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ファイル転送サービス比較14選。法人向けを図解で紹介(比較表あり)

ファイル転送サービス比較14選。法人向けを図解で紹介(比較表あり)

最終更新日:2024-09-30

企業は有料の法人向けファイル転送サービスを利用すべきなのか、その場合はどのようにサービスを選べばいいのか悩んでいる方へ。有料サービスのメリットをご紹介しつつ、自社に合ったサービスの選び方・比較ポイントを、図を交えながらお教えします。

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目次

ファイル転送サービスとは?

ファイル転送サービスとは、メールでは送れない大容量のファイルを安全に送信するためのサービスです。「データ伝送サービス」「ファイル交換サービス」とも呼ばれています。

ファイル転送サービスのメリット

ファイル転送サービスを利用する主なメリットは以下のとおりです。

PPAP対策 セキュリティ面や利便性に問題のある「PPAP(パスワード付きのzipファイルをメールで送り、別途パスワードをメールで送信)」を廃止できる
データ送信の効率化 容量の大きいファイルを小分けせずに、一括で送信できるようになるため、作業の効率化に役立つ
セキュリティ対策の強化 セキュアなクラウドサーバーを介してファイルをやり取りするため、パスワード設定不要で安全なやり取りが可能に

 

ファイル転送サービスのおすすめ

ファイル転送サービスは無数に存在しますが、法人利用できるものは限られており、かつ強みとする機能によっていくつかのタイプに分けられます。

法人向けファイル転送サービスのタイプ・選び方

本記事ではファイル転送サービスのタイプ・選び方・比較ポイントを、わかりやすくご紹介していきます。記事後半にそれぞれのおすすめのサービスを紹介していますので、今すぐツール選定に移りたい方はそちらをご覧ください。

ファイル転送サービスをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

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法人向けファイル転送サービスの必要性

何十GBものデータを一度に送信できる、便利な無料サービスも少なくありません。そんな中、有料の法人向けファイル転送サービスが必要な理由は「セキュリティ」にあります。無料サービスと比較しながら、「法人向けファイル転送サービスが必要な理由」について解説します。

無料サービスと有料サービスの違い

無料サービス 有料サービス
データセンター 国内にデータセンターを置いているサービスが多数。ISMS認証を取得しているサービスも ほとんどのサービスが国内データセンターを採用。耐災害性や物理的なアクセス制限まで保証するサービスも
ダウンロード制限 ファイルをアップロードしたURLとパスワードがあれば、誰でもデータをダウンロードできてしまう ユーザーIDやIPアドレスなどからアクセス・ログインを制限できる。ダウンロード回数を制限できるサービスも
セキュリティポリシー セキュリティポリシー上、無料のファイル転送サービスの使用を禁止している企業がある 多くの企業のセキュリティポリシーをクリアできる機能を搭載。高機密データの取り扱いノウハウを持つ
内部統制 サービスの利用状況を企業が把握しきれないので、トラブル時の責任追及が難しい ログ管理できるので責任・原因追及しやすい。不正の抑制にもつながる
利便性 広告が表示される、一度に転送できるファイル容量が小さいなど、有料サービスと比べて劣る部分がある 広告が表示されないほか、UIが整っていて使いやすい。その他、パスワードの自動生成、ダウンロード通知といった機能も

情報の漏えい・流出、災害時のデータ消失といったリスクを最小限に抑えられるのが法人向けファイル転送サービスの強み。近年では、無料サービスのビジネス利用に厳しい目が向ける企業も増えています。

多少コストがかかったとしても、「取引先に不信感を抱かせない」「取引先をセキュリティリスクに晒さない」といった理由から、有料サービスの利用をおすすめします。

 

ファイル転送サービスの比較表

ファイル転送サービスの料金や容量

ファイル転送サービスを検討する場合、「どれくらい料金がかかるのか」「どれくらいのファイル容量を送ることができるのか」は重要なポイントです。以下、主要サービスの料金や転送容量などをまとめておきましたので参考にしてください。

ファイル転送サービス 比較表表を拡大して表示する

ファイル転送サービスの機能

ファイル転送サービスには、以下のような便利な機能が搭載されています。

  • 送受信機能…一括送信、ダウンロード通知、受取依頼、ファイルの随時共有など
  • セキュリティ機能…ウイルスチェック、2要素認証、暗号化(通信・サーバー)など
  • 誤送信対策機能…宛先制限、送信取消し、アクセス制限、上長承認など
  • 内部統制機能…権限管理、ログ管理、アーカイブなど
  • その他…独自ドメイン、独自URL、画面カスタマイズ、多言語対応など

