DIGGLE|インタビュー掲載

DIGGLE株式会社

わかりやすいUI/UXで事業部を巻き込んだ予実管理を実現可能なクラウドサービス。Excelの計算式のミスや作業の属人化を解消し、データを一元管理して素早い意思決定が可能になります。

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サービス概要

DIGGLEは、予実管理をクラウド上で実現するサービスです。属人的なExcel業務をなくし、経営判断をより早くより正確に行えるようになります。直感的に操作可能なわかりやすいUI/UXのため、入力や現状把握・報告に関して現場メンバーに負担をかけることもありません。事業部を巻き込んだ予実管理を実現できます。

DIGGLEは、予実管理をクラウド上で実現するサービスです。属人的なExcel業務をなくし、経営判断をより早くより正確に行えるようになります

DIGGLEは、予実管理担当者が抱える次の3大課題を解決します。
「Excelの計算式のミスや作業の属人化を解消したい」
「データを一元管理して素早い意思決定につなげたい」
「予算消化状況をリアルタイムに事業部門とも共有し、コストコントロール意識を向上させたい」

  • 【予実突合】財務会計データの各種レポートを自動集計し、予算・実績データの突合工数を大幅削減。
  • 【見込管理】事業部が更新した見込み値を自動集計。着地予測の精度向上が可能。
  • 【レポート】部門/プロジェクト別、予算/昨対比、明細比較など様々な角度から分析可能。
  • 【予算策定】クラウド上で予算策定が可能。煩雑なバージョン管理や関数メンテナンスが不要に。

システム導入後のサポート体制も充実。専任のカスタマーサクセス担当がオンボーディングと初期設定をサポートします。データ取り込み設計やデータインポート等の設定代行を行い、初期設定プログラムを支援。システム導入後も、知識習得の場として予実管理に関するセミナーを定期的に開催しています。

 

主なポイント

  • 予実突合を自動化(工数を2.5日から30分へ削減)

DIGGLEに財務会計データのファイルをアップロードするだけで、予算データと自動突合可能です(財務会計データをCSV出力さえできれば、基本的にはどの会計ソフトでも連携可能)。月次の予実突合の大幅な工数削減が期待できます。導入企業ではそれまで2.5日かかっていた予実突合工数を30分に削減した実績もあります。

  • 粒度の細かい予実管理を実現する「予算ID機能」

DIGGLEでは予算内容(案件)ごとにIDを割り振って、そのIDをもとに「予算消化状況が今どのような状態にあるのか」予算申告から支払い、会計計上まで一貫して管理できます。IDを利用すれば、稟議と予算を紐づけることも可能。稟議申請の際に、予算が確保されているか把握できるため、管理も容易になります。

粒度の細かい予実管理を実現する「予算ID機能」

  • 「ドリルダウン」「スナップショット」など充実の分析機能

単月/累計/部門/科目など、あらゆる角度から予算対比を分析できる「ドリルダウン分析」。予算対比以外にも、任意の時点との見通しを比較できる「スナップショット分析」など、予実差異の原因を早期に特定するための豊富な分析機能を搭載しています。それにより、その後の迅速・的確な経営判断・アクションへとつなげることが期待できます。

 

インタビュー

一歩踏み込んだカスタマーサクセスに注力し、お客さまと一緒に進化していくシステムを目指す

DIGGLE株式会社 COO 荻原隆一様

DIGGLE株式会社 COO 荻原隆一様

―DIGGLEとはどんなサービスですか?

DIGGLEとは、財務会計データを取り込むだけで各種レポートを自動集計し、予算・実績データを自動で突合する予実管理のクラウドサービスです。

開発のきっかけとなったのは、当社代表取締役の山本が起業前に働いていた動画制作会社での経験です。彼は当時、営業の責任者として予実管理をExcelで行っていたのですが、これが非常に煩雑で、自身の営業活動ができなくなってしまうほどでした。そこで時間と労力をかけずに予実管理ができるシステムを作ろうと考え、同社のエンジニアだった水上(現・取締役CTO)を誘って2016年にローンチしました。

―DIGGLEの導入によってどんなメリットがあるのでしょうか?

