最終更新日:2024-11-08
顧客情報の一元管理の負担軽減や、分析精度を高めてプロモーションを強化したい方へ。CRMツールのできることや料金、タイプ別の選び方や比較ポイントなどを、無料で使えるサービスも含めて紹介します。
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CRMツールとは、顧客に関連する情報を一元的に管理できるシステムのことです。
Customer Relationship Management(顧客関係管理)は、担当者不在や引き継ぎ時はもちろん、営業活動やカスタマーサクセスをより効率的に行う上でも欠かせません。ツールによっては案件管理や商談管理などの営業支援やマーケ支援に対応したものもあります。
CRMには上記のように様々なツールがあり、カスタマーサポートやコールセンター向けに開発されたCRMツールもあります。本記事では「どのような機能があるのか」「どういうタイプがあるのか」などをわかりやすく紹介します。
CRMツールをお探しの方はこちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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まずはCRMツールの概要についてわかりやすく紹介します。
たとえば、電話やメール、対面の商談など様々な形式で行われる顧客とのやりとり。一元的に管理するにはExcelなどに集約して共有するのが一般的ですが、その場合、「情報を入力・転記するのが手間」「どれがリアルなのかわからない」などの問題が起こりがちです。
CRMツールなら入力は一度きり。転記の手間も省けますし、納期や金額などの入力ミスも防げます。顧客とのやりとりを確認しやすいため、「重複営業を避けられる」「よいタイミングで提案できる」などメリット多数。そのほかにも、CRMツールには以下のようなことが実現できます。
正式名称は「Sales Cloud」。「SaaS」ビジネスモデルのパイオニアであるセールスフォース社が提供するクラウド型CRMツールです。「セールスフォース」と呼ばれることも多く、世界のCRMのビジネス利用を牽引してきた代名詞的存在と言えます。以下のような点において、ほかのCRMツールとは一線を画します。
機能が豊富 | 各領域に役立つ機能が豊富に用意されている |
---|---|
カスタマイズ性が高い | AppExchangeと呼ばれるセールスフォースアプリストアから必要な機能を追加ダウンロード可能。更に新たなアプリ開発にも対応 |
ソリューションの提案 | 営業に役立つ様々なソリューション(売り方・仕組み)まで提供 |
顧客情報を中心に、案件情報、商談履歴などを管理するという点では似ていますが、名称が表す通り、それぞれ目的が異なります。
CRM | SFA | MA | |
---|---|---|---|
目的 | 顧客関係の強化 | 営業活動支援 | マーケティング支援 |
対象 | 既存顧客、見込み客 | 既存顧客、見込み客 | 見込み客 |
主な機能 | 顧客データベース | 案件管理・商談管理 | メルマガ送信・効果分析 |
大まかに分けると、SFAは自社の営業活動を支援するため、CRMは顧客満足度・顧客体験を向上させるため、MAは見込み客の育成と顧客化を促進することに利用されます。ただし、近年は、SFAやMAとして利用するできるCRMツールや、CRMのように利用できるMAツールなど、多目的に利用できるものも増えています。
サービスにもよりますが、CRMは以下のような豊富な機能を搭載しており、営業効率や生産性の向上を実現できます。
基本機能 | 顧客情報管理 | 顧客名、部署、担当者、住所、連絡先などを管理 |
---|---|---|
商談管理 | 訪問日、面談者、商談内容、進捗などを管理 | |
活動履歴管理 | 商談、連絡、問い合わせなどの顧客接点を管理 | |
ToDo管理 | タスクの割り当て、次のアクションの記録や対応期限日のアラート通知など | |
リード情報管理 | リード情報の登録、CSVやAPIによる一括自動取り込みなど | |
案件管理 | 案件の内容、金額、受注見込み時期や受注確度などを管理 |