サービスによって機能の有無や程度は異なります。以下の「法人向けファイル転送サービスの選び方ガイド」には、12サービスを24項目で調査した比較表を添付しています。「詳細を知りたい」「じっくり選びたい」という方はダウンロードしてご利用ください。

ファイル転送サービス_イメージ図

法人向けファイル転送サービスの選び方ガイド

 

法人向けファイル転送サービスのタイプ・選び方

法人利用できるファイル転送サービスは、強みとする部分によって、以下の4タイプに分けられます。

  1. セキュリティ対策・ファイル共有に強み
  2. 大容量送信・海外送信に強み
  3. 安価・少人数でも始めやすい
  4. その他、特徴的なサービス

以下、それぞれのタイプについて「どういう場合におすすめなのか」をわかりやすく例を挙げて紹介しています。記事後半には各タイプのサービスについても具体的に紹介していますので、ぜひご参照ください。

1.セキュリティ対策・ファイル共有に強み

<こんな企業におすすめ>

  • 個人情報・機密情報を多数取り扱っており、厳しい社内監査がある
  • 金融機関など厳格なセキュリティポリシーを採用している取引先がある

このタイプは、「IPアドレスによるアクセス制限」「不正アクセス検知」「多段ファイアウォール」「細かな権限設定」「管理者ログの取得」「国内データセンターかつ複数拠点」など、より高度なセキュリティ対策に役立つ機能を備えているのが特徴です。

たとえば「クリプト便」は、大手金融機関の厳格な監査にも対応できる高いセキュリティレベルを備えています。また「Bizストレージ ファイルシェア」のように、優れたセキュリティ機能を活かして、セキュアな環境下で取引先・案件ごとのファイルを共有・保管できるものもあります。

2.大容量送信・海外送信に強み

<こんな企業におすすめ>

  • 大量の画像・動画・図面など、大容量データを大量に送信しなければならない
  • インフラ環境が不安定な海外拠点などに、データを転送しなければならない

こちらのタイプは、「独自のプロトコル機能で高速送信する」「エラー部分だけ送り直すことで送信時間を短縮する」など、大容量ファイルを遠隔地に送信するための機能が充実しています。

たとえば「SECURE DELIVER」は、最大100GBの大容量ファイルの送受信に対応。また、独自のプロトコル機能によって超高速データ転送を実現する「DIRECT! EXTREMEもグローバル転送に強みを持ちます。中でも、中国・ASEAN地区への大容量データ転送では、従来の約20~50倍のスピードを実現しています。

3.安価・少人数でも始めやすい

<こんな企業におすすめ>

  • 部署単位での少人数での利用を考えている
  • セキュリティも大事だけど、そんなにコストはかけられない

無料サービスにはないセキュリティ対策を取っており、「使い勝手の良さ」「コストパフォーマンス」に長けたタイプ。少人数での利用に向いたサービスが多くそろいます。

たとえば、「どこでもキャビネット」は月額3,000円〜/10ID、「Watasoon」は月額5,500円/10IDと、1IDあたり300〜500円で利用可能。

「オフィス宅ふぁいる便」は月額3,000円/5IDという低価格で、十分なセキュリティ対策や誤送信対策機能などを搭載。加えて、10GBまで大容量のファイル送受信もできるので、動画などの大容量コンテンツを取り扱う制作会社などにおすすめです。

4.その他、特徴的なサービス

こちらのタイプは、上記の3つに当てはまらない特徴を持つサービスがそろいます。たとえば、ファイルの存在証明ができるタイムスタンプ機能を備えた「Kozutumi」や、独自の秘密分散技術でデータを細かく分割して情報漏えいリスクを抑える「ZENMU for Delivery」などユニークなシステムが揃っています。

「EASY FILE EXPRESS」はOutlookのアドオン機能としても提供されており、Outlookでメール送付するだけで、ファイルが自動で指定のストレージにアップロード。従来通りのフローのままファイル転送を安全・効率よく行えるため、「導入トレーニングが面倒」「新しい運用を考えるのが手間」という場合におすすめです。

 

