診療予約や受付の管理を効率化し、患者の待ち時間やスタッフの負担を軽減したいと考えているクリニック・診療所の方へ。診療予約システムの概要やタイプと選び方、比較のポイントとともに、おすすめのシステムを詳しく解説します。
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診療予約システムとは、WebやLINE、アプリなどを利用して効率よく診療の予約・管理をできるようにするシステムのことです。インターネット環境さえ整っていれば、患者はいつでも、どこからでも外来予約をすることが可能。
今回の記事では、無床クリニックや小規模医院、診療所を対象とした診療予約システムに焦点を当て、タイプや選び方のポイント、費用相場、おすすめのサービスなどをご紹介していきます。なお、Web問診システムに関しては「Web問診システム比較15選。健診向け含めタイプ別に紹介」をご参照ください。
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診療予約システムのタイプを、大きく4つに分けて説明します。
診療予約の効率化に特化したタイプ。電話での予約が多く、対応に時間を取られてその他の業務まで手が回らない、といった悩みも解決します。
たとえば「ヨヤクル」は、診療科目や規模、地域性などを踏まえた柔軟なカスタマイズで、各医院にピッタリな予約システムを構築可能。予約方法はインターネット予約をはじめ、自動音声電話予約(CTI)、タッチパネル予約、院内からの手動予約から選べるほか、予約の種類や受付方法までオーダーできます。
Webに加えてLINEでの予約受付にも対応している、もしくはLINEだけで予約・管理を行うタイプ。使い慣れているLINEを取り入れることで、患者にとっての利便性を高められるだけでなく、集患対策としても期待できます。
専用アプリやログインが要らず、LINE公式アカウントの友だち追加で簡単につながれる点も魅力。お知らせの発信などもできるため、患者を囲い込み、継続的な関係づくりをしたい場合にもおすすめです。
クリニック向けの「Nest診療」では、患者自身による診療予約から、履歴の確認やリマインド、予約のキャンセルまで、LINEで完結可能。更に、お役立ち情報の配信や、チャットボットによる相談対応など、患者との関係性の構築や再来院に役立つ機能も備えています。「Medibot診療」もLINEに特化したサービスです。予約や相談対応に加えて、オンラインでの診療と決済、処方薬配送まで、一連の診療体験をフルカバーできます。
専用のアプリを通して予約・管理ができるタイプ。診療予約システムと医院オリジナルのHPを連携したい場合や、患者のかかりつけ化や集患に力を入れたい場合に向いています。
その代表例が「やくばと for Clinic」です。予約による患者との接点を「集患」「かかりつけ化」につなげることをコンセプトにした診療予約システムで、アプリとシームレスに連携したHP制作サービスなどを行っています。「お知らせ配信」「チャット」「オンライン診療」など、一度来院した患者へのアフターフォローをサポートする機能も多く、治療の途中で離脱する可能性がある患者へのフォローにも適しています。
予約受付だけでなく、来院から診察、会計まで、受付対応業務全般をサポートするタイプ。電子カルテやレセコンと連携し、患者情報を一元管理することで、スムーズな状況把握・情報共有が可能に。キャッシュレス決済やオンライン決済など電子会計へ対応したサービスも多く、受付スタッフの負担軽減はもちろん、患者の利便性向上も期待できます。
たとえば「B4A」では、電話・Web予約から、事前問診、顧客管理、オンライン決済まで対応。更に、売上や経営状況をダッシュボードで可視化できるため、そのデータをマーケティングに活用し、リピート率拡大を図ることも可能です。
「QuiQ」は、初診から予約・受付・会計をスマホ完結できるため、利便性の向上で患者の新規獲得や再診率アップに有効。電子カルテ/レセコン、自動精算機/POSレジといった外部連携にも対応し、患者情報や入金情報などの転記・入力作業の削減にも役立ちます。
「Fanka」の場合、Web予約や事前問診を行う際に、あらかじめ保険証やクレジットカードの情報を登録可能。診察前後の待ち時間を削減することで、患者満足度の向上に貢献します。
タイプで絞り込んだら、以下の4点に留意しながら比較検討を進めます。