レポーティング | 行動管理 | 各営業の案件数・タスク数・受注見込み額などを把握 |
---|---|---|
予実管理 | 受注見込みや受注実績、売上などを集計してグラフなどで把握 |
営業支援 | AIによる自動アドバイス | 受注につながる情報や推奨アクションをAIが過去案件に基づきアドバイス |
---|---|---|
見積書作成 | 見積書作成を効率化・自動化 | |
カレンダー連携 | GoogleカレンダーやMicrosoft 365カレンダーへ商談予定などを自動登録 |
現場営業支援 | 地図上の取引先表示 | 地図上に複数の取引先や訪問先を同時に表示 |
---|---|---|
スマホでの日報の作成 | 外出先からスマホで写真を含めた詳細な活動報告 | |
GPSによる活動場所の 自動記録 |
GPSの位置情報で滞在先やルートなどを自動記録 |
管理効率化 | 名寄せ | 重複登録の可能性のあるデータをルールに基づき検知 |
---|---|---|
管理項目の追加 | 顧客情報や案件情報などに、管理したい項目を自由に追加 |
マーケティング支援 | メール一斉配信 | メールの一斉配信や、開封やURLのクリック状況の把握など |
---|---|---|
シナリオ配信・ ステップメール配信 |
定めたシナリオやステップに従って、1to1でメールを配信 | |
Webフォーム作成 | 問い合わせフォームなどをノーコードで作成 | |
名刺情報のOCR取り込み | スマホなどで撮影した名刺情報をOCRでデータ化して、顧客情報として自動取り込み | |
Web行動履歴の把握 | 自社のWebサイト上での閲覧履歴を把握 | |
スコアリング | 顧客の行動をスコア化して、ホットリードを抽出 |
上記の機能についてシステムごとに比較を行いたい方は、「SFA/CRMツールの選び方ガイド(比較表付)」をご活用ください。主なCRMツールの機能比較表(主要10ツールを対象に計27項目で調査)を添付しています。
比較結果のポイントは以下の通りです。
SFA/CRMツールの選び方ガイド
CRMには様々なタイプのツールがありますが、「実績」「機能」「料金」などを基準に、以下のようにタイプ分けできます。
以下、それぞれのタイプについて、どのような特徴があり、どのような場合に向いているのか。具体的にどのような機能を持っているのかなどをわかりやすく紹介します。自社で導入するとしたらどのタイプに当てはまりそうか考えてみましょう。
顧客情報管理のほか、多様な営業管理方法に対応しており、営業支援・マーケ支援など豊富な機能を搭載した、できることが豊富なタイプです。「自社独自の営業手法に合わせて緻密に管理したい」という場合はもちろん、「MAやSFAなど使い分けるのが面倒なので、これ一つで済ませたい」という場合にもおすすめです。
このタイプは、更に「国産」と「海外製」に分けられます。「使い勝手の良さ」や「日本語サポート」を重視する場合は国産、「グローバルも含めた大規模利用」「多国籍人材での利用」を考える場合は海外製がおすすめ。ただし、海外製の中にも「Sales Cloud」のように、国内での販売代理制をとっているため日本企業での利用実績が豊富なツールもあります。
主なツール(国産) | 特徴 |
---|---|
Mazrica Sales | スタートアップから大企業まで2,800社以上 |
eセールスマネージャーRemix CLOUD | 業種・業界・規模を問わず、約5,500社 |
Sales Force Assistant | シリーズ導入実績15,000社 |
GENIEE SFA/CRM | 累計導入社数6,300社以上 |
主なツール(海外製) | 特徴 |
---|---|
Sales Cloud | 世界15万社 |
Zoho CRM | 世界25万社 |
Microsoft Dynamics 365 | 世界130カ国以上で約17,000社 |
Oracle Sales Cloud | 世界43万社以上 |