一つ目は属人化の解消です。予算や実績の管理は数値が細かい上に、ミスが許されないものです。そのため、経営企画の方など一部の担当者しか処理・読み取りができない状況になりがちです。予実管理システムを導入することで、どのスタッフでも予算や実績を簡単に確認できるようになります。

二つ目がデータの一元管理です。財務会計データは会計ソフト、予算は各事業部がExcelで管理というようにデータが点在していると、たとえば予実にずれが発生した場合、会計ソフトと照らし合わせながら事業部担当者に連絡して確認しなければならず、非常に煩雑です。しかしDIGGLEでは、クラウド上でデータを一元管理できるので、トラブルの原因を画面上で瞬時に特定できます。

そして三つ目がコストコントロールです。DIGGLEでは予算の消化状況がリアルタイムで反映されるので、着地予測の精度が上がります。事業部はこの数字を見ながら次のアクションや今後の投資の計画を立てることができるので、コストコントロールの意識が向上します。

―DIGGLEならではの強みを教えてください。

一つ目は、シンプルで使いやすいUI、UXです。他社さんでは予算入力はExcelやスプレッドシートを介してしかできないところもありますが、DIGGLEの場合は、WebのUI上に直接予算を入力することができます。もちろん、予算消化状況の確認や実績データの突合・集計・蓄積など、WebのUI上でほぼ完結できます。一方で、「使い慣れたExcelやスプレッドシートのUIを使い続けたい」というお客様もいらっしゃいますので、Excelやスプレッドシートとのデータのインポート・エクスポートにも対応しています。

UXも直感的に操作できる仕様になっています。その一例が、ドリルダウン分析の機能です。これは、予実でズレが生じた際に、Webのレポート画面から科目別や部署別に掘っていき、直感的にズレの原因を突き止められる機能です。分解された項目からは、実績の明細データに遷移することもできるので、何が原因でズレが発生したかを直感的に理解することができます。

二つ目が予算ID機能です。通常、予実は「仕入」や「広告宣伝費」など勘定科目の単位で管理されますが、それでは予実でずれがあった場合に細かい原因の特定まではできません。それを解消できるのがこの予算IDという機能で、勘定科目よりも細かい粒度で予実を管理することができます。

たとえば広告宣伝費ですと、この媒体に出稿する費用、このイベントに出展する費用というように、案件ベースで予算を作ることができます。この機能により予実が自動で突合されますので、ズレの細かい原因が一目瞭然で突き止めることができます。

―使いやすさにこだわったのはどうしてですか?

社内の多くの方に使っていただきたいという思いからです。予実管理は経営管理など一部の方が取り扱うものというイメージがありますが、弊社が特に使っていただきたいのは、予算の執行を実際に行う事業部の方です。DIGGLEを通して自部門の予実変化を把握し、利益目標達成のモチベーションアップの一助になってもらえればと思います。

予算は会社が向かっていく方向を表すものだと思います。その方向に向かってPDCAサイクルを回すのは、当然経営管理など一部の方だけではなく、会社全体で行うべきことです。事業部、経営管理部が一体化して予実管理の意識を持つことで、推進力が生まれると思います。

―「会社全体で」というのは大事なコンセプトですね。カスタマーサクセスについてはいかがでしょうか?