来院した患者を順番に受付していくのか、日時指定で予約してもらうのかなど、最適な予約受付方法はクリニックによって異なります。システムを比較する際は、自院の運用方法や管理したい内容に最もフィットした方法に対応しているかを確認しましょう。
たとえば「ヨヤクル」は、当日の順番受付、日時指定予約、時間帯予約のいずれにも対応。複数科目での予約受付にも対応しているほか、複数種類の検査枠の管理が出来る点も魅力です。
また、「アポクル予約」のように、診療メニューごとに予約時間帯や予約件数を制限できるシステムも。混雑する午前中は健康診断や予防接種の対応枠数を減らすなど、自院の状況に合わせて柔軟にカスタマイズできます。
自動音声応答(IVR)機能を活用すれば、スタッフが直接対応することなく、電話で自動的に予約を受付することができます。
IVR(電話自動応答システム)は、着信時にあらかじめ登録しておいた音声を再生し、問い合わせ内容を振り分けたり、予約の案内を手伝ったりする自動応答機能のこと。
この機能を軸にした「メディカル革命 byGMO」の場合、電話予約の機能だけでなく、予約確認、予約キャンセル、SMS送信によるクリニックのMAP送付や、予診票ダウンロードURL送信など、様々な活用方法でクリニックへの受電を削減してくれます。必要に応じてIVRから受付スタッフに切り替える、IVRとWeb予約機能を併用することも可能です。
順番や待ち時間状況を院内でディスプレイ表示したい場合は、対応したシステムを選ぶ必要があります。
たとえば「ヨヤクル」は、フルカスタマイズできる院内表示ディスプレイが強み。待ち人数や順番、診察中の受付番号など、様々な組み合わせに対応しています。医院の雰囲気に合わせたデザインで作成できるため、院内の統一感がアップ。テロップの表示や動画の再生にも対応しており、院内の告知にも活用できます。
電子カルテと連携できる診療予約システムであれば、患者の来院情報の自動送付が可能。患者の情報を入力する手間なく、すぐに患者情報を利用できます。
40機種以上の電子カルテ連携実績を持つのが「メディカル革命 byGMO」。システムで来院処理した患者情報を電子カルテに飛ばす「チェックイン連携」、電子カルテに登録した患者情報を予約システムに自動で連携させる「頭書き連携」、新患の情報を電子カルテに連携させる「新患連携」、レセコンから診療報酬の金額を連携することで会計業務の負担を減らす「料金連携」など、連携項目が多いのが特徴です。
「B4A」も、患者情報や事前問診、施術内容・画像などをすべて電子化してクラウド管理。必要なデータはクラウド上からいつでも取り出せるため、医師・看護師・カウンセラー・受付などの多くのスタッフ間で、シームレスな情報連携を実現します。
なお、診療予約システムに加えて、「電子カルテについても詳しく知りたい」「幅広く比較検討してみたい」という方は「電子カルテシステム比較15選」をご参照ください。
診療予約システムを利用する場合、料金はどのくらいかかるのか、下記の一覧表にまとめました。
サービス名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
アポクル予約 | 予約特化型。予約方法や予約枠の柔軟なカスタマイズに対応。院内業務を効率化する機能も豊富に搭載 | 月額10,000円~、初期費用なし |
Wakumy | 予約特化型。同社のWeb問診・患者管理システムとの連携によって、診療科ごとに最適な受診動線を構築できる | 要問い合わせ |
Emidel | 予約特化型。診療時間のお知らせや順番の呼び出し、再診予約、CSV出力などに対応。シンプルな機能構成で手軽に試せる | 月額8,000円(予約システムのみの場合)、 初期費用なし |
ヨヤクル | 予約特化型。バーコード受付、複数科目/複数医師設定、Web簡易問診など100以上の機能からカスタマイズできる | 月額9,000円〜、 初期費用16万円〜 |
Nest診療 | LINE予約対応型。診療内容や担当医師ごとなど、様々なシーンに合わせて予約を設定できる柔軟性が強み | 月額24,800円(スタンダードプランの場合)、初期費用25万円 |
Medibot診療 | LINE予約対応型。オンライン診療向きで、予約に止まらず、問診・診療・決済・処方まで全工程をLINEで完結できることが強み。 | 要問い合わせ |
