最終更新日:2024-09-24
日払いや週払いなど給与前払いに手間やコストなどの課題を抱えている担当者の方へ。給与前払いを効率化するサービスについて、仕組みやタイプ、比較のポイントなどをご紹介します。
給与の前払い制度は、冠婚葬式や入院、税金の支払いなど、急にお金が入用になったときに従業員にとって心強い仕組みです。日払いや週払いへの対応は求人応募数増加や離職率低下につながり、人手不足の解消にも効果的です。
一方で、日払いや週払いを導入しようとすると、様々な課題が発生するのがネック。
日払いや週払いのニーズは高いものの、経理業務の負担やコストの増加といった課題から導入をためらう事業者も少なくありません。そこで注目されているのが、業務効率化をサポートする給与前払いサービスです。
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上記のような、課題解決のために有効活用できるのが、給与前払いサービスです。すでに日払い・週払いに対応している場合は、給与前払いサービスの導入によって「引出し可能額の算出」「申込の管理」「給与明細への反映額計算」などの手作業を効率化できるようになります。導入によって、日払い・週払いへの対応が今までよりスムーズになるうえ、事務・経理に関わる人件費の削減にもつながります。
給与前払いサービスの主なメリットは以下の通りです。
給与前払いサービスを導入することで業務効率化を実現。前払いや給与振込における手続きや確認作業の工数を削減できます。更に、健全な企業体質の構築も可能。コストと手間を削減しながら充実した福利厚生を備えられるため、従業員の定着率アップも期待できます。
また、従業員間の貸し借りやカードローンなどでの借入れといったトラブルを防止し、前払いの利用頻度が高い従業員のケアにも活用できます。
給与前払いサービスの仕組みは大きく2種類に分けられます。サービス会社が資金を立て替えてくれる「立替タイプ」と、企業が前払い用の資金を用意する必要がある「自社払いタイプ」の仕組みです。それぞれについて解説します。
給与前払いサービスを提供する会社が前払金を立て替えて従業員に支払い、導入企業は後から立替金額を支払う仕組みです。前払金を準備する必要がないので、自社の支給サイクルを変更する必要がなく、更にキャッシュフローの負担もありません。
ただし、前払金の立て替えには、手数料が発生します。企業と従業員のどちらが手数料を負担するのかを選べるサービスや、手数料の一部またはすべてを企業が負担するように設定できるサービスなどもあるので、選ぶときのポイントになります。
前払いの資金を自社で準備するタイプです。仕組みとしては主に2つで、「自社口座から従業員の口座への振込をサービス提供会社に委託する」「サービス提供会社に前払いの資金を預けてATMから従業員が引き出せる」のようなかたちになります。
前払い資金を準備したり、サービスによっては前払い専用口座を開設したりする必要がありますが、給与支払いの原則を遵守した安心安全な運用が可能です。また、自社資金で運用するため、立替タイプと比べて手数料が安価なサービスが多いのも、自社払いならではのメリット。低コストかつ従業員に喜ばれる福利厚生制度として高い効果を期待できるでしょう。
「給与ファクタリング」は給与を担保にした貸金業にあたり、給与前払いサービスとは異なるものです。すべてが違法なサービスということではありませんが、高額な手数料を請求されるなどのトラブルも相次いでおり注意が必要です。
その点、給与前払いサービスの多くは、「貸金業法に基づく貸金業に該当しない」とみなされているため、安心して利用できます。従業員を悪質な給与ファクタリング業者から守るためにも有効な手段と言えるでしょう。
給与の前払いは、締め日までに金額を計算し、前払い支払日になると給与前払いサービスを通じて自動的に(振込先によっては手動で)従業員に支払う流れになります。
給与前払いサービスを運用するには、支払先(ユーザー)を管理するための「従業員データ」や、前払い可能額を計算するための「勤怠データ」が必要です。そのため、一般的な運用として、人事・基幹システムから抽出したCSVデータをサービス提供会社に供給するか、既存システムを給与前払いサービスとAPI連携させることになります。
ただし、サービス提供会社によってはCSVデータを加工したうえで渡さなければいけない場合もあるので、自社で使用している勤怠管理システムとの連携可否を確認しておきましょう。また、これらの運用をスムーズに行うために、担当者を立てるなど社内体制を整えておくのも重要なポイントです。
日払い・週払いに役立つ、立替タイプの給与前払いサービスをご紹介します。
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(出所:CRIA公式Webサイト)
初期費用・月額費用なし、資金準備の必要もないため、企業側の負担なく導入できるサービス。最短5日という導入スピードも魅力的。また、申請から着金までのスピードはほぼリアルタイム、口座振込のほかにセブン銀行ATMでの現金受取が可能など、従業員にとってのメリットも多い。日本語のほか、英語、ベトナム語にも対応しているので、外国人従業者でも簡単に利用できる。更に従業員向けに24時間365日問い合わせ可能なカスタマーサポートセンターが設けられているので、企業側の対応コストも削減にも役立つ。
(出所:プリポケ公式Webサイト)
伊藤忠グループが手掛ける給与前払いサービス。「立替払い型」だけでなく、企業のニーズに合わせて「直接払い型」も選択できる。立替払い型なら、導入費用、企業サービス手数料はともに0円、従業員手数料率も1.5%と業界最低水準の明確な料金設定が魅力。専用のアプリは簡単、シンプルな操作性で、スマホから24時間いつでも簡単に申し込み可能。申し込みから振り込みまでの期間は、立替払い型でほぼ即時送金、直接支払い型でも翌営業日には送金されるため、従業員の急な出費などのニーズにも対応できる。
