最終更新日:2023-11-07
専門的な機能を持つ電子カルテを導入して業務を効率化したい、複数の美容室を運営する経営者・店長の方へ。美容室・サロン向け電子カルテの概要や主な機能(できること)、タイプ別の選び方とともに、おすすめのシステムを紹介します。
美容室・サロン向け電子カルテとは、顧客情報の一元化やスタッフ間での情報共有に強みを持つ、美容室専用のデジタルカルテシステム(サービス/アプリ)です。電子カルテとしての機能はもちろん、POSレジやカード決済機能、メール自動送信機能などを搭載したシステムも多数。業務改善・効率化、リピート率や顧客満足度の向上に寄与します。
紙から電子に移行することで、カルテ作成の手間や時間を削減でき、ペーパーレス化の促進も可能。また、予約の一元化や顧客との関係性(つながり)強化、的確なフォロー的販促による再来店率アップ/失客率低減など、様々なメリットが期待できることから、美容室・サロン向け電子カルテの導入が進んでいます。
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美容室・サロン向け電子カルテの機能は、大きく「電子カルテ機能」「それ以外の機能」に分けられます。システムやサービスによって差はありますが、主な機能は以下です。
顧客の個人情報や来店履歴、施術履歴などを記録する機能。後述の「美容室・サロン向け電子カルテの選び方」で説明するように、紙のカルテのようにイラストやメモを手書きできるシステムや、写真を添付できるもの、同意書やカウンセリングシートを電子化できるものも。スタッフ間、または顧客との情報共有が容易になります。
業務効率を上げ、スタッフの負担を減らすための機能。オプションや連携機能が豊富なシステムなら、POSシステムなど既存のシステムと連携した使い方も可能です。
具体的には、以下のような機能が挙げられます。
美容室・サロン向け電子カルテは、(1)オールイン型と(2)特化型の2タイプに大別できます。
Webなどでの予約受付から接客対応、カルテ管理、POSレジまで、美容室・サロン運営に必要な機能を一通りそろえたタイプ。メール配信やポイント管理などに対応している「Bionly」のように、カルテ作成・管理以外の業務まで、幅広くカバーしているのが特徴です。
また、顧客管理ソフトとPOSシステムを兼ねた「A'staff(エースタッフ)」では、上記の機能に加えてスタッフ管理にも対応。スタッフのシフト管理、タイムカード不要の勤怠管理といった機能を持つほか、基幹系システムと連動することで給与計算も効率化できます。
「(1)オールインワン型」が幅広い機能を持つのに対して、特定の機能や業態に強みを持つタイプ。エステサロン・ネイルサロン・リラクゼーションサロンでの利用に特化した「トレジャーボックス2」や、美容室・エステ・鍼灸院でのカルテ管理を得意とする「BeKARTE」などが該当します。
サロンワークに必要な機能だけを集約しているので、効率化したい業務範囲が明確な場合に選択肢となります。
上記のタイプに加え、以下の3つのポイントを比較することで、ニーズに合致したサービスやシステムが選べます。
「紙のカルテのような使い勝手を求めている」「細かな部分のメモは手書きで行いたい」といった場合は、文字やイラストが手書きできるシステムがおすすめ。更に、ヘアスタイルや施術の様子を写真で保存できるシステムなら、一目でわかる接客履歴として後々まで役立ちます。
店舗で同意書を使用している場合は、タブレットなどから署名できる電子同意書対応のシステムが適しています。「A'staff(エースタッフ)」や「美歴」なら、同意書に加えてカウンセリングシートの電子化も可能「coming-soon」も同様にデジタル管理に対応しており、顧客のアプリに同意書を送付できます。いずれも毎日の業務を効率化し、ペーパーレス化の促進やコスト削減に役立つ機能です。
ほとんどのシステムに搭載されている予約管理機能ですが、強みやできることはシステムによって異なります。特に、予約サイトの作成や大手予約サイトとの連携・一元管理に対応しているシステムは、業務効率化や新規顧客獲得に有効。自店の課題解決に役立つ機能を持ったシステムを選ぶようにしましょう。
たとえば「Bionly」は、自社の専用Web予約サイトを作成できます。また、大手予約サイトと連携して予約を一元管理できるため、スタッフの業務負担を増やすことなく予約率を高められます。
また、予約率を高めるには、LINEでのメッセージ配信や予約画面への誘導も有効です。顧客のLINEと自動連携できる「LiME」なら、LINE経由でいつでも予約可能に。広報用SNSに専用URLを掲載して、新規集客にも活用できます。
一斉メール配信やステップメール配信によって、来店を促せるシステムは多くあります。そのうえで、更に集約強化を狙うのであれば、集客機能に強みを持つサービスを選びましょう。
たとえば「coming-soon」は、プッシュ通知で顧客に来店をアプローチする「オートプッシュ機能」を搭載。特許取得のアルゴリズムで顧客それぞれの来店行動を学習し、来店予測日の少し前にプッシュ通知を送信することで、予約の間延びによる機会損失を防止します。