CureSmile | LINE予約対応型。オプションの「ラクLINE」を活用すれば、「友だち追加」をするだけで登録完了。予約や通知の受信ができる | 月額14,000円(スタンダードプランの場合)、初期費用10万円 |
3Bees | LINE予約対応型。LINEで日時指定予約、予約・リマインダー・キャンセル・もうすぐ通知、当日順番取得などの機能を使用可能 | 月額12,000円〜、初期費用49万円〜(Bee診察予約の場合) |
ドクターズ・ファイル アポ レジタス | LINE予約対応型。LINEでの予約、キャンセル、リマインド通知に対応。スケジュール、患者管理機能にも強み | 要問い合わせ |
やくばと for Clinic | アプリ対応型。クリニック専用アプリからのお知らせ配信、チャットなどを通してかかりつけ化をサポート。集患につながるHP作成も | 月額9,800円(かかりつけプランの場合) ※初期費用は別途 |
B4A | 受付対応業務の効率化型。カレンダー上での予約や売上の集計、経営分析・可視化など、幅広い機能を搭載 | 月額35,000円~、 ※初期費用は別途 |
デジスマ診療 | 受付対応業務の効率化型。アプリでの自動診察受付や事前問診回答機能、キャッシュレス決済などに対応 | 月額15,800円、 初期費用なし |
march | 受付対応業務の効率化型。予約・問診・診察・決済・配送までオンライン診察を一元化できる | 月額19,800円~ 初期費用なし |
テルミーアイ | 受付対応業務の効率化型。診療科や医師ごとに予約方法・受付方法を組み合わせられる。Web問診の柔軟なカスタマイズにも対応 | 要問い合わせ |
Fanka | 受付対応業務の効率化型。事前問診、事後カード決済に対応。LINEを活用した診療後のアフターフォロー機能も搭載 | 要問い合わせ |
QuiQ | 受付対応業務の効率化型。Web予約やLINE連携に対応し、初診から診療予約・受付・会計までをスマホ完結できる | 月額7,000円~ ※初期費用は別途 |
メディカル革命 byGMO | 受付対応業務の効率化型。LINE予約のほか、オンライン診療やIVRなど、豊富な機能がそろう。決済連携機能に強み | 要問い合わせ |
4つのタイプ別におすすめの診療予約システムをご紹介します。まずは予約に特化したツールから。
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(出所:アポクル予約公式Webサイト)
予約方法や患者向けアナウンスなど、クリニックごとのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできる診察予約システム。科目ごとに時間帯予約・順番待ち予約を選択でき、予約枠数の設定が可能。スポット的に細やかな予約の開け閉めにも対応し、「午前中は健康診断や予防接種の対応枠を減らす」「来週の水曜日だけ予約を取らない」など、繁忙状況に応じて使い分けできる。無料提供の予約アプリ「アポクル」での予約やLINE予約にも対応し、来院率の向上にも役立つ。
予約管理も簡単で、予約移動もドラッグ操作だけで完結。予約/キャンセル時の通知や患者へのリマインドメール自動送信で、確認漏れや来院忘れ防止も可能だ。
その他、モバイル診察券やタブレット受付機、オンライン決済など、オプション機能を利用すれば、受付けや会計など院内業務の効率化も可能だ。
(出所:Wakumy公式Webサイト)
Web問診・患者管理システムと自由に組み合わせて連携できるユニット型の予約システム。各システムを組み合わせて利用することで、患者ごとに最適な診療フローの構築が可能。急性・慢性疾患、特殊・専門外来を問わず、幅広い患者ニーズに対応し、医院経営の安定化に貢献する。予約時に問診を必須に設定することができるため、来院前に患者の状態を把握でき、スムーズな診察が可能に。
時間帯予約と順番受付の併用が可能。時間帯予約の患者を優先しつつ、空き枠やキャンセル枠で、順番受付で来院した患者を受け付けることで、診療件数の最大化・収益向上も見込める。
(出所:Emidel公式Webサイト)
初期費用0円、月額8,000円と、コストパフォーマンスに優れた診療予約システム。診療時間や順番の呼出・お知らせ、診察後の予約情報の自動削除、再診予約、CSV出力などの機能が利用可能。最短5日で導入でき、初期設定も任せられるため、すぐに導入したい場合や、予約システムのみのシンプルな機能を手軽に試してみたい場合に向いている。