(出所:アドバンストペイ セゾン公式Webサイト)
前払い用資金をセゾンパーソナルプラスが立替。口座開設は不要。従業員はLINEアプリまたは専用Webサイトからいつでも、前払い申請できる。振込先口座をセブン銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行のいずれかに指定すれば、24時間365日申請後すぐに前払い給与を受け取れるのも魅力だ。「KING of TIME」「ジョブカン」など勤怠管理システムとの自動連携にも対応。前払い可能額は、勤務実績を更新するだけで自動算出されるので事務処理の負担が増える心配もなし。従業員からの問い合わせに対応するコールセンターも完備。
(出所:即給byGMO公式Webサイト)
三井住友銀行とGMO-PGが共同で取り組む給与前払サービス。GMO-PGが資金を立て替えて、月に一度精算する「立替型」のほか、導入企業が自身の口座に資金を準備する「デポジット型」も利用可能。従業員は働いた分の給与を24時間365日いつでも受け取り可能。リアルタイム振込機能も実装されているため、待たされる心配もなし。いつもの銀行口座に振り込まれるため、専用カードや新たな口座開設などの手間もかからない。従業員の手数料を企業にて負担する運用にも対応する。
(出所:Remone公式Webサイト)
初期費用・運用費用ともになしで利用できる給与前払いサービス。エンジニアによる無償のテックサポートがあるので、日払い・週払いシステム運用の自動化も実現可能。前払い申請をするのに上司や会社への報告は不要。アプリからの申請で、最短即日で給与の振込を受けることができる。主要メガバンクや地銀など多数の銀行でリアルタイム入金が可能となっている。勤怠情報に対応した金額の受け取りができるので、使いすぎる心配も不要。
(出所:Q給公式Webサイト)
立て替えと自社払いの両方に対応した給与前払いサービス。企業・従業員とも導入・利用負担が少ないのが特徴で、基本料金は6カ月無料。以降は月額10,000円。従業員の口座登録もCSVで一括登録できる。従業員利用料は前払いの度に500円。わかりやすい料金体系で、従業員も既に利用中の給与口座をそのまま受取口座として利用できるため便利。新たな口座開設の必要がない。英語、中国語、韓国語、ベトナム語など7言語対応。外国人従業員が多数いる場合も安心して利用できる。
日払い・週払いに役立つ、自社払いタイプの給与前払いサービスをご紹介します。
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(出所:JOBPAY公式Webサイト)
利用ユーザー14.5万人突破、上場企業でも多数採用されている安心安全なサービス。全国10万台以上のATMから給与の受け渡しができる特許を取得しており、24時間365日いつでも利用できる。勤怠システムとの連携によって、その日働いた分を即時出金することも可能。
従業員向けの問い合わせ窓口の設置、独自システムによる本人確認手続きのオンライン完結など、従業員満足度につながるサービスが充実している。導入後のサービス周知用ポスターや操作ガイドツールなど、社内での利用促進に役立つツールも用意されている。
(出所:前給公式Webサイト)
きらぼし銀行グループが提供する、ビジネスモデル特許取得の給与前払いサービス。「働いた範囲内で、従業員の必要なタイミングで、給与の前払いを受け取れる」仕組み。導入企業は従業員の氏名、口座情報などを登録するだけで利用可能だ。現金の用意や振り込み手続き、前給後の控除処理などの作業が不要になるため、支払業務の負担を軽減できる。
決済アプリ「ララPayプラス」と連携すれば、デジタルマネーでの前払い受取りも可能。店頭でのクイックペイ/VISAタッチ決済、ネットショッピングでの支払い、セブン銀行ATMでの現金出金に対応。前払いの申込・チャージ・決済まで、スマホ1台でシームレスに管理できる。
(出所:速払いサービス公式Webサイト)
マイナビグループが運営する給与前払いサービス。サービス開始からノウハウを積み重ね、350社以上で導入、利用者数は35万人を突破している。スタッフ属性ごとに引き出せる金額を制限したり、無料の簡易勤怠ツールの提供を受けられたりといった、きめ細やかなサービスが特徴。自社口座から従業員の口座へ直接振り込みを行うため、給与支払いの原則に則った運用が可能。勤怠データの取り込みや口座情報のメンテナンスといった事務的な処理を委託できるほか、従業員向けの利用ガイドやお知らせ配信なども代行。外部委託の福利厚生サービスとして、運用を丸ごと外注できる。
(出所:エスプリプラス公式Webサイト)
日払いを超える給与即時払いシステム。従来は申請から2~4営業日かかっていた口座着金が、365日24時間、申請からリアルタイムで可能に。企業はセブン銀行と提携して、セブン銀行の口座を開設し、その口座に前払い金額を事前に入金するかたち。申請後すぐに振り込まれ、コンビニなどで簡単に引き出せるため、急な出費時に便利。導入企業の給与支払い担当者の業務負担を増やさずに済む。
「日払い」「週払い」の導入は、応募者数の向上や採用活動を優位に進めることにつながります。経済的生活の安定促進、イレギュラーな出費への対応に役立つ福利厚生サービスとして、従業員満足度の向上・離職率の低下にも効果的です。
一方、日払い・週払いに対応するには、社内で体制を整えたり、手続きの負荷を軽減させたりと工夫も必要。「給与前払いサービス」を上手に活用すれば、負担なく日払い・週払いを導入できます。
「タイプ(立替・自社払い)」「利用手数料」「従業員にとっての利便性」「安全性」といった観点から、自社にあったサービスを選んでみてください。
給与前払いサービスをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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