課題解決力も強み。本番と同等の仮運用環境を提供し、業務・運用設計、マスタ作成から一貫した流れで教育サポートを実施します。
卸売業、製造業などを中心に、様々な複合業態に対応し、企業における情報システム担当の人材不足・後継者不在の問題を解決します。
ASPIC ASP・SaaS・クラウドアワード2012にて「ASP・SaaS部門 基幹業務系グランプリ」を受賞。
販売管理などの基幹業務をクラウド化することで、システムの利用範囲や利用環境が広がり、新たな業務効率化やサービスレベルの向上が期待できます。例えば、営業が社外から在庫照会や売上確認などが行えるようになることで、業務スピードの向上や効率化が見込まれます。
膨大な初期投資や、サーバ保守切れに伴うバージョンアップ対応などが不要です。必要な分だけの利用者数、利用機能、データ量で運用できるため、ムリ・ムダがなくなります。見落としがちな想定外のコストもなくなるため、システムの総所有コスト(TCO)を最小限に抑えます。
また、運用全体(業務・アプリ・システム基盤)の委託が可能なため、情報システム担当の人材不足や、後継者不在の問題解決にも有効です。
住宅をはじめ、住宅資材や建築・土木など、積水化学グループの多様な業務分野で培った販売管理システムとして、多彩な機能を装備。
ただ単にシステム運用するだけでなく、業務に踏み込んだサポートと導入企業毎の業務に沿ったITアウトソーシングサービスを実施することで業務効率化や運用負荷軽減に貢献します。
クラウドなのにカスタマイズ可能。運用保守サービスも付いているため、安心してご利用いただけます。
株式会社NTTデータ・セキスイシステムズ SKitサービス部
(部長) 山尾 一哉様、(営業責任者)小嶋 竜平様
―SKit FLEXiは、どのようなサービスでしょうか?
販売管理と会計業務を中心とする基幹システムの運用を省力化する、SaaS型のクラウド販売管理システムです。
弊社はもともと積水化学グループの情報システム部門から生まれ、サービス自体2002年にスタートしました。当初は積水化学内で販売管理・会計といった共同利用型の基幹システムを提供し、大小様々なグループ会社を支援してきましたが、運用のノウハウや業務知識が蓄積されるにつれて、グループ外の企業様にとっても付加価値の高い仕組みなのではないかと考えるようになり、サービス化に至ったのです。
当時はクラウドやSaaSという考えがなかったためASPとしてサービスの提供を開始しましたが、その後2011年に現在のバージョンになりました。初期のバージョンは積水化学の運用に合わせて管理レベルの高い仕組みでしたが、そこからカスタマイズしやすいように改良し、お客様に合った対応ができるバージョンに更新しました。ちょうどクラウドという言葉が流行りだした時期だったので、良いタイミングにリリースできたと考えています。
―具体的にどういった点が優れているのでしょうか?
まず、パラメーターで様々な設定ができるようになっています。ワークフローのような機能を使うかどうかという点一つとっても、管理レベルの高いお客様なら承認行為を経て受注する必要がありますが、そこまで求めていないお客様は省略するなど、個々の状況によって異なります。お客様の事情にあわせて画面の項目やチェックなどをパラメーターで制御できるようにしてある点は魅力かと思います。それも難しいようであれば、カスタマイズでも柔軟に対応できます。
―クラウドでありながらカスタマイズもできるのですか?
はい、そこがまさに強みです。販売管理は各社様それぞれに工夫されていますが、カスタマイズまで行えるのはSKit FLEXiならではです。クラウドの利点として、導入当初はメニューとして存在していたものの、お客様が使っていなかった機能を新たにご利用いただくことで解決できることがあります。ただし、標準機能をバージョンアップした際には、カスタマイズした機能はサポート対象外になることも珍しくありませんが、SKit FLEXiでは標準機能だけでなく、カスタマイズした部分までサポートしています。
―積水化学グループ発だからこその強みもあるのでしょうか?
積水化学では様々なモノを扱っていて、たとえば、ユニットバス等の住宅資材やパイプ等の建築・土木資材などの管理ノウハウがあります。それゆえ付加価値として商品を工事付きで販売したり、仕入品を加工して販売したりするようなお客様には特に使いやすい機能が詰まっていると思います。
―どのようなお客様に向いているのでしょうか?
規模としては中堅の卸売業がメインで、製造業もターゲットになります。一部だけ、特殊な商品の管理をしなくてはならない業種を除いては、卸売業はほぼ全般的にやっていますね。生産財と消費財に分けると、建築資材や電気部品や機械部品などの生産財を扱うお客様と特に相性が良いと思います。
また、弊社としては、中堅企業におけるIT人材の課題を解決することにこそSKitの価値があると考えています。この規模になると、システム担当の方が一人で苦労を抱え込んでいるなど、お話を伺っていても大変だということがよく伝わってくるんです。そうした運用面でお困りの方の力になりたいですね。
―どのようなきっかけでの導入が多いですか?
