サンクスカードを通じて社内風土や離職率の改善、従業員の信頼関係を強化したい方へ。手軽に「ありがとう」を送り合えるサンクスカードアプリの概要や比較ポイント、おすすめツールを紹介します。
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サンクスカードアプリとは、従業員同士でスマホなどから手軽に「ありがとう」の気持ちを送り合えるシステムです。
サンクスカードとは、感謝の気持ちをカードに書いて贈り合う制度のことです。たとえば、「今日は資料作成を手伝ってくださり、ありがとうございます」「営業を頑張ってくれたおかげで目標達成に近づくことができました」など。頑張りに対する称賛を伝えることで、良好な人間関係や信頼関係の構築につながります。
サンクスカードは従来、個々の従業員間で付箋やカードを用いてやりとりするのが一般的ですが、日頃忙しく過ごしていたり、リモートワークなどで顔を合わせる機会が少なかったりすると、伝えるタイミングを逃してしまうことも。そのため、現在では従業員任せにすることなく、サンクスカードを社内制度として取り入れる例も増えています。
サンクスカードを社内制度化して、業務の一環として行おうとする場合、以下のような課題があります。
サンクスカードアプリなら、従業員はスマホのアプリを利用して、思い立ったらすぐに感謝を伝えることが可能。物理的なカードの受け渡しが必要ないため、テレワークでも遠方の拠点でも問題ありません。従業員の負担を抑えつつ、「働きがいや貢献意欲を引き出すことができる」「社内コミュケーションを活性化できる」として多くの企業で活用されています。
本記事では、サンクスカードアプリについて、メリットだけでなく、導入時のデメリット(注意点)、自社にあったアプリの選び方などを解説していきます。後半にタイプ別のおすすめアプリも紹介していますので参考にしてください。
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サンクスカードアプリを導入することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。主な導入メリットを4つご紹介します。
サンクスカードアプリはSNSのような感覚で、感謝や称賛が第三者の目にも止まるようになるため、一対一のやり取りよりも大きな効果が見込めます。また、「いいね」ボタン機能などで手軽にリアクションできるのも、アプリならではのメリット。エンゲージメント向上によって、離職率が低下したという成功事例も多数あります。
アプリをきっかけに、スタッフ同士で感謝の気持ちを伝え合ったり、ポジティブなアクションを称賛し合ったりすることで、仕事に対するモチベーションや会社へのエンゲージメントの向上が期待できます。
サンクスカードアプリは従来の物理的なカードと違い、スマホやPCで手軽に感謝の意を発信可能。そのため、今まで見過ごされていたような、目立たない貢献や挑戦も可視化されやすくなります。
特に、リモートワーク環境では「お互いが何をしているのかわからない」「コミュニケーションが減って発言しづらい」といった課題の解決に有効。相互理解の促進により、社内風土改善による生産性の向上といった効果も期待できます。
サンクスカードアプリの中には、感謝の気持ちを言葉だけに止めず、ポイント換算して一定のポイントが溜まったら商品と交換できるものや、従業員間で少額の報酬を贈りあうことができるものもあります。
福利厚生の一環としても活用できますし、こうしてインセンティブ化することで、サンクスカード文化に苦手意識を持つ従業員へのアプリ利用の動機づけにもなります。
サンクスカードアプリの利用データから組織の状態を可視化し、マネジメントに活用できます。中には、従業員のエンゲージメント測定用アンケートを送付できるアプリや、データをもとに従業員の強みを可視化できるアプリも。
サンクスカードという社内制度には様々なメリットがある反面、「偽善的で気持ち悪い」「文面を考えるのが面倒くさい」「サンクスカード作成に時間がかかる」といった理由で、苦手意識を持つ人も少なくありません。
また、導入してから効果が出るまで、時間がかかるため、形骸化しないようにするための取り組みも不可欠です。
その点、サンクスカードアプリなら、テンプレートで文面やデザインを考えなくても手軽に発信できたり、スタンプ一つでリアクションできたりと、参加ハードルを低くする機能が充実。SlackやMicrosoft Teamsなど、普段使っているチャットツールに連携しているものも多くあります。
やらされ感や業務に支障をきたすことなく、無理なく利用できることから、紙での運用よりも、成功する確率が高まります。