また「KaruteKun」は、LINEとの連携オプションによりメッセージの一斉送信が可能に。「誕生月」「最終来店日」などの条件で配信ターゲットを絞り込み、効果的なメッセージが送信できます。
ここからは、2つのタイプ別におすすめの美容室・サロン向け電子カルテをご紹介します。
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(出所:A'staff公式Webサイト)
美容室・サロン運営に特化し、サロンワークの様々なシーンで役立つ顧客管理ソフト&POSシステム。電子カルテはもちろん、予約管理、顧客管理、POSレジ、集計・分析、DM、商品管理など、多彩な機能を搭載している。
手書き感覚で使える電子カルテは、施術写真や内容も顧客情報と連動。撮影した写真は日付ごとに管理できるほか、アプリ上で顧客との共有も可能だ。加えて、同意署、カウンセリングシートの電子化にも標準対応している。
キャッシュレス決済サービス「stera pack」端末との連携で、会計業務の効率化も実現できる。
(出所:SalonAnswer公式Webサイト)
シリーズ累計7,000店舗で導入されている理美容サロン専用POSシステム。電子カルテから予約管理、売上管理、レジ機能、Web予約、大手ポータル予約サイトとの一元管理など、基本的な機能を網羅的にカバーしている。スタッフ個別の予約URLを発行すれば、指名予約が容易に。また、自店ネット予約を構築できるオプションプランを用意。シンプルで分かりやすい画面や、データ解析・集計機能にも強みあり。
導入時はもちろん、導入後の蓄積されたデータを用いた勉強会や分析・提案に力を入れるなど、サポートが充実している。
(出所:美歴公式Webサイト)
手持ちのスマホやタブレットで、電子カルテから顧客、予約、レジまでワンストップで管理できるアプリ。手持ちのデバイスにダウンロードするだけで、写真や手書きメモを登録できる電子カルテがすぐに使えるように。使いやすさにこだわったUIに加え、サロンごとの専任サポートを配置するので、デジタルに苦手意識があっても安心して利用できる。
電子カルテと連動した予約管理、「Square ターミナル」との連携によるキャッシュレス決済、Webカウンセリング「Webカード」との連携による電子カウンセリングなど、拡張性の高さ持つよみ。スタッフが利用するforBusinessアプリからタイムカードを登録することで、勤怠管理も可能だ。月額・初期費用無料のTrialプランあり。
(出所:SALONPOS LinQ2公式Webサイト)
サロン経営に必要な機能をオールインワンで備えたPOSシステム。受付台帳、キャッシャー、顧客管理、帳票・分析といった基本機能を提供する。新規・リピーターを問わない集客、顧客満足度を向上させる接客、経営判断に活かせる分析のための多彩な機能がそろう。
ニーズに合わせた4種の料金プランのほかに、充実のオプション機能を用意。ネット予約やアプリ、デジタルカルテ、クレジットカード決済端末連動・バーコード決済サービス、粧材管理など、様々な機能の中から必要なものを選んで導入できる。安価なシンプルパックを選んで、オプションで電子カルテ機能を追加するといった使い方も可能だ。
(出所:Bionly公式Webサイト)
接客品質向上による顧客のファン化や、業務効率化に強みを持つ顧客管理POSレジシステム。手書きメモや画像を残せる電子カルテ、見やすい画面、図やグラフを使った顧客データ分析など、デジタルや数字に苦手意識のあるスタッフでも使いやすい機能・UIが特徴だ。
来店予約やチャット、店販管理ができるサロン顧客専用アプリの作成に対応。リピート来店の促進に加えて、事前カウンセリングや、店販商品取り置きといった非来店時のサービス充実にも役立つ。「Square」「楽天Pay」「STORES決済」といったキャッシュレス決済サービスとの連携が可能。
(出所:LiME公式Webサイト)
美容師が企画・設計した、スマホで手軽に利用できるカルテ&予約管理アプリ。カルテ管理や予約管理、レポート、顧客とのカルテの共有、プロフィールページの作成が無料で行える。カルテ作成とともにカレンダーに予約情報が更新され、効率的な予約管理を実現。カルテ機能では、写真や手書きスケッチ、メモ、会計履歴といった情報を管理できる。
また、ネット予約やLINE公式アカウント連携、レジ会計、Instagram予約連携といった有料機能を豊富に用意。「電子カルテを試験的に導入したい」「スマホから管理業務を行いたい」「コストを抑えて導入したい」場合におすすめだ。
(出所:coming-soon公式Webサイト)
ユニークな機能と提案力でサロンの業務効率化を促進する、ネット予約システム・売上管理POSシステム。キャンペーンや誕生日特典の案内時に通知を送るオートプッシュ機能や、独自のアルゴリズムで複雑な予約ルールを判定する「予約台帳」など、複数の特許技術を活かした独創的な機能が豊富にそろう。電子カルテ機能は、紙カルテのレイアウトをそのまま使えて、手書きにも対応。予約システムと連動しているので、来店日や担当スタッフで絞り込んで、必要なカルテをすぐに呼び出すこともできる。