実はリリース当初は、「良いプロダクトがあれば使ってもらえる」という考えから、カスタマーサクセスに注力しきれていませんでした。その結果、2020年初頭に、売り上げ自体は伸びているのに使用率が思っていたよりも高くないという状態に陥ってしまいました。

そこでいったん、新規の営業活動をすべてストップさせて、マーケターとセールスをカスタマーサクセスにシフトさせました。プロダクトを渡したはいいものの難しくて使い方がわかっていなかったお客様に説明したり、お客さまが不満に感じていたことを吸い上げて改善したり、お客さまの声に耳を傾け課題解決に取り組むように方向転換しました。

課題解決の一例が、DIGGLEへのデータ取り込みです。お客さまから「出力した財務データをDIGGLEへの取り込み用にデータを変換するのに手間がかかる」とのフィードバックをいただき、それを改善するためにデータの変換を瞬時にできるExcelのマクロを作成してお客様に提供しました。その後、プロダクトそのものにデータ変換の機能を取り込んで実装し、今ではお客様はノーコードでデータ変換ができるようになっています。

このような課題抽出と解決を繰り返していったところ、フィードバックの質も上がり、それと比例してプロダクトの性能も向上していくという、良いループが回り始めました。カスタマーサクセスへの注力以降、事業が右肩上がりに伸びています。

―そのような背景があったのですね。現在もカスタマーサクセスには重きを置いていますか?

現在もカスタマーサクセスへの注力は変わっていません。プロダクトを渡して終わりではなく、本質的な課題解決までサポートする、一歩踏み込んだカスタマーサクセスを心がけています。

たとえば、たくさんのシステムを使ってデータの流れが不透明なお客様がいらっしゃったのですが、弊社ではまず現状のデータの流れのフロー図を作成し、ボトルネックとなっている課題を顕在化しました。そこでDIGGLEの活用方法も提示させていただきましたが、それだけではなく、予実管理業務全体へのアドバイスもさせていただきました。

また、カスタマーサクセスの担当者は、予実管理の経験があるエキスパートが揃っています。知識量や対応力の面はもちろん、親身になって対応させていただく安心感もお褒めいただくことが多いです。

―どのような会社のご利用が多いのでしょうか?

一番多いのは、従業員が100人から500人、売り上げが10~100億円の中堅会社です。特に東証グロースに上場している新進気鋭の企業や、東証プライムやスタンダードの上場企業の子会社が多いです。この辺りが、Excelやスプレッドシートでの予実管理が限界になってくるゾーンだと思います。今後は、大企業の方にも使っていただけるようさらに機能を進化させていく予定であり、実際にJR九州様のようなエンタープライズ企業にもご利用いただいております

―具体的な導入例を教えていただけますでしょうか。

チームスピリット様の例になります。もともと経営企画担当の方が入社時に予算管理の体制を整えたのですが、Excelでの管理は負担が重く、かつ属人化しているという課題を抱えられていました。そこでDIGGLEを導入していただいたところ、業務フローがスムーズになり、着地の予測がリアルタイムで把握できるようになりました。その結果、意思決定や新しい投資への展望もスムーズにできるようになったとご評価いただきました。

もう一つの例が、ハウテレビジョン様です。もともと予実管理はCFOの方だけが把握している状況でしたが、DIGGLEの導入で誰もがアクセス可能になりました。事業部の方も自部門の業績やボトムの利益を確認でき、主体的に予実管理を行う体制が作れました。ご利用後には「予実管理が民主化できた」との言葉を頂戴しました。

―今後の展望を教えていただけますか。

今後もカスタマーサクセスに重点を置くという姿勢は変わりません。とにかく、多くのお客様に活用いただいて、フィードバッグをいただくこと。DIGGLEはSaaSですので、継続的な機能開発のためにフィードバックは非常に重要な材料となります。今後もお客さまと一緒にプロダクトを開発、進化させていき、我々が掲げている「組織の距離を縮め、企業の未来の質を上げる」というプロダクトビジョンを実現していきたいと考えています。

こちらのインタビューは2022年9月に公開しており、記載されている情報が異なる場合がございます。

 

料金

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会社概要

会社名 DIGGLE株式会社
代表者名 山本 清貴
資本金 6億7,300万円(資本剰余金含む)
所在地 〒108-6022 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟22階 SPROUND

 

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