顧客情報管理のためのデータベースや商談管理・案件管理のための機能に限って、安価で提供しているタイプです。料金は無料〜1名月額2,000円強。「顧客情報や顧客とのやりとりを一元管理できれば十分。営業支援やマーケ支援のための機能は必要ない」「コストをできるだけ抑えたい」という場合にはおすすめです。
主なツール | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
Translead CRM | 1クリックで完結する直感的なUI。名刺データの自動読み取り、スマホでの音声入力などにも対応。 | 要問い合わせ ※ミニマムでのスタートが可能 |
Hubspot CRM | 顧客管理機能だけなら無償で利用可能。有料版を利用すれば営業支援も可能。 | 無料 ※有料版は月額2,400円/シート〜 |
kintone×メールワイズ | Kintoneとメールワイズを合わせて利用することで、CRMとして利用できるセットプラン。 | 月額 2,400円/人 (スタンダードコース) |
F-RevoCRM Cloud | オープンソースを土台にしたCRM。柔軟性と拡張性にも長けている。 | 月額20,000円 (10人まで)〜 |
メルマガ配信やLPやフォーム作成など、マーケティングを効率的・効果的に行うためのMA機能を豊富に備えたタイプです。「顧客管理だけでなく、合わせて見込み顧客へのアプローチも行いたい」「ナーチャリングをしたい」という場合におすすめです。
CRMツールの料金は「ユーザー1名あたり月額」の従量課金が一般的です。安価なツールは月額3,000円弱、高機能なツールは月額10,000円強が費用相場と言えます。最低利用人数が設定されているサービスもあるため確認しておきましょう。
中には、「Zoho CRM」のように3人までなら無料でできるツールも。「Hubspot CRM」は顧客管理機能のみであれば無料で利用できますが、MAやSFAなどが必要なタイミングで追加料金がかかります。
ご参考に、各社の料金をタイプ別に一覧にまとめましたので目安としてください。
サービス名 | 料金 |
---|---|
Mazrica Sales | 月額27,500円〜/5人(Starter) 月額11万円〜/10人(Growth) 月額33万円〜/20人(Enterprise) |
eセールスマネージャーRemix CLOUD | 月額11,000円/人(Remix Cloud・スタンダード:31名以上) 月額3,000円/人(esm・Basic:30名以下) |
Sales Force Assistant | 月額3,500円~(クラウド版)※2,000人以下 月額667円~(オンプレミス版:5年利用月額換算) |
GENIEE SFA/CRM | 月額34,800円/10人(スタンダード) 月額54,800円/10人(プロ) 月額98,000円/10人(エンタープライズ) |
サービス名 | 料金 |
---|---|
Sales Cloud | 月額3,000円/人(Starter:小規模なチーム向け) 月額9,600円/人(Professional:営業向け) 月額19,800円/人(Enterprise:Web APIあり) 月額39,600円/人(Unlimited:自動化と開発者支援あり) 月額60,000円/人(Einstein 1 Sales:高機能AIあり) ※Professional以上は年契約のみ |
Zoho CRM | 無料(3人まで) 月額1,680円/人(スタンダード) 月額2,760円/人(プロフェッショナル) 月額4,800円/人(エンタープライズ) 月額6,240円/人(アルティメット) ※年契約の場合 |
Microsoft Dynamics 365 | 要問い合わせ |
Oracle Sales Cloud | 要問い合わせ |
サービス名 | 料金 |
---|---|
Translead CRM | 要問い合わせ ※ミニマムでのスタートが可能 |
Hubspot CRM | 無料 ※営業支援機能を搭載した「Sales Hub」は月額2,400円/シート(Starterの場合) |
kintone×メールワイズ | 月額2,400円/人(スタンダードコース:kintone1,800円+メールワイズ600円) |