インフルエンザ・新型コロナウイルスのワクチン予約や、発熱外来にも即対応。オプションで、簡易ホームページの作成やWeb問診システムの利用もできる。
(出所:ヨヤクル公式Webサイト)
現場の声から生まれたクリニック向けの診療予約システム。予約方法から予約の種類、ディスプレイ、デザイン、表示内容まで、100以上のカスタマイズ機能で医院のニーズに合わせた柔軟なシステム環境が構築可能。「インフルエンザシーズンだけの予約枠がほしい」「順番と日時指定のどちらが良いか、様子をみて変更したい」といった要望にも対応してくれる。
初期費用に含まれる基本機能として、当日の順番予約、日時指定予約、時間帯予約、Web新患予約、予約完了メール/医院からのお知らせメール、バーコード受付、複数科目/複数医師設定、遠隔サポート・スタッフ教育、簡易統計機能、Web簡易問診を搭載。電子カルテやレセコンとの連動実績も多数。
続いては、LINEを使った予約に対応しているものや、LINE予約専用のツールをご紹介します。
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(出所:Nest診療公式Webサイト)
クリニック向けのLINEに特化した予約管理システム。一般診療のみならず、ワクチン予約や発熱外来といった幅広いニーズに対応する。診療内容や担当医師ごとなど、様々なシーンに合わせて予約の設定が可能。予約メニューごとに営業時間、一枠もしくは一日ごとの定員数・在庫数などを設定できる。確定後の予約は日ごと/月ごとなど、状況に合わせて一覧で確認・管理することも。豊富なテンプレートでカスタマイズも容易だ。
そのほか、リアルタイムの混雑状況の表示や、医療機関の情報・健康関連情報の一斉配信、患者との個別のメッセージのやり取りなどにも対応。LINEテクノロジーパートナーの認定も受けており、LINEの特性や機能をフル活用することで、患者の”かかりつけ化”につなげられる。
(出所:Medibot診療公式Webサイト)
予約以外にも、診療や決済後の処方薬配送まで一連の診療体験をLINEで提供できる診療システム。オンライン診療に強みがあり、クリニックの業務効率化だけでなく患者の通院負担を軽減することで満足度の向上も実現する。
予約機能は、診察室の空室状況やスタッフの稼働状況を踏まえて空席枠を自動表示するため、調整の手間を省くことが可能。予約確定後のメッセージ配信や突発的なキャンセルを防止する自動リマインドで、受診率と診療収益の向上に貢献する。
頻度が多い質問はチャットボットで自動回答、複雑なメッセージはスタッフが返信するなど、患者の問い合わせ内容でフローを変更すれば、LINEでの連絡対応工数も削減できる。
(出所:CureSmile公式Webサイト)
Web、電話、LINEでの予約に対応。LINEを使った予約方法「ラクLINE」は、CureSmileのオプション(月額2,000円)で提供されており、病院・クリニックの運営スタイルに合わせて順番予約、時間予約、お知らせ通知、呼び出し通知、複数人予約などが設定可能。また、急な診察時間の変更、ワクチンの入荷減少などのお知らせを一斉配信でサポートしてくれる。
デジタル診察券、バーコード診察券やセルフチェックインなど、受付業務をよりスムーズにする機能のほか、着信表示機能「パッパ」、呼び出しシステム「コール君」、次回予約タッチパネルといった、受付スタッフの省人化を促進するオプションも多数。
(出所:3Bees公式Webサイト)
医療クラウドアプリシリーズ「Bee診察予約」「Bee順番管理」のオプションとして、「LINE予約・順番取り」を展開。「LINE予約」では日時指定予約、予約完了通知、リマインダー通知、予約キャンセル通知が、「LINE順番取り」では当日順番取得、もうすぐ通知の機能が利用できる。
LINEオプション単体での利用は不可のため、新たに診療予約システムを導入したい方や、システムを1から再構築し直したい場合に、シリーズ一式を導入するのがおすすめ。「Bee診察予約」を導入した医療機関の中には、ほとんどの予約が電話だったところ、ほぼWeb予約に切り替わり受付スタッフの手間が軽減できた、24時間予約を受け付けられることで患者の取り逃がしを解消できた、という声も。
(出所:ドクターズ・ファイル アポ レジタス公式Webサイト)