法人向けファイル転送サービスの比較ポイント

自社に合ったタイプが絞れたら、次は各サービスの機能面から具体的な比較検討を進めていきます。以下、「ここは気をつけた方がいい」「注意した方がいい」というポイントをご紹するので、選ぶ際の参考にしてください。

セキュリティ面での比較ポイント

技術的対策 暗号化や認証連携など技術的な対策は十分か
保守制限 ダウンロード制限などの対策はとられているか
バックアップ体制 DR対策などはしっかりしているか
ヒューマンエラー対策 上長承認などの仕組みは備わっているか

有料の法人向けサービスであれば最低限のセキュリティ対策はとられているため、すべてを兼ね備えている必要はありません。自社にとって必要なセキュリティ機能を明確化し、優先順位をつけながらチェックしてください。

なお、海外のデータセンターを利用するサービスが増えていますが、外国資本が入った場合、その国の政府の意向を無視できずに個人情報が流出してしまう恐れも。カントリーリスクを避けるのであれば、DRサイト(緊急時の切り替え先)含めてデータセンターの「純国産運用」を徹底している「OKURN」のようなサービスがおすすめです。

料金(価格形態)での比較ポイント

料金形態 月額定額制か、従量課金制か
ディスク容量 プランごとのディスク容量の上限はどのくらいか
利用頻度 利用頻度や従業員数に対して、料金設定に無駄がないか

多くのファイル転送サービスはユーザーID・データ容量に応じた月額定額制、もしくは従量課金制を採用しています。普段使いするなら月額定額制、既存手段では送信できないファイルを送るときだけサービスを利用するなら従量課金制といった選び方ができます。自社の従業員数・利用頻度に合わせて、無駄のないプラン・サービスを選んでください。

中には「Smooth File 6」のように、ユーザー数無制限のサービスも。会社の枠を超えてプロジェクト単位で業務を行うなど、社外とのやり取りが多い組織に適しています。また、ユーザー数無制限なら全社員にIDを発行できるので、「シャドーITを防ぐ」という内部統制の観点からも有効です。

内部統制面での比較ポイント

アクセス権限・制限 個人・グループでどこまで柔軟に設定できるか
ログ管理 誰が・誰に・何を送っているか把握できるか
管理者ログの管理 管理者の行動を把握できるか
アーカイブ 送信ファイル・送信内容も保管できるか

社内外の関係者と安全にファイルのやり取りをするには、アクセス権限・制限の柔軟がポイントとなります。また、万が一のトラブルに備えて、送受信履歴やダウンロード履歴といったアクセスログ管理が必須に。加えて、送信ファイルの原本の保管対応可否(アーカイブ機能の有無)や、システム管理者自身のログ管理機能も重要です。

たとえば「Bizストレージ ファイルシェア」は、ユーザーのアクセスログはもちろん、システム管理者の操作ログも取得できます。また、全ユーザーが送信したファイルの原本、および送信内容を長期間保管できるアーカイブ機能も備えているため(オプション)、厳しい内部統制が求められる上場企業などにおすすめです。

利便性での比較ポイント

共有できる相手 同サービスを利用していない相手ともやりとりできるか
対応デバイス スマホ・タブレットからでも利用できるか
データ容量 一度に送れるデータ容量はどれくらいか
共有方法 ファイルを送るだけでなく、共有状態に置くことができるか
その他 多言語対応しているか。回線速度は十分か など

ファイル転送サービスの利用頻度が高い場合、使い勝手の良さも大事な比較ポイントとなります。たとえば、取引先とのやり取りが多い場合は、サービスIDを持っていない相手からもファイルを受け取れる必要があります。また、出先から利用することが多いなら、モバイルデバイスから使えるサービスが最適です。このように具体的な利用シーンから、自社にとって利便性の高いサービスを探してみてください。

たとえば「DIRECT! EXTREME」は、異なる契約のユーザー同士でも、互いの管理者が申請・許可すれば大容量データが転送可能に。その他、ファイル共有機能を持つ「クリプト便」「Bizストレージ ファイルシェア」、一度に最大60GBまで送信できる「SECURE DELIVER」、日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語の5カ国語に対応できる「Smooth File 6」などがあります。

 

おすすめのファイル転送サービス(セキュリティ対策・ファイル共有に強み)