F-RevoCRM Cloud | 月額20,000円(F-RevoCRMCloud:1~10人) 月額30,000円(F-RevoCRMEnterprise:オンプレミス) |
サービス名 | 料金 |
---|---|
ホットプロファイル | 要問い合わせ |
Sansa | 要問い合わせ |
SHANON MARKETING PLATFORM | 月額12万円~ |
続いて、セールスフォースを含めCRMツールを、比較検討する際のポイントについて説明します。導入当初から拡大期まで、無理なく使い続けられるかどうかを念頭に比較検討してみてください。
取引実績、コンタクト履歴、Webログなど顧客に紐づいた顧客情報や、案件に紐づいた案件情報、営業日報・行動履歴など、営業に関する情報は多岐にわたります。
また、「マーケティングに利用する」「売上予測を立てる」などそれらをどう利用するかも企業ごとに変わります。自社の利用範囲に適したツールを選びましょう。
より多くの情報を様々な方法で活用できるツールといえば、機能とカスタマイズに優れた「Sales Cloud」ですが、単に「顧客情報を取り込んで蓄積したい」だけならそこまで多機能である必要はありません。
たとえば、「kintone」のようなシステムで安価に済ませる方法もあります。必要に応じて同社の「メールワイズ」のような別の履歴管理ツールと連携させて補うことも可能です。
CRMツールが組織に根付くかの鍵は「情報入力」です。いくら情報を一元管理・共有できたとしても、情報が古かったり、誤っていたり、入力されていなかったりしてはデータの有効活用にはつながりません。そのため、「いかに営業担当者に負担をかけずに、日々の顧客情報・案件情報・活動情報を入力してもらうか」という視点が重要に。継続して利用してもらうためにも、入力支援機能の有無や充実度をチェックしておきましょう。
たとえば、「Mazrica Sales」なら、顧客とのやりとりや営業予定を、GmailやGoogleカレンダーから自動でシステムに取り込めます。また「ホットプロファイル」なら名刺をスキャンするだけで顧客情報をデータ化して取り込み、社内で共有することで人脈を活かした活動や見込み顧客へのアプローチが可能に。
名刺管理ツールとして「Sansan」を利用している場合は、「Sansan」とのAPI連携で名刺情報を取り込むことができるCRMツールが便利です。
ツールの多くはアカウントごとの従量制を採用しています。組織が拡大すれば営業はもちろん、カスタマーサクセスやマーケティングなどほかのアカウントも増やさなくてはなりません。導入後、費用負担を抑えるためのリプレイスも考えられますが、データ移行の負担と営業活動への影響を考えるとおすすめできません。導入当初から成長戦略を視野に入れたうえで、検討してください。
「Sales Cloud」のEnterprise版は月額19,800円/人と高額(API連携のないProfessional版は9,600円/人)ですが、それ以外のツールでは月額数千円から利用できるものもあります。
「GRIDY SFA」は利用した分のデータ容量だけ支払う従量課金制で、ユーザー数無制限です。このようなサービスを上手く使えば、組織が拡大してもコストを抑えながらCRMを使い続けられます。
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(出所:Mazrica Sales公式Webサイト)
現場ファーストを主眼に開発されたクラウド営業支援ツール。直感的なUIと、データ活用に特化した機能が特徴。顧客管理では企業概要から財務情報まで一括把握でき、案件管理ではドラッグ&ドロップで簡単にステータスを変更可能。
営業活動はタイムライン形式で表示され、チームの動きも確認しやすい。AIによる名刺や手書きメモのOCR機能、名寄せ候補の自動抽出で入力の手間を削減し、モバイルアプリで外出先でもリアルタイムに情報を共有できる。AIが過去の案件データから受注確度や契約予定日を分析してアドバイスを提供。
売上実績や推移、着地見込みはダッシュボードで視覚的に把握でき、営業活動に必要なレポートも標準搭載している。
(出所:eセールスマネージャーRemix CLOUD公式Webサイト)