LINEや医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」と連携した予約機能で、患者満足度向上やスタッフの業務負荷軽減を実現する予約・患者管理システム。LINEでの予約、予約確認、キャンセル、リマインドのほか、メールやSMS(ショートメッセージ)でのメッセージ送付ができる。
直感的に操作できるスケジュール台帳、来院状況などを細かく管理できる患者管理機能も強み。スケジュール管理画面では、表示項目の設定や予約種類ごとの色分けなど、自院の運用に合わせたカスタマイズが可能。ネット予約を受け付けないチェアや診察室の患者管理もできるので、紙台帳をそのままデジタル化することで、スタッフの業務効率を改善できる。
続いて、アプリ対応型のツールです。
(出所:やくばと for Clinic公式Webサイト)
予約を起点に生まれる患者との接点を、クリニック専用アプリを通して集患やかかりつけ化につなげる診療予約システム。アプリを通した来院患者のフォローが得意のため、「患者への周知」「受診患者が頭打ち」「治療離脱が心配な患者へのアプローチ」などで悩んでいる場合に適している。
クリニック専用に設計されたアプリを活用し、チャットなどで患者のかかりつけ化をサポート。また、同シリーズのテンプレート選択式のHP制作サービスを通じて作成したHPとアプリを連動させ、お知らせ配信や予約とオンライン診療導線の組み込みなどで集患を加速させる。アプリ経由以外にも、Web予約、スタッフによる代理予約が可能。
最後は、受付対応業務まで効率化するシステムです。
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(出所:B4A公式Webサイト)
院内のリソース管理・予約管理・CRMをワンストップに行うDXツール。患者情報や事前問診、施術内容・画像などは、すべて電子化してクラウド管理する。
来院時の電話予約はもちろん、空き状況をカレンダーから一目で確認できるWebからのリアルタイム予約にも対応。スタッフの出勤状況やスキル、部屋・機械の空き状況を自動で集計し、予約枠を最大化。更に、自院のWebサイトやSNS、LINEとの連携や、ステップ配信・クーポン配信を行う機能も搭載。効率的に集客を行うことで、売上アップもサポートする。また、売上の集計や経営分析・可視化を自動化することや、蓄積した経営情報に基づいてマーケティングを実践することも可能。リピート率向上に有効活用できる。
(出所:デジスマ診療公式Webサイト)
受付業務をサポートし、待ち時間を減らすことで患者にシームレスな診療体験を提供する、クリニック決済・予約アプリ。再来促進・患者フォローアップ機能によって、再診率・治療継続率向上に貢献する。
QRコードからの初診・再診予約はもちろん、アプリを使った自動診察受付や事前問診回答機能などを搭載。更に、クレジットカードを登録すれば自動で診察費の支払いが完了するキャッシュレス決済など、受付対応業務を効率化する機能が充実している。電子カルテ「エムスリーデジカル」と連携すれば、カルテの検索・受付や問診結果の反映も自動化できる。
また、性別・年齢・最終来院日でセグメントして、届けたい患者にだけお知らせ配信をするなど、次回予約を促す機能も便利。
(出所:march公式Webサイト)
自社アプリと連携して、予約・問診・診察・決済・配送までオンライン診察を一元化できるヘルスケアプラットフォーム。診療予約は時間帯予約や順番待ち予約、連鎖予約など、柔軟な予約方法や予約枠の設定が可能。アプリインストール前のWeb初診予約にも対応し、利便性を損なわないのもうれしい。診察スケジュールや医師のシフトといった稼働管理や予約時のオンライン問診、電子診察券受付など、予約~診察をスムーズにする機能も豊富に搭載。タグや最終診療日などの項目で一覧表示・検索できる患者管理(CRM)や、問診・診察内容の電子カルテ連携なども利用できるため、業務効率化にも役立つ。
LINEアプリを作成可能。オンライン診療の予約にも対応し、トーク画面上でビデオ通話やオンライン決済、処方薬配送などを完結できるのも強みだ。
(出所:テルミーアイ公式Webサイト)
柔軟なカスタマイズ性に強みを持つクラウド型診療予約システム。Web・電話・LINEからの日時予約や当日の順番受付など、予約方法や受付タイプを自由に組み合わせられる。診療科や医師ごとの使い分けや、受付時間や人数、臨時休診など細やかな設定にも対応し、クリニックの運用に合わせた予約受付体制の構築が可能だ。診察券発行システム、QRコード受付、待合室のモニターシステム、受付タッチパネルシステムなど、関連システムの提案・導入も行っており、受付業務全般の効率化をまとめてサポートしてくれるのも心強い。