一番はシステム更新です。売上10億を超えると安価な販売管理システムでは機能が追い付かずに、ミドルレンジの販売管理システムが必要になり、これまではパッケージソフトがよく利用されていました。しかし、これらは5年や7年に1度パッケージのライフサイクルが終わりますので、更新の判断が迫られます。その作業に何千万円もかかるなら他のサービスも検討してみようという流れでご相談を受けることが多いです。それ以外にも事業の成長によって規模が変わるにあたり、現在のパッケージでは対応ができなくなったから、というケースもありますね。
その際に弊社の特長であるアウトソーシングが活きてきます。クラウドとはいえSaaSになりますので、中堅企業様で非常によくある例ですが、システム担当者が一人しからおらず後継者が育っていなかったり、担当者といえども総務と兼任していてシステム方面でのキャリアパスが難しかったりする場合に、その部分を丸ごと委ねられるサービスですから重宝していただけるんですよね。きっかけがシステムのライフサイクルによるものであっても、次に導入するサービスはそういった面も考慮しようと考える企業様が多いのです。
―どのような点が評価されていますか?
まずはサーバの面倒を見なくていいという点です。また、現在はOSやブラウザなどのバージョンアップのタイミングでシステムが使えなくなり、コストがかかってしまったり、専門知識を持ってそれに対応しなくてはならなかったりと、不安を感じる担当者の方が多いと思いますが、そういった心配もなくなります。法改正があった際には弊社がリードして前もって必要な対応をお話しさせていただくなど、フォロー、サービスまで充実している点もご評価いただいています。ヒアリングの際にも丁寧にお答えするために、課題や困り事を細分化して、その方にあった解決策を提示することを心掛けています。
―どのような点が選定の決め手になりますか?
一番はやはりアウトソーシングできるという点ですね。お客様の方でも技術要件やインフラの知識があまり無く、総務担当の方が兼任して困っているというケースが多いですから、バックアップや障害発生対応などを丸々アウトソーシングできるという点で非常に助かったと仰っていただけます。また、クラウドサービスで共同利用というものは他に無いという点も大きいです。
あとはサポート面ですね。長く使っていただくことを重視していますので非常に注力しております。ご利用開始後もお客様と課題を共有し、それを解決していくといった取り組みを展開しています。まだすべてのお客様に展開できておりませんが、お客様ごとに「課題管理表」を作成して、課題に感じていることや実現できていないことを共有し、それを少しずつでも解決していくことでSKit FLEXiの提供価値を高めていく活動をしています。これまで解約はほとんどなく、継続率が高いという状態を保てており、末永くお付き合いいただけるサービスになっています。
―課題管理表ではどのような課題が挙がるのでしょうか?
お客様によって様々ですが、機能面の課題が多いです。導入時は予算の都合でここまでしかカスタマイズできなかったという事項がどうしても生じますので、そうした残課題をまず管理します。後は自動化したいけれど現状は手作業でやっている部分などですね。
また、お客様の方でも導入後に業務フローを変えた際や、事業追加を行った際にも、課題管理表に追加されることがあります。たとえば、医療機器なら、レンタルを始めた場合に契約管理の機能が必要となって追加を検討するなどのケースですね。
―標準機能に追加されるパターンもありますか?
あります。最近はWeb請求書発行サービスというものをリリースしました。テレワークが増えたことで既存のユーザー様からのご要望が大きい人気機能です。そういった共通課題に対応できる機能は今後も検討していきたいですね。
―導入事例を教えてください。
あるパッケージソフトを使っていて事業が順調に成長し、一気に拡大していくというタイミングでSkit FLEXiを導入されたお客様がいました。その企業様はこれから積極的に拠点展開をしようという狙いがありましたので、クラウド型のSkit FLEXiであれば拠点開設時にインターネットさえあれば利用できるという展開のしやすさと、事業の拡大に応じて値段も高くなるという、ユーザー数やデータ量ベースの料金体系がうまくマッチするということで導入していただきました。
その後、実際に規模も拡大されましたので、Skit FLEXi の活用方法とうまくマッチしたケースですね。反対に、会社様が事業分割されたことで利用料が半分に減った場合でも、それにあわせて料金が変わりますのでコストを抑えられますから、そうした縮小のケースにも対応できます。
―今後力を入れていきたいことについて教えてください。
まずはご利用者様の拡大に引き続き力を入れて参ります。そのうえで、たとえば今回のWeb請求書発行サービスのようにSkit FLEXiと連携して、新たな付加価値を提供できるサービスを作っていきたいですね。お客様の業務範囲をより広くカバーできる、トータルソリューションを提供できるようになればと考えています。今回のWeb請求もNTTデータグループのある会社様のサービスと連携していますが、そのようなクラウド間連携のサービスを拡充していければと思います。
会社名 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・セキスイシステムズ |
代表者名 | 近藤 賢 |
資本金 | 1億円 |
所在地 | 〒530-0015 大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル29F(大阪本社) 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-11-8 渋谷パークプラザ(東京本社) |
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