導入実績5,500社以上を誇る顧客管理と営業支援を統合したクラウドツール。
名刺情報、企業情報、案件情報、スケジュール、商談履歴、売上推移など、顧客に関するあらゆる情報を一元管理し、一画面で確認できるため、情報の属人化を解消し、部門を超えた情報共有と一貫性のある顧客対応を実現。シングルインプット・マルチアウトプット機能で入力の手間を削減し、営業担当者は顧客対応に集中できる。
また、営業プロセスを見える化することで、マネージャーは適切な指示や戦略立案が可能に。
導入から運用まで「機能理解・操作習熟」「データ活用」「営業戦略・立案」の各段階で、専任アドバイザーによるフォローやオンライン研修など、手厚いサポート体制を整えているのも心強い。
(出所:Sales Force Assistant公式Webサイト)
経営コンサルティング会社が、営業組織力強化のノウハウを詰め込んで開発した営業支援システム(SFA/CRM)。AI秘書など、営業担当者の成果向上をアシストする機能を豊富に搭載しており、シリーズ導入企業数は15,000社を超える。
顧客と自社との取引状況や親密度などを一目で確認できる「カスタマーシート」、顧客側の誰と自社の誰がコンタクトしたことがあるのかを一目で確認できる「コンタクトマップ」、顧客・パーソンの関係性やつながりを可視化したインタラクティブなダイアグラム「リレーションマップ」の3つの機能で顧客との関係性を見える化し、幅広い営業シーンで力を発揮する。
(出所:GENIEE SFA/CRM公式Webサイト)
低価格・多機能・シンプルな画面・短期間での運用開始を特徴とするクラウド型の営業支援システム。
顧客情報や商談進捗を一元管理でき、プログラミング不要で画面のカスタマイズが可能。活動履歴や商談状況は自動でグラフ化され、Excel作業の手間を削減できる。GPT-4搭載のAIアシスタントによる文章作成支援や、地図連携による訪問先管理、スマホでの名刺読み取り機能も搭載。
更に、Gmail、Googleマップ、カレンダーなどの外部サービスとも連携し、業務効率化を促進する。営業活動の可視化により、チーム全体で受注・失注理由を共有でき、個人からチームへの営業体制転換を実現。タスク管理やアラートの自動化機能により、営業担当者の業務効率が向上し、残業削減にも貢献している。
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(出所:Sales Cloud公式Webサイト)
AIを活用して営業活動を効率化する、世界No.1として知られるCRM。顧客管理、商談管理、営業分析、収益管理などの包括的な機能を提供し、規模や業界を問わず多くの企業で導入されている。TableauやData Cloudとの連携でデータに基づいた的確な判断を可能にし、Slackとの統合により営業チーム全体の生産性向上を実現。
また、パートナー企業との関係管理機能も充実しており、チャネル販売の強化も可能。Revenue Cloudによる見積から入金までのプロセス合理化や、セールス向けアナリティクスによる売上予測の精度向上など、収益拡大を総合的に支援する。
(出所:Zoho CRM公式Webサイト)
世界25万社導入と、グローバル環境下でも実績豊富なCRM。コストパフォーマンスに優れており、主要機能はもちろん、オプションでの提供が多いAIやレポート機能も通常のライセンス料に含まれる。顧客管理・商談管理、マルチチャネル連携などCRM機能に絞ったスタンダードプランなら、月額1,680円/人で利用可能。
また、自社に合わせたデータ項目・タブのカスタマイズや、データ処理・プロセス設計も、ドラッグ&ドロップ操作で直感的に行い、素早く本番環境に適用できる。オフラインでもデータを編集・追加でき、オンラインになったタイミングで自動反映される点も便利だ。
(出所:Microsoft Dynamics 365公式Webサイト)
マイクロソフトが提供するクラウドERP。世界42カ国42,500社以上、ユーザー数440万人超(41言語をサポート可能)。日系企業の海外導入や外資企業の国内導入などにおいても豊富な実績を持つ。使い慣れたOffice365と同じインターフェースで一貫して利用できるのが特徴だ。