予約情報に紐づいたWeb問診の実装も可能。問診内容は科目や医師ごとに登録でき、収集した情報は複数端末から閲覧できる。問診時間を省略して患者との対話時間の確保や混雑緩和にも役立つ。
(出所:Fanka公式Webサイト)
Web予約・問診から決済まで包括した、保険医療機関向けのオールインワンシステム。スマホから3タップで完結するWeb予約、事前問診、保険証やクレジットカード情報の事前登録により、診察前後の待ち時間を短縮。LINEを活用した診療後のアフターフォロー機能も搭載し、患者の“ファン化”を実現する。また、滑らかな医療体験の提供により、良質な口コミ投稿を促進。セグメント配信機能も活用することで、再来院率の向上も期待できる。
更に、電子カルテやレセプトとの連携にも対応しているため、受付業務の効率化も図れる。問診回答率や事後決済率が高まることで、請求やレセプト業務をリモートで行うなど、クリニック以外の場所に集約することも可能だ。
(出所:QuiQ公式Webサイト)
診療予約・受付・会計をスマホ完結できるクラウド型診療予約システム。初診からオンライン予約やLINE連携に対応し、いつでもどこからでも診療予約や待ち時間・待ち人数といった予約状況の確認が可能。来院時は表示されたQRコードをリーダーにかざすだけで、受付や会計ができる。患者の利便性を向上することで、新規獲得や再診率の改善に役立つ。
予約/受付状況はアイコンで色分けされたわかりやすい一覧リストで表示され、医院側の患者管理も簡単。電子カルテ/レセコン、自動精算機/POSレジといった外部システム連携にも対応し、患者頭書きや受付/会計情報、請求/入金情報を自動登録できるため、転記や入力作業の削減も可能だ。その他、呼び込みや簡易問診・メール通知の設定など、必要な機能も一画面に集約し、業務効率化にも貢献する。
(出所:メディカル革命 byGMO公式Webサイト)
予約から会計まで、シームレスに業務を効率化するクラウド型予約管理システム。オンライン診療、LINE予約、IVRといった機能で集患・受付の省人化・再診率の向上、キャンセル率の改善などを図る。受付に設置する再来受付機やWeb予約時に取得できるQRコードによる非接触チェックインで、受付の省人化・院内の混雑緩和を促進。患者自身が再来受付機で受付をすることで、電子カルテにデータが送信され、来院処理と電子カルテによる来院把握が自動で完了する。
決済事業を持つGMOインターネットグループならではの強みとして、シームレスな決済連携機能を搭載。電子カルテ連携やキャッシュレス決済の導入により、受付業務を60%以上削減した実績も。
診療予約や受付管理の効率化が望める診療予約システムについてご紹介しました。以下、要点(よくある質問)をまとめていますので参考にしてください。
診療予約システムとは、WebやLINE、アプリなどを利用して診療の予約・管理ができるシステムです。基本的なメリットとしては「混雑の緩和」や「待ち時間の削減」がありますが、システムのタイプによっては「集患」「かかりつけ化」「受付業務全体のDX化」なども期待できます。
本記事内では紹介がありませんが、無料の診療予約システムも提供されています。しかし、予約の件数に上限があったり、広告が表示されたり、決済に対応していなかったりと、機能が制限されているものが多いです。診療予約システムを実験的に導入する場合には問題ありませんが、継続的に利用する場合、順番予約や時間帯予約、お知らせメールなどが必要な場合は有料のシステムがおすすめ。セキュリティの面でも安心です。
[1]予約特化型 / アポクル予約、Wakumy、ヨヤクル、Emidel
[2]LINE対応型 / Nest診療、CureSmile、3Bees、ドクターズ・ファイル アポ レジタス
[3]アプリ対応型 / やくばと for Clinic
[4]受付対応業務の効率化型 / B4A、デジスマ診療、march、テルミーアイ、Fanka、QuiQ、メディカル革命 byGMO
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株式会社レイヤード
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