サンクスカードの送受信数や部署間の連携率、行動量の変化幅などをダッシュボードから具体的な数値で共有すれば、施策の実施に懐疑的な社員への説得材料にもなるでしょう。
サンクスカードアプリには、主に3つのタイプに分けられます。
メッセージを贈る機能だけではなく、社内報の作成・共有、掲示板の運用やビジネスチャットなどの機能を搭載したタイプ。経営陣のメッセージや活躍しているインタビューなどの情報を発信したり、掲示板で情報共有を促進できたりするところが強みです。
サンクスカードの基本機能は備えながらも、プラスアルファの機能として経営理念の浸透や社内交流の活性化を図れます。会社からの情報発信をしたい場合や、掲示板などのコミュニケーション手段を追加したい場合は、こちらのタイプがおすすめです。
「感謝の気持ちを言葉に表して伝える」というサンクスカードの本質的な価値を突き詰めたタイプ。余計な機能を搭載せず、メッセージを贈る機能に絞ったタイプです。ひとまずは、サンクスカードの運用をアナログからデジタルに移行したいと考えている場合は、こちらのタイプがおすすめ。
手書きなどアナログの良いところを残していたり、絵文字や装飾などにもこだわりがあったりと、アプリごとに特徴があります。
サンクスカードの機能に加えて、人材のスキルや評価などの基本情報や、面談内容の記録など、人材マネジメント関連の機能を包括したサービスもあります。コミュニケーションの円滑化のみならず、多彩な機能で組織改善をアシストできるところが強み。
サンクスカード機能をオプションのひとつとして捉え、人材管理の徹底や評価の効率化など人事部門のDXに着手したい場合は、このタイプが向いています。
サンクスカードアプリのタイプを踏まえた上で、具体的なサービスを選定する際には、次の4つの観点で比較検討を進めていきましょう。
サンクスカードアプリを導入するからにはサンクスカードの利用を増やしたいところ。そのための仕組みや仕掛けが充実しているサービスかどうかは、導入前にしっかり比較しておきたいポイントです。
たとえば、サンクスカードにポイントを添えられる機能は、多くのサービスに搭載されています。獲得したポイントは、雑貨やギフト券、宿泊施設利用、リフレッシュ体験など様々なギフトと交換可能。感謝の気持ちのみならず、実質的なメリットを付加することで、サンクスカード活用の促進につながることを期待できます。
また、「ランキング・MVP表彰」機能も有効。サンクスカードを贈った人・贈られた人のランキングを一覧で表示できると、サンクスカードを活用するモチベーションにつながる要素になり得ます。ほかにも、サンクスカードの送信状況やランキングなどのレポートを自動配信できる機能なども、サンクスカードの活用促進の一助になります。
オンラインサービスを使い慣れていなかったり、どのようなメッセージが良いのかわからなかったりと、サンクスカードを贈る手間以前の部分にボトルネックがあると浸透しにくいです。誰でも日常的に使いやすいサービスかどうかは重要なポイント。直感的な操作性かどうか、伝えたいメッセージをデザインなど文章以外の方法で補完できるかどうかなどは確認しましょう。
たとえば、手書きと同じような感覚でメッセージを書き込めるアプリや、豊富なデザインテンプレートを用意しているアプリなど、サンクスカードの送りやすさに関して、どのような工夫が施されているかは確認しておきたい点です。
オフィスのPC前で業務を行う従業員だけではなく、外回りやリモートワークなどの従業員も在籍している場合、スマホアプリを活用できる方がサンクスカードを投稿しやすいです。
スマホのブラウザで利用できるサービスがほとんどですが、なかにはスマホ専用のアプリを用意しているサービスもあります。専用アプリなら、スマホならではの閲覧性や操作性にこだわって開発されているので、よりスムーズに活用できるでしょう。
組織改善や人事のDXに取り組むためにサンクスカードを導入している場合、データ活用機能が充実しているかどうかは見逃せないポイントです。部署ごとの送受信枚数などの具体的なデータをもとに、サンクスカードアプリの効果を測定できる集計機能を有していると、社内コミュニケーションの可視化につながります。
たとえば、「先月までたくさんサンクスカードを送っていたのに今月から急激に枚数が減った従業員がいる」という場合、環境に変化があったのか、モチベーションが低下しているのかなど具体的な原因を探り、改善につなげるきっかけになります。
また、「目立つ業績は出していないがサンクスカードの受信数が平均的に多い」という従業員がいた場合、より活躍できる部署はないかなどの検討に活かせます。サンクスカードの送受信状況をデータ集計することで、組織改革のヒントを多く手に入れられます。
(出所:THANKS GIFT公式Webサイト)