商談スケジュールや顧客とのメールのやり取りを自動的にCRMに取り込めるほか、CRMからExcelへのデータ落とし込みもできるため、分析レポートや報告書の作成がスムーズに。必要な機能から段階的に導入できるため、最小限度からスタートし、コストパフォーマンスに応じて順次業務プロセスを改善することも可能だ。
(出所:Oracle Sales Cloud公式Webサイト)
世界175カ国で製品を展開するオラクルの営業支援クラウドサービス。マーケティングや分析システムとの連携が可能な機能やAIによる業務支援サービスを実装しており、膨大な情報を的確に分析して売上予想や見込み顧客管理を行うことに長けている。
たとえば、顧客の購買履歴をもとに行動パターンを見出し、行動ルールと併せることでスコア化。予測される数値に基づいて売上予測を作成し、目標達成に向けた指標に設定することもできる。ある程度の規模の事業で「顧客情報は蓄積しているが活かしきれていない」という場合に適している。
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(出所:Translead CRM公式Webサイト)
営業現場の視点から使いやすさを追求したCRM/SFAツール。取引先の担当者・商談・活動履歴・ファイルなど、関連するすべての情報に1クリックでアクセスできる直感的なUIで、操作は簡単。Excelの使用感を担保しつつ、短時間でのデータ検索も可能だ。
顧客情報を効率的に活用できるよう、営業担当者別に顧客をリスト化できるほか、取引先の担当者ごとに活動記録や案件、見積りを管理・検索することも。更に、AIによる名刺データの自動読み取り機能や、スマホでの音声入力機能など、営業担当者の負担を軽減する便利な機能が充実。
また、チーム単位での日報・週報の集計、受注・失注理由の分析にも対応。営業活動のPDCAサイクルを回し、営業チーム全体の生産性向上をサポートする。
(出所:Hubspot CRM公式Webサイト)
無償で利用できる、中小企業向けCRM。世界120カ国以上で19万4,000社が導入。開発元であるHubSpot社は米国のマーケティング会社で、ほかに広告管理やMAなど有償ツールを提供している。
Hubspot CRMはあくまで顧客管理ツールであり単体での効果はそれほど望めない。しかし、MAとの連携によって、CRMに登録されたユーザーのWebサイト訪問履歴がわかるようになったり、問い合わせ情報をそのままCRMに入力できたりといった、メリットが見込める。
「見込み客へのアプローチを増やしたい」「無料のCRMから始めて、段階的に導入したい」という企業におすすめ。充実した営業支援機能を利用したい場合向けに、有償版の「Sales Hub」を提供している。
(出所:kintone×メールワイズ公式Webサイト)
開発の知識がなくても自社の業務に合わせたシステムを簡単に作成できるクラウドサービス「kintone」と、複数人でメールを共有して履歴を一元管理するメーラー「メールワイズ」の連携パッケージ。自社の業務に合った“ちょうどいいCRM”として活用できる。
たとえば、メールワイズの履歴をkintoneの顧客管理アプリに表示させたり、kintoneの顧客管理アプリからメールを送信したりといった使い方が可能。kintoneはそのほか、帳票作成や名刺管理、経理精算など100種類以上のサービスとの連携に対応。開発支援を受ければ、より高度なカスタマイズもできる。
(出所:F-RevoCRM Cloud公式Webサイト)
オープンソース(OSS)をベースにした統合型顧客管理システム。OSSの特性を活かし、マーケティング、営業、商談管理、見積管理、サポート、問い合わせ管理など、自社に合った機能をカスタマイズできるのが強み。また、インストールからサポート、メンテナンスまですべて提供されるため、OSSでありながら安心して利用できるのもポイント。
柔軟性と拡張性の高さから、業種・業界を問わず多くの企業で導入されている。
基本はCloudだが、自社にサーバーに構築・運用(オンプレミス)することも可能。また、料金についても他ツールと異なり、1人あたりの従量課金ではなく、1〜10人で月額20,000円、11〜20人で月額50,000円というように規模による区分けになっているため、上手く利用すればお得。
