電話業務のテレワーク対応や、電話環境の見直し、受電業務の効率化のために、クラウドPBXの導入を検討している方へ。料金相場や、メリット・デメリットも含め、選び方・比較検討ポイントなどをわかりやすく紹介します。
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クラウドPBXとは、電話交換機(PBX)をクラウド上に設置することで、電話線ではなくインターネットを介して、電話機能(内線・外線・転送など)を利用できるようになるサービスのことです。クラウド上でビジネスフォンが使えることから、「クラウド電話」「クラウドフォン」とも呼ばれています。
クラウドPBXは、主に以下のような企業で導入されています。
クラウドPBXは、利用目的に応じて下記の4タイプに分けられます。
今回は、クラウドPBXの機能や料金・価格の相場だけでなく、自社に合ったサービスの選び方をご紹介していきます。記事後半には、おすすめサービスの詳細も紹介していますので参考にしてください。
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クラウドPBXには以下のような機能が搭載されています。
クラウドPBXの導入・運用に必要な費用・料金としては、「月額料金」と「初期費用」に分かれます。以下、それぞれのざっくりとした平均価格帯と、「2名・20名・200名」の利用規模別に具体的なサービスの料金を計算しています。新規の番号取得の有無や端末利用などを考慮しない、あくまでも目安の料金ですが、比較する際の参考にしてください。
※料金は各LPを参考に算出しています(税抜き)
主なサービス | 月額料金 | 初期費用 |
---|---|---|
まとめてクラウドPBX | 月額4,800円(5回線+代表回線含む) | 無料 |
VoiceX | 月額1,780円(890円×2回線)※エントリープラン | 30,000円 |
トビラフォン Cloud | 月額3,000円(2回線含む) | 30,000円 |
主なサービス | 月額料金 | 初期費用 |
---|---|---|
MOT/TEL | 月額4,980円(20回線含む)※スタンダードプラン | 29,800円 |
VoiceX | 月額10,000円(500円×20回線)※スタンダードプラン | 20万円 |
03plusエンタープライズ | 月額14,280円(980円+700円×19回線) | 5,000円〜 |
主なサービス | 月額料金 | 初期費用 |
---|---|---|
Arcstar Smart PBX | 月額105,000円(5,000円+500円×200回線) | 10,000円 |
MOT/TEL | 月額95,000円(200回線含む)※プラチナプラン | 16万5,000円 |
BIZTELモバイル | 月額30,000円(200回線含む)+端末料金 | 60,000円+端末料金 |
クラウドPBXには多くの導入メリットが見込めます。以下、「コストに関するもの」と「業務効率に関するもの」、「ミス・トラブル防止に関するもの」、3つの観点からご紹介します。
コストに関するメリット |
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業務効率に関する メリット |
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ミス・トラブル防止に 関するメリット |
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クラウドPBX導入において、注意しなければいけない2つのポイントについて解説します。
クラウドPBXでは、一般的にIP電話(インターネット回線を通じて通話を行うタイプ)が用いられます。個々の携帯キャリア・インターネットプロバイダーなどユーザーの環境に左右されるため、脆弱なWi-Fi環境下や電波の届かない場所で通話する場合や、クレーム処理・金融系商材などを取り扱う場合は注意が必要です。
電話番号には「03(東京)」「06(大阪)」などで始まる市外局番のほか、「05」などのIP電話、「0800」「0120」などのフリーダイヤル等、様々な種類が存在します。しかし、クラウドPBXによって利用できる電話番号は異なります。「今の代表番号を引き続き利用したい」「これを機に市外局番を手に入れたい」と思っても、できない場合があるので注意しましょう。
自社に合ったクラウドPBXサービスを選ぶには、まず「何を実現したいのか」「どのような課題を解決したいのか」導入目的を明らかにすることが重要です。クラウドPBXの導入目的は大きく分けると以下のように分けられます。
まずは自社の導入目的がどれに当てはまるのか、考えてみてください。