自社専用アプリおよびアプリと一体化した専用ホームページも作成可能だ。また、追加料金不要でLINE連携予約ができる点も魅力(※グループ店で1つのLINE公式アカウントで運用する場合はオプション利用料が必要)。
(出所:パワーナレッジPOS公式Webサイト)
予約、顧客、役務を一元管理する整骨院・ジム・サロン向けPOSレジ。手書き対応のタブレット電子カルテを用いて、施術履歴の電子化やお客様アプリでの施術画像の共有、電子問診票の作成などが行える。予約管理はもちろん、自動マーケティング機能や会員アプリ作成機能などを標準で搭載。
POSレジは、5種類のテーマカラーからデザインを選べるので、店舗の雰囲気を損なうことなく設置できる。また、ネットショップ開設にも対応しているため、シャンプーなどのサロン専売品を簡単にオンラインで販売できる。販売チャネルの拡大や、ECサイトの開設を考えている場合におすすめだ。
(出所:KaruteKun公式Webサイト)
スマホ1台でカルテ管理・予約管理・売上管理が完結するオールインワンアプリ。写真や提供サービス付きの施術履歴が30秒で完成する電子カルテ、質問を自由に設定できるカウンセリング機能など、スタッフの負担軽減につながる機能がそろう。また、スタッフごとに権限やアクセス設定ができるので、個人情報漏えい防止にも有効だ。
LINE連携オプションを導入すれば、「予約受付」「レシート送付」「一斉送信」など、ペーパーレス化促進と効果的な集客の両立に役立つ機能が使えるように。
(出所:BeSALO公式Webサイト)
美容室・エステサロンなどに必要な機能がそろう予約管理・顧客管理ソフト。予約や顧客情報、売上集計・分析、勤怠、集客の管理はもちろん、高額になりがちな本部管理システムを標準搭載しているのが特徴だ。これから店舗増加の見込みがある場合や、既存システムの入替をリーズナブルに行いたい場合におすすめ。オプションとして、24時間リアルタイム連動のWeb予約システムや、在庫管理機能、クレジット決済機能を用意している。
カルテ管理に特化したサービスとして、iPad用アプリ 「BeKARTE」も提供。
(出所:トレジャーボックス2公式Webサイト)
エステサロン・ネイルサロン・リラクゼーションサロンに特化したクラウド顧客管理システム。来店促進から予約管理、役務管理、コース管理、売上管理など、サロン業務を幅広くサポートする機能がそろっている。予約表では、スタッフ軸だけでなくベッド軸での表示が可能。また、回数券やフリーパスといった様々なコースチケットの管理にも対応している。
必要な機能だけを選択して利用できるクラウドサービスなので、できるだけコストを抑えたい場合に適している。また、複数店舗の合算売上や店舗売上ランキングの確認など、充実した本部機能で複数店舗での運営がスムーズに。マルチデバイス対応のため、PC(Windows・Mac)はもちろん、モバイル端末からも利用できる。
(出所:BeKARTE公式Webサイト)
美容室・エステ・鍼灸などでの運用に強みを持つiPad用カルテ管理アプリ。顧客管理ソフト「BeSALO」のオプション機能として提供されている。iPadを使って、簡単に顧客管理、予約管理、契約管理ができ、ホットペッパービューティー(サロンボード)からの予約にも対応。「BeSALO」の標準機能として、チケット・回数券、役務の消化、未消化分状況を簡単に把握できる「チケット管理」や来店誘導や販促に役立つ「メール配信」などを搭載している。
オールインワン型の予約管理・顧客管理ソフトとして「BeSALO」も提供。
電子カルテとしての機能はもちろん、POSレジやカード決済機能、メール自動送信機能など豊富な機能を持つ美容室・サロン向け電子カルテ。導入により、カルテ作成の手間や時間の削減、ペーパーレスの促進、業務効率向上、再来店率アップ、失客率低減など、様々なメリットが期待できます。
美容室・サロン向け電子カルテは、搭載している機能によって、大きく以下の2タイプに分けられます。
(1)オールイン型
(2)特化型
タイプの選別に加えて、以下の3つのポイントを比較することで、自社のニーズに合ったサービスが選べるはずです。
(1)電子カルテ機能の充実度
(2)予約機能の充実度
(3)集客機能の充実度
これまで担当者が中心に管理していた顧客カルテを、スタッフ間や顧客本人と共有することで、より良い接客サービスが提供できるようになります。
また、電子カルテ以外の多彩な機能を使えば、バックオフィス業務の負担軽減につながるので、コア業務や顧客との関係性強化に専念できます。本記事でご紹介した比較ポイントなどを参考に、美容室・サロン向け電子カルテの導入を検討してみてください。
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