サービス名 特徴 料金 容量制限
Bizストレージ
ファイルシェア
従業員数の多い中堅・大手企業での普段使いにおすすめ 月額15,000円〜200,000円/1,000〜10,000ID 1GB〜1TB
OKURN 国内データセンターによる純国産運用など、セキュリティ機能・対策に強み 月額24,500円/10ID 5GB
クリプト便 大手金融機関の厳格な監査にも対応する高いセキュリティレベル 月額20,000円/20ID 月間100通まで
Smooth File 6 日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語の5カ国語に対応可能 月額25,000円
(ユーザー数無制限)
100GB

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Bizストレージ ファイルシェア(NTTコミュニケーションズ株式会社)

Bizストレージ ファイルシェア公式Webサイト

(出所:Bizストレージ ファイルシェア公式Webサイト)

ウィルスチェック・暗号化・不正アクセスの検知・遮断、IPアドレスによるログイン制限、アカウントロック、送信先制限、上長承認など、法人向けのセキュリティ機能を豊富に搭載。ログ管理にも優れており、システム管理者の操作ログも記録可能。
料金はディスク容量に応じた月額の定額制。最小1,000名から最大1万人までが利用でき、何回ファイルをやり取りしても定額のため、大手企業での普段使いにもおすすめ。同サービスIDを持たない相手でも送受信もできるほか、共有フォルダ機能を利用して取引先・プロジェクトごとに共有フォルダを作って、必要なメンバーだけでファイルを共有・保管可能。利便性に長けているのも特徴。

  • 料金:月額15,000円〜200,000円/1,000〜10,000ID(ディスク容量1GB〜1TBの場合)

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詳細はこちら(インタビューあり)

OKURN (オクルン)(日本ワムネット株式会社)

OKURN公式Webサイト

(出所:OKURN公式Webサイト)

純国産、企業向けファイル共有・転送サービスとして、15年以上の歴史と多くの実績を誇るGigaCCシリーズ。200項目以上の詳細な履歴ログ管理、証跡管理としての全件バックアップ機能、パスワードルールやIPアドレス制限、モバイル端末制限、DRサイト含めた国内データセンターによる純国産運用など、豊富なセキュリティ機能・対策あり。
また、オプションで、海外にファイルを転送・共有する際にありがちな遅延を防ぐグローバルゲートウェイ機能あり。世界各拠点に設置されたゲートウェイサーバを経由することで通信経路を最適化してくれる。

  • 料金:月額24,500円/10ID・5GB~

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クリプト便(NRIセキュアテクノロジーズ株式会社)

クリプト便公式Webサイト

(出所:クリプト便公式Webサイト)

情報セキュリティの専門会社である同社が手掛けたファイル転送サービス。強みは、大手金融機関の厳格な監査にも対応する高いセキュリティレベルを備えているところ。ファイル送信可能な宛先をあらかじめ絞り込む「グループ」機能によって、万が一の情報漏洩が及ぶ範囲を最小化。その上で、「ユーザ(ロール)」機能によってやり取りの自由度を絞り込むことで、設定ミスや誤送信、悪意ある情報持ち出しによる情報漏洩を防ぐ。
「セキュリティチェックシート」「実査」など社内監査部門の厳しい外部委託ルールにも適合可能。契約企業の約半数が金融系の会社を占める。ユーザー間ファイル転送市場で国内シェア1位(2019年度実績。ITR社調べ)を誇る。

  • 料金:月額20,000円/20ID~(月間100通までの場合)

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詳細はこちら(インタビューあり)

Smooth File 6(株式会社CYLLENGE)

Smooth File 6公式Webサイト

(出所:Smooth File 6公式Webサイト)

15年以上の歴史と1,000社以上の導入実績を誇るファイル転送サービス。「誰が、いつ、何を行ったのか」を細かく確認できるログ管理機能のほか、SSL通信暗号化、ウィルスチェック、アクセス元IP制限、ワークフロー、操作権限設定、ファイル暗号化などを実装。データは1日1回、関西・北陸の2拠点でデータバックアップを取っているほか、第三者機関による脆弱性の定期診断を行うなど、セキュリティ面でも万全の対策がとられている。
料金は月額定額制で、容量によって8種のプランに分かれる。ユーザー数無制限のため、大人数であれば安価に利用でき、予算を立てやすいのもポイント。日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語の5カ国語に対応可能なため、グローバルでのファイル共有にも便利。

  • 料金:月額25,000円〜(100GBプランの場合)

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おすすめのファイル転送サービス(大容量送信・海外送信に強み)