「どれにも当てはまる」「優先順位を付けられない」という場合は「主なクラウドPBX[1]多目的タイプ(BCP対策を含めて、すべての目的に対応したい場合)」をご覧ください。
テレアポ、コールセンター、サポートセンターなどでテレワークに対応したい場合、社用携帯の手配・貸与・管理、転送サービスの契約・利用といたコスト・工数がかかります。
基本機能である「外線の発着信」「スマホ・PCの内線化」「電話の転送・取次」「電話帳の共有」などはどのクラウドPBXにも標準搭載されています。そのため、留意すべきは、「社内の既存インターネット回線・IP電話子機・PBXなどとスムーズに連携できるかどうか」「音声がクリアかどうか」などのポイントです。
→主なクラウドPBX[2]電話業務をテレワーク対応させたい場合がおすすめ
たとえば、「BIZTELモバイル」の場合、データ通信ではなく携帯電話の通話機能を利用するため、電話回線並に安定した通話が期待できます。コールセンターでの導入実績も豊富で、入電量の分配や統計レポートの一元管理といった、複数センターの運営に役立つ機能も充実しています。
新拠点の開設、移転・増床などに合わせて、電話環境を構築しなければならない場合には、利用規模や用途に合ったプランの有無がポイントとなります。加えて、「構築や運用にかかるコスト・工数」「利用開始までにかかる時間」「拡張性の高さ」などを確認しておきましょう。
→主なクラウドPBX[3]新たに電話環境を構築したい場合がおすすめ
たとえば、「03plusエンタープライズ」なら1回線月額980円で利用でき、月額700円でIDを柔軟に追加可能。スモールスタートにはおすすめです。また、全国主要都市46の市外局番の電話回線が一体化されている(オンラインで取得できる)ため、電話回線を別途手配する手間も省けます。
コールセンターやサポートセンター、ヘルプデスクなどにおいて、対応業務を効率化したいと考えている場合には、受電業務効率化に役立つ機能を備えたサービスが適しています。
たとえば、着信時に相手のデータをポップアップ表示してくれる「CTI機能」、従業員の状態を表示して取次をスムーズにする「ステータス表示」、取次の手間を減らす「IVR(自動音声応答)機能」などが便利です。
→主なクラウドPBX[4]受電業務を効率化させたい場合がおすすめ
たとえば、「MiiTel Phone」はオフィス電話に加えて、IVRや待ち呼といったコールセンター機能が充実。案件内容によって最適な窓口に割り振れるIVRはとても便利ですが、有料オプションサービスとして提供しているサービスもあるため、注意が必要です。
BCP対策の一環として導入したい場合は、データのバックアップ体制やデータセンターの立地・冗長化対策などに着目してください。従来のPBXと違い、クラウドPBXなら被災したオフィス・拠点への着信を一時的に別の拠点に転送するといった柔軟な対応も可能です。
たとえば「MOT/TEL(モッテル)」のプラチナプランは、回線に何らかの障害が発生した際は別回線に切り替えるなど、バックアップ機能に長けています。また、「Arcstar Smart PBX」は、同社の「Biz安否確認/一斉通報」「緊急地震速報配信」などと併用することで、災害発生~業務復旧まで、トータルでBCP対策を行えます。
自社に合ったクラウドPBXのタイプがつかめたら、以下のようなポイントに沿って、具体的なサービスを比較検討してみましょう。
クラウドPBXは、小規模向けなら数人~数十人、中規模向けは数百人までを想定したサービスが主流です。しかし、中には「SmartCloud Phone」のように1,000名以上の大規模を想定したサービスも。どれぐらいのチャンネル数・席数に対応したことがあるのか、導入実績を確認しておくと安心です。
また、導入規模によって価格帯が変わる場合もあるため、料金形態やボリュームディスカウントの有無をチェックしておきましょう。加えて、既存のPBXとの連携性もチェックしておくとスムーズです。
現状の規模に必要なスペック・機能だけでなく、将来の事業拡大を見据えて、電話環境の拡張性や柔軟性までチェックしておく必要があります。具体的には、「複数拠点への展開」「テレワーク環境の構築」「BCP対策」など、事業拡大や社会情勢の変化などに対応するための機能が重要です。
業務を効率的に行ううえでは、電話機能とは別に、ビデオ通話やチャット、FAXといったビジネスツール機能が同一のインタフェース上に備わっているとより便利です。たとえば、「TramOneCloud」は電話だけでなくメール、チャット、電話会議やWeb会議など多くの通信手段に対応しています。
他システムとのAPI連携に対応していると、更なる電話業務の効率化につながります。たとえば、CRMと連携すれば、電話番号をもとに顧客情報をポップアップ表示させられます。そのほか、チャットやSMSと連携して、スタッフのステータス変化を自動通知すれば、リモートワーク下でも稼働状況を把握しやすくなります。