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(出所:ホットプロファイル公式Webサイト)
導入実績1,500社以上、97%の継続率を誇るクラウド型営業支援ツール。「営業支援(SFA)」「見込み客発掘」「名刺管理」の統合によりセールスDXを推進、企業の売上アップ・生産性向上に貢献する。
あらゆる顧客情報をデジタル化し、自動整理機能で「活用できるデータ」へと拡張。獲得した見込み客データを名寄せし、企業属性やニュース、契約情報といった情報を付与したうえで統合データベースに蓄積する。そうすることで、商談やターゲティングメールの配信といった営業施策と、Webサイトへのアクセスログ、メールの開封数などの顧客のリアクションを統合化。更に、リアルタイムで情報一元化・可視化できるため、顧客データをフル活用した効果的な営業施策が可能に。
(出所:Sansan公式Webサイト)
法人向け名刺管理サービス市場で圧倒的シェアを誇る営業DXサービス。大手金融機関や官公庁をはじめ10,000社以上の利用実績を持つ。名刺を起点とした顧客管理が特徴で、中でも顧客情報の入力負荷の低さには定評あり。名刺をスキャンするだけで氏名や会社・組織・役職名、連絡先などの顧客情報を自動で読み取り、データベースに登録。また、コンタクト履歴や受注実績などを付加することもできる。
全社の顧客情報・接点情報の共有・蓄積だけでなく、最新の企業情報を確認できるデータベースも標準搭載。市場の把握や見込み顧客の発掘、キーパーソンへのタイムリーなアプローチを実現し組織としての営業力強化を後押しする。
(出所:SHANON MARKETING PLATFORM公式Webサイト)
多様なマーケティングチャネルに幅広く対応し、新規顧客の獲得から育成まで、マーケティング業務全般を効率化する国産のマーケティングオートメーションツール。名刺情報や企業情報から、電話・商談の内容、DM配信履歴、Webサイトのアクセス履歴など、リードのあらゆる行動履歴を紐づけて一元管理する。顧客一人ひとりの状況に合わせたアプローチによって、商談数の増加が期待できる。
セミナーやキャンペーンなどのフォームやLPは1クリックで簡単に作成可能。柔軟なシナリオ機能で定常業務とコミュニケーションを同時に自動化するほか、メール配信などのアプローチを効率化する。連携機能「シャノンコネクト」を利用することでCRMのほか、SFAや広告、ソーシャルメディアなど、広範なパートナー製品・ツールとの連携が可能に。
多くの顧客に日々対応するカスタマーサポートやコールセンターでは、顧客情報やコンタクト履歴などをデータとして蓄積し、オペレーターがリアルタイムで共有することが必要です。
たとえば、インバウンド型なら、問い合わせてきた顧客が「どのような人で、これまでのどのような会話をしてきたのか」。アウトバウンド型なら「誰に・いつ・どのような連絡をしたのか」「何を話したのか」。瞬時に把握することができるか否かで、顧客満足度に大きな違いが出てしまいます。
CRMツールの中には、カスタマーサポートやコールセンター向けに特化したものもあります。詳しくは「コールセンター向けCRMの比較7選!メリットや選び方も紹介」でご紹介していますので、ご覧ください。
顧客情報の一元管理だけでなく、情報をリアルタイムで可視化し、営業活動に活用できるCRMツールについて紹介しました。CRMツールには様々な種類が存在します。イチから自社に合ったツールを選ぼうとすると大変ですので、まずは自社に合ったタイプがなにかを考えてみましょう。
その後、以下のようなポイントに沿って、個々のツールを比較検討していくとスムーズです。
CRMツールをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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CRMツールの更に詳しい選び方は、こちらの選び方ガイドをご覧ください。
SFA/CRMツールの選び方ガイド
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