「感謝」「褒める」をきっかけに組織内の前向きなコミュニケーションを活性化させることを目的に開発されたアプリ。経営理念の浸透や、働きやすい・働きがいのある組織風土を醸成させるために、ひとつのアプリに多種多様な機能を用意。日々の貢献に対する感謝のメッセージを贈り合える「ありがとうカード」のほか、サンクスカードの贈り合いでポイントを貯められる「社内通貨機能」、チームや組織の健康状態を把握できる「エンゲージメント診断」など網羅的な機能が魅力。
更に、コンテンツを配信できる掲示板やWeb社内報も。アプリ版では、翻訳機能を搭載しており、英語/中国語/ベトナム語/インドネシア語/ミャンマー語に対応。
(出所:RECOG公式Webサイト)
PCのほか、iPhone・Android・タブレットに対応し、直感的な操作を強みとするサンクスカードアプリ。感謝や称賛の気持ちを簡単に伝えられるRECOGならではの機能「レター」は、メッセージを送りたい人を選び、感謝の気持ちを文章にして送信。もらったレターにリアクションしたり、ほかの同僚は拍手できたりと、前向きなコミュニケーションにつながる。写真や動画をつけて情報やノウハウの共有ができる「掲示板機能」や、社内のコミュニケーションツールに使える「チャット機能」、組織・メンバーの状態を可視化できる「分析機能」なども用意。
また、「レター」を月10通以上贈ると、世界中の子どもたちに給食1食分相当の寄付が贈られる仕組みが。システムを通じて気軽に社会貢献できる点も利用の後押しとなる。
(出所:TUNAG公式Webサイト)
会社の知りたい情報を集約し、ヒトや情報が自然と集まる空間をオンライン上のプラットフォームで実現するサービス。ビジョンの浸透の一つとして会社の経営理念や行動指針を体現している社員への「バリューカード」と、称賛文化として感謝の気持ちを伝える「サンクスメッセージ」が機能として備わっている。
100社100通りの「社内制度」を設計・運用可能にするため、多くの機能はカスタマイズが前提。ダッシュボードでは、どのような制度が利用されるのかを定量的に把握し、社内制度の改善につなげることができる。導入社数700以上の導入実績のもと、社内制度運用のノウハウを提供してもらえるのも心強い。
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(出所:Unipos公式Webサイト)
従業員同士が「貢献に対する称賛のメッセージ」と「少額のインセンティブ」を送り合うピアボーナスを行うWebサービス。感謝や称賛・激励の気持ちを伝えやすくし、従業員やチームの心理的安全性を高め、強い組織を目指せる。
Uniposでの投稿では、メッセージに加えて、少額の金銭(ピアボーナス)や寄付などのポイントを添えることができ、ほかにもオリジナルな褒賞を用意し交換もできる。一般的なSNSのように使い勝手が良く設計され、タイムラインによる投稿の閲覧や、投稿にハッシュタグをつけて、行動指針を紐づけすることも容易。Microsoft Teams、Slack、ChatWorkなどのツールと連携できる点も利用率の向上に寄与している。
(出所:Agelu公式Webサイト)
「ムリなくユルいコミュニケーション」がコンセプトのサンクスカード。スマホやWebブラウザからSNS感覚で利用でき、メッセージやチップを送って気軽に感謝の気持ちを伝えられる。メンバー全員がメッセージを閲覧したり、リアクションやコメントを送ったりできるため、社内全体でポジティブなやり取りを促進し、モチベーションやエンゲージメントの向上に効果的だ。挨拶や告知、独り言など自由なつぶやきの投稿も可能。普段接する機会の少ないメンバーの人柄や近況を知ったり、リアクションで交流したりすることで、心理的安全性の醸成や信頼関係の構築もサポートする。
管理画面では、メンバーの利用状況や相関図の確認が可能。オプションで、分析レポート機能も提供し、人材評価やマネジメントの効率化にも貢献する。
(出所:GRATICA公式Webサイト)
サンクスカードで「ありがとう」をカタチにすることを目的としたシンプルな操作性のクラウドサンクスカードサービス。サンクスカードに特化したわかりやすい設計で、オンラインツールを使い慣れていない従業員でも、迷わず使える。動物のイラストや季節ごとのイベントなど、1,000種類以上のサンクスカードから好きなカードを選んで、簡単に送ることが可能。
サンクスカードのやり取りは、オンライン上で共有することができ、サンクスカードのやり取りのデータは、ExcelやCSV形式でダウンロード可能。集計作業も不要。Microsoft Teams、Slackなど既に利用中のビジネスチャットツールと連携できる。
(出所:OH!KIMOCHI公式Webサイト)