電話対応スキルを向上させるには、OJTやロープレといったやや非効率なトレーニングが必要でした。しかし、自動録音した通話音声を、AIが解析してスコアリングできるサービスも。セルフコーチングによるスキルアップや、ハイパフォーマーの通話テクニックの共有などが可能です。
上記のすべての導入目的に対応した、豊富な機能・実績を備えたタイプです。BCP対策に関しても、実際に企業・自治体などでBCP対策として導入実績のあるものをピックアップしています。
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サービス名 | 導入規模 | 拡張性 柔軟性 |
ビジネスツール機能 | API連携 | スキルアップ支援機能 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|---|
Arcstar Smart PBX | 小〜中規模 | ◯ | ✕ | ✕ | △ | 月額5,000円+500円/ID |
MOT/TEL | 小〜中規模 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | 月額4,980円(20ID含む) |
SmartCloud Phone | 小〜大規模 | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ | 要問い合わせ |
※◯=対応、△=一部対応・オプション対応、✕=対応なし、-=情報なし
(出所:Arcstar Smart PBX公式Webサイト)
NTTコミュニケーションズが手掛けるクラウド型PBXサービス。PBXやビジネスフォンのクラウド化により、設備・保守コストを削減。スマホやPCなど多様なデバイスで、ロケーションを問わず無料で内線電話を利用可能。
グループ内の内線通話や外線通話といった基本機能のほか、代表番号着信時にグルーピングした空き番号を選択して着信する機能や、無条件転送、圏外転送といった条件に合わせた転送機能など、組織でスムーズに電話をつなぐ機能が充実。
被災時には被害状況の共有・指示などを行うためにも通信環境は不可欠だが、「通信設備の復旧を気にせず、それ以外の初動対応を先に行える」点を評価。実際に全国の市町村でBCP対策の一環として導入が進んでいる。
そのほか、同社では災害発生~業務復旧までの各フェーズをトータルでサポートするため、「Biz安否確認/一斉通報」「緊急地震速報配信」など各種サービスを展開中。BCP対策を検討する企業・自治体はおすすめ。
(出所:MOT/TEL公式Webサイト)
オンプレミスPBXで15年以上の開発・製造実績を誇るノウハウに基づき開発されたクラウドPBX。「チャット」「IVR」「インターネットFAX」「通話録音」などの多機能性のほか、高い通話品質を評価され、累計導入実績27,000社超。自社・外部のサービスと連携可能な点も強み。着信時に電話番号を既存のサービスから検索し、該当する発信者の情報を表示させるなどの使い方ができる。
通話数の多い大規模コールセンター向けに、専用PBXをデータセンターに置くことで安定した通話を提供する「プレミアム」のプランを用意。災害時や障害発生時に回線が使えない場合、別の回線に切り替える高度なバックアップ機能を備えた「プラチナ」などのプランも特徴的。秘匿性が高い、大容量のデータを取り扱うコールセンターなどにはおすすめ。
(出所:SmartCloud Phone公式Webサイト)
数千~数万内線規模の大組織向けのクラウドPBX。既設のPBXとの併用も可能で、スマホ以外にも固定電話やPCで電話機能が利用可能。NTTグループならではのノウハウのもと、最短経路で音声通信を行うことにより、ネットワークによる通信影響を最小化。安定した音声品質を実現し、社員数が多くても利用しやすい。
また、サーバーやネットワークは冗長化されており、仮に一方にトラブルが発生した際には通話を途切れさせることなくバックアップシステムへ切り替え可能。災害発生時も電話回線が逼迫することがないため、行政組織での導入実績も豊富。
「どこでも外線の発着信」「スマホ・PCの内線化」「電話の転送・取次」「電話帳の共有」などは標準機能のため、基本的にどのサービスを選んでも問題ありません。ここでは主に通話品質に自信のあるサービスや電話業務に便利な機能を持っているものを取り上げています。
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サービス名 | 導入規模 | 拡張性 柔軟性 |
ビジネスツール機能 | API連携 | スキルアップ支援機能 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|---|