サービス名 特徴 料金 容量制限
SECURE DELIVER 最大100GBの大容量ファイルの送受信に対応可能 月額38,000円/10,000ID〜 月間送信500通〜
DIRECT! EXTREME 独自のプロトコル機能で超高速データ転送 約110円~150円/GB(10IDの場合) 要問い合わせ
グローバルセキュアデータ転送サービス 海外の取引先・拠点・委託先などへのデータ転送におすすめ 要問い合わせ 要問い合わせ

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SECURE DELIVER(富士フイルムイメージングシステムズ株式会社)

SECURE DELIVER公式Webサイト

(出所:SECURE DELIVER公式Webサイト)

画像・動画・図面等、最大100GBの大容量ファイルの送受信に対応できるクラウド型ファイル転送・送受信サービス。導入実績は2,000サイト以上。
送信後のステータス管理に長けており、送信したファイルがダウンロードされたか一覧画面で確認できるため再送・催促の必要も迅速に判断可能。また、誤送信時は送信後でもダウンロード用URLを無効化できるため安全。希望により、送信前に第三者による承認機能も追加可能(オプション)。
料金は利用通数に応じた従量課金制。10,000ユーザーまで利用でき、追加費用なくユーザーを増やせるので「まずは全社員にIDを配布してシャドーITを防ぎ、超過料金があれば、その都度、プランを変更する」というやり方も可能。

  • 料金:月額38,000円/10,000ID(月間送信500通までの場合)

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DIRECT! EXTREME(日本ワムネット株式会社)

DIRECT! EXTREME公式Webサイト

(出所:DIRECT! EXTREME公式Webサイト)

大容量ファイルの高速転送に強みを持つファイル転送サービス。アップロードとダウンロードを同時進行させる独自のプロトコル機能によって、超高速データ転送を実現。特に中国・ASEAN地区への大容量データ転送では従来の約20~50倍のスピードを誇る。
セキュリティに関しても、アクションログ履歴の取得、転送されたデータの同一性を担保するチェックサム機能、通信経路のSSL暗号化、データのAES暗号化など、企業が求めるセキュリティレベルには十分対応可能。異なる契約のユーザー同士でも、お互いの管理者が申請及び許可することにより、両者ユーザーIDをそのまま利用して大容量データ転送を行えるのもポイント。

  • 料金:1GBあたり約130円/10ID(月間基本受信量1,000GBのEXTREME 1000プランの場合)

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グローバルセキュアデータ転送サービス(株式会社日立システムズエンジニアリングサービス)

グローバルセキュアデータ転送サービス公式Webサイト

(出所:グローバルセキュアデータ転送サービス公式Webサイト)

セキュリティ対策と業務効率向上の両面が期待できるデータ転送サービス。ファイルは秘密分散技術で細分化し、すべてが揃って復元しない限り、元データが何であったか解析できない状態にして並行処理で転送。たとえ、通信エラーが発生しても、エラーとなったピースだけ自動でリトライするため、回線品質の悪い状況下でもタイムアウトによる時間の無駄を省くことができる。
海外に取引先・拠点・委託先などがあり「暗号化・解凍作業などデータ授受時の手間を削減したい」「情報共有をスムーズに行いたい」という場合にはおすすめ。機密度が高く、繊細で精緻なデータを扱う医療機関や、大容量のCADデータなどを扱う製造業での導入が進んでいる。

  • 料金:要問い合わせ

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おすすめのファイル転送サービス(安価・少人数でも始めやすい)

サービス名 特徴 料金 容量制限
オフィス宅ふぁいる便 一度に10GBまで大容量のファイル送受信が可能 月額3,000円/5ID 10GB
どこでもキャビネット セキュアな環境を希望する場合はセキュア版にも変更可能 月額3,000円/10ID 50GB
Watasoon 無駄のない必要最低限の機能に絞ったシンプルなサービス 月額5,000円/10ID 10GB

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オフィス宅ふぁいる便(株式会社オージス総研)

オフィス宅ふぁいる便公式Webサイト

(出所:オフィス宅ふぁいる便公式Webサイト)