PC・スマホで使える、簡単・低コストなオンラインサンクスカード。相手を選んでメッセージを送ると、メッセージカードがタイムラインに表示され、相手にポイント(報酬)が入るシンプルな設計。
獲得したポイントはデジコなどのギフトポイントに交換でき、各種マイルや電子マネーなど6,000種類以上の商品と交換できる。管理者機能では、付与ポイントの上限設定、送受信数やポイント交換数などの利用状況集計、「Slack」「Chatwork」などの外部サービスとの連携が備わっている。初期費用無料、利用人数制限なしの月額固定料金で利用できるのも大きな魅力。
(出所:サンクスカードアプリ公式Webサイト)
手書き文字でサンクスカードが作成できるアプリ。手書きで文章を作れることが最大の特徴で、手書きした文字は1文字ずつ認識してメッセージにそのまま配置できる。カードのテンプレートは複数種類あり、オリジナルのサンクスカードが作れる。受信したサンクスカードはお気に入り登録すれば保存可能。
送信、受信ランキングが閲覧できるだけでなく、社内掲示物も作成できる。オプションとして、集計データをもとに、チームごと・役職ごとの平均送信枚数や、その推移をグラフやレポートにする「サンクスドリブン」サービスも行なっている。
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(出所:シナジーHR サンクス公式Webサイト)
社内の感謝・貢献を可視化し、働きがいの醸成をサポートするコミュニケーションツール。基本となるプロフィール機能(シナジーHR)と組み合わせて利用することを前提としており、メンバーの検索性に優れている点が特徴。「ありがとう」を送りたい相手や、趣味・興味が同じメンバー、課題解決のために話しをしたい先輩など目的に合った社員をすぐに見つけられることで、社内コミュニケーションの円滑化や促進に役立つ。
そのほかのシリーズとして、スキル、人事評価、面談、意見を展開。社員の活躍・行動を可視化することで、相互理解を深め、組織全体の底上げに寄与する。
(出所:タレントパレット公式Webサイト)
人事情報やスキル、適性検査、キャリア、人事評価などを集約し、科学的人事戦略を実現する人事情報プラットフォームの機能として、「サンクスポイント」を実装。従業員同士で感謝の気持ちをポイントとして贈り合える。
同僚同士はもちろん、部下から上司へもフランクにボーナスを贈ることができるところが特徴。他部署・他拠点の同僚であってもコミュニケーションできる。テキストマイニング技術でコメントを分析できるため、従業員を評価する言葉や役割を可視化しやすい。
ポイント運用ルールは企業ごとに独自に設定可能で、外部サービスとの提携でポイントを商品やサービスに交換することもできる。
(出所:サンクスカード公式Webサイト)
企業の人材管理や情報共有、スケジュール管理といった業務をトータルサポートする中小企業向けグループウェア「サイボウズ Office」ではカスタムアプリのひとつとして、サンクスカードを用意。サイボウズOfficeのプレミアムプランを導入している企業なら、無料でサンクスカードアプリを追加できる。
グループウェアのいち機能として活用できるので、導入ハードルが低い。社員同士で簡単に「ありがとう」や「おめでとう」といった気持ちを伝えられる機能となっている。また、集計機能により社内の誰が多くのサンクスカードを受け取っているのか可視化できるので、MVPの選出に役立てることができる。
「人から感謝をされる」「褒められる」という体験は人の承認欲求を満たし、前向きな行動の原動力になります。それは、仕事においても同様で、感謝し合い、褒め合う文化が根付いている会社は、居心地の良さや働きやすさに直結します。ひいては貢献意欲を高め、生産性向上にもつながるでしょう。逆に頑張りが認められない組織では、貢献しようという気持ちが湧かないことは、あえて言うまでもありません。
サンクスカードアプリの価値は、従業員がお互いを認め、感謝するという行為をしやすくすることにあります。直接言葉で伝えることが難しくても、日頃からサンクスカードを贈り合うことが自然にできれば、会社へのエンゲージメントを高めることにつながるはずです。活用しやすいサンクスカードアプリの導入で、長く使い続けられる仕組みを構築し、社内コミュニケーションの活性化に役立てましょう。
サンクスカードアプリをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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Sharin株式会社
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