BIZTELモバイル | 小〜大規模 | ◯ | △ | △ | △ | 月額30,000円〜(200ID含む) |
CLOUD PHONE | 小〜中規模 | ◯ | △ | ✕ | ✕ | 月額6,500円+月額700円/ID |
モバビジ | 小〜大規模 | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | 要問い合わせ |
Voice X | 小〜中規模 | △ | △ | ✕ | ✕ | 月額500円/ID〜 |
※◯=対応、△=一部対応・オプション対応、✕=対応なし、-=情報なし
(出所:BIZTELモバイル公式Webサイト)
企業の内線通話を携帯電話で実現するクラウド型モバイル内線化サービス。コールセンターシステムのパイオニア「BIZTEL」シリーズの一つ。
携帯電話の通話機能を利用するため、データ通信を用いる通話と比較した場合、高品質の通話・安定的な電話環境が期待できる。企業の携帯契約種別により、docomo/au/SoftBankの回線を利用する「キャリアFMCタイプ」とスマホを利用する「アプリFMCタイプ」の2種類から選択可能。
「保留」「パーク保留」「転送」などの一般的なオフィス電話機能以外にも、着信先を振り分ける「IVR(音声ナビ)」を搭載。
ほかにも発信元の番号に応じて着信先や対応方法を変更して取次や迷惑電話を減らす「着信ルーティング」などの便利な機能も多数。リモートワークのほか、フリーアドレスなど多様なワークスタイルにあわせた使い方ができる。
(出所:CLOUD PHONE公式Webサイト)
導入実績4,600社を誇るクラウドPBX。総務省基準の通話品質調査で固定電話と同等の安定性を誇るAクラスを取得。在宅時や外出時の顧客対応でも安心。1つの電話機に3つの電話番号まで利用可能なため、店舗用・デリバリー用・予約用など1つのスマホで使い分けることができる。工事や機器の設置も不要で、最短1週間で利用できる点も魅力。
電話番号は050番号だけでなく、0120などのフリーダイヤルや、東京03、大阪06など全国14箇所の市外局番を簡単に取得できるのもポイント。
また、見やすく操作しやすいコントロールパネルも完備。受電設定や自動ガイダンス設定、スケジューリング、転送設定などの各種設定がいつでも簡単に変更可能。
(出所:モバビジ公式Webサイト)
NTT東日本・西日本のひかり電話と、クラウドテレコムのクラウドPBX・スマホアプリ、PanasonicのIP電話機の組み合わせで実現した新しいビジネスフォンサービス。
一般的なIP電話の場合、インターネット網を通るため音声品質が劣化しがちだが、本サービスは収容されるデータセンター網とNTTの次世代の電話回線網が直結した回線を利用するため、利用中のプロバイダーのインターネット品質により音声品質が左右されることがない。スマホからでも総務省判定基準Aクラスの高い通話品質を得ることができるため、サポートセンターやコールセンターなどの電話業務のテレワーク化にもおすすめ。
既存のビジネスフォンとの併用もしやすく、初期費用を抑えて導入できる点も魅力。
(出所:VoiceX公式Webサイト)
総務省認可の通信キャリアならではの高品質な音声や堅牢性に特徴があるテレフォニーソリューション。総務省や電気通信事業協会が定義する通話品質に関する基準値で最高クラスAを獲得。
標準機能も充実しており、2人で通話している中に別のもう1人を追加できる「3者通話」を搭載。ほかにも電話対応中の社員だけにわかるように指示を出すことが可能な「ウィスパリング」なども完備している。利用は簡単で専用アプリをスマホ(Android、iOS)にインストールするだけで内外線発着信可能。
そのほか、必要に応じて、IVRや通話録音機能、AIによる音声テキスト化などオプションで便利な機能を利用できるのも心強い。電話基盤の構築だけでなく電話反響の可視化や音声データの分析、更に働き方の多様化などのDXを支援する。
新拠点の開設、移転・増床などに合わせて、電話環境を構築しなければならない場合におすすめのサービスです。イチから立ち上げる場合を考慮して、あらかじめ複数の回線がセット化されたサービスや、電話環境だけでなくFAXやWi-Fiなどオフィス環境全般にも対応できるサービスをピックアップしています。
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サービス名 | 導入規模 | 拡張性 柔軟性 |
ビジネスツール機能 | API連携 | スキルアップ支援機能 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|---|
03plusエンタープライズ | 中〜大規模 | ◯ | △ | ✕ | ✕ | 月額980円/1回線・1ID + 880円/ID |
まとめてクラウドPBX | 小規模 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 月額4,800円(代表回線+内線5本) |
TramOneCloud | 小〜大規模 | ◯ | ◯ | ✕ | △ | 月額20,000円+1,500円/ID |
※◯=対応、△=一部対応・オプション対応、✕=対応なし、-=情報なし
(出所:03plusエンタープライズ公式Webサイト)
全国主要都市46の市外局番が利用可能な、電話回線が一体化したクラウドPBXサービス。希望エリアの固定電話番号をオンラインで取得でき、電話回線の手配やゲートウェイ機器等の設置も不要。最短即日で導入できる。従業員はスマホにアプリをインストールしてログインするだけ。取次はもちろん、着信の鳴り分け設定も可能。受注窓口やコールセンターなど、電話対応の優先度が高い部署でもテレワーク化を実現できる。
保留転送機能も搭載しており、取引先から急な問い合わせや要望があった場合でも取次が可能。また、Web画面から設定する着信グループの設定や端末の管理、回数の増減、オプションの追加・解約などが待ち時間なしで反映されるのも魅力。
(出所:まとめてクラウドPBX公式Webサイト)
03番号と050番号の両方がプリセットされた代表回線1本と内線5本の合計6回線が含まれたクラウドPBX。オフィスのアナログ電話回線にターミナルアダプタを接続するだけで、オフィスにかかってきた電話を転送し、自宅もしくはスマホで電話対応可能。Web管理画面で様々な設定を変更できる点も強み。
自動応答機能では、着信時にボイスメールを設定することで任意のアナウンスを流したり、留守電時の音声を録音したりもできる。カレンダーで営業日・休業日、営業時間などを設定すれば、それに合わせて転送・自動応答も可能。転送する際も、同時に一斉で鳴らしたり、優先順位を付けたり、「10秒間呼び出して応答がない場合に次へ」といった使い方も可能。
(出所:TramOneCloud公式Webサイト)
世界No.1出荷数を誇る電話システムを展開するAvaya Inc.の技術をベースに共同開発された高機能クラウドPBXサービス。内線・外線・パーク保留・転送・留守電などの機能だけでなく、メール・チャット・電話会議やWeb会議など企業で利用される多くの通信手段に対応している。デバイスフリーで、Wi-Fi、4G、5Gなどすべての通信手段に対応しているため、リモートワーク対応でも安心。新たに拠点や事業部を新設・増設する場合で、通信環境全般の構築を希望する場合にはおすすめ。
導入実績500社以上の圧倒的な電話構築ノウハウと高い技術力が特徴。フォロー・障害時の緊急派遣体制に至るまでの手厚いサポート体制も強みで、システムに詳しくない場合も安心。
中規模までの事業所はもちろん、多くの問い合わせに対応しなければならないコールセンター、サポートセンター、ヘルプデスク、テレアポ業務におすすめのタイプです。ポップアップ表示・ステータス表示・IVRなど効率化に長けた機能を持つもの、そのほか、システム連携に長けたものなどを掲載しています。
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サービス名 | 導入規模 | 拡張性 柔軟性 |
ビジネスツール機能 | API連携 | スキルアップ支援機能 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|---|
トビラフォン Cloud | 中〜大規模 | ◯ | ◯ | △ | ◯ | 月額3,000円/2ID |
MiiTel Phone | 中〜大規模 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 月額5,980円/ID〜 |
ミライAI | 小〜中規模 | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | 月額2,980円〜+ 500円/回線 |
GoodLine | 小〜中規模 | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | 月額5,000円+1,000円/ID |
※◯=対応、△=一部対応・オプション対応、✕=対応なし、-=情報なし
(出所:トビラフォン Cloud公式Webサイト)
クラウドPBXを利用した設備投資不要のクラウド型ビジネスフォンサービス。連絡先・発信先だけでなく、ユーザーの利用状況・対応状況などを一元管理できる。Web管理画面上から必要なデータにすぐにアクセスできるなど、業務を効率化する機能も豊富。
独自の迷惑電話防止技術により、集めた約30,000件の迷惑番号リストをもとに、オフィスへの迷惑電話を自動ブロックする「迷惑電話フィルタ」を搭載。電話帳に登録されていない電話番号でも約537万件の事業者番号データベースにマッチした名称があれば自動表示する「事業者名表示」など、ユニークな機能も備わっている。