一度に10GBまで大容量のファイル送受信が可能なファイル転送サービス。送信前チェック、送信取消、IPアドレスによるアクセス制限、送信先制限、不正ログイン検知、送信ファイルの自動削除、パスワードポリシー設定、シングルサインオンなど、法人向けのセキュリティ対策機能も充実。その他、不正持ち出し対策としてファイルが送信された際に上長に自動通知する機能や、万が一に備えて送信ファイルをアーカイブする機能もあり。
料金はユーザー数に応じた月額定額制。最小月額3,000円から利用可能。上位プランを利用すれば、1TBの大容量ディスクや面倒な認証を防ぐシングルサインオンも利用可能。

  • 料金:月額3,000円/5ID(10GBのスタンダードプランの場合)

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どこでもキャビネット(大塚商会)

どこでもキャビネット公式Webサイト

(出所:どこでもキャビネット公式Webサイト)

大塚商会が手掛ける法人向けのオンラインストレージサービス。専用アプリを使ってスマホ・タブレットからでも利用でき、IDを持たない第三者ともセキュアな環境でファイル送受信が可能。IPアドレス制限、アクセス制限、ウィルスチェックなどのセキュリティ機能のほか、データは災害対策が施された国内データセンターに保存されるため情報漏洩・改ざんのリスクも少ない。
料金はユーザー数やディスク容量に応じて4つの定額制プランから選択でき、最小は月額3,000円〜(10ID・ディスク容量50GB)利用可能。その他、多段階認証や、よりセキュアな環境を希望する場合は「セキュア版」への変更も可能。

  • 料金:月額3,000円/10ID(50GBプランの場合)

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Watasoon(わたすーん)(キー・ポイント株式会社)

Watasoon公式Webサイト

(出所:Watasoon公式Webサイト)

無駄のない必要最低限の機能に絞られた、シンプルなファイル転送サービス。Web上にファイルをアップロードし、発行されたリンクを送るという送付法は無料サービスと同様。宛先をアドレスやドメインで制限する「宛先制限」、必要のない人からのアクセスを遮断する「アクセス制限」、その他「アカウントロック」「回数制限」などのセキュリティ機能を持つ。ファイルや宛先を間違えた場合でも、迅速にダウンロード停止ができるため安心。
料金も安価で、月額5,000円/10ID〜・初期費用無料という小規模企業に適したプランあり。「それほど高いセキュリティは望んでいない。取引先のセキュリティポリシーに合わせて最小限で利用したい」という場合にはおすすめ。

  • 料金:月額5,000円/10ID(10GBのスモールプランの場合)

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その他、特徴的なファイル転送サービス(無料含む)

サービス名 特徴 料金 容量制限
Kozutumi 改ざんされていないことを証明するタイムスタンプ機能付き 月額6,000円/80ID 月間ファイル
送信量上限20GB
ZENMU for Delivery 独自の秘密分散技術でデータを細かく分割。機密情報の共有に強み 要問い合わせ 要問い合わせ
tenpu 最大20GBまで送信可能。無料でありながら広告が入らない 無料。法人向けは月額1,200円/ID 1回最大10ファイル1GBまで
EASY FILE EXPRESS Outlookのアドオン機能を利用すれば従来通りのメール送付のまま利用可能 月額3,000円 要問い合わせ

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Kozutumi(株式会社ハートビーツ)

Kozutumi公式Webサイト

(出所:Kozutumi公式Webサイト)

ファイル転送サービスとタイムスタンプ技術を掛け合わせた、重要書類の送受信に適したサービス。発行日時とその日時以降に改ざんされていないことを証明する「タイムスタンプ機能」によって、ファイルの信頼性をより強固にする。すべてのファイルに「サイバーセキュリティ保険」が自動付帯されるため、情報漏洩など、万一のトラブルの際も安心。ファイルの添付はドラッグ&ドロップだけと操作もシンプルで、送受信にかかる業務負担の軽減にも貢献する。
管理機能も豊富で、管理者はすべてのメンバーの送受信を監査可能。「いつ、誰が、誰に、どのファイルを」送信したのか、ファイルの流れを把握することができる。不適切なファイルの送信があった場合に、強制的に送信を中止できる機能も。

  • 料金:月額6,000円/80ID(月間ファイル送信量上限20GBまでのスタータープランの場合)

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詳細はこちら(インタビューあり)

ZENMU for Delivery(株式会社ZenmuTech )

ZENMU for Delivery公式Webサイト

(出所:ZENMU for Delivery公式Webサイト)

暗号化ではなく「無意味化」することで、情報が外部に漏洩するリスクを防ぐ、データセキュリティサービス。クラウド上のZENMUフォルダに送付したいファイルを置くだけで、独自の秘密分散技術でデータを細かく分割。細分化された分散片を別々のルートで送付し、すべてが揃ったところで復元するため、セキュアにデータをやりとりすることができる。
送付手段は公衆回線やクラウド、メール添付、既存のファイル転送サービス、またはUSBメモリやSSD、HDDなどの物理媒体など何でもOK。受信する側も専用ソフトのインストールは不要。ファイルの暗号化やパスワード設定、専用回線なども必要なし。日常的なファイルの送受信というより、機密情報を取り扱う場合に向いている。

  • 料金:要問い合わせ

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tenpu(株式会社イノベーター・ジャパン)

tenpu公式Webサイト

(出所:tenpu公式Webサイト)

最大20GBまでファイルが送れるファイル転送サービス。1GBまでの転送であれば無料で利用可能。無料でありながら広告が入らず、すっきりした画面が特徴。無料のファイル転送サービスは海外サービスが多いが、機能開発から運用サポートまで、すべて国内で行っており、カントリー・リスクもなく、デザインが見やすくなじみやすいのもポイント。
有料版では、個人で使う「tenpu Pro」と、チームや企業で利用する「tenpu Business」があり、データの暗号化、パスワード保護、ログ管理、送信後のファイル削除設定など、万全のセキュリティ対策が取られている。

  • 料金:無料(1回最大10ファイル1GBまで) ※法人向けtenpu Businessは月額1,200円/ID~

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EASY FILE EXPRESS(トーテックアメニティ株式会社)

EASY FILE EXPRESS公式Webサイト

(出所:EASY FILE EXPRESS公式Webサイト)

企業間の大容量ファイル転送・送受信に特化したサービス。画像・動画、CAD/CAMなどの大容量ファイルを1度に最大5ファイルまでまとめて送受信可能。暗号化はもちろん、データセンターは国内に位置し、年1回の定期脆弱性診断実施などセキュリティ対策も万全。クラウド・オンプレどちらにも対応でき、クラウド版なら月額3,000円と安価で利用できるのもポイント。
最大の特徴は、Outlookのアドイン機能を搭載しているところ。これを利用すれば、従来通りOutlookからファイルを添付して送信するだけで、添付ファイルがEASY FILE EXPRESSへ自動でアップロード。フローを変更する必要がないためMicrosoft365などを利用している企業にはおすすめ。

  • 料金:月額3,000円〜(Outlook対応は別途)

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まとめ

PPAPなどの既存のファイル送信方法に比べて便利なファイル転送サービスについてご紹介しました。

サービスは無数に存在しますが、強みとする部分によって、大まかに分類できます。まず自社がどこに当てはまるかを考えて、ある程度、絞り込んでから「セキュリティ面」「内部統制面」「利便性」「料金(価格形態)」などの点から具体的に検討していくとスムーズです。

  1. セキュリティ対策・ファイル共有に強み
    →Bizストレージ ファイルシェア、OKURN、クリプト便、Smooth File 6
  2. 大容量送信・海外送信に強み
    →SECURE DELIVER、DIRECT! EXTREME、グローバルセキュアデータ転送サービス
  3. 安価・少人数でも始めやすい
    →オフィス宅ふぁいる便、どこでもキャビネット、Watasoon
  4. その他、特徴的なサービス
    →Kozutumi、ZENMU for Delivery など

多少コストがかかるかもしれませんが、万が一情報漏えいした場合のリスクを考慮すれば、それほど高い投資ではありません。今のうちに、信頼できるファイル転送サービスを導入しておきましょう。

ファイル転送サービスをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

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また、自社に合うサービスが何か知りたい方は、要件ごとに必要な機能や企業導入に必要なセキュリティ機能を解説したこちらのガイドブックをぜひ参考にしてください。

法人向けファイル転送サービスの選び方ガイド

 

インタビューやサービス詳細はこちら

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Smooth File 6|インタビュー掲載

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1,000社以上の導入実績を有する法人向けファイル転送・共有システムです。ユーザー数無制限なので全社導入がスムーズ。大容量ファイルの転送や、メールアドレス入力不...

SECURE DELIVER(セキュアデリバー)|インタビュー掲載

富士フイルムイメージングシステムズ株式会社

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オフィス宅ふぁいる便

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Kozutumi|インタビュー掲載

株式会社ハートビーツ

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