そのほか、スケジュール設定機能も搭載。営業時間外や休日を設定することで、音声アナウンスや留守番電話に切り替えが可能。
(出所:MiiTel Phone公式Webサイト)
ブラックボックスになりがちな電話業務の可視化・効率化に優れたAI搭載型のIP電話サービス。会話は自動録音して、AIによる音声解析が可能。話す速度、ラリー回数、被せ率などの話し方を定量評価できる。効率よくオペレーターの品質管理ができる。自動で文字起こしされたものを合わせれば、セルフコーチングやトップパフォーマーの分析を通じてトークスキル向上も可能。
IVR、待ち呼、キューイングなど顧客対応を効率化するための機能のほか、クリックトゥコールやプレディクティブコールなどアウトバウンド向けの機能も標準搭載しており、受電のみならず架電業務の改善も可能。SalesforceやKintone、Slack等外部システムと連携すれば更なる業務効率化につなげられる。
(出所:ミライAI公式Webサイト)
電話の取次ぎや折り返しの連絡などの一次対応を自動化できるクラウドPBX。登録したスマホにかかってきた電話をAIが一次受けして、担当者名をヒアリングして取り次いだり、通話終了後に内容を要約して担当者のチャット・メールに折り返し依頼をしたり、用途に合わせた使い方が可能。
利用可能なシナリオや機能に応じた4つのプランを提供。OFFICE LITEプラン以上でクラウドPBX 機能を搭載しており、従業員の個々のスマホを会社電話として利用可能だ。登録社員間も無料で内線通話したり、電話帳も共有できるのも便利。
(出所:GoodLine公式Webサイト)
7,500社以上の導入実績を誇る国産のクラウドPBX。PC・スマホでの代表電話の発着信、内線通話、共有電話帳などが標準機能として搭載されているほか、ポップアップやIVRなどの便利な機能も利用可能。
稼働状況の可視化に優れており、「誰が今どの電話に出ているか」を一覧で確認でき、更にステータス変更があったらチャットで自動通知することも可能。蓄積したデータをもとに、電話番号ごとに発着信本数をグラフと表で表示したり、混雑する曜日や時間帯を分析したり、受電業務の改善にも役立てられる。
そのほかにも、着信を受けた時に任意のアナウンスや音楽を流す「キューイング」も搭載。通話までの待ち時間に発信者を不快にさせない環境づくりに貢献。
クラウドPBXは、オフィスのビジネスフォンのような電話機能(外線・内線・転送など)を、スマホ・PCから利用することのできる便利なサービスです。「初期投資が安価で済む」「配線を設置する必要がない」「通話料も安価」などコスト・工数面でも大きなメリットがあるため、多くの企業で導入が進んでいます。
自社に合ったサービスを選ぶためには、「何を目的としてクラウドPBXの利用を考えているのか」以下の4つのいずれかの導入目的に沿って選ぶとスムーズです。
(1)電話業務をテレワーク対応させたい場合
(2)新たに電話環境を構築したい場合
(3)受電業務を効率化したい場合
(4)BCP対策の一環として導入したい場合
導入目的に合ったタイプをつかんだら、以下4つのポイントに沿って、具体的なサービスを比較検討してみるといいでしょう。
(1)対応できる導入規模
(2)電話環境の拡張性・柔軟性
(3)ビジネスツールとしての機能
(4)API連携
(5)オペレーターのスキルアップ支援
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クラウドPBXの更に詳しい選び方はこちらの選び方ガイドをご覧ください。
クラウドPBXの選び方ガイド(比較表付き)
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スマートフォンやPC等のデバイスから、いまご利用中の固定電話番号を発信・着信・内線化を実現するクラウドPBX。PBXをクラウド化することにより、オフィス内にPB...
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導入実績2,000以上を誇るBIZTELシリーズの一つ。オフィス電話のモバイル内線化サービス。携帯電話の通話機能を利用するため、データ通信通話に比べて、高品質の...
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場所や端末に縛られず、どこからでも受発信できるクラウドPBX。PCやスマホなど様々な端末で会社番号の受発信が可能。工事不要、運用・保守含め低コストで